JPS5926532B2 - シガレツト包装機の包装材検出・廃棄装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、超高速パケットシガレット包装機における包
装材の送り装置に関し、詳しくはこれらのパケットの内
部包装に用いる包装材（ｆｏｉｌ）の長さを検出しかつ
（不良品を）廃棄する装置に関する。

この種の装置で知られているものに、例えば同じ出願人
ジー、デイー、ソシエタ、ペル、アジオニ（ Ｇ、、Ｄ
、、Ｓｏｃｉｅｔａｐｅｒａ２ｉｏｎｉ）の商品名Ｘ１
およびＸ２なる、ソフトないしアメリカンシガレツトの
束を包装しかつヒンジ蓋型の包装機があり、これは１分
間当り、４００パケットの製造能力があり、シガレット
の束は間欠的に前進移動するコンベアベルトの区画部材
によつて束ね作業域から包装作業域へ搬送される。

この間欠搬送中において、コンベアが停止している間、
各区画部材は、シガレツトの束内に逸脱したり短かかつ
たりあるいは欠陥のあるシガレツトを検出するコントロ
ール装置の作用設定位置に対応する位置にある。

例えば、同じ出願人による日本特許出願昭和４３年第２
６１８４号（特公昭５２−３８１２０号公報）参照。欠
陥のあるシガレツトの束を発見した場合、コントロール
装置は、そのシガレツトの束を徹去するために、同じコ
ンベアの経路に沿つて後方に配置された排除装置に情報
を伝える。

また上記のような欠陥が発生した場合に、コントロール
装置が各種の包装材供給ラインに停止命令を送り、シガ
レツトが逸脱したりあるいは欠陥のあるシガレツトの束
を包装してしまわないように装置部材を停止させること
も、既に知られており例えば同じ出願人の日本特許出願
昭和４３年第２６１８４号（特公昭５２−３８１２０号
公報参照）に記載されている。

すなわち、欠陥品が供給ラインに保持されてしまうこと
により、シガレツトの束を覆うための包装紙、外側包装
用のラベルおよび政府マーク等が停止し、次の欠陥のな
いシガレツトの束を待たせる。

しかしながら、このような処理方法は、外側包装紙又は
ラベルおよび政府シール用の供給ラインに関する本出願
の明細書を考慮しないならば、走行中における包装紙（
ＦＯｉｌ）供給ラインおよび包装機の出口部分の構造お
よび作用についていくつかの短所を含んでいる。

包装紙（ＦＯｉｌ）の長さ部分を供給するに適した装置
は、例えば同じ出願人の日本特許出願４３年第２６１８
４号（特公昭５２−３８１２０号公報参照）に記載され
ているように、超高速包装（パツカ）装置において連続
的に回転運動する数多くの組識体を含んでいる。作動中
における物体の高慣性力は、シガレットの逸脱した束あ
るいは欠陥のある束を発見した後装置を即時に停止する
こと又は停止後において作動を充分早く再開することの
いずれかを不可能にする。このような慣性力のため、コ
ントロール装置が空の区画部材の信号又は欠陥のあるシ
ガレツトの束の信号を送る時、包装機（ハッカー）は作
業レベル以下の速度の適当な時間間隔でもつて走行する
ようになつている。

これが起る場合は、一方において供給ラインの停止を助
長する利点があり、かつ低速度期間の中間時点において
通常の作業を回復するにもかかわらず、包装機（ハッカ
ー）の出力の点で一連の欠点が露呈される。

従つて、．本発明の目的は、上記のような緊急状態の場
合においても、通常の出力状態が維持されるような作業
速度でもつて包装機（パーカ一）を作動させるべく、包
装材（ＦＯｉｌ）を長さ方向に送る供給ラインに改良を
加えることである。

