JPH0986422A - 電動パワ−ステアリング装置の制御装置 - Google Patents

電動パワ−ステアリング装置の制御装置

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JPH0986422A
JPH0986422A JP7269041A JP26904195A JPH0986422A JP H0986422 A JPH0986422 A JP H0986422A JP 7269041 A JP7269041 A JP 7269041A JP 26904195 A JP26904195 A JP 26904195A JP H0986422 A JPH0986422 A JP H0986422A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Hブリツジ回路を使用した電動パワ−ステア
リング装置のモ−タ制御回路において、ハンドル戻り時
の振動電流の発生を押さえつつ、正確なモ−タ角速度の
推定値の演算手段を提供する。 【解決手段】 FET1 をデユ−テイ比D1 で駆動し、
FET3 をFET1 よりも時間的に長いデユ−テイ比D
2 で駆動する。D2 をD1 の一次の関数 D2 =a・D
1 +bで定義し、駆動条件によりa、bを決定すると、
モ−タ電流Iは以下の式で表され、振動電流(ノイズ)
の発生を押さえることができる。I=Vb / R{1- (K
T ωret /γVb)}・D1 +KT / R (ωret-ω) 。モ
−タ角速度ωは、バツテリ電圧Vb とデユ−テイ比D1
、D2 から求めたモ−タ端子間電圧VM =(D1 +D2
− 1) Vb と、モ−タ電流検出値と第2のデユ−テイ
比から推定したモ−タ電流値Iから推定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動パワ−ステ
アリング装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の電動パワ−ステアリング装置に
は、操向ハンドルの操作によりステアリングシヤフトに
発生する操舵トルク、車速などを検出し、その検出信号
に基づいてモ−タの制御目標値である操舵補助指令値を
演算し、電流フイ−ドバツク制御回路において、前記し
た制御目標値である操舵補助指令値とモ−タ電流の検出
値との差を電流制御値として求め、電流制御値によりモ
−タを駆動して操向ハンドルの操舵力を補助するものが
ある。
【0003】操舵補助指令値は、上記したように操舵ト
ルク、車速などに基づいて演算されるが、電動パワ−ス
テアリング装置の欠点である高車速時の収斂性の悪化
や、低車速時に操向ハンドルを切つた後、セルフアライ
ニングトルクにより操向ハンドルが直進走行位置に戻る
とき(以下、ハンドル戻り時という)のハンドルの戻り
の悪化を補償するために、舵角速度に基づいて操舵補助
指令値を補正する手段が提案されている(一例として特
開平3−182874号公報参照)。
【0004】このような電動式パワ−ステアリング装置
では、図10に示すように、4個の電界効果型トランジ
スタFET1 〜FET4 をブリツジに接続して第1及び
第2の2つのア−ムを備えたHブリツジ回路を構成し、
その入力端子間に電源Vを、出力端子間に前記モ−タM
を接続したモ−タ制御回路が使用されている。
【0005】そして、前記モ−タ制御回路を構成するH
ブリツジ回路の互いに対向する2つのア−ムを構成する
2個1組のFETのうち、第1のア−ムのFET1 (或
いは第2のア−ムのFET2 )を電流制御値に基づいて
決定されるデユ−テイ比DのPWM信号(パルス幅変調
信号)で駆動することにより、モ−タ電流の大きさが制
御される。
【0006】また、前記電流制御値の符号に基づいて第
2のア−ムのFET3 をON、第1のア−ムのFET4
をOFF(或いは第2のア−ムのFET3 をOFF、第
1のア−ムのFET4 をON)に制御することにより、
モ−タMの回転方向が制御される。FET3 が導通状態
にあるときは、電流はFET1 、モ−タM、FET3を
経て流れ、モ−タMに正方向の電流が流れる。また第2
のア−ムのFET4 が導通状態にあるときは、電流はF
ET2 、モ−タM、FET4 を経て流れ、モ−タMに負
方向の電流が流れる。
【0007】図11は、モ−タ電流I(モ−タに実際に
流れる電流で、検出電流i(dct) とは異なる)とPWM
信号のデユ−テイ比Dとの関係を示すものである。即
ち、操向ハンドルが操作されて操舵トルクが発生してい
