JPH0752089A - シートの自動切断装置 - Google Patents
シートの自動切断装置Info
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- JPH0752089A JPH0752089A JP20142993A JP20142993A JPH0752089A JP H0752089 A JPH0752089 A JP H0752089A JP 20142993 A JP20142993 A JP 20142993A JP 20142993 A JP20142993 A JP 20142993A JP H0752089 A JPH0752089 A JP H0752089A
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- Japan
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- sheet material
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- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート材を切断して得た切断シートの寸法の
検査作業を容易にする。 【構成】 長尺のシート材1を送るフィードローラ2。
フィードローラ2を回転駆動するフィードモーター3。
フィードモーター3の回転数を計測するエンコーダー
4。エンコーダー4による計測値に基づいて作動されシ
ート材1を切断する切断機5。シート材1の送り量を非
接触で計測してシート材1の切断長さを検知するフィー
ドセンサー6。フィードセンサー6によるシート材1の
切断長さの検知結果に基づいて切断長さが不良な切断シ
ート材9を排除する排除機構7。これらを具備してシー
トの自動切断装置を形成する。シート材1の切断寸法に
ばらつきが発生しても、この寸法のばらつきをフィード
センサー6で検知して寸法不良の切断シート9を排除す
る。
検査作業を容易にする。 【構成】 長尺のシート材1を送るフィードローラ2。
フィードローラ2を回転駆動するフィードモーター3。
フィードモーター3の回転数を計測するエンコーダー
4。エンコーダー4による計測値に基づいて作動されシ
ート材1を切断する切断機5。シート材1の送り量を非
接触で計測してシート材1の切断長さを検知するフィー
ドセンサー6。フィードセンサー6によるシート材1の
切断長さの検知結果に基づいて切断長さが不良な切断シ
ート材9を排除する排除機構7。これらを具備してシー
トの自動切断装置を形成する。シート材1の切断寸法に
ばらつきが発生しても、この寸法のばらつきをフィード
センサー6で検知して寸法不良の切断シート9を排除す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SMCなどの長尺のシ
ートを所定寸法で切断するシートの自動切断装置に関す
るものである。
ートを所定寸法で切断するシートの自動切断装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】SMC(シートモールディングコンパウ
ンド)などの長尺のシート材1を自動的に所定の一定寸
法に切断する装置として、従来から図4に示すものが用
いられている。すなわちこのものでは、フィードローラ
2とピンチローラ11との間にシート材1を通し、フィ
ードモーター3でフィードローラ2を回転駆動すること
によってシート材1を送り、カッターナイフ等を具備し
て形成される切断機5でシート材1を切断するようにし
てある。そして、フィードローラ2によるシート材1の
送り寸法はフィードローラ2の回転数、つまりフィード
モーター3の回転数によって決まるので、フィードモー
ター3の回転数をパルスエンコーダーなどのエンコーダ
ー4のパルス計測で測定し、パルス計測値が所定値にな
る度に切断機5を作動させることによって、所定の一定
寸法でシート材1を自動的に切断して切断シート9を得
ることができるようにしてある。
ンド)などの長尺のシート材1を自動的に所定の一定寸
法に切断する装置として、従来から図4に示すものが用
いられている。すなわちこのものでは、フィードローラ
2とピンチローラ11との間にシート材1を通し、フィ
ードモーター3でフィードローラ2を回転駆動すること
によってシート材1を送り、カッターナイフ等を具備し
て形成される切断機5でシート材1を切断するようにし
てある。そして、フィードローラ2によるシート材1の
送り寸法はフィードローラ2の回転数、つまりフィード
モーター3の回転数によって決まるので、フィードモー
ター3の回転数をパルスエンコーダーなどのエンコーダ
ー4のパルス計測で測定し、パルス計測値が所定値にな
る度に切断機5を作動させることによって、所定の一定
寸法でシート材1を自動的に切断して切断シート9を得
ることができるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにフィード
モーター3の回転数、つまりフィードローラ2の回転数
