JPH07141482A - 環状物計数機 - Google Patents
環状物計数機Info
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- JPH07141482A JPH07141482A JP31435193A JP31435193A JPH07141482A JP H07141482 A JPH07141482 A JP H07141482A JP 31435193 A JP31435193 A JP 31435193A JP 31435193 A JP31435193 A JP 31435193A JP H07141482 A JPH07141482 A JP H07141482A
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- Japan
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- belt
- annular
- counting
- annular object
- conveyor belt
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 環状物の計数方法について、従来の手作業に
よる工数を大幅に低減するとともに、計数の誤りを皆無
とすることを目的とする。また、多くのサイズを有する
環状物に同時に対応できる。 【構成】 環状物を搬送する搬送ベルト4および環状物
保持板11を設けた、水平に旋回可能な旋回アーム2
と、水平定規10を下降させて環状物の重なりを検出す
る重なり検出装置1と、押出し部材31により、環状物
保持板11上の環状物16を、搬送ベルト4の上に送り
出す搬出装置3と、前記搬送ベルト4の開放端におい
て、搬送された環状物を計数する計数手段5とを備え、
搬送ベルト4が押出し部材31より速く動く環状物検数
機である。
よる工数を大幅に低減するとともに、計数の誤りを皆無
とすることを目的とする。また、多くのサイズを有する
環状物に同時に対応できる。 【構成】 環状物を搬送する搬送ベルト4および環状物
保持板11を設けた、水平に旋回可能な旋回アーム2
と、水平定規10を下降させて環状物の重なりを検出す
る重なり検出装置1と、押出し部材31により、環状物
保持板11上の環状物16を、搬送ベルト4の上に送り
出す搬出装置3と、前記搬送ベルト4の開放端におい
て、搬送された環状物を計数する計数手段5とを備え、
搬送ベルト4が押出し部材31より速く動く環状物検数
機である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、伝動ベルト、輪ゴ
ム、Oリングなどの環状物を計数する装置において、特
に環状物の付着、重なり等による計数の誤りの生じない
計数装置に関する。
ム、Oリングなどの環状物を計数する装置において、特
に環状物の付着、重なり等による計数の誤りの生じない
計数装置に関する。
【0002】
【従来の技術】環状物の一例として伝動ベルトについて
説明する。伝動ベルト(以下、ベルトという。)は、通
常、加硫成形した筒状のベルト材(スラブという)を一
定の間隔で輪切りして連続的に製造される。それらのベ
ルトは同一種類ごとに仕分けされた後、本数を数えら
れ、さらに所定本数ごとにまとめて結束される。
説明する。伝動ベルト(以下、ベルトという。)は、通
常、加硫成形した筒状のベルト材(スラブという)を一
定の間隔で輪切りして連続的に製造される。それらのベ
ルトは同一種類ごとに仕分けされた後、本数を数えら
れ、さらに所定本数ごとにまとめて結束される。
【0003】この計数作業に関し、従来の手作業による
計数作業に加えて、ランダムに置かれた多数のOリング
を自動的に整列させることによって、1本づつ次工程に
供給する装置が提案されている。この種の供給装置に
は、一軸式の供給装置として特公昭56−48412号
公報に記載のものが、また二軸式の供給装置として特開
昭60−15314号公報に記載のものなどがある。
計数作業に加えて、ランダムに置かれた多数のOリング
を自動的に整列させることによって、1本づつ次工程に
供給する装置が提案されている。この種の供給装置に
は、一軸式の供給装置として特公昭56−48412号
公報に記載のものが、また二軸式の供給装置として特開
昭60−15314号公報に記載のものなどがある。
【0004】また、先願に関わる特願平4−18587
8号には、複数本のベルトなどの環状物を懸架して保持
する水平な旋回アームと、この旋回アーム上の環状物を
1本ずつ送り出す搬出手段とを有する環状物の計数・結
束装置が提案されている。
8号には、複数本のベルトなどの環状物を懸架して保持
する水平な旋回アームと、この旋回アーム上の環状物を
1本ずつ送り出す搬出手段とを有する環状物の計数・結
束装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一軸式
装置は、Oリング専用であり、Oリングに比してサイズ
(長さ)が大きいベルトの計数には不向きである。即
ち、この一軸式装置は、Oリングを懸架したネジ溝のあ
る軸を回転することにより一個づつに分離しようとする
ものであるため、その環状物の幅(太さ)に対応する溝
を有する軸が必要となる。従って、幅の種類の多いベル
トにおいては、この装置は適用し難い。
装置は、Oリング専用であり、Oリングに比してサイズ
(長さ)が大きいベルトの計数には不向きである。即
ち、この一軸式装置は、Oリングを懸架したネジ溝のあ
る軸を回転することにより一個づつに分離しようとする
ものであるため、その環状物の幅(太さ)に対応する溝
を有する軸が必要となる。従って、幅の種類の多いベル
トにおいては、この装置は適用し難い。
【0006】二軸式装置は、ネジ溝を有する2本の軸の
間にベルトを掛け渡し、軸を回転させることにより1本
づつに分離する方法である。この場合は二軸間の距離が
固定されるので、一組の装置で計数可能な環状物のサイ