本発明の他の目的は、従来から知られていた装置よりも
簡単なものとしかつ同じような作業を行なう上述の如き
装置を経済的なものにすることである。

これらの目的は本発明により達成される。

本発明の装置は、超高速パケツトシガレツト包装機にお
ける包装材の長さを検出しかつ廃棄する装置であつて、
シガレツトの束を束ね領域から第一包装ステーシヨンの
直前の最終位置まで間欠的に送るための区画部材を有す
るコンベアと、シガレツトが逸脱したり，あるいは欠陥
のあるシガレツトの束を検出するコンベアに沿つて配置
したコントロール部材と、上記コンベアの下側に同コン
ベアに沿つて配置しかつ上記コントロール部材の命令に
より作動する排除装置と、シガレツトの束の上記最終位
置と上記第一包装ステーシヨンとの間の垂直平面に沿つ
て包装材を滞溜位置へ長手方向に送りかつ上記垂直平面
に沿つたシガレツトの束の信号の長さに応答して停止お
よび検出する部材を含む供給ラインと、シガレツトの束
の信号により上記最終位置から上記第一包装ステーシヨ
ンまで包装材を長手方向に送る装置とを含んで成り、上
記垂直送り面に平行でかつ水平な軸のまわりを連続的に
回転しかつその垂直送り面に正接し更に上記停止および
検出部材の上側に位置する少なくとも１つの回転輪と、
上記送り面に関し連続回転する上記回転輪の反対側に配
置しかつ上記回転輪の軸と平行な軸に取り付けそれに接
触したり遠ざかつたりするアイドラと、上記コントロー
ル部材用の電磁石によつて命令される装置と、上記アイ
ドラおよびこの命令される装置に関連する停止・検出部
材用の機械的リンクとを含み、シガレツトが逸脱したり
あるいは欠陥のあるシガレツトの束を検知するコントロ
ール部材からの信号により上記停止・検出部材が上記垂
直送り面に関して位置を移動すると共に、アイドラが上
記回転輪から遠ざかつたり接触したりすることを特徴と
するものである。以下、添付図面に基づいて本発明の実
施例につき詳細に説明する。図において、符号１はパケ
ツトシガレツト包装機のベースの一部を構成している壁
を示すものである。

符号２は輪３（第１図に１個だけ見える）の周囲リング
上を間欠的に移動するコンベアベルトであつて、ベルト
の前進方向に交差して載せられたシガレツトの完全な束
を搬送することのできる構成部材４を有している。各コ
ンベア２の通路において符号５で示す位置間隔に相当す
る間隔だけ、コントロールステーシヨン６に全く正規に
置かれかつ従つてステーシヨン７において前進されない
シガレツトの束は、図示しない公知の手段によつて、シ
ガレツトの軸に関して上方に移送され、区画部材８（第
１図の右側に見える方）において回転ヘツド９上を水平
軸のまわりを反時計方向に間欠的に回転する相互に直径
方向に対向した２つの区画部材へ移動する。

１８０度回転すると、シガレツトの束は、パケツトの内
部包装をするための包装材（ＦＯｌｌ）の垂直送り面に
隣接する位置１０へ搬送される。

薄い連続シートのロールは巻取部において回転され、続
いて図示しない装置によつて長さ部分１１に細分化され
る。そして長さ部分１１は垂直案内部１２，１３によつ
て前記垂直送り面に沿つて案内され位置１０に隣接する
それらの使用領域に到達する。この領域において各長さ
部分１１は案内部１２，１３の下端部間の上側および案
内部１４に設けられた開口部を貫通する送り面内に挿入
した停止用および検査用の板状体１６によつてそれの下
縁部の端部に対して支持された垂直案内部１４，１５の
適切に印を付けられた送り部の端部間の下側に挿人され
る。

水平方向に往復移動する図示しない押圧装置はシガレツ
トの束を、それを担持する回転ヘツド９から前記使用領
域内の滞溜位置の長さ部分１１を遮断し、かつかくして
滞溜位置における回転へツド１８の構成部材１７まで前
進せしめる。

公知のように、水平軸上に取り付けられかつ時計方向に
間欠的に回転する上記回転ヘツド１８は、折りたたみ用
の固定および移動手段と共働して、内側シート包装材を
シガレツトの束のまわりに置くために提供される。

″第１図において、符号１９はブラケツト２０に
よつて前述の壁１に固定された電磁石を示している。

スピンドル２１はその下端部が電磁石１９のアンカーに
取り付けられ、かつブラケツト２０および壁１に関して
結合された案内部材２２，２３に沿つて軸方向に摺動可
能である。スピンドル２１のまわりに、これに固定され
たリング２４と案内部材２２との間にばね２５が設けら
れている。スピンドル２１の上端は、第１図において垂
直送り面の右側に見えるように壁１の２８にセツトされ
たＴ形レバー２７のアーム２６の支点を形成する。反対
側に対向するＴ形レバー２７の２つのアーム２９，３０
はそれぞれリンク３１，３２を介してスピンドル３３，
３４にそれぞれ連結され、これらのスピンドルは垂直送
り面に対して垂直方向にありかつ壁１に取り付けられた
プロツク３５上を摺動可能に支持されている。

スピンドル３３はフオーク３６を介して、壁１に対して
垂直の同軸３８に取り付けた２つのアイドラ３７を支持
している。スピンドル３４の自由端は壁１に対して垂直
に置かれた小さなバ一３９に固定され、このバ一の一端
は前述の小板に結合している。符号４０は、案内部１５
の左側にあつて壁１から突き出した連続回転用シャフト
を示しており、このシャフト４０は軸３８に平行でかつ
水平方向に並んでいる。

アイドラ３７に面する上記シャフト４０の端部には、ゴ
ム製又は他の弾性材の被覆体でカバーされた輪４１が結
合されており、この輪４１の寸法はその周面が案内部内
に形成された開口部を貫通するシート送り垂直面に対し
て正接するように設定される。

