JP6303990B2 - Oリング整列搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軟質材のOリングの絡まりを解除しながら整列状態で搬送させるための装置に関する。
軟質材であるゴム製のOリングは、密着性が強いことから、互いに絡み合い密着した状態で入荷される。このため、製造組立ラインに供給される部品の一つとしてOリングを連続搬送したい場合には、通常、手作業で絡みを解除してから搬送装置にセットする必要があった。搬送装置は、例えば、スクリュー式の送り手段等を備え、スクリューの回転に伴いセットされた状態をほぼ保ちながら前進し、組付場所へ送り出される。
特許文献1には、搬送装置にOリングの分離機構を付与した装置が提案されている。この装置は、送りねじの上方に平行配設した上部ガイドローラが、送りねじと同期回転することによりOリングを1つずつ分離してねじ溝に嵌合させ、下方に平行配設した下部ガイドロッドの複数のガイドローラがOリングに張力を与えて、Oリング同士を前後に引き離してからまりをときほぐす構成となっている。また、送りねじに接する上部ガイドローラの投入口に、徐々に開口が狭くなるテーパ部を設けて、テーパ部内にOリングを送りながら整列させている。
特開平8−187624号公報
しかしながら、特許文献1の装置は、投入口のテーパ部にOリングの整列作用を持たせており、開口部の広い部分から狭い部分に進入していく際に、複数のOリングが狭い箇所に集中しやすい。このため、固まりのまま進入することがあり、Oリングの引っ掛かりが生じやすい。これを回避するには、供給するOリングの数を制限するか、ある程度まで人手によるほぐし作業を行なう必要があり、効率的ではない。また、ガイドローラの外径とシャフト外径の差分だけで伸縮させており、伸縮比を大きくした場合、差分を大きくとるためにガイドローラとシャフトの段差が大きくなる。このため、シャフトからガイドローラに乗り移る際に、段差に引っ掛かって止まってしまうおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、手作業によるOリングの絡みほぐし作業を行なう必要がなく、搬送中のOリングの引っ掛かりや停止等を生じさせずに、多数のOリングの絡まりを解除しつつ整列させる新たな機構を備え、効率よい搬送が可能なOリング整列搬送装置を提供することにある。
本発明の請求項1に記載のOリング整列搬送装置は、
水平方向に延びる駆動軸に連結された太陽ギアと、該太陽ギアと同心配置された内歯ギアと、これら両ギアの間に組み込まれて自転しつつ公転する遊星ギアとからなるギア機構と、
上記太陽ギアに同軸的に取り付けられて一体回転し、外周に形成された螺旋溝に複数のOリングが懸架されて軸方向に送られる搬送スクリューと、
上記遊星ギアに偏心させて取付けた偏心バーを、上記搬送スクリューの基端部と平行に配置して、上記偏心バーと上記搬送スクリューの基端部外周に複数のOリングを架け渡し、上記偏心バーが偏心回転しつつ上記搬送スクリューの外周を公転する間に複数のOリングを分離する絡み解除機構とを備えていることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の装置は、上記偏心バーが、上記遊星ギアの先端面中央に固定される基部と、該基部から外方に屈曲して上記遊星ギアの自転軸と平行に延びる棒状のバー本体部からなる。
本発明の請求項3に記載の装置は、上記偏心バーの先端に、上記バー本体部より大径の係止部を設けている。
本発明の請求項4に記載の装置は、上記搬送スクリューの先端部の上方に間隔をおいて平行配置されたガイドバーを有する。
本発明の請求項5に記載の装置は、上記偏心バーと上記搬送スクリューの外径間の最大距離がOリングの内径より大きく、最小距離がOリングの内径より小さい値に設定される。
本発明の請求項6に記載の装置は、上記搬送スクリューの上記螺旋溝の幅がOリングの幅の2倍より小さく、上記螺旋溝の深さがOリングの厚みより小さい値に設定される。