ズが1種類に限定される。そのため、サイズの種類が多
いベルトの計数には多数の装置が必要となり、二軸式装
置は採用が困難である。
間にベルトを掛け渡し、軸を回転させることにより1本
づつに分離する方法である。この場合は二軸間の距離が
固定されるので、一組の装置で計数可能な環状物のサイ
ズが1種類に限定される。そのため、サイズの種類が多
いベルトの計数には多数の装置が必要となり、二軸式装
置は採用が困難である。
【0007】特願平4−185878号の計数・結束装
置は、旋回アームにベルトを懸架し搬出手段により1本
づつ次工程に送るものであり上記の課題は解決された
が、ベルトの厚さ(太さ)が薄いとき、ベルトの構造が
柔らかいとき等は旋回アーム上に懸架するベルトが重な
り、計数に誤りを生じることがある。
置は、旋回アームにベルトを懸架し搬出手段により1本
づつ次工程に送るものであり上記の課題は解決された
が、ベルトの厚さ(太さ)が薄いとき、ベルトの構造が
柔らかいとき等は旋回アーム上に懸架するベルトが重な
り、計数に誤りを生じることがある。
【0008】なお、手作業によるベルトの計数では作業
効率が悪いうえに、計数ミスが生じることがある。
効率が悪いうえに、計数ミスが生じることがある。
【0009】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、多種類のベルトサイズ(長さ、厚さ、幅)に広
く対応でき、かつ、前記の旋回アームにベルトを懸架す
る際の重なり等による、計数の誤りも無くしようとする
ものである。
であり、多種類のベルトサイズ(長さ、厚さ、幅)に広
く対応でき、かつ、前記の旋回アームにベルトを懸架す
る際の重なり等による、計数の誤りも無くしようとする
ものである。
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明の環状物計数機は、a)環状物を懸架して搬
送する搬送ベルトとその搬送ベルトの上方に環状物を懸
架する環状物保持板を設けた、旋回軸により片側を支持
され水平に旋回可能な旋回アームと、b)受け入れ位置に
固定された前記環状物保持板に懸架された環状物の上
に、水平定規を下降させ、この水平定規の停止位置によ
りこの環状物の重なりを検出する重なり検出装置と、c)
前記環状物を前記環状物保持板より前記搬送ベルトの上
に送り出す押出し部材を備え、計数位置に固定された環
状物保持板と平行して設置された搬出装置と、d)前記搬
送ベルトの開放端(旋回アームが旋回軸に支持されてい
ない端部をいう)の近傍に設置され、その搬送ベルトで
搬送された環状物を計数する計数手段とを備えることを
特徴とする。
ために本発明の環状物計数機は、a)環状物を懸架して搬
送する搬送ベルトとその搬送ベルトの上方に環状物を懸
架する環状物保持板を設けた、旋回軸により片側を支持
され水平に旋回可能な旋回アームと、b)受け入れ位置に
固定された前記環状物保持板に懸架された環状物の上
に、水平定規を下降させ、この水平定規の停止位置によ
りこの環状物の重なりを検出する重なり検出装置と、c)
前記環状物を前記環状物保持板より前記搬送ベルトの上
に送り出す押出し部材を備え、計数位置に固定された環
状物保持板と平行して設置された搬出装置と、d)前記搬
送ベルトの開放端(旋回アームが旋回軸に支持されてい
ない端部をいう)の近傍に設置され、その搬送ベルトで
搬送された環状物を計数する計数手段とを備えることを
特徴とする。
【0010】請求項2記載のように、前記搬送ベルトの
搬送速度を、前記搬出装置の送り出し速度より速くする
ことにより環状物を一層分離しやすくすることができ
る。
搬送速度を、前記搬出装置の送り出し速度より速くする
ことにより環状物を一層分離しやすくすることができ
る。
【0011】また、請求項3記載のように、前記搬送ベ
ルトの環状物保持板に覆われていない部分に、環状物の
厚さより僅かに高い位置に設置され、下面が搬送ベルト
の進行方向と逆方向に回転するガイドロールを設けるこ
とにより、万一環状物が重なっていても、1本づつにす
ることができる。
ルトの環状物保持板に覆われていない部分に、環状物の
厚さより僅かに高い位置に設置され、下面が搬送ベルト
の進行方向と逆方向に回転するガイドロールを設けるこ
とにより、万一環状物が重なっていても、1本づつにす
ることができる。
【0012】さらに、請求項4記載のように、前記搬送
ベルトと計数手段との間に、環状物を一時的に保持する
一時保持部材を設け、計数した環状物を一定数量ごとに
区分する間、環状物の流れを一時的に止め、計数されて
いない環状物が計数済み品の中に混入するのを防止する
ことができる。
ベルトと計数手段との間に、環状物を一時的に保持する
一時保持部材を設け、計数した環状物を一定数量ごとに
区分する間、環状物の流れを一時的に止め、計数されて
いない環状物が計数済み品の中に混入するのを防止する
ことができる。
【0013】
【作用】本発明の環状物計数機の作用を、環状物の例と
して伝動ベルト(ベルトという)について説明する。作
業者は、加硫成形された筒状のベルト材(スラブとい
う)から輪切りしたベルトの品質を検査した後、そのベ
ルトを環状物保持板に懸架する。作業者が環状物計数機
を始動すると、まず、重なり検出装置によりベルトの重
なりが検査され、異常のないときは、旋回アームが所定
量(例えば180°)旋回し計数位置に固定された後、
搬出装置と搬送ベルトにより、ベルトは計数手段の方向
に、1本づつ確実に送り出される。更に、ガイドロール
により重なりが防止されることにより、誤り無くベルト
本数を計数することができる。以下、本発明の構成にし
たがってそれぞれの作用を説明する。
して伝動ベルト(ベルトという)について説明する。作
業者は、加硫成形された筒状のベルト材(スラブとい
う)から輪切りしたベルトの品質を検査した後、そのベ
ルトを環状物保持板に懸架する。作業者が環状物計数機
を始動すると、まず、重なり検出装置によりベルトの重
