JPH0986892A - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JPH0986892A
JPH0986892A JP25227495A JP25227495A JPH0986892A JP H0986892 A JPH0986892 A JP H0986892A JP 25227495 A JP25227495 A JP 25227495A JP 25227495 A JP25227495 A JP 25227495A JP H0986892 A JPH0986892 A JP H0986892A
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JP
Japan
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boom
vehicle body
cabin
vehicle
workbench
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Application number
JP25227495A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sasaki
宏 佐々木
Ritsu Miyaki
律 宮木
Minoru Shimada
実 島田
Naoto Tsujihara
直人 辻原
Jun Amano
潤 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 できるかぎり全高が低く且つコンパクトにブ
ームおよび作業台を格納でき、且つキャビンおよび作業
台の広さの制約が少ない高所作業車を得る。 【解決手段】 駆動車輪2,3を有して自走可能な車体
1と、この車体に配設された運転者用のキャビン5およ
び旋回可能な旋回台11と、この旋回台11に起伏自在
に枢支されたブーム12と、このブームの先端に水平面
内で旋回自在に取り付けられた作業台16とから高所作
業車が構成される。ブーム12が車体1上に倒伏される
とともに作業台16がブーム12と上下に重なる位置ま
で旋回され、且つこのように上下に重なった状態のブー
ム12および作業台16が平面視においてキャビンの側
方に並んだ状態で車体上に格納される。さらに、駆動車
輪2,3を駆動するエンジン4が車体1の後部に配設さ
れ、旋回台11が、エンジン4より前方で且つ車体前後
方向における前輪2および後輪3の間に位置して配設さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自走可能な車体の上
に、先端に作業台を有したブームを旋回、起伏等が自在
に配設されて構成される高所作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】このような高所作業車としては、例え
ば、実開平3−62098号に開示されているようなも
のがあり、従来から多用されている。この高所作業車で
は、車体の上に旋回台が配設され、旋回台の上に起伏、
伸縮が自在に配設されたブームの先端に常時水平に保持
されて作業台が配設されており、作業台に作業者が搭乗
する。そして、旋回台の旋回作動、ブームの起伏、伸縮
作動により作業台とともに作業者を所定高所に移動さ
せ、高所作業を行うようになっている。高所作業を終了
するときには、ブームを車体前方に延びる位置で倒伏さ
せ、ブーム先端および作業台が運転キャビンの上に位置
するようにして格納保持する。このように格納した状態
で、運転キャビンに作業者が搭乗してこの車両を走行さ
せるようになっていた。
【0003】従来の高所作業車はトラックの車体を利用
して作られることが多く、車体の前部に運転キャビンが
設けられており、車体後部のフレーム上に旋回台が配設
されていた。このため、前述のようにブームおよび作業
台を格納した状態では、ブームの先端およびこれに取り
付けられた作業台は運転キャビンの上に位置することに
なり、高所作業車の全高が高くなり、走行移動時の高さ
制限が問題となったり、走行安定性が問題となったりす
ることがあった。なお、運転キャビンの後側にブームお
よび作業台を格納するようにして高所作業車の全高を低
くすることも可能であるが、この場合には、ブームの長
さを長くすることができず、高所作業時における作業範
