JPH06340322A - 自動ほぐし機構付オーリング供給装置 - Google Patents

自動ほぐし機構付オーリング供給装置

Info

Publication number
JPH06340322A
JPH06340322A JP13075593A JP13075593A JPH06340322A JP H06340322 A JPH06340322 A JP H06340322A JP 13075593 A JP13075593 A JP 13075593A JP 13075593 A JP13075593 A JP 13075593A JP H06340322 A JPH06340322 A JP H06340322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
rings
rotary shaft
rotating shaft
loosening mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13075593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2950098B2 (ja
Inventor
Takao Koyama
山 隆 夫 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP13075593A priority Critical patent/JP2950098B2/ja
Publication of JPH06340322A publication Critical patent/JPH06340322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2950098B2 publication Critical patent/JP2950098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーリングを確実に1つずつ供給することに
よって生産性の向上を図れる自動ほぐし機構付オーリン
グ供給装置を提供する。 【構成】 回転軸2の回転により回転軸2の一方側から
他方側に移動されるオーリング12をガイド4と振動部
材5とにより潰しながら複数個のオーリング12を単一
状態にほぐして送給する自動ほぐし機構付オーリング供
給装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体の圧力制御用の
アキュームレータに内蔵されるアキュームピストンに圧
力維持用のオーリングを取付ける際に、オーリングを順
次供給するオーリング供給装置に関し、特に複数個のオ
ーリングを夫々離隔した状態で供給するのに利用される
自動ほぐし機構付オーリング供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーリングを順次供給するオーリング供
給装置としては、図6に示すものが知られている。
【0003】図6に示すオーリング供給装置50は、回
転する軸51にこの軸51の外径よりも大きい内径寸法
で複数個のオーリング52が串刺し状に掛止されてお
り、軸51の回転にともなってオーリング52が一方側
から他方側に順次移動することによりオーリング52が
軸51の他方側の端部から外れると、光電センサ53に
よってオーリング52が軸51から外れたことが検出さ
れるので軸51の回転が停止される。軸51から外れた
オーリング52はフィードバー54によって受け止めら
れ、このフィードバー54が反時計方向に回動すること
によってオーリング52はオーリング矯正治具55上に
落とされ、オーリング矯正治具55が所定量移動し、そ
の位置でオーリング52は矯正プレート56によって押
し広げられてオーリング矯正治具55に付けられる。そ
して、オーリング52を付けたオーリング矯正治具55
はさらに移動してから停止し、停止した位置でオーリン
グ52を嵌め付けたオーリング矯正治具55にオーリン
グ組付治具57が被さってオーリング矯正治具55から
オーリング52のみを取り外し、オーリング52を保持
したオーリング組付治具56がアキュームピストン58
に向けて移動したうえでオーリング52をアキュームピ
ストン58に設けられているオーリング溝58aに組付
ける。軸51の下方には互いに間隔をおいた薄板60、
60を備えたオーリング離隔機61が固定されており、
軸51の回転によって移動するオーリング52のあいだ
にオーリング離隔機61の薄板60、60が夫々入って
隣り合うオーリング52を互いに離隔させるため、軸5
1の他方側においてオーリング52は一つずつオーリン
グ矯正治具55側に送給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のオーリ
ング供給装置50では、軸51の回転により移動するオ
ーリング52のあいだにオーリング離隔機61の薄板6
0、60が入ることによって隣り合うオーリング52を
互いに離隔させる構造であり、オーリング52は装着部
品に対する密着性をよくするための油脂が塗布されてい
ることもあって部品の単体状態で互いに密着しやすく、
