JPH0987545A - 耐汚染性に優れたシ−ト - Google Patents
耐汚染性に優れたシ−トInfo
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- JPH0987545A JPH0987545A JP24285095A JP24285095A JPH0987545A JP H0987545 A JPH0987545 A JP H0987545A JP 24285095 A JP24285095 A JP 24285095A JP 24285095 A JP24285095 A JP 24285095A JP H0987545 A JPH0987545 A JP H0987545A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】耐汚染性、耐擦り傷性の良いシ−ト。
【解決手段】シ−ト基材表面に、ジペンタエリスリト−
ル、トリペンタエリスリト−ル、ジトリメチロ−ルプロ
パン及びジトリメチロ−ルエタンから選ばれる1種以上
のポリオ−ル成分、ジカルボン酸成分及び(メタ)アク
リル酸を共エステル化物してなる多官能(メタ)アクリ
レ−ト基含有ポリエステル化合物(Ia)及び/又はポ
リイソシアネ−ト化合物と水酸基含有重合性アクリルモ
ノマ−とを反応させてなる多官能(メタ)アクリレ−ト
基含有ウレタン化合物(Ib)100重量部に対してシ
リコン化合物(II)を1〜10重量部の範囲で混合し
てなる組成物であって、且つ、該組成物の硬化塗膜が接
触角70〜120度の範囲である活性エネルギ線硬化型
組成物を塗装し、活性エネルギ−線を照射して硬化させ
ることを特徴とする耐汚染性に優れたシ−ト。
ル、トリペンタエリスリト−ル、ジトリメチロ−ルプロ
パン及びジトリメチロ−ルエタンから選ばれる1種以上
のポリオ−ル成分、ジカルボン酸成分及び(メタ)アク
リル酸を共エステル化物してなる多官能(メタ)アクリ
レ−ト基含有ポリエステル化合物(Ia)及び/又はポ
リイソシアネ−ト化合物と水酸基含有重合性アクリルモ
ノマ−とを反応させてなる多官能(メタ)アクリレ−ト
基含有ウレタン化合物(Ib)100重量部に対してシ
リコン化合物(II)を1〜10重量部の範囲で混合し
てなる組成物であって、且つ、該組成物の硬化塗膜が接
触角70〜120度の範囲である活性エネルギ線硬化型
組成物を塗装し、活性エネルギ−線を照射して硬化させ
ることを特徴とする耐汚染性に優れたシ−ト。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な耐汚染性に
優れたシ−トに関する。
優れたシ−トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用又は商業用の厨房(台所)
において調理時に発生する油塵が壁に付着することから
汚れが激しく掃除を頻繁に行う必要がある。この掃除の
手間を省くために印刷したポリ塩化ビニルフィルムの表
面に透明な弗素フィルムを貼付ける方法が考えられる。
しかしながら、該方法は弗素フィルム自体のコストが高
いため経済的でないこと、擦り傷が付き易いこと及び油
塵の除去性が十分でないといった欠点がある。
において調理時に発生する油塵が壁に付着することから
汚れが激しく掃除を頻繁に行う必要がある。この掃除の
手間を省くために印刷したポリ塩化ビニルフィルムの表
面に透明な弗素フィルムを貼付ける方法が考えられる。
しかしながら、該方法は弗素フィルム自体のコストが高
いため経済的でないこと、擦り傷が付き易いこと及び油
塵の除去性が十分でないといった欠点がある。
【0003】また、冷蔵庫のドア−部における手垢によ
る汚れや風呂場における黴等の汚れに対して、印刷した
ポリ塩化ビニルフィルムに透明なポリエステルフィルム
をラミネ−トしたフィルムを貼付ける方法が考えられる
が耐擦り傷性及び耐汚染性が十分でないといった欠点が
ある。
る汚れや風呂場における黴等の汚れに対して、印刷した
ポリ塩化ビニルフィルムに透明なポリエステルフィルム
をラミネ−トしたフィルムを貼付ける方法が考えられる
が耐擦り傷性及び耐汚染性が十分でないといった欠点が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は耐汚染性及び
耐擦り傷性等に優れたシ−トを開発することを目的とし
てなされたものである。
耐擦り傷性等に優れたシ−トを開発することを目的とし
てなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、シ−ト
基材表面に特定の活性エネルギ−線硬化型組成物を塗布
し、活性エネルギ−線を照射して硬化させることによっ
て得られるシ−トが、従来からの問題点を全て解消する
ものであることを見出し、本発明を完成するに至った。
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、シ−ト
基材表面に特定の活性エネルギ−線硬化型組成物を塗布
し、活性エネルギ−線を照射して硬化させることによっ
て得られるシ−トが、従来からの問題点を全て解消する
ものであることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、シ−ト基材表面に、ジペ
ンタエリスリト−ル、トリペンタエリスリト−ル、ジト
リメチロ−ルプロパン及びジトリメチロ−ルエタンから
選ばれる1種以上のポリオ−ル成分、ジカルボン酸成分
及び(メタ)アクリル酸を共エステル化物してなる多官
能(メタ)アクリレ−ト基含有ポリエステル化合物(I
a)及び/又はポリイソシアネ−ト化合物と水酸基含有
重合性アクリルモノマ−とを反応させてなる多官能(メ
タ)アクリレ−ト基含有ウレタン化合物(Ib)100
重量部に対してシリコン化合物(II)を1〜10重量
部の範囲で混合してなる組成物であって、且つ、該組成
物の硬化塗膜が接触角70〜120度の範囲である活性
エネルギ線硬化型組成物を塗装し、活性エネルギ−線を