囲を広くすることが難しいという問題がある。
【0004】このようなことから本出願人は、自走可能
な車体の前部の左右いずれか一方の側に運転者用のキャ
ビンを配設するとともに車体の後部のほぼ中央に旋回台
を配設し、この旋回台に起伏自在に枢支されたブームの
先端に作業台を旋回自在に取り付けた構成の高所作業車
を提案した。この高所作業車では、車体ほぼ中央部を前
方に延びる位置までブームを旋回させるとともにこの位
置でブームを車体上に倒伏させ、且つ、作業台をブーム
におけるキャビンが配設された側とは反対側の側面に沿
う位置まで旋回させ、ブームの先端がキャビンの側方に
近接して位置するとともに作業台がブームを挟んでキャ
ビンと反対側に位置するようにして、ブームおよび作業
台を車体上に格納するようになっており、これにより、
ブーム長を短くすることなく格納時の全高を低く抑える
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この提
案の高所作業車の場合には、駆動車輪の駆動等に用いら
れるエンジンを旋回台の下側に配設しているため、エン
ジンの上側に旋回台を支持するための十分な強度を有す
る支持フレームを設ける必要があり、製造コストが高く
なるという問題や、構造が複雑になるという問題があ
る。また、このようにエンジンを支持フレームにより覆
うと、エンジンの冷却が行いにくくエンジンオーバーヒ
ートの問題が生じるおそれがあるという問題がある。
【0006】さらに、旋回台には旋回機構や、作業台へ
の油圧供給のためのスイベルジョイント等を取り付ける
必要があり、エンジンの上側にこれらを配設するスペー
スが必要である。このため、旋回台はエンジンの上方か
らさらに上側に突出することになり、格納時において旋
回台の上端の高さ位置が高くなり過ぎるおそれがあると
いう問題がある。
【0007】また、格納状態において、ブームの先端部
がキャビンの側方に近接して位置するとともに作業台が
ブームを挟んでキャビンと反対側に位置するようになっ
ているが、このためには、キャビン、ブーム及び作業台
を車体幅方向に並べて格納する必要があり、これらの幅
方向寸法の制約が大きい。これにより、キャビンの幅が
狭くて居住性が損なわれる、ブームの幅が狭くてブーム
強度を高くできない、作業台の幅が狭くて作業台での居
住性、作業性が損なわれるという問題が生じるおそれが
強い。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
エンジンの上に旋回台を置く必要がなく、車体フレーム
により旋回台を支持させることができ、且つ格納状態で
のキャビン、ブーム及び作業台の幅寸法の制約の少ない
高所作業車を提供することを目的とする。本発明はさら
に、格納状態でのキャビンからの前方および側方視界が
できる限り広くなるような高所作業車を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】このような目
的達成のため、本発明の高所作業車は、駆動車輪を有し
て自走可能な車体と、この車体に配設された運転者用の
キャビンと、この車体に配設された旋回可能な旋回台
と、この旋回台に起伏自在に枢支されたブームと、この
ブームの先端に水平面内で旋回自在に取り付けられた作
業台とから構成され、ブームが車体上に倒伏されるとと
もに作業台がブームと上下に重なる位置まで旋回され、
且つこのように上下に重なった状態のブームおよび作業
台が平面視においてキャビンの側方に並んだ状態で車体
上に格納されるように構成される。さらに、駆動車輪を
駆動するエンジンが車体の後部に配設され、旋回台が、
エンジンより前方で且つ車体前後方向における前輪およ
び後輪の間に位置して配設されている。
【0010】このような構成の高所作業車においては、
ブームおよび作業台が平面視においてキャビンと並列に
格納されるため、格納時の全高を低くすることができる
ので、走行安定性が高い。特に、ブームおよび作業台は
上下に重なった状態で格納されるため、格納状態ではキ
ャビンと作業台もしくはブームとが幅方向に重ならなけ
れば良く、これらの幅方向寸法の制約が少ない。このた
め、キャビンおよび作業台の幅を広くして居住性および
作業性を向上させることができるとともに、ブーム強度
も十分に確保できる。
【0011】さらに、エンジンの前側に旋回台が配設さ
