JP2566123B2 - 膜構造物の膜端止着構造 - Google Patents
膜構造物の膜端止着構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、膜端の止着部分にお
ける滑雪性を高めるようにした膜構造物の膜端止着構造
に関する。
ける滑雪性を高めるようにした膜構造物の膜端止着構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、屋根を膜状部材で構成するよ
うにした膜構造物にあっては、膜構造物の骨組部材に膜
状部材を止着して屋根を構成している。その止着に当っ
ては、膜状部材の膜端にロープドエッジを形成し、この
ロープドエッジを押えプレートに係合させながら、膜状
部材のロープドエッジ近傍部分を押えプレートと骨組部
材との間に押圧挟持することにより、膜状部材を止着す
る。
うにした膜構造物にあっては、膜構造物の骨組部材に膜
状部材を止着して屋根を構成している。その止着に当っ
ては、膜状部材の膜端にロープドエッジを形成し、この
ロープドエッジを押えプレートに係合させながら、膜状
部材のロープドエッジ近傍部分を押えプレートと骨組部
材との間に押圧挟持することにより、膜状部材を止着す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の膜端止着構造では、押えプレート及びロープドエ
ッジが露出する構造となっていた。これらの露出部分は
大きな凹凸を形成するので、これらの露出部分に雪が積
もると雪が滑落しにくくなるという問題があった。
従来の膜端止着構造では、押えプレート及びロープドエ
ッジが露出する構造となっていた。これらの露出部分は
大きな凹凸を形成するので、これらの露出部分に雪が積
もると雪が滑落しにくくなるという問題があった。
【0004】この発明は上述した従来の問題点を解決
し、滑雪性を高めるようにした膜端止着構造を提供する
ことを目的とする。
し、滑雪性を高めるようにした膜端止着構造を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明の膜構造物の膜端止着構造は、それぞれ、
膜構造物の骨組部材に沿うように形成されたロープドエ
ッジを有する第一及び第二膜状部材と、骨組部材の一方
の側部の側に所定間隔で離間配置され第一膜状部材をロ
ープドエッジを介し骨組部材に止着する第一押えプレー
トと、骨組部材の他方の側部の側に所定間隔で離間配置
され第二膜状部材をロープドエッジを介し骨組部材に止
着する第二押えプレートとを備えて成る膜構造物の膜端
止着構造において、骨組部材に沿って延在し第一押えプ
レートを覆う第一覆い部材と、第一押えプレートに突設
され第一覆い部材を支持する第一支持部材と、骨組部材
に沿って延在し第二押えプレートを覆う第二覆い部材
と、第二押えプレートに突設され第二覆い部材を支持す
る第二支持部材と、第一及び第二押えプレートの間の骨
組部材に突設され第一及び第二覆い部材を支持する第三
支持部材とを備え、第一覆い部材の一端を第一膜状部材
に止着すると共に第一覆い部材の他端を第三支持部材に
止着し、第一覆い部材の一端の側から他端の側へ向けて
高さが高くなる斜面を形成するように、第一覆い部材を
第一及び第三支持部材で支持し、第二覆い部材の一端を
第二膜状部材に止着すると共に第二覆い部材の他端を第
三支持部材に止着し、第二覆い部材の一端の側から他端
の側へ向けて高さが高くなる斜面を形成するように、第
二覆い部材を第二及び第三支持部材で支持して成ること
を特徴とする。
め、この発明の膜構造物の膜端止着構造は、それぞれ、
膜構造物の骨組部材に沿うように形成されたロープドエ
ッジを有する第一及び第二膜状部材と、骨組部材の一方
の側部の側に所定間隔で離間配置され第一膜状部材をロ
ープドエッジを介し骨組部材に止着する第一押えプレー
トと、骨組部材の他方の側部の側に所定間隔で離間配置
され第二膜状部材をロープドエッジを介し骨組部材に止
着する第二押えプレートとを備えて成る膜構造物の膜端
止着構造において、骨組部材に沿って延在し第一押えプ
レートを覆う第一覆い部材と、第一押えプレートに突設
され第一覆い部材を支持する第一支持部材と、骨組部材
に沿って延在し第二押えプレートを覆う第二覆い部材