照射して硬化させることを特徴とする耐汚染性に優れた
シ−トに関する。
ンタエリスリト−ル、トリペンタエリスリト−ル、ジト
リメチロ−ルプロパン及びジトリメチロ−ルエタンから
選ばれる1種以上のポリオ−ル成分、ジカルボン酸成分
及び(メタ)アクリル酸を共エステル化物してなる多官
能(メタ)アクリレ−ト基含有ポリエステル化合物(I
a)及び/又はポリイソシアネ−ト化合物と水酸基含有
重合性アクリルモノマ−とを反応させてなる多官能(メ
タ)アクリレ−ト基含有ウレタン化合物(Ib)100
重量部に対してシリコン化合物(II)を1〜10重量
部の範囲で混合してなる組成物であって、且つ、該組成
物の硬化塗膜が接触角70〜120度の範囲である活性
エネルギ線硬化型組成物を塗装し、活性エネルギ−線を
照射して硬化させることを特徴とする耐汚染性に優れた
シ−トに関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用するシ−ト基材は、
活性エネルギ−線硬化型組成物を塗装するための基材で
あり、該組成物によって溶解、変質等を起こさない材質
であれば特に制限なしに使用することができる。具体的
には、例えば、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリブチ
レンテレフタレ−ト、ポリ塩化ビニル、ポリカ−ボネ−
ト、ポリプロピレン、アクリル等のプラスチックシ−ト
類、アルミニウム、ステンレス、鉄、亜鉛、スズ、銅等
の金属シ−ト類、金属蒸着シ−ト及びこれらのものが組
合わさったものが挙げられる。該シ−トは、必要に応じ
て顔料等で着色したものが使用できる。
活性エネルギ−線硬化型組成物を塗装するための基材で
あり、該組成物によって溶解、変質等を起こさない材質
であれば特に制限なしに使用することができる。具体的
には、例えば、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリブチ
レンテレフタレ−ト、ポリ塩化ビニル、ポリカ−ボネ−
ト、ポリプロピレン、アクリル等のプラスチックシ−ト
類、アルミニウム、ステンレス、鉄、亜鉛、スズ、銅等
の金属シ−ト類、金属蒸着シ−ト及びこれらのものが組
合わさったものが挙げられる。該シ−トは、必要に応じ
て顔料等で着色したものが使用できる。
【0008】該シ−ト基材の膜厚は、特に制限されない
が、通常、プラスチックでは約10〜200ミクロン、
好ましくは約20〜100ミクロンの範囲、金属シ−ト
では約10〜200ミクロン、好ましくは約10〜10
0ミクロンの範囲が好適である。該シ−ト基材の厚みが
上記範囲を下回ると汚れを除去する際にシ−トが少しの
衝撃、摩擦により破れたり、また、耐久性等が低下した
りするので好ましくない、一方、上記範囲を上回ると3
次曲面で剥がれを生じたり、フィルム基材のたわみ性が
悪くなるので取扱いが困難となり作業性が低下するので
好ましくない。シ−ト基材は、その表面を塗装または印
刷を行ったものが使用できる。また、該シ−ト基材表面
に塗装または印刷したシ−トをラミネ−トしたものも使
用することができる。
が、通常、プラスチックでは約10〜200ミクロン、
好ましくは約20〜100ミクロンの範囲、金属シ−ト
では約10〜200ミクロン、好ましくは約10〜10
0ミクロンの範囲が好適である。該シ−ト基材の厚みが
上記範囲を下回ると汚れを除去する際にシ−トが少しの
衝撃、摩擦により破れたり、また、耐久性等が低下した
りするので好ましくない、一方、上記範囲を上回ると3
次曲面で剥がれを生じたり、フィルム基材のたわみ性が
悪くなるので取扱いが困難となり作業性が低下するので
好ましくない。シ−ト基材は、その表面を塗装または印
刷を行ったものが使用できる。また、該シ−ト基材表面
に塗装または印刷したシ−トをラミネ−トしたものも使
用することができる。
【0009】本発明で使用する活性エネルギ−線硬化型
組成物は、ジペンタエリスリト−ル、トリペンタエリス
リト−ル、ジトリメチロ−ルプロパン及びジトリメチロ
−ルエタンから選ばれる1種以上のポリオ−ル成分、ジ
カルボン酸成分及び(メタ)アクリル酸を共エステル化
物してなる多官能(メタ)アクリレ−ト基含有ポリエス
テル化合物(Ia)及び/又はポリイソシアネ−ト化合
物と水酸基含有重合性アクリルモノマ−とを反応させて
なる多官能(メタ)アクリレ−ト基含有ウレタン化合物
(Ib)100重量部に対してシリコン化合物(II)
を1〜10重量部の範囲で混合してなる組成物であっ
て、且つ、該組成物の硬化塗膜が接触角70〜120度
の範囲のものである。
組成物は、ジペンタエリスリト−ル、トリペンタエリス
リト−ル、ジトリメチロ−ルプロパン及びジトリメチロ
−ルエタンから選ばれる1種以上のポリオ−ル成分、ジ
カルボン酸成分及び(メタ)アクリル酸を共エステル化
物してなる多官能(メタ)アクリレ−ト基含有ポリエス
テル化合物(Ia)及び/又はポリイソシアネ−ト化合
物と水酸基含有重合性アクリルモノマ−とを反応させて
なる多官能(メタ)アクリレ−ト基含有ウレタン化合物
(Ib)100重量部に対してシリコン化合物(II)
を1〜10重量部の範囲で混合してなる組成物であっ
て、且つ、該組成物の硬化塗膜が接触角70〜120度
の範囲のものである。
【0010】上記ポリエステル化合物(Ia)における
ジカルボン酸の具体例としては、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸等の芳香族系ジカルボン酸、ヘキサヒ
ドロフタル酸、メチルヘキサヒドロフタル酸等の脂環式
ジカルボン酸、コハク酸、マロン酸、アジピン酸、セバ
シン酸、マレイン酸等の飽和及び不飽和ジカルボン酸が
挙げられる。更に、これらの無水物も使用できる。これ
らの中でもヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セ
バシン酸等が好適に使用できる。