れるため、車体フレーム上に旋回台を配設することが可
能であり、旋回台支持のための特別な支持フレームは不
要となり、全体構成が簡単で且つ製造コストが低くな
る。また、従来のように旋回台をエンジンの上側に配設
する構成の場合に比べて格納時の車体全高が低くなり、
且つ旋回台の下側に旋回機構、スイベルジョイント等を
配設するための十分なスペースを確保することが容易で
ある。
【0012】また、旋回台を車体前後方向における前輪
および後輪の間に位置させているため、ブームを車体前
方に延ばして作業するときにも、車体後方に延ばして作
業するときにも、前後輪により車体を安定支持させるこ
とができ、アウトリガを用いることなく、前後輪のみの
支持によりある程度の高所作業性能を得ることが可能で
ある。
【0013】なお、旋回台を、車幅方向ほぼ中央で且つ
前後輪間における前後方向ほぼ中央に配設してもよい。
これにより、旋回台を中心にしてほぼ等距離の位置に前
後輪や車体の前後左右に取り付けられるジャッキを位置
させることができるため、旋回台の前後における重量バ
ランスが良い。したがって、車体の前方と後方とで同等
の作業半径を確保することができ、高所作業車としての
使い勝手が良くなる。また、このようにホイールベース
の中央に旋回台が配設されているため、車体の安定性確
保のためにホイールベース自体を大きくしたりジャッキ
の前後間隔を大きくしたりする必要がなく、車体をコン
パクトにすることができる。しかも、ブームを車体の前
方に延ばすときには、車体後部がカウンタウエイトとし
て作用し、ブームを車体の後方に延ばすときには、車体
前部がカウンタウエイトとして作用するため、車体に特
別のカウンタウエイトを取り付ける必要性が少ない。
【0014】また、車体後部にエンジンを配設するとと
もに、キャビンを車体前部に配置することが望ましい。
これにより、キャビンとエンジンとを車体前後方向に大
きく離すことができ、エンジンから発生される振動・騒
音や熱がキャビンに伝わりにくく、キャビンの居住性を
一層向上させる。
【0015】なお、ブームの先端に水平面内で旋回自在
にアームを取り付け、このアームの先端に水平面内で旋
回自在に作業台を取り付けて高所作業車を構成し、ブー
ムを車体上に車体前方に延びて倒伏させるとともにアー
ムおよび作業台がブームの上側に沿って後方に延びて上
下に重なる位置まで旋回作動させ、且つこのように上下
に重なった状態のブーム、アームおよび作業台が平面視
においてキャビンの側方に並んで車体上に格納されるよ
うに構成しても良い。
【0016】このように構成すると、格納状態において
は作業台はアームより後側に位置し、キャビンからの前
方側方視界が広くなる。なお、一般的にブームの先端に
ウインチ機構が設けられることが多いのであるが、この
ように構成した場合には、ウインチ機構をブームの先端
の低い位置に配設することができ、格納状態におけるウ
インチ機構の高さを低くしてキャビンからの前方側方視
界を広くすることができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好ましい実施
例について説明する。図1から図3に本発明の好ましい
実施例に係る高所作業車を示しており、これらの図で矢
印Fが車体前方を示している。この高所作業車は、左右
各一対の前輪2および後輪3を有して走行可能となった
車体1を備えている。なお、この車体1は前後に延びる
車体フレーム1aを有して構成されている。
【0018】この車体1の前部(矢印F側)の右側に運
転キャビン5が配設され、車体1の後部中央にエンジン
4が、車体フレーム1a上にマウントされて配設されて
いる。エンジン4の出力は、トランスミッション(図示
せず)に伝達され、ここで変速された後、前後アクスル
機構に伝達され、前後輪2,3が駆動される。また、車
体1の前後左右4箇所には、左右外方に展開可能で、作
業時に下方に突出して車体1を支持するアウトリガ7が
設けられている。
【0019】一方、車体1の左右方向ほぼ中央における
エンジン4の前側に位置して、旋回台11が車体フレー
ム1aに支持されて取り付けられている。この旋回台1
1は、旋回モータにより駆動される旋回機構(図示せ
ず)を内部に有しており、車体1上に旋回自在に配設さ
れている。なお、旋回台11内にはその上に取り付けら
れたブーム等の作動用の油圧を供給するためのスイベル