と、第二押えプレートに突設され第二覆い部材を支持す
る第二支持部材と、第一及び第二押えプレートの間の骨
組部材に突設され第一及び第二覆い部材を支持する第三
支持部材とを備え、第一覆い部材の一端を第一膜状部材
に止着すると共に第一覆い部材の他端を第三支持部材に
止着し、第一覆い部材の一端の側から他端の側へ向けて
高さが高くなる斜面を形成するように、第一覆い部材を
第一及び第三支持部材で支持し、第二覆い部材の一端を
第二膜状部材に止着すると共に第二覆い部材の他端を第
三支持部材に止着し、第二覆い部材の一端の側から他端
の側へ向けて高さが高くなる斜面を形成するように、第
二覆い部材を第二及び第三支持部材で支持して成ること
を特徴とする。
【0006】
【作用】このような構造によれば、第一覆い部材の一端
の側から他端の側へ向けて高さが高くなる斜面を、第一
覆い部材により形成し、かつ、第二覆い部材の一端の側
から他端の側へ向けて高さが高くなる斜面を、第二覆い
部材により形成する。従ってこれら第一及び第二覆い部
材により、第一及び第二覆い部材の一端の側で高さが低
く第一及び第二覆い部材の他端の側で高さが高い、山な
りの斜面を形成できる。
の側から他端の側へ向けて高さが高くなる斜面を、第一
覆い部材により形成し、かつ、第二覆い部材の一端の側
から他端の側へ向けて高さが高くなる斜面を、第二覆い
部材により形成する。従ってこれら第一及び第二覆い部
材により、第一及び第二覆い部材の一端の側で高さが低
く第一及び第二覆い部材の他端の側で高さが高い、山な
りの斜面を形成できる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照し、発明の実施例につき説
明する。尚、図面は発明が理解できる程度に概略的に示
してあるにすぎず、従って発明を図示例に限定するもの
ではない。
明する。尚、図面は発明が理解できる程度に概略的に示
してあるにすぎず、従って発明を図示例に限定するもの
ではない。
【0008】図1は実施例の全体構成を概略的に示す断
面図である。図1にも示すように、この実施例の膜端止
着構造は、膜構造物の骨組部材10に沿うように形成さ
れたロープドエッジ12を有する第一膜状部材14と、
骨組部材10の一方の側部10aの側に所定間隔で離間
配置され第一膜状部材14をロープドエッジ12を介し
骨組部材10に止着する第一押えプレート16と、骨組
部材10に沿うように形成されたロープドエッジ18を
有する第二膜状部材20と、骨組部材10の他方の側部
10bの側に所定間隔で離間配置され第二膜状部材20
をロープドエッジ18を介し骨組部材10に止着する第
二押えプレート22とを備える。
面図である。図1にも示すように、この実施例の膜端止
着構造は、膜構造物の骨組部材10に沿うように形成さ
れたロープドエッジ12を有する第一膜状部材14と、
骨組部材10の一方の側部10aの側に所定間隔で離間
配置され第一膜状部材14をロープドエッジ12を介し
骨組部材10に止着する第一押えプレート16と、骨組
部材10に沿うように形成されたロープドエッジ18を
有する第二膜状部材20と、骨組部材10の他方の側部
10bの側に所定間隔で離間配置され第二膜状部材20
をロープドエッジ18を介し骨組部材10に止着する第
二押えプレート22とを備える。
【0009】さらにこの実施例の膜端止着構造は、骨組
部材10に沿って延在し第一押えプレート16を覆う第
一覆い部材24と、第一押えプレート16に突設され第
一覆い部材24を支持する第一支持部材26と、骨組部
材10に沿って延在し第二押えプレート22を覆う第二
覆い部材28と、第二押えプレート22に突設され第二
覆い部材28を支持する第二支持部材30と、第一押え
プレート16及び第二押えプレート22の間の骨組部材
10に突設され第一覆い部材24及び第二覆い部材28
を支持する第三支持部材32とを備える。
部材10に沿って延在し第一押えプレート16を覆う第
一覆い部材24と、第一押えプレート16に突設され第
一覆い部材24を支持する第一支持部材26と、骨組部
材10に沿って延在し第二押えプレート22を覆う第二
覆い部材28と、第二押えプレート22に突設され第二
覆い部材28を支持する第二支持部材30と、第一押え
プレート16及び第二押えプレート22の間の骨組部材
10に突設され第一覆い部材24及び第二覆い部材28