ジカルボン酸の具体例としては、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸等の芳香族系ジカルボン酸、ヘキサヒ
ドロフタル酸、メチルヘキサヒドロフタル酸等の脂環式
ジカルボン酸、コハク酸、マロン酸、アジピン酸、セバ
シン酸、マレイン酸等の飽和及び不飽和ジカルボン酸が
挙げられる。更に、これらの無水物も使用できる。これ
らの中でもヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セ
バシン酸等が好適に使用できる。
【0011】ポリエステル化合物(Ia)の配合割合
は、ポリオ−ル、ジカルボン酸及び(メタ)アクリル酸
が約1:0.4〜0.8:2.0〜8の範囲が好まし
い。ポリエステル化合物(Ia)を製造するための共エ
ステル化反応は従来から公知の方法で行うことができ
る。
は、ポリオ−ル、ジカルボン酸及び(メタ)アクリル酸
が約1:0.4〜0.8:2.0〜8の範囲が好まし
い。ポリエステル化合物(Ia)を製造するための共エ
ステル化反応は従来から公知の方法で行うことができ
る。
【0012】上記ウレタン化合物(Ib)におけるポリ
イソシアネ−ト化合物としては、トリレンジイソシアネ
−ト、キシリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタン
ジイソシアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−ト、ヘキ
サメチレンジイソシアネ−ト、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネ−ト、水添キシリレンジイソシアネ−ト、
水添トリレンジイソシアネ−ト、水添ジフェニルメタン
ジイソシアネ−ト、トリフェニルエタントリイソシアネ
−ト、ジメチレントリフェニルトリイソシアネ−ト、及
びこれらのポリイソシアネ−トのビュレットタイプ付加
物、イソシアヌル環タイプ付加物等が挙げられる。
イソシアネ−ト化合物としては、トリレンジイソシアネ
−ト、キシリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタン
ジイソシアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−ト、ヘキ
サメチレンジイソシアネ−ト、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネ−ト、水添キシリレンジイソシアネ−ト、
水添トリレンジイソシアネ−ト、水添ジフェニルメタン
ジイソシアネ−ト、トリフェニルエタントリイソシアネ
−ト、ジメチレントリフェニルトリイソシアネ−ト、及
びこれらのポリイソシアネ−トのビュレットタイプ付加
物、イソシアヌル環タイプ付加物等が挙げられる。
【0013】また、水酸基含有重合性アクリルモノマ−
としては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、及び多価アル
コ−ルと(メタ)アクリル酸との部分エステル化物であ
る1,6−ヘキサンジオ−ルモノ(メタ)アクリレ−
ト、トリメチロ−ルプロパンモノ(メタ)アクリレ−
ト、ジトリメチロ−ルプロパンモノ(メタ)アクリレ−
ト、ジペンタエリスリト−ルモノ(メタ)アクリレ−ト
等が挙げられる。
としては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、及び多価アル
コ−ルと(メタ)アクリル酸との部分エステル化物であ
る1,6−ヘキサンジオ−ルモノ(メタ)アクリレ−
ト、トリメチロ−ルプロパンモノ(メタ)アクリレ−
ト、ジトリメチロ−ルプロパンモノ(メタ)アクリレ−
ト、ジペンタエリスリト−ルモノ(メタ)アクリレ−ト
等が挙げられる。
【0014】上記活性エネルギ−線硬化型組成物には3
官能以上のモノマ−(Ic)、1又は2官能モノマ−
(Id)を配合することができる。
官能以上のモノマ−(Ic)、1又は2官能モノマ−
(Id)を配合することができる。
【0015】3官能以上のモノマ−(Ic)としては、
1分子中に4個以上の水酸基を含有する多価アルコ−ル
において、該水酸基を3個以上(メタ)アクリロイル基
に置換したモノマ−である。該多価アルコ−ルとして
は、ペンタエリスリト−ル、ジグリセリン、ジトリメチ
ロ−ルエタン、ジトリメチロ−ルプロパン、ジペンタエ
リスリト−ル、トリペンタエリスリト−ル等が挙げられ
る。
1分子中に4個以上の水酸基を含有する多価アルコ−ル
において、該水酸基を3個以上(メタ)アクリロイル基
に置換したモノマ−である。該多価アルコ−ルとして
は、ペンタエリスリト−ル、ジグリセリン、ジトリメチ
ロ−ルエタン、ジトリメチロ−ルプロパン、ジペンタエ
リスリト−ル、トリペンタエリスリト−ル等が挙げられ
る。
【0016】該モノマ−(Ic)は上記化合物(Ia)
及び/又は(Ib)成分100重量部に対して0〜70
0重量部、更に約50〜400重量部の範囲で配合でき
る。該モノマ−を配合することにより耐擦り傷性、耐汚
染性等が向上し、配合量が約700重量部を上回ると基
材との密着性が低下するので好ましくない。
及び/又は(Ib)成分100重量部に対して0〜70
0重量部、更に約50〜400重量部の範囲で配合でき
る。該モノマ−を配合することにより耐擦り傷性、耐汚
染性等が向上し、配合量が約700重量部を上回ると基
材との密着性が低下するので好ましくない。
【0017】1又は2官能モノマ−(Id)としては、
沸点が150℃以上で粘度が25℃で10センチポイズ
以下のものが好ましい。該モノマ−(Id)の具体例と
しては、テトラヒドロフルフリ−ル(メタ)アクリレ−
ト、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレ−ト、1,6−ヘキサンジ
オ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、1,3−ブタンジオ−