なりが検査され、異常のないときは、旋回アームが所定
量(例えば180°)旋回し計数位置に固定された後、
搬出装置と搬送ベルトにより、ベルトは計数手段の方向
に、1本づつ確実に送り出される。更に、ガイドロール
により重なりが防止されることにより、誤り無くベルト
本数を計数することができる。以下、本発明の構成にし
たがってそれぞれの作用を説明する。
【0014】まず、旋回アームをベルトを受け入れる位
置(以下、受け入れ位置という。)に固定し、計数の対
象であるベルトを、旋回アーム上部に水平に取り付けら
れた環状物保持板に懸架する。その懸架したベルトの上
に、重なり検出装置の水平定規を降下させベルトを押さ
える。ベルトが重なっている場合は、水平定規が傾斜し
若しくは降下途中で停止する。この停止位置をセンサー
によって検出することによりベルトの重なり(異常)を
検出する。重なりが検出された時は、自動的に環状物計
数機の進行を停止し、また、警報と連結することもでき
る。
置(以下、受け入れ位置という。)に固定し、計数の対
象であるベルトを、旋回アーム上部に水平に取り付けら
れた環状物保持板に懸架する。その懸架したベルトの上
に、重なり検出装置の水平定規を降下させベルトを押さ
える。ベルトが重なっている場合は、水平定規が傾斜し
若しくは降下途中で停止する。この停止位置をセンサー
によって検出することによりベルトの重なり(異常)を
検出する。重なりが検出された時は、自動的に環状物計
数機の進行を停止し、また、警報と連結することもでき
る。
【0015】重なりが検出されない(正常)時は、水平
定規は上方に待避し、旋回アームは駆動装置により水平
方向に所定量(例えば180°)旋回し、搬出装置、計
数手段が設けられている位置(計数位置という。)に固
定する。この旋回アームに平行に設置された搬出装置の
押出し部材によりベルトの側面を、計数手段の方向にゆ
っくりと押すことにより、ベルトを1本づつ搬送ベルト
の上に落下させる。搬送ベルトに懸架されたベルトは、
搬送ベルトにより開放端の方向に搬送され、その開放端
より計数手段に送られる。計数手段として、反射型セン
サー等が搬送ベルトの端末に近接した位置に設けられ、
搬送ベルトにより1本づつに分離して搬送されたベルト
を計数する。所定数を計数すると、一時保持部材を作動
させ、搬送ベルト、搬出装置の駆動を停止することがで
きる。
定規は上方に待避し、旋回アームは駆動装置により水平
方向に所定量(例えば180°)旋回し、搬出装置、計
数手段が設けられている位置(計数位置という。)に固
定する。この旋回アームに平行に設置された搬出装置の
押出し部材によりベルトの側面を、計数手段の方向にゆ
っくりと押すことにより、ベルトを1本づつ搬送ベルト
の上に落下させる。搬送ベルトに懸架されたベルトは、
搬送ベルトにより開放端の方向に搬送され、その開放端
より計数手段に送られる。計数手段として、反射型セン
サー等が搬送ベルトの端末に近接した位置に設けられ、
搬送ベルトにより1本づつに分離して搬送されたベルト
を計数する。所定数を計数すると、一時保持部材を作動
させ、搬送ベルト、搬出装置の駆動を停止することがで
きる。
【0016】請求項2記載の装置では、搬送ベルトを、
搬出装置の送り速度より早く動くように設定することに
より、搬送ベルト上に1本のベルトを落下した後、次の
ベルトが落下するまでの間に、搬送ベルトはベルト幅以
上の距離を進み、そのベルトと次のベルトの間隔を広げ
ることができる。これにより、ベルトの重なりを防止
し、計数の誤りを無くせる。
搬出装置の送り速度より早く動くように設定することに
より、搬送ベルト上に1本のベルトを落下した後、次の
ベルトが落下するまでの間に、搬送ベルトはベルト幅以
上の距離を進み、そのベルトと次のベルトの間隔を広げ
ることができる。これにより、ベルトの重なりを防止
し、計数の誤りを無くせる。
【0017】請求項3記載の装置では、ベルトの重なり
をより確実に防止するために設置されるガイドロール
が、搬送ベルトの上方に、ベルト厚さより僅か高い位置
に設置され、かつ、その下面が搬送ベルトの進行方向と
逆方向に回転する様に設置されているので、もし、ベル
トが重なった状態で送られてきた時は、上側のベルトを
搬送ベルトの進行方法の逆方向に押して、1本づつに並
べ直す役割をはたす。なおこのガイドロールの設置高さ
は、ベルト厚さ以下では正常なベルトに接触し、ベルト
厚さの2倍以上となると重なったベルトに接触しなくな
るので、前記のとおりベルト厚さより僅か高い位置とし
た。
をより確実に防止するために設置されるガイドロール
が、搬送ベルトの上方に、ベルト厚さより僅か高い位置
に設置され、かつ、その下面が搬送ベルトの進行方向と
逆方向に回転する様に設置されているので、もし、ベル
トが重なった状態で送られてきた時は、上側のベルトを
搬送ベルトの進行方法の逆方向に押して、1本づつに並
べ直す役割をはたす。なおこのガイドロールの設置高さ
は、ベルト厚さ以下では正常なベルトに接触し、ベルト
厚さの2倍以上となると重なったベルトに接触しなくな
るので、前記のとおりベルト厚さより僅か高い位置とし
た。
【0018】請求項4記載の装置では、計数手段と搬送
ベルトとの間に設けられる一時保持部材が、計数手段が
所定数を計数すると同時に、ロッドを伸ばしてベルトの
流れを一時的に停止することにより、次のステップに進
む区切りを確実にすることができる。計数されたベルト
が次のステップ(説明を省略する結束等)に送られた
後、ロッドは上方に回避され、計数作業は再開される。
ベルトとの間に設けられる一時保持部材が、計数手段が
所定数を計数すると同時に、ロッドを伸ばしてベルトの
流れを一時的に停止することにより、次のステップに進
む区切りを確実にすることができる。計数されたベルト
が次のステップ(説明を省略する結束等)に送られた
後、ロッドは上方に回避され、計数作業は再開される。
【0019】
【実施例】以下、この発明にかかる環状物計数機の実施
例を、環状物がベルトの場合を例に挙げ、図面に基づい
て説明する。