でシート材1の送り寸法を測定して切断する場合、フィ
ードローラ2とシート材1との間にスリップがあると、
フィードローラ2の回転よりもシート材1の送り寸法が
短くなるために、切断機5による切断長さが所定の規定
された寸法よりも短くなり、また逆にシート材1の送り
速度がフィードローラ2の回転よりも速いと、フィード
ローラ2の回転よりもシート材1の送り寸法が長くなる
ために、切断機5による切断長さが所定の規定された寸
法よりも長くなる。このようにシート材1を切断して得
た切断シート9はばらつきが大きく(ばらつきは±15
mm程度になる)、寸法不良が4%前後と高いものであ
った。従って、得られた切断シート9を全数抜き取りし
て寸法チェックをおこなう必要があり、検査作業が非常
に煩雑になるものであった。
モーター3の回転数、つまりフィードローラ2の回転数
でシート材1の送り寸法を測定して切断する場合、フィ
ードローラ2とシート材1との間にスリップがあると、
フィードローラ2の回転よりもシート材1の送り寸法が
短くなるために、切断機5による切断長さが所定の規定
された寸法よりも短くなり、また逆にシート材1の送り
速度がフィードローラ2の回転よりも速いと、フィード
ローラ2の回転よりもシート材1の送り寸法が長くなる
ために、切断機5による切断長さが所定の規定された寸
法よりも長くなる。このようにシート材1を切断して得
た切断シート9はばらつきが大きく(ばらつきは±15
mm程度になる)、寸法不良が4%前後と高いものであ
った。従って、得られた切断シート9を全数抜き取りし
て寸法チェックをおこなう必要があり、検査作業が非常
に煩雑になるものであった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、シート材を切断して得た切断シートの寸法の検査
作業が容易になるシートの自動切断装置を提供すること
を目的とするものである。
あり、シート材を切断して得た切断シートの寸法の検査
作業が容易になるシートの自動切断装置を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシートの自
動切断装置は、長尺のシート材1を送るフィードローラ
2と、フィードローラ2を回転駆動するフィードモータ
ー3と、フィードモーター3の回転数を計測するエンコ
ーダー4と、エンコーダー4による計測値に基づいて作
動されシート材1を切断する切断機5と、シート材1の
送り量を非接触で計測してシート材1の切断長さを検知
するフィードセンサー6と、フィードセンサー6による
シート材1の切断長さの検知結果に基づいて切断長さが
不良な切断シート材9を排除する排除機構7とを具備し
て成ることを特徴とするものである。
動切断装置は、長尺のシート材1を送るフィードローラ
2と、フィードローラ2を回転駆動するフィードモータ
ー3と、フィードモーター3の回転数を計測するエンコ
ーダー4と、エンコーダー4による計測値に基づいて作
動されシート材1を切断する切断機5と、シート材1の
送り量を非接触で計測してシート材1の切断長さを検知
するフィードセンサー6と、フィードセンサー6による
シート材1の切断長さの検知結果に基づいて切断長さが
不良な切断シート材9を排除する排除機構7とを具備し
て成ることを特徴とするものである。
【0006】本発明にあって、フィードセンサー6は、
レーザー光をシート材1に照射してシート材1の送り速
度を検知するドップラー速度計で形成することができ
る。また本発明にあって、シート材1の送りを制動して
フィードセンサー6による計測箇所に張力を与えるブレ
ーキ8を設けるのが好ましい。
レーザー光をシート材1に照射してシート材1の送り速
度を検知するドップラー速度計で形成することができ
る。また本発明にあって、シート材1の送りを制動して
フィードセンサー6による計測箇所に張力を与えるブレ
ーキ8を設けるのが好ましい。
【0007】
【作用】シート材1の送り量を非接触で計測してシート
材1の切断長さを検知するフィードセンサー6と、フィ
ードセンサー6によるシート材1の切断長さの検知結果
に基づいて切断長さが不良な切断シート材9を排除する
排除機構7とを具備することによって、シート材1の切
断寸法にばらつきが発生しても、この寸法のばらつきを
フィードセンサー6で検知して寸法不良の切断シート9
を排除することができる。
材1の切断長さを検知するフィードセンサー6と、フィ
ードセンサー6によるシート材1の切断長さの検知結果
に基づいて切断長さが不良な切断シート材9を排除する
排除機構7とを具備することによって、シート材1の切
断寸法にばらつきが発生しても、この寸法のばらつきを
フィードセンサー6で検知して寸法不良の切断シート9
を排除することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。図1
に示すようにSMCなどの長尺のシート材1はロール1
aに巻いてあって、ロール1aから連続して繰り出すこ
とによって供給するようにしてあり、図2(a)のよう
にフィードローラ2とピンチローラ11との間にシート
材1を通し、フィードモーター3でフィードローラ2を
回転駆動することによってシート材1を送るようにして