ル(メタ)アクリレ−ト、ネオペンチルグリコ−ルジ
(メタ)アクリ−ト等が好ましい。該モノマ−を使用す
ることにより塗膜平滑性が良くなるといった利点があ
る。
沸点が150℃以上で粘度が25℃で10センチポイズ
以下のものが好ましい。該モノマ−(Id)の具体例と
しては、テトラヒドロフルフリ−ル(メタ)アクリレ−
ト、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレ−ト、1,6−ヘキサンジ
オ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、1,3−ブタンジオ−
ル(メタ)アクリレ−ト、ネオペンチルグリコ−ルジ
(メタ)アクリ−ト等が好ましい。該モノマ−を使用す
ることにより塗膜平滑性が良くなるといった利点があ
る。
【0018】該モノマ−(Id)は上記化合物(Ia)
及び/又は(Ib)成分100重量部に対して0〜10
0重量部の範囲で配合できる。
及び/又は(Ib)成分100重量部に対して0〜10
0重量部の範囲で配合できる。
【0019】シリコン化合物(II)は硬化塗膜が接触
角70〜120度、好ましくは80〜100度になるも
のが選択される。接触角が70度を下回ると耐汚染性、
耐擦り傷性等が劣り、一方、120度を上回ると付着
性、耐汚染性等が悪くなるので好ましくない。該シリコ
ン化合物(II)としては、粘度60〜450cs(セ
ンチスト−クス)(25℃、以下、同様の意味を表
す)、好ましくは90〜200csのジメチルポリシロ
キサン、ラダ−構造を有する分子量約5000〜200
00のジメチルポリシロキサン、フロロシリコンオイル
等が好適なものとして挙げられる。これらのものは1種
もしくは2種以上組合わせて使用することができる。上
記粘度60〜450csのジメチルポリシロキサンとし
ては、例えば、SH200の100cs、同左の200
cs、同左の350cs、PRX413−90cs(以
上、ト−レ・シリコ−ン株式会社製、商標名)、TSF
451−350cs(東芝シリコ−ン株式会社製、商標
名)等が挙げられる。粘度が60csを下回ると油塵除
去性が劣り、一方、450センチスト−クを上回ると耐
擦り傷性、油塵除去性等が劣るので好ましくない。該ジ
メチルポリシロキサンの配合割合は前記(I)成分10
0重量部に対して1〜10重量部、好ましくは1〜5の
範囲が好適である。配合割合が1重量部を下回ると油塵
除去性が劣り、一方、10重量部を上回ると表面平滑
性、硬化性、透明性、基材との付着性等が劣るので好ま
しくない。ラダ−構造を有する分子量約5000〜20
000のジメチルポリシロキサンとしては、例えば、ト
リアルコキシシラン同士を縮合反応させたものが使用で
きる。分子量が約5000を下回ると油塵除去性、耐溶
剤性等が劣り、一方、20000を上回ると油塵除去
性、表面平滑性、硬化性、透明性、基材との付着性等が
劣るので好ましくない。ラダ−構造を有するジメチルポ
リシロキサンの配合割合は前記(I)成分100重量部
に対して3〜10重量部、好ましくは5〜8の範囲が好
適である。配合割合が3重量部を下回ると油塵除去性が
劣り、一方、10重量部を上回ると基材に対する付着
性、表面平滑性等が劣るので好ましくない。フロロシリ
コン油としては、FQF501(東芝シリコ−ン株式会
社製、商標名、弗素変性シリコ−ンオイル)等が挙げら
れる。フロロシリコ−ンオイルの配合割合は前記(I)
成分100重量部に対して1〜10重量部、好ましくは
1〜5の範囲が好適である。配合割合が1重量部を下回
ると油塵除去性が劣り、一方、10重量部を上回ると平
滑性、基材に対する付着性、表面硬度等が劣るので好ま
しくない。
角70〜120度、好ましくは80〜100度になるも
のが選択される。接触角が70度を下回ると耐汚染性、
耐擦り傷性等が劣り、一方、120度を上回ると付着
性、耐汚染性等が悪くなるので好ましくない。該シリコ
ン化合物(II)としては、粘度60〜450cs(セ
ンチスト−クス)(25℃、以下、同様の意味を表
す)、好ましくは90〜200csのジメチルポリシロ
キサン、ラダ−構造を有する分子量約5000〜200
00のジメチルポリシロキサン、フロロシリコンオイル
等が好適なものとして挙げられる。これらのものは1種
もしくは2種以上組合わせて使用することができる。上
記粘度60〜450csのジメチルポリシロキサンとし
ては、例えば、SH200の100cs、同左の200
cs、同左の350cs、PRX413−90cs(以
上、ト−レ・シリコ−ン株式会社製、商標名)、TSF
451−350cs(東芝シリコ−ン株式会社製、商標
名)等が挙げられる。粘度が60csを下回ると油塵除
去性が劣り、一方、450センチスト−クを上回ると耐
擦り傷性、油塵除去性等が劣るので好ましくない。該ジ
メチルポリシロキサンの配合割合は前記(I)成分10
0重量部に対して1〜10重量部、好ましくは1〜5の
範囲が好適である。配合割合が1重量部を下回ると油塵
除去性が劣り、一方、10重量部を上回ると表面平滑
性、硬化性、透明性、基材との付着性等が劣るので好ま
しくない。ラダ−構造を有する分子量約5000〜20
000のジメチルポリシロキサンとしては、例えば、ト
リアルコキシシラン同士を縮合反応させたものが使用で
きる。分子量が約5000を下回ると油塵除去性、耐溶
剤性等が劣り、一方、20000を上回ると油塵除去
性、表面平滑性、硬化性、透明性、基材との付着性等が
劣るので好ましくない。ラダ−構造を有するジメチルポ
リシロキサンの配合割合は前記(I)成分100重量部
に対して3〜10重量部、好ましくは5〜8の範囲が好
適である。配合割合が3重量部を下回ると油塵除去性が
劣り、一方、10重量部を上回ると基材に対する付着
性、表面平滑性等が劣るので好ましくない。フロロシリ
コン油としては、FQF501(東芝シリコ−ン株式会
社製、商標名、弗素変性シリコ−ンオイル)等が挙げら
れる。フロロシリコ−ンオイルの配合割合は前記(I)
成分100重量部に対して1〜10重量部、好ましくは