ジョイントが配設されているが、車体フレーム1a内に
はこれら旋回機構、スイベルジョイント等を配設するた
めの十分なスペースがあり、旋回台11の配設が容易で
ある。
【0020】旋回台11は斜め上方に突出する旋回フレ
ーム11aを一体に有し、この旋回フレーム11aにピ
ン11bにより枢支されて起伏自在にブーム12が取り
付けられている。このブーム12は入れ子式に(テレス
コピックに)複数のブーム部材が組み合わされて伸縮自
在に構成されており、内蔵の伸縮シリンダ(図示せず)
により伸縮作動される。また、旋回フレーム11aとブ
ーム12との間に起伏シリンダ13が配設されており、
この起伏シリンダ13の伸縮によりブーム12が起伏作
動される。
【0021】このブーム12の先端12aには垂直ポス
ト14が枢支され、この垂直ポスト14は図示しないレ
ベリング機構によりブーム12の起伏に拘らず常に垂直
保持されるようになっている。垂直ポスト14には水平
旋回自在に作業台16が取り付けられている。作業台1
6には、高所作業時におけるブーム12の作動制御、ア
ーム15の旋回制御および作業台16の旋回制御等を行
う上部操作装置18が設けられている。さらに、これと
同様の作動制御を行う下部操作装置19が旋回台11に
設けられている。
【0022】図1〜図3は、このような構成の高所作業
車において、ブーム12および作業台16を格納位置に
格納した状態を示している。図から分かるように、格納
状態では、ブーム12は車体1の中央を斜め前方に延び
た状態で車体1の上に倒伏されており、その先端部は運
転キャビン5の左側方に位置する。作業台16はブーム
12の上側に重なる位置まで旋回しており、この状態
で、車体1の左側部の上に載置される。
【0023】このように格納すると、従来のように作業
台16が運転キャビン5の上方に位置することがないた
め、高所作業車の全高を低くすることができる。これに
より、走行時における走行高さ制限の問題が生じること
が少なく、且つ走行安定性が向上する。また、作業台1
6はブーム12の上側に重なるようにして位置するた
め、キャビン5の幅と作業台16の幅とを合わせた値が
車幅寸法内に納まれば良く、キャビン5および作業台1
6の幅の制約が少ない。また、当然ながらブーム12の
幅寸法の制約もほとんどない。
【0024】なお、旋回台11は車体フレーム1の上に
直接取り付けられるため、旋回台11を支持する構造が
簡単であり、且つ、図2からよく分かるように、エンジ
ン4の上側に旋回台を配設する構成に比較して、格納状
態での全高が低くなる。また、ブーム12は車体1の後
部から前端まで延びて格納されるため、車体1の前後長
を利用して格納することができ、ブーム12の長さを長
くすることができる。
【0025】このように格納した状態でエンジン4によ
り車輪2,3が駆動されてこの高所作業車が走行され
る。このとき、作業者(運転者)が運転キャビン5に乗
り込み、この車両の運転を行う。この場合に、エンジン
4により前輪2および後輪3のいずれか一方を駆動して
走行するようにこの高所作業車を構成しても良いが、前
輪2および後輪3をともに駆動(4輪駆動)するように
構成すれば走行性が向上する。さらに、前輪2を操舵す
るのが一般的であるが、作業現場での移動性を向上させ
るため、必要に応じて後輪3も操舵(4輪操舵構成)す
ることができるように構成するのが好ましい。
【0026】そして、作業現場に到着すると、まず、ア
ウトリガ7を伸長させて車体1を支持する。次いで、作
業者が作業台16に搭乗し、上部操作装置18を操作し
て、旋回台11の旋回作動、ブーム12の起伏および伸
縮作動、作業台16の旋回作動等を制御し、作業台16
とともに作業者を所定高所に移動させ、高所作業を行
う。
【0027】なお、この高所作業車では、旋回台11を
車体前後方向における前輪2および後輪3の間に位置さ
せているため、ブーム12を車体前方に延ばして作業す
るときにも、車体後方に延ばして作業するときにも、前
後輪2,3により車体を安定支持させることができる。
例えば、ブーム12を前方に延ばして作業を行うときに
は、エンジン4がカウンタウェイトとして作用して安定
性が増す。一方、ブーム12を後方に延ばして作業を行
うときには、キャビン5や、車体前部重量(車体前端部
にカウンタウェイトが配設されることが多い)がカウン
タウェイトとして作用して安定性が増す。このため、ア