る状態では、モ−タ電流Iとデユ−テイ比Dとの関係
は、図11において線(a)で示すように変化し、制御
回路において操舵トルクの検出信号に基づいてモ−タの
制御目標値である操舵補助指令値Iref が演算され、操
舵補助指令値Iref とフイ−ドバツクされるモ−タ電流
の検出値i(dct) との差の電流制御値Eがモ−タ駆動回
路に出力されるから、モ−タ駆動回路の半導体素子を制
御するデユ−テイ比Dは或る値をとり、格別の支障は生
じない。
【0008】しかしながら、操向ハンドルを切つた後、
セルフアライニングトルクにより操向ハンドルが直進走
行位置に戻るハンドル戻り時には、操舵トルクが発生し
ていない状態にあるから、モ−タの制御目標値である操
舵補助指令値Iref は零となるが、モ−タに逆起電力が
発生するため、モ−タ電流Iとデユ−テイ比Dとの関係
は、図11において線(b)で示すように、逆起電力に
相当するだけ上方に移動変化し、デユ−テイ比Dの値が
零の付近でモ−タ電流Iとデユ−テイ比Dとの関係に不
連続部分が生じる。
【0009】一方、フイ−ドバツク制御回路は電流制御
値Eを演算しようとするが、操舵補助指令値Iref に対
応するデユ−テイ比Dがないため、図11において線
(c)で示すように、モ−タ電流Iの不連続部分にほぼ
対応した振幅の振動電流が電流制御値Eとして出力され
る。このような振動電流の発生は、雑音の発生源となる
ほかフイ−ドバツク制御の安定性を阻害する原因ともな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この対策として、本出
願人は、デユ−テイ比Dの小さい領域では第1のア−ム
のFET1 (或いは第2のア−ムのFET2 )を電流制
御値に基づいて決定される第1のデユ−テイ比DのPW
M信号で駆動し、第2のア−ムのFET3 (或いは第1
のア−ムのFET4 )を前記第1のデユ−テイ比Dの関
数で定義される第2のデユ−テイ比DのPWM信号で駆
動し、デユ−テイ比Dの大きい領域では従来の駆動方法
によつて上記課題を解決する手段を提案した(特願平7
−167867号)。
【0011】先に説明したように高車速時の収斂性の悪
化や、低車速時のハンドル戻り時におけるハンドルの戻
りの悪化を補償するために操舵補助指令値を補正するに
は、舵角速度の情報が必要とされるが、舵角速度、即ち
モ−タ角速度は、モ−タ軸に回転角センサを取り付けて
得る方法のほか、デユ−テイ比Dで決定されるモ−タ端
子間電圧、モ−タ電流、モ−タ端子間抵抗から推定演算
する方法が知られており、後者は特に新たな部材を必要
としない点で望ましい手段とされている。
【0012】しかしながら、上記したハンドル戻り時に
おける雑音の発生や、フイ−ドバツク制御の安定性を確
保するために、デユ−テイ比Dの小さい領域では同時に
2つの異なるデユ−テイ比(第1、第2のデユ−テイ
比)でモ−タを駆動し、デユ−テイ比Dの大きい領域で
は1つのデユ−テイ比でモ−タを駆動すると、モ−タ端
子間電圧の推定値やモ−タ電流の検出値に誤差が含ま
れ、結果としてモ−タ角速度を正確に推定できないこと
になる。この発明は上記課題を解決することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、少なくともステアリングシヤフトに発生
する操舵トルク信号に基づいて演算された操舵補助指令
値と検出されたモ−タ電流値から演算した電流制御値に
基づいてステアリング機構に操舵補助力を与えるモ−タ
の出力を制御するフイ−ドバツク制御手段を備えた電動
パワ−ステアリング装置の制御装置において、半導体素
子をHブリツジに接続して構成したブリツジ回路の入力
端子間に電源を、出力端子間に前記モ−タを接続したモ
−タ駆動回路と、前記モ−タ駆動回路を構成するHブリ
ツジ回路の互いに対向する2つのア−ムを構成する2個
1組の半導体素子のうち、第1のア−ムの半導体素子を
前記電流制御値に基づいて決定される第1のデユ−テイ
比のPWM信号で駆動し、第2のア−ムの半導体素子を
前記第1のデユ−テイ比の関数で定義される第2のデユ
−テイ比のPWM信号で駆動する駆動制御手段と、バツ
テリ電圧と前記第1のデユ−テイ比と第2のデユ−テイ
比に基づいて推定したモ−タ端子間電圧値と、モ−タ電
流検出値と前記第2のデユ−テイ比とから演算したモ−
タ電流値とに基づいてモ−タ角速度を推定演算するモ−
タ角速度推定手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】駆動制御手段は、モ−タ駆動回路
