JPH0988254A - 防水シート固定具 - Google Patents
防水シート固定具Info
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- JPH0988254A JPH0988254A JP25054095A JP25054095A JPH0988254A JP H0988254 A JPH0988254 A JP H0988254A JP 25054095 A JP25054095 A JP 25054095A JP 25054095 A JP25054095 A JP 25054095A JP H0988254 A JPH0988254 A JP H0988254A
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Abstract
の適切な防水性を確保できる状態に設置できるようにす
る。 【構成】 躯体1上に配置した防水シート2を押え固定
する板状の押え部材5と、固定部材6によって押え部材
5を躯体1に固定した固定箇所Xを覆った状態で防水す
る防水カバー部材4との間に、両者を合わせた状態で嵌
合自在で、且つ、その嵌合状態において押え部材5と防
水カバー部材4との面方向に沿った位置ズレを阻止する
位置ズレ阻止機構Sを設けてある。
Description
されるシート防水工法における防水シート固定具に関
し、さらに詳しくは、躯体上に配置した防水シートを押
え固定する板状の押え部材を設け、前記押え部材を前記
躯体に固定する固定部材を設け、前記押え部材を前記躯
体に固定した固定箇所を覆った状態で防水する防水カバ
ー部材を設け、防水シートの全面を躯体に接着すること
をなくし、もって、防水層が躯体から蒙る影響を少なく
できるようにした防水シート固定具に関する。
は、図5に示すように、固定部材はビス20(又はボル
ト)で構成し、押え部材は、中心部分にビス挿通用のビ
ス穴21を備えた円形の平板22で構成し、防水カバー
部材23は、前記平板22より一回り直径が大きく且つ
厚み一定の円形の防水シート材で構成してあるものがあ
った。そして、躯体1上に配置した防水シート2の固定
手順の一例を説明すると、所定の固定箇所Xに防水シー
ト2の上から前記平板22を配置すると共に、ビス20
によって前記平板22を躯体1に固定し、また、その固
定箇所Xの防水対策として、前記平板22の上面に前記
防水カバー部材23を沿わせて配置し、防水カバー部材
23の周縁部を周方向に沿って順次めくり上げながら、
防水カバー部材23と防水シート2(又は、防水シート
2及び押え部材5)との両接着対象部に、接着剤を塗布
して、速やかに両者を押し付けて接着する方法をとって
いるものである。
によって防水シートを固定するに当たって、前記固定箇
所の良好な防水性を確保するためには、防水カバー部材
の接着時に、平板と同心上に防水カバー部材が位置する
ように接着され、平板周りに確保される防水カバー部材
と防水シートとの接着範囲に偏りのないことが、一つの
条件として上げられる。上述した従来の防水シート固定
具によれば、平板と同心上に防水カバー部材を配置する
には、予め、防水シート上に設置位置を表すマーキング
をしておく必要があり、防水シート固定具の固定作業に
手間が掛かると共に、接着時に防水カバー部材が横ずれ
する危険性があり、結果的に、防水カバー部材と防水シ
ートとの接着範囲が、平板周りで片寄ってしまい、防水
性が低下する場合が生じると言う問題点がある。
消し、固定作業に手間を掛けずに、且つ、固定箇所の適
切な防水性を確保できる状態に設置できる防水シート固
定具を提供するところにある。
の本発明の防水シート固定具の特徴構成は、躯体上に配
置した防水シートを押え固定する板状の押え部材と、固
定部材によって前記押え部材を前記躯体に固定した固定
箇所を覆った状態で防水する防水カバー部材との間に、
両者を合わせた状態で嵌合自在で、且つ、その嵌合状態
において前記押え部材と前記防水カバー部材との面方向
に沿った位置ズレを阻止する位置ズレ阻止機構を設けて
あるところにある(請求項1に対応)。
材との接当部の一方に、前記接当部の他方側に凹状の凹
状部を設け、前記接当部の他方に、前記凹状部に嵌入自
在な凸状部を設けて前記位置ズレ阻止機構を構成してあ
ることが好ましい(請求項2に対応)。
中央部を中心とする環状リブを備えた金属製板状部材
で、前記環状リブの谷部又は山部をもって、前記凹状部
又は前記凸状部を形成してあることが好ましい(請求項
3に対応)。
前記板状の押え部材と、前記防水カバー部材との間に、
両者を合わせた状態で嵌合自在で、且つ、その嵌合状態
において前記押え部材と前記防水カバー部材との面方向
に沿った位置ズレを阻止する位置ズレ阻止機構を設けて
あるから、前記押え部材に対して防水カバー部材を嵌合
状態に設置するだけで、両者の相対位置関係を決めるこ
とが可能となり、従来のように予め前記マーキングを行
わなくても所定の位置(例えば、押え部材と同心上の位
置)に防水カバー部材を位置させることが可能となる。
そして、防水カバー部材の接着時においては、前記位置