1〜5の範囲が好適である。配合割合が1重量部を下回
ると油塵除去性が劣り、一方、10重量部を上回ると平
滑性、基材に対する付着性、表面硬度等が劣るので好ま
しくない。
【0020】また、ポリジメチルシロキサンのジメチル
シロキシ単位の一部をメチルハイドロジェンシロキシ単
位で置換したメチルハイドロジェンシリコ−ンオイルを
上記シリコ−ンと組合わせて使用することができる。該
シリコ−ンとしては、具体的には、TSF483、TS
F484(以上、東芝シリコ−ン株式会社製、商標名)
等が挙げられる。該シリコ−ンオイルを配合することに
より、油塵除去性、耐擦り傷性が更に良くなる。該シリ
コ−ンオイルの配合割合は前記(I)成分100重量部
に対して0.1〜1重量部の範囲が好適である。効果が
認められる配合量としては0.1以上であり、また、仕
上がり性(ハジキ)の面からは1重量部までの範囲が好
適である。
シロキシ単位の一部をメチルハイドロジェンシロキシ単
位で置換したメチルハイドロジェンシリコ−ンオイルを
上記シリコ−ンと組合わせて使用することができる。該
シリコ−ンとしては、具体的には、TSF483、TS
F484(以上、東芝シリコ−ン株式会社製、商標名)
等が挙げられる。該シリコ−ンオイルを配合することに
より、油塵除去性、耐擦り傷性が更に良くなる。該シリ
コ−ンオイルの配合割合は前記(I)成分100重量部
に対して0.1〜1重量部の範囲が好適である。効果が
認められる配合量としては0.1以上であり、また、仕
上がり性(ハジキ)の面からは1重量部までの範囲が好
適である。
【0021】上記活性エネルギ−線硬化型組成物は有機
溶剤に溶解して使用することが好ましい。該溶剤として
は、例えば、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル等
のアルコ−ル系、トルエン、キシレン等の芳香族系、ア
セトン、メチルイソブチルメトン等のケトン系、酢酸エ
チル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等の酢酸エステル系、
エチレングリコ−ルモノメチルエ−テル等のエ−テル系
等が挙げられる。
溶剤に溶解して使用することが好ましい。該溶剤として
は、例えば、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル等
のアルコ−ル系、トルエン、キシレン等の芳香族系、ア
セトン、メチルイソブチルメトン等のケトン系、酢酸エ
チル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等の酢酸エステル系、
エチレングリコ−ルモノメチルエ−テル等のエ−テル系
等が挙げられる。
【0022】また、活性エネルギ−線硬化型組成物に
は、必要に応じて光増感剤、光安定剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤等を配合することができる。光増感剤は光、
紫外線を照射して硬化させる際に配合されるものであ
り、具体的には、ベンゾイン、ベンゾインエチルエ−テ
ル、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン、アゾイソブチロニトリル、ベンゾイルパ−オキ
サイド等が挙げられる。配合割合は上記化合物(I)成
分100重量部に対して1〜10重量部の範囲が好適で
ある。
は、必要に応じて光増感剤、光安定剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤等を配合することができる。光増感剤は光、
紫外線を照射して硬化させる際に配合されるものであ
り、具体的には、ベンゾイン、ベンゾインエチルエ−テ
ル、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン、アゾイソブチロニトリル、ベンゾイルパ−オキ
サイド等が挙げられる。配合割合は上記化合物(I)成
分100重量部に対して1〜10重量部の範囲が好適で
ある。
【0023】シ−ト表面に活性エネルギ−線硬化型組成
物を塗布する方法としては、例えば、ロ−ラ−、吹付
け、刷毛、浸漬などの塗装手段または印刷で行うことが
できる。該組成物の膜厚は、通常、乾燥膜厚で約1〜3
0ミクロン、好ましくは約2〜5ミクロンの範囲が好ま
しい。膜厚が約1ミクロン未満では引っ掻き傷により塗
膜が破れ易くなり、一方、約30ミクロンを越えると塗
膜表面にクラックが発生したり、硬化時の収縮によりシ
−トが反りかえったり、油塵による耐汚染性が悪くなっ
たりするので好ましくない。
物を塗布する方法としては、例えば、ロ−ラ−、吹付
け、刷毛、浸漬などの塗装手段または印刷で行うことが
できる。該組成物の膜厚は、通常、乾燥膜厚で約1〜3
0ミクロン、好ましくは約2〜5ミクロンの範囲が好ま
しい。膜厚が約1ミクロン未満では引っ掻き傷により塗
膜が破れ易くなり、一方、約30ミクロンを越えると塗
膜表面にクラックが発生したり、硬化時の収縮によりシ
−トが反りかえったり、油塵による耐汚染性が悪くなっ
たりするので好ましくない。
【0024】活性エネルギ−線硬化型組成物は、例え
ば、α、β、γ、電子線及び紫外線等の活性エネルギ−
線を照射することによって硬化できる。
ば、α、β、γ、電子線及び紫外線等の活性エネルギ−
線を照射することによって硬化できる。
【0025】本発明において、シ−ト裏面(活性エネル
ギ−線硬化組成物を塗布するとは反対の面)に感圧性粘
着剤層を設けることができる。具体的には、ゴム系、ア
クリル系、ポリエステル系、エチレン/酢酸ビニル、ポ
リウレタン、ポリビニルブチラ−ル等が挙げられる。感
圧性粘着剤の厚みは、約10〜100ミクロン、好まし
くは約20〜80ミクロンの範囲が好適である。厚みが
約10ミクロンを下回ると下地に対する付着性が十分で
ないために粘着フィルムが剥がれ易くなるので好ましく
ない、一方、約80ミクロンを上回ると粘着剤層に油塵
等が染み込み粘着剤が軟化し素地、基材等との付着性が