を構成するHブリツジ回路の互いに対向する2つのア−
ムを構成する2個1組の半導体素子のうち、第1のア−
ムの半導体素子を前記電流制御値に基づいて決定される
第1のデユ−テイ比のPWM信号で駆動し、第2のア−
ムの半導体素子を前記第1のデユ−テイ比の関数で決定
される第2のデユ−テイ比のPWM信号で駆動する。こ
れにより、ハンドル戻り時などで操舵トルクが発生して
いない状態のときも、デユ−テイ比Dの値が零の付近で
モ−タ電流Iとデユ−テイ比Dとの関係に不連続部分が
生じることがなく、電流制御値Eとして振動電流が出力
されるおそれがない。
【0015】そして、バツテリ電圧と前記第1のデユ−
テイ比と第2のデユ−テイ比とに基づいて推定演算した
モ−タ端子間電圧と、モ−タ電流検出値と第2のデユ−
テイ比から演算したモ−タ電流値とに基づいてモ−タ角
速度を推定演算するから、モ−タ角速度を正確に推定す
ることができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
まず、図1乃至図3により、この発明を実施するに適し
た電動パワ−ステアリング装置の概略を説明する。図1
は電動パワ−ステアリング装置の構成の概略を説明する
図で、操向ハンドル1の軸2は減速ギア4、ユニバ−サ
ルジョイント5a、5b、ピニオンラツク機構7を経て
操向車輪のタイロツド8に結合されている。軸2には操
向ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ3が
設けられており、また、操舵力を補助するモ−タ10が
クラツチ9、減速ギア4を介して軸2に結合している。
【0017】パワ−ステアリング装置を制御する電子制
御回路13は、バツテリ14からイグニツシヨンキ−1
1により操作されるリレ−を経て電力が供給される。電
子制御回路13は、トルクセンサ3で検出された操舵ト
ルクと車速センサ12で検出された車速に基づいて操舵
補助指令値の演算を行い、演算された操舵補助指令値に
基づいてモ−タ10に供給する電流を制御する。
【0018】クラツチ9は電子制御回路13により制御
される。クラツチ9は通常の動作状態では結合してお
り、電子制御回路13によりパワ−ステアリング装置の
故障と判断された時、及び電源がOFFとなつている時
に切離される。
【0019】図2は、電子制御回路13のブロツク図で
ある。この実施例では電子制御回路13は主としてCP
Uから構成されるが、ここではそのCPU内部において
プログラムで実行される機能を示してある。例えば、安
定化補償器21は独立したハ−ドウエアとしての安定化
補償器21を示すものではなく、CPUで実行される安
定化補償機能を示す。
【0020】以下、電子制御回路13の機能と動作を説
明する。トルクセンサ3から入力された操舵トルク信号
は、安定化補償器21で操舵系の安定を高めるために安
定化補償され、操舵補助指令値演算器22に入力され
る。また、車速センサ12で検出された車速も操舵補助
指令値演算器22に入力される。
【0021】操舵補助指令値演算器22は、入力され安
定化補償された操舵トルク信号及び車速信号に基づいて
所定の演算式によりモ−タ10に供給する電流の制御目
標値である操舵補助指令値Iref を演算する。なお、操
舵補助指令値Iref は、後述する補正値演算器29から
出力される補正値により補正される。
【0022】比較器23、微分補償器24、比例演算器
25、積分演算器26、加算器27から構成される回路
は、モ−タ電流が操舵補助指令値Iref に一致するよう
にフイ−ドバツク制御を行う回路である。
【0023】比較器23では、操舵補助指令値演算器2
2で演算された制御目標値である操舵補助指令値Iref
と後述するモ−タ電流検出回路42で検出されたモ−タ
電流値i(dct) とが比較され、その差の信号が出力され
る。
【0024】比例演算器25では、操舵補助指令値Ire
f とモ−タ電流値i(dct) との差に比例した比例値が出
力される。さらに比例演算器25の出力信号はフイ−ド
バツク系の特性を改善するため積分演算器26において
積分され、差の積分値の比例値が出力される。
【0025】微分補償器24では、操舵補助指令値Ire
f に対するモ−タ電流値i(dct) の応答速度を高めるた
め、操舵補助指令値Iref の微分値が出力される。
【0026】微分補償器24から出力された操舵補助指
令値Iref の微分値、比例演算器25から出力された操
舵補助指令値Iref とモ−タ電流値i(dct) との差に比
例した比例値、積分演算器26から出力された積分値は
