JPH0986612A - 自動倉庫におけるクレーン装置の起動制御装置 - Google Patents
自動倉庫におけるクレーン装置の起動制御装置Info
- Publication number
- JPH0986612A JPH0986612A JP25416295A JP25416295A JPH0986612A JP H0986612 A JPH0986612 A JP H0986612A JP 25416295 A JP25416295 A JP 25416295A JP 25416295 A JP25416295 A JP 25416295A JP H0986612 A JPH0986612 A JP H0986612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fork
- original position
- crane
- shelf
- return
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フォークが伸びた状態では自動運転が開始さ
れないインタロック機構を備えた自動倉庫において、フ
ォークが伸びた状態でも起動スイッチを操作するだけで
クレーン装置を自動運転に移行させる。 【解決手段】 スタッカクレーンが非常停止されると、
スタッカクレーンに装備されたクレーンコントローラの
コンピュータは、フォークの原位置復帰処理を行う。ま
ず起動スイッチからの起動信号を入力すると(S1)、フォ
ークが原位置にあるか否かを判断し(S2)、フォークが原
位置に無ければ、次にフォークが復帰禁止領域(荷がフ
ォークと棚部の両者に接触する虞れのある高さ方向領
域)内にあるか否かを判断する(S3)。フォークが復帰禁
止領域内になければ、フォークモータを駆動してフォー
クを原位置まで退避させる(S5,S6,S7)。その後、コンピ
ュータは地上コントローラからの作業指示データに基づ
き自動運転に移行する。
れないインタロック機構を備えた自動倉庫において、フ
ォークが伸びた状態でも起動スイッチを操作するだけで
クレーン装置を自動運転に移行させる。 【解決手段】 スタッカクレーンが非常停止されると、
スタッカクレーンに装備されたクレーンコントローラの
コンピュータは、フォークの原位置復帰処理を行う。ま
ず起動スイッチからの起動信号を入力すると(S1)、フォ
ークが原位置にあるか否かを判断し(S2)、フォークが原
位置に無ければ、次にフォークが復帰禁止領域(荷がフ
ォークと棚部の両者に接触する虞れのある高さ方向領
域)内にあるか否かを判断する(S3)。フォークが復帰禁
止領域内になければ、フォークモータを駆動してフォー
クを原位置まで退避させる(S5,S6,S7)。その後、コンピ
ュータは地上コントローラからの作業指示データに基づ
き自動運転に移行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフォークが
原位置に復帰されていない状態では自動運転に復帰され
ないインターロック機構を備えたクレーン装置を備えた
自動倉庫において、荷を搬送するクレーン装置が異常検
出や非常停止ボタン操作されて非常停止された後に、自
動運転に復帰させるための再起動制御を行う自動倉庫に
おけるクレーン装置の起動制御装置に関するものであ
る。
原位置に復帰されていない状態では自動運転に復帰され
ないインターロック機構を備えたクレーン装置を備えた
自動倉庫において、荷を搬送するクレーン装置が異常検
出や非常停止ボタン操作されて非常停止された後に、自
動運転に復帰させるための再起動制御を行う自動倉庫に
おけるクレーン装置の起動制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動倉庫は例えば図12
に示すように構成されていた。図12に示すように、自
動倉庫50では、一対の棚51間に敷設されたレール5
2上を走行可能に配備されたスタッカクレーン53が、
棚51の端部に設けられた荷受台54と棚51を構成す
る各収納部51aとの間で荷を出し入れする搬送作業
(入出庫作業)を行う。
に示すように構成されていた。図12に示すように、自
動倉庫50では、一対の棚51間に敷設されたレール5
2上を走行可能に配備されたスタッカクレーン53が、
棚51の端部に設けられた荷受台54と棚51を構成す
る各収納部51aとの間で荷を出し入れする搬送作業
(入出庫作業)を行う。
【0003】スタッカクレーン53の走行台53aに立
設された一対のマスト54間にはキャリッジ55が昇降
可能に装備され、その上部で水平移動可能なフォーク5
6によって収納部51aや荷受台54との間で荷すくい
又は荷おろしが行われる。スタッカクレーン53には走
行モータ57、昇降モータ58、フォークモータ(図示
せず)等の各種駆動装置が備えられており、これら駆動
装置を駆動制御するクレーンコントローラ59がマスト
54下部に備えられている。
設された一対のマスト54間にはキャリッジ55が昇降
可能に装備され、その上部で水平移動可能なフォーク5
6によって収納部51aや荷受台54との間で荷すくい
又は荷おろしが行われる。スタッカクレーン53には走
行モータ57、昇降モータ58、フォークモータ(図示
せず)等の各種駆動装置が備えられており、これら駆動
装置を駆動制御するクレーンコントローラ59がマスト
54下部に備えられている。
【0004】スタッカクレーン53の走行域前方には、
入庫または出庫の作業要求データを入力するためのキー
ボード60を備えた地上コントローラ61が配備されて
いる。地上コントローラ61は在庫管理データを管理す
るコンピュータ(図示せず)を備えており、このコンピ
ュータは作業要求データと在庫管理データを用いてスタ
ッカクレーン53を運行制御させるための作業指示デー
タを作成する。
入庫または出庫の作業要求データを入力するためのキー
ボード60を備えた地上コントローラ61が配備されて
いる。地上コントローラ61は在庫管理データを管理す
るコンピュータ(図示せず)を備えており、このコンピ
ュータは作業要求データと在庫管理データを用いてスタ
ッカクレーン53を運行制御させるための作業指示デー
タを作成する。
【0005】クレーンコントローラ59は一つの入庫ま
たは出庫を終了する度に次の作業指示データを地上コン
トローラ61から光通信器59a,61aを介して受信
してスタッカクレーン53を運行制御する。こうしてス
タッカクレーン53は自動運転され、オペレータが要求
した入出庫作業を順次行うようになっている。
たは出庫を終了する度に次の作業指示データを地上コン
トローラ61から光通信器59a,61aを介して受信
してスタッカクレーン53を運行制御する。こうしてス
タッカクレーン53は自動運転され、オペレータが要求
した入出庫作業を順次行うようになっている。
【0006】自動倉庫50には障害物や荷の異常を検知
するセンサが各所に設けられ、例えばキャリッジ55上
には荷崩れを検知する荷崩れセンサ62が設けられてい
る。これらのセンサが異常を検知するとスタッカクレー
ン53は直ちに非常停止される。また、自動倉庫50に
はスタッカクレーン53の走行域付近に作業者が立ち入
らないように作業者の侵入を検知する安全装置(図示せ
ず)が備えられており、安全装置が作動した場合もスタ
ッカクレーン53は非常停止される。さらに、オペレー
タが非常停止ボタン63を操作した場合も、スタッカク
レーン53は非常停止される。
するセンサが各所に設けられ、例えばキャリッジ55上
には荷崩れを検知する荷崩れセンサ62が設けられてい
る。これらのセンサが異常を検知するとスタッカクレー
ン53は直ちに非常停止される。また、自動倉庫50に
はスタッカクレーン53の走行域付近に作業者が立ち入
らないように作業者の侵入を検知する安全装置(図示せ
ず)が備えられており、安全装置が作動した場合もスタ
ッカクレーン53は非常停止される。さらに、オペレー
タが非常停止ボタン63を操作した場合も、スタッカク
レーン53は非常停止される。
【0007】非常停止時には、オペレータはまず非常停
止の原因を取り除く復旧作業を行い、例えば荷崩れした
荷を積み直す。その後、地上コントローラ61上の解除
スイッチ64を操作して非常停止状態を解除した後、起
動スイッチ65またはキーボード60を操作してクレー
ンコントローラ59に起動を指令し、スタッカクレーン
53の自動運転を再起動させるようになっていた。
止の原因を取り除く復旧作業を行い、例えば荷崩れした
荷を積み直す。その後、地上コントローラ61上の解除
スイッチ64を操作して非常停止状態を解除した後、起
動スイッチ65またはキーボード60を操作してクレー
ンコントローラ59に起動を指令し、スタッカクレーン
53の自動運転を再起動させるようになっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スタッカク
レーン53にはフォーク56が伸びた状態では自動運転
が開始されないインタロック機構が備えられており、フ
ォーク56が伸びた状態(図12の鎖線の状態)では、
起動スイッチ65が操作されてもスタッカクレーン53
の自動運転が再開されないようになっていた。これは、
フォーク56が伸びた状態にあるにも拘わらず、スタッ
カクレーン53が不適切な作業指示データを受信して走
行を開始したり、キャリッジ55が動きだす不具合を防
止するために設けられた措置である。
レーン53にはフォーク56が伸びた状態では自動運転
が開始されないインタロック機構が備えられており、フ
ォーク56が伸びた状態(図12の鎖線の状態)では、
起動スイッチ65が操作されてもスタッカクレーン53
の自動運転が再開されないようになっていた。これは、
フォーク56が伸びた状態にあるにも拘わらず、スタッ
カクレーン53が不適切な作業指示データを受信して走
行を開始したり、キャリッジ55が動きだす不具合を防
止するために設けられた措置である。
【0009】そのため、再起動時にフォーク56が原位
置(伸びていない状態)に復帰していないときは、手動
スイッチ66を一つずつ操作してフォーク56を原位置
に復帰させなければならず面倒な作業であった。フォー
ク56の動作中は、荷崩れ検知や障害物検知などの異常
検知する場合があり、手動操作でフォーク56を原位置
に復帰させる必要がある。そのため、フォーク56の手
動復帰作業がオペレータの負担となるとともに、手動操
作ではフォーク56を迅速に復帰させることができずス
タッカクレーン53の運転効率の低下をもたらすという
問題があった。
置(伸びていない状態)に復帰していないときは、手動
スイッチ66を一つずつ操作してフォーク56を原位置
に復帰させなければならず面倒な作業であった。フォー
ク56の動作中は、荷崩れ検知や障害物検知などの異常
検知する場合があり、手動操作でフォーク56を原位置
に復帰させる必要がある。そのため、フォーク56の手
動復帰作業がオペレータの負担となるとともに、手動操
作ではフォーク56を迅速に復帰させることができずス
タッカクレーン53の運転効率の低下をもたらすという
問題があった。
【0010】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はクレーン装置の非常停止
後の再起動時に、たとえフォークが伸びた状態にあって
も再起動操作手段を操作するだけでクレーン装置を自動
運転に移行させることができる自動倉庫におけるクレー
ン装置の起動制御装置を提供することにある。
れたものであって、その目的はクレーン装置の非常停止
後の再起動時に、たとえフォークが伸びた状態にあって
も再起動操作手段を操作するだけでクレーン装置を自動
運転に移行させることができる自動倉庫におけるクレー
ン装置の起動制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、棚に対して荷の入出庫作
業を行うクレーン装置と、前記クレーン装置を自動運転
させる自動運転制御手段と、前記クレーン装置を非常停
止させる非常停止手段と、非常停止中にある前記クレー
ン装置の自動運転を再開させるための起動信号を前記自
動運転制御手段に出力するための再起動操作手段と、前
記クレーン装置に備えられたフォークが原位置に復帰し
ていない状態では、前記再起動操作手段が操作されて起
動信号が出力されても前記自動運転指令手段による前記
クレーン装置の自動運転を開始させないインタロック手
段とを備えた自動倉庫において、前記インタロック手段
は、前記フォークが原位置にあるか否かを判断する判断