本発明のOリング整列搬送装置は、ギア機構の太陽ギアに、Oリングを送り出す搬送スクリューを取り付け、ギア機構の遊星ギアには、搬送スクリューの基端部周りを公転する偏心バーを取り付けて、絡み解除機構を構成する。絡み解除機構の2つの軸に被せるように、絡み合ったOリングをセットすると、自転する搬送スクリューの周りを偏心しながら公転する偏心バーが、Oリングの内周を不規則な軌道で動き回ることで、上下方向または左右方向にOリングが伸長または弛緩し、次第に絡みがほぐれていく。絡みを解除されたOリングは、順に偏心バーの先端から抜け出て、搬送スクリューに乗り移り、整列された状態で軸方向にスムーズに送り出される。
したがって、多数のOリングの絡まりを解除し整列させて搬送することができるので、手作業での絡みほぐし作業が不要となり、また、従来装置のようなOリングの引っ掛かりや装置の停止のおそれがない。よって、Oリングを高率よく整列搬送し、生産性を大幅に向上できる。
第1実施形態のOリング整列搬送装置の全体構成を示す側面図である。 ギア機構および絡み解除機構の各部動作を示すOリング整列搬送装置の正面図である。 絡み解除機構の偏心バーの動作を説明するための主要部正面図である。 絡み解除機構の偏心バーの動作を説明するための主要部正面図である。 偏心バーの偏心位置の変化(1〜4回転)を示す模式的な図である。 偏心バーの偏心位置の変化(5〜8回転)を示す模式的な図である。 偏心バーの偏心位置の変化(9〜12回転)を示す模式的な図である。 偏心バーの偏心位置の変化(13〜16回転)を示す模式的な図である。 偏心バーの偏心位置の変化(17〜20回転)を示す模式的な図である。 偏心バーの偏心位置の変化(1〜20回転)を示す模式的な図である。 絡み解除機構を構成する偏心バーの先端部近傍の部分拡大側面図である。 Oリング整列搬送装置の作動を説明するための側面図と太陽ギアおよび偏心バーの位置(開始位置)を示す模式的な図である。 Oリング整列搬送装置の作動を説明するための側面図と太陽ギアおよび偏心バーの位置(1/4回転)を示す模式的な図である。 Oリング整列搬送装置の作動を説明するための側面図と太陽ギアおよび偏心バーの位置(1/2回転)を示す模式的な図である。 Oリング整列搬送装置の作動を説明するための側面図と太陽ギアおよび偏心バーの位置(3/4回転)を示す模式的な図である。 Oリング整列搬送装置の作動を説明するための側面図と太陽ギアおよび偏心バーの位置(1回転)を示す模式的な図である。 Oリング整列搬送装置の作動を説明するための側面図と太陽ギアおよび偏心バーの位置(5/4回転)を示す模式的な図である。 Oリング整列搬送装置の作動を説明するための側面図と太陽ギアおよび偏心バーの位置(3/2回転)を示す模式的な図である。 Oリング整列搬送装置の作動を説明するための側面図と太陽ギアおよび偏心バーの位置(7/4回転)を示す模式的な図である。
以下に、本発明の第1実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1Aは、本実施形態のOリング整列搬送装置10の全体概略構成を示し、同心配置した太陽ギア1および内歯ギア3と両ギアの間に組み込まれた遊星ギア2からなるギア機構11と、太陽ギア1と一体に設けられた搬送スクリュー5からなる送り部13と、搬送スクリュー5の基端部と対向し遊星ギア2と一体に設けられた偏心バー4からなる絡み解除機構12と、駆動源となるモータ6とを基台14上に配置して、多数のOリングを分離整列させながら送り出すようになっている。Oリングは、ゴム材料等の軟質の弾性材料からなり、整列搬送装置10によって各種製品の製造工程に供給される。