加算器27において加算演算され、演算結果である電流
制御値Eがモ−タ制御回路41に出力される。モ−タに
流れる電流はモ−タ電流検出回路42により検出され、
比較器23にフイ−ドバツクされる。
【0027】角速度推定器28は、モ−タ制御回路41
から出力される後述するPWM信号のデユ−テイ比D1
及びD2 の値、モ−タ電流の検出値i(dct) 、バツテリ
電圧値Vb を入力として、後述する演算手法によりモ−
タ角速度ωを推定演算し、補正値演算器29に出力する
ものである。
【0028】また、補正値演算器29は、車速センサ1
2で検出された車速と角速度推定器28で推定演算され
たモ−タ角速度ωに対応して操舵補助指令値の補正値を
演算し、操舵補助指令値演算器22に出力する。補正値
は車速と角速度に基づいて適宜経験的に決定してよく、
ここでは詳しく説明はしない。
【0029】図3にモ−タ制御回路41の構成の一例を
示す。モ−タ制御回路41は制御指令器45、ゲ−ト駆
動回路46、FET1 〜FET4 からなるHブリツジ回
路等から構成され、制御指令器45は加算器27から入
力された電流制御値Eに基づいてFET1 〜FET4 を
駆動するデユ−テイ比D1 、及びデユ−テイ比D2 のP
WM信号及びモ−タ回転方向を指示する回転方向信号を
出力する。また、制御指令器45は、上記FET1 〜F
ET4 を駆動するデユ−テイ比D1 及びD2 の値を角速
度推定器28に出力する。
【0030】FET(FET2 )は前記した電流制御値
Eに基づいて決定されるデユ−テイ比D1のPWM信号
に基づいてゲ−トがON/OFFされ、実際にモ−タに
流れる電流Iの大きさが制御される。
【0031】FET3 (FET4 )は、デユ−テイ比D
1 の小さい領域では、前記したデユ−テイ比D1 のPW
M信号の1次の関数式で定義されるデユ−テイ比D2 の
PWM信号で駆動され、また、デユ−テイ比D1 の大き
い領域では、従来の制御回路と同じくPWM信号の符号
により決定されるモ−タの回転方向に応じてON/OF
F駆動される。
【0032】FET3 が導通状態にあるときは、電流は
FET1 、モ−タ10、FET3 、抵抗R1 を経て流
れ、モ−タ10に正方向の電流が流れる。また、FET
4 が導通状態にあるときは、電流はFET2 、モ−タ1
0、FET4 、抵抗R2 を経て流れ、モ−タ10に負方
向の電流が流れる。
【0033】モ−タ電流検出回路42は、抵抗R1 の両
端における電圧降下に基づいて正方向電流の大きさを検
出し、また、抵抗R2 の両端における電圧降下に基づい
て負方向電流の大きさを検出する。検出されたモ−タ電
流値i(dct) は比較器23にフイ−ドバツクされるとと
もに、角速度推定器28へ出力される。
【0034】次に、FET3 とFET4 を前記したデユ
−テイ比D1 の1次の関数式で定義されるデユ−テイ比
D2 のPWM信号で駆動する点について説明する。
【0035】先に説明したように、操向ハンドルを切つ
た後、セルフアライニングトルクにより操向ハンドルが
自動的に直進走行位置に戻るハンドル戻り時には、モ−
タ電流Iとデユ−テイ比Dとの関係は、図11において
(b)で示すように逆起電力に相当するだけ上方に移動
変化する。即ち、デユ−テイ比Dの値が零の付近でモ−
タ電流Iとデユ−テイ比Dとの間に不連続部分が生じ、
不連続部分にほぼ対応した振幅の振動電流が電流制御値
Eとして出力され、雑音の発生源となるほか、フイ−ド
バツク制御の安定性を阻害する原因ともなる。
【0036】この対策として、前記したモ−タ電流Iと
デユ−テイ比Dとの間の不連続部分を連続させるように
制御している。即ち、図4に示すように、ハンドル戻り
時におけるモ−タ電流Iとデユ−テイ比Dとの関係を示
す線(b)の上で、デユ−テイ比D=γのときのモ−タ
電流Iを示すp点と原点oとの間を連続するように、モ
−タ電流Iとデユ−テイ比Dとの関係を制御する。
【0037】ここで、まず、FET3 (又はFET4 )
を、PWM信号の符号により決定されるモ−タの回転方
向に応じてON(又はOFF)に維持する制御をせず、
FET1 (又はFET2 )と同時に、且つ異なるデユ−
テイ比で駆動した場合を検討する。
【0038】図5はFET1 とFET3 を、同時に、且
つ異なるデユ−テイ比で駆動した場合の動作を説明する
図であり、また図6はFETの動作状態とモ−タ端子間
電圧VM 、モ−タ端子間電圧VM からモ−タ逆起電力K
T ωの影響を差し引いた値Ri、及びモ−タ電流Iの関
係を説明する図である。