手段と、前記判断手段により前記フォークが原位置にな
いと判断された場合、前記再起動操作手段から出力され
た起動信号に基づき前記フォークを原位置に復帰させる
原位置復帰手段と、前記判断手段により前記フォークが
原位置にあると判断された場合、前記自動運転制御装置
に起動信号に基づく前記クレーン装置の自動運転を許容
する運転開始許容手段とを備えた。
め請求項1に記載の発明では、棚に対して荷の入出庫作
業を行うクレーン装置と、前記クレーン装置を自動運転
させる自動運転制御手段と、前記クレーン装置を非常停
止させる非常停止手段と、非常停止中にある前記クレー
ン装置の自動運転を再開させるための起動信号を前記自
動運転制御手段に出力するための再起動操作手段と、前
記クレーン装置に備えられたフォークが原位置に復帰し
ていない状態では、前記再起動操作手段が操作されて起
動信号が出力されても前記自動運転指令手段による前記
クレーン装置の自動運転を開始させないインタロック手
段とを備えた自動倉庫において、前記インタロック手段
は、前記フォークが原位置にあるか否かを判断する判断
手段と、前記判断手段により前記フォークが原位置にな
いと判断された場合、前記再起動操作手段から出力され
た起動信号に基づき前記フォークを原位置に復帰させる
原位置復帰手段と、前記判断手段により前記フォークが
原位置にあると判断された場合、前記自動運転制御装置
に起動信号に基づく前記クレーン装置の自動運転を許容
する運転開始許容手段とを備えた。
【0012】請求項2に記載の発明では、前記原位置復
帰手段は、前記非常停止により中断された前記フォーク
の動作内容が荷すくいと荷おろしのうちいずれであるか
を判定する動作内容判定手段と、前記動作内容判定手段
により判定された動作の経路を通って前記フォークを原
位置まで復帰させるフォーク復帰制御手段とを備えた。
帰手段は、前記非常停止により中断された前記フォーク
の動作内容が荷すくいと荷おろしのうちいずれであるか
を判定する動作内容判定手段と、前記動作内容判定手段
により判定された動作の経路を通って前記フォークを原
位置まで復帰させるフォーク復帰制御手段とを備えた。
【0013】請求項3に記載の発明では、前記原位置復
帰手段は、前記フォークを水平方向に駆動させるフォー
ク駆動手段のみを駆動制御することにより前記フォーク
を原位置へ復帰させるフォーク駆動制御手段と、前記棚
に備えられた棚部のうち前記フォークが作業対象とする
棚部の上面と前記フォークの上面との高さ方向における
相対距離が所定値未満であるか否かを判定する相対位置
判定手段と、前記相対位置判定手段により前記相対距離
が所定値以上であると判定された場合、前記フォーク駆
動制御手段による前記フォークの原位置への復帰を許容
し、前記相対距離が所定値未満であると判定された場
合、前記フォーク駆動制御手段による前記フォークの原
位置への復帰を禁止する原位置復帰規制手段とを備え
た。
帰手段は、前記フォークを水平方向に駆動させるフォー
ク駆動手段のみを駆動制御することにより前記フォーク
を原位置へ復帰させるフォーク駆動制御手段と、前記棚
に備えられた棚部のうち前記フォークが作業対象とする
棚部の上面と前記フォークの上面との高さ方向における
相対距離が所定値未満であるか否かを判定する相対位置
判定手段と、前記相対位置判定手段により前記相対距離
が所定値以上であると判定された場合、前記フォーク駆
動制御手段による前記フォークの原位置への復帰を許容
し、前記相対距離が所定値未満であると判定された場
合、前記フォーク駆動制御手段による前記フォークの原
位置への復帰を禁止する原位置復帰規制手段とを備え
た。
【0014】請求項4に記載の発明では、前記相対位置
判定手段は、前記フォークの作業対象となる棚部の上面
と前記フォークの上面との高さ方向における相対距離が
所定値未満であるときに検知するように設定された前記
フォークに設けられた検知器である。
判定手段は、前記フォークの作業対象となる棚部の上面
と前記フォークの上面との高さ方向における相対距離が
所定値未満であるときに検知するように設定された前記
フォークに設けられた検知器である。
【0015】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、クレ
ーン装置は自動運転制御手段により自動運転され、棚に
対して荷の入出庫作業を行う。自動運転中にあるクレー
ン装置は非常停止手段により非常停止される。クレーン
装置の非常停止中において、再起動操作手段が操作され
ると、再起動操作手段から自動運転制御手段に起動信号
が出力される。このとき、クレーン装置に備えられたフ
ォークが原位置に復帰しているか否かがインタロック手
段を構成する判断手段により判断される。フォークが原
位置に復帰していると判断された場合、自動運転制御装
置による起動信号に基づくクレーン装置の自動運転が運
転開始許容手段により許容され、クレーン装置の自動運
転が再開される。一方、フォークが原位置に復帰してい
ないと判断された場合、起動信号に基づき原位置復帰手
段がフォークを原位置に復帰させ、その後、判断手段に
よりフォークが原位置に復帰されたと判断されると、自
動運転制御装置による起動信号に基づくクレーン装置の
自動運転が運転開始許容手段により許容され、クレーン
装置の自動運転が再開される。
ーン装置は自動運転制御手段により自動運転され、棚に
対して荷の入出庫作業を行う。自動運転中にあるクレー
ン装置は非常停止手段により非常停止される。クレーン
装置の非常停止中において、再起動操作手段が操作され
ると、再起動操作手段から自動運転制御手段に起動信号
が出力される。このとき、クレーン装置に備えられたフ
ォークが原位置に復帰しているか否かがインタロック手
段を構成する判断手段により判断される。フォークが原
位置に復帰していると判断された場合、自動運転制御装
置による起動信号に基づくクレーン装置の自動運転が運
転開始許容手段により許容され、クレーン装置の自動運
転が再開される。一方、フォークが原位置に復帰してい
ないと判断された場合、起動信号に基づき原位置復帰手
段がフォークを原位置に復帰させ、その後、判断手段に
よりフォークが原位置に復帰されたと判断されると、自
動運転制御装置による起動信号に基づくクレーン装置の
自動運転が運転開始許容手段により許容され、クレーン
装置の自動運転が再開される。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、非常停止
により中断されたフォークの動作内容が、荷すくいと荷
おろしのうちいずれであるかが動作内容判定手段により
判定され、フォーク復帰制御手段によりその判定された
動作の経路を通ってフォークは原位置まで復帰される。
すなわち、非常停止によりフォークの荷すくい動作が中
断された場合、フォークは荷すくい動作の経路を通って
原位置まで復帰され、非常停止によりフォークの荷おろ
し動作が中断された場合、フォークは荷おろし動作の経
路を通って原位置まで復帰される。従って、フォークは
中断された動作が完了された状態で原位置に復帰され
る。そのため、非常停止により中断されたフォークの動
作を再度やり直す必要がない。
により中断されたフォークの動作内容が、荷すくいと荷
おろしのうちいずれであるかが動作内容判定手段により
判定され、フォーク復帰制御手段によりその判定された
動作の経路を通ってフォークは原位置まで復帰される。
すなわち、非常停止によりフォークの荷すくい動作が中
断された場合、フォークは荷すくい動作の経路を通って
原位置まで復帰され、非常停止によりフォークの荷おろ
し動作が中断された場合、フォークは荷おろし動作の経
路を通って原位置まで復帰される。従って、フォークは
中断された動作が完了された状態で原位置に復帰され
る。そのため、非常停止により中断されたフォークの動
作を再度やり直す必要がない。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、棚に備え
られた棚部のうちフォークが作業対象とする棚部の上面
とフォークの上面との高さ方向における相対距離が所定
値未満であるか否かが相対位置判定手段により判定され
る。相対距離が所定値未満でない、すなわち所定値以上
であると判定された場合、フォーク駆動制御手段による
フォークの原位置への復帰が原位置復帰規制手段により
許容され、フォーク駆動制御手段によりフォーク駆動手
段が駆動されることによりフォークはその高さのまま水
平に移動して原位置へ復帰する。一方、相対距離が所定
値未満であると判定された場合、フォーク駆動制御手段
によるフォークの原位置への復帰が原位置復帰規制手段
により禁止され、フォークの原位置への復帰は行われな
い。ここで、フォークの上面と棚部の上面との高さに差
がないとき、荷は両者に所定の比率で支えられることに
なり、この状態でフォークを復帰させると荷がフォーク
の上面との摩擦抵抗によりフォークに引きずられるよう
に移動し、フォークにも棚部にも正規の位置に載置され
ていない状態となる。よって、棚部の上面とフォークの
上面との高さ方向における相対距離が所定値以上確保さ
れた場合のみ、フォークの原位置への復帰を許容するこ
とにより、荷がフォークと棚部のどちらにも正規の位置
に載置されてない不都合が回避される。また、フォーク
の復帰はフォーク駆動手段の駆動制御だけの簡単な制御
で済む。
られた棚部のうちフォークが作業対象とする棚部の上面
とフォークの上面との高さ方向における相対距離が所定
値未満であるか否かが相対位置判定手段により判定され
る。相対距離が所定値未満でない、すなわち所定値以上
であると判定された場合、フォーク駆動制御手段による
フォークの原位置への復帰が原位置復帰規制手段により
許容され、フォーク駆動制御手段によりフォーク駆動手
段が駆動されることによりフォークはその高さのまま水
平に移動して原位置へ復帰する。一方、相対距離が所定
値未満であると判定された場合、フォーク駆動制御手段
によるフォークの原位置への復帰が原位置復帰規制手段
により禁止され、フォークの原位置への復帰は行われな
い。ここで、フォークの上面と棚部の上面との高さに差
がないとき、荷は両者に所定の比率で支えられることに
なり、この状態でフォークを復帰させると荷がフォーク
の上面との摩擦抵抗によりフォークに引きずられるよう
に移動し、フォークにも棚部にも正規の位置に載置され
ていない状態となる。よって、棚部の上面とフォークの
上面との高さ方向における相対距離が所定値以上確保さ
れた場合のみ、フォークの原位置への復帰を許容するこ
とにより、荷がフォークと棚部のどちらにも正規の位置
に載置されてない不都合が回避される。また、フォーク
の復帰はフォーク駆動手段の駆動制御だけの簡単な制御
で済む。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、フォーク
の作業対象となる棚部の上面とフォークの上面との高さ
方向における相対距離が所定値未満であるか否かは、フ
ォークに設けられた検知器の検知・非検知により判定さ
れる。そのため、フォークの上面高さの計測や相対距離
の算出処理が不要となる。
の作業対象となる棚部の上面とフォークの上面との高さ
方向における相対距離が所定値未満であるか否かは、フ
ォークに設けられた検知器の検知・非検知により判定さ
れる。そのため、フォークの上面高さの計測や相対距離
の算出処理が不要となる。
【0019】
(第1の実施形態)以下、本発明を具体化した第1の実
施形態の自動倉庫を図1〜図9に基づいて説明する。
施形態の自動倉庫を図1〜図9に基づいて説明する。
【0020】図1に示すように、自動倉庫1には左右一
対の枠組棚2a,2bが設けられ、各枠組棚2a,2b
には、前後方向及び高さ方向に設けられた複数の棚部3
により収納部4が区画設定されている。各収納部4の形
状はその奥行き、幅及び高さが等しい同形に形成されて
いる。そして、右方の枠組棚2bの棚部3のうち、最下
段の端部に位置する棚部3は荷Wの入出庫を行うための
荷受台5を形成している。
対の枠組棚2a,2bが設けられ、各枠組棚2a,2b
には、前後方向及び高さ方向に設けられた複数の棚部3
により収納部4が区画設定されている。各収納部4の形
状はその奥行き、幅及び高さが等しい同形に形成されて
いる。そして、右方の枠組棚2bの棚部3のうち、最下
段の端部に位置する棚部3は荷Wの入出庫を行うための
荷受台5を形成している。
【0021】これら左右一対の枠組棚2a,2bの間に
は、クレーン装置としてのスタッカクレーン6が装備さ
れている。このスタッカクレーン6は地面に敷設された