例を、環状物がベルトの場合を例に挙げ、図面に基づい
て説明する。
【0020】図1は、本発明の環状物計数機の概略であ
って、その旋回アーム2を受け入れ位置に固定した状態
を示す正面図である。図2は、本発明の環状物計数機の
右側面図であり、図3は、本発明の環状物計数機の平面
図である。図4は、重なり検出機1の水平定規10を降
下させた状態を示し、仮想線は、ベルトが重なっていな
い正常な状態を示す。図5は、旋回軸18(図1)の基
部拡大図である。図6は、旋回アーム2を計数位置に固
定し、ベルト16を懸架した状態の環状物計数機の平面
図であり、図7は、その正面図を示す。
って、その旋回アーム2を受け入れ位置に固定した状態
を示す正面図である。図2は、本発明の環状物計数機の
右側面図であり、図3は、本発明の環状物計数機の平面
図である。図4は、重なり検出機1の水平定規10を降
下させた状態を示し、仮想線は、ベルトが重なっていな
い正常な状態を示す。図5は、旋回軸18(図1)の基
部拡大図である。図6は、旋回アーム2を計数位置に固
定し、ベルト16を懸架した状態の環状物計数機の平面
図であり、図7は、その正面図を示す。
【0021】図1〜図3に示すように、この実施例のベ
ルト計数機は、重なり検出装置1、旋回アーム2、搬出
装置3、ガイドロール6、検出手段5および一時保持部
材7により構成される。ここで、これらの相互関係を簡
単に説明する。
ルト計数機は、重なり検出装置1、旋回アーム2、搬出
装置3、ガイドロール6、検出手段5および一時保持部
材7により構成される。ここで、これらの相互関係を簡
単に説明する。
【0022】旋回アーム2は、その一端を、受け入れ位
置と計数位置との間(180°)を水平旋回が可能に旋
回軸18に支持されている。重なり検出装置1は、図示
しない架台に取り付け治具12により支持されて、受け
入れ位置に固定された旋回アーム2の上方に位置するよ
うに設置される。搬出装置3(図3)は計数位置の旋回
アーム2に平行し、押出し部材31(図3)が環状物保
持板11の上のベルト16とほぼ同じ高さとなるように
設置される。ガイドロール6(図1)は、計数位置にお
ける旋回アーム2に備えられた搬送ベルト4の、環状物
保持板11に覆われていない部分の上方に、図示しない
支持部材により支持されている。計数手段5(図1)
は、計数位置における旋回アーム2に備えられた搬送ベ
ルト4の開放端近傍に、搬出装置3(図3)の架台47
より取りだした支持部材46により固定される。つぎ
に、これらの構成について細かく説明する。
置と計数位置との間(180°)を水平旋回が可能に旋
回軸18に支持されている。重なり検出装置1は、図示
しない架台に取り付け治具12により支持されて、受け
入れ位置に固定された旋回アーム2の上方に位置するよ
うに設置される。搬出装置3(図3)は計数位置の旋回
アーム2に平行し、押出し部材31(図3)が環状物保
持板11の上のベルト16とほぼ同じ高さとなるように
設置される。ガイドロール6(図1)は、計数位置にお
ける旋回アーム2に備えられた搬送ベルト4の、環状物
保持板11に覆われていない部分の上方に、図示しない
支持部材により支持されている。計数手段5(図1)
は、計数位置における旋回アーム2に備えられた搬送ベ
ルト4の開放端近傍に、搬出装置3(図3)の架台47
より取りだした支持部材46により固定される。つぎ
に、これらの構成について細かく説明する。
【0023】旋回アーム2は、ベルト16を懸架して搬
送する搬送ベルト4と、この搬送ベルト4の上方に設け
たベルト16を懸架する環状物保持板11と、これらの
一端を水平に旋回可能に支持する旋回軸18とにより構
成される。
送する搬送ベルト4と、この搬送ベルト4の上方に設け
たベルト16を懸架する環状物保持板11と、これらの
一端を水平に旋回可能に支持する旋回軸18とにより構
成される。
【0024】搬送ベルト4は、旋回アーム2の旋回軸1
8の上方より、旋回アーム2の開放端までの間に展張さ
れ、シンクロプーリー35、タイミングベルト36を介
して、モーター34により、搬送ベルト4の上面が旋回
軸18側より開放端の方向に動くように回転させる。
8の上方より、旋回アーム2の開放端までの間に展張さ
れ、シンクロプーリー35、タイミングベルト36を介
して、モーター34により、搬送ベルト4の上面が旋回
軸18側より開放端の方向に動くように回転させる。
【0025】環状物保持板11、搬送ベルト4およびベ
ルト16の関係は図4(B)の側面図にも現わされる。
ベルト16は、一定の剛性を有しているので、環状物保
持板11に懸架された時、楕円形となり環状物保持板1
1の幅方向端部によって支持される。環状物保持板11
の幅を搬送ベルト4より広く設計し、かつ、その端部を
湾曲させることにより、懸架されたベルト16が搬送ベ
ルト4に接触することを防止し、かつ、環状物保持板1
1の端部でベルト16が傷つけられることを防止するこ
とができる。
ルト16の関係は図4(B)の側面図にも現わされる。
ベルト16は、一定の剛性を有しているので、環状物保
持板11に懸架された時、楕円形となり環状物保持板1
1の幅方向端部によって支持される。環状物保持板11
の幅を搬送ベルト4より広く設計し、かつ、その端部を
湾曲させることにより、懸架されたベルト16が搬送ベ
ルト4に接触することを防止し、かつ、環状物保持板1
1の端部でベルト16が傷つけられることを防止するこ
とができる。
【0026】環状物保持板11の長さは、搬送ベルト4
の長さより短く(ベルト幅の数倍以上短く)作られてい
る。また、この環状物保持板11は、搬送ベルト4の上
方に旋回軸18側によせて設置される。これにより後で
説明するガイドロール6を設置する場所を確保する。ベ
ルトストッパー40(図3)は、ベルト16を受け入れ
る際、または、旋回する時ベルト16がタイミングベル
ト36等に接触しないようにする突起材である。
の長さより短く(ベルト幅の数倍以上短く)作られてい
る。また、この環状物保持板11は、搬送ベルト4の上