を支持する第三支持部材32とを備える。
【0010】そして第一覆い部材24の一端24aを第
一膜状部材14に止着すると共に第一覆い部材24の他
端24bを第三支持部材32に止着し、第一覆い部材2
4の一端24aの側から他端24bの側へ向けて高さh
1が高くなる斜面を形成するように、第一覆い部材24
を、第一支持部材26及び第三支持部材32で支持す
る。ここで高さh1は支持部材26、30、32の突設
方向Pにおける突出高さである。
一膜状部材14に止着すると共に第一覆い部材24の他
端24bを第三支持部材32に止着し、第一覆い部材2
4の一端24aの側から他端24bの側へ向けて高さh
1が高くなる斜面を形成するように、第一覆い部材24
を、第一支持部材26及び第三支持部材32で支持す
る。ここで高さh1は支持部材26、30、32の突設
方向Pにおける突出高さである。
【0011】また第二覆い部材28の一端28aを第二
膜状部材20に止着すると共に第二覆い部材28の他端
28bを第三支持部材32に止着し、第二覆い部材28
の一端28aの側から他端28bの側へ向けて高さh2
が高くなる斜面を形成するように、第二覆い部材28
を、第二支持部材30及び第三支持部材32で支持す
る。ここで高さh2は支持部材26、30、32の突設
方向Pにおける突出高さである。
膜状部材20に止着すると共に第二覆い部材28の他端
28bを第三支持部材32に止着し、第二覆い部材28
の一端28aの側から他端28bの側へ向けて高さh2
が高くなる斜面を形成するように、第二覆い部材28
を、第二支持部材30及び第三支持部材32で支持す
る。ここで高さh2は支持部材26、30、32の突設
方向Pにおける突出高さである。
【0012】図2はこの実施例の膜端止着構造の要部構
成を概略的に示す断面図であって、第一膜状部材14を
止着している状態の第一押えプレート16及びその近傍
部分の構成を概略的に示す。
成を概略的に示す断面図であって、第一膜状部材14を
止着している状態の第一押えプレート16及びその近傍
部分の構成を概略的に示す。
【0013】図2及び図1にも示すように、この実施例
では、第一膜状部材14は、表面にテフロン(テフロン
はデュポン社の商品名)をコーティングしたガラス繊維
布であり、ロープドエッジ12を、骨組部材10の一方
の側部10aに沿って骨組部材10の長手方向に延在さ
せて、第一膜状部材14の膜端部分に設ける。ロープド
エッジ12は袋状部分12aと袋状部分12aに挿通さ
せたロープ12bとから成る。第一膜状部材14の膜端
部分を折り返し、その折り返し端部を、例えば溶着する
ことにより、折り返し基部に結合させる。図2中、これ
ら折り返し端部及び基部の溶着部分を符号Aを付した波
線で示す。
では、第一膜状部材14は、表面にテフロン(テフロン
はデュポン社の商品名)をコーティングしたガラス繊維
布であり、ロープドエッジ12を、骨組部材10の一方
の側部10aに沿って骨組部材10の長手方向に延在さ
せて、第一膜状部材14の膜端部分に設ける。ロープド
エッジ12は袋状部分12aと袋状部分12aに挿通さ
せたロープ12bとから成る。第一膜状部材14の膜端
部分を折り返し、その折り返し端部を、例えば溶着する
ことにより、折り返し基部に結合させる。図2中、これ
ら折り返し端部及び基部の溶着部分を符号Aを付した波
線で示す。
【0014】また骨組部材10を例えば断面I型の鋼材
とし、骨組部材10の上面部に膜止着面10cを設け
る。第一押えプレート16を骨組部材10の一方の側部
10aの側に寄せて膜止着面10c上に設け、複数の第
一押えプレート16を、骨組部材10の一方の側部10
aに沿って骨組部材10の長手方向に所定間隔で配置す
る。そして第一押えプレート16と骨組部材10とを、
ボルト34及びナット36により締結し、これら押えプ
レート16及び骨組部材10の間に、第一膜状部材14
のロープドエッジ12近傍部分を押圧挟持する。押圧挟
持される部分の第一膜状部材14と第一押えプレート1
6及び骨組部材10との間にそれぞれ、緩衝部材38を
設け、この緩衝部材38により第一膜状部材14の押圧
挟持部分の損傷を防止する。
とし、骨組部材10の上面部に膜止着面10cを設け
る。第一押えプレート16を骨組部材10の一方の側部