レール7上を走行する走行台8と、走行台8の両端部か
ら立設された一対のマスト9と、マスト9間にワイヤ1
0に吊下された状態で上下動可能に配設された昇降キャ
リッジ11等を備えている。更に、この昇降キャリッジ
11には左右方向(水平面内においてレール7と直交す
る方向)に移動可能なランニング・フォーク(以下、単
にフォークという)12が設けられている。また、走行
台8の後端部には、スタッカクレーン6を走行駆動させ
る走行モータ13及び昇降キャリッジ11を昇降駆動さ
せる原位置復帰手段等を構成する昇降モータ14が配設
されている。
は、クレーン装置としてのスタッカクレーン6が装備さ
れている。このスタッカクレーン6は地面に敷設された
レール7上を走行する走行台8と、走行台8の両端部か
ら立設された一対のマスト9と、マスト9間にワイヤ1
0に吊下された状態で上下動可能に配設された昇降キャ
リッジ11等を備えている。更に、この昇降キャリッジ
11には左右方向(水平面内においてレール7と直交す
る方向)に移動可能なランニング・フォーク(以下、単
にフォークという)12が設けられている。また、走行
台8の後端部には、スタッカクレーン6を走行駆動させ
る走行モータ13及び昇降キャリッジ11を昇降駆動さ
せる原位置復帰手段等を構成する昇降モータ14が配設
されている。
【0022】図2に示すように、フォーク12は、昇降
キャリッジ11上に形成されたベース15と、ベース1
5上を左右方向に水平移動可能に配設されたミドルフォ
ーク16と、ミドルフォーク16上を左右方向に水平移
動可能に配設されたアッパフォーク17とから構成され
ている。ベース15の下部には、両フォーク16,17
を駆動するための原位置復帰手段等を構成するフォーク
モータ18が設けられている。
キャリッジ11上に形成されたベース15と、ベース1
5上を左右方向に水平移動可能に配設されたミドルフォ
ーク16と、ミドルフォーク16上を左右方向に水平移
動可能に配設されたアッパフォーク17とから構成され
ている。ベース15の下部には、両フォーク16,17
を駆動するための原位置復帰手段等を構成するフォーク
モータ18が設けられている。
【0023】フォークモータ18の駆動軸はギヤ列19
を介して左右一対のピニオン20に作動連結され、両ピ
ニオン20はミドルフォーク16の下面に形成されたラ
ック16aに噛合されている。ミドルフォーク16には
左右に一対のスプロケット21,22が設けられ、左側
のスプロケット21には一端をベース15の右端の連結
部23aに他端をアッパフォーク17の右端の連結部2
3bに固定された1本のチェーン23が掛装され、右側
のスプロケット22には一端をベース15の左端の連結
部24aに他端をアッパフォーク17の左端の連結部2
4bに固定された1本のチェーン24が掛装されてい
る。そして、ミドルフォーク16がベース15上を移動
することにより、2本のチェーン23,24を介してそ
の移動量と同量だけアッパフォーク17がミドルフォー
ク16に対して同方向に移動するようになっている。
を介して左右一対のピニオン20に作動連結され、両ピ
ニオン20はミドルフォーク16の下面に形成されたラ
ック16aに噛合されている。ミドルフォーク16には
左右に一対のスプロケット21,22が設けられ、左側
のスプロケット21には一端をベース15の右端の連結
部23aに他端をアッパフォーク17の右端の連結部2
3bに固定された1本のチェーン23が掛装され、右側
のスプロケット22には一端をベース15の左端の連結
部24aに他端をアッパフォーク17の左端の連結部2
4bに固定された1本のチェーン24が掛装されてい
る。そして、ミドルフォーク16がベース15上を移動
することにより、2本のチェーン23,24を介してそ
の移動量と同量だけアッパフォーク17がミドルフォー
ク16に対して同方向に移動するようになっている。
【0024】図3に示すように、ベース15の側面には
左右両端位置に2つのリミットスイッチ25と、中央位
置に原位置復帰手段等を構成する1つのリミットスイッ
チ26とが設けられている。ミドルフォーク16の側面
には中央位置にリミットスイッチ25,26と接触可能
なドグ16bが設けられている。ベース15に対するア
ッパフォーク17の突出長さが最長となったときドグ1
6bがリミットスイッチ25に接触し、ベース15に対
してアッパフォーク17が真上に配置されたときドグ1
6bがリミットスイッチ26(以下、原点スイッチとい
う)に接触するようになっている。この原点スイッチ2
6にドグ16bが接触する位置がフォーク12の原位置
となる。
左右両端位置に2つのリミットスイッチ25と、中央位
置に原位置復帰手段等を構成する1つのリミットスイッ
チ26とが設けられている。ミドルフォーク16の側面
には中央位置にリミットスイッチ25,26と接触可能
なドグ16bが設けられている。ベース15に対するア
ッパフォーク17の突出長さが最長となったときドグ1
6bがリミットスイッチ25に接触し、ベース15に対
してアッパフォーク17が真上に配置されたときドグ1
6bがリミットスイッチ26(以下、原点スイッチとい
う)に接触するようになっている。この原点スイッチ2
6にドグ16bが接触する位置がフォーク12の原位置
となる。
【0025】図1に示すように、スタッカクレーン6の
前側のマスト9下部には自動運転制御手段及び非常停止
手段等を構成するクレーンコントローラ27が設けられ
ている。クレーンコントローラ27は走行台8の側部に
設けられた光通信器Haと接続されている。更に、スタ
ッカクレーン6の走行域前方位置には自動運転制御手段
等を構成する地上コントローラ28が設置されている。
地上コントローラ28には光通信器Haと対向する位置
に光通信器Hbが設けられている。地上コントローラ2
8にはオペレータが自動倉庫1に対して入庫または出庫
を要求する入出庫要求データを入力するためのキーボー
ド29や非常停止原因等の各種情報が表示されるディス
プレイ装置30、さらにスタッカクレーン6をオペレー
タが手動操作で運転するための各種スイッチ類を備えた
操作パネル31が設けられている。この操作パネル31
には、スタッカクレーン6を非常停止させるための非常
停止ボタン32、非常停止状態を解除するための解除ス
イッチ33、スタッカクレーン6の自動運転を起動する
ための起動スイッチ34、フォーク12や昇降キャリッ
ジ11等を手動操作で各個動作させるための複数の手動
スイッチ35等が用意されている。
前側のマスト9下部には自動運転制御手段及び非常停止
手段等を構成するクレーンコントローラ27が設けられ
ている。クレーンコントローラ27は走行台8の側部に
設けられた光通信器Haと接続されている。更に、スタ
ッカクレーン6の走行域前方位置には自動運転制御手段
等を構成する地上コントローラ28が設置されている。
地上コントローラ28には光通信器Haと対向する位置
に光通信器Hbが設けられている。地上コントローラ2
8にはオペレータが自動倉庫1に対して入庫または出庫
を要求する入出庫要求データを入力するためのキーボー
ド29や非常停止原因等の各種情報が表示されるディス
プレイ装置30、さらにスタッカクレーン6をオペレー
タが手動操作で運転するための各種スイッチ類を備えた
操作パネル31が設けられている。この操作パネル31
には、スタッカクレーン6を非常停止させるための非常
停止ボタン32、非常停止状態を解除するための解除ス
イッチ33、スタッカクレーン6の自動運転を起動する
ための起動スイッチ34、フォーク12や昇降キャリッ
ジ11等を手動操作で各個動作させるための複数の手動
スイッチ35等が用意されている。
【0026】キーボード29は地上コントローラ28に
内蔵されたコンピュータ36(図5に示す)に接続され
ている。コンピュータ36はそのメモリ37(図5に示
す)に各収納部4に対応づけた棚番号毎に荷Wの有無及
び荷Wがあればその品番を管理しており、この在庫管理
データとキーボード29から入力された入出庫要求デー
タとを用いて作業指示データを作成する。
内蔵されたコンピュータ36(図5に示す)に接続され
ている。コンピュータ36はそのメモリ37(図5に示
す)に各収納部4に対応づけた棚番号毎に荷Wの有無及
び荷Wがあればその品番を管理しており、この在庫管理
データとキーボード29から入力された入出庫要求デー
タとを用いて作業指示データを作成する。
【0027】キーボード29から入力される入出庫要求
データは、入庫・出庫の区別、荷の品番及び数量をデー
タ(「入庫・出庫−品番−個数」)とする。コンピュー
タ36は「入庫」が要求された場合、在庫管理データよ
り空棚の棚番号を引き当てそれをデータとして取り入れ
て作業指示データ「入庫−棚番号」を作成する。また、
「出庫」が要求された場合、在庫管理データより要求品
番の棚番号を引き当てそれをデータとして取り入れて作
業指示データ「出庫−棚番号」を作成する。作業指示デ
ータはメモリ37の所定記憶領域に格納されるようにな
っている。メモリ37に格納された作業指示データは、
地上コントローラ28からクレーンコントローラ27へ
光通信器Ha,Hbを介して1データずつ送信されるよ
うになっている。また、スタッカクレーン6が非常停止
されたときには、その再起動時からの作業指示データが
作成されてクレーンコントローラ27へ送信されるよう
になっている。
データは、入庫・出庫の区別、荷の品番及び数量をデー
タ(「入庫・出庫−品番−個数」)とする。コンピュー
タ36は「入庫」が要求された場合、在庫管理データよ
り空棚の棚番号を引き当てそれをデータとして取り入れ
て作業指示データ「入庫−棚番号」を作成する。また、
「出庫」が要求された場合、在庫管理データより要求品
番の棚番号を引き当てそれをデータとして取り入れて作
業指示データ「出庫−棚番号」を作成する。作業指示デ
ータはメモリ37の所定記憶領域に格納されるようにな
っている。メモリ37に格納された作業指示データは、
地上コントローラ28からクレーンコントローラ27へ
光通信器Ha,Hbを介して1データずつ送信されるよ
うになっている。また、スタッカクレーン6が非常停止
されたときには、その再起動時からの作業指示データが
作成されてクレーンコントローラ27へ送信されるよう
になっている。
【0028】また、図1に示すように、昇降キャリッジ
11にはその両側部11aに相対向して設けられたフォ
トカプラよりなる荷有りセンサ38が設けられており、
荷有りセンサ38はフォーク12が原位置に復帰した状
態でフォーク12上の荷Wを検知するようになってい
る。さらに昇降キャリッジ11の上面端部には例えば赤
外線センサよりなる荷崩れセンサ39が設けられ、荷崩
れセンサ39はその真上を検知域とし、昇降キャリッジ
11上の荷Wの荷崩れを検知するようになっている。ま
た、スタッカクレーン6の走行域付近等に作業者が立ち
入らぬようにその侵入を検知する侵入センサ40(図5
にのみ示す)が地上コントローラ28の後方側(レール
7側)に複数設置されている。
11にはその両側部11aに相対向して設けられたフォ
トカプラよりなる荷有りセンサ38が設けられており、
荷有りセンサ38はフォーク12が原位置に復帰した状
態でフォーク12上の荷Wを検知するようになってい
る。さらに昇降キャリッジ11の上面端部には例えば赤
外線センサよりなる荷崩れセンサ39が設けられ、荷崩
れセンサ39はその真上を検知域とし、昇降キャリッジ
11上の荷Wの荷崩れを検知するようになっている。ま
た、スタッカクレーン6の走行域付近等に作業者が立ち
入らぬようにその侵入を検知する侵入センサ40(図5
にのみ示す)が地上コントローラ28の後方側(レール
7側)に複数設置されている。
【0029】次に、自動倉庫1の電気的構成を説明す
る。図5に示すように、クレーンコントローラ27に
は、リミットスイッチ25,原点スイッチ26、荷有り
センサ38,荷崩れセンサ39、侵入センサ40、走行
モータ13、昇降モータ14、フォークモータ18及び
光通信器Haが接続されている。
る。図5に示すように、クレーンコントローラ27に
は、リミットスイッチ25,原点スイッチ26、荷有り
センサ38,荷崩れセンサ39、侵入センサ40、走行
モータ13、昇降モータ14、フォークモータ18及び
光通信器Haが接続されている。
【0030】リミットスイッチ25はドグ16bが接触
すると伸長信号を、原点スイッチ26はドグ16bが接
触すると原点信号をそれぞれクレーンコントローラ27
に出力する。荷崩れセンサ39は昇降キャリッジ11上
の荷Wの荷崩れを検知すると荷崩れ信号をクレーンコン