【0039】今、FET1 をデユ−テイ比D1 で駆動す
ると共に、FET3 をFET1 のデユ−テイ比D1 より
も大きい(即ち、時間的に長い)デユ−テイ比D2 で駆
動し、FET2 とFET4 はOFFに維持するものとす
る。図6の(a)及び(b)はFET1 及びFET3 の
時間に対するON/OFFの状態を示している。
【0040】このとき、モ−タ端子間電圧VM は図6の
(c)のように変化する。即ち、まず、FET1 及びF
ET3 が共にON(この状態をモ−ドAと呼ぶ)のとき
は、モ−タMの端子間にはバツテリ電圧Vb が印加され
る。次に、FET1 がOFFでFET3 がON(この状
態をモ−ドBと呼ぶ)のときはモ−タMの端子間電圧は
零になる。さらにFET1 及びFET3 が共にOFF
(この状態をモ−ドCと呼ぶ)のときは、モ−タMの端
子間には負方向のバツテリ電圧−Vb が印加される。即
ち、モ−ドCでは、FET1 及びFET3 が共にOFF
であるため、モ−タMには図5(b)で示すように、抵
抗RL →FET4 の回生ダイオ−ドDT4→モ−タM→F
ET2 の回生ダイオ−ドDT2→電源に至る電流回路が形
成され、モ−タMの端子間電圧VM は負方向のバツテリ
電圧−Vb となる。
【0041】FET1 とFET3 を同時に、且つ異なる
デユ−テイ比で駆動してモ−タ電流が平衡状態になつた
とき、PWM信号の周期がモ−タの電気的時定数に比較
して十分に短い場合には、モ−タ電流Iは近似的に以下
の式(1)により表すことができる。
【0042】 I={(D1 +D2 −1)・Vb /R}−KT ω/R・・・・(1) 但し、D1 はデユ−テイ比D1 、D2 はデユ−テイ比D
2 、Vb はバツテリ電圧、Rはモ−タ端子間抵抗、KT
はモ−タの逆起電力定数、ωはモ−タ角速度を表す。
【0043】デユ−テイ比D2 をデユ−テイ比D1 の1
次の関数として表すため、以下の式(2)を定義する。
【0044】 D2 =a・D1 +b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) 但し、a、bは定数。
【0045】定数a、bを求めるため、まず、以下の条
件を設定する。
【0046】(1) デユ−テイ比D1 =γのとき、デユ−
テイ比D2 =1(100 %)、但し、γは任意の設定値 (2) デユ−テイ比D1 =0、且つω=ωret のとき、I
=0 但し、ωはモ−タ角速度、ωret はハンドル戻り時のモ
−タ角速度とする。
【0047】上記条件(1) は図4においてデユ−テイ比
D1 =γのときの線(b)上の点pの位置を決定する条
件であり、条件(2) は図4において線(b)が原点oを
通ることを決定する条件である。したがつて、上記条件
を満たす定数a、bを求めることにより、点pと原点o
を結ぶ1次の関数を決定することができる。
【0048】なお、デユ−テイ比D1 がγよりも大きい
領域では、従来の駆動方法、即ちFET3 (又はFET
4 )が電流方向によりON又はOFFに制御される制御
方法と変わらない。
【0049】前記条件を満たす定数a、bは、以下の式
(3)(4)で表される。
【0050】 a=−KT ωret /γVb ・・・・・・・・・・・・・・・・(3) b=1+KT ωret /Vb ・・・・・・・・・・・・・・・・(4) このときのモ−タ電流Iは、式(1)のD2 に式(2)
を代入し、これに式(3)(4)で決定される定数a、
bを代入して整理した以下の式(5)で表すことができ
る。
【0051】 I=D1 ・{1−(KT ωret /γVb )}・Vb /R +KT /R(ωret −ω)・・・・・・・・・・・・・・(5) 式(5)によれば、モ−タ電流Iとデユ−テイ比Dとの
間の関係は、モ−タ角速度ωがハンドル戻り時のモ−タ
角速度ωret よりも小さい領域においても不連続部分が
無くなる。
【0052】即ち、FET1 をデユ−テイ比D1 で駆動
し、これと同時にFET3 をデユ−テイ比D1 とは異な
るデユ−テイ比D2 で駆動することにより、モ−タ角速
度ωがハンドル戻り時のモ−タ角速度ωret よりも小さ
い領域においても、モ−タ電流Iに対してデユ−テイ比
D1 を連続して変化させることができる。
【0053】なお、上記の説明ではデユ−テイ比D2 を
デユ−テイ比D1 の1次の関数として処理したが、これ
に限定されるものではなく、前記した境界条件を満たす
関数であれば任意の関数を定義することができる。
【0054】次に、この発明によるモ−タ端子間電圧と