10aの側に寄せて膜止着面10c上に設け、複数の第
一押えプレート16を、骨組部材10の一方の側部10
aに沿って骨組部材10の長手方向に所定間隔で配置す
る。そして第一押えプレート16と骨組部材10とを、
ボルト34及びナット36により締結し、これら押えプ
レート16及び骨組部材10の間に、第一膜状部材14
のロープドエッジ12近傍部分を押圧挟持する。押圧挟
持される部分の第一膜状部材14と第一押えプレート1
6及び骨組部材10との間にそれぞれ、緩衝部材38を
設け、この緩衝部材38により第一膜状部材14の押圧
挟持部分の損傷を防止する。
【0015】さらに第一支持部材26を、骨組部材10
から第一押えプレート16へ向かう方向Pへ突出させ
て、第一押えプレート16に設ける。第一支持部材26
が第一押えプレート16から突出する高さを、第一覆い
部材24の一端24aの側から他端24bの側へ向けて
徐々に高くする。ここでは第一支持部材26及び第一押
えプレート16を一体に形成した中空部材とする。この
中空部材内部に連通する作業用開口26aを第一支持部
材26に設け、この開口26aを介し中空部材内部にナ
ット36を差し入れナット36をボルト34に組み付け
螺合させる。
から第一押えプレート16へ向かう方向Pへ突出させ
て、第一押えプレート16に設ける。第一支持部材26
が第一押えプレート16から突出する高さを、第一覆い
部材24の一端24aの側から他端24bの側へ向けて
徐々に高くする。ここでは第一支持部材26及び第一押
えプレート16を一体に形成した中空部材とする。この
中空部材内部に連通する作業用開口26aを第一支持部
材26に設け、この開口26aを介し中空部材内部にナ
ット36を差し入れナット36をボルト34に組み付け
螺合させる。
【0016】また第一覆い部材24は、表面にテフロン
をコーティングしたガラス繊維布であり、この第一覆い
部材24を、骨組部材10の一方の側部10aに沿って
骨組部材10の長手方向に延在させる。そして第一覆い
部材24と骨組部材10との間に、第一押えプレート1
6及び第一支持部材26を配置し、これらプレート16
及び支持部材26を第一覆い部材24で覆う。また第一
覆い部材24の一端24aの側を、例えば溶着により、
骨組部材10から延出する部分の第一膜状部材14上に
結合させる。図2中、これら覆い部材24及び膜状部材
14の溶着部分を、符号Bを付した波線で示す。
をコーティングしたガラス繊維布であり、この第一覆い
部材24を、骨組部材10の一方の側部10aに沿って
骨組部材10の長手方向に延在させる。そして第一覆い
部材24と骨組部材10との間に、第一押えプレート1
6及び第一支持部材26を配置し、これらプレート16
及び支持部材26を第一覆い部材24で覆う。また第一
覆い部材24の一端24aの側を、例えば溶着により、
骨組部材10から延出する部分の第一膜状部材14上に
結合させる。図2中、これら覆い部材24及び膜状部材
14の溶着部分を、符号Bを付した波線で示す。
【0017】図3はこの実施例の膜端止着構造の要部構
成を概略的に示す断面図であって、第二膜状部材20を
止着している状態の第二押えプレート22及びその近傍
部分の構成を概略的に示す。
成を概略的に示す断面図であって、第二膜状部材20を
止着している状態の第二押えプレート22及びその近傍
部分の構成を概略的に示す。
【0018】図3及び図1にも示すように、この実施例
では、第二膜状部材20は、表面にテフロンをコーティ
ングしたガラス繊維布であり、ロープドエッジ18を、
骨組部材10の他方の側部10bに沿って骨組部材10
の長手方向に延在させて、第二膜状部材20の膜端部分
に設ける。ロープドエッジ18は袋状部分18aと袋状
部分18aに挿通させたロープ18bとから成る。第二
膜状部材20の膜端部分を折り返し、その折り返し端部
を、例えば溶着することにより、折り返し基部に結合さ
せる。図3中、これら折り返し端部及び基部の溶着部分
を符号Cを付した波線で示す。
では、第二膜状部材20は、表面にテフロンをコーティ
ングしたガラス繊維布であり、ロープドエッジ18を、
骨組部材10の他方の側部10bに沿って骨組部材10
の長手方向に延在させて、第二膜状部材20の膜端部分
に設ける。ロープドエッジ18は袋状部分18aと袋状
部分18aに挿通させたロープ18bとから成る。第二
