JP2019112210A - 供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用性のある供給装置を提供する。【解決手段】本発明は、内側回転部2及び外側回転部3を有する回転式フィーダ1aと、回転式フィーダ1aからのワークを搬送する直進搬送部1bとを備える供給装置1である。外側回転部3は、フランジ部3bを有している。直進搬送部1bのベルト14は、回転式フィーダ1aの出口部分であるフランジ部3bの下に配置されている。これにより、外側回転部のフランジ部からのワークを直進搬送部が直接受け取ることが可能となるので、ワークのサイズに合わせて、シュートなどを用意する必要がなく、供給装置が汎用的なものとなる。【選択図】図2

Description

本発明は、部品を検査装置や選別装置などの各種装置に供給するための供給装置であって、より特定的には、回転式フィーダを用いた供給装置に関する。
従来、ねじ、ボルト、ナット、リベット、ワッシャなどのワークを検査装置や選別装置、包装装置、組み立て装置などの各装置に供給するための供給装置には、振動式フィーダや回転式フィーダが用いられている。
振動式フィーダとは、ワークの貯留部が振動することで、ワークを所望の方向に移動させる装置である。回転式フィーダとは、ワークの貯留部を回転させることで、ワークを所望の方向に移動させる装置である。
従来、振動式フィーダが多く用いられている。たとえば、振動式フィーダの出口付近にシュートを設けて、当該シュートの先に、振動式の直進フィーダを設け、直進フィーダの先端に、コンベアベルト等による搬送路を設けて、当該搬送路にねじ等のワークを載せていくという構成が取られている。
その他、振動式フィーダを用いた装置として、たとえば、特許文献1及び2に記載の装置がある。
特許文献1の図1に記載されている貯留部(3)は、バイブレータの作動によって、その中心回りに往復円振動されるように構成されている。貯留部(3)には、その内壁面に沿ってらせん状に延びる第1搬送路(4)が設けられている。第1の搬送路4の終端部には、検査部(10)まで延びる第2搬送路(5)が連接されている。これにより、貯留部(3)内に貯留されたねじは、その振動により、第1搬送路(4)及び第2搬送路(5)を搬送されて、検査部(10)まで搬送される。特許文献1の検査部(10)は、回転円盤(12)を有している。回転円盤(12)は、第2搬送路(5)のねじ送り速度よりも速くなるように等速で回転駆動している。これによって、第2搬送路(5)に搬送されてきたねじは、順次、回転円盤12上に間隔をあけて載置される。そして、検査部(10)に備え付けられたラインセンサ(13)によって、画像解析による検査が行なわれる。
特許文献2の図1に記載されているフィーダ(20)は、バイブレータにより振動し、その振動によって、ねじが搬送路(21a)に順次送られる。搬送路(21a)の先端には、コンベア(30)へ延びる反転レール22が接続されている。この反転レール(22)はねじれた構造になっており、ねじの頭部が下になるように反転させて、コンベア(30)側に送り込むためのシュートである。コンベア(30)は、無限軌道搬送体であり、その終端に、移行ガイド(38)を有する。移行ガイド(38)は、コンベア(30)を斜めに横切り、回転体(42)まで延びている。回転体(42)は、コンベア(30)の送り速度よりも速い速度になるように回転駆動している。これによって、回転体(42)に移行したねじは、間隔をあけて、搬送される。そして、特許文献1と同様、特許文献2の装置においても、ラインセンサ(51)によって、検査が行なわれる。
また、従来、回転式フィーダを用いる場合でも、回転式フィーダの出口付近にシュートを設けて、当該シュートの先の搬送路にワークを送るという構成が取られる。たとえば、特許文献3に記載の部品整送装置もその一例である。
特許文献3の第11図及び第12図に記載されている回転式フィーダは、モータ(6)によって回転するボウル(1)と、ボウル(1)の内部でモータ(13)によって回転する円板(8)とを備える。円板(8)が回転することで、その遠心力によって、ボルトが外側に移動し、ボウル(1)のフランジ部(1a)に載せられる。ボウル(1)は、円板(8)と同方向に回転しているので、フランジ部(1a)に載せられたボルトは、搬送される。フランジ部(1a)には、接線方向に延びるようにシュート(15)が所定の傾斜角で配設されている。これにより、フランジ部(1a)に載せられたボルトは、シュート(15)に送られた後、次の搬送装置に送り込まれることとなる。
フィーダから供給されるワークを直進させるための手段としては、特許文献1に記載のような振動式の直進フィーダや、特許文献2に記載のコンベアの他に、特許文献4に記載のように、一対のベルト(10,11)を用いることも可能である。
なお、特許文献4には、一対のベルト(10,11)の間隔を調整可能な間隔調整手段(50)が開示されている。
特開2001−212521号公報 特許第4275875号公報 特開平3−120114号公報 特公平5−2169号公報
振動式フィーダを用いた場合、フィーダが振動するため、ワークに傷が付きやすく、また、振動音がうるさいという問題がある。また、搬送速度が遅いという問題もあり、その結果、搬送後に検査する場合は、検査速度が遅くなり、搬送後に梱包する場合は、梱包速度が遅くなり、搬送後に組み立てる場合は、組み立て速度が遅くなるという問題がある。
