JPH0988094A - 鉄筋コンクリート造地下室構築用ユニットの接続部の構造 - Google Patents

鉄筋コンクリート造地下室構築用ユニットの接続部の構造

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JPH0988094A
JPH0988094A JP7270475A JP27047595A JPH0988094A JP H0988094 A JPH0988094 A JP H0988094A JP 7270475 A JP7270475 A JP 7270475A JP 27047595 A JP27047595 A JP 27047595A JP H0988094 A JPH0988094 A JP H0988094A
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Yoshito Inoue
嘉人 井上
Kazuhei Usui
多平 臼井
Hiroo Toho
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Abstract

(57)【要約】 【課題】場所打ちコンクリートによる鉄筋コンクリート
造の地下室の構築に必要な労力および時間を軽減するこ
と。 【解決手段】鉄筋コンクリート造地下室の構築に用いら
れる一対のユニット(12,14,16,18) の接続部の構造であ
って、各ユニットが互いに相対する一対のワイヤメッシ
ュからなる鉄筋組立体(30)を有し、一方のユニットは、
鉄筋組立体に固定され鉄筋組立体と部分的に重なり合う
ワイヤメッシュからなる継手筋(50,52,70,78) を有し、
他方のユニットは、他方のユニットが一方のユニットの
隣に下降されるとき、一方のユニットの継手筋の一部が
鉄筋組立体と重なり合うようにこれを受け入れる空間(5
4,66,68,80,88,90) を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、場所打ちコンクリ
ートにより構築される鉄筋コンクリート造の地下室に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、場所打ちコンクリートによる地下
室を構築するため、鉄筋組立体と、該鉄筋組立体に固定
され該鉄筋組立体を貫通し、横方向に伸びる複数の鉄筋
からなる継手と、前記鉄筋組立体の少なくとも一方の面
を覆うモルタルやコンクリートからなる外装板とを有す
るユニットが用いられている(特開平6−41991号
参照)。
【0003】複数のユニットは、地表に解放する穴の壁
部に沿って配置され、互いに隣り合う一対のユニットは
該ユニットから突出する前記継手を互いに重ね合わせる
ことにより連結される。前記外装板は、後にユニット内
に打設されるコンクリートのための型枠としての作用を
なす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
例にあっては、先に配置されたユニットの横隣に他のユ
ニットを配置するとき、両ユニットから突出する継手が
互いに他の一方のユニット内に受け入れられるように、
前記他のユニットをこれが前記先に配置されたユニット
に対向するように穴内に降ろし、次に、前記先に配置さ
れたユニットに向けて前記他のユニットを横方向へ移動
し、前記先に配置されたユニット突き合わせる。
【0005】しかし、地下室を構築するための穴は、通
常、必要最小限の大きさに設定されており、最後に配置
される他のユニットを横方向へ移動させるためのスペー
スを有しない。したがって、最後の他のユニットの配置
のための作業を必要とし、このため、地下室の構築に余
分な労力、時間、費用等を必要とする。
【0006】本発明の目的は、場所打ちコンクリートに
よる鉄筋コンクリート造の地下室の構築に必要な労力お
よび時間を軽減することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、鉄筋コンクリ
ート造地下室の構築に用いられる一対のユニットの接続
部の構造であって、各ユニットがワイヤメッシュからな
る鉄筋を有し、一方のユニットは、前記鉄筋に固定され
該鉄筋と部分的に重なり合うワイヤメッシュからなる継
手筋を有し、他方のユニットは、該他方のユニットが前
記一方のユニットの隣に下降されるとき、前記一方のユ
ニットの継手筋の一部が前記鉄筋と重なり合うようにこ
れを受け入れる空間を有する。前記他方のユニットは、
前記一方のユニットが前記他方のユニットの隣に下降さ
れるとき、前記一方のユニットの継手筋の一部が前記鉄
筋と重なり合うようにこれを受け入れる空間を有するも
のとすることができる。
【0008】
【発明の作用および効果】本発明によれば、互いに隣接
して配置される両ユニットの一方を他方のユニットの隣
に下降させるとき、両ユニットの鉄筋相互が継手筋と部
分的に重なり合うことから、ユニットの縦方向への移動
のみにより、ユニット相互に継手を介在させることがで
きる。したがって、従来におけるユニットの横移動が必