オーリング離隔機61によって一旦は離隔されたオーリ
ング52が軸51の他方側まで移動した際に再び密着し
た状態になりうる可能性を有するという問題点があっ
た。また、オーリング52が軸51の他方側の端部から
外れると、光電センサ53によってオーリング52が軸
51から外れたことを検出する構造であり、光電センサ
53は単一のオーリング52が軸51から外れたか否か
を検出する機能を有しないことから、複数個のオーリン
グ52がオーリング矯正治具55上に落とされてアキュ
ームピストン58に2つ以上のオーリング52が取り付
けられる懸念があり、これらの問題点を解決することが
課題となっていた。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わる自動ほぐし機構付オー
リング供給装置は、確実に一つずつのオーリングを供給
することによって生産性の向上を図ることができる自動
ほぐし機構付オーリング供給装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる自動ほ
ぐし機構付オーリング供給装置は、棒状をなすとともに
複数個のオーリングを掛止し、回転によりオーリングを
一方側から他方側に移動させる回転軸と、回転軸の一方
側を片持ちで支持しているとともに起動により回転軸を
予め定められた方向に回転させる回転軸駆動ユニット
と、回転軸の長手方向に沿った下方側に配置され、回転
軸に掛止されているオーリングに当接する振動部材と、
振動部材を振動させる加振機と、回転軸の上方に配置さ
れ、回転軸に掛止されているオーリングに当接するガイ
ドと、回転軸の他方側に配置され、回転軸に掛止されて
いるオーリングが重なりあっているか否かを検知し、オ
ーリングが重なりあっていないことの検知がなされると
回転軸を停止させるための停止信号を発生し、且つオー
リングが重なりあっていることの検知がなされると回転
軸を逆回転させるための逆回転用信号を発生するオーリ
ング検知センサをそなえ、回転軸の回転により回転軸の
一方側から他方側に移動されるオーリングをガイドと振
動部材とにより潰しながら複数個のオーリングを単一状
態にほぐして送給する構成としたことを特徴としてお
り、必要に応じて採用される実施態様において回転軸の
外周には、螺旋形の凹状に成形された螺旋状凹溝を有
し、螺旋状凹溝にオーリングを掛止させることとしてお
り、必要に応じて採用される他の実施態様において回転
軸は、回転軸駆動ユニットを中心に水平方向に旋回可能
に配設されているものであることとしており、必要に応
じて採用される他の実施態様において振動部材は、回転
軸の長さに対応してオーリングに当接するための凹状ま
たは凸状または平坦状のオーリング当接面を有するもの
であることとしており、必要に応じて採用される他の実
施態様において加振機の振動波形は、回転軸の径方向に
対して真円形または長円形に設定され、回転軸の長さ方
向に対して真円形または長円形に設定されていることと
しており、必要に応じて採用される他の実施態様におい
てガイドは、回転軸の長さに対応してオーリングに当接
するための凹状または凸状または平坦状のオーリング当
接面を有するものであることとすることができる。
【0008】
【発明の作用】この発明に係わる自動ほぐし機構付オー
リング供給装置において、回転軸に掛止されている複数
個のオーリングは上方側でガイドに当接するとともに下
方側で振動部材に当接され、回転軸が回転する際に振動
部材は振動するため、ガイドと振動部材とによってオー
リングは潰されてほぐされながら回転軸の他方側に移動
され、ガイドと振動部材とにより潰されながら移動する
オーリングが重なりあったままであると、オーリング検
知センサにより回転軸が逆方向に回転されるため、オー
リングは送給されず、ガイドと振動部材とにより再度潰
されながらほぐされる。それ故、オーリングは互いに重
なりあわない状態で送給されるものとなる。
【0009】
【実施例】図1ないし図5には、この発明に係わる自動
ほぐし機構付オーリング供給装置の一実施例が示されて
おり、図1はこの発明に係わる自動ほぐし機構付オーリ
ング供給装置の一実施例の概略図、図2,図3は図1に
示した自動ほぐし機構付オーリング供給装置においての
ほぐし動作の夫々説明図、図4は図1に示した自動ほぐ
し機構付オーリング供給装置をアキュームピストン組立
機に取付けた正面図、図5は図4の平面図である。
【0010】図示する自動ほぐし機構付オーリング供給
装置1は、主として回転軸2、回転軸駆動ユニット3、
ガイド4、振動部材5、加振機6、オーリング検知セン
サ7、フィードバー8、オーリング矯正治具9、矯正プ
レート10、オーリング組付治具11から構成されてい
る。
【0011】回転軸2は、棒状をなし、一方側である基
端側が回転軸駆動ユニット3の一部を構成するプーリ3
aの同心円上に固定されているため、基端側が片持ちで
支持され、他方側である先端側がプーリ3aから延出し
ている。この回転軸2の外周には基端側から先端まで螺
旋形の凹状に成形された螺旋状凹溝2aが設けられてお
り、この螺旋状凹溝2aにゴム製で輪形状をなす複数個
のオーリング12が掛止される。
【0012】回転軸2にプーリ3aを固定している回転