回転式フィーダを用いれば、一般的には、ワークを傷付けることを防止することができ、動作音を抑えることが可能である。また、搬送速度を、振動式フィーダに比べて、速くすることが可能であり、結果、検査速度や梱包速度、組み立て速度を速くすることができる。
また、従来の振動式フィーダを供給装置に用いる場合は、ワークの形状や重さ、大きさ等に併せて、専用のフィーダや、シュート、搬送路などを構成する必要があった。
たとえば、特許文献1に記載の装置の場合、第1搬送路(4)や第2搬送路(5)は、ワークであるねじの大きさに合わせた構成とする必要がある。また、特許文献2に記載の装置の場合、シュートであるところの反転レール(22)を、ワークであるねじの大きさに合わせた構成とする必要がある。
同様に、従来の回転式フィーダを供給装置に用いた場合でも、ワークの形状や重さ、大きさ等に併せて、専用のフィーダや、シュート、搬送路などを構成する必要があった。
たとえば、特許文献3に記載の装置の場合、回転式フィーダの出口付近に設けられたシュート(15)を、ワークであるボルトの大きさに合わせて、構成する必要がある。
また、振動式及び回転式フィーダにおいて、出口付近にシュートを用いる場合には、シュート上でワークが詰まってしまって、ワークが適切に分離できない場合がある。そのため、ワークに適した最適なサイズ等を有するシュートを専用に構築しておく必要がある。そのため、振動式及び回転式にかかわらず、シュートを用いる場合は、供給装置自体の汎用性が乏しいものとなってしまう。
それゆえ、本発明は、汎用性のある供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。
本発明は、内側回転部及び外側回転部を有する回転式フィーダと、回転式フィーダからのワークを搬送する直進搬送部とを備える供給装置である。
直進搬送部は、少なくとも、回転式フィーダの出口部分の下部に配置されている。これにより、回転式フィーダからのワークを、直接、直進搬送部に渡すことが可能となるので、ワークのサイズに合わせて、シュートなどを用意する必要がなく、供給装置が汎用的なものとなる。
直進搬送部は、回転式フィーダから、直接、ワークを受け取ることができる位置に配置されている。これにより、回転式フィーダからのワークを、直接、直進搬送部に渡すことが可能となるので、ワークのサイズに合わせて、シュートなどを用意する必要がなく、供給装置が汎用的なものとなる。
外側回転部は、フランジ部を有している。直進搬送部は、フランジ部の下部に配置されている。これにより、外側回転部のフランジ部からのワークを直進搬送部が直接受け取ることが可能となるので、ワークのサイズに合わせて、シュートなどを用意する必要がなく、供給装置が汎用的なものとなる。
外側回転部は、溝部を有している。直進搬送部は、溝部の下に配置されている。これにより、外側回転部からのワークを直進搬送部が直接受け取ることが可能となるので、ワークのサイズに合わせて、シュートなどを用意する必要がなく、供給装置が汎用的なものとなる。
回転式フィーダは、外側回転部上の搬送幅を調整するための可動ガイド部を有する。これにより、ワークのサイズに合わせて、外側回転部での搬送幅を調整できることとなるので、供給装置が汎用的なものとなる。
可動ガイド部は、支点を中心に回動可能である。これにより、簡易な構造で、外側回転部の搬送幅を調整することが可能となる。
可動ガイド部は、円弧状である。これにより、簡易な構造で、外側回転部の搬送幅を調整することが可能となる。
供給装置は、回転式フィーダの出口部に設けられており、出口部の搬送幅を調整するための出口可動ガイド部をさらに備える。これにより、ワークのサイズに合わせて、出口部の搬送幅を調整できることとなるので、供給装置が汎用的なものとなる。
直進搬送部は、伝動部上の搬送幅を調整するための直進用可動ガイド部を有する。これにより、ワークのサイズに合わせて、直進搬送部の搬送幅を調整できることとなるので、供給装置が汎用的なものとなる。
直進搬送部は、2つの伝動部を有しており、2つの伝動部の間の幅を調整可能とする。これにより、ワークのサイズに合わせて、伝動部間の幅を調整できることとなるので、供給装置が汎用的なものとなる。
直進搬送部の搬送速度は、外側回転部の回転速度よりも大きい。これにより、外側回転部からのワークを、概ね等間隔に、直進搬送部に配置することが可能となる。結果、その後の検査や選別、梱包、組み立てなどが容易になる。
また、直進搬送部の位置に限定することなく、回転式フィーダは、外側回転部上の搬送幅を調整するための可動ガイド部を有するとよい。これにより、ワークのサイズに合わせて、外側回転部での搬送幅を調整できることとなるので、供給装置が汎用的なものとなる。
このように、本発明によれば、汎用性のある供給装置を提供することが可能となる。
本発明のこれら、及び他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