膜状部材20の膜端部分を折り返し、その折り返し端部
を、例えば溶着することにより、折り返し基部に結合さ
せる。図3中、これら折り返し端部及び基部の溶着部分
を符号Cを付した波線で示す。
【0019】また第二押えプレート22を骨組部材10
の他方の側部10bの側に寄せて膜止着面10c上に設
け、複数の第二押えプレート22を、骨組部材10の他
方の側部10bに沿って骨組部材10の長手方向に所定
間隔で配置する。そして第二押えプレート22と骨組部
材10とを、ボルト40及びナット42により締結し、
これら押えプレート22及び骨組部材10の間に、第二
膜状部材20のロープドエッジ18近傍部分を押圧挟持
する。押圧挟持される部分の第二膜状部材20と第二押
えプレート22及び骨組部材10との間にそれぞれ、緩
衝部材44を設け、この緩衝部材44により第二膜状部
材20の押圧挟持部分の損傷を防止する。
の他方の側部10bの側に寄せて膜止着面10c上に設
け、複数の第二押えプレート22を、骨組部材10の他
方の側部10bに沿って骨組部材10の長手方向に所定
間隔で配置する。そして第二押えプレート22と骨組部
材10とを、ボルト40及びナット42により締結し、
これら押えプレート22及び骨組部材10の間に、第二
膜状部材20のロープドエッジ18近傍部分を押圧挟持
する。押圧挟持される部分の第二膜状部材20と第二押
えプレート22及び骨組部材10との間にそれぞれ、緩
衝部材44を設け、この緩衝部材44により第二膜状部
材20の押圧挟持部分の損傷を防止する。
【0020】さらに第二支持部材30を、骨組部材10
から第二押えプレート22へ向かう方向Pへ突出させ
て、第二押えプレート22に設ける。第二支持部材30
が第二押えプレート22から突出する高さを、第二覆い
部材28の一端28aの側から他端28bの側へ向けて
徐々に高くする。ここでは第二支持部材30及び第二押
えプレート22を一体に形成した中空部材とする。この
中空部材内部に連通する作業用開口30aを第二支持部
材30に設け、この開口30aを介し中空部材内部にナ
ット42を差し入れナット42をボルト40に組みつけ
螺合させる。
から第二押えプレート22へ向かう方向Pへ突出させ
て、第二押えプレート22に設ける。第二支持部材30
が第二押えプレート22から突出する高さを、第二覆い
部材28の一端28aの側から他端28bの側へ向けて
徐々に高くする。ここでは第二支持部材30及び第二押
えプレート22を一体に形成した中空部材とする。この
中空部材内部に連通する作業用開口30aを第二支持部
材30に設け、この開口30aを介し中空部材内部にナ
ット42を差し入れナット42をボルト40に組みつけ
螺合させる。
【0021】また第二覆い部材28は、表面にテフロン
をコーティングしたガラス繊維布であり、この第二覆い
部材28を、骨組部材10の他方の側部10bに沿って
骨組部材10の長手方向に延在させる。そして第二覆い
部材28と骨組部材10との間に、第二押えプレート2
2及び第二支持部材30を配置し、これらプレート22
及び支持部材30を第二覆い部材28で覆う。また第二
覆い部材28の一端28aの側を、例えば溶着により、
骨組部材10から延出する部分の第二膜状部材20上に
結合させる。図2中、これら覆い部材28及び膜状部材
20の溶着部分を、符号Dを付した波線で示す。
をコーティングしたガラス繊維布であり、この第二覆い
部材28を、骨組部材10の他方の側部10bに沿って
骨組部材10の長手方向に延在させる。そして第二覆い
部材28と骨組部材10との間に、第二押えプレート2
2及び第二支持部材30を配置し、これらプレート22
及び支持部材30を第二覆い部材28で覆う。また第二
覆い部材28の一端28aの側を、例えば溶着により、
骨組部材10から延出する部分の第二膜状部材20上に
結合させる。図2中、これら覆い部材28及び膜状部材
20の溶着部分を、符号Dを付した波線で示す。
【0022】図4はこの実施例の膜端止着構造の要部構
成を概略的に示す断面図であって、第一膜状部材14及
び第二膜状部材20を止着している状態の第三支持部材
32及びその近傍部分の構成を概略的に示す。
成を概略的に示す断面図であって、第一膜状部材14及
び第二膜状部材20を止着している状態の第三支持部材