トローラ27に出力する。さらに侵入センサ40はスタ
ッカクレーン6の走行域付近への侵入を検知すると侵入
信号をクレーンコントローラ27に出力するようになっ
ている。
すると伸長信号を、原点スイッチ26はドグ16bが接
触すると原点信号をそれぞれクレーンコントローラ27
に出力する。荷崩れセンサ39は昇降キャリッジ11上
の荷Wの荷崩れを検知すると荷崩れ信号をクレーンコン
トローラ27に出力する。さらに侵入センサ40はスタ
ッカクレーン6の走行域付近への侵入を検知すると侵入
信号をクレーンコントローラ27に出力するようになっ
ている。
【0031】クレーンコントローラ27はインタロック
手段、判断手段、原位置復帰手段等を構成するマイクロ
コンピュータ(以下、コンピュータという)41を備え
ており、コンピュータ41はメモリ42及びカウンタ回
路43を備えている。昇降モータ14にはその回転量を
検出するロータリエンコーダ44が装備されており、ロ
ータリエンコーダ44が検出したパルス信号はカウンタ
回路43に出力されるようになっている。カウンタ回路
43はロータリエンコーダ44から入力したパルス信号
のパルス数(フォーク12が上昇する昇降モータ14の
正転方向をプラスとする値)を、昇降キャリッジ11が
最下降位置にあるときを原点(パルス値=「0」)とし
て計数し、フォーク12の上面高さに比例するパルス値
を計数する。メモリ42には各段数毎の棚部3の上面高
さHn (n=1,2,…,k;但し、kは枠組棚2a,
2b中の収納部4の段数)及び図6(b),(c)にそ
れぞれ示す距離L1,L2の値が予め記憶されている。
手段、判断手段、原位置復帰手段等を構成するマイクロ
コンピュータ(以下、コンピュータという)41を備え
ており、コンピュータ41はメモリ42及びカウンタ回
路43を備えている。昇降モータ14にはその回転量を
検出するロータリエンコーダ44が装備されており、ロ
ータリエンコーダ44が検出したパルス信号はカウンタ
回路43に出力されるようになっている。カウンタ回路
43はロータリエンコーダ44から入力したパルス信号
のパルス数(フォーク12が上昇する昇降モータ14の
正転方向をプラスとする値)を、昇降キャリッジ11が
最下降位置にあるときを原点(パルス値=「0」)とし
て計数し、フォーク12の上面高さに比例するパルス値
を計数する。メモリ42には各段数毎の棚部3の上面高
さHn (n=1,2,…,k;但し、kは枠組棚2a,
2b中の収納部4の段数)及び図6(b),(c)にそ
れぞれ示す距離L1,L2の値が予め記憶されている。
【0032】メモリ42には、クレーンコントローラ2
7が地上コントローラ28から光通信器Ha,Hbを介
して受信した作業指示データが、その入出庫作業を完了
するまで一時記憶されるようになっている。クレーンコ
ントローラ27がメモリ42に記憶した作業指示データ
に基づき各モータ13,14,18等を駆動制御するこ
とにより、スタッカクレーン6が自動運転されるように
なっている。
7が地上コントローラ28から光通信器Ha,Hbを介
して受信した作業指示データが、その入出庫作業を完了
するまで一時記憶されるようになっている。クレーンコ
ントローラ27がメモリ42に記憶した作業指示データ
に基づき各モータ13,14,18等を駆動制御するこ
とにより、スタッカクレーン6が自動運転されるように
なっている。
【0033】一方、地上コントローラ28にはキーボー
ド29、非常停止ボタン32、解除スイッチ33、起動
スイッチ34、手動スイッチ35、ディスプレイ装置3
0及び光通信器Hbが接続されている。キーボード2
9、非常停止ボタン32、起動スイッチ34及び手動ス
イッチ35の操作に基づく各種信号は光通信器Ha,H
bを介してクレーンコントローラ27へ送信されるよう
になっている。
ド29、非常停止ボタン32、解除スイッチ33、起動
スイッチ34、手動スイッチ35、ディスプレイ装置3
0及び光通信器Hbが接続されている。キーボード2
9、非常停止ボタン32、起動スイッチ34及び手動ス
イッチ35の操作に基づく各種信号は光通信器Ha,H
bを介してクレーンコントローラ27へ送信されるよう
になっている。
【0034】クレーンコントローラ27は荷崩れセンサ
39、侵入センサ40及び非常停止ボタン32のいずれ
かから信号(荷崩れ信号,侵入信号,非常停止信号)を
入力するか、荷有りセンサ38が正規の検知をしないと
きに、走行モータ13,昇降モータ14及びフォークモ
ータ18等の全ての駆動装置を駆動停止させるようにな
っている。また、クレーンコントローラ27はこの駆動
停止(非常停止)と同時に地上コントローラ28に非常
停止した旨を送信するようになっている。
39、侵入センサ40及び非常停止ボタン32のいずれ
かから信号(荷崩れ信号,侵入信号,非常停止信号)を
入力するか、荷有りセンサ38が正規の検知をしないと
きに、走行モータ13,昇降モータ14及びフォークモ
ータ18等の全ての駆動装置を駆動停止させるようにな
っている。また、クレーンコントローラ27はこの駆動
停止(非常停止)と同時に地上コントローラ28に非常
停止した旨を送信するようになっている。
【0035】また、メモリ42には、図7に示す原位置
復帰処理がプログラムされており、非常停止状態が解除
された後、クレーンコントローラ27が起動スイッチ3
4が操作された起動信号を受信すると、コンピュータ4
1は図7の原位置復帰処理のプログラムデータを実行す
るようになっている。この原位置復帰処理中において、
コンピュータ41はカウンタ回路43に計数されたパル
ス値からフォーク12の上面高さHf を算出し、このフ
ォーク12の上面高さHf と、メモリ42に記憶された
フォーク12の作業対象となっている棚番号に相当する
棚部3の上面高さHn との差ΔL(=Hf −Hn )を算
出する。
復帰処理がプログラムされており、非常停止状態が解除
された後、クレーンコントローラ27が起動スイッチ3
4が操作された起動信号を受信すると、コンピュータ4
1は図7の原位置復帰処理のプログラムデータを実行す
るようになっている。この原位置復帰処理中において、
コンピュータ41はカウンタ回路43に計数されたパル
ス値からフォーク12の上面高さHf を算出し、このフ
ォーク12の上面高さHf と、メモリ42に記憶された
フォーク12の作業対象となっている棚番号に相当する
棚部3の上面高さHn との差ΔL(=Hf −Hn )を算
出する。
【0036】この差ΔLの値が−L2<ΔL<L1のと
き、すなわちフォーク12が図6(b)の位置と図6
(c)の位置との間の領域(復帰禁止領域)にあると
き、フォーク12の原位置への復帰は行われないように
なっている。これは、フォーク12を原位置に復帰させ
る際に、荷Wがフォーク12にも棚部3にも接触した状
態にあると(図6(a)の状態)、フォーク12の復帰
(退避)時に荷Wがフォーク12の上面との摩擦抵抗に
より引きずられるように移動し、正規の位置から外れる
不具合を防止するためである。そのため、距離L1,L
2の値は、荷Wがフォーク12と棚部3との両方に接触
することを回避できればよくフォーク12の動作(荷す
くい・荷おろし)時の昇降長に比較して極く小さな値で
ある。
き、すなわちフォーク12が図6(b)の位置と図6
(c)の位置との間の領域(復帰禁止領域)にあると
き、フォーク12の原位置への復帰は行われないように
なっている。これは、フォーク12を原位置に復帰させ
る際に、荷Wがフォーク12にも棚部3にも接触した状
態にあると(図6(a)の状態)、フォーク12の復帰
(退避)時に荷Wがフォーク12の上面との摩擦抵抗に
より引きずられるように移動し、正規の位置から外れる
不具合を防止するためである。そのため、距離L1,L
2の値は、荷Wがフォーク12と棚部3との両方に接触
することを回避できればよくフォーク12の動作(荷す
くい・荷おろし)時の昇降長に比較して極く小さな値で
ある。
【0037】次に、上記のように構成した自動倉庫1の
作用を説明する。地上コントローラ28のコンピュータ
36は、キーボード29から入庫・出庫の作業要求デー
タを入力すると、メモリ37に記憶する在庫管理データ
を用いて作業指示データを作成し、メモリ37に記憶す
る。メモリ37に記憶された作業指示データは1データ
ずつ光通信器Hb,Haを介してクレーンコントローラ
27へ送信される。
作用を説明する。地上コントローラ28のコンピュータ
36は、キーボード29から入庫・出庫の作業要求デー
タを入力すると、メモリ37に記憶する在庫管理データ
を用いて作業指示データを作成し、メモリ37に記憶す
る。メモリ37に記憶された作業指示データは1データ
ずつ光通信器Hb,Haを介してクレーンコントローラ
27へ送信される。
【0038】クレーンコントローラ27は受信した作業
指示データをメモリ42に一時記憶し、その作業指示デ
ータに基づき各種モータ13,14,18等の駆動装置
を駆動制御することによりスタッカクレーン6を自動運
転し、スタッカクレーン6に入庫作業または出庫作業を
行わせる。
指示データをメモリ42に一時記憶し、その作業指示デ
ータに基づき各種モータ13,14,18等の駆動装置
を駆動制御することによりスタッカクレーン6を自動運
転し、スタッカクレーン6に入庫作業または出庫作業を
行わせる。
【0039】例えば入庫作業が指示された場合、スタッ
カクレーン6は荷受台5上の荷Wを荷すくいし、指定さ
れた空棚にその荷Wを荷おろしする。また、出庫作業が
指示された場合、スタッカクレーン6は指定された棚部
3に収納された荷Wを荷すくいし、その荷Wを荷受台5
に荷おろしする。荷すくい及び荷おろしは次の動作によ
り行われる。
カクレーン6は荷受台5上の荷Wを荷すくいし、指定さ
れた空棚にその荷Wを荷おろしする。また、出庫作業が
指示された場合、スタッカクレーン6は指定された棚部
3に収納された荷Wを荷すくいし、その荷Wを荷受台5
に荷おろしする。荷すくい及び荷おろしは次の動作によ
り行われる。
【0040】荷すくいの場合、図8に示すように、まず
昇降キャリッジ11が荷Wを取り出すべき棚部3より所
定距離だけ下方の位置(すくい基準位置)まで移動し停
止する。この位置からフォーク12を伸長させてフォー
ク12を棚部3の下方に位置させる(動作(1) )。この
状態から、昇降キャリッジ11が所定高さまで上昇し、
その上昇途中で荷Wがフォーク12上に載置される(動
作(2) )。そして、フォーク12を元の原位置に退避さ
せる(動作(3) )ことによって、すくい動作は完了す
る。すなわち、荷すくい動作は動作(1) 〜(3) によって
構成される。
昇降キャリッジ11が荷Wを取り出すべき棚部3より所
定距離だけ下方の位置(すくい基準位置)まで移動し停
止する。この位置からフォーク12を伸長させてフォー
ク12を棚部3の下方に位置させる(動作(1) )。この
状態から、昇降キャリッジ11が所定高さまで上昇し、
その上昇途中で荷Wがフォーク12上に載置される(動
作(2) )。そして、フォーク12を元の原位置に退避さ
せる(動作(3) )ことによって、すくい動作は完了す
る。すなわち、荷すくい動作は動作(1) 〜(3) によって
構成される。
【0041】また、荷おろしの場合、図9に示すよう
に、まず荷Wを載置した昇降キャリッジ11が棚部3よ
り所定距離だけ上方位置(おろし基準位置)まで移動し
停止する。この位置からフォーク12を伸長させ、フォ
ーク12を棚部3の上方に位置させる(動作(4) )。こ
の状態から、昇降キャリッジ11を所定高さまで下降さ
せ、その下降途中で荷Wが棚部3に載置される(動作
(5) )。そして、フォーク12を元の原位置まで退避さ
せる(動作(6) )ことによって荷おろし動作は完了す
る。すなわち、おろし動作は動作(4) 〜(6) によって構
成される。
に、まず荷Wを載置した昇降キャリッジ11が棚部3よ
り所定距離だけ上方位置(おろし基準位置)まで移動し
停止する。この位置からフォーク12を伸長させ、フォ
ーク12を棚部3の上方に位置させる(動作(4) )。こ
の状態から、昇降キャリッジ11を所定高さまで下降さ
せ、その下降途中で荷Wが棚部3に載置される(動作
(5) )。そして、フォーク12を元の原位置まで退避さ
せる(動作(6) )ことによって荷おろし動作は完了す
る。すなわち、おろし動作は動作(4) 〜(6) によって構
成される。
【0042】このスタッカクレーン6の自動運転中に、
昇降キャリッジ11上の荷Wが荷崩れしてその荷Wが荷
崩れセンサ39に検知されたり、作業者が侵入禁止域内
に侵入して侵入センサ40に検知されたり、さらに荷有