要でなく、また、最後のユニットの配置のための特別な
作業を必要としない。このため、鉄筋コンクリート造の
地下室の構築に必要な労力および時間、さらに費用を節
減することができる。
【0009】また、本発明によれば、前記鉄筋および継
手筋の双方がワイヤメッシュからなることから、単鉄筋
からなる継手筋同士を互いに重ね合わせる場合と比べ
て、継手長を短くすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、半地下形式の
地下室と称される、一部が地中にありかつ他の一部が地
上にある鉄筋コンクリート造の地下室を構築するための
骨組をなす構造体の一部が符号10で示されている。構
造体10は、地表に解放する、矩形の横断面形状を有す
る穴11の内部で組み立てられる。
【0011】図1〜図10に示すように、構造体10
は、互いに相対する一組の鉄筋(ダブル配筋)からなる
鉄筋組立体、または、前記一組の鉄筋の内の一方のみか
らなる鉄筋(シングル配筋、図示せず)を含む複数のユ
ニット、すなわち、平面で見て矩形の四隅に配置された
4つの底盤ユニット12と、各底盤ユニット上に配置さ
れた壁ユニット14と、前記矩形の4辺に沿って配置さ
れた6つの他の底盤ユニット16と、各底盤ユニット1
6上に配置された他の壁ユニット18とを含む(図2参
照)。
【0012】上下に隣接する前記底盤ユニットと壁ユニ
ットとは後記継手筋を介して互いに接続され、横方向に
互いに隣接する底盤ユニット相互、および、横方向に互
いに隣接する壁ユニット相互もまた後記継手筋を介して
接続されている。壁ユニット14,18の上部は穴11
から地上に突出している。なお、図7に示すユニット相
互間の横方向を向く矢印は、接続される相手を示すもの
であって、接続のための移動方向を示すものではない。
【0013】前記矩形の四隅に配置された底盤ユニット
12は、穴11の底部の一部(水平部)と穴11の互い
に直交する両壁部の一部とに相対して伸びる部分(水平
部)を有し、また、前記矩形の4辺に沿って配置された
底盤ユニット16は穴11の底部の一部(水平部)とこ
れに直交する壁部の一部とに相対して伸びる部分(垂直
部)を有する。このため、複数の底盤ユニット12,1
6は穴の底部の中央部に矩形の平面形状を有する空間1
9を規定する(図1参照)。
【0014】また、前記矩形の四隅に配置された壁ユニ
ット14は、穴11の前記互いに直交する両壁部の一部
に相対して伸びる部分(垂直部)と地下室の天井の一部
を形成する部分(水平部)とを有し、また、前記矩形の
4辺に沿って配置された壁ユニット18は、穴11の壁
の一部に相対して伸びる部分(垂直部)と天井の一部を
形成する部分(水平部)とを有する。このため、壁ユニ
ット14,16は、地上に、前記天井の一部を形成する
部分が取り囲む矩形の平面形状を有する空間20を規定
する。
【0015】構造体10は、さらに、穴11の底部上の
空間19に配置された互いに相対する上下一組の鉄筋か
らなる鉄筋組立体21または前記一組の鉄筋の内の一方
のみからなる鉄筋(図示せず)と、地上の空間20に配
置された互いに相対する上下一組の鉄筋からなる鉄筋組
立体22または前記一組の鉄筋の内の一方のみからなる
鉄筋(図示せず)とを含む。下方の鉄筋組立体21は、
上下一組の継手筋24を介して、その周囲の各底盤ユニ
ット16の水平部に接続され、また、上方の鉄筋組立体
22は、上下一組の継手筋26を介して、その周囲の各
壁ユニット18の水平部に接続される。前記継手筋2
4,26および後記する他の継手筋も、また、互いに相
対する一組のものとすることに代えて、該一組のものの
内の一方のみからなるもので構成することができる。
【0016】前記鉄筋組立体を構成する各鉄筋および各
継手筋は、棒状単鉄筋の組み合わせ或いは図示の例のよ
うなワイヤメッシュからなる。ワイヤメッシュとするこ
とにより、前記単鉄筋の組み合わせとする場合に比べ
て、鉄筋組立体と継手筋との互いに重なり合う長さすな
わち継手長を短くすることができる。
【0017】図3〜図8に示すように、前記ユニット
は、基本的に、互いに間隔をおかれて相対する一組の鉄
筋28からなる鉄筋組立体30と、鉄筋組立体30から
間隔をおかれ該鉄筋組立体を間に挟んで互いに相対す
る、多数の孔を有する一組の型枠32と、両型枠を間に
挟んで互いに相対する一組の格子状部材34と、両格子
状部材34を間に挟んでそれぞれが各格子状部材に相対
しかつ該格子状部材の縁部に沿って伸びる複数の矩形の
フレーム36とを含む。但し、後述するように、前記ユ
ニットは、必要に応じて、これを構成する部材の一部を
省略しまたは変更することができる。
【0018】前記ユニットの各格子状部材34は各フレ
ーム36に溶接され、また、各型枠32は各格子状部材
34に結束線で固定され、それぞれが各フレーム36の
開口を覆っている。鉄筋組立体30と、各型枠32と、
格子状部材34とはこれらを貫通する複数のセパレータ
38(図8参照)に溶接され、互いに間隔を保持されて
いる。格子状部材34の一方が省略される後述の場合に
は、セパレータ38は筋交い48に固定される。格子状
部材34と該格子状部材が溶接されたフレーム36と