ある。このフィードモーター3にはパルスエンコーダー
(ロータリーエンコーダー)などのエンコーダー4が設
けてあり、フィードモーター3の回転数をエンコーダー
4によるパルス計測で検知することができるようにして
ある。またシート材1のロール1aからの繰り出しはブ
レーキ8によって制動されるようにしてある。ブレーキ
8は所定の回転抵抗をもって軸受け13に枢支したブレ
ーキローラ14によって図2(a)のように形成してあ
り、ブレーキローラ14をロール1aの外周に当接させ
ることによって、ロール1aの回転に抵抗を与えてシー
ト材1のロール1aからの繰り出しをブレーキ8によっ
て制動できるようにしてある。このようにシート材1の
ロール1aからの繰り出しをブレーキ8で制動すること
によって、フィードローラ2とブレーキ8との間のシー
ト材1に張力を与え、シート材1に弛みや波うちが生じ
ることなくピンと張った状態でシート材1を送ることが
できるものである。
に示すようにSMCなどの長尺のシート材1はロール1
aに巻いてあって、ロール1aから連続して繰り出すこ
とによって供給するようにしてあり、図2(a)のよう
にフィードローラ2とピンチローラ11との間にシート
材1を通し、フィードモーター3でフィードローラ2を
回転駆動することによってシート材1を送るようにして
ある。このフィードモーター3にはパルスエンコーダー
(ロータリーエンコーダー)などのエンコーダー4が設
けてあり、フィードモーター3の回転数をエンコーダー
4によるパルス計測で検知することができるようにして
ある。またシート材1のロール1aからの繰り出しはブ
レーキ8によって制動されるようにしてある。ブレーキ
8は所定の回転抵抗をもって軸受け13に枢支したブレ
ーキローラ14によって図2(a)のように形成してあ
り、ブレーキローラ14をロール1aの外周に当接させ
ることによって、ロール1aの回転に抵抗を与えてシー
ト材1のロール1aからの繰り出しをブレーキ8によっ
て制動できるようにしてある。このようにシート材1の
ロール1aからの繰り出しをブレーキ8で制動すること
によって、フィードローラ2とブレーキ8との間のシー
ト材1に張力を与え、シート材1に弛みや波うちが生じ
ることなくピンと張った状態でシート材1を送ることが
できるものである。
【0009】このフィードローラ2とブレーキ8の間に
おいてシート材1の上方にはフィードセンサー6が配設
してある。フィードセンサー6としては非接触でシート
材1の送り速度を検知することができるものであれば特
に限定されるものではないが、レーザー光をシート材1
に発光して照射すると共に反射光を受光することによっ
て、発光と受光の位相差からシート材1の送り速度を検
知するドップラー速度計を用いることができ、例えばキ
ーエンス社製レーザーフィードモニター「FC−200
0」を使用することができる。
おいてシート材1の上方にはフィードセンサー6が配設
してある。フィードセンサー6としては非接触でシート
材1の送り速度を検知することができるものであれば特
に限定されるものではないが、レーザー光をシート材1
に発光して照射すると共に反射光を受光することによっ
て、発光と受光の位相差からシート材1の送り速度を検
知するドップラー速度計を用いることができ、例えばキ
ーエンス社製レーザーフィードモニター「FC−200
0」を使用することができる。
【0010】また、上記フィードローラ2の前方には切
断機5が配設してある。切断機5は上下一対のカッター
刃15a,15bを具備して形成してあり、カッター刃
15a,15bをシリンダー装置等で上下駆動すること
によって、シート材1を切断することができるようにし
てある。さらに切断機5の前方には図2(b)のような
搬送装置16が配設してある。この搬送装置16は固定
コンベア16a,16bと固定コンベア16a,16b
間に設けられるスイングコンベア16cとで形成してあ
り、スイングコンベア16cは切断機5側の端部を支点
として水平状態から下方へ傾斜する状態へと傾動モータ
ー17等で上下回動自在にしてある。このように上下回
動自在に形成したスイングコンベア16cによって排除
機構7が構成されるものである。
断機5が配設してある。切断機5は上下一対のカッター
刃15a,15bを具備して形成してあり、カッター刃
15a,15bをシリンダー装置等で上下駆動すること
によって、シート材1を切断することができるようにし
てある。さらに切断機5の前方には図2(b)のような
搬送装置16が配設してある。この搬送装置16は固定
コンベア16a,16bと固定コンベア16a,16b
間に設けられるスイングコンベア16cとで形成してあ
り、スイングコンベア16cは切断機5側の端部を支点
として水平状態から下方へ傾斜する状態へと傾動モータ
ー17等で上下回動自在にしてある。このように上下回
動自在に形成したスイングコンベア16cによって排除
機構7が構成されるものである。
【0011】上記エンコーダー4とフィードセンサー6
はそれぞれ制御回路等を内蔵する制御装置18に図3の
ように電気的に接続してあり、また制御装置18は切断
機5と排除機構7の傾動モーター17にそれぞれ電気的