ウトリガ7を用いなくても、前後輪2,3のみの支持に
よりある程度の高所作業性能を得ることができる。
【0028】本発明に係る高所作業車を図4に示すよう
に構成することもできる。これについて以下に説明する
が、この高所作業車において図1〜図3の高所作業車と
同一部分には同一番号を付与してその説明は省略する。
【0029】この高所作業車では、ブーム12の先端に
背の低い垂直ポスト21が取り付けられ、この垂直ポス
ト21の上部にウインチ機構22が取り付けられてい
る。さらに、垂直ポスト21の中間部には水平旋回自在
で且つ起伏(垂直揺動)自在にアーム23が取り付けら
れ、このアーム23の先端に水平旋回自在に作業台24
が取り付けられている。
【0030】図4はこれらが格納された状態を示してお
り、ブーム12は図3と同様に斜め前方に延びて車体1
上に倒伏されている。アーム23は、ブーム12の上面
に沿って後方に延び、且つ作業台24もアーム23の先
端からブーム12の上面に沿って後方に延びてブーム1
2の上側に重なって格納される。このようにすると、格
納状態でキャビン5からの前方側方視界を妨げる作業台
24の位置を車体後方側に移動させ、キャビン5〜の前
方側方視界を広くすることができる。また、垂直ポスト
21を低くしてウインチ機構22の位置を低くしている
が、これによりウインチ機構22がキャビン5からの視
界を妨げるおそれが小さくなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブームが車体上に倒伏されるとともに作業台がブームと
上下に重なる位置まで旋回され、且つブームおよび作業
台が平面視においてキャビンと重ならず並列に車体上に
格納されるように構成されており、且つ、駆動車輪を駆
動するエンジンが車体の後部に配設され、旋回台がエン
ジンより前方で且つ車体前後方向における前輪および後
輪の間に位置して配設されているので、格納時の全高を
低くすることができ、走行安定性が高い。特に、ブーム
と作業台とが上下に重なった状態で格納されるため、作
業台およびキャビンの幅方向寸法の制約が少なく、これ
らを広くして居住性および作業性を向上させることがで
きる。
【0032】また、旋回台を車体前後方向における前輪
および後輪の間に位置させているため、ブームを車体前
方に延ばして作業するときにも、車体後方に延ばして作
業するときにも、前後輪により車体を安定支持させるこ
とができ、アウトリガを用いることなく、前後輪のみの
支持によりある程度の高所作業性能を得ることが可能で
ある。さらに、ホイールベースの中央に旋回台が配設さ
れているため、車体の安定性確保のためにホイールベー
ス自体を大きくしたりジャッキの前後間隔を大きくした
りする必要がなく、車体をコンパクトにすることができ
る。
【0033】なお、ブームの先端に水平面内で旋回自在
にアームを取り付け、このアームの先端に水平面内で旋
回自在に作業台を取り付けて高所作業車を構成し、ブー
ムを車体上に車体前方に延びて倒伏させるとともにアー
ムおよび作業台がブームの上側に沿って後方に延びて上
下に重なる位置まで旋回作動させ、且つこのように上下
に重なった状態のブーム、アームおよび作業台が平面視
においてキャビンの側方に並んで車体上に格納されるよ
うに構成しても良い。このように構成すると、格納状態
においては作業台はアームより後側に位置し、キャビン
からの前方側方視界を広くすることかできる。なお、一
般的にブームの先端にウインチ機構が設けられることが
多いのであるが、このように構成した場合には、ウイン
チ機構をブームの先端の低い位置に配設することがで
き、格納状態におけるウインチ機構の高さを低くしてキ
ャビンからの前方側方視界を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車を斜め前方から見た斜
視図である。
【図2】この高所作業車の側面図である。
【図3】この高所作業車の平面図である。
【符号の説明】
1 車体 2,3 車輪 4 エンジン 5 運転キャビン 7 アウトリガ 11 旋回台 12 ブーム 16 作業台
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車を斜め前方から見た斜
視図である。
【図2】この高所作業車の側面図である。
【図3】この高所作業車の平面図である。