は、両型枠32間へのコンクリートの打設によって型枠
32が膨出することを防止する補強作用を有する。互い
に相対する両フレーム36は、細幅の連結板40(図8
参照)により互いに連結され、間隔を保持されている。
型枠32はコンクリート中に埋め殺しにされる。
【0019】フレーム36は、実質的に前記ユニットの
外形を規定することから、鉄筋組立体30、型枠32ま
たは格子状部材34に製作誤差等による不揃いがあって
も、前記ユニットは高い寸法精度を有する。フレーム3
6は、また、ユニット相互のための良好な突き合わせ面
を提供し、これが、ユニット相互の接続作業を容易にす
る。図示のフレームは複数の山形鋼材片を互いに接合し
てなる。フレーム36は、しかし、その配置を省略する
ことができる。
【0020】型枠32を多数の孔を有するものとするこ
とにより、前記孔を通して、打設されたコンクリートの
鉄筋組立体内における充填の程度を確認することがで
き、この確認に基づいて鉄筋コンクリートの品質管理を
行なうことができる。型枠32の補強部材である格子状
部材34は多数の大きい開口を有するため、型枠32の
孔を通しての確認作業の邪魔にならない。また、前記多
数の孔は打設されたコンクリートの余剰水の排出を許す
ため、強度および防水性の高い鉄筋コンクリートが得ら
れる。図示の型枠32はメタルラスからなる。
【0021】コーナー部の底盤ユニット12は、底盤の
一部を規定する水平部40と、水平部40からこれと直
角に上方へ伸びる比較的小さい長さの垂直部42とを有
する。水平部40は、全体に矩形の平面形状を有し、垂
直部42は水平部40の隣り合う矩形の二辺から直立す
る、互いに直交する2つの部分44,46からなる。
【0022】水平部40および垂直部42の2つの部分
44,46は、それぞれ、鉄筋組立体30を有する。水
平部40の鉄筋組立体(底盤用鉄筋組立体)の一部と、
垂直部の一方の部分44の鉄筋組立体(壁用鉄筋組立
体)の一部とはこれらに共通の鉄筋からなる。また、水
平部40の鉄筋組立体の一部と、垂直部の他方の部分4
6の鉄筋組立体(壁用鉄筋組立体)の一部とはこれらに
共通の鉄筋からなる。このことから、水平部40と垂直
部42とは一体構造を有する。また、垂直部42の両部
分44,46の鉄筋組立体の一部が共通の鉄筋からな
る。このことから、両部分44,46は一体構造を有す
る。コーナー部の複数の鉄筋組立体30を一体構造とす
ることにより、分離構造の鉄筋組立体を継手筋で連結す
る場合における該継手筋の集中配置とこれに伴う構造上
の弱点の発生を回避することができる。
【0023】底盤ユニット12にあっては、その水平部
40への前記型枠の配置が省略されている。これは、穴
11の底部にコンクリートを打設することにより水平部
40をコンクリートで満たすことができるため前記型枠
を不要とすることができるからである。また、図示の例
に代えて、水平部40に設けられた一対の格子状部材3
4を省略することができ、また、格子状部材34の代わ
りに、各フレーム36にその開口の対角線上を伸びる一
対の筋交い(図示せず)を固定してもよい。前記筋交い
は打設されるコンクリートの流動を阻害することはな
い。また、前記筋交いはフレーム36、したがって底盤
ユニット12を剛性を高める作用をなす。
【0024】また、底盤ユニット12にあっては、その
垂直部42の各部分44,46への前記両型枠の一方の
配置が省略されている。より詳細には、穴11の壁面に
相対する側(外側)には前記型枠が配置されておらず、
穴11の中央部の側(内側)にのみ型枠32が配置され
ている。これは、穴11の前記壁面が型枠の作用をなす
ためである。また、図示の例では、垂直部42の各部分
44,46の外側には、前記格子状部材が配置されてい
ない。型枠の膨らみを抑制する必要がないからである。
前記格子状部材の代わりに、前記水平部におけると同
様、各部分44,46の外側のフレーム36に一対の筋
交い48(図)が溶接されている。
【0025】垂直部42の両部分44,46には、それ
ぞれ、互いに相対する一組の継手筋50,52が取り付
けられている。一方の両継手筋50は、これらの下部に
おいて、部分44の鉄筋組立体30に固定され該鉄筋組
立体と重なり合っており、両継手筋50の上部が内外側
の両フレーム36の上部から上方に突出している。両継
手筋50は、さらに、これらの一部が両フレーム36の
側部から横方向に突出している。前記したように、両継
手筋50および両継手筋52も、また、それぞれ、単一
の継手筋とすることができる。
【0026】他方の両継手筋52は、これらの下部にお
いて、部分46の鉄筋組立体30に固定されこれと重な
り合っており、これらの上部が、部分46の両フレーム
36上部から上方に突出している。両継手筋52は、継
手筋50と異なり両フレームの側部から突出しておら
ず、両継手筋52と両フレーム36の前記側部との間に
間隔すなわち空間54(図7)をおかれている。この空
間54は、上方および側方に解放しているため、下降さ
れる他の底盤ユニット16の後記継手筋78の一部を受
け入れることができる。
【0027】次に、コーナー部の壁ユニット14は、地