りセンサ38の検知が正規の検知でなかったときには、
スタッカクレーン6は非常停止される。また、オペレー
タが非常停止ボタン32を操作したときにも、スタッカ
クレーン6は非常停止される。この非常停止が例えばフ
ォーク12の荷すくい動作中、あるいは荷おろし動作中
に発生すると、フォーク12は図8の動作(1) 〜(3) も
しくは図9の動作(4) 〜(6) のうちいずれかの動作過程
の途中で停止することになる。
昇降キャリッジ11上の荷Wが荷崩れしてその荷Wが荷
崩れセンサ39に検知されたり、作業者が侵入禁止域内
に侵入して侵入センサ40に検知されたり、さらに荷有
りセンサ38の検知が正規の検知でなかったときには、
スタッカクレーン6は非常停止される。また、オペレー
タが非常停止ボタン32を操作したときにも、スタッカ
クレーン6は非常停止される。この非常停止が例えばフ
ォーク12の荷すくい動作中、あるいは荷おろし動作中
に発生すると、フォーク12は図8の動作(1) 〜(3) も
しくは図9の動作(4) 〜(6) のうちいずれかの動作過程
の途中で停止することになる。
【0043】スタッカクレーン6が非常停止したときに
はオペレータはまず非常停止の原因を取り除き、例えば
荷崩れが原因の場合は、荷Wをフォーク12上もしくは
棚部3上の正規の位置に積み直す復旧作業をする。次
に、オペレータは操作パネル31上の解除スイッチ33
を操作して非常停止状態を解除させ、その後、起動スイ
ッチ34を操作する。起動スイッチ34が操作される
と、地上コントローラ28からクレーンコントローラ2
7へ光通信器Ha,Hbを介して起動信号が送信され
る。
はオペレータはまず非常停止の原因を取り除き、例えば
荷崩れが原因の場合は、荷Wをフォーク12上もしくは
棚部3上の正規の位置に積み直す復旧作業をする。次
に、オペレータは操作パネル31上の解除スイッチ33
を操作して非常停止状態を解除させ、その後、起動スイ
ッチ34を操作する。起動スイッチ34が操作される
と、地上コントローラ28からクレーンコントローラ2
7へ光通信器Ha,Hbを介して起動信号が送信され
る。
【0044】クレーンコントローラ27のコンピュータ
41は、フォーク12または昇降キャリッジ11の異常
発生による非常停止後、図7に示す原位置復帰処理を行
う。以下、この原位置復帰処理について図7のフローチ
ャートに従って説明する。
41は、フォーク12または昇降キャリッジ11の異常
発生による非常停止後、図7に示す原位置復帰処理を行
う。以下、この原位置復帰処理について図7のフローチ
ャートに従って説明する。
【0045】コンピュータ41は、まずステップS1に
おいて地上コントローラ28からの起動信号の入力があ
ったか否かを判断し、起動信号が入力されると、ステッ
プS2へ移行する。ステップS2では、原点スイッチ2
6がオン状態にあるか否かを判断する。原点スイッチ2
6がオン状態にあれば、この原位置復帰処理を終了し、
原点スイッチ26がオフ状態にあればステップS3へ移
行する。
おいて地上コントローラ28からの起動信号の入力があ
ったか否かを判断し、起動信号が入力されると、ステッ
プS2へ移行する。ステップS2では、原点スイッチ2
6がオン状態にあるか否かを判断する。原点スイッチ2
6がオン状態にあれば、この原位置復帰処理を終了し、
原点スイッチ26がオフ状態にあればステップS3へ移
行する。
【0046】ステップS3ではフォーク12が復帰禁止
領域内に位置するか否かが判断される。この判断処理は
次のように行われる。まずカウンタ回路43からパルス
値を読出し、そのパルス値からフォーク12の上面高さ
Hf を算出する。次にメモリ42からフォーク12の動
作対象となる棚部3の上面高さのデータHn を読出し、
フォーク12の上面と棚部3の上面との差(離間距離)
ΔL(=Hf −Hn )を算出する。そして、その差ΔL
が−L2<ΔL<L1を満たせば、フォーク12が復帰
禁止領域内にあると判断する。
領域内に位置するか否かが判断される。この判断処理は
次のように行われる。まずカウンタ回路43からパルス
値を読出し、そのパルス値からフォーク12の上面高さ
Hf を算出する。次にメモリ42からフォーク12の動
作対象となる棚部3の上面高さのデータHn を読出し、
フォーク12の上面と棚部3の上面との差(離間距離)
ΔL(=Hf −Hn )を算出する。そして、その差ΔL
が−L2<ΔL<L1を満たせば、フォーク12が復帰
禁止領域内にあると判断する。
【0047】つまり、フォーク12が、図6(b)の位
置と図6(c)の位置との間の領域に位置するとき、フ
ォーク12は復帰禁止領域内にあると判断される。例え
ば図6(a)に示すように、荷Wの荷重がフォーク12
と棚部3との両方にかかった状態にあるとき、フォーク
12は復帰禁止領域内にあると判断される。
置と図6(c)の位置との間の領域に位置するとき、フ
ォーク12は復帰禁止領域内にあると判断される。例え
ば図6(a)に示すように、荷Wの荷重がフォーク12
と棚部3との両方にかかった状態にあるとき、フォーク
12は復帰禁止領域内にあると判断される。
【0048】ステップS3においてフォーク12が復帰
禁止領域内にあると判断するとステップS4に移行し、
ステップS4では原位置復帰禁止信号を地上コントロー
ラ28へ送信する。このとき、地上コントローラ28で
は原位置復帰禁止信号に基づき原位置への自動復帰不能
の旨がディスプレイ装置30の画面上に表示される。こ
の場合に限りオペレータは手動スイッチ35を操作して
フォーク12を原位置に手動復帰させる。また、手動ス
イッチ35を操作してフォーク12を復帰禁止領域外に
出した後、起動スイッチ34を操作してその位置からフ
ォーク12を自動復帰させることも可能である。
禁止領域内にあると判断するとステップS4に移行し、
ステップS4では原位置復帰禁止信号を地上コントロー
ラ28へ送信する。このとき、地上コントローラ28で
は原位置復帰禁止信号に基づき原位置への自動復帰不能
の旨がディスプレイ装置30の画面上に表示される。こ
の場合に限りオペレータは手動スイッチ35を操作して
フォーク12を原位置に手動復帰させる。また、手動ス
イッチ35を操作してフォーク12を復帰禁止領域外に
出した後、起動スイッチ34を操作してその位置からフ
ォーク12を自動復帰させることも可能である。
【0049】一方、ステップS3においてフォーク12
が復帰禁止領域内にないと判断したときにはステップS
5に移行する。ステップS5ではフォークモータ18に
駆動指令を出力し、フォーク12を退避させ得る回転方
向にフォークモータ18を駆動させる。そして、ステッ
プS6で原点スイッチ26がオンすると、ステップS7
でフォークモータ18に駆動停止指令を出力してフォー
クモータ18を駆動停止させる。その結果、フォーク1
2は原位置にて停止する。こうしてフォーク12は原位
置に自動復帰される。
が復帰禁止領域内にないと判断したときにはステップS
5に移行する。ステップS5ではフォークモータ18に
駆動指令を出力し、フォーク12を退避させ得る回転方
向にフォークモータ18を駆動させる。そして、ステッ
プS6で原点スイッチ26がオンすると、ステップS7
でフォークモータ18に駆動停止指令を出力してフォー
クモータ18を駆動停止させる。その結果、フォーク1
2は原位置にて停止する。こうしてフォーク12は原位
置に自動復帰される。
【0050】ここで、荷すくい中の図8の動作(1) また
は動作(3) の途中でフォーク12が非常停止されたと
き、及び荷おろし中の図9の動作(4) または動作(6) の
途中でフォーク12が非常停止されたときは、常にフォ
ーク12を自動で原位置に復帰させることができる。そ
して、図8の動作(2) 及び図9の動作(5) の途中で非常
停止されたときでも、フォーク12が復帰禁止領域内で
停止した極く僅かな例外を除き、ほとんどの場合、フォ
ーク12を自動で原位置に復帰させることができる。
は動作(3) の途中でフォーク12が非常停止されたと
き、及び荷おろし中の図9の動作(4) または動作(6) の
途中でフォーク12が非常停止されたときは、常にフォ
ーク12を自動で原位置に復帰させることができる。そ
して、図8の動作(2) 及び図9の動作(5) の途中で非常
停止されたときでも、フォーク12が復帰禁止領域内で
停止した極く僅かな例外を除き、ほとんどの場合、フォ
ーク12を自動で原位置に復帰させることができる。
【0051】フォーク12が原位置に自動復帰すると、
荷有りセンサ38が作動されて昇降キャリッジ11上に
おける荷Wの有無を検知する。この検知情報は作業指示
要求信号と共に地上コントローラ28へ送信される。地
上コントローラ28では受信した荷有りセンサ38の検
知情報に基づきコンピュータ36がフォーク12の原位
置復帰時点からスタッカクレーン6を再起動させるため
の作業指示データを作成する。
荷有りセンサ38が作動されて昇降キャリッジ11上に
おける荷Wの有無を検知する。この検知情報は作業指示
要求信号と共に地上コントローラ28へ送信される。地
上コントローラ28では受信した荷有りセンサ38の検
知情報に基づきコンピュータ36がフォーク12の原位
置復帰時点からスタッカクレーン6を再起動させるため
の作業指示データを作成する。
【0052】例えば、棚部3への荷おろし動作中に非常
停止され、フォーク12の原位置への復帰後に荷有りセ
ンサ38が荷Wを検知し、荷おろしするはずであった荷
Wがまだ昇降キャリッジ11上に残っていたときには、
荷おろし動作開始時点からの作業指示データが作成され
る。また、フォーク12の原位置への復帰後に荷有りセ
ンサ38が荷Wを検知せず、すでに荷おろしされた状態
にあれば、荷おろし動作完了時点からの作業指示データ
が作成される。同様にして棚部3からの荷すくい動作中
に非常停止された場合も、フォーク12の原位置復帰後
における荷Wの有無状況に応じて適切な作業指示データ
が作成される。
停止され、フォーク12の原位置への復帰後に荷有りセ
ンサ38が荷Wを検知し、荷おろしするはずであった荷
Wがまだ昇降キャリッジ11上に残っていたときには、
荷おろし動作開始時点からの作業指示データが作成され
る。また、フォーク12の原位置への復帰後に荷有りセ
ンサ38が荷Wを検知せず、すでに荷おろしされた状態
にあれば、荷おろし動作完了時点からの作業指示データ
が作成される。同様にして棚部3からの荷すくい動作中
に非常停止された場合も、フォーク12の原位置復帰後
における荷Wの有無状況に応じて適切な作業指示データ
が作成される。
【0053】作成された新たな作業指示データは、地上
コントローラ28からクレーンコントローラ27へ送信
される。クレーンコントローラ27は地上コントローラ
28から受信した新たな作業指示データに基づきスタッ
カクレーン6の運転を再開させる。こうしてスタッカク
レーン6の自動運転が再開され、スタッカクレーン6は
フォーク12の原位置復帰時点からそのときの昇降キャ
リッジ11上の荷Wの有無状況に応じた適切な動作から
作業を再開する。
コントローラ28からクレーンコントローラ27へ送信
される。クレーンコントローラ27は地上コントローラ
28から受信した新たな作業指示データに基づきスタッ
カクレーン6の運転を再開させる。こうしてスタッカク
レーン6の自動運転が再開され、スタッカクレーン6は
フォーク12の原位置復帰時点からそのときの昇降キャ
リッジ11上の荷Wの有無状況に応じた適切な動作から
作業を再開する。
【0054】なお、フォーク12を手動で原位置へ復帰
させた場合は、その後、オペレータが操作した起動スイ
ッチ34からの起動信号をクレーンコントローラ27が
受信し、起動信号を受信したクレーンコントローラ27
が荷有りセンサ38の検知情報を地上コントローラ28
へ送信する。そして、コンピュータ36がその検知情報
に基づき作成した作業指示データに基づきスタッカクレ
ーン6の自動運転が再開される。勿論、非常停止時にフ
ォーク12が動作中でなかった場合は、スタッカクレー
ン6はその中断された時点の作業から運転を再開する。
させた場合は、その後、オペレータが操作した起動スイ
ッチ34からの起動信号をクレーンコントローラ27が
受信し、起動信号を受信したクレーンコントローラ27
が荷有りセンサ38の検知情報を地上コントローラ28
へ送信する。そして、コンピュータ36がその検知情報
に基づき作成した作業指示データに基づきスタッカクレ
ーン6の自動運転が再開される。勿論、非常停止時にフ
ォーク12が動作中でなかった場合は、スタッカクレー