軸駆動ユニット3は、通電がなされるとベルト3cを介
してモータ3bの回転動力を前記プーリ3aに伝達す
る。モータ3bの回転動力がプーリ3aに伝達されると
プーリ3aが回転して回転軸2も回転するため、回転軸
2が図1に示す矢印方向に正回転すると螺旋状凹溝2a
に掛止されているけ複数個のオーリング12は螺旋状凹
溝2aの螺旋回転に対応して基端側から先端側に向けて
移動され、回転軸2が図1に示す矢印方向とは反対に逆
回転すると複数個のオーリング12は螺旋状凹溝2aの
螺旋回転に対応して先端側から基端側に向けて移動され
る。回転軸2の基端側から先端に向けて螺旋状凹溝2a
に掛止されながら移動するオーリング12は回転軸2の
先端において螺旋状凹溝2aから外れて落下する。回転
軸駆動ユニット3は後述するオーリング検知センサ7が
発生する停止用信号によりモータ3bの回転が停止する
とともにオーリング検知センサ7が発生する逆回転用信
号によりモータ3bの回転が逆転し、オーリング検知セ
ンサ7から信号の発生がないと正回転する。
【0013】また、回転軸駆動ユニット3は、モータ3
bおよびプーリ3aが図4中に示す旋回手段3dに固定
されており、この旋回手段3dは同じく図4中に示す操
作盤13を作業者が操作することによって発生した指令
信号によって水平方向に回動する。旋回手段3dが前記
指令信号によって水平方向に回動することによって回転
軸2も水平方向に回動する。
【0014】回転軸2の上方側にはガイド4が配置され
ており、このガイド4は回転軸2の長さ方向に沿って棒
状をなすものとして成形されている。ガイド4の回転軸
2側はオーリング当接面4aになっており、ガイド4の
両端寄りに設けられている支持部4b、4bが図4に示
すアキュームピストン組立機30の天部30aに固定さ
れているため、オーリング当接面4aは回転軸2の螺旋
状凹溝2aに掛止されている複数個のオーリング12か
らわずかに離れた位置に設定されており、オーリング1
2が回転軸2からガイド4側に移動した際にオーリング
当接面4aに当接する。このガイド4のオーリング当接
面4aは平坦状であっても凹状であっても、また凸状で
あってもよく、凹状や凸状とした場合にはオーリング1
2が当接した際に大きな摩擦力を付与する。
【0015】一方、回転軸2の下方側には振動部材5が
配置されている。振動部材5は、回転軸2の長さ方向に
沿って長さ寸法を有する棒状のものとして成形されてお
り、回転軸2側が凸面状のオーリング当接面5aになっ
ている。振動部材5のほぼ中央部分には加振機6の出力
端が固定されており、この振動部材5は加振機6が発生
する振動周波数に応じて回転軸2の下方側に離れた位置
で振動する。
【0016】加振機6は図4に示す操作盤13を作業者
が操作することにより発生した指令信号によって振動周
波数を発生する。この振動周波数の波形は回転軸2の径
方向に沿った真円形に設定されているとともに回転軸2
の長さ方向に沿った真円形に設定されている。加振機6
が発生する振動波形が回転軸2の径方向に沿った真円形
で且つ回転軸2の長さ方向に沿った真円形であるため、
振動部材5は回転軸2とのあいだの距離をわずかづつ変
えながら移動を繰り返す。振動部材5が振動することに
よって回転軸2の螺旋状凹溝2aに掛止されている複数
個のオーリング12は下方側が振動部材5のオーリング
当接面5aによって押圧される。振動部材5のオーリン
グ当接面5aは平坦状であっても凹状であっても、また
凸状であってもよく、凹状や凸状とした場合にはオーリ
ング12が当接した際に大きな摩擦力を付与する。
【0017】振動部材5の振動により押圧されたオーリ
ング12は、図2、図3により明らかなように、上方側
がガイド4のオーリング当接面4aに当接している状態
で、下方側が振動部材5のオーリング当接面5aにより
図中の上方に向けて押圧されるので、ガイド4と振動部
材5との距離の変動に対応して弾性変形と弾性復帰を繰
り返す。弾性変形と弾性復帰を繰り返すと、互いに密着
する状態にあった図3に示すオーリング12、12は、
中央部分が弓なり状に衝突しあってほぐされたうえで、
回転軸2の回転にともない螺旋状凹溝2aに掛止されつ
つ移動される。
【0018】このとき、回転軸2が回転中に旋回手段3
dによって水平方向に回動されると、ガイド4と振動部
材5のあいだの距離、すなわちオーリング12が弾性変
形、弾性復帰した際に掛止される螺旋状凹溝2aの位置
が変更されるため、隣り合うオーリング12、12同士
の距離はさらに大きくなり、それによって、このような
ほぐし動作が促進される。前記回転軸2、旋回手段3
d、ガイド4、振動部材5、加振機6により自動ほぐし
機構Aが構成される。
【0019】前記回転軸2の先端側にはオーリング検知
センサ7が取付けられており、このオーリング検知セン
サ7は2重オーリング検知部7aと落下検知部7bとか
らなる。2重オーリング検知部7aは回転軸2の先端の
上方側近傍に取付けられており、回転軸2の先端部分に
おいてオーリング12が重なりあっていると回転軸2の
上部から予め定められた距離を越えることに基づいてオ
ーリング12が2重であるか否かを検知する。この2重
オーリング検知部7aはオーリング12の2重を検知す