ギア機構11は、基台14上に立設した支持スタンド15の一方の側面に、水平方向を軸方向とする有底円筒状のギアケース31を固定し、その内周面に内歯ギア3を形成している。内歯ギア3の内側には、太陽ギア1が同心状に収容され、支持スタンド15の他方の側面に固定したモータ6の駆動軸61に連結される。遊星ギア2は、内歯ギア3と太陽ギア1の間に組み込まれ、それぞれと噛合しながら回転するように設定される。太陽ギア1の先端面中央部には、水平方向に延びるシャフト外周に螺旋溝51を有する搬送スクリュー5が同軸的に固定されており、太陽ギア1の回転に伴い、螺旋溝51に懸架されたOリングを軸方向に送り出す送り部13を構成している。搬送スクリュー5の先端部には、ガイドバースタンド8に支持される上ガイドバー7が、Oリングの上方に間隔をおいて対向配設される。
絡み解除機構12は、搬送スクリュー5と平行に水平方向に延びる偏心バー4を有し、対向する搬送スクリュー5の基端側の一部(基端部)と偏心バー4の外周に多数のOリングを架け渡して、絡みをほぐしながら軸方向に送り出す。偏心バー4は、遊星ギア2の先端面中央に固定される基部の近傍を、外方へ略L字状に屈曲させたバー本体部を有し、バー本体部は、屈曲部より先端側の棒状部が、遊星ギア2の自転軸と偏心かつ平行に位置している。偏心バー4の先端には、一定径のバー本体部よりわずかに大径の係止部41が設けられる。この時、図1Bにおいて、太陽ギア1が回転軸周りに自転すると、遊星ギア2が、太陽ギア1の外周を自転しながら公転する(図中矢印)。これに伴い、偏心バー4のバー本体部が遊星ギア2に対して偏心回転し、太陽ギア1と一体回転する搬送スクリュー5の外周を公転するとともに、両者の距離が変化する。
絡み解除機構12は、偏心バー4と搬送スクリュー5とでOリングの内周を2点支持可能となるように両者を配置している。好適には、偏心バー4と搬送スクリュー5との最大距離が、Oリングの内径よりやや大きくなるように、偏心バー4の偏心量と搬送スクリュー5の外径を調整する。ここでは、一例としてOリングの内径Dl(例えば、54mm)に対して、偏心バー4と搬送スクリュー5の外径間最大距離Lを、Dlの1.1〜1.3倍程度、好適には、1.2倍以上(例えば、65mm)に設定している。両者の最小距離は、Oリングの内径と同等以下であればよいが、Oリングの内径よりやや小さくなるように設定されると、Oリングのセットが容易になる。
図1Bは、遊星ギア2が太陽ギア1の直上に位置し、偏心バー4が上端位置にあって、偏心バー4の上面と搬送スクリュー5の下面との距離が最大となる状態から(外径間最大距離L)、遊星ギア2の自転および公転により、偏心バー4が搬送スクリュー5に近づくように移動する様子を示している。Oリングは、偏心バー4と搬送スクリュー5との距離が、内径より大きい位置では伸長し、距離が小さくなると弛緩する。すなわち、Oリングは、偏心バー4の位置と搬送スクリュー5との距離の変化に応じて、不規則に、搬送スクリュー5の周りを回転する。
図2Aは、偏心バー4の軌跡の一例であり、内歯ギア3の内周半径をA、遊星ギア2の半径をB、偏心バー4の回転半径をCとした時に、偏心バー4のバー本体部の軌跡は、(x,y)で表される内トロコイド曲線を描く。
x=(A−B)cosθ+Ccos〔{(A−B)/B}・θ〕
y=(A−B)sinθ+Csin〔{(A−B)/B}・θ〕
ただし、A>B≧C>0
図2Aにおいて、遊星ギア2が自転しながら太陽ギア1の外周を公転する時、偏心バー4は遊星ギア2の自転軸周りに偏心回転し、その軌跡は内向きの円弧状となる。偏心バー4のが描く円弧軌道は、ギア機構11の各ギアの径とギア比によって、任意に変更することができる。
図2Bは、図2Aに対応する偏心バー4先端の軌跡を点線で示し、軌跡上の複数位置における偏心バー4と、搬送スクリュー5の外周に架け渡されたOリングの位置変化を示している。Oリングは、偏心バー4が遊星ギア2外方の内歯ギア3よりにある最上部位置で、搬送スクリュー5との距離がOリング内径より大きくなることで伸長し、その後、遊星ギアの回転により偏心バー4が太陽ギア1よりに変位しつつ下降して、搬送スクリュー5との距離が徐々に小さくなることで弛緩する。このように、偏心バー4が上下方向と左右方向に動き回り不規則な軌道を描くことで、Oリング内周に伸張方向または弛緩方向の不規則な力が繰り返し作用する。これを繰り返す間に、絡まり合ったOリングが徐々にほぐれながら前進し、隣り合うOリングが分離されて、偏心バー4の先端側へ移動する。