図1は、本発明の第1の実施形態における供給装置1の斜視図である。 図2は、供給装置1がボルトを供給しているときの様子を示す斜視図である。 図3は、供給装置1の平面図である。 図4は、供給装置1の正面図である。 図5は、静止部4と、外側回転部3と、内側回転部2との分解正面図である。 図6は、搬送路の幅を狭くしたときの供給装置1の平面図である。 図7は、搬送路の幅を狭くしたときの供給装置1の斜視図である。 図8は、本発明の第2の実施形態における供給装置1の斜視図である。 図9は、供給装置1がボルトを供給しているときの様子を示す斜視図である。 図10は、供給装置1の平面図である。 図11は、供給装置1の正面図である。 図12は、直進搬送部1bを狭くしたときの状態を示す供給装置1の右側面図である。 図13は、直進搬送部1bを広くしたときの状態を示す供給装置1の右側面図である。 図14は、ベルト14の配置の他の例を示す供給装置1の平面図である。 図15は、丸ベルト21a,21bの配置の他の例を示す供給装置1の平面図である。 図16は、フランジ部3bの代わりに溝3cを用いた場合の外側回転部3とベルト14との関係を示す概念図である。 図17は、図16の変形例を示す概念図である。
本発明の実施形態における供給装置1は、直進搬送部1bの途中若しくは終端に存在する検査装置や選別装置、包装装置、組み立て装置などの各種装置に対して、ねじ、ボルト、ナット、リベット、ワッシャなどのワークを供給する装置である。以下、図面を参照しながら、本発明の供給装置1の具体的構造を例示的に説明する。なお、以下の説明において、検査装置等の各種装置については、必要な箇所で、適宜言及することとするが、図面では、これらの各種装置については、記載を省略している。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における供給装置1の斜視図である。図2は、供給装置1がボルトを供給しているときの様子を示す斜視図である。図3は、供給装置1の平面図である。図4は、供給装置1の正面図である。ただし、図4では、構造を分かりやすくするために、台部13、直進用可動ガイド部12、直進用出口可動ガイド部11、直進用固定ガイド部9の記載を省略している。図5は、静止部4と、外側回転部3と、内側回転部2との分解正面図である。
供給装置1は、台部13と、回転式フィーダ1aと、直進搬送部1bとを備える。台部13は、回転式フィーダ1a及び直進搬送部1bを取り付けている。台部13には、直進搬送部1bのプーリー15a,15bを回転可能に取り付けるための固定具や、直進搬送部1bの直進用可動ガイド部12の幅を調整するための部材である幅調整ねじ19及び押付部20を取り付けるための固定具、回転式フィーダ1aを取り付けるための支柱や固定具などが設けられている。これらの図示した固定具や支柱は、あくまでも、本発明の構造を説明するための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
回転式フィーダ1aは、内側回転部2と、外側回転部3と、静止部4と、回転用固定ガイド部5と、回転用可動ガイド部6と、止め部7と、出口ガイド部8と、内側回転用モータ16と、外側回転用モータ17と、チェーン17aとを備える。
図1に示すように、静止部4は、台部13に固定されている。静止部4には、外側回転部3を回転可能に支持する穴が空いている。当該穴に、外側回転部3が回転可能に支持されている。本実施形態では、図5に示すように、外側回転部3の外周に溝3aを設け、溝3aに嵌められる複数のV溝ベアリング(図示せず)を静止部4の穴の周辺に取り付け、外側回転部3が、静止部4の穴の内側で回転するように構成している。外側回転部3は、フランジ部3bを有している。
なお、外側回転部3を静止部4に回転可能に支持するための手段としては、周知のあらゆる手段を使用することができ、たとえば、ベアリングの内輪に外側回転部3を取り付け、ベアリングの外輪に静止部4を取り付けるようにしてもよく、本発明を限定するものではない。
図4に示すように、外側回転用モータ17は、静止部4に固定されている。外側回転用モータ17には、チェーン17aが掛けられている。チェーン17aは、外側回転部3にも掛けられている。したがって、外側回転用モータ17が回転すれば、外側回転部3は、静止部4の穴の内側で独立して回転することとなる。なお、外側回転部3を回転させるための機構として、ここでは、チェーン17aを用いたが、外側回転部3を回転させるための機構は、本発明を限定するものではなく、周知のあらゆる手段を用いて、外側回転部3を回転させるとよい。たとえば、外側回転用モータ17と外側回転部3とをギアやベルト等で連結して、外側回転部3を回転させるようにしてもよい。
外側回転部3には、内側回転部2を挿入することが可能な穴が設けられている。当該穴に、内側回転部2が挿入されている。図4に示すように、内側回転部2には、内側回転用モータ16が取り付けられている。内側回転用モータ16は、台部13に固定されている。したがって、内側回転用モータ16が回転すれば、外側回転部3とは別に、内側回転部2が独立して回転する。内側回転部2は、円盤状であるが、図5に示すように、外側回転部3に対して、斜めに傾くようにして、外側回転部3に挿入されている。内側回転部2の最上部と外側回転部3とは、ある領域で高さが略一致するように配置されている。たとえば、図1の例では、図面上、右側で高さが一致するように描かれている。
図2に、外側回転部3及び内側回転部2の回転方向を矢印で示している。図2に示すように、内側回転部2が回転すると、遠心力でワークが外側に移動することとなるが、外側回転部3と高さが一致する箇所で、ワークが外側回転部3に移ることとなる。そして、外側回転部3が回転することで、さらにワークが移動していく。
このように、外側回転部3と内側回転部2とは、それぞれ独立して、回転することができるようになっている。内側回転部2が傾いて配置されることで、内側回転部2と外側回転部3との間に出来た凹み部分が、ワークを貯留部として機能している。