下室の壁の一部を規定する、鉄筋組立体(壁用鉄筋組立
体)30を含む比較的長寸法の垂直部56と、垂直部5
6の頂部からこれと直角に内側へ伸びる、鉄筋組立体
(天井用鉄筋組立体)30を含む水平部58とを有す
る。垂直部56と、水平部58とは、それぞれ、次の点
を除いて、コーナー部の底盤ユニット12の垂直部42
と、水平部40と実質的に同じ構造を有する。
【0028】構造の異なる第1の点は、垂直部56の互
いに直交する2つの部分60,62の上部の外側に型枠
(上部型枠(第2の型枠)、図示せず)が配置され、前
記上部型枠にモルタル、好ましくは断熱性を有するモル
タル64(図3および図4)が塗り付けられ、フレーム
36の一部がモルタル64で覆われていることである。
モルタル64の塗り付けは、ユニットの製作時または現
場での組み立て時のいずれでも行なうことができる。モ
ルタル64が塗り付けられた部分は、地上に突出する部
分であり、地下室の地上部の該壁面をなす。前記上部型
枠は、各フレーム36に固定され横方向へ伸びる複数の
山形鋼材片65で仕切られている。
【0029】第2の点は、垂直部56の両部分60,6
2が、これらの下部に、底盤ユニット12の垂直部の両
部分44,46から突出する継手筋50,52の上部を
受け入れるための空間66,68をそれぞれ有すること
である。空間66,68は、下方および側方に解放して
いるため、壁ユニット14を底盤ユニット12に向けて
下降させるとき、継手筋50,52の挿入を許す。
【0030】第3の点は、互いに相対する両継手筋70
が、その一部において、垂直部56の一方の部分60の
鉄筋組立体30に固定され、該鉄筋組立体と重なり合
い、残りの一部が部分60の両フレーム36間から横方
向へ突出していることである。継手筋70は下方の空間
66を残して上下方向へ伸びている。
【0031】第4の点は、水平部58の下方のフレーム
36に型枠32が支持されかつこの型枠32にその下面
からモルタル、好ましくは断熱性を有するモルタル72
(図3、図4および図10参照)が塗り付けられている
ことである。モルタルの層72により、前記型枠の剛性
が高められ、該型枠上へのコンクリートの打設の際に設
置される支保工を簡易なものとすることができる。ま
た、水平部58に打設されるコンクリートの余剰水の余
剰水の垂れ落ちとこれに伴う地下空間の作業環境の悪化
を防止することができる。モルタル64およびモルタル
72として、後記ペーパーモルタル(商標)を用いるこ
とができる。また、水平部58の上方のフレーム36に
は、前記格子状部材の代わりに一対の筋交い48が取り
付けられている。
【0032】次に、他の底盤ユニット16は、地下室の
底盤の一部を規定する底盤用鉄筋組立体30を有する水
平部74と、水平部74からこれと直角に上方へ伸び
る、壁用鉄筋組立体30を有する垂直部76とを備え
る。
【0033】底盤ユニット16は、垂直部76が単一の
ものからなり、この点において、2つの部分44,46
を有するコーナー部の底盤ユニット12と構造を異にす
る。底盤ユニット16の水平部74および垂直部76
は、底盤ユニット12におけると同様、一体構造を有す
る。
【0034】底盤ユニット16の垂直部76には、互い
に相対する一対の継手筋78が取り付けられている。両
継手筋78は、これらの下部において、垂直部76の鉄
筋組立体30に固定され該鉄筋組立体と重なり合ってお
り、両継手筋78の上部が内外側の両フレーム36の上
部から上方に突出している。さらに、両継手筋78は、
これらの横方向の一端部が両フレーム36の一方の側部
から横方向に突出し、また、両継手筋76の他端部がフ
レーム36の他方の側部から前記一方の側部に向けて間
隔をおかれた箇所に位置する。これにより、垂直部76
は、その両フレーム36間に他方の側部に上方および横
方向に解放する空間80を有する。空間80は、底盤ユ
ニット16をその配置のために穴11に下降させると
き、先に配置されたコーナ部の底盤ユニット12の継手
筋50の横方向に突出する部分、または、先に配置され
た他の底盤ユニット16の継手筋78の横方向に突出す
る部分を受け入れることができる(配置状態を示す図9
参照)。
【0035】次に、他の壁ユニット18は、壁の一部を
規定する壁用鉄筋組立体30を有する比較的長寸法の垂
直部82と、垂直部82からこれと直角に内側に伸び
る、天井用鉄筋組立体30を有する水平部84とを備え
る。
【0036】この壁ユニット18が、他の底盤ユニット
16におけると同様、垂直部82が2つの部分ではなく
単一のものからなる。この点で、コーナー部の壁ユニッ
ト14の構造と異なる。壁ユニット18の垂直部82お
よび水平部84も、また、一体構造を有する。
【0037】図8に示すように、壁ユニット18には、
コーナー部の壁ユニット14と同様、垂直部82の外側
のフレーム36の上部が山形鋼材片65で仕切られ、前
記上部にメタルラスからなる型枠(上部型枠)86と、
格子状部材34とが取り付けられており、さらに、上部
型枠86にモルタル64が塗り付けられている。上部型
枠86、その外側の格子状部材34およびこれを取り巻