方に旋回軸18側によせて設置される。これにより後で
説明するガイドロール6を設置する場所を確保する。ベ
ルトストッパー40(図3)は、ベルト16を受け入れ
る際、または、旋回する時ベルト16がタイミングベル
ト36等に接触しないようにする突起材である。
【0027】重なり検出装置1について、図4により説
明する。重なり検出装置1は、次のように構成される。
取付治具12を図示しない架台に取り付け、その取付治
具12にはエアシリンダー8、ガイドシャフト9、ガイ
ドシャフト9の軸受13およびセンサー14,15を装
着し、そのエアシリンダー8の下部先端にコの字型の水
平定規10を取り付ける。この水平定規10はガイドシ
ャフト9に連結されている。この左右のガイドシャフト
9のそれぞれには、センサー当たり17が取り付けられ
ている。重なり検出装置1の下方(受け入れ位置)に固
定された旋回アーム2の環状物保持板11にベルト16
が懸架されると、エアシリンダー8は下方に延長され、
水平定規10をベルト16の上面に押しつける。
明する。重なり検出装置1は、次のように構成される。
取付治具12を図示しない架台に取り付け、その取付治
具12にはエアシリンダー8、ガイドシャフト9、ガイ
ドシャフト9の軸受13およびセンサー14,15を装
着し、そのエアシリンダー8の下部先端にコの字型の水
平定規10を取り付ける。この水平定規10はガイドシ
ャフト9に連結されている。この左右のガイドシャフト
9のそれぞれには、センサー当たり17が取り付けられ
ている。重なり検出装置1の下方(受け入れ位置)に固
定された旋回アーム2の環状物保持板11にベルト16
が懸架されると、エアシリンダー8は下方に延長され、
水平定規10をベルト16の上面に押しつける。
【0028】図4はベルト16が重なっていた場合(異
常)を示す。降下した水平定規10は、ベルト16と接
した状態において、重なったベルト16に阻まれて水平
定規10の全体がベルト16と接することができず、傾
斜した状態または降下の途中で停止する。この時、左右
のセンサー当たり17は、センサー14,15の両方ま
たは、いづれか一方を作動させることができず異常を検
出できる。異常が検出されたとき環状物計数機は、通常
の方法により停止され警報を発することもできる。図4
の仮想線はベルト16の重なりの無い場合(正常)を現
し、水平定規10は水平に降下されて、これに連結され
ているガイドシャフト9も同時に降下して、左右2個の
センサー当たり17は、左右のセンサー14,15を同
時に作動させる。これにより、重なりの無いことが確認
できる。
常)を示す。降下した水平定規10は、ベルト16と接
した状態において、重なったベルト16に阻まれて水平
定規10の全体がベルト16と接することができず、傾
斜した状態または降下の途中で停止する。この時、左右
のセンサー当たり17は、センサー14,15の両方ま
たは、いづれか一方を作動させることができず異常を検
出できる。異常が検出されたとき環状物計数機は、通常
の方法により停止され警報を発することもできる。図4
の仮想線はベルト16の重なりの無い場合(正常)を現
し、水平定規10は水平に降下されて、これに連結され
ているガイドシャフト9も同時に降下して、左右2個の
センサー当たり17は、左右のセンサー14,15を同
時に作動させる。これにより、重なりの無いことが確認
できる。
【0029】重なり検出装置1により重なりが検出され
ないとき(正常)は、旋回アーム2は旋回軸18を中心
として、図1右側より左側に180°旋回する。即ち、
図1は旋回アーム2が受け入れ位置に固定されている状
態を示し、重なりの検出されないとき旋回アーム2は、
図1の左側にあたる計数位置に旋回し固定される。この
場合の旋回、固定の機構について図1および図5により
説明する。
ないとき(正常)は、旋回アーム2は旋回軸18を中心
として、図1右側より左側に180°旋回する。即ち、
図1は旋回アーム2が受け入れ位置に固定されている状
態を示し、重なりの検出されないとき旋回アーム2は、
図1の左側にあたる計数位置に旋回し固定される。この
場合の旋回、固定の機構について図1および図5により
説明する。
【0030】図5は、図1に現す旋回アーム2の旋回軸
18の基部の平面図である。旋回軸18は、基台48に
垂直に支持され、その下部にプーリー19を設ける。そ
のプーリー19はタイミングベルト22を介してモータ
ー20により旋回される。旋回軸18の固定位置は、そ
の基部に取付られた位置標識25(図2、図5)を位置
センサー23または24により検出することにより定め
られる。更に、平行する平面を有する固定部材18−1
を旋回軸18の下部に固定し、かつ、基部の特定位置に
位置決め装置26を設ける。その位置決め装置26の先
端に位置決め板26−1を設ける。センサー23または
24により、受け入れ位置または計数位置に停止した旋
回軸18は、固定部材18−1に位置決め板26−1を
押しつけることにより固定される。旋回するときは位置
決め板26−1を固定部材18−1より引き離す(図5
において左方向に移動する)ことにより、旋回軸18を
旋回自由にする。
18の基部の平面図である。旋回軸18は、基台48に
垂直に支持され、その下部にプーリー19を設ける。そ
のプーリー19はタイミングベルト22を介してモータ
ー20により旋回される。旋回軸18の固定位置は、そ
の基部に取付られた位置標識25(図2、図5)を位置
センサー23または24により検出することにより定め
られる。更に、平行する平面を有する固定部材18−1
を旋回軸18の下部に固定し、かつ、基部の特定位置に
位置決め装置26を設ける。その位置決め装置26の先
端に位置決め板26−1を設ける。センサー23または
24により、受け入れ位置または計数位置に停止した旋
回軸18は、固定部材18−1に位置決め板26−1を
押しつけることにより固定される。旋回するときは位置
決め板26−1を固定部材18−1より引き離す(図5
において左方向に移動する)ことにより、旋回軸18を