静止部4には、外側回転部3の外周に沿って、回転用固定ガイド部5(以下、特に断らない限り「固定ガイド部5」という。)が設けられている。固定ガイド部5は、ワークが外側回転部3の外に漏れ出ないようにするための円弧状の壁である。
固定ガイド部5には、円弧状の回転用可動ガイド部6(以下、特に断らない限り「可動ガイド部6」という。)が、支点を中心に回動可能に取り付けられている。ここでは、蝶番6aによって、可動ガイド部6が固定ガイド部5に回動可能に取り付けられているとしている。ただし、可動ガイド部6を固定ガイド部5に回動可能に取り付けるための手段は、蝶番6aに限らず、周知のあらゆる手段を用いることが可能である。
可動ガイド部6aの回動角度を調整するために、止め部7が設けられている。止め部7のボルトを締めることで、可動ガイド部6を所望の角度で止めることが可能となる。なお、止め部7の構造は、図示した例に限らず、本発明を限定するものではなく、可動ガイド部6を所望の角度で止めることが出来る構造であればよく、その数も1つとは限らない。
このように、可動ガイド部6aを所望の角度に調整することで、外側回転部3の出口部の搬送路の幅を所望の幅に調整することができる。図6は、可動ガイド部6の角度を調整して、外側回転部3の出口部の搬送路の幅を狭くしたときの供給装置1の平面図である。図7は、可動ガイド部6の角度を調整して、外側回転部3の出口付近の搬送路の幅を狭くしたときの供給装置1の斜視図である。
なお、図6及び図7に示すように、可動ガイド部6の下部には、固定ガイド部5から円弧状に延びた固定ガイド部5aが設けられている。固定ガイド部5aによって、外側回転部3がむき出しの状態にならないようにしている。
回転式フィーダ1aの出口部には、出口ガイド部8が設けられている。出口ガイド部8は、静止部4に固定されている。出口ガイド部8は、外側回転部3に載っているワークが再び振動式フィーダ1aに入っていかないようにするためのガイドとして存在する。ワークは、出口ガイド部8付近で、回転式フィーダ1aから直進搬送部1bに移行する。
なお、ここでは、出口ガイド部8は、回転式フィーダ1aの中心から外側に向けて、斜め下に傾斜する構造を有しているとしている。これにより、出口付近でのワークの流れをスムーズにすることが可能となる。ただし、出口ガイド部8の構造は、本発明において必須ではなく、単に、垂直に立ち上がる出口ガイド部8が設けられていてもよい。また、ワークが再び回転式フィーダ1aに戻らなければよいので、出口ガイド部8に相当する部材が、出口部に設けられているのであれば、出口ガイド部8以外の部材に置き換えてもよい。
直進搬送部1bは、直進用固定ガイド部9と、直進用出口可動ガイド部11と、直進用可動ガイド部12と、ベルト14と、プーリー15a,15bと、直進駆動用モータ18と、幅調整ねじ19と、押付部20とを備える。
図1に示すように、直進搬送部1bは、台部13に固定されている。図4に示すように、プーリー15a,15bには、ベルト14が掛けられている。なお、適宜、テンションやアイドラーが用いられてもよいことは、言うまでもない。
直進用固定ガイド部9(以下、特に断らない限り「固定ガイド部9」という。)は、図示しない部材によって、台部13に取り付けられている。固定ガイド部9は、ベルト14から、ワークが落ちないようにするために、設けられており、出口ガイド部8に沿って配置されている。なお、固定ガイド部9は、設けなくてもよい。
ベルト14としては、樹脂性、ゴム性、金属製、繊維製など、その材質は特に限定されず、平ベルト、Vベルト、スチールコンベア、プレート式コンベア、ワイヤメッシュコンベアなお、その構造も特に限定されない。また、複数のベルトなどで構成さていてもよい。すなわち、ベルト14は、回転軸間の回りを回転する伝動部であればよい。
ここでは、プーリー15aが、原動プーリーとなっており、プーリー15bが従動プーリーとなっているが特に限定されない。
ここでは、プーリー15aに直進駆動用モータ18が取り付けられているとしている。当然、ギア等の伝達手段を介して、プーリー15aに直進駆動用モータ18が取り付けられてもよいことは言うまでもない。
直進駆動用モータ18が回転することで、ベルト14が回転する。なお、図2に、ベルト14の回転方向を矢印で示している。
本発明の実施形態では、回転式フィーダ1aの出口部の下部、すなわち、外側回転部3の出口部のフランジ部3bの下に、ベルト14を配置して、出口部から出てくるワークを、直接、ベルト14の上に移動させるように構成している。このような構成によって、回転式フィーダ1aからシュートを使用せずに、直線搬送部1bに、ワークを移動させることが可能となっている。好ましくは、外側回転部3の回転速度よりも、ベルト14の搬送速度の方が、速くなるように設定されている。これにより、回転式フィーダ1aの出口付近のワークが、素早く外側回転部3から、ベルト14に移動して、概ね等間隔を置いて、ベルト14上に配列して、搬送されていくこととなる(図2参照)。
このように、外側回転部3のフランジ部3bの下に、ベルト14を配置するように構成することで、回転式フィーダ1aの出口部から直接、ワークをベルト14に送り込むことが可能である。そのため、シュートを使用する必要がなくなるので、シュートにワークが詰まって、所望通りに搬送できないといった事態を回避できる。また、シュートを用いなくてもよいので、ワークの形状や大きさの制約を受けにくくなり、汎用利用が可能な供給装置1が提供されることとなる。