くフレーム36の一部および山形鋼材片65はモルタル
64の層により覆われている。この上部のモルタル層
は、コーナー部の壁ユニット14の上部とともに、地上
における地下室の外壁面を規定する。
【0038】また、コーナー部の壁ユニット14におけ
ると同様、水平部84の下方のフレーム36に型枠32
が支持されかつこの型枠32にその下面からモルタル7
2(図3〜6および図10参照)が塗り付けられてい
る。モルタル72の層が、水平部84に打設されるコン
クリートの余剰水の余剰水の垂れ落ちを防止する。ま
た、同様に、上方のフレーム36には、前記格子状部材
の代わりに一対の筋交い48が取り付けられている(図
8)。
【0039】壁ユニット18には、コーナー部の壁ユニ
ット14の継手筋70と同様の一組の継手筋86が取り
付けられている。両継手筋86は、その一部において、
垂直部82の鉄筋組立体30に固定され、該鉄筋組立体
と重なり合い、残りの一部が両フレーム36の一側部か
ら横方向へ突出している。両継手筋86は、壁ユニット
18の下部に下方および横方向に解放する空間88を残
して上下方向へ伸びている。空間88は、壁ユニット1
8を先に配置された底盤ユニット16に向けて下降させ
るとき、底盤ユニット16から上方に突出する継手筋7
8を受け入れる。
【0040】また、壁ユニット18の他方の側部、すな
わち、継手筋86が設けられていない側部が下方および
横方向に解放する空間90(図8参照)を有する。この
空間は、壁ユニット18を下降させるとき、先に配置さ
れたコーナー部の壁ユニット14の継手筋70または先
に配置された他の壁ユニット18の継手筋86を受け入
れる。
【0041】穴11内に配置されかつ組み立てられた、
上下方向および横方向に互いに隣接するユニット相互の
連結は、複数の連結板92(図1)とボルト・ナット組
立体(図示せず)とを用いて行なうことができる。
【0042】ところで、構造体10はその全てが地下に
埋設される全地下方式の地下室の構築に用いることがで
きる。この場合には、穴11の壁面を型枠として利用す
ることができるため、壁ユニット14,18の前記上部
型枠(第2の型枠)を省略することができ、また、これ
に塗り付けられるモルタル64の層を不要とすることが
できる。また、壁ユニット14,18を、それぞれ、水
平部58,54を有しないものとすることができ、これ
らは、天井を有しない地下室の構築に用いることができ
る。
【0043】次に、複数の壁ユニット18に囲まれた空
間20に配置される鉄筋組立体22は、その配置作業の
便宜を考慮して、鉄筋組立体22の一方の鉄筋94とそ
の下方に配置された、型枠32と同様の型枠96(図
7)と、好ましくは、型枠96にその下方から塗り付け
られたモルタル72(図10)の層とを含むアセンブリ
97と、他方の鉄筋98とに分離されている。モルタル
72の層は、壁ユニット14,18におけるモルタル7
2の層と同様、型枠の剛性を高めると共に打設コンクリ
ートからの余剰水の滴下を防止する。
【0044】アセンブリ97は、より好ましくは、型枠
96の下方に配置された、格子状部材34と同様の格子
状部材100と、格子状部材100の下方に配置され該
格子状部材に相対しかつ該格子状部材の縁部に沿って伸
びるフレーム102とを含む。格子状部材100はその
縁部においてフレーム102に溶接され、型枠96は結
束線で格子状部材100に固定されている。また、一方
の鉄筋94はセパレータ(図示せず)を介して型枠96
の上方に間隔をおかれている。フレーム102を設ける
ことにより、アセンブリ97を開口20と整合するよう
に正確に配置することができる。他方の鉄筋98は、ア
センブリ97の配置後、コンクリートの打設前に、アセ
ンブリ97から上方に間隔をおいて配置される。なお、
アセンブリ97と鉄筋98とは、取り扱いを容易にする
ため、2つに分割したものとすることができる。
【0045】次に、図11〜図18を参照して、図1〜
図10に示すユニット12〜18、鉄筋組立体21、ア
センブリ97等を用いて行なう地下室の築造方法を説明
する。
【0046】まず、地表に解放する矩形の横断面形状を
有する穴11を形成する。図11に示す符号110およ
び符号112は、それぞれ、穴11を掘削するために用
いられた親杭および山止め壁を表わす。また、符号11
4および116は、それぞれ、穴11の底部に順次に敷
かれた割栗石および捨てコンクリートを示す。
【0047】次に、複数の底盤ユニット12,16を穴
11の底部に該穴の壁面に沿って順次降ろす(図1
1)。複数の底盤ユニット12,16は矩形の四辺に沿
って時計周りまたは反時計周りに配置する。例えば、底
盤ユニット12をコーナー部に配置した後、図7におけ
る右側の底盤ユニット16を降ろす。このとき、底盤ユ
ニット16の継手筋78の左端部が、先に配置された底
盤ユニット12の空間54に受け入れられ、底盤ユニッ
ト12の右隣に配置される。
【0048】また、全ての底盤ユニット12,16を配
置した後、底盤ユニットの水平部40,74に囲まれた
空間19から、継手筋、好ましくは相対する上下一組の