ると回転軸2を逆回転する逆回転用信号を発生し、オー
リング12の2重を検知しないと信号は発生しない。落
下検知部7bは回転軸2の先端の下側近傍に取付けられ
ており、回転軸2の先端において螺旋状凹溝2aからオ
ーリング12が外れて落下したか否かを検知する。落下
検知部7bはオーリング12が回転軸2の先端から落下
したことを検知すると回転軸2の回転を停止させる停止
用信号を発生し、オーリング12が回転軸2の先端から
落下したことの検知がなされないと信号は発生しない。
オーリング検知センサ7の2重オーリング検知部7aが
オーリング12の2重を検知し、逆回転用信号を発生す
ることによって回転軸2が逆回転すると、2重になって
いるオーリング12、12は回転軸2の先端側から基端
側に向けて戻り移動され、2重オーリング検知部7aが
発生した逆回転用信号がなくなると、回転軸2は正回転
を再開するため、2重になっているオーリング12はほ
ぐし動作が再度行われる。
【0020】加えて、フィードバー8は回転軸2の先端
の下方側にわずかに離れて配置されており、フィードバ
ー8はオーリング検知センサ7の落下検知部7bにより
オーリング12が落下したことの検知がなされてから図
1に示す直立状態から反時計方向にほぼ100度回動す
るため、回転軸2の先端から落下したオーリング12を
受け止め、受け止めたオーリング12を後述するオーリ
ング矯正治具9に渡す機能を有する。
【0021】フィードバー8によってオーリング12を
渡されるオーリング矯正治具9は、中割の円錐台形状を
なし、下方部分に輪形の凹状に成形された保持溝9aが
設けられている。オーリング矯正治具9はスライダ9b
とともに図1中の後方である取付け位置まで横方向に移
動するとともに取付け位置から復帰する。フィードバー
8が回動するとオーリング12はオーリング矯正治具9
の保持溝9aの上方に落とされ、この状態でオーリング
矯正治具9は図1中の後方である取付け位置に向けて予
め定められた距離だけ移動して停止する。
【0022】図1中の後方に予め定められた距離だけ移
動されたオーリング矯正治具9は矯正プレート10の下
方に配置される。矯正プレート10はオーリング12を
保持溝9aの上方に置いているオーリング矯正治具9の
上方から下降し、オーリング12を押し広げて保持溝9
aに嵌入れ、オーリング12を保持溝9aに嵌入れてか
ら上昇して停止する。
【0023】保持溝9aにオーリング12が嵌入れられ
たオーリング矯正治具9は、矯正プレート10によって
オーリング12の嵌入れが行われた位置から図1中の後
方である取付け位置の真上まで移動して停止し、オーリ
ング組付治具11の下方に配置される。オーリング組付
治具11はオーリング12の内径よりもわずかに大きい
外径寸法の内筒11aとこの内筒11aの外側に摺動自
在に組付けられた外筒11bとから主として構成されて
いる。オーリング組付治具11はオーリング12を保持
溝9aに嵌入れているオーリング矯正治具9の上方から
下降し、内筒11aがオーリング12とオーリング矯正
治具9とのあいだに入り込むことによってオーリング1
2が内筒11aに嵌付けられるためオーリング12はオ
ーリング矯正治具9から取り外され、オーリング12を
嵌付けた内筒11aは外筒11bとともに上昇し、オー
リング12を取り外されたオーリング矯正治具9は元の
位置まで復帰する。オーリング矯正治具9が復帰するた
め、オーリング12を内筒11aに嵌付けている内筒1
1aと外筒11bはアキュームピストン25の真上に配
置され、オーリング組付治具11はアキュームピストン
25に設けられているオーリング溝25aの外側部分
に、内筒11aに嵌付けられているオーリング12を一
致させるまで下降し、外筒11bに対して内筒11aの
みを上昇させるので、内筒11aに嵌付けられていたオ
ーリング12はアキュームピストン25のオーリング溝
25aに取付けられる。
【0024】図4および図5にはこのような構造をなす
自動ほぐし機構付オーリング供給装置1をアキュームピ
ストン組立機に取付けた構造が示されている。
【0025】アキュームピストン25の上方側には小径
のオーリング溝25aが設けられているとともに下方側
には大径のオーリング溝25bが設けられているため、
大径のオーリング12をアキュームピストン組付機30
の右方側に配置した一方の自動ほぐし機構付オーリング
供給装置1によって取付けを行い、小径のオーリング1
2をアキュームピストン組付機30の左方側に配置した
他方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置1によって
取付けを行う。また、このアキュームピストン組付機3
0には、一方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置
1、他方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置1の図
1中の後方側にこのアキュームピストン25とは異なる
オーリング溝を有するアキュームピストンにオーリング
を取付けるための自動ほぐし機構付オーリング供給装置
が夫々配置されている。