供給装置1の汎用性をより高めるために、先述したように、可動ガイド部6を設けて、ワークの大きさに応じて、出口部の搬送路の幅の大きさを調整して、ワークが確実に、ベルト14に移動するようにしている。
さらに、以下に説明するように、直進用出口可動ガイド部11によって、出口部の幅を調整することができるようにして、供給装置1の汎用性を高めている。また、直進用可動ガイド部12によって、搬送路の幅を調整することで、さらに、供給装置1の汎用性を高めている。
直進用出口可動ガイド部11(以下、特に断らない限り「可動ガイド部11」という。)は、回転式フィーダ1aの出口付近で、ベルト14上の搬送幅を広くしたり狭くしたりすることができるように、ボルト等で、可動するように、台部13に取り付けられている。可動ガイド部11は、可動ガイド部6の端部の概ね接線方向に沿うように微調整できるように、斜め方向にも、動かせるようになっている。ここでは、たとえば、可動ガイド部11に、2つの長穴を設けて、2つのボルトで、可動ガイド部11を斜めにも動かせるようにしている。ただし、可動ガイド部11を動かすことが出来るようにするための構造としては、ここでは、あくまでも、一例を示したに過ぎず、当業者であれば、適宜、可動ガイド部11を微調整できるような構造を設計事項として選択しうる。
なお、可動ガイド部6の円弧の大きさ等を調整すれば、可動ガイド部11がなくても、外側回転部3のフランジ部3bから、ベルト14にワークを載せることができるので、可動ガイド部6は必須の構成ではなく、可動ガイド部6の有無によって、本発明が限定されるものではない。
直進用可動ガイド部12(以下、特に断らない限り「可動ガイド部12」という。)は、ベルト14上の搬送幅を広くしたり狭くしたりすることが出来るように、図3及び図6上、上下に移動できるようになっている。可動ガイド部12を移動できるようにする構成としては、種々考えられるが、ここでは、一例として、幅調整ねじ19と押付部20を用いる構造を示している。
幅調整ねじ19と押付部20は、台部13から立脚している部材に差し込まれている。幅調整ねじ19は、当該立脚部材にねじ込まれている。押付部20は、当該立脚部材に摺動可能に挿入されており、その先端で、可動ガイド部12を取り付けている。押付部20には、バネが取り付けられている。幅調整ねじ19が締め込まれて、可動ガイド部12が搬送路の幅を狭くする方向に移動すると、当該バネが縮み、元に戻ろうとするため、可動ガイド部12が幅調整ねじ19に押しつけられるようになり、搬送路が所望の幅で維持される。
図6は、出口可動ガイド部11及び12を調整して、ベルト14上の搬送路の幅を狭くしたときの供給装置1の平面図である。図7は、出口可動ガイド部11及び12を調整して、ベルト14上の搬送路の幅を狭くしたときの供給装置1の斜視図である。
このように、可動ガイド部12によって、ベルト14上の搬送路の幅を調整できる。
なお、可動ガイド部12は、単純に、図3及び図6上、上下に摺動できるように、構成され、ボルト等で、所望の幅で、固定できるようにしておいてもよい。可動ガイド部12による搬送路の幅の調整手段については、本発明を限定するものではなく、あらゆる手段で構築することが可能である。
なお、ベルト部14に載置したワークは、可動ガイド部12がなくても、ベルト上をそのまま移動する。したがって、可動ガイド部12は、必須の構成ではない。
内側回転用モータ16、外側回転用モータ17、及び直進駆動用モータ18で用いられるモータの種類は、本発明を特に限定するものではない。好ましくは、回転速度や回転角度等を調整可能なサーボモータやステッピングモータ、エンコーダ付きギヤードモータ等を用いればよい。
また、内側回転用モータ16、外側回転用モータ17、及び直進駆動用モータ18の回転速度や回転角度等は、図示しない制御部によって、コントロールされている。
以下、制御部による各モータの制御方法について説明する。
典型的には、制御部は、ベルト14の移動速度(搬送速度)、外側回転部3の回転速度、内側回転部2の回転速度の順に、回転速度が遅くなるように、内側回転用モータ16、外側回転用モータ17、及び直進駆動用モータ18の回転速度を制御している。
すなわち、速度の関係は、以下の通りである。
ベルト14の移動速度>外側回転部3の回転速度>内側回転部2の回転速度
これによって、内側回転部2から遠心力によって、外側回転部3のフランジ部分に到達したワークは、速く回転する外側回転部3によって、抜き取られるように移動する。その結果、内側回転部2からのワークは、外側回転部3において、概ね等間隔を置くようにして、外側回転部3のフランジ部分を搬送されていく。
なお、当然、モータの回転速度は、ギア比によって変るため、ギア比を考慮した上で、各モータの回転速度が調整されているのは、言うまでもない。
直進搬送部1bには、検知部が設けられているとよい。検知部は、光電センサやラインセンサ、超音波センサなど、ベルト14上をワークが搬送されているか否かを検出することができる。制御部は、検出部が定期的にワークを検出できているか否かを判断する。制御部は、検出部が一定期間ワークを検出しなかった場合、外側回転用モータ17を正逆に反復回転させたり、内側回転モータ16を正逆に反復回転させたりするように制御する。検知部によって、ワークが一定期間検出されなかった場合、何らかの原因で、回転式フィーダ1aの搬送経路上で、ワークが詰まってしまっている可能性がある。そのような場合、外側回転用モータ17及び/又は内側回転モータ16を正逆に反復回転させることで、詰まっている原因が解消され、再び、ベルト14上にワークが載っていく状態になる。