モ−タ電流からモ−タ角速度を推定する手法について説
明する。
【0055】モ−タは回転することにより逆起電力が発
生する。モ−タ逆起電力とモ−タ端子間電圧及びモ−タ
電流との間には、以下の関係がある。
【0056】 VM =(Ls +R)I+KT ω・・・・・・・・・・・・・(6) 但し、VM :モ−タ端子間電圧、I:モ−タ電流 L:モ−タのインダクタンス、 s : ラプラス演算子 R:モ−タの端子間抵抗、KT :モ−タの逆起電力定数
ω: モ−タ角速度 したがつて、モ−タ角速度ωは、以下の式(7)で表す
ことができる。
【0057】 ω=1/KT {VM −(Ls +R)I}・・・・・・・・・(7) そこで、まず、上記したFETの駆動方法を採用した場
合のモ−タ電流Iの推定及びモ−タ端子間電圧VM の推
定について、図5に示す回路図及びFETの動作状態、
モ−タ端子間電圧VM 、モ−タ電流Iなどの関係を示す
図6を参照して説明する。
【0058】モ−ドAでは、FET1 及びFET3 が共
にONであるためモ−タMの端子間電圧VM はバツテリ
電圧Vb となる。モ−タ電流は図5(a)で実線で示す
ように、FET1 →モ−タM→FET3 →抵抗RR の順
に流れ、抵抗RR の両端の電圧降下を電流検出回路42
のオペアンプOPR で検出することによりモ−タ電流i
(A) が検出される。
【0059】モ−ドBでは、FET1 がOFF、FET
3 がONであるため、モ−タMの端子間電圧VM は零と
なる。このため、モ−タMに蓄えられていた磁気エネル
ギが電気エネルギに変換され、電流は図5(a)で鎖線
で示すように、モ−タM→FET3 →抵抗RR →抵抗R
L →FET4 の回生ダイオ−ドDT4→モ−タMの順に電
流が流れる。抵抗RR の両端の電圧降下を電流検出回路
42のオペアンプOPR で検出することによりモ−タ電
流i(B) が検出される。このとき、抵抗RL の両端の電
圧降下を検出するオペアンプOPL はユニポ−ラ電源
(片電源)で、逆方向に流れる電流は検出することがで
きないため、オペアンプOPL の検出電流値は零とな
る。
【0060】モ−ドCでは、FET1 及びFET3 が共
にOFFであるため、図5(b)で示すように、抵抗R
L →FET4 の回生ダイオ−ドDT4→モ−タM→FET
2 の回生ダイオ−ドDT2→電源に至る電流回路が形成さ
れ、モ−タMの端子間電圧VM は負方向のバツテリ電圧
−Vb となる。このとき、モ−タMに蓄えられていた磁
気エネルギは電気エネルギに変換されるから、その電流
はモ−タMの端子間電圧−Vb に逆らう方向に電流i
(C) が流れるが、抵抗RL の両端の電圧降下を検出する
電流検出回路42のオペアンプOPL はユニポ−ラ電源
(片電源)で、逆方向に流れる電流は検出することがで
きず、オペアンプOPL の検出電流値は零となる。
【0061】このため、PWM信号の1サイクル中にお
いて、モ−ドA、モ−ドB、モ−ドCの各段階を通して
モ−タMに実際に流れるモ−タ電流Iは、以下の式
(8)で表すことができる。
【0062】 I=i(A) +i(B) +i(C) ・・・・・・・・・・・・・・・(8) 一方、電流検出回路42で検出される検出電流i(dct)
の総和は、電流i(C)が検出されないため、以下の式
(7)のようになる。
【0063】 i(dct) =i(A) +i(B) ・・・・・・・・・・・・・・・・(9) PWM信号の1サイクル中に検出電流i(dct) が検出さ
れる期間は、PWM信号の1サイクル中のモ−ドAとモ
−ドBの期間で、これはデユ−テイ比D2 に相当する
(図6参照)。よつて、検出電流i(dct) は以下の式
(10)で表すことができる。
【0064】 i(dct) =D2 ・I・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(10) したがつて、モ−タMに実際に流れるモ−タ電流Iは、
式(10)を変形して、以下の式(11)で表すことが
できる。
【0065】 I=i(dct) /D2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(11) 図6の(e)はモ−ドA、モ−ドB、モ−ドCの各段階
におけるモ−タ電流Iの変化の状態を示す例であり、時
間の経過とともに次第に平衡状態に近付き、検出したモ
−タ電流i(dct) はIに収斂する。
【0066】次に、モ−タ端子間電圧VM の推定につい
て説明する。モ−タをデユ−テイ比Dで駆動するとき
は、モ−タ端子間にはバツテリ電圧がデユ−テイ比Dで