【0026】操作盤13が作業者によって操作される
と、アキュームピストン組付機30の右方側に配置され
ているピストン投入口31から搬入コンベア32により
搬入されたアキュームピストン25は、一方の自動ほぐ
し機構付オーリング供給装置1により供給された第1の
取付け位置33において大径のオーリング12の取付け
が行なわれ、つづいて第2の取付け位置34において他
方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置1により供給
された小径のオーリング12の取付けが行なわれ、取付
けを終了したアキュームピストン25は搬出コンベア3
5によってピストン送出口36に送出される。
【0027】ピストン投入口31に設けられている搬入
コンベア32は複数個のスラット型コンベアであって、
これらのコンベアの速度は中央部分の方が端部側よりも
高く設定されている。ピストン投入口31から投入され
たアキュームピストン25は搬入コンベア32によって
中央部分の絞り部37に設けられているフリップ37
a,37aによって整列されながら搬送路38に1つず
つ送られ、搬送路38に送られたアキュームピストン2
5は1つずつ第1の取付け位置33に向かう。
【0028】このとき、絞り部37の後方側に配置され
ている入口センサ39によってアキュームピストン25
の存在の確認がなされる。
【0029】ここで、一方の自動ほぐし機構付オーリン
グ供給装置1の回転軸2には複数個の大径のオーリング
12が掛止されており、他方の自動ほぐし機構付オーリ
ング供給装置1の回転軸2には複数個の小径のオーリン
グ12が掛止されている。操作盤13の操作が行われた
ことによって一方の自動ほぐし機構付オーリング供給装
置1、他方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置1は
アキュームピストン25が第1、第2の取付け位置3
3、34に到達するタイミングに合わせて作動してい
る。回転軸2に掛止されている複数個の大径のオーリン
グ12は、回転軸2が旋回手段3dによって水平方向に
回動され、加振機6により振動している振動部材5とガ
イド4とによってほぐし動作を行われながら1つずつに
ほぐされて回転軸2の先端からフィードバー8上に落下
する。フィードバー8によってオーリング矯正治具9に
オーリング12が渡されたか否かの確認が供給センサ4
0によってなされる。フィードバー8は落下したオーリ
ング12をオーリング矯正治具9に渡し、矯正プレート
10によりオーリング矯正治具9の保持溝9aにオーリ
ング12を嵌入れてから、オーリング取付け治具11に
よって保持溝9aに嵌入れたオーリング12を取り外
し、第1の取付け位置33においてアキュームピストン
25の大径のオーリング溝25aへの取付けを行う。第
1の取付け位置33において大径のオーリング12の取
付けが終了したアキュームピストン25は第2の取付け
位置34に搬送され、第2の取付け位置34において小
径のオーリング溝25bに対する小径のオーリング12
の取付けが行われる。第1の取付け位置33において大
径のオーリング12が大径のオーリング溝25aに取付
けられたか否かが第1のオーリング挿入センサ41によ
って確認され、第2の取付け位置34において小径のオ
ーリング12が小径のオーリング溝25bに取付けられ
たか否かが第2のオーリング挿入センサ42によって確
認される。このとき、他方の自動ほぐし機構付オーリン
グ供給装置1も一方の自動ほぐし機構付オーリング供給
装置1と同様にして小径のオーリング12をほぐしなが
ら供給する。第1の取付け位置33に向かうアキューム
ピストン25の整列状態はエスケープピストンセンサ4
3によって確認されている。
【0030】一方の自動ほぐし機構付オーリング供給装
置1、他方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置1に
より大径、小径のオーリング12が夫々ほぐされたうえ
で取付けられたアキュームピストン25は搬出コンベア
35によってピストン送出口36に送出される。ピスト
ン送出口36に送出されるアキュームピストン25はピ
ストン検査用センサ44によって取付け状態の検査が行
われ、さらに、出口センサ45によって取付けの終了し
たアキュームピストン25の存在が検知され、ピストン
送出口36へと搬送されるものとなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わる自動ほぐし機構付オーリング供給装置は上記した構
成としたことから、回転軸に掛止されている複数個のオ
ーリングは上方側でガイドに当接するとともに下方側で
振動部材に当接され、回転軸が回転する際に振動部材が
振動することによってガイドと振動部材とによってオー
リングは潰されてほぐされながら回転軸の他方側に移動
され、ガイドと振動部材とにより潰されながら移動する
オーリングが重なりあったままであると、オーリング検
知センサにより回転軸が逆方向に回転されるため、オー
リングは送給されず、ガイドと振動部材とにより再度潰
されながらほぐされるので、オーリングは互いに重なり
あわない状態で送給されるものとなり、一つずつのオー