ズレ阻止機構によって、押え部材に対して防水カバー部
材が横ズレするのを阻止することが可能となり、不用意
な防水カバー部材の位置ズレを防止することができる。
ば、前記押え部材と、前記防水カバー部材との接当部の
一方に、前記接当部の他方側に凹状の凹状部を設け、前
記接当部の他方に、前記凹状部に嵌入自在な凸状部を設
けて前記位置ズレ阻止機構を構成してあるから、前記凹
状部と凸状部とを嵌合させることによって、上述の作用
を叶えることが可能となり、更には、前記凸状部を設け
てあることによって、凸状部を設けてある方の部材の断
面係数が増加し、その部材の強化を図ることも可能とな
る。
ば、前記押え部材は、前記押え部材の中央部を中心とす
る環状リブを備えた金属製板状部材で、前記環状リブの
谷部又は山部をもって、前記凹状部又は前記凸状部を形
成してあるから、上述の各作用を叶えることが出来るこ
とに加えて、金属製板状部材そのものの厚さを薄くして
も、前記環状リブによる補強効果を期待でき、押え部材
の軽量化が可能になると共に、防水シートの固定力を増
強させることも可能となる。
らなくなり、作業効率を向上させることが可能となると
共に、固定箇所の所定の防水性を容易に確保できるよう
になる(請求項1に対応)。また、部材の補強が図られ
(請求項2・3に対応)、更には、押え部材の取扱性
や、防水シート固定の信頼性を向上させることが可能と
なる(請求項3に対応)。
明する。
具の一例(以後、単に固定具という)Tによって、コン
クリート製の屋上スラブ(躯体の一例であり、以後、単
にスラブという)1上に配置した防水シート2を固定し
てある状況を示すもので、固定具Tは、スラブ1上に配
置した防水シート2を押え固定する固定金具3と、その
固定箇所Xを覆った状態で防水する防水カバー部材4と
を備えて構成してある。
あけて各別に配置した複数の固定箇所Xにおいて、スラ
ブ1に固定してある。
金属製プレート部材(押え部材の一例)5と、そのプレ
ート部材5をスラブに着脱自在に固着するビス(固定部
材の一例)6によって構成してある。
前記ビス6挿通用の挿通孔5aを設け、その挿通孔5a
の内周部、及び、プレート部材5の外周部、及び、幅部
分の中間部にそれぞれプレス加工による環状リブ5bを
設けて構成してあり、それら環状リブ5bの下縁に、前
記防水シート2を押えて固定する押え部5cを設けてあ
る。そして、プレート部材5は、ビス6を挿通孔5aに
挿通させた状態で、スラブ1の固定穴Hにセットされた
樹脂製アンカー部材6aに対して前記ビス6をねじ込む
ことによって、スラブ1に取付固定してある。従って、
防水シート2は、前記プレート部材5の押え部5cによ
ってスラブ1側に押さえられた状態で固定されている。
尚、挿通孔5aの環状リブ5bと、プレート部材5の外
周部の環状リブ5bと、それらの間に設けられた環状リ
ブ5b’とは、それぞれプレート部材5の中央部を中心
とした同心円上に形成してあり、前記間に設けられた環
状リブ5b’の谷部は、上方に凹状に形成してあり、こ
の凹状部7は、後述する防水カバー部材4の第二接着部
4bに形成された下方に凸状の凸状部8と嵌合自在で、
且つ、その嵌合状態においてプレート部材5と防水カバ
ー部材4との面方向に沿った位置ズレを阻止できるよう
に構成してある。
材5より一回り大きい合成樹脂製の円形板状体から構成
してあり、プレート部材5より一回り大きい部分が、前
記防水シート2への第一接着部4aになる。そして、防
水カバー部材4の上面部は、外周側ほど低くなるように
傾斜させて形成してあり、その傾斜面Kは、防水カバー
部材4の中央部から外周部にかけて形成してある。ま
た、前記傾斜面Kの裏面部は、押え部材5への第二接着
部4bになる。前記固定箇所Xに設置した前記押え部材
5の上から防水カバー部材4を被せて、前記防水シート
2及び押え部材5に前記両接着部4a,4bを接着する
ことによって、固定箇所Xの防水を図ることが可能とな
る。また、前記第二接着部4bには、前記押え部材5の
凹状部7に嵌合自在な凸状部8を設けてあり、この凸状
部8は、防水カバー部材4と同心の環状位置で、且つ、
前記凹状部7に対応する位置に形成してある。従って、
プレート部材5に対する防水カバー部材4の設置時に、
前記凹状部7と凸状部8とを嵌合させるだけで、防水カ
バー部材4をプレート部材5と同心上に位置させること
ができ、防水カバー部材4の位置決めを容易に実施する
ことができる。更には、接着時に横ずれを防止すること
ができる。前記凹状部7と凸状部8とによって位置ズレ
阻止機構Sが構成される。
に、防水シート固定箇所の良好な防水性を確保できなが
ら、しかも、効率よく防水シート2の固定作業を実施す
ることができる。
る。
説明したビスによって構成されたものに限らず、例え
ば、ボルトや、ボルト・ナットを用いることも可能であ
る。 〈2〉 前記押え部材5、及び、防水カバー部材4は、
先の実施例で説明した円盤状の形状に限らず、多角形形
状であってもよく、例えば、帯状のものであってもよ
い。この場合は、防水シート2と防水シート2との継ぎ