継手筋117(図7参照)を互いに隣接する両底盤ユニ
ットの前記水平部に差し込む。これにより、継手筋11
7は、前記両水平部の鉄筋組立体と重なり合い、互いに
隣接する両底盤ユニット相互に継手が介在される。
【0049】これに代えて、互いに隣接する両底盤ユニ
ットのいずれか一方の水平部内に予め継手筋117を配
置しておき、全ての底盤ユニットまたは互いに隣接する
両底盤ユニットの配置後、継手筋117を移動させてそ
の一部を隣接する他の一方の底盤ユニットの水平部内に
配置することもできる。鉄筋組立体30の上方に開口の
大きい格子34が配置されているため、鉄筋組立体30
内に手を差し入れ、継手筋117の移動を容易に行なう
ことができる。
【0050】底盤ユニット12,16を穴11内下降さ
せることにより、底盤ユニット12,16を、これらの
垂直部相互を継手筋50,78を介して互いに接続し、
また、継手筋117を介して水平部を相互に接続し、穴
11の底部に配置することができる。
【0051】全ての底盤ユニット12,16を配置した
後、底盤ユニット12,16に囲まれた空間19に鉄筋
組立体21の一方の鉄筋118および他方の鉄筋120
を積み重ねるように順次に配置する(図12)。
【0052】一方の鉄筋118を配置する前または配置
した後、空間19から、継手筋、図示の例では上下一組
の継手筋24を各底盤ユニットの水平部40,74内、
好ましくはこれらの内部の鉄筋組立体30の両鉄筋間に
挿入する。
【0053】その後、底盤ユニットの水平部40,74
上および鉄筋組立体21上にコンクリート124を打設
し、これらをコンクリート124中に埋設する(図1
3)。
【0054】コンクリート124の硬化後、対応する底
盤ユニット12,16に向けて、複数の壁ユニット1
4,18を順次下降させる(図14)。壁ユニット1
4,18の下降の順序は、例えば時計方向または反時計
方向に定める。このとき、コーナー部の壁ユニット12
は、その垂直部56の空間66,68が、コーナー部の
底盤ユニット12の継手筋50,52および継手筋78
の一部をそれぞれ受け入れ、また、他の壁ユニット18
は、その垂直部82の空間88が底盤ユニット12の継
手筋50の一部および他の底盤ユニット16の継手筋7
8の一部を受け入れる。その結果、継手筋50,52,
78の突出上端部が前記壁ユニットの垂直部の継手組立
体と重なり合う。
【0055】さらに、例えば壁ユニット18の下降の
間、該ユニットの垂直部の側部の空間90が、先に下降
された壁ユニット14,18の継手筋70,86の突出
部をその上端から下端までを順次に受け入れる。その結
果、継手筋70,86の一部が壁ユニット18の垂直部
の鉄筋組立体30と重なり合う。
【0056】また、全ての壁ユニット14,18を配置
した後、壁ユニットの水平部58,84に囲まれた空間
20から、継手筋、好ましくは上下一組の継手筋126
(図図3,4,7参照)を互いに隣接する両壁ユニット
の前記水平部に差し込む。これにより、継手筋126
は、前記両水平部の鉄筋組立体と重なり合う。
【0057】これに代えて、互いに隣接する壁ユニット
のいずれか一方の水平部58,84に予め継手筋126
を配置しておき、全ての壁ユニットまたは互いに相対す
る両壁ユニットの配置後、継手筋126を移動させてそ
の一部を隣接する他の一方の壁ユニットの水平部に配置
してもよい。鉄筋組立体30の上方に筋交い48が配置
されているため、これを通して鉄筋組立体30内に手を
差し入れ、継手筋126を容易に移動させることができ
る。
【0058】その後、複数の壁ユニットの水平部58,
84が取り囲む空間20にアセンブリ97を配置する
(図15)。アセンブリ97は、連結板92およびボル
ト・ナット組立体を用いて、水平部58,84に連結す
る。次いで、空間20から、継手筋、好ましくは上下一
組の継手筋26の一部を各壁ユニットの前記水平部に差
し込む。その後、天井用鉄筋98をアセンブリ97上に
配置する。このようにして構造体10が組み立てられる
(図16)(但し、底盤は先に構築されている)。
【0059】次に、構造体10の天井を支えまた側部の
間隔を維持するため、支保工128を構造体10の内部
に配置する(図17)。支保工128の設置のため、天
井の一部に予め出入口(図示せず)を設けておく。
【0060】その後、穴11の壁面(山止め壁112)
と、底盤ユニット12,14の垂直部の型枠(第1の型
枠)32および壁ユニット14,18の垂直部の型枠
(第1の型枠)32との間と、壁ユニット14,18の
垂直部の型枠(第1の型枠)32と上部型枠(第2の型
枠)86との間と、壁ユニット14,18の水平部上
と、アセンブリ97上とにコンクリート130を打設す
る。その結果、半地下形式の地下室132が構築され
る。
【0061】穴11の壁面と、前記底盤ユニットの垂直
部および壁ユニットの垂直部の型枠との間にコンクリー
ト130を打設することにより、穴11の壁面と前記垂
直部との間への埋め戻しを不要とすることができる。
【0062】コンクリート130の硬化後、地下室13
2の内壁面134に、断熱性を有するモルタルを塗り付
けてモルタル層136を形成する。これにより、メタル