リングを確実に供給することによって生産性の向上を図
ることができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる自動ほぐし機構付オーリング
供給装置の一実施例の機構図である。
【図2】図1に示した自動ほぐし機構付オーリング供給
装置においてのほぐし動作を説明する回転軸回りの縦断
面図である。
【図3】図1に示した自動ほぐし機構付オーリング供給
装置においてのほぐし動作を説明する回転軸回りの側面
図である。
【図4】図1に示した自動ほぐし機構付オーリング供給
装置を取付けたアキュームピストン組立機の正面図であ
る。
【図5】図1に示した自動ほぐし機構付オーリング供給
装置を取付けたアキュームピストン組立機の平面図であ
る。
【図6】従来のオーリング供給装置の概略図である。
【符号の説明】
1 自動ほぐし機構付オーリング供給装置 2 回転軸 3 回転軸駆動ユニット 4 ガイド 5 振動部材 6 加振機 7 オーリング検知センサ 12 オーリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状をなすとともに複数個のオーリング
    を掛止し、回転によりオーリングを一方側から他方側に
    移動させる回転軸と、 前記回転軸の一方側を片持ちで支持しているとともに起
    動により当該回転軸を予め定められた方向に回転させる
    回転軸駆動ユニットと、 前記回転軸の長手方向に沿った下方側に配置され、当該
    回転軸に掛止されているオーリングに当接する振動部材
    と、 前記振動部材を振動させる加振機と、 前記回転軸の上方に配置され、回転軸に掛止されている
    オーリングに当接するガイドと、 前記回転軸の他方側に配置され、回転軸に掛止されてい
    るオーリングが重なりあっているか否かを検知し、オー
    リングが重なりあっていないことの検知がなされると回
    転軸を停止させるための停止用信号を発生し、且つオー
    リングが重なりあっていることの検知がなされると回転
    軸を逆回転させるための逆回転用信号を発生するオーリ
    ング検知センサをそなえ、 回転軸の回転により回転軸の一方側から他方側に移動さ
    れるオーリングをガイドと振動部材とにより潰しながら
    複数個のオーリングを単一状態にほぐして送給すること
    を特徴とする自動ほぐし機構付オーリング供給装置。
  2. 【請求項2】 回転軸の外周には、螺旋形の凹状に成形
    された螺旋状凹溝を有し、螺旋状凹溝にオーリングを掛
    止させる請求項1に記載の自動ほぐし機構付オーリング
    供給装置。
  3. 【請求項3】 回転軸は、回転軸駆動ユニットを中心に
    水平方向に旋回可能に配設されているものである請求項
    1、2のいずれかに記載の自動ほぐし機構付オーリング
    供給装置。
  4. 【請求項4】 振動部材は、回転軸の長さに対応してオ
    ーリングに当接するための凹状または凸状または平坦状
    のオーリング当接面を有するものである請求項1、2、
    3のいずれかに記載の自動ほぐし機構付オーリング供給
    装置。
  5. 【請求項5】 加振機の振動波形は、回転軸の径方向に
    対して真円形または長円形に設定され、回転軸の長さ方
    向に対して真円形または長円形に設定されている請求項
    1、2、3、4のいずれかに記載の自動ほぐし機構付オ
    ーリング供給装置。
  6. 【請求項6】 ガイドは、回転軸の長さに対応してオー
    リングに当接するための凹状または凸状または平坦状の
    オーリング当接面を有するものである請求項1、2、
    3、4、5のいずれかに記載の自動ほぐし機構付オーリ
    ング供給装置。
JP13075593A 1993-06-01 1993-06-01 自動ほぐし機構付オーリング供給装置 Expired - Lifetime JP2950098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13075593A JP2950098B2 (ja) 1993-06-01 1993-06-01 自動ほぐし機構付オーリング供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13075593A JP2950098B2 (ja) 1993-06-01 1993-06-01 自動ほぐし機構付オーリング供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06340322A true JPH06340322A (ja) 1994-12-13
JP2950098B2 JP2950098B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=15041881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13075593A Expired - Lifetime JP2950098B2 (ja) 1993-06-01 1993-06-01 自動ほぐし機構付オーリング供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2950098B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100719292B1 (ko) * 2005-09-23 2007-05-18 최길웅 고무오링 자동정렬 삽입장치