旋回自由にする。
【0031】つぎに、図6および図7により、ベルト1
6が懸架された旋回アーム2が計数位置に固定された状
態における環状物計数機の構造と、その作用について説
明する。図6は、旋回アーム2の搬送ベルト4が搬出装
置3に平行な位置(即ち、計数位置)に固定された状態
における平面図である。図7は、その正面図である。搬
出装置3は、押出し部材31、ナット30、ネジ杆2
8、センサー32,33、モーター27および直動案内
杆29により構成される。押出し部材31は、旋回アー
ム2の環状物保持板11に懸架されたベルト16の送り
出し方向の後方に位置し、直動案内杆29およびネジ杆
28に支持されている。その押出し部材31は、ナット
30を介してネジ杆28に連結され、そのネジ杆28が
モーター27により回転することにより前後(図面上の
左右)に移動することができる。その移動範囲はセンサ
ー32よりセンサー33までの間を往復する。
6が懸架された旋回アーム2が計数位置に固定された状
態における環状物計数機の構造と、その作用について説
明する。図6は、旋回アーム2の搬送ベルト4が搬出装
置3に平行な位置(即ち、計数位置)に固定された状態
における平面図である。図7は、その正面図である。搬
出装置3は、押出し部材31、ナット30、ネジ杆2
8、センサー32,33、モーター27および直動案内
杆29により構成される。押出し部材31は、旋回アー
ム2の環状物保持板11に懸架されたベルト16の送り
出し方向の後方に位置し、直動案内杆29およびネジ杆
28に支持されている。その押出し部材31は、ナット
30を介してネジ杆28に連結され、そのネジ杆28が
モーター27により回転することにより前後(図面上の
左右)に移動することができる。その移動範囲はセンサ
ー32よりセンサー33までの間を往復する。
【0032】押出し部材31は、センサー32の位置を
出発点とし、押し出し方向(図面では左方向)に移動す
ることにより、環状物保持板11上のベルト16を押し
出し方向に押し出し、ベルト16を搬送ベルト4の上に
一本づつ落下させる。押出し部材31がセンサー33の
位置まで移動すると、モーター27は、逆転して押出し
部材31を、センサー32の位置まで戻して停止する。
出発点とし、押し出し方向(図面では左方向)に移動す
ることにより、環状物保持板11上のベルト16を押し
出し方向に押し出し、ベルト16を搬送ベルト4の上に
一本づつ落下させる。押出し部材31がセンサー33の
位置まで移動すると、モーター27は、逆転して押出し
部材31を、センサー32の位置まで戻して停止する。
【0033】前記のように旋回アーム2の搬送ベルト4
は、旋回軸18の上部から旋回アーム2の開放端(計数
センサー5の近傍)まで展張され、モーター35により
駆動される。これによって、ベルト16は旋回アーム2
の開放端まで運搬される。その搬送速度を押出し部材3
1の移動速度より少し速く設定することにより、ベルト
16が開放端まで送られるとともに、ベルト16相互間
の間隙を広げ、ベルト16の重なりを防止することがで
きる。
は、旋回軸18の上部から旋回アーム2の開放端(計数
センサー5の近傍)まで展張され、モーター35により
駆動される。これによって、ベルト16は旋回アーム2
の開放端まで運搬される。その搬送速度を押出し部材3
1の移動速度より少し速く設定することにより、ベルト
16が開放端まで送られるとともに、ベルト16相互間
の間隙を広げ、ベルト16の重なりを防止することがで
きる。
【0034】ガイドロール6は、搬送ベルト4上であっ
て、ベルト16の厚さより僅か高い位置(本例では、ベ
ルト厚さの1.1倍の高さ)に設置され、モーター41
によりその下面を送り方向の反対方向に回転している。
これにより、ベルト16が環状物保持板11より搬送ベ
ルト4の上に落下するとき、もし異常が発生した場合に
おいても、重なったベルト16を送り方向の反対方向に
押し落とすことができる。
て、ベルト16の厚さより僅か高い位置(本例では、ベ
ルト厚さの1.1倍の高さ)に設置され、モーター41
によりその下面を送り方向の反対方向に回転している。
これにより、ベルト16が環状物保持板11より搬送ベ
ルト4の上に落下するとき、もし異常が発生した場合に
おいても、重なったベルト16を送り方向の反対方向に
押し落とすことができる。
【0035】計数手段5は、通常の計数センサーを使用
することができるが、この実施例では2個の反射型セン
サー5−1,5−2と反射板39により構成した。搬送
ベルト4の開放端より送り出されたベルト16は、反射
型センサー5−1,5−2と反射板39の間を一本づつ
落下し、ベルト保持具45(所定本数のベルトを一時的
に保持する鈎状杆)に送られる。以後、次工程である結
束工程に移行する。2個の反射型センサーは一本のベル
ト16の幅以上の間隔を開いて設置されているので、そ
れぞれの反射型センサー5−1,5−2は独立してベル
ト16を計数することができる。従って、2個の反射型
計数センサー5−1,5−2の計数値が一致したときに
その計数を確定することにより、計数手段5の誤り防止
を一層確実にすることができる。
することができるが、この実施例では2個の反射型セン
サー5−1,5−2と反射板39により構成した。搬送
ベルト4の開放端より送り出されたベルト16は、反射
型センサー5−1,5−2と反射板39の間を一本づつ
落下し、ベルト保持具45(所定本数のベルトを一時的
に保持する鈎状杆)に送られる。以後、次工程である結
束工程に移行する。2個の反射型センサーは一本のベル
ト16の幅以上の間隔を開いて設置されているので、そ
れぞれの反射型センサー5−1,5−2は独立してベル
ト16を計数することができる。従って、2個の反射型
計数センサー5−1,5−2の計数値が一致したときに
その計数を確定することにより、計数手段5の誤り防止
を一層確実にすることができる。
【0036】一時保持部材7は、シリンダーとロッド4
4により構成され、搬送ベルト4と計数手段5の間に設