ラス32から突出するコンクリート130が規定する凹
凸面を平坦なものとするとともに、地下室が有する高い
気密性のために発生しやすい結露を防止することができ
る。また、前記モルタル層136に防水塗料を塗布する
ことにより、地下水が侵入しやすい地下室132に良好
な防水性を付与することができる。
【0063】前記モルタルとして、新聞紙、雑誌、段ボ
ールのような水を含みやすい紙と、変成アクリル樹脂エ
マルジョンと、セメントとの混合物からなるものを用い
ることができる。このモルタルは、商品名をペーパーモ
ルタルとして、株式会社ハイウッドシステムにより製造
されている。
【0064】前記ペーパーモルタルからなるモルタル層
は、断熱性を有する外、収縮率が小さく、このためにひ
び割れが生じにくく、防水塗料の下地として優れる。ま
た、前記ペーパーモルタルは、硬化したコンクリートと
の付着性に優れる。さらに、弾性を有し、高い耐衝撃性
を有する。さらに、防音性、耐熱性等に優れている。
【0065】天井に穴を有する地下室を形成するとき
は、アセンブリ97および天井用鉄筋98の設置を省略
する。この場合は、壁ユニットの設置後、穴11の壁面
と、底盤ユニット12,14の垂直部の第1の型枠32
および壁ユニット14,18の垂直部の第1の型枠32
との間と、壁ユニット14,18の垂直部の第1の型枠
32と上部型枠(第2の型枠)86との間とにコンクリ
ートを打設する。
【0066】また、天井を有しない地下室を形成すると
きは、水平部58,84を有しない壁ユニット、すなわ
ち垂直部のみを有する壁ユニットを使用し、アセンブリ
97および天井用鉄筋98の設置を省略する。この場合
は、垂直部のみの壁ユニットの配置後、穴11の壁面
と、底盤ユニット12,14の垂直部の第1の型枠32
および壁ユニット14,18の垂直部の第の型枠32と
の間と、壁ユニット14,18の垂直部の第1の型枠3
2と上部型枠(第2の型枠)86との間とにコンクリー
トを打設する。
【0067】さらに、全地下方式の地下室を構築すると
きは、図14に示す工程において、前記上部型枠(第2
の型枠)を有しない壁ユニットを用いる。但し、穴はこ
のような壁ユニットの全高にわたって収容可能で高さ寸
法を有するものが設けられる。前記第2の型枠を有しな
い壁ユニットを各底盤ユニット12,16上に配置した
後、前記壁ユニットの第1の型枠と穴の壁面との間にコ
ンクリート打設する。
【0068】次に、図19〜図24を参照して、地下室
の他の構築方法を説明する。
【0069】底盤ユニット12,16を配置することに
代えて、穴11の各隅に、矩形状の底盤部および該底盤
部の互いに隣接する2辺から上方に伸びる、互いに連な
る2つの垂直部とを有するワイヤメッシュ136を配置
し、かつ、両ワイヤメッシュ間に、矩形状の底盤部およ
び該底盤部の一辺からから上方に伸びる垂直部を有する
1または複数のワイヤメッシュ138を配置する。これ
により、両ワイヤメッシュ136,138は穴11の底
部に、穴11の中央部に空間140を残して配置される
(図19)。
【0070】その後、ワイヤメッシュ136,138上
に壁ユニット142,144を立て込む。壁ユニット1
42,144は、前記した壁ユニット14,18から水
平部58,84を取り除いたもの、すなわち壁ユニット
14,18の垂直部56,82と同じ構造を有する。こ
のとき、壁ユニット142,144の底部はワイヤメッ
シュ136,138の垂直部を受け入れる(図20)。
【0071】次に、空間140に上下一組のワイヤメッ
シュからなる鉄筋146を配置する。下方の鉄筋146
を配置した後、上下一組のワイヤメッシュからなる継手
筋148を鉄筋146と各ワイヤメッ138とに関して
配置する(図21)。
【0072】その後、ワイヤメッシュ136,138の
水平部上および鉄筋146上にコンクリート150を打
設して底盤を形成する(図22)。
【0073】次に、各壁ユニット1142,144の頂
部に、空間151を残して、アセンブリ97と同様の構
造を有するアセンブリ152を水平に取り付ける。次い
で、アセンブリ97と同様のアセンブリ154を空間1
51に配置し、これをその周囲の各アセンブリ152に
連結する(図23)。
【0074】その後、両アセンブリ152,154上
に、ワイヤメッシュからなる鉄筋156を配置する(図
24)。
【0075】その後、図17および図18に示すと同様
にして、両アセンブリ152,154上にコンクリート
を流し込むことにより、各壁ユニットと両アセンブリ上
にコンクリートの打設を行なう。これにより、地下室を
構築する。
【0076】図示の例に代えて、図22に示すコンクリ
ート150の打設を行なうことなく、両アセンブリ15
2,154および鉄筋156の配置後に両アセンブリ1
52,154上にコンクリートを流し込んでもよい。こ
れによれば、ワイヤメッシュ136,138の水平部上
および鉄筋146上、穴11の壁面と各壁ユニットとの
間、壁ユニットの上部、およびアセンブリ152,15
4上に一時にコンクリートを打設することができる。
【0077】図20に示す作業を、壁ユニット142,