この例では、遊星ギア2が太陽ギア1の外周をほぼ1周する時、偏心バー4が遊星ギア2上の同一位置に戻らず、2周目以降の軌跡が異なる。図3A〜図3Eは、太陽ギア1の4回転ごとの偏心バー4の軌跡を示したもので、図3Aの開始位置(ST)から図3Cの10回転めで原位置に戻る。図3Fは、図3Aの開始位置(ST)から図3Eの20回転めまでを重ねて示しており、偏心バー4と搬送スクリュー5の位置関係と距離が絶えず変化していることがわかる。
図4は、絡み解除機構12の先端部近傍を拡大して示しており、偏心バー4の先端側へ移動したOリングは、対向する搬送スクリュー5の螺旋溝51に案内されて順に整列する。偏心バー4の先端には、大径の係止部41が設けられるので、偏心バー4と搬送スクリュー5の外径間距離がOリングの内径φDl以下となっても、複数のOリングが重なって抜け落ちることが防止され、1つずつ係止部41を乗り越える。係止部41の大きさは、Oリングのサイズや材質に応じて、乗り移りがスムーズになるように適宜設定することができ、例えば、径方向の張出量および軸方向の幅が、円形断面のOリングの線径φDT(例えば、2mm)と同等程度ないしそれ以下となるようにする。
係止部41を乗り越えたOリングは、送り部13の搬送スクリュー5へ乗り移り、1つずつ螺旋溝51に係合して軸方向に送られる。このため、搬送スクリュー5の螺旋溝51は、溝幅WSが、Oリングの幅(ここでは、線径φDT)より大きくなるようにする必要があり、また、Oリングの幅の2倍よりも小さい範囲とすることが望ましい。
DT<WS<2DT
これにより、Oリングが螺旋溝51にスムーズに係合し、また、1つの螺旋溝51に2つのOリングが入り込まない幅とすることができる。
また、螺旋溝51の溝深さHSは、Oリングの厚み(ここでは、線径φDT)の0.5倍以上として、Oリングが溝内に保持されやすいようにし、さらに、Oリングの厚みより小さい範囲として、1つの螺旋溝51に2つのOリングが重なって入り込まない深さとするのがよい。
1/2DT≦HS<DT
好適には、螺旋溝51の溝幅WSを、Oリングの線径φDTの1.5倍(例えば、3mm)程度、溝深さHSを、1/2DTとDTの中間値(例えば、1.5mm)程度とするとよい。
図5、図6に、本実施形態の整列搬送装置10によるOリングの絡みほぐし動作と送り動作を順に示す。図5A〜5D、図6A〜6Dは、ギア機構11の遊星ギア2が太陽ギア1の周りを公転する様子を、遊星ギア2の1/4回転ごとに示しており、太陽ギア1の回転数に応じて偏心バー4の偏心位置は、図3に示したように変化する。まず、図5Aのように、絡み解除機構12の基端側(図の右側)に多数のOリングをまとめてセットし、モータ6の駆動軸61を回転させてギア機構11を駆動する。絡み解除機構12は、搬送スクリュー5の上方に偏心バー4のバー本体部が位置して、これら2軸の外周にOリングが被せるように装着される。Oリングのセット量は、偏心バー4の軸方向長に応じて、適宜設定される。
図5Aにおいて、太陽ギア1の回転に伴い、遊星ギア2が自転しながら太陽ギア1の周りを公転すると、遊星ギア2に追従して偏心バー4が偏心回転しながら公転する。この時、図5B〜5Dのように、遊星ギア2が図の手前方向に回転し、偏心バー4が図3Aの不規則軌道を描いて、搬送スクリュー5の外周を公転する。そして、遊星ギア2の位置に応じて偏心バー4と搬送スクリュー5の位置関係が変化し、Oリングの内周を不規則に動き回ることで、Oリングが上下に動き、伸張あるいは弛緩を繰り返しながら、徐々にほぐれていく。Oリングは、搬送スクリュー5の送り方向(図の左方)へ移動しながら、次第に絡みが解消され、偏心バー4の先端から抜け出て、搬送スクリュー5へ乗り移る。
