JPH0986397A - 気圧式倍力装置 - Google Patents

気圧式倍力装置

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JPH0986397A
JPH0986397A JP7266329A JP26632995A JPH0986397A JP H0986397 A JPH0986397 A JP H0986397A JP 7266329 A JP7266329 A JP 7266329A JP 26632995 A JP26632995 A JP 26632995A JP H0986397 A JPH0986397 A JP H0986397A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアクションディスクの変形量を大きくし、
またはその硬さを高くすることなくジャンプイン出力を
増大させる。 【解決手段】 入力軸に弁機構20のプランジャ40を
連動させて作動圧室11,12に大気を導入し、負圧が
導入されている定圧室9,10との間に差圧を発生させ
て、パワーピストン7,8の推力を出力軸30に取出
し、その時の反力をリアクションディスク29からプラ
ンジャ40を介して入力軸26に伝達するようにした気
圧式倍力装置において、プランジャ40をプランジャ本
体41とキャップ体42とから形成すると共に、両者の
間にばね44を介装し、倍力作用開始当初の反力をキャ
ップ体42を介してばね44で受け、その後の反力をリ
アクションディスクの変形に応じて移動するキャップ体
42で受け、ジャンプイン出力を2段階で発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキ系
統に用いられる気圧式倍力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばタンデム型の気圧式倍力装
置は、図7に示すようにフロントシェル2とリヤシェル
3とからなるシェル本体1を備え、シェル本体1内をセ
ンターシェル4により前・後2室に区画し、この前・後
2室はさらに、ダイアフラム5,6を備えたパワーピス
トン7,8により定圧室9,10と作動圧室11,12
とに区画している。各パワーピストン7,8には、シェ
ル本体1の軸心上に配置した中空のバルブボデー13が
嵌合支持されており、バルブボデー13は、センターシ
ェル4およびリヤシェル3を気密的にかつ摺動自在に挿
通して、その後端側の小径部13aをリヤシェル3の後
方へ延ばしている。
【0003】バルブボデー13には、2つの定圧室9と
10とを連通しかつ各定圧室9,10をバルブボデー1
3内に連通する定圧通路15が設けられる他、2つの作
動圧室11と12とを連通しかつ各作動圧室11,12
をバルブボデー13内に連通する空気通路(大気通路)
16が設けられている。定圧通路15および大気通路1
6のそれぞれは、バルブボデー13に穿設した軸方向孔
15a,16aと半径方向孔15b,16bとから成っ
ている。フロント側の定圧室9には、フロントシェル2
の前部に接続した導入管17を通じて、例えばエンジン
負圧が導入されるようになっており、一方、バルブボデ
ー13の小径部13aの開口側にはサイレンサ18とフ
ィルタ19とが配設されている。
【0004】バルブボデー13内には、前・後の作動圧
室11,12に対して前記定圧通路15と大気通路16
とを選択的に開く弁機構20が内蔵されている。弁機構
20は、バルブボデー13に摺動自在に嵌挿されたプラ
ンジャ21と、バルブボデー13の内面に押え部材22
を用いて基端部が固定された弾性変形可能な弁体23
と、定圧通路15の開口端に形成され前記弁体23の前
端の外縁部が離着座する第1の弁座24と、プランジャ
21の後端に形成され前記弁体23の前端の内縁部が離
着座する第2の弁座25とを備えている。プランジャ2
1の後端部には、ブレーキペダル(図示略)と連動する
入力軸26が作動連結され、また、弁体23は、この入
力軸26に一端を係合させた弁ばね27により、真空導
入時は第1、第2の弁座24、25に着座する方向へ付
勢されている。なお、プランジャ20は、バルブボデー
13に対して半径方向へ挿入したストップキー28によ
りバルブボデー13との相対移動が規制されている。
【0005】一方、バルブボデー13の前端部中央に
は、ゴム等の弾性材料から成るリアクションディスク2
9を介して出力軸30の基端大径部30aが作動連結さ
れている。リアクションディスク29は、その中央部が
前記プランジャ21に対向し、図示の非作動状態ではリ
アクションディスク29とプランジャ21との間に所定
の大きさXの隙31が形成されるようになっている。ま
た、出力軸30はフロントシェル2を気密的に挿通して
その前方へ延ばされ、これにはマスタシリンダ(図示
略)が作動連結されるようになっている。なお、入力軸
26と弁体23を固定する押え部材22との間には、入
力軸26を常時は後退方向(ブレーキペダル側)へ付勢
するばね32が介装され、さらにフロント側定圧室9に
は、バルブボデー13を介してパワーピストン7,8を
作動位置から非作動位置に復帰させる復帰ばね33が配
設されている。
【0006】上記した気圧式倍力装置は、そのリヤシェ
ル3の後面に植立した複数のスタッドボルト34を用い
て車体に取付けられ、この取付状態で入力軸26に図示
を略すブレーキペダルが連結される。そして、この取付
状態でブレーキペダルを踏込むと、入力軸26が前進し
てプランジャ21が図の左方向へ移動し、第2の弁座2
5が開いて、サイレンサ18およびフィルタ19を通じ
てバルブボデー13内に大気が流入し、この大気は大気
通路16(16b,16a)を通って2つの作動圧室1
2,11に導入される。この結果、負圧が導入されてい
る定圧室9,10と作動圧室11,12との間に差圧が