32及びその近傍部分の構成を概略的に示す。
【0023】図4及び図1にも示すようにこの実施例で
は、第三支持部材32を、骨組部材10に沿って骨組部
材10の長手方向に延在させて設け、第一押えプレート
16及び第二押えプレート22の間の膜止着面10c上
に、任意好適な手段を用いて、位置決め固定する。ここ
では、第三支持部材32と第一押えプレート16及び第
二押えプレート22とをリベット締結することにより、
位置決め固定する。これら支持部材32とプレート1
6、22とを締結するリベットを、図1中に符号rを付
して示す。そして第三支持部材32の上部に凹部32a
を設け、この凹部32aの第一押えプレート16側の側
壁部にプレート受け32bを突設すると共にこの凹部3
2aの第二押えプレート22側の側壁部にプレート受け
32cを突設する。
は、第三支持部材32を、骨組部材10に沿って骨組部
材10の長手方向に延在させて設け、第一押えプレート
16及び第二押えプレート22の間の膜止着面10c上
に、任意好適な手段を用いて、位置決め固定する。ここ
では、第三支持部材32と第一押えプレート16及び第
二押えプレート22とをリベット締結することにより、
位置決め固定する。これら支持部材32とプレート1
6、22とを締結するリベットを、図1中に符号rを付
して示す。そして第三支持部材32の上部に凹部32a
を設け、この凹部32aの第一押えプレート16側の側
壁部にプレート受け32bを突設すると共にこの凹部3
2aの第二押えプレート22側の側壁部にプレート受け
32cを突設する。
【0024】またロープドエッジ46を、骨組部材10
に沿って骨組部材10の長手方向に延在させて、第一覆
い部材24の他端24bに設ける。ロープドエッジ46
は袋状部分46aと袋状部分46aに挿通させたロープ
46bとから成る。第一覆い部材24の膜端部分を折り
返し、その折り返し端部を、例えば溶着することによ
り、折り返し基部に結合させる。図4中、これら折り返
し端部及び基部の溶着部分を符号Eを付した波線で示
す。
に沿って骨組部材10の長手方向に延在させて、第一覆
い部材24の他端24bに設ける。ロープドエッジ46
は袋状部分46aと袋状部分46aに挿通させたロープ
46bとから成る。第一覆い部材24の膜端部分を折り
返し、その折り返し端部を、例えば溶着することによ
り、折り返し基部に結合させる。図4中、これら折り返
し端部及び基部の溶着部分を符号Eを付した波線で示
す。
【0025】また押えプレート48を、第三支持部材3
2のプレート受け32b上に設け、複数の押えプレート
48を、骨組部材10に沿って骨組部材10の長手方向
に所定間隔で配置する。そして押えプレート48とプレ
ート受け32bとを、ネジ50により締結し、これら押
えプレート48及びプレート受け32bの間に、第一覆
い部材24のロープドエッジ46近傍部分を押圧挟持し
て、第一覆い部材24の他端24bの側を第三支持部材
32に止着する。
2のプレート受け32b上に設け、複数の押えプレート
48を、骨組部材10に沿って骨組部材10の長手方向
に所定間隔で配置する。そして押えプレート48とプレ
ート受け32bとを、ネジ50により締結し、これら押
えプレート48及びプレート受け32bの間に、第一覆
い部材24のロープドエッジ46近傍部分を押圧挟持し
て、第一覆い部材24の他端24bの側を第三支持部材
32に止着する。
【0026】さらにロープドエッジ54を、骨組部材1
0に沿って骨組部材10の長手方向に延在させて、第二
覆い部材28の他端28bに設ける。ロープドエッジ5
4は袋状部分54aと袋状部分54aに挿通させたロー
プ54bとから成る。第二覆い部材28の膜端部分を折
り返し、その折り返し端部を、例えば溶着することによ
り、折り返し基部に結合させる。図4中、これら折り返
し端部及び基部の溶着部分を符号Fを付した波線で示
す。
0に沿って骨組部材10の長手方向に延在させて、第二
覆い部材28の他端28bに設ける。ロープドエッジ5
4は袋状部分54aと袋状部分54aに挿通させたロー
プ54bとから成る。第二覆い部材28の膜端部分を折
り返し、その折り返し端部を、例えば溶着することによ
り、折り返し基部に結合させる。図4中、これら折り返
し端部及び基部の溶着部分を符号Fを付した波線で示
す。