低下し剥離する恐れがあるので好ましくない。
ギ−線硬化組成物を塗布するとは反対の面)に感圧性粘
着剤層を設けることができる。具体的には、ゴム系、ア
クリル系、ポリエステル系、エチレン/酢酸ビニル、ポ
リウレタン、ポリビニルブチラ−ル等が挙げられる。感
圧性粘着剤の厚みは、約10〜100ミクロン、好まし
くは約20〜80ミクロンの範囲が好適である。厚みが
約10ミクロンを下回ると下地に対する付着性が十分で
ないために粘着フィルムが剥がれ易くなるので好ましく
ない、一方、約80ミクロンを上回ると粘着剤層に油塵
等が染み込み粘着剤が軟化し素地、基材等との付着性が
低下し剥離する恐れがあるので好ましくない。
【0026】感圧性粘着剤には、例えば、粘着付与剤、
熱安定剤、粘着調整剤、老化防止剤、光安定剤、紫外線
吸収剤、着色剤、充填剤等を含むことができる。
熱安定剤、粘着調整剤、老化防止剤、光安定剤、紫外線
吸収剤、着色剤、充填剤等を含むことができる。
【0027】また、感圧性粘着剤層面(むき出しとなっ
ている面)に、例えば、シリコン、ワックス、弗素樹脂
等の離型剤で処理した紙、フィルムあるいはそれ自体離
型性を示すフィルムなどの離型性フィルムが積層でき
る。該フィルムの厚みは、約10〜500ミクロン、好
ましくは約20〜100ミクロンの範囲である。
ている面)に、例えば、シリコン、ワックス、弗素樹脂
等の離型剤で処理した紙、フィルムあるいはそれ自体離
型性を示すフィルムなどの離型性フィルムが積層でき
る。該フィルムの厚みは、約10〜500ミクロン、好
ましくは約20〜100ミクロンの範囲である。
【0028】本発明の粘着剤層を有するシ−トは、台所
等の平面または3次曲面に押付けるだけで簡単に貼付け
ることができる。貼付け後の感圧性粘着フィルムの接着
力は約100〜3000g/25mm、好ましくは約4
00〜1500g/25mm(測定温度20℃)の範囲
が好ましい。接着力が約100g/25mmを下回ると
使用中に水、熱、油等の外的要因により膨れ、剥がれ等
の欠陥を生じ耐久性が低下するので好ましくない、一
方、接着力が約3000g/25mmを上回ると再補修
の時に剥離し難くなるので好ましくない。
等の平面または3次曲面に押付けるだけで簡単に貼付け
ることができる。貼付け後の感圧性粘着フィルムの接着
力は約100〜3000g/25mm、好ましくは約4
00〜1500g/25mm(測定温度20℃)の範囲
が好ましい。接着力が約100g/25mmを下回ると
使用中に水、熱、油等の外的要因により膨れ、剥がれ等
の欠陥を生じ耐久性が低下するので好ましくない、一
方、接着力が約3000g/25mmを上回ると再補修
の時に剥離し難くなるので好ましくない。
【0029】
【実施例】本発明について、実施例を掲げて、本発明を
更に詳細に説明する。
更に詳細に説明する。
【0030】アクリレ−ト基含有ポリエステル:ジペ
ンタエリスリト−ル0,5モル、コハク酸0.26モ
ル、アクリル酸2.8モルを硫酸及び硫酸銅の触媒の存
在下でエステル化反応した粘度3020cps(50
℃)、エステル価516のもの アクリレ−ト基含有ポリエステル:ジペンタエリスリ
ト−ル0,5モル、アジピン酸0.26モル、アクリル
酸2.1モルを硫酸及び硫酸銅の触媒の存在下でエステ
ル化反応した粘度2400cps(50℃)、エステル
価411のもの アクリレ−ト基含有ポリエステル:ジトリメチロ−ル
プロパン0,5モル、コハク酸0.26モル、アクリル
酸1.6モルを硫酸及び硫酸銅の触媒の存在下でエステ
ル化反応した粘度1500cps(50℃)、エステル
価440のもの ウレタンアクリレ−ト:ペンタエリスリト−ルジアクリ
レ−ト2.1、モル2,4−トリレンジイソシアネ−ト
1.0モルを反応させたもの シリコ−ン化合物: SH200の100cs(ト−レ・シリコ−ン株式会
社製、商標名)、 SH200の200cs(ト−レ・シリコ−ン株式会
社製、商標名)、 SH200の350cs(ト−レ・シリコ−ン株式会
社製、商標名)、 トリメトキシメチルシランの同縮合物(平均分子量約
10000、ラダ−構造のもの)、 FQF501(東芝シリコ−ン株式会社製、弗素変性
シリコ−ンオイル)、 上記SH200の100csとTSF484(東芝シ
リコ−ン株式会社製、メチルハイドロジェンシリコ−ン
オイル)との2/1(重量比)混合物、 PRX413−90cs(ト−レ・シリコ−ン株式会
社製、商標名)、 SH200の50cs(ト−レ・シリコ−ン株式会社
製、商標名) 3官能以上のモノマ−:ジペンタエリスリト−ルヘキサ
アクリレ−ト 光増感剤:イルガキュア−184(チバ・ガイギ−社
製、商標名) 基材: ポリエチレンテレフタレ−ト(50ミクロン)、 ポリ塩化ビニル(50ミクロン)、 ポリブチルテレフタレ−ト(50ミクロン) 実施例1 上記アクリレ−ト基含有ポリエステル100重量部
(固形分)、シリコ−ン化合物2重量部及び光増感剤
5重量部のトルエン50重量%溶液をポリエチレンテレ
フタレ−トシ−ト表面に乾燥膜厚が2ミクロンになる
ようにグラビア印刷したのち、溶剤を乾燥させ、次いで
メタルハライドランプUV照射(300mj/cm2 )
して硬化させた。
ンタエリスリト−ル0,5モル、コハク酸0.26モ
ル、アクリル酸2.8モルを硫酸及び硫酸銅の触媒の存
在下でエステル化反応した粘度3020cps(50
℃)、エステル価516のもの アクリレ−ト基含有ポリエステル:ジペンタエリスリ
ト−ル0,5モル、アジピン酸0.26モル、アクリル
酸2.1モルを硫酸及び硫酸銅の触媒の存在下でエステ
ル化反応した粘度2400cps(50℃)、エステル
価411のもの アクリレ−ト基含有ポリエステル:ジトリメチロ−ル
プロパン0,5モル、コハク酸0.26モル、アクリル
酸1.6モルを硫酸及び硫酸銅の触媒の存在下でエステ
ル化反応した粘度1500cps(50℃)、エステル
価440のもの ウレタンアクリレ−ト:ペンタエリスリト−ルジアクリ
レ−ト2.1、モル2,4−トリレンジイソシアネ−ト