なお、このような正逆の反復回転によっても、ワークが検出されない場合は、ワークが回転式フィーダ1aになくなってしまっている可能性があるため、制御部は、その旨を通知するなどする。
このように、典型的には、「ベルト14の移動速度>外側回転部3の回転速度>内側回転部2の回転速度」の関係で、制御するとよいが、外側回転部3の回転速度と内側回転部2の回転速度とが同一であっても、「ベルト14の移動速度>外側回転部3の回転速度」の関係が成立すれば、ベルト14で、ワークを等間隔に抜き取ることが可能である。
また、ベルト14の移動速度と外側回転部3の回転速度とが同一であっても、「外側回転部3の回転速度>内側回転部2の回転速度」の関係が成立すれば、外側回転部3でワークを等間隔に抜き取ることが可能であるので、結果として、ベルト14上で、ワークが等間隔に配置されることとなる。
さらに、使用方法によっては、ベルト14上でワークを等間隔に配置する必要がない場合もあるので、概念的には、ベルト14の移動速度、外側回転部3の回転速度、及び内側回転部2の回転速度の大小関係については、本発明を限定するものではない。
次に、直進搬送部1bによって搬送されたワークを処理するその後の装置について説明する。
直進搬送部1bの搬送先には、図示しない検査装置や選別装置、包装装置、組み立て装置などの各種装置が設けられている。たとえば、検査装置は、画像認識によって、不良のワークを発見し、適宜、選別装置に、不良品を選別させる。検査装置や選別装置は、ベルト14上に設けられているとよいが、特に限定するものではない。
また、直進搬送部1bの終端に、包装装置を設けて、一定個数が包装されたら、自動的に包装するようにしてもよい。
また、直進搬送部1bの終点に組み立て装置を設けて、適宜必要な部材を組み立て装置に供給するようにしてもよい。
その他、供給装置1と一緒に使用される各種装置については、種々考えられるが、本発明を限定するものではない。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態における供給装置1の斜視図である。図9は、供給装置1がボルトを供給しているときの様子を示す斜視図である。図10は、供給装置1の平面図である。図11は、供給装置1の正面図である。なお、図11では、図面上、反対側に隠れているプーリー、丸ベルトの符号を括弧書きで示す。ただし、図9ないし図11では、構造を分かりやすくするために、直進搬送部1bを取り付けるために台部13から立脚している部材の記載を省略している。図12は、直進搬送部1bを狭くしたときの状態を示す供給装置1の右側面図である。図13は、直進搬送部1bを広くしたときの状態を示す供給装置1の右側面図である。
第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の機能を有する部分については、同一の参照符号を付し、詳しい説明を省略する。具体的には、第2の実施形態における回転式フィーダ1aは、第1の実施形態における回転式フィーダ1aと、同様の構造及び機能を有している。第2の実施形態における固定ガイド部11も、第1の実施形態における固定ガイド部11と同様に、可動ガイド部6の概ね接線方向に沿うように、斜めに微調整可能なように配置されている。第2の実施形態においては、直線搬送部1bの構造が第1の実施形態と異なる。以下、第2の実施形態における直線搬送部1bについて、詳細に説明する。
第2の実施形態における直線搬送部1bは、ボルトやねじ、リベット等の頭部分と胴部分のあるワークを吊り下げながら搬送することができる装置である。なお、ワークを吊り下げる手段として、ここでは、丸ベルトを用いる例を開示するが、丸ベルト以外に、Vベルトや平ベルトなどを用いてもよい。すなわち、丸ベルトに相当する部分は、回転軸間の回りを回転する2つの伝動部であればよい。その際、用いる2つの伝動部に併せて、プーリーなどを適宜選択すればよい。
直線搬送部1bは、固定側の丸ベルト21aと、可動側の丸ベルト21bと、原動プーリー24g,23gと、従動プーリー24a,23a,24b,23bと、テンション用プーリー24c,23cと、アイドラー用プーリー24f,23f,24e,23e,24d,23dと、直進駆動用モータ18a,18bと、幅調整ねじ22a,22bと、引張バネ23aとを備える。なお、図示したテンション及びアイドラーは、一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。各プーリーは、台部13からの立脚部材26,25に取り付けられている。なお、立脚部材26,25の形状や構造などは、あくまでも一例であり、本発明を限定するものではないことは、言うまでもない。
また、第2の実施形態では、ワークを吊り下げる丸ベルト21a,21bは、上部で斜めに傾いたプーリー24a,23aによって、間隔が狭くなるように構成されているが、これは、あくまでも一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。たとえば、水平に配置されたプーリーを用いて、二本の丸ベルト間の間隔を狭くするような構成にしてもよい。二本の丸ベルト間の間隔を狭くする機構としては、周知のあらゆる機構を用いることが可能である。