通常の状態において、即ち構成部材４が正規のシガレツ
トの束によつて占拠されている場合において、電磁石１
９が作動しばね２５の抵触力を克服すると、スピンドル
２１に従つてＴ形レバー２７のアーム２６に引張力が及
ぶ。

この場合、スピンドル３４は送り面に関して前進した状
態にありかつ案内部１４，１５間に挿入された小板１６
は前述したように包装シートの長さ部分１１の停止チエ
ツクする機能を果たす。また、一方において、このよう
な状態におけるスピンドル３３は垂直送り面に関して引
き下がつた位置にあり、かつアイドラ３７は案内部１４
，１５から離れている。コンベア２に沿つた配置された
前述のコントロール装置が、空の区画部材ないしシガレ
ツトの逸脱したあるいは欠陥のあるシガレツトの束を発
見した場合について述べる。このような状態において、
同コントロール装置はコンベアに沿つて下側に配置され
た排除装置に警報を与えると共に、コントロールステー
シヨン６と位置１０との間の距離に相当するコンベアの
移動時間だけ遅延して、本発明装置の構成部分をなす電
磁石１９を励止させる命令を送る。

それと同時に、スピンドル２１はばね２５の力によつて
軸方向に摺動し、Ｔ型レバー２７をその支点２８のまわ
りに反時計方向に回転させる。

スピンドル３４は左側から右側へ摺動し、同時に小板１
６を包装紙送り面から引つ張り、一方スピンドル３３は
右側から左側へ摺動し、アイドラ３７を回転輪４１の周
面に接触させる。アイドラ３７および回転輪４１は、シ
ガレツトの束が空になつている区画部材８の位置１０の
到来に同期して、案内部材１４および１５の下端に位置
する排除位置の側へ、互いに共働してそれらの間でもつ
て包装材を長手方向に引き出すのである。

本発明の装置は以上に述べたような作用によつて、上で
述べた目的が達成され、かつたとえコンベア２上の区画
部材が空になつている場合ないしシガレツトが逸脱した
りあるいは欠陥のあるシガレツトの束がある場合であつ
ても、パケツトシガレツト包装機において通常の包装機
の送り速度でもつて作業を行なうことができるのである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置を含むパケツトシガレツト包装機
（ハッカー）の部分側面図であり、第２図は第１図線一
線における断面図である。 ２・・・・・・コンベアベルト、４，８・・・・・・区
画部材、６・・・・・・コントロールステーシヨン、１
６・・・・・・停止・検出部材、１９・・・・・・電磁
石、３７・・・・・・アイドラ、４１・・・・・・回転
輪。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 超高速パケットシガレット包装機における包装材の
   長さを検出しかつ廃棄する装置であつて、シガレットの
   束を束ね領域から第一包装ステーションの直前の最終位
   置まで間欠的に送るための区画部材を有するコンベアと
   、シガレットが逸脱したりあるいは欠陥のあるシガレッ
   トの束を検出するコンベアに沿つて配置したコントロー
   ル部材と、上記コンベアの下側に同コンベアに沿つて配
   置しかつ上記コントロール部材の命令により作動する排
   除装置と、シガレットの束の上記最終位置と上記第一包
   装ステーションとの間の垂直平面に沿つて包装材を滞溜
   位置へ長手方向に送りかつ上記垂直平面に沿つたシガレ
   ットの束の信号の長さに応答して停止および検出する部
   材を含む供給ラインと、シガレットの束の信号により上
   記最終位置から上記第一包装ステーションまで包装材を
   長手方向に送る装置とを含んで成り、上記垂直送り面に
   平行でかつ水平な軸のまわりを連続的に回転しかつその
   垂直送り面に正接し更に上記停止および検出部材１６の
   上側に位置する少なくとも１つの回転輪４１と、上記送
   り面に関し連続回転する上記回転輪の反対側に配置しか
   つ上記回転輪の軸と平行な軸に取り付けそれに接触した
   り遠ざかつたりするアイドラ３７と、上記コントロール
   部材用の電磁石１９によつて命令される装置と、上記ア
   イドラおよびこの命令される装置に関連する停止・検出
   部材用の機械的リンクとを含み、シガレットが逸脱した
   りあるいは欠陥のあるシガレットの束を検知するコント
   ロール部材からの信号により上記停止・検出部材が上記
   垂直送り面に関して位置を移動すると共に、アイドラが
   上記回転輪４１から遠ざかつたり接触したりすることを
   特徴とするシガレット包装機の包装材検出・廃棄装置。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、上記停
   止および検出部材１６および上記アイドラ３７はそれぞ
   れのスピンドル３４、３３の一端に取り付けられ、これ
   らスピンドルの他端は固定点２８のまわりを揺動する三
   腕支点バランス部材２７の対向する二つの腕３０、２９
   の端部にそれぞれ関節結合され、このバランス部材２７
   の第三腕２６の自由端は電磁石１９に命令される部材に
   連結されることを特徴とする装置。