1.0モルを反応させたもの シリコ−ン化合物: SH200の100cs(ト−レ・シリコ−ン株式会
社製、商標名)、 SH200の200cs(ト−レ・シリコ−ン株式会
社製、商標名)、 SH200の350cs(ト−レ・シリコ−ン株式会
社製、商標名)、 トリメトキシメチルシランの同縮合物(平均分子量約
10000、ラダ−構造のもの)、 FQF501(東芝シリコ−ン株式会社製、弗素変性
シリコ−ンオイル)、 上記SH200の100csとTSF484(東芝シ
リコ−ン株式会社製、メチルハイドロジェンシリコ−ン
オイル)との2/1(重量比)混合物、 PRX413−90cs(ト−レ・シリコ−ン株式会
社製、商標名)、 SH200の50cs(ト−レ・シリコ−ン株式会社
製、商標名) 3官能以上のモノマ−:ジペンタエリスリト−ルヘキサ
アクリレ−ト 光増感剤:イルガキュア−184(チバ・ガイギ−社
製、商標名) 基材: ポリエチレンテレフタレ−ト(50ミクロン)、 ポリ塩化ビニル(50ミクロン)、 ポリブチルテレフタレ−ト(50ミクロン) 実施例1 上記アクリレ−ト基含有ポリエステル100重量部
(固形分)、シリコ−ン化合物2重量部及び光増感剤
5重量部のトルエン50重量%溶液をポリエチレンテレ
フタレ−トシ−ト表面に乾燥膜厚が2ミクロンになる
ようにグラビア印刷したのち、溶剤を乾燥させ、次いで
メタルハライドランプUV照射(300mj/cm2 )
して硬化させた。
【0031】続いて、得られたポリエチレンテレフタレ
−トシ−トの裏面にポリアクリル酸ブチルの感圧性粘
着剤(50ミクロン)を形成した。
−トシ−トの裏面にポリアクリル酸ブチルの感圧性粘
着剤(50ミクロン)を形成した。
【0032】実施例2〜14 表1に記載のものを配合して実施例2〜14のものを製
造した。次いで、実施例1と同様にして硬化させ、粘着
剤を形成した。
造した。次いで、実施例1と同様にして硬化させ、粘着
剤を形成した。
【0033】比較例1〜5 表1に記載のものを配合して比較例1〜5のものを製造
した。次いで、実施例1と同様にして硬化させた。
した。次いで、実施例1と同様にして硬化させた。
【0034】実施例及び比較例の結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1において塗膜性能は次ぎの基準で評価
した。
した。
【0037】貼付け前のシ−トの性能 外観:透明性、ハジキ、平滑性等を評価した。○は良好
なもの、△は透明性、ハジキ、平滑性が劣るもの 接触角:塗膜に対する水の接触角を測定した数値を示
す。蒸留水、0.03cc滴下、20℃で測定した。
なもの、△は透明性、ハジキ、平滑性が劣るもの 接触角:塗膜に対する水の接触角を測定した数値を示
す。蒸留水、0.03cc滴下、20℃で測定した。
【0038】付着性:基材と硬化塗膜との付着性を調べ
た。表面にセロファンテ−プを密着させて、強く引きは
なして試験した。◎は剥がれが全くないもの、○は若干
剥がれるが良好なもの、△は付着面積が80〜50%の
もの、×は付着面積が49%以下のもの、 鉛筆硬度:JIS K−5400 に規定する鉛筆引掻
き試験を行い、次いで、消しゴムで消した後、塗膜表面
に傷が付かない限界の鉛筆硬度を示す。
た。表面にセロファンテ−プを密着させて、強く引きは
なして試験した。◎は剥がれが全くないもの、○は若干
剥がれるが良好なもの、△は付着面積が80〜50%の
もの、×は付着面積が49%以下のもの、 鉛筆硬度:JIS K−5400 に規定する鉛筆引掻
き試験を行い、次いで、消しゴムで消した後、塗膜表面
に傷が付かない限界の鉛筆硬度を示す。
【0039】耐擦り傷性:布(ネル)に500gの荷重
をかけ学振型染色物磨耗堅牢度試験機(大栄科学精器製
作所社製)を用いて往復1000回試験した。◎は擦り
傷が全く付かないもの、○は擦り傷が若干付くが良好な
もの、△は擦り傷が付いて悪いもの、×は擦り傷が著し
く付くもの、 耐溶剤ラビング性:溶剤を浸み込ませたガ−ゼで塗膜を
指で強く擦った後、塗膜表面を観察した。塗膜表面の光
沢が低下するまでのラビングの回数を表した。 耐汚染性:汚染物質を塗膜表面に付着させ20℃で1日
放置した後、乾燥した布で拭き取った。◎は汚染物質が
全く残らないもの、○は汚染物質が若干残るもの、△は
汚染物質が残るもの、×は汚染物質が著しく残るもの、
なお、水性マ−カ−はホワイトボ−ドマ−カ−(橙色)
(パイロット株式会社製、商標名)、油性マ−カ−は布
かきペン黒(細M10)(ペンテル株式会社製、商標
名)、人工煤煙はカ−ボン/水/1N硫酸=20/75
/5(重量比)のペ−スト状のものを使用した。
をかけ学振型染色物磨耗堅牢度試験機(大栄科学精器製
作所社製)を用いて往復1000回試験した。◎は擦り
傷が全く付かないもの、○は擦り傷が若干付くが良好な
もの、△は擦り傷が付いて悪いもの、×は擦り傷が著し
く付くもの、 耐溶剤ラビング性:溶剤を浸み込ませたガ−ゼで塗膜を
指で強く擦った後、塗膜表面を観察した。塗膜表面の光
沢が低下するまでのラビングの回数を表した。 耐汚染性:汚染物質を塗膜表面に付着させ20℃で1日
放置した後、乾燥した布で拭き取った。◎は汚染物質が
全く残らないもの、○は汚染物質が若干残るもの、△は
汚染物質が残るもの、×は汚染物質が著しく残るもの、
なお、水性マ−カ−はホワイトボ−ドマ−カ−(橙色)
(パイロット株式会社製、商標名)、油性マ−カ−は布
かきペン黒(細M10)(ペンテル株式会社製、商標
名)、人工煤煙はカ−ボン/水/1N硫酸=20/75
/5(重量比)のペ−スト状のものを使用した。
【0040】貼付け後のシ−トの性能 ガラス板の表面にシ−トの粘着剤層面を重ね塗膜表面を
スキ−ジを用いて圧着し貼付けたものを試験した。
スキ−ジを用いて圧着し貼付けたものを試験した。
【0041】外観:貼付け後の外観を肉眼観察した。シ
ワ、破れ、傷等の異常を調べた。◎は良好、○は若干傷
が発生するが良好、△は若干破れ、シワが発生して悪
い、×は破れが発生して悪い 付着性:テンシロン型引張り試験機で付着力を調べた。