置される。計数手段5により所定数が計数されたとき、
環状物計数機は停止するが、その時点で搬送ベルト4を
離れたベルト16が存在することがある。ロッド44は
計数完了と同時に搬送ベルト4の方向に延伸され、ベル
ト16を一時的に保持することにより、計数されないベ
ルト16がベルト保持具45に落下するのを防止する。
この時間が経過した後、ロッド44はシリンダー内に格
納され、ベルト16は流れ始める。
4により構成され、搬送ベルト4と計数手段5の間に設
置される。計数手段5により所定数が計数されたとき、
環状物計数機は停止するが、その時点で搬送ベルト4を
離れたベルト16が存在することがある。ロッド44は
計数完了と同時に搬送ベルト4の方向に延伸され、ベル
ト16を一時的に保持することにより、計数されないベ
ルト16がベルト保持具45に落下するのを防止する。
この時間が経過した後、ロッド44はシリンダー内に格
納され、ベルト16は流れ始める。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
環状物計数機には、次の効果が認められる。
環状物計数機には、次の効果が認められる。
【0038】(1) 従来の手作業による計数作業に比べる
と、人による作業は環状物を環状物保持板にベルトを懸
架する作業以外の作業は無くなり、省人化に役立ち、か
つ、人の注意力に起因する計数の誤りは皆無となった。
また、前述の一軸式装置による環状物のサイズ(長さ)
による制限は取り除かれ、前述の二軸式装置におけるベ
ルトのサイズ(長さ)ごとに装置が必要となるわずらわ
しさも解消された。更に、特願平4−185878号に
記載の発明に比しても、ベルトの重なりによる計数機の
停止、計数の誤り等を解消した。即ち、重なり検出機に
より作業開始時点での重なりが完全に排除される。
と、人による作業は環状物を環状物保持板にベルトを懸
架する作業以外の作業は無くなり、省人化に役立ち、か
つ、人の注意力に起因する計数の誤りは皆無となった。
また、前述の一軸式装置による環状物のサイズ(長さ)
による制限は取り除かれ、前述の二軸式装置におけるベ
ルトのサイズ(長さ)ごとに装置が必要となるわずらわ
しさも解消された。更に、特願平4−185878号に
記載の発明に比しても、ベルトの重なりによる計数機の
停止、計数の誤り等を解消した。即ち、重なり検出機に
より作業開始時点での重なりが完全に排除される。
【0039】(2) 請求項2記載の装置では、搬送ベルト
の送り速度を搬出装置の送り速度より速くする事により
ベルト相互間隔を広げることにより計数手段の計数精度
を一層向上できる。
の送り速度を搬出装置の送り速度より速くする事により
ベルト相互間隔を広げることにより計数手段の計数精度
を一層向上できる。
【0040】(3) 請求項3記載の装置では、ガイドロー
ルを設置することにより、そのリミットゲージとしての
機能により、搬出装置と搬送ベルトの間で発生する重な
りを解消することができる。
ルを設置することにより、そのリミットゲージとしての
機能により、搬出装置と搬送ベルトの間で発生する重な
りを解消することができる。
【0041】(4) 請求項4記載の装置では、一時保持部
材を取り付けることにより、計数の区切りによる計数の
誤りも防止することができる。
材を取り付けることにより、計数の区切りによる計数の
誤りも防止することができる。
【図1】本発明の環状物計数機の正面図であり、旋回ア
ーム2が受け入れ位置に固定され、ベルト16を環状物
保持板11に懸架した状態を現す。仮想線は、旋回アー
ムが計数位置に固定された状態を示す。
ーム2が受け入れ位置に固定され、ベルト16を環状物
保持板11に懸架した状態を現す。仮想線は、旋回アー
ムが計数位置に固定された状態を示す。
【図2】本発明の環状物計数機の側面図であり、旋回ア
ーム2が受け入れ位置に固定された状態を現す。ベルト
は懸架されていない。
ーム2が受け入れ位置に固定された状態を現す。ベルト
は懸架されていない。
【図3】本発明の環状物計数機の平面図であり、旋回ア
ーム2が受け入れ位置に固定された状態を現す。ベルト
は懸架されていない。
ーム2が受け入れ位置に固定された状態を現す。ベルト
は懸架されていない。
【図4】ベルト16が重なっている異常な場合に、重な
り検出機の水平定規10を降下させた状態の環状物計数
機の一部を現し、仮想線はベルト16が重なっていない
正常な場合を現す。図4(A)は、その正面図であり、図
4(B)はその側面図である。
り検出機の水平定規10を降下させた状態の環状物計数
機の一部を現し、仮想線はベルト16が重なっていない
正常な場合を現す。図4(A)は、その正面図であり、図
4(B)はその側面図である。
【図5】旋回アーム2の旋回軸18の基部を現す平面図
である。
である。
【図6】旋回アーム2が計数位置にある本発明の環状物
計数機の平面図である。旋回アーム2にベルト16が懸
架された状態を現す。
計数機の平面図である。旋回アーム2にベルト16が懸
架された状態を現す。
【図7】旋回アーム2が計数位置にある本発明の環状物
計数機の正面図である。旋回アーム2にベルト16が懸
架された状態を現す。
計数機の正面図である。旋回アーム2にベルト16が懸
架された状態を現す。
1 重なり検出装置 2 旋回アーム 3 搬出装置 4 搬送ベルト 5 計数手段 6 ガイドロール 7 一時保持部材 8 エアシリンダー 10 水平定規 11 環状物保持板 16 ベルト 18 旋回軸 23・24 旋回軸のシャフト位置センサー 26 位置決め装置 28 ネジ杆 29 直動案内杆 31 押出し部材 32・33 押出し部材の位置センサー 39 反射板 40 ベルトストッパー 44 ロッド 45 ベルト保持具
Claims (4)
- 【請求項1】 伝動ベルトなど環状物を計数する環状物
計数機において、 a) 環状物を懸架して搬送する搬送ベルトおよびその搬
送ベルトの上方に環状物を懸架する環状物保持板を設け