【0027】また押えプレート56を、第三支持部材3
2のプレート受け32c上に設け、複数の押えプレート
56を、骨組部材10に沿って骨組部材10の長手方向
に所定間隔で配置する。そして押えプレート56とプレ
ート受け32cとを、ネジ58により締結し、これら押
えプレート56及びプレート受け32cの間に、第二覆
い部材28のロープドエッジ54近傍部分を押圧挟持し
て、第二覆い部材28の他端28bの側を第三支持部材
32に止着する。
2のプレート受け32c上に設け、複数の押えプレート
56を、骨組部材10に沿って骨組部材10の長手方向
に所定間隔で配置する。そして押えプレート56とプレ
ート受け32cとを、ネジ58により締結し、これら押
えプレート56及びプレート受け32cの間に、第二覆
い部材28のロープドエッジ54近傍部分を押圧挟持し
て、第二覆い部材28の他端28bの側を第三支持部材
32に止着する。
【0028】さらに樋部材62を第三支持部材32の凹
部32c内に設け、この樋部材62を、骨組部材10に
沿って骨組部材10の長手方向に延在させて、プレート
受け32b、32cの下側に配置する。また樋部材62
上にバックアップ材64を載置し、このバックアップ材
64を、骨組部材10に沿って長手方向に延在させて、
プレート受け32b、32cの間に配置する。そしてバ
ックアップ材64上にコーキング材66を設ける。プレ
ート受け32b、32cの間に雪が滞るのを防止できる
程度まで、これらプレート受け32b、32cの間をコ
ーキング材66で埋め込む。
部32c内に設け、この樋部材62を、骨組部材10に
沿って骨組部材10の長手方向に延在させて、プレート
受け32b、32cの下側に配置する。また樋部材62
上にバックアップ材64を載置し、このバックアップ材
64を、骨組部材10に沿って長手方向に延在させて、
プレート受け32b、32cの間に配置する。そしてバ
ックアップ材64上にコーキング材66を設ける。プレ
ート受け32b、32cの間に雪が滞るのを防止できる
程度まで、これらプレート受け32b、32cの間をコ
ーキング材66で埋め込む。
【0029】この実施例によれば、各覆い部材24、2
8は、第三支持部材32から膜状部材14、20へ向け
て、方向Pにおける高さが次第に低くなるように、傾斜
面を形成し、さらにコーキング材66によりプレート受
け32b、32cの間を雪が滞らないように埋め込んで
いるので、膜端の止着部分における雪の滑雪性を高める
ことができる。
8は、第三支持部材32から膜状部材14、20へ向け
て、方向Pにおける高さが次第に低くなるように、傾斜
面を形成し、さらにコーキング材66によりプレート受
け32b、32cの間を雪が滞らないように埋め込んで
いるので、膜端の止着部分における雪の滑雪性を高める
ことができる。
【0030】この発明は上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、従って各構成成分の寸法、形状、配設
位置、形成材料及びそのほかをこの発明の趣旨の範囲内
で任意好適に変更できる。
るものではなく、従って各構成成分の寸法、形状、配設
位置、形成材料及びそのほかをこの発明の趣旨の範囲内
で任意好適に変更できる。
【0031】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の膜構造物の膜端止着構造によれば、第一及び第
二覆い部材により、第一及び第二押えプレートを覆うと
共に山なりの斜面を形成する。この山なりの斜面は、第
一及び第二覆い部材の一端の側で高さが低く従って第一
及び第二膜状部材の側で高さが低く、かつ、第一及び第
二覆い部材の他端の側で高さが高く従って骨組部材上で
高さが高い。
の発明の膜構造物の膜端止着構造によれば、第一及び第
二覆い部材により、第一及び第二押えプレートを覆うと
共に山なりの斜面を形成する。この山なりの斜面は、第
一及び第二覆い部材の一端の側で高さが低く従って第一
及び第二膜状部材の側で高さが低く、かつ、第一及び第
二覆い部材の他端の側で高さが高く従って骨組部材上で
高さが高い。
【0032】これがため、第一及び第二覆い部材上に積
もった雪が、第一及び第二膜状部材上に滑り落ち易くな
るので、滑雪性を高めた膜端止着構造を提供できる。
もった雪が、第一及び第二膜状部材上に滑り落ち易くな