に接続してある。しかして上記のように形成される自動
切断装置にあって、フィードモーター3を作動させてフ
ィードローラ2を回転駆動することによって、フィード
ローラー2とピンチローラー11との間に挟持したシー
ト材1を送る。このようにシート材1を送るにあたっ
て、シート材1の送り量(送り寸法)はフィードローラ
ー2の回転数(回転周長)、つまりフィードモーター3
の回転数と一定の関係を有するために、フィードモータ
ー3の回転数をエンコーダー4で計測することによって
検知することができる。そしてエンコーダー4によって
計測されたフィードモーター3の回転数は制御装置18
に入力されており、この回転数が予め設定された所定の
数値にまでカウントされると、制御装置18からの指令
で切断機5が作動し、シート材1を切断する。このよう
に切断機5を作動させると回転数のカウントはリセット
され、再度カウントされて所定数値にまで回転数がカウ
ントされると再度制御装置18からの指令で切断機5が
作動してシート材1を切断する。このようにしてシート
材1を設定された所定の一定寸法で切断して切断シート
9を得ることができる。一定寸法で切断された切断シー
ト9は搬送装置16で次工程へ搬送されるようになって
いる。
はそれぞれ制御回路等を内蔵する制御装置18に図3の
ように電気的に接続してあり、また制御装置18は切断
機5と排除機構7の傾動モーター17にそれぞれ電気的
に接続してある。しかして上記のように形成される自動
切断装置にあって、フィードモーター3を作動させてフ
ィードローラ2を回転駆動することによって、フィード
ローラー2とピンチローラー11との間に挟持したシー
ト材1を送る。このようにシート材1を送るにあたっ
て、シート材1の送り量(送り寸法)はフィードローラ
ー2の回転数(回転周長)、つまりフィードモーター3
の回転数と一定の関係を有するために、フィードモータ
ー3の回転数をエンコーダー4で計測することによって
検知することができる。そしてエンコーダー4によって
計測されたフィードモーター3の回転数は制御装置18
に入力されており、この回転数が予め設定された所定の
数値にまでカウントされると、制御装置18からの指令
で切断機5が作動し、シート材1を切断する。このよう
に切断機5を作動させると回転数のカウントはリセット
され、再度カウントされて所定数値にまで回転数がカウ
ントされると再度制御装置18からの指令で切断機5が
作動してシート材1を切断する。このようにしてシート
材1を設定された所定の一定寸法で切断して切断シート
9を得ることができる。一定寸法で切断された切断シー
ト9は搬送装置16で次工程へ搬送されるようになって
いる。
【0012】このとき、シート材1の送り速度はフィー
ドセンサー6によって常時計測されていると共に、この
検知された送り速度は制御装置18に入力されており、
切断機5を上記のように作動させたときから次に作動さ
せるときまでの時間とこのシート材1の送り速度との積
が制御装置18で演算されるようにしてある。このよう
に切断機5を作動させる間隔とシート材1の送り速度と
の積を演算することによって、切断機5で切断された切
断シート9の長さを検出することができる。そしてこの
ように演算され検出された切断シート9の長さと予め設
定された切断長さとを比較演算して、その差が所定範囲
内であれば、切断シート9の切断寸法は合格ということ
になり、切断シート9は搬送装置16の固定コンベア1
6aからスイングコンベア16cを通って固定コンベア
16bへと移動し、次工程へ搬送される。尚、フィード
センサー6でシート材1の送り速度を計測するにあたっ
て、フィードセンサー6で測定する箇所のシート材1は
ブレーキ8による張力の作用でピンと張った状態にあ
り、弛みや波うちがシート材1にある場合のように送り
速度の計測に誤差が生じるようなことがなくなり、フィ
ードセンサー6による計測精度を高く得ることができる
ものである。
ドセンサー6によって常時計測されていると共に、この
検知された送り速度は制御装置18に入力されており、
切断機5を上記のように作動させたときから次に作動さ
せるときまでの時間とこのシート材1の送り速度との積
が制御装置18で演算されるようにしてある。このよう
に切断機5を作動させる間隔とシート材1の送り速度と
の積を演算することによって、切断機5で切断された切
断シート9の長さを検出することができる。そしてこの
ように演算され検出された切断シート9の長さと予め設
定された切断長さとを比較演算して、その差が所定範囲
内であれば、切断シート9の切断寸法は合格ということ
になり、切断シート9は搬送装置16の固定コンベア1
6aからスイングコンベア16cを通って固定コンベア
16bへと移動し、次工程へ搬送される。尚、フィード
センサー6でシート材1の送り速度を計測するにあたっ
て、フィードセンサー6で測定する箇所のシート材1は
ブレーキ8による張力の作用でピンと張った状態にあ
り、弛みや波うちがシート材1にある場合のように送り
速度の計測に誤差が生じるようなことがなくなり、フィ
ードセンサー6による計測精度を高く得ることができる
ものである。
【0013】一方、この比較演算の差が所定範囲よりも