JP2008007259A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Nac Feeding Kk リング状部品の搬送装置
JP2009057128A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Olympus Medical Systems Corp 自動供装置及び自動供給方法
KR101277139B1 (ko) * 2012-04-13 2013-06-24 주식회사 테크네트 오링 결합 장치
KR101398564B1 (ko) * 2012-04-13 2014-05-30 주식회사 테크네트 오링 성형 장치
JP2016094274A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 株式会社デンソー Oリング整列搬送装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100719292B1 (ko) * 2005-09-23 2007-05-18 최길웅 고무오링 자동정렬 삽입장치
JP2008007259A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Nac Feeding Kk リング状部品の搬送装置
JP2009057128A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Olympus Medical Systems Corp 自動供装置及び自動供給方法
KR101277139B1 (ko) * 2012-04-13 2013-06-24 주식회사 테크네트 오링 결합 장치
KR101398564B1 (ko) * 2012-04-13 2014-05-30 주식회사 테크네트 오링 성형 장치
JP2016094274A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 株式会社デンソー Oリング整列搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2950098B2 (ja) 1999-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9517896B2 (en) Conveying apparatus
KR100525743B1 (ko) 부품 정렬 및 반송장치
US5971690A (en) Parts distribution apparatus
JP4320834B2 (ja) 部品整列移送装置
US6550604B2 (en) Self-clearing vibrating article-transfer mechanism
JPH06340322A (ja) 自動ほぐし機構付オーリング供給装置
JP2019112210A (ja) 供給装置
JP4497657B2 (ja) 枚葉紙の区分けセット出し装置
JP6693779B2 (ja) 錠剤搬送装置及び錠剤印刷装置
US6688455B2 (en) Diverter for dual track air assisted collator
KR101274511B1 (ko) 정제 검사방법 및 장치
JPH10297754A (ja) 自動仕分け装置
US6382391B1 (en) Dual-track air assisted collator
JPH10181795A (ja) ポンプ操作キャップを配向する方法および機械
JP3463585B2 (ja) 部品整送装置
JP3396073B2 (ja) 小物品の外観検査装置における振り分け装置
CN108772526A (zh) 轴套轮盘自动铆压机
US6244018B1 (en) Air assisted collator
JPH07141482A (ja) 環状物計数機
TWM565193U (zh) Conveying device with conveyor belt offset adjustment system
JPH082642A (ja) ワーク定ピッチ送り装置
EP4023573B1 (en) Feeder of oval parts and a method of feeding oval parts performed by this feeder
JPH05254866A (ja) ガラス管素材供給装置
KR101195229B1 (ko) 정제검사기용 이송디스크
JPS63186105A (ja) 頭付き部品の検査選別装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term