るので、滑雪性を高めた膜端止着構造を提供できる。
【図1】実施例の全体構成を概略的に示す断面図であ
る。
る。
【図2】実施例の要部構成を拡大して概略的に示す断面
図である。
図である。
【図3】実施例の要部構成を拡大して概略的に示す断面
図である。
図である。
【図4】実施例の要部構成を拡大して概略的に示す断面
図である。
図である。
【符号の説明】 10:骨組部材 12、18:ロープドエッジ 14:第一膜状部材 16:第一押えプレート 20:第二膜状部材 22:第二押えプレート 24:第一覆い部材 26:第一支持部材 28:第二覆い部材 30:第二支持部材 32:第三支持部材
Claims (1)
- 【請求項1】 それぞれ、膜構造物の骨組部材に沿うよ
うに形成されたロープドエッジを有する第一及び第二膜
状部材と、前記骨組部材の一方の側部の側に所定間隔で
離間配置され前記第一膜状部材をロープドエッジを介し
骨組部材に止着する第一押えプレートと、前記骨組部材
の他方の側部の側に所定間隔で離間配置され前記第二膜
状部材をロープドエッジを介し骨組部材に止着する第二
押えプレートとを備えて成る膜構造物の膜端止着構造に
おいて、 前記骨組部材に沿って延在し前記第一押えプレートを覆
う第一覆い部材と、前記第一押えプレートに突設され前
記第一覆い部材を支持する第一支持部材と、前記骨組部
材に沿って延在し前記第二押えプレートを覆う第二覆い
部材と、前記第二押えプレートに突設され前記第二覆い
部材を支持する第二支持部材と、前記第一及び第二押え
プレートの間の骨組部材に突設され前記第一及び第二覆
い部材を支持する第三支持部材とを備え、 前記第一覆い部材の一端を前記第一膜状部材に止着する
と共に前記第一覆い部材の他端を前記第三支持部材に止
着し、前記第一覆い部材の一端の側から他端の側へ向け
て高さが高くなる斜面を形成するように、前記第一覆い
部材を前記第一及び第三支持部材で支持し、 前記第二覆い部材の一端を前記第二膜状部材に止着する
と共に前記第二覆い部材の他端を前記第三支持部材に止
着し、前記第二覆い部材の一端の側から他端の側へ向け
て高さが高くなる斜面を形成するように、前記第二覆い
部材を前記第二及び第三支持部材で支持して成ることを
特徴とする膜構造物の膜端止着構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6293252A JP2566123B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 膜構造物の膜端止着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6293252A JP2566123B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 膜構造物の膜端止着構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08151827A JPH08151827A (ja) | 1996-06-11 |
JP2566123B2 true JP2566123B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=17792422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6293252A Expired - Lifetime JP2566123B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 膜構造物の膜端止着構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566123B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP6293252A patent/JP2566123B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08151827A (ja) | 1996-06-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960820 |