大きいときは、フィードローラ2とシート材1との間に
スリップがあってシート材1の切断長さが所定の規定さ
れた寸法よりも短くなっているか、あるいはシート材1
の送り速度がフィードローラ2の回転よりも速く切断機
5による切断長さが所定の規定された寸法よりも長くな
っているかのいずれかであり、切断シート9の長さに不
良があるということである。そこでこのときには排除機
構7が作動してこの寸法不良の切断シート9を排除す
る。すなわち、制御装置18からの指令で傾動モーター
17が作動し、図1の想像線や図2(b)に示すように
搬送装置16のスイングコンベア16cを傾斜させるこ
とによって、寸法不良の切断シート9をスイングコンベ
ア16cで搬送装置16の下方に配設したストッカー1
9へと送り、この寸法不良の切断シート9を排除するこ
とができるものである。このように、寸法不良の切断シ
ート9を予め排除するようにしてあるために、搬送装置
16によって次工程へ送られる切断シート19の不良率
は小さくなり、例えば従来不良率が4%であったものが
0.3%になる。従って次工程へ送られた切断シート9
を全数抜き取りして寸法チェックをおこなうような必要
がなくなり、検査作業が容易になって、例えば作業者2
名を省人化することができるものである。
大きいときは、フィードローラ2とシート材1との間に
スリップがあってシート材1の切断長さが所定の規定さ
れた寸法よりも短くなっているか、あるいはシート材1
の送り速度がフィードローラ2の回転よりも速く切断機
5による切断長さが所定の規定された寸法よりも長くな
っているかのいずれかであり、切断シート9の長さに不
良があるということである。そこでこのときには排除機
構7が作動してこの寸法不良の切断シート9を排除す
る。すなわち、制御装置18からの指令で傾動モーター
17が作動し、図1の想像線や図2(b)に示すように
搬送装置16のスイングコンベア16cを傾斜させるこ
とによって、寸法不良の切断シート9をスイングコンベ
ア16cで搬送装置16の下方に配設したストッカー1
9へと送り、この寸法不良の切断シート9を排除するこ
とができるものである。このように、寸法不良の切断シ
ート9を予め排除するようにしてあるために、搬送装置
16によって次工程へ送られる切断シート19の不良率
は小さくなり、例えば従来不良率が4%であったものが
0.3%になる。従って次工程へ送られた切断シート9
を全数抜き取りして寸法チェックをおこなうような必要
がなくなり、検査作業が容易になって、例えば作業者2
名を省人化することができるものである。
【0014】
【発明の効果】上記のように本発明は、長尺のシート材
を送るフィードローラと、フィードローラを回転駆動す
るフィードモーターと、フィードモーターの回転数を計
測するエンコーダーと、エンコーダーによる計測値に基
づいて作動されシート材を切断する切断機と、シート材
の送り量を非接触で計測してシート材の切断長さを検知
するフィードセンサーと、フィードセンサーによるシー
ト材の切断長さの検知結果に基づいて切断長さが不良な
切断シート材を排除する排除機構とを具備するようにし
たので、フィードモーターの回転数に基づいて切断する
シート材の切断寸法にばらつきが発生しても、この寸法
のばらつきをフィードセンサーで検知して寸法不良の切
断シートを排除することができるものであり、次工程へ
送られる切断シートの不良率が低くなって切断シートの
寸法の検査作業が容易になるものである。
を送るフィードローラと、フィードローラを回転駆動す
るフィードモーターと、フィードモーターの回転数を計
測するエンコーダーと、エンコーダーによる計測値に基
づいて作動されシート材を切断する切断機と、シート材
の送り量を非接触で計測してシート材の切断長さを検知
するフィードセンサーと、フィードセンサーによるシー
ト材の切断長さの検知結果に基づいて切断長さが不良な
切断シート材を排除する排除機構とを具備するようにし
たので、フィードモーターの回転数に基づいて切断する
シート材の切断寸法にばらつきが発生しても、この寸法
のばらつきをフィードセンサーで検知して寸法不良の切
断シートを排除することができるものであり、次工程へ
送られる切断シートの不良率が低くなって切断シートの
寸法の検査作業が容易になるものである。
【0015】また、シート材の送りを制動してフィード
センサーによる計測箇所に張力を与えるブレーキを設け
たので、弛みや波うちがシート材にある場合のように送
り速度の計測に誤差が生じるようなことなく、シート材
をピンと張った状態でフィードセンサーによる計測精度
を高く得ることができるものである。
センサーによる計測箇所に張力を与えるブレーキを設け
たので、弛みや波うちがシート材にある場合のように送
り速度の計測に誤差が生じるようなことなく、シート材
をピンと張った状態でフィードセンサーによる計測精度
を高く得ることができるものである。
【図1】本発明の一実施例の概略正面図である。
【図2】同上の実施例を示すものであり、(a)は斜視
図、(b)は搬送装置の斜視図である。
図、(b)は搬送装置の斜視図である。
【図3】同上のブロック回路図である。
【図4】従来例の概略正面図である。