その後、図6A〜6Dのように、絡み解除機構12で絡みが解消されたOリングが、順番に送り部13へ移動し、搬送スクリュー5の螺旋溝51に懸架されて搬送される。ここで、図1Aのように、送り部13の送り出し側には、搬送スクリュー5の先端部の上方に、所定間隔をおいて上ガイドバー7が配設されており、搬送されるOリングの上方を覆っている。搬送スクリュー5の軸方向長が長くなると、モータ6およびギア機構11の駆動に伴い、搬送スクリュー5先端部に振れが生じるおそれがあるが、上ガイドバー7が設置されることで、過度の変位が抑制され、Oリングが螺旋溝51と干渉して摺れ等が生じるのを防止する。
以上のように、本実施形態のOリング整列搬送装置10は、多数のOリングをセットするだけで、絡まりを解除した後、順に整列させて搬送することができる。よって、軟質のOリングを傷つけることなく、効率的に次工程へ搬送することができるので、生産性が大きく向上する。
上記実施形態では、円形断面のOリングを用いたが、長円形その他の断面形状であってもよく、Oリング形状に応じて最適となるように搬送スクリュー5の溝形状等を決定すればよい。また、ギア機構11をモータ6に連結して駆動する構成としたが、駆動方法は特に制限されず、他の駆動源を使用してもよい。また、搬送スクリュー5の軸方向長によっては、上ガイドバー7は必ずしも設置する必要はなく、ギア機構11の支持構造その他の装置構成を適宜変更することもできる。
このように、本発明のOリング整列搬送装置は、各種製品の製造工程に利用されて、種々の形状のOリングを効率よく搬送し、生産性を向上させるために有用である。
10 Oリング整列搬送装置
11 ギア機構
12 絡み解除機構
13 送り部
1 太陽ギア
2 遊星ギア
3 内歯ギア
4 偏心バー
41 係止部
5 搬送スクリュー
51 螺旋溝
6 モータ
61 駆動軸
7 上ガイドバー(ガイドバー)

Claims (6)

  1. 水平方向に延びる駆動軸(61)に連結された太陽ギア(1)と、該太陽ギアと同心配置された内歯ギア(3)と、これら両ギアの間に組み込まれて自転しつつ公転する遊星ギア(2)とからなるギア機構(11)と、
    上記太陽ギアに同軸的に取り付けられて一体回転し、外周に形成された螺旋溝(51)に複数のOリングが懸架されて軸方向に送られる搬送スクリュー(5)と、
    上記遊星ギアに偏心させて取付けた偏心バー(4)を、上記搬送スクリューの基端部と平行に配置して、上記偏心バーと上記搬送スクリューの基端部外周に複数のOリングを架け渡し、上記偏心バーが偏心回転しつつ上記搬送スクリューの外周を公転する間に複数のOリングを分離する絡み解除機構(12)とを備えていることを特徴とするOリング整列搬送装置。
  2. 上記偏心バーが、上記遊星ギアの先端面中央に固定される基部と、該基部から外方に屈曲して上記遊星ギアの自転軸と平行に延びる棒状のバー本体部からなる請求項1記載のOリング整列搬送装置。
  3. 上記偏心バーの先端に、上記バー本体部より大径の係止部(41)を設けている請求項1または2記載のOリング整列搬送装置。
  4. 上記搬送スクリューの先端部の上方に間隔をおいて平行配置されたガイドバー(7)を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載のOリング整列搬送装置。
  5. 上記偏心バーと上記搬送スクリューの外径間の最大距離がOリングの内径より大きく、最小距離がOリングの内径より小さい値に設定される請求項1ないし4のいずれか1項に記載のOリング整列搬送装置。
  6. 上記搬送スクリューの上記螺旋溝の幅がOリングの幅の2倍より小さく、上記螺旋溝の深さがOリングの厚みより小さい値に設定される請求項1ないし5のいずれか1項に記載のOリング整列搬送装置。
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