決定される時間比率で印加されるから、モ−タ端子間電
圧VM は、VM =D1 ・Vb (但し、Vb =バツテリ電
圧)で表すことができる。
【0067】この発明では、図6の(c)に示すよう
に、モ−タ端子間電圧はデユ−テイ比D1 で駆動される
モ−ドAの駆動時間t(A) 間に印加されるバツテリ電圧
Vb と、デユ−テイ比D2 で駆動されるモ−ドCの駆動
時間t(C) に印加される負方向のバツテリ電圧(−Vb
)との和になる。
【0068】図6から明らかなように、PWM信号の1
サイクル中におけるモ−ドAの比率はD1 であり、モ−
ドCの比率は(1−D2 )で表すことができるから、モ
−タ端子間電圧VM は以下の式(10)で表すことがで
きる。
【0069】 VM =D1 ・Vb +(1−D2 )・(−Vb ) =(D1 +D2 −1)Vb ・・・・・・・・・・・・・(12) 式(12)を用いることにより、バツテリ電圧Vb とデ
ユ−テイ比D1 、D2から容易にモ−タ端子間電圧VM
を求めることができ、モ−タ端子間電圧を検出する手段
を必要としない。
【0070】以上説明した通り、モ−タ電流Iは式(1
1)で表すことができ、モ−タ端子間電圧VM は式(1
2)で表すことができるから、式(7)にモ−タ電流I
とモ−タ端子間電圧VM を代入することでモ−タ角速度
ωを求めることができる。
【0071】図7は、モ−タ角速度推定器28における
モ−タ角速度ωの推定演算の処理手順を示すフロ−チヤ
−トである。まず、バツテリ電圧Vb を検出し(ステツ
プP1)、モ−タ電流i(dct) を検出する(ステツプP
2)。操舵補助指令値に基づいてモ−タ駆動回路のFE
Tを駆動するデユ−テイ比D1 及びD2 を演算し(ステ
ツプP3)、モ−タ端子間電圧VM を式(12)に基づ
いて演算する(ステツプP4)。式(11)に基づいて
モ−タ電流i(dct) をデユ−テイ比D2 で補正し、モ−
タ電流Iを演算する(ステツプP5)。モ−タ角速度ω
の推定値を式(7)に基づいて演算する(ステツプP
6)。
【0072】なお、式(7)に含まれる(Ls +R)の
項は、公知の離散化手段を用いることにより容易にプロ
グラムに書くことができるから、制御装置のCPUで処
理することができる。
【0073】以上の処理では、FETを駆動するときの
時間遅れの影響は無視した。しかし、図8に示すよう
に、FETのゲ−ト駆動指令信号と実際のゲ−トのON
/OFF動作との間には、理論回路の動作遅れ(1)
と、FET素子の動作遅れ(2)の和に相当する時間遅
れDt があり、デユ−テイ比Dの実効値の損失が生じ、
僅かながらモ−タ端子間電圧VM の推定値に誤差が生ず
る。時間遅れDt を補正したモ−タ端子間電圧VM の推
定値は以下のようになる。
【0074】即ち、デユ−テイ比D2 が常時1の場合、
モ−タ端子間電圧VM は以下の式(13)で表される VM =(D1 −Dt )Vb ・・・・・・・・・・・・・・(13) デユ−テイ比D2 が1に近いの場合、モ−タ端子間電圧
VM は以下の式(14)で表される VM ={(D1 −Dt )−Dt }Vb ・・・・・・・・・(14) デユ−テイ比D2 <1の場合、モ−タ端子間電圧VM は
以下の式(15)で表される VM ={(D1 −Dt )+D2 −1−Dt }Vb ={(D1 +D2 −1−2Dt }Vb ・・・・・・・(15) 図9の(a)はFET3 のデユ−テイ比D2 が常時1の
場合のモ−タ端子間電圧VM の推定値を示し、図9の
(b)はFET3 のデユ−テイ比D2 が1に近い場合の
モ−タ端子間電圧VM の推定値を示す。
【0075】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の電動パ
ワ−ステアリング装置の制御装置は、モ−タ駆動回路を
構成するHブリツジ回路の互いに対向する2つのア−ム
を構成する2個1組の半導体素子のうち、第1のア−ム
の半導体素子を前記電流制御値に基づいて決定される第
1のデユ−テイ比のPWM信号で駆動し、第2のア−ム
の半導体素子を前記第1のデユ−テイ比の関数で決定さ
れる第2のデユ−テイ比のPWM信号で駆動するもので
ある。
【0076】これにより、ハンドル戻り時などで操舵ト
ルクが発生していない状態のときも、デユ−テイ比の値
が零の付近でモ−タ電流とデユ−テイ比との間に不連続
部分がなくなるので振動電流が発生せず、雑音の発生や
フイ−ドバツク制御の安定性を阻害することがない。
【0077】そして、電動パワ−ステアリング装置の欠
点である高車速時の収斂性の悪化や、低車速時のハンド