た、旋回軸により片側を支持されて水平に旋回可能な旋
回アームと、 b) 受け入れ位置に固定された前記環状物保持板に懸架
された環状物の上に、水平定規を下降させ、この水平定
規の停止位置によりこの環状物の重なりを検出する重な
り検出装置と、 c) 環状物を前記環状物保持板より前記搬送ベルトの上
に送り出す押出し部材を備え、計数位置に固定された前
記環状物保持板と平行して設置された搬出装置と、 d) 前記搬送ベルトの開放端の近傍に設置され、その搬
送ベルトで搬送された環状物を計数する計数手段とを備
えることを特徴とする環状物計数機。 - 【請求項2】 前記搬送ベルトの搬送速度を、前記搬出
装置の送り出し速度より速くしたことを特徴とする請求
項1に記載の環状物計数機。 - 【請求項3】 前記搬送ベルトの環状物保持板に覆われ
ていない部分に、環状物の厚さより僅かに高い位置に設
置され、下面が搬送ベルトの進行方向と逆方向に回転す
るガイドロールを設けた請求項1または請求項2に記載
の環状物計数機。 - 【請求項4】 前記搬送ベルトと前記計数手段との間
に、環状物を一時的に保持する一時保持部材を設けた請
求項1〜3のいずれかに記載の環状物計数機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31435193A JPH07141482A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 環状物計数機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31435193A JPH07141482A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 環状物計数機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07141482A true JPH07141482A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=18052286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31435193A Pending JPH07141482A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 環状物計数機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07141482A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005018272A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-01-20 | Mitsuboshi Belting Ltd | 環状物計数装置及び環状物計数方法 |
JP2005018616A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Mitsuboshi Belting Ltd | 環状物計数装置及び環状物計数方法 |
JP2005035616A (ja) * | 2003-07-15 | 2005-02-10 | Mitsuboshi Belting Ltd | 環状物整列装置、環状物整列方法、及びこれを用いた環状物計数装置 |
JP2007026381A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Mitsuboshi Belting Ltd | 環状物計数装置及び環状物計数方法 |
JP2017126115A (ja) * | 2016-01-12 | 2017-07-20 | 三ツ星ベルト株式会社 | 環状物の計数装置 |
JP2019164789A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-26 | 三ツ星ベルト株式会社 | 計数装置 |
-
1993
- 1993-11-18 JP JP31435193A patent/JPH07141482A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005018272A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-01-20 | Mitsuboshi Belting Ltd | 環状物計数装置及び環状物計数方法 |
JP4550376B2 (ja) * | 2003-06-24 | 2010-09-22 | 三ツ星ベルト株式会社 | 環状物計数装置及び環状物計数方法 |
JP2005018616A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Mitsuboshi Belting Ltd | 環状物計数装置及び環状物計数方法 |
JP2005035616A (ja) * | 2003-07-15 | 2005-02-10 | Mitsuboshi Belting Ltd | 環状物整列装置、環状物整列方法、及びこれを用いた環状物計数装置 |
JP2007026381A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Mitsuboshi Belting Ltd | 環状物計数装置及び環状物計数方法 |
JP2017126115A (ja) * | 2016-01-12 | 2017-07-20 | 三ツ星ベルト株式会社 | 環状物の計数装置 |
JP2019164789A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-26 | 三ツ星ベルト株式会社 | 計数装置 |
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