1 シート材 2 フィードローラ 3 フィードモーター 4 エンコーダー 5 切断機 6 フィードセンサー 7 排除機構 8 ブレーキ 9 切断シート
Claims (3)
- 【請求項1】 長尺のシート材を送るフィードローラ
と、フィードローラを回転駆動するフィードモーター
と、フィードモーターの回転数を計測するエンコーダー
と、エンコーダーによる計測値に基づいて作動されシー
ト材を切断する切断機と、シート材の送り量を非接触で
計測してシート材の切断長さを検知するフィードセンサ
ーと、フィードセンサーによるシート材の切断長さの検
知結果に基づいて切断長さが不良な切断シート材を排除
する排除機構とを具備して成ることを特徴とするシート
の自動切断装置。 - 【請求項2】 フィードセンサーは、レーザー光をシー
ト材に照射してシート材の送り速度を検知するドップラ
ー速度計であることを特徴とする請求項1に記載のシー
トの自動切断装置。 - 【請求項3】 シート材の送りを制動してフィードセン
サーによる計測箇所においてシート材に張力を与えるブ
レーキを設けて成ることを特徴とする請求項1又は2に
記載のシートの自動切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20142993A JPH0752089A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | シートの自動切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20142993A JPH0752089A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | シートの自動切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752089A true JPH0752089A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16440944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20142993A Withdrawn JPH0752089A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | シートの自動切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0752089A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100437870B1 (ko) * | 1997-01-21 | 2004-07-16 | 엘지마이크론 주식회사 | 금속시트재 절단장치 및 그 절단방법 |
KR101054482B1 (ko) * | 2011-05-06 | 2011-08-05 | 김미경 | 건축용 패널의 정위치 절단장치 |
CN104444541A (zh) * | 2015-01-09 | 2015-03-25 | 京东方光科技有限公司 | 一种胶带切割装置 |
CN105002717A (zh) * | 2015-06-23 | 2015-10-28 | 马伟明 | 一种断布机的床长测量装置和断布机 |
WO2022149415A1 (ja) * | 2021-01-08 | 2022-07-14 | 日本電気硝子株式会社 | ロール体の製造方法 |
KR102654672B1 (ko) * | 2023-05-31 | 2024-04-05 | 에코클리어 주식회사 | Smc시트의 이송 및 절단장치 |
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1993
- 1993-08-13 JP JP20142993A patent/JPH0752089A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2016110059A1 (zh) * | 2015-01-09 | 2016-07-14 | 京东方科技集团股份有限公司 | 用于带状物的切割装置 |
US9902079B2 (en) | 2015-01-09 | 2018-02-27 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Cutting apparatus for tape |
CN105002717A (zh) * | 2015-06-23 | 2015-10-28 | 马伟明 | 一种断布机的床长测量装置和断布机 |
WO2022149415A1 (ja) * | 2021-01-08 | 2022-07-14 | 日本電気硝子株式会社 | ロール体の製造方法 |
KR102654672B1 (ko) * | 2023-05-31 | 2024-04-05 | 에코클리어 주식회사 | Smc시트의 이송 및 절단장치 |
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