合せ部分の固定に用いることもできる。 〈3〉 位置ズレ阻止機構Sは、先の実施例で説明した
環状の凹状部と凸状部に限るものではなく、例えば、図
3に示すように、押え部材5と、防水カバー部材4との
接当部の一方に、点在させて凹状部7を設け、前記接当
部の他方に、その凹状部7に嵌入自在な凸状部8を対応
させて設けて構成してあってもよい。そして、前記凹状
部7と凸状部8との形状は、互いが嵌入できるものであ
れば任意に設定することが可能である。従って、押え部
材5に凸状部8を設け、防水カバー部材4に凹状部を設
けて位置ズレ阻止機構Sを構成することも可能で、例え
ば、図4に示すように、凸状部8を、板金形成した押え
部材5に備えた環状リブ9の山部に形成し、前記凸状部
8に対応する防水カバー部材4の下面部分に凹状部7を
形成して、この両者8,7によって位置ズレ阻止機構S
を構成する場合は、固定箇所Xに上載荷重が作用して
も、その力の大部分は、防水カバー部材4の下面(前記
凹状部7以外の部分)から押え部材5の接地部分(前記
凸状部8以外の部分)に直接的に伝達されるから、押え
部材5を厚みの薄い板材で形成しても環状リブ9が変形
し難く、押え部材の軽量化が可能となる。 〈4〉 前記押え部材は、先の実施例では塩ビ被覆した
鋼製のプレート部材5を例に挙げて説明したが、それに
替えて、種々の材質のものを採用することができる。 〈5〉 防水カバー部材を接着する手段としては、接着
剤を用いるもの、熱融着によるもの、溶剤溶着によるも
の等の他、任意の手段を、単独で或いは適宜組み合わせ
て用いることができる。 〈6〉 防水層を構成する防水シート及び防水カバー部
材の材質は適宜変更自在である。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
図
視図
Claims (3)
- 【請求項1】 躯体(1)上に配置した防水シート
(2)を押え固定する板状の押え部材(5)を設け、前
記押え部材(5)を前記躯体(1)に固定する固定部材
(6)を設け、前記押え部材(5)を前記躯体(1)に
固定した固定箇所(X)を覆った状態で防水する防水カ
バー部材(4)を設けてある防水シート固定具であっ
て、 前記押え部材(5)と、前記防水カバー部材(4)との
間に、両者を合わせた状態で嵌合自在で、且つ、その嵌
合状態において前記押え部材(5)と前記防水カバー部
材(4)との面方向に沿った位置ズレを阻止する位置ズ
レ阻止機構(S)を設けてある防水シート固定具。 - 【請求項2】 前記位置ズレ阻止機構(S)を構成する
に、前記押え部材(5)と、前記防水カバー部材(4)
との接当部の一方に、前記接当部の他方側に凹状の凹状
部(7)を設け、前記接当部の他方に、前記凹状部
(7)に嵌入自在な凸状部(8)を設けてある請求項1
に記載の防水シート固定具。 - 【請求項3】 前記押え部材(5)は、前記押え部材
(5)の中央部を中心とする環状リブ(5b)を備えた
金属製板状部材で、前記環状リブ(5b)の谷部又は山
部をもって、前記凹状部(7)又は前記凸状部(8)を
形成してある請求項1又は請求項2に記載の防水シート
固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25054095A JP3495155B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 防水シート固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25054095A JP3495155B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 防水シート固定具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0988254A true JPH0988254A (ja) | 1997-03-31 |
JP3495155B2 JP3495155B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=17209435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25054095A Expired - Lifetime JP3495155B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 防水シート固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3495155B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP25054095A patent/JP3495155B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3495155B2 (ja) | 2004-02-09 |
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