144として、それぞれを、外側部分156および内側
部分158に分離したものを用いて行なうことができ
る。すなわち、外側部部分156を建て込んだ後、内側
部分158を建て込み、その後、両部分156,158
を相互に連結する。この相互連結の前に両部分156,
158間にプラスチックシート(図示せず)を配置す
る。これによれば、両アセンブリ152,154上に打
設されたコンクリートが硬化するとき、内側部分158
は前記プラスチックシートにより前記コンクリートとは
絶縁されているため、これを取りはずし、転用すること
ができる。
【0078】また、天井を有しない地下室を形成すると
きは、図23に示す工程を省略し、図22に示す工程の
終了後、穴11の壁面と、底盤ユニット12,14の垂
直部の第1の型枠32および壁ユニット14,18の垂
直部の第の型枠32との間と、壁ユニット14,18の
垂直部の第1の型枠32と上部型枠(第2の型枠)との
間とにコンクリートを打設する。
【0079】さらに、全地下方式の地下室を構築すると
きは、図20に示す工程において、前記上部型枠(第2
の型枠)を有しない壁ユニットを用いる。但し、穴はこ
のような壁ユニットの全高にわたって収容可能で高さ寸
法を有するものが設けられる。前記上部型枠(第2の型
枠)を有しない壁ユニットを各底盤ユニット136,1
38上に配置した後、前記壁ユニットの第1の型枠と穴
の壁面との間にコンクリート打設する。
【図面の簡単な説明】
【図1】構造体の部分斜視図である。
【図2】構造体の概略的な平面図である。
【図3】図2の線3−3に沿って得た縦断面図である。
【図4】図2の線4−4に沿って得た縦断面図である。
【図5】図2の線5−5に沿って得た縦断面図である。
【図6】図2の線6−6に沿って得た縦断面図である。
【図7】各ユニットの接続関係を概略的に示す斜視図で
ある。
【図8】壁ユニットの外側面を示す斜視図である。
【図9】底盤ユニットを組み立てた状態の概略的な斜視
図である。
【図10】構造体の内部の天井部近傍を示す概略図であ
る。
【図11】穴内に底盤ユニットを配置する工程を示す図
である。
【図12】穴内に底盤用鉄筋を配置する工程を示す図で
ある。
【図13】底盤形成用コンクリートを打設する工程を示
す図である。
【図14】穴内に壁ユニットを建て込む工程を示す図で
ある。
【図15】天井用のアセンブリを配置する工程を示す図
である。
【図16】天井用鉄筋を配置する工程を示す図である。
【図17】支保工を配置する工程を示す図である。
【図18】天井部分および側壁部分にコンクリートを打
設する工程を示す図である。
【図19】穴内に底盤用ワイヤメッシュを配置する工程
を示す図である。
【図20】穴内に壁ユニットを建て込む工程を示す図で
ある。
【図21】穴内に底盤用鉄筋を配置する工程を示す図で
ある。
【図22】底盤用鉄筋上にコンクリートを打設する工程
を示す図である。
【図23】天井用アセンブリを配置する工程を示す図で
ある。
【図24】天井用鉄筋を配置する工程を示す図である。
【符号の説明】
10 構造体 11 穴 12,16 底盤ユニット 14,18 壁ユニット 19,20 ユニットが取り囲む空間 24,26,50,52,78,117,126 継手
筋 30 鉄筋組立体 32,86 型枠および上部型枠(第2の型枠) 34 格子状部材 36 フレーム 40,58,74,84 水平部 42,56,76,82 垂直部 54,66,68,80,88,90 継手筋を受け入
れる空間 124 コンクリート 136 モルタル層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東方 洋雄 東京都中野区中央5丁目14−4 モンテベ ルデ新中野214号室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート造地下室の構築に用い
    られる一対のユニットの接続部の構造であって、各ユニ
    ットがワイヤメッシュからなる鉄筋を有し、一方のユニ
    ットは、前記鉄筋に固定され該鉄筋と部分的に重なり合
    うワイヤメッシュからなる継手筋を有し、他方のユニッ
    トは、該他方のユニットが前記一方のユニットの隣に下
    降されるとき、前記一方のユニットの継手筋の一部が前
    記鉄筋と重なり合うようにこれを受け入れる空間を有す
    る、ユニットの接続部の構造。
  2. 【請求項2】 鉄筋コンクリート造地下室の構築に用い
    られる一対のユニットの接続部の構造であって、各ユニ
    ットがワイヤメッシュからなる鉄筋を有し、一方のユニ
    ットは、前記鉄筋に固定され該鉄筋と部分的に重なり合
    うワイヤメッシュからなる継手筋を有し、他方のユニッ
    トは、前記一方のユニットが前記他方のユニットの隣に
    下降されるとき、前記一方のユニットの継手筋の一部が
    前記鉄筋と重なり合うようにこれを受け入れる空間を有
    する、ユニットの接続部の構造。
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