ン6はその中断された時点の作業から運転を再開する。
【0055】以上詳述したように本実施の形態によれ
ば、スタッカクレーン6がフォーク12が伸びた状態で
非常停止されても、起動スイッチ34を操作するだけで
フォーク12を原位置に自動復帰されるとともに、その
後、自動でスタッカクレーン6が自動運転に移行するよ
うにした。その結果、伸びたフォーク12を手動操作で
原位置に復帰させる面倒な手動操作をしなくて済み、オ
ペレータの負担を軽減させることができる。また、フォ
ーク12の自動復帰は昇降キャリッジ11の昇降動作を
伴わずフォーク12の退避動作のみで行われ、しかも自
動で制御されるので、手動復帰に比較して迅速にフォー
ク12を原位置復帰させることができる。その結果、ス
タッカクレーン6の運転が早期に復帰されるので、スタ
ッカクレーン6の運転効率を向上させることができる。
そして、非常停止により中断された荷Wの入庫・出庫の
作業を早期に再開した分だけ早期に終え、例えば荷Wの
出庫を待つ作業者を従来ほど待たせなくて済む。
ば、スタッカクレーン6がフォーク12が伸びた状態で
非常停止されても、起動スイッチ34を操作するだけで
フォーク12を原位置に自動復帰されるとともに、その
後、自動でスタッカクレーン6が自動運転に移行するよ
うにした。その結果、伸びたフォーク12を手動操作で
原位置に復帰させる面倒な手動操作をしなくて済み、オ
ペレータの負担を軽減させることができる。また、フォ
ーク12の自動復帰は昇降キャリッジ11の昇降動作を
伴わずフォーク12の退避動作のみで行われ、しかも自
動で制御されるので、手動復帰に比較して迅速にフォー
ク12を原位置復帰させることができる。その結果、ス
タッカクレーン6の運転が早期に復帰されるので、スタ
ッカクレーン6の運転効率を向上させることができる。
そして、非常停止により中断された荷Wの入庫・出庫の
作業を早期に再開した分だけ早期に終え、例えば荷Wの
出庫を待つ作業者を従来ほど待たせなくて済む。
【0056】また、フォーク12が復帰禁止領域内に位
置すれば、フォーク12の原位置への自動復帰を禁止す
るようにした。そのため、フォーク12の復帰時に、フ
ォーク12と棚部3との両方に荷重がかかった荷Wを引
きずってしまい、荷Wを正規の位置からずらしてしまう
不具合を確実に防止することができる。
置すれば、フォーク12の原位置への自動復帰を禁止す
るようにした。そのため、フォーク12の復帰時に、フ
ォーク12と棚部3との両方に荷重がかかった荷Wを引
きずってしまい、荷Wを正規の位置からずらしてしまう
不具合を確実に防止することができる。
【0057】さらに、フォーク12の原位置復帰後に荷
有りセンサ38により荷Wの有無を検知し、その検知情
報に基づき作業指示データを作成したので、適切な動作
からスタッカクレーン6を再起動させることができる。
有りセンサ38により荷Wの有無を検知し、その検知情
報に基づき作業指示データを作成したので、適切な動作
からスタッカクレーン6を再起動させることができる。
【0058】また、誤った内容の作業指示データが送信
されてもフォーク12が伸びた状態であればフォーク1
2が原位置に自動復帰されるか、もしくは自動復帰不能
の旨がディスプレイ装置30の画面上に表示され、その
状態から自動運転に移行されることは確実に起こり得な
い。よって、インタロック機構を確実に果たすことがで
きる。 (第2の実施形態)次に、本発明を具体化した第2の実
施形態を図10に従って説明する。
されてもフォーク12が伸びた状態であればフォーク1
2が原位置に自動復帰されるか、もしくは自動復帰不能
の旨がディスプレイ装置30の画面上に表示され、その
状態から自動運転に移行されることは確実に起こり得な
い。よって、インタロック機構を確実に果たすことがで
きる。 (第2の実施形態)次に、本発明を具体化した第2の実
施形態を図10に従って説明する。
【0059】本実施形態では、自動倉庫1の構造及びそ
の電気的構成については図5と同様であり、コンピュー
タ41のメモリ42に記憶された原位置復帰処理の処理
内容が前記第1の実施形態と異なっている。
の電気的構成については図5と同様であり、コンピュー
タ41のメモリ42に記憶された原位置復帰処理の処理
内容が前記第1の実施形態と異なっている。
【0060】コンピュータ41のメモリ42には図10
のフローチャートで示される原位置復帰処理のプログラ
ムデータが記憶されている。また、前記第1の実施形態
では説明を省いたが、走行モータ13にはその回転量を
検出するロータリエンコーダ(図示せず)が備えられて
おり、このロータリエンコーダはカウンタ回路43に接
続されている。カウンタ回路43はロータリエンコーダ
から入力したパルス信号のパルス数を、スタッカクレー
ン6のホームポジション(荷受台5と対向する位置)を
原点(パルス値=「0」)として計数する。この計数値
(パルス値)を用いてコンピュータ41はスタッカクレ
ーン6の連方向における位置(走行位置)を認知し得る
ようになっている。また、カウンタ回路43に計数され
た2種類(連方向と段方向)のパルス値から連方向と段
方向におけるフォーク12の位置座標を求め、この位置
座標値からフォーク12の動作対象が収納部4であるか
荷受台5であるかが判断できるようになっている。
のフローチャートで示される原位置復帰処理のプログラ
ムデータが記憶されている。また、前記第1の実施形態
では説明を省いたが、走行モータ13にはその回転量を
検出するロータリエンコーダ(図示せず)が備えられて
おり、このロータリエンコーダはカウンタ回路43に接
続されている。カウンタ回路43はロータリエンコーダ
から入力したパルス信号のパルス数を、スタッカクレー
ン6のホームポジション(荷受台5と対向する位置)を
原点(パルス値=「0」)として計数する。この計数値
(パルス値)を用いてコンピュータ41はスタッカクレ
ーン6の連方向における位置(走行位置)を認知し得る
ようになっている。また、カウンタ回路43に計数され
た2種類(連方向と段方向)のパルス値から連方向と段
方向におけるフォーク12の位置座標を求め、この位置
座標値からフォーク12の動作対象が収納部4であるか
荷受台5であるかが判断できるようになっている。
【0061】以下、スタッカクレーン6がフォーク12
の動作中に非常停止された場合を例とし、コンピュータ
41が実行する原点復帰処理について図10に従って説
明する。なお、非常停止されてもメモリ42には中断さ
れた作業指示データが記憶されているものとする。
の動作中に非常停止された場合を例とし、コンピュータ
41が実行する原点復帰処理について図10に従って説
明する。なお、非常停止されてもメモリ42には中断さ
れた作業指示データが記憶されているものとする。
【0062】例えばスタッカクレーン6がフォーク12
または昇降キャリッジ11の異常により非常停止される
と、コンピュータ41は図10に示す原位置復帰処理の
実行を開始する。まずステップS11において地上コン
トローラ28からの起動信号を入力すると、ステップS
12へ移行し、原点スイッチ26がオン状態にあるか否
かを判断する。原点スイッチ26がオン状態にあれば、
フォーク12が原位置にあるものと判断してこの原位置
復帰処理を終了し、原点スイッチ26がオフ状態にあれ
ばフォーク12が伸びた状態にあるものと判断してステ
ップS13に進む。ステップS13ではフォーク12を
原位置に復帰させるべき復帰経路(移動経路)を判定す
る。すなわち、「荷おろし」と「荷すくい」のうちいず
れの経路でフォーク12を復帰させるべきかを判定す
る。この判定処理は次のように行われる。まずメモリ4
2に記憶された作業指示データを読出し、中断された作
業が「入庫」・「出庫」のいずれであったかを求める。
次に、フォーク12の動作対象が収納部4と荷受台5の
うちいずれであるかを求める。すなわち、カウンタ回路
43から連方向のパルス値と段方向のパルス値とを読出
し、この2つのパルス値を用いてフォーク12の位置座
標を求める。そして、その位置座標からスタッカクレー
ン6がホームポジション(連方向座標「0」)にあり、
しかも昇降キャリッジ11が最下段の領域に位置すれ
ば、フォーク12の動作対象が「荷受台」であると判断
し、それ以外の位置座標をとればフォーク12の動作対
象が「収納部」であると判断する。
または昇降キャリッジ11の異常により非常停止される
と、コンピュータ41は図10に示す原位置復帰処理の
実行を開始する。まずステップS11において地上コン
トローラ28からの起動信号を入力すると、ステップS
12へ移行し、原点スイッチ26がオン状態にあるか否
かを判断する。原点スイッチ26がオン状態にあれば、
フォーク12が原位置にあるものと判断してこの原位置
復帰処理を終了し、原点スイッチ26がオフ状態にあれ
ばフォーク12が伸びた状態にあるものと判断してステ
ップS13に進む。ステップS13ではフォーク12を
原位置に復帰させるべき復帰経路(移動経路)を判定す
る。すなわち、「荷おろし」と「荷すくい」のうちいず
れの経路でフォーク12を復帰させるべきかを判定す
る。この判定処理は次のように行われる。まずメモリ4
2に記憶された作業指示データを読出し、中断された作
業が「入庫」・「出庫」のいずれであったかを求める。
次に、フォーク12の動作対象が収納部4と荷受台5の
うちいずれであるかを求める。すなわち、カウンタ回路
43から連方向のパルス値と段方向のパルス値とを読出
し、この2つのパルス値を用いてフォーク12の位置座
標を求める。そして、その位置座標からスタッカクレー
ン6がホームポジション(連方向座標「0」)にあり、
しかも昇降キャリッジ11が最下段の領域に位置すれ
ば、フォーク12の動作対象が「荷受台」であると判断
し、それ以外の位置座標をとればフォーク12の動作対
象が「収納部」であると判断する。
【0063】そして、先に求めたデータ(「入庫」・
「出庫」)と後に求めたデータ(「収納部」・「荷受
台」)とから、非常停止により中断されたフォーク12
の動作内容を判定する。すなわち、2つのデータが「入
庫」・「荷受台」または「出庫」・「収納部」の組合せ
であれば「荷すくい」の経路を決定する。また、2つの
データが「入庫」・「収納部」または「出庫」・「荷受
台」の組合せであれば「荷おろし」の経路を決定する。
こうして復帰経路を決定すると次のステップS14に進
む。
「出庫」)と後に求めたデータ(「収納部」・「荷受
台」)とから、非常停止により中断されたフォーク12
の動作内容を判定する。すなわち、2つのデータが「入
庫」・「荷受台」または「出庫」・「収納部」の組合せ
であれば「荷すくい」の経路を決定する。また、2つの
データが「入庫」・「収納部」または「出庫」・「荷受
台」の組合せであれば「荷おろし」の経路を決定する。
こうして復帰経路を決定すると次のステップS14に進
む。
【0064】ステップS14では、ステップS13で決
定された復帰経路を通ってフォーク12が原位置まで復
帰するように昇降モータ14及びフォークモータ18を
駆動制御する。すなわち、決定された復帰経路が「荷す
くい」である場合、フォーク12がその非常停止時点の
位置から図8の経路(動作(1) 〜(3) )を通って原位置
まで復帰するように昇降モータ14及びフォークモータ
18を駆動する。また、決定された復帰経路が「荷おろ
し」である場合、フォーク12がその非常停止時点の位
置から図9の経路(動作(4) 〜(6) )を通って原位置ま
で復帰するように昇降モータ14及びフォークモータ1
8を駆動する。
定された復帰経路を通ってフォーク12が原位置まで復
帰するように昇降モータ14及びフォークモータ18を
駆動制御する。すなわち、決定された復帰経路が「荷す
くい」である場合、フォーク12がその非常停止時点の
位置から図8の経路(動作(1) 〜(3) )を通って原位置
まで復帰するように昇降モータ14及びフォークモータ
18を駆動する。また、決定された復帰経路が「荷おろ
し」である場合、フォーク12がその非常停止時点の位
置から図9の経路(動作(4) 〜(6) )を通って原位置ま
で復帰するように昇降モータ14及びフォークモータ1
8を駆動する。
【0065】そして、次のステップS15において原点
スイッチ26がオンしたと判断されると、ステップS1
6においてフォークモータ18の駆動を停止させる。こ
うしてフォーク12が原位置に復帰すると、作業指示要
求信号とともに荷有りセンサ38からの検知情報を地上
コントローラ28へ送信する。
スイッチ26がオンしたと判断されると、ステップS1
6においてフォークモータ18の駆動を停止させる。こ