引張り速度300mm/分、雰囲気温度23℃で行っ
た、◎は1200g/25mm以上のもの、○は119
9〜800g/25mmのもの、△は799〜300g
/25mmのもの、×は299g/25mm以下のもの
ワ、破れ、傷等の異常を調べた。◎は良好、○は若干傷
が発生するが良好、△は若干破れ、シワが発生して悪
い、×は破れが発生して悪い 付着性:テンシロン型引張り試験機で付着力を調べた。
引張り速度300mm/分、雰囲気温度23℃で行っ
た、◎は1200g/25mm以上のもの、○は119
9〜800g/25mmのもの、△は799〜300g
/25mmのもの、×は299g/25mm以下のもの
【0042】
【発明の効果】本発明シ−トは、シ−ト表面が特定の組
成物で形成されていることから耐汚染性、耐擦り傷性等
の性能が優れる。
成物で形成されていることから耐汚染性、耐擦り傷性等
の性能が優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/24 301 B05D 7/24 301T 302 302T 302P 302Y C09D 5/00 PPG C09D 5/00 PPG 183/04 PMU 183/04 PMU
Claims (2)
- 【請求項1】シ−ト基材表面に、ジペンタエリスリト−
ル、トリペンタエリスリト−ル、ジトリメチロ−ルプロ
パン及びジトリメチロ−ルエタンから選ばれる1種以上
のポリオ−ル成分、ジカルボン酸成分及び(メタ)アク
リル酸を共エステル化物してなる多官能(メタ)アクリ
レ−ト基含有ポリエステル化合物(Ia)及び/又はポ
リイソシアネ−ト化合物と水酸基含有重合性アクリルモ
ノマ−とを反応させてなる多官能(メタ)アクリレ−ト
基含有ウレタン化合物(Ib)100重量部に対してシ
リコン化合物(II)を1〜10重量部の範囲で混合し
てなる組成物であって、且つ、該組成物の硬化塗膜が接
触角70〜120度の範囲である活性エネルギ線硬化型
組成物を塗装し、活性エネルギ−線を照射して硬化させ
ることを特徴とする耐汚染性に優れたシ−ト。 - 【請求項2】上記シ−ト基材の裏面に感圧性粘着剤層を
設けてなる請求項1記載の耐汚染性に優れたシ−ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24285095A JPH0987545A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 耐汚染性に優れたシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24285095A JPH0987545A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 耐汚染性に優れたシ−ト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0987545A true JPH0987545A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17095215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24285095A Pending JPH0987545A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 耐汚染性に優れたシ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0987545A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006008741A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Dainippon Plastics Co Ltd | 防汚性基材及びその製造方法 |
JP2010077325A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Hiroki Niijima | 耐汚染性塗料および耐汚染性塗料の製造方法 |
JP2016069391A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | Dic株式会社 | 水性樹脂組成物、コーティング剤及び物品 |
JPWO2016047415A1 (ja) * | 2014-09-26 | 2017-04-27 | Dic株式会社 | 水性ウレタン樹脂組成物、コーティング剤及び物品 |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP24285095A patent/JPH0987545A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006008741A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Dainippon Plastics Co Ltd | 防汚性基材及びその製造方法 |
JP2010077325A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Hiroki Niijima | 耐汚染性塗料および耐汚染性塗料の製造方法 |
JP2016069391A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | Dic株式会社 | 水性樹脂組成物、コーティング剤及び物品 |
JPWO2016047415A1 (ja) * | 2014-09-26 | 2017-04-27 | Dic株式会社 | 水性ウレタン樹脂組成物、コーティング剤及び物品 |
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