直進駆動用モータ18a,18bが回転することで、各プーリーが回転し、それに応じて、丸ベルト21a,21bが回転する。図9には、外側回転部3、内側回転部2、及び丸ベルト21a,21bの移動方向が矢印で示されている。
台部13からの立脚部材25は、図示しないスライダ機構等によって、図12及ぶ図13上、左右に摺動可能となっている。可動側の丸ベルト21bを回転させるための部材は、立脚部材25に取り付けられている。幅調整ねじ22aは、立脚部材25から、固定側の立脚部材26に対して、ねじ込まれるようになっている。幅調整ねじ22aを締めると、立脚部材25が、図12上右側に移動して、丸ベルト21aと丸ベルト21bとの間を狭くする。逆に、幅調整ねじ22aを緩めると、立脚部材25が図13上左側に移動して、丸ベルト21aと丸ベルト21bとの間を広くする。その際、引張バネ23aが、立脚部材25を引っ張る方向に力を加えており、丸ベルト21aと丸ベルト21bとの間が、緩まないようにしている。
なお、丸ベルト21aと丸ベルト21bとの間の間隔を調整することができる機構であれば、幅調整ねじ22aの機構に限られるものではない。幅調整ねじ22aは、本発明を限定するものではない。また、引張バネ23aは、必須の構成ではなく、本発明を限定するものではない。
第2の実施形態においても、外側回転部3のフランジ部3bの下に、丸ベルト21a,21bが配置されている。これによって、外側回転部3の出口部まで到達したワークが、シュートを介することなく、直接、丸ベルト21a,21bに送られることとなる。丸ベルト21a,21bは、頭部分を吊り下げるようにして、ワークを搬送する。
ワークが丸ベルト21a,21bに吊り下げるようにして搬送させるために、可動ガイド部11は、可動ガイド部6に沿って、移動してくるワークがスムーズに、丸ベルト21a,21bの間に入るように直進搬送部1bの進行方向に対して、角度を調整できるようになっている。これにより、ワークをスムーズに丸ベルト21a,21bの間に入れることができる。
このように、丸ベルト21aと丸ベルト21bとの間の間隔を調整することができる機構を採用することで、サイズの異なるねじやボルト、リベットなどのワークを一台の供給装置1で検査することが可能となり、汎用性を有する供給装置1が提供される。
図示しない制御部によって、内側回転用モータ16、外側回転用モータ17、及び直進駆動用モータ18a,18bの回転が制御される。第1の実施形態と同様の考え方により、「丸ベルト21a,21bの移動速度>外側回転用3の回転速度>内側回転部2の回転速度」の関係が成立するように、制御部は、各モータの回転速度を制御する。
なお、第1の実施形態でも述べたが、外側回転部3の回転速度と内側回転部2の回転速度とが同一であっても、「丸ベルト21a,21bの移動速度>外側回転部3の回転速度」の関係が成立すれば、丸ベルト21a,21bで、ワークを等間隔に抜き取ることが可能である。また、丸ベルト21a,21bの移動速度と外側回転用3の回転速度とが同一であっても、「外側回転部3の回転速度>内側回転部2の回転速度」の関係が成立すれば、外側回転部3でワークを等間隔に抜き取ることが可能であるので、結果として、丸ベルト21a,21b上で、ワークが等間隔に配置されることとなる。
さらに、使用方法によっては、丸ベルト21a,21b上でワークを等間隔に配置する必要がない場合もあるので、概念的には、丸ベルト21a,21bの移動速度、外側回転部3の回転速度、及び内側回転部2の回転速度の大小関係については、本発明を限定するものではない。
ワークを吊り下げて搬送した場合、たとえば、検査装置を用いて、ボルトやねじ、リベットなどのねじ部分や胴部分の形状を画像認識などで、検査することが可能である。
その他、直進搬送部1bの終端に選別装置や組み立て装置、包装装置などの各種装置を配置しておくことが可能である。
なお、二本の丸ベルト21a,21bの間隔がなくなるまで、それぞれを接近させた場合、ワークを吊り下げずに、直進搬送することも可能である。また、二本の丸ベルト21a,21bの間隔よりも大きなワークであれば、吊り下がらずに、直進搬送することも可能である。
(変形例)
本発明において、回転式フィーダ1aの少なくとも出口部の下部に、直進搬送部1bが配置されていれば、回転式フィーダ1aから搬送されてくるワークを、直接、直進搬送部1bで、受け取ることが可能である。したがって、少なくとも、ベルト14や丸ベルト21a,21bが、出口部の下部に位置するようになっていればよいので、ベルト14や丸ベルト21a,21bは、上記実施形態で示した以外の配置であってもよい。
図14は、ベルト14の配置の他の例を示す供給装置1の平面図である。図14において、プーリー15bは、フランジ部3bの下に配置されており、ベルト14が、回転式フィーダ1aの少なくとも出口部分に配置されていればよい。
図15は、丸ベルト21a,21bの配置の他の例を示す供給装置1の平面図である。図15において、図示しないプーリー24b,23b等は、フランジ部3bの下に配置されており、丸ベルト21a,21bが、回転式フィーダ1aの少なくとも出口部分に配置されていればよい。
外側回転部3にフランジ部3bを用いれば、フランジ部3bの下部に、直進搬送部1bを配置させることが可能である。そのため、外側回転部3の出口部分の直後に、直進搬送部1bを配置させることが可能となっている。しかし、外側回転部3がフランジ部3bを用いていなくても、外側回転部3の出口部分の直後に、直進搬送部1bを配置させることができるのであれば、フランジ部3bを用いることに、本発明は限定されるものではない。