うしてフォーク12が原位置に復帰すると、作業指示要
求信号とともに荷有りセンサ38からの検知情報を地上
コントローラ28へ送信する。
【0066】以下、前記第1の実施形態と同様に、コン
ピュータ36が検知情報から作成した新たな作業指示デ
ータに基づきスタッカクレーン6の自動運転が再開され
る。このとき、フォーク12は中断した動作の経路を通
って原位置まで復帰されているため、フォーク12が原
位置に復帰したとき、中断された荷すくい又は荷おろし
の作業を終えた状態となる。その結果、スタッカクレー
ン6は荷すくい又は荷おろしを終えた後の走行動作から
運転を再開する。従って、前記第1の実施形態のよう
に、中断されたフォーク12の動作を再度やり直すとい
う無駄な動作をしなくて済む。
ピュータ36が検知情報から作成した新たな作業指示デ
ータに基づきスタッカクレーン6の自動運転が再開され
る。このとき、フォーク12は中断した動作の経路を通
って原位置まで復帰されているため、フォーク12が原
位置に復帰したとき、中断された荷すくい又は荷おろし
の作業を終えた状態となる。その結果、スタッカクレー
ン6は荷すくい又は荷おろしを終えた後の走行動作から
運転を再開する。従って、前記第1の実施形態のよう
に、中断されたフォーク12の動作を再度やり直すとい
う無駄な動作をしなくて済む。
【0067】以上詳述したように本実施の形態によれ
ば、フォーク12を非常停止により中断された荷すくい
又は荷おろしの動作経路を通るように原位置まで復帰さ
せた。そのため、フォーク12を原位置復帰後に中断さ
れた荷すくい又は荷おろしをし終わった状態とすること
ができる。そのため、中断された荷すくい又は荷おろし
を再度やり直すという無駄な動作を回避することができ
る。従って、前記第1の実施形態に比較して非常停止に
伴う無駄時間を一層削減し、スタッカクレーン6の運転
効率を一層高めることができる。
ば、フォーク12を非常停止により中断された荷すくい
又は荷おろしの動作経路を通るように原位置まで復帰さ
せた。そのため、フォーク12を原位置復帰後に中断さ
れた荷すくい又は荷おろしをし終わった状態とすること
ができる。そのため、中断された荷すくい又は荷おろし
を再度やり直すという無駄な動作を回避することができ
る。従って、前記第1の実施形態に比較して非常停止に
伴う無駄時間を一層削減し、スタッカクレーン6の運転
効率を一層高めることができる。
【0068】また、フォーク12の高さが前記第1の実
施形態の復帰禁止領域内にある場合でも、前記第1の実
施形態のように手動スイッチ35を操作することにより
フォーク12を原位置に復帰させる面倒な手動操作をし
なくて済む。
施形態の復帰禁止領域内にある場合でも、前記第1の実
施形態のように手動スイッチ35を操作することにより
フォーク12を原位置に復帰させる面倒な手動操作をし
なくて済む。
【0069】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例え
ば次のように構成することもできる。 (1)第1の実施形態の構成に替えて、図11に示すよ
うに、フォーク12の側部に設けた近接センサ45の検
知によりフォーク12が原位置復帰してもよい高さにあ
るか否かを判定する構成としてもよい。すなわち、棚部
3の側部にドグ3aを設け、フォーク12が復帰禁止領
域にあるときに近接センサ45がドグ3aを検知するよ
うにドグ3aを位置設定する。この場合、近接センサ4
5がドグ3aを検知したときフォーク12の原位置への
復帰動作が禁止される。また、近接センサ45がドグ3
aを検知しないときクレーンコントローラ27はフォー
クモータ18を駆動させてフォーク12を原位置復帰さ
せる。この構成によれば、図7におけるステップS3の
演算処理を、近接センサ45の検知・非検知を区別する
検知判定で済ますことができ、フォーク12の高さ計測
や差ΔLを求めるための演算処理を不要とすることがで
きる。そのため、コンピュータ41の処理を軽減させる
ことができる。
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例え
ば次のように構成することもできる。 (1)第1の実施形態の構成に替えて、図11に示すよ
うに、フォーク12の側部に設けた近接センサ45の検
知によりフォーク12が原位置復帰してもよい高さにあ
るか否かを判定する構成としてもよい。すなわち、棚部
3の側部にドグ3aを設け、フォーク12が復帰禁止領
域にあるときに近接センサ45がドグ3aを検知するよ
うにドグ3aを位置設定する。この場合、近接センサ4
5がドグ3aを検知したときフォーク12の原位置への
復帰動作が禁止される。また、近接センサ45がドグ3
aを検知しないときクレーンコントローラ27はフォー
クモータ18を駆動させてフォーク12を原位置復帰さ
せる。この構成によれば、図7におけるステップS3の
演算処理を、近接センサ45の検知・非検知を区別する
検知判定で済ますことができ、フォーク12の高さ計測
や差ΔLを求めるための演算処理を不要とすることがで
きる。そのため、コンピュータ41の処理を軽減させる
ことができる。
【0070】(2)フォーク12の上面と棚部3の上面
に荷を検知する近接センサをそれぞれ設け、双方の近接
センサが共に荷を検知したときにフォーク12が復帰禁
止領域に位置し、いずれか一方の近接センサのみが荷を
検知したときにフォーク12が復帰許容領域にあると判
断する構成としてもよい。この構成によっても、前記
(3)前記第1の実施形態及び前記(1),(2)にお
いて、フォーク12が復帰禁止領域内に位置するとき、
昇降キャリッジ11を上昇もしくは下降させてフォーク
12を復帰禁止領域外へ出した後、原位置側へ退避させ
る構成としてもよい。例えば第1の実施形態では、差Δ
Lの値がΔL≦−L2、またはΔL≧L1となる所定高
さまで昇降キャリッジ11を上昇もしくは下降させた
後、フォーク12を退避させればよい。また、前記
(1)では、近接センサ45がオフするまで昇降キャリ
ッジ11を上昇もしくは下降させた後、フォーク12を
退避させればよい。さらに前記(2)では、いずれか一
方の近接センサが荷を検知しなくなるまで昇降キャリッ
ジ11を上昇もしくは下降させた後、フォーク12を退
避させればよい。これらの構成によれば、フォーク12
が復帰禁止領域内に位置しても、常にフォーク12を原
位置に自動復帰させることができ、面倒な手動操作をし
なくて済む。(1)で述べた構成と同様の効果を得るこ
とができる。
に荷を検知する近接センサをそれぞれ設け、双方の近接
センサが共に荷を検知したときにフォーク12が復帰禁
止領域に位置し、いずれか一方の近接センサのみが荷を
検知したときにフォーク12が復帰許容領域にあると判
断する構成としてもよい。この構成によっても、前記
(3)前記第1の実施形態及び前記(1),(2)にお
いて、フォーク12が復帰禁止領域内に位置するとき、
昇降キャリッジ11を上昇もしくは下降させてフォーク
12を復帰禁止領域外へ出した後、原位置側へ退避させ
る構成としてもよい。例えば第1の実施形態では、差Δ
Lの値がΔL≦−L2、またはΔL≧L1となる所定高
さまで昇降キャリッジ11を上昇もしくは下降させた
後、フォーク12を退避させればよい。また、前記
(1)では、近接センサ45がオフするまで昇降キャリ
ッジ11を上昇もしくは下降させた後、フォーク12を
退避させればよい。さらに前記(2)では、いずれか一
方の近接センサが荷を検知しなくなるまで昇降キャリッ
ジ11を上昇もしくは下降させた後、フォーク12を退
避させればよい。これらの構成によれば、フォーク12
が復帰禁止領域内に位置しても、常にフォーク12を原
位置に自動復帰させることができ、面倒な手動操作をし
なくて済む。(1)で述べた構成と同様の効果を得るこ
とができる。
【0071】(3)第2の実施形態において、フォーク
12をその中断された動作の経路を通るように原位置ま
で復帰させたが、必ずしも中断された動作の経路でなく
ても原位置復帰時にその動作が完了された状態となれば
適宜な経路を設定することができる。例えば、前記
(1),(2)で述べた近接センサの検知に基づきフォ
ーク12の上面が棚部3の上面から所定距離(例えばL
1,L2)だけ離間すればその位置(高さ)からフォー
ク12の復帰を開始させてもよい。この構成によれば、
フォーク12を原位置に復帰する経路を短く済ますこと
ができる。
12をその中断された動作の経路を通るように原位置ま
で復帰させたが、必ずしも中断された動作の経路でなく
ても原位置復帰時にその動作が完了された状態となれば
適宜な経路を設定することができる。例えば、前記
(1),(2)で述べた近接センサの検知に基づきフォ
ーク12の上面が棚部3の上面から所定距離(例えばL
1,L2)だけ離間すればその位置(高さ)からフォー
ク12の復帰を開始させてもよい。この構成によれば、
フォーク12を原位置に復帰する経路を短く済ますこと
ができる。
【0072】(4)地上コントローラ28の外部に接続
したコンピュータにより入出庫要求データの入力及び自
動倉庫1の在庫管理をさせる構成としてもよい。 (5)非常停止の原因を検知するセンサは荷崩れセンサ
39や侵入センサ40に限定されず、その他のセンサで
もよい。例えば荷おろし先の棚部3上に既に載置された
他の荷Wを障害物として検知する障害物センサであって
もよい。
したコンピュータにより入出庫要求データの入力及び自
動倉庫1の在庫管理をさせる構成としてもよい。 (5)非常停止の原因を検知するセンサは荷崩れセンサ
39や侵入センサ40に限定されず、その他のセンサで
もよい。例えば荷おろし先の棚部3上に既に載置された
他の荷Wを障害物として検知する障害物センサであって
もよい。
【0073】(6)地上コントローラ28からフォーク
12の原位置復帰の指令を出す構成としてもよい。前記
各実施の形態から把握され、特許請求の範囲に記載され
ていない発明を、その効果とともに以下に記載する。
12の原位置復帰の指令を出す構成としてもよい。前記
各実施の形態から把握され、特許請求の範囲に記載され
ていない発明を、その効果とともに以下に記載する。
【0074】(イ)請求項3において、前記相対位置判
定手段は、前記フォークの上面高さを計測する計測手段
と、前記棚に備えられた複数の棚部の上面高さをそれぞ
れ記憶する棚位置記憶手段と、前記計測手段により計測
された前記フォークの上面高さと、前記棚位置記憶手段
に記憶された前記フォークの作業対象となる棚部の上面
高さとの差から、前記相対距離を算出する相対距離算出
手段と、前記相対距離算出手段により算出された前記相
対距離が所定値未満であるか否かを判断する距離判断手
段とを備えた。この構成によっても、請求項3と同様の
効果を得ることができる。
定手段は、前記フォークの上面高さを計測する計測手段
と、前記棚に備えられた複数の棚部の上面高さをそれぞ
れ記憶する棚位置記憶手段と、前記計測手段により計測
された前記フォークの上面高さと、前記棚位置記憶手段
に記憶された前記フォークの作業対象となる棚部の上面
高さとの差から、前記相対距離を算出する相対距離算出
手段と、前記相対距離算出手段により算出された前記相
対距離が所定値未満であるか否かを判断する距離判断手
段とを備えた。この構成によっても、請求項3と同様の
効果を得ることができる。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、クレーン装置の再起動時にフォークが原位
置にない場合には、再起動操作手段を操作した起動信号
に基づきフォークが原位置に自動的に復帰されて自動運
転に移行するので、たとえフォークが原位置になくても
再起動操作手段を操作するだけでクレーン装置の自動運
転を再開させることができる。
明によれば、クレーン装置の再起動時にフォークが原位
置にない場合には、再起動操作手段を操作した起動信号
に基づきフォークが原位置に自動的に復帰されて自動運
転に移行するので、たとえフォークが原位置になくても
再起動操作手段を操作するだけでクレーン装置の自動運
転を再開させることができる。
【0076】請求項2に記載の発明によれば、フォーク
は非常停止で中断された動作の経路を通って原位置に復
帰され、原位置への復帰までにその中断した作業を完了
するので、クレーン装置をフォークの動作完了後の次の
動作から再開させることができ、無駄なやり直し動作に
よる作業効率の低下を回避することができる。
は非常停止で中断された動作の経路を通って原位置に復
帰され、原位置への復帰までにその中断した作業を完了