ル戻り時におけるハンドルの戻りの悪さを補償するため
に必要とされるモ−タ角速度を、バツテリ電圧と半導体
素子を駆動する前記第1のデユ−テイ比と第2のデユ−
テイ比とから推定したモ−タ端子間電圧と、モ−タ電流
検出値と第2のデユ−テイ比から推定したモ−タ電流値
とに基づいて演算により求めるようにしたから、モ−タ
角速度を正確に推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動式パワ−ステアリング装置の構成の概略を
説明する図。
【図2】電動式パワ−ステアリング装置の電子制御回路
のブロツク図。
【図3】モ−タ制御回路の構成を示す回路ブロツク図。
【図4】モ−タ制御回路におけるモ−タ電流とPWM信
号のデユ−テイ比との関係を説明する図。
【図5】FET1 とFET3 を、同時に、且つ異なるデ
ユ−テイ比で駆動した場合の動作を説明する図。
【図6】FETの動作状態、モ−タ端子間電圧、モ−タ
電流の関係を説明する図。
【図7】モ−タ角速度の推定演算の処理手順を示すフロ
−チヤ−ト。
【図8】FETゲ−ト駆動指令信号と実際のゲ−トのO
N/OFF動作の間の時間遅れを説明する図。
【図9】時間遅れを補正したモ−タ端子間電圧推定値を
説明する図。
【図10】従来のFET1 で構成したHブリツジ回路か
らなるモ−タ駆動回路図。
【図11】従来のモ−タ制御回路におけるモ−タ電流と
PWM信号のデユ−テイ比との関係を説明する図。
【符号の説明】
3 トルクセンサ 10 モ−タ 11 イグニツシヨンキ− 12 車速センサ 13 電子制御回路 14 バツテリ 21 安定化補償器 22 操舵補助指令値演算器 23 比較器 24 微分補償器 25 比例演算器 26 積分演算器 27 加算器 28 角速度推定器 29 補正値演算器 41 モ−タ制御回路 42 モ−タ電流検出回路 45 制御指令器 46 ゲ−ト駆動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともステアリングシヤフトに発生
    する操舵トルク信号に基づいて演算された操舵補助指令
    値と検出されたモ−タ電流値から演算した電流制御値に
    基づいてステアリング機構に操舵補助力を与えるモ−タ
    の出力を制御するフイ−ドバツク制御手段を備えた電動
    パワ−ステアリング装置の制御装置において、 半導体素子をHブリツジに接続して構成したブリツジ回
    路の入力端子間に電源を、出力端子間に前記モ−タを接
    続したモ−タ駆動回路と、前記モ−タ駆動回路を構成す
    るHブリツジ回路の互いに対向する2つのア−ムを構成
    する2個1組の半導体素子のうち、第1のア−ムの半導
    体素子を前記電流制御値に基づいて決定される第1のデ
    ユ−テイ比のPWM信号で駆動し、第2のア−ムの半導
    体素子を前記第1のデユ−テイ比の関数で定義される第
    2のデユ−テイ比のPWM信号で駆動する駆動制御手段
    と、 バツテリ電圧と前記第1のデユ−テイ比と第2のデユ−
    テイ比に基づいて推定したモ−タ端子間電圧値と、モ−
    タ電流検出値と前記第2のデユ−テイ比とから演算した
    モ−タ電流値とに基づいてモ−タ角速度を推定演算する
    モ−タ角速度推定手段とを備えたことを特徴とする電動
    パワ−ステアリング装置の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002054567A3 (de) * 2000-12-28 2002-12-19 Papst Motoren Gmbh & Co Kg Elektronisch kommutierter motor
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JP2010155592A (ja) * 2009-01-05 2010-07-15 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置
US20110114553A1 (en) * 2008-05-21 2011-05-19 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Hollow porous membrane and process for producing the same

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