図16は、フランジ部3bの代わりに溝3cを用いた場合の外側回転部3とベルト14との関係を示す概念図である。図16に示すように、外側回転部3として、円筒状の部材を用いたとする。この場合、たとえば、歯車やチェーン等を利用して、外側回転用モータ17によって、円筒状の外側回転部3を回転させることができる。そして、外側回転部3に設けられた溝3cに、ベルト14を通すようにすれば、外側回転部3の出口部分の直後に、直進搬送部1bを配置することが可能となる。なお、ベルト14の代わりに、丸ベルト21a,21bを用いてもよいことは、言うまでもない。
図17は、図16の変形例を示す概念図である。図17に示すように、外側回転部3のフランジ部分3bを厚くして、フランジ部分3dに溝3cを構成するようにして、溝3cに、ベルト14や丸ベルト21a,21bを通すようにすれば、外側回転部3の出口部分の直後に、直進搬送部1bを配置することが可能となる。
図16及び図17に示すように、本発明では、フランジ部3bを用いない場合でも、外側回転部3の出口部分に直進搬送部1bを配置することができるため、フランジ部3bは、本発明において、必須の構成ではない。
このように、本発明では、直進搬送部1bは、回転式フィーダ1aから搬送されるワークをシュートを介さず直接受け取ることができる位置に配置されていればよい。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。本明細書に開示されている発明の構成要件は、それぞれ独立に単独した発明として成立するものとする。各構成要件をあらゆる組み合わせ方法で組み合わせた発明も、本発明に含まれることとする。
本発明は、供給装置に関し、産業上利用可能である。
1 供給装置
1a 回転式フィーダ
1b 直進搬送部
2 内側回転部
3 外側回転部
4 静止部
5 回転用固定ガイド部
6 回転用可動ガイド部
7 止め部
8 出口ガイド部
9 直進用固定ガイド部
11 直進用出口可動ガイド部
12 直進用可動ガイド部
13 台部
14 ベルト
15a,15b プーリー
16 内側回転用モータ
17 外側回転用モータ
17a チェーン
18 直進駆動用モータ
19 幅調整ねじ
20 押付部
23a 引張バネ
21a,21b 丸ベルト
24a,23a,24b,23b,24c,23c,24d,23d,24e,23e,24f,23f,24g,23g, プーリー
26,25 立脚部材

Claims (12)

  1. 内側回転部及び外側回転部を有する回転式フィーダと、
    前記回転式フィーダからのワークを搬送する直進搬送部とを備え、
    前記直進搬送部は、少なくとも、前記回転式フィーダの出口部分の下部に配置されていることを特徴とする、供給装置。
  2. 内側回転部及び外側回転部を有する回転式フィーダと、
    前記回転式フィーダからのワークを搬送する直進搬送部とを備え、
    前記直進搬送部は、前記回転式フィーダから、直接、前記ワークを受け取ることができる位置に配置されていることを特徴とする、供給装置。
  3. 前記外側回転部は、フランジ部を有し、
    前記直進搬送部は、前記フランジ部の下部に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の供給装置。
  4. 前記外側回転部は、溝部を有し、
    前記直進搬送部は、前記溝部の下に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の供給装置。
  5. 前記回転式フィーダは、前記外側回転部上の搬送幅を調整するための可動ガイド部を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の供給装置。
  6. 前記可動ガイド部は、支点を中心に回動可能であることを特徴とする、請求項5に記載の供給装置。
  7. 前記可動ガイド部は、円弧状であることを特徴とする、請求項6に記載の供給装置。
  8. 前記回転式フィーダの出口部に設けられており、前記出口部の搬送幅を調整するための出口可動ガイド部をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の供給装置。
  9. 前記直進搬送部は、伝動部上の搬送幅を調整するための直進用可動ガイド部を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の供給装置。
  10. 前記直進搬送部は、2つの伝動部を有しており、2つの伝動部の間の幅を調整可能とすることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の供給装置。
  11. 直進搬送部の搬送速度は、外側回転部の回転速度よりも大きいことと特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の供給装置。
  12. 内側回転部及び外側回転部を有する回転式フィーダと、
    前記回転式フィーダからのワークを搬送する直進搬送部とを備え、
    前記回転式フィーダは、前記外側回転部上の搬送幅を調整するための可動ガイド部を有することを特徴とする、供給装置。
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