するので、クレーン装置をフォークの動作完了後の次の
動作から再開させることができ、無駄なやり直し動作に
よる作業効率の低下を回避することができる。
【0077】請求項3に記載の発明によれば、フォーク
の上面と棚部の上面との相対距離が所定値以上確保され
た場合のみフォークの原位置への復帰が行われるので、
フォークを水平移動により原位置に復帰させても、荷が
フォークに引きずられて正規の位置から外れる不具合を
確実に防止することができる。
の上面と棚部の上面との相対距離が所定値以上確保され
た場合のみフォークの原位置への復帰が行われるので、
フォークを水平移動により原位置に復帰させても、荷が
フォークに引きずられて正規の位置から外れる不具合を
確実に防止することができる。
【0078】請求項4に記載の発明によれば、フォーク
の上面と棚部の上面との相対距離が所定値未満であるか
否かはフォークに設けられた検知器の検知・非検知によ
り判定されるので、フォークの上面高さの計測や相対距
離の算出処理をしなくて済む。
の上面と棚部の上面との相対距離が所定値未満であるか
否かはフォークに設けられた検知器の検知・非検知によ
り判定されるので、フォークの上面高さの計測や相対距
離の算出処理をしなくて済む。
【図1】第1の実施形態における自動倉庫の概略部分斜
視図。
視図。
【図2】昇降キャリッジの側断面図。
【図3】フォークが伸長状態にある昇降キャリッジの側
断面図。
断面図。
【図4】フォークが原位置にある昇降キャリッジの側断
面図。
面図。
【図5】自動倉庫の電気的構成を示すブロック図。
【図6】フォークと棚部との相対位置関係を示す正断面
図。
図。
【図7】原位置復帰処理を示すフローチャート。
【図8】フォークの荷すくい動作の説明図。
【図9】フォークの荷おろし動作の説明図。
【図10】第2の実施形態の原位置復帰処理を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図11】別例の昇降キャリッジの平面図。
【図12】従来技術における自動倉庫の部分平面図。
1…自動倉庫、2a,2b…棚としての枠組棚、3…棚
部、6…クレーン装置としてのスタッカクレーン、12
…フォーク、14…原位置復帰手段、フォーク復帰制御
手段を構成する昇降モータ、18…原位置復帰手段、フ
ォーク復帰制御手段を構成するとともにフォーク駆動手
段としてのフォークモータ、26…インタロック手段、
判断手段、原位置復帰手段を構成する原点スイッチ、2
7…自動運転制御手段、非常停止手段、インタロック手
段、原位置復帰手段、フォーク復帰制御手段を構成する
とともにフォーク駆動制御手段としてのクレーンコント
ローラ、28…自動運転制御手段、非常停止手段を構成
する地上コントローラ、34…再起動操作手段としての
起動スイッチ、32…非常停止手段を構成する非常停止
ボタン、38…同じく荷有りセンサ、39…同じく荷崩
れセンサ、40…同じく侵入センサ、41…インタロッ
ク手段、判断手段、原位置復帰手段、相対位置判定手段
を構成するとともに運転開始許容手段、動作内容判定手
段、原位置復帰規制手段としてのコンピュータ、42…
動作内容判定手段、相対位置判定手段を構成するメモ
リ、43…同じくカウンタ回路、45…検知器としての
近接センサ、W…荷、L1,L2…所定値。
部、6…クレーン装置としてのスタッカクレーン、12
…フォーク、14…原位置復帰手段、フォーク復帰制御
手段を構成する昇降モータ、18…原位置復帰手段、フ
ォーク復帰制御手段を構成するとともにフォーク駆動手
段としてのフォークモータ、26…インタロック手段、
判断手段、原位置復帰手段を構成する原点スイッチ、2
7…自動運転制御手段、非常停止手段、インタロック手
段、原位置復帰手段、フォーク復帰制御手段を構成する
とともにフォーク駆動制御手段としてのクレーンコント
ローラ、28…自動運転制御手段、非常停止手段を構成
する地上コントローラ、34…再起動操作手段としての
起動スイッチ、32…非常停止手段を構成する非常停止
ボタン、38…同じく荷有りセンサ、39…同じく荷崩
れセンサ、40…同じく侵入センサ、41…インタロッ
ク手段、判断手段、原位置復帰手段、相対位置判定手段
を構成するとともに運転開始許容手段、動作内容判定手
段、原位置復帰規制手段としてのコンピュータ、42…
動作内容判定手段、相対位置判定手段を構成するメモ
リ、43…同じくカウンタ回路、45…検知器としての
近接センサ、W…荷、L1,L2…所定値。
Claims (4)
- 【請求項1】 棚に対して荷の入出庫作業を行うクレー
ン装置と、 前記クレーン装置を自動運転させる自動運転制御手段
と、 前記クレーン装置を非常停止させる非常停止手段と、 非常停止中にある前記クレーン装置の自動運転を再開さ
せるための起動信号を前記自動運転制御手段に出力する
ための再起動操作手段と、 前記クレーン装置に備えられたフォークが原位置に復帰
していない状態では、前記再起動操作手段が操作されて
起動信号が出力されても前記自動運転指令手段による前
記クレーン装置の自動運転を開始させないインタロック
手段とを備えた自動倉庫において、 前記インタロック手段は、前記フォークが原位置にある
か否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により前記フォークが原位置にないと判断
された場合、前記再起動操作手段からの起動信号に基づ
き前記フォークを原位置に復帰させる原位置復帰手段
と、 前記判断手段により前記フォークが原位置にあると判断
された場合、前記自動運転制御装置に起動信号に基づく
前記クレーン装置の自動運転を許容する運転開始許容手
段とを備えた自動倉庫におけるクレーン装置の起動制御
装置。 - 【請求項2】 前記原位置復帰手段は、前記非常停止に
より中断された前記フォークの動作内容が荷すくいと荷
おろしのうちいずれであるかを判定する動作内容判定手
段と、 前記動作内容判定手段により判定された動作の経路を通
って前記フォークを原位置まで復帰させるフォーク復帰
制御手段とを備えた請求項1に記載の自動倉庫における
クレーン装置の起動制御装置。 - 【請求項3】 前記原位置復帰手段は、前記フォークを
水平方向に駆動させるフォーク駆動手段のみを駆動制御
することにより前記フォークを原位置へ復帰させるフォ
ーク駆動制御手段と、 前記棚に備えられた棚部のうち前記フォークが作業対象
とする棚部の上面と前記フォークの上面との高さ方向に
おける相対距離が所定値未満であるか否かを判定する相
対位置判定手段と、 前記相対位置判定手段により前記相対距離が所定値以上
であると判定された場合、前記フォーク駆動制御手段に
よる前記フォークの原位置への復帰を許容し、前記相対
距離が所定値未満であると判定された場合、前記フォー
ク駆動制御手段による前記フォークの原位置への復帰を
禁止する原位置復帰規制手段とを備えた請求項1に記載
の自動倉庫におけるクレーン装置の起動制御装置。 - 【請求項4】 前記相対位置判定手段は、前記フォーク
の作業対象となる棚部の上面と前記フォークの上面との
高さ方向における相対距離が所定値未満であるときに検
知するように設定された前記フォークに設けられた検知
器である請求項3に記載の自動倉庫におけるクレーン装
置の起動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25416295A JPH0986612A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 自動倉庫におけるクレーン装置の起動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25416295A JPH0986612A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 自動倉庫におけるクレーン装置の起動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986612A true JPH0986612A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17261101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25416295A Pending JPH0986612A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 自動倉庫におけるクレーン装置の起動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0986612A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034082A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 住友重機械搬送システム株式会社 | 搬送システム |
CN114873130A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-08-09 | 江苏国范智能科技有限公司 | 一种仓储物流系统用堆垛机 |
WO2023203911A1 (ja) * | 2022-04-19 | 2023-10-26 | 村田機械株式会社 | 搬送システム |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25416295A patent/JPH0986612A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034082A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 住友重機械搬送システム株式会社 | 搬送システム |
WO2023203911A1 (ja) * | 2022-04-19 | 2023-10-26 | 村田機械株式会社 | 搬送システム |
CN114873130A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-08-09 | 江苏国范智能科技有限公司 | 一种仓储物流系统用堆垛机 |
CN114873130B (zh) * | 2022-05-31 | 2024-04-12 | 江苏国范智能科技有限公司 | 一种仓储物流系统用堆垛机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0986612A (ja) | 自動倉庫におけるクレーン装置の起動制御装置 | |
JP6870643B2 (ja) | 物品搬送装置 | |
JP5445399B2 (ja) | 移載装置および先入品判断方法 | |
JP6795361B2 (ja) | 搬送設備 | |
JP4235912B2 (ja) | 物品搬送装置 | |
JP3761012B2 (ja) | 物品保管設備 | |
JP2007182278A (ja) | 物品搬送装置 | |
JP2003252595A (ja) | フォークリフト | |
JPH0672505A (ja) | 自動倉庫の入出庫用クレーンの制御方法および制御装置 | |
JP7456266B2 (ja) | 自動倉庫 | |
JP2002265022A (ja) | 棚設備 | |
JP4518310B2 (ja) | 自動倉庫 | |
JP3938733B2 (ja) | エレベータ式駐車装置 | |
JP4462950B2 (ja) | 無人フォークリフトの荷置き制御装置 | |
JP3599165B2 (ja) | 物品保管設備 | |
JP4257590B2 (ja) | 昇降式の物品搬送装置 | |
JP2003054707A (ja) | 物品保管設備 | |
JP4399737B2 (ja) | 物品移載装置 | |
JP5807619B2 (ja) | 物品搬送設備 | |
JP3531720B2 (ja) | 物品保管設備 | |
JP3435987B2 (ja) | 自動倉庫 | |
JP5487614B2 (ja) | 自動倉庫 | |
JP2009263055A (ja) | 物品収納設備 | |
JP6816521B2 (ja) | 搬送装置 | |
JPS583764Y2 (ja) | 立体格納装置の安全装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050517 |