【図4】本発明の別の実施例に係る高所作業車の側面図
である。
【符号の説明】 1 車体 2,3 車輪 4 エンジン 5 運転キャビン 7 アウトリガ 11 旋回台 12 ブーム 16 作業台
フロントページの続き (72)発明者 島田 実 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 (72)発明者 辻原 直人 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 (72)発明者 天野 潤 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動車輪を有して自走可能な車体と、こ
    の車体に配設された運転者用のキャビンと、前記車体に
    配設された旋回可能な旋回台と、この旋回台に起伏自在
    に枢支されたブームと、このブームの先端に水平面内で
    旋回自在に取り付けられた作業台とからなる高所作業車
    において、 前記ブームが前記車体上に倒伏されるとともに前記作業
    台が前記ブームと上下に重なる位置まで旋回され、且つ
    このように上下に重なった状態の前記ブームおよび前記
    作業台が平面視において前記キャビンの側方に並んで前
    記車体上に格納されるように構成され、 前記駆動車輪を駆動するエンジンが前記車体の後部に配
    設され、 前記旋回台が、前記エンジンより前方で且つ車体前後方
    向における前輪および後輪の間に位置して配設されてい
    ることを特徴とする高所作業車。
  2. 【請求項2】 前記ブームが、車体前方に延びるととも
    に前記キャビンの左右方向側方に並んで延び、前記作業
    台が前記ブームの上側に位置して前記車体上に格納され
    ることを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
  3. 【請求項3】 駆動車輪を有して自走可能な車体と、こ
    の車体に配設された運転者用のキャビンと、前記車体に
    配設された旋回可能な旋回台と、この旋回台に起伏自在
    に枢支されたブームと、このブームの先端に水平面内で
    旋回自在に取り付けられたアームと、このアームの先端
    に水平面内で旋回自在に取り付けられた作業台とからな
    る高所作業車において、 前記ブームが前記車体上に車体前方に延びて倒伏される
    とともに前記アームおよび前記作業台が前記ブームの上
    側に沿って後方に延びて上下に重なる位置まで旋回さ
    れ、且つこのように上下に重なった状態の前記ブーム、
    前記アームおよび前記作業台が平面視において前記キャ
    ビンの側方に並んで前記車体上に格納されるように構成
    され、 前記駆動車輪を駆動するエンジンが前記車体の後部に配
    設され、 前記旋回台が、前記エンジンより前方で且つ車体前後方
    向における前輪および後輪の間に位置して配設されてい
    ることを特徴とする高所作業車。
  4. 【請求項4】 前記ブームの先端上部にウインチ機構が
    配設されていることを特徴とする請求項3に記載の高所
    作業車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108858782A (zh) * 2018-09-07 2018-11-23 莱州亚通重型装备有限公司 一种低矮煤层用一体式水泥搅拌运输车
EP3401925A3 (fr) * 2017-05-09 2019-03-06 Getinge La Calhene Chariot de manipulation d'un conteneur en vue de sa connexion a un isolateur

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US10793174B2 (en) 2017-05-09 2020-10-06 Getinge La Calhene Trolley for handling a container intended for connection to an insulator
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