発生し、前・後のパワーピストン7,8が前進して所定
の倍力比の出力がバルブボデー13を介して出力軸30
に伝達され、倍力作用が行われる。
【0007】ここで、上記倍力作用時における入力と出
力との関係は、図8に示すように、ブレーキペダルの踏
込み当初の、入力がばね31のセット荷重よりも小さい
間は出力は増加せず、入力がばね31のセット荷重より
も大きくなってプランジャ21が前進し、第2の弁座2
5が開くことにより両作動圧室12,11に大気が導入
されて、両作動圧室12,11と両定圧室9,10との
差圧によりバルブボデー13が前進し、出力軸30に伝
達される出力はいきなり0からF0 まで上昇する(ジャ
ンプイン)。そして、その後は入力の増大に応じて出力
が上昇する。前記ジャンプインの現象は、リアクション
ディスク29とプランジャ21との間の隙31の存在に
よってもたらされるもので、入力がばね31のセット荷
重よりも大きくなってプランジャ21が前進し、第2の
弁座25が開くことにより両作動圧室12,11に大気
が導入されて、両作動圧室12,11と両定圧室9,1
0との差圧によりバルブボデー13前進することにって
もたらされる。そして、このバルブボデー13の前進に
より、リアクションディスク29が弾性変形して隙31
がなくなり、出力軸30とプランジャ21とがリアクシ
ョンディスク29を介して当接するようになった後は、
リアクションディスク29からプランジャ21を経て入
力軸26に反力が伝達され、前記したように入力と出力
とは比例関係になる。
【0008】なお、ブレーキペダルから踏力がなくなる
と、入力軸26がばね32の復元力によって右方向へ移
動(後退)すると共に、プランジャ21も後退し、第2
の弁座25が閉じる一方で、第1の弁座24が開き、両
作動圧室12,11に定圧通路15(15a,15b)
を経て負圧が導入され、上記した差圧が解消される。そ
の後、復帰ばね33のばね力によりバルブボデー13が
戻り方向へ移動し、ストップキー28がリヤシェル3の
内面に当接してバルブボデー13の後退が停止され、パ
ワーピストン7,8が元の位置に復帰する。
【0009】ところで、上記した入出力特性は、ブレー
キ操作性を考慮して決定され、ソフトな制動を得ようと
する場合はジャンプイン出力F0 を低めに設定し、高い
減速度を得ようとする場合はジャンプイン出力F0 を高
めに設定するようにしている。一方、このジャンプイン
出力F0 は、上記リアクションディスク29とプランジ
ャ21との間の隙31の大きさXに加え、リアクション
ディスク29の変形能の影響を受け、この隙31の大き
さXが大きいほど、リアクションディスク29の硬さが
高いほど、ジャンプイン出力F0 が大きくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記隙
31の大きさXを大きくした場合は、リアクションディ
スク29の変形量が大きくなるため、その耐久性が低下
する危険があり、一方、リアクションディスク29の硬
さを高くした場合は、その硬さに及ぼす温度の影響が大
きくなってジャンプイン出力F0 にバラツキが発生し易
くなる、という問題があった。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その課題とするところは、リアクションデ
ィスクの変形量を大きくし、またはその硬さを高くする
ことなくジャンプイン出力を増大させることができるよ
うにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シェル本体内を、ダイアフラムを備えた
パワーピストンにより定圧室と作動圧室とに区画し、前
記パワーピストンに前記シェル本体を挿通してその後方
へ延ばしたバルブボデーを支持させ、該バルブボデー内
に入力軸と連動するプランジャを含む弁機構を配設し、
該弁機構の作動により前記定圧室と前記作動圧室とに差
圧を発生させて、パワーピストンの推力を前記バルブボ
デーに作動連結された出力軸に伝達し、かつ該出力軸に
加わる反力をリアクションディスクと前記プランジャと
を介して前記入力軸に伝達するようにした気圧式倍力装
置において、前記プランジャを軸方向に複数分割すると
共に、前記プランジャの分割要素の相互間に、該分割要
素を相互に離間する方向へ付勢する付勢手段を介装する
構成としたことを特徴とする。
【0013】上記のように構成した気圧式倍力装置にお
いては、制動初期には、プランジャの分割要素の相互間
に介装した付勢手段が、リアクションディスクから入力
軸側に伝わる反力を受け、ジャンプイン出力を増大させ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて説明する。
【0015】図1および2は、本発明に係る第1の実施
の形態を示したものである。なお、本第1の実施の形態
は、前出図7に示した一般のタンデム型気圧式倍力装置
と基本構造を一にするもので、ここでは、前出図7に示
した部分と同一部分には同一符号を付し、その説明は省
略する。本第1の実施の形態において、バルブボデー1
3に摺動自在に内装されたプランジャ40は、入力軸2
6側のプランジャ本体41とリアクションディスク29
側のキャップ体42とに2分割されている。プランジャ
本体41は、従来のプランジャ21(図7)と後部形状
が同じであり、その後端には弁機構20として必要な第
2の弁座25が形成されている。また、このプランジャ
本体41には、従来と同様に入力軸26が作動連結さ
れ、さらにバルブボデー13に対してストップキー28
によりその移動が規制されるようになっている。一方、
キャップ体42は、フランジ部42aを有するハット形
状に形成され、プランジャ本体41の先端側の細径部4
1aに摺動自在に嵌合されている。
【0016】バルブボデー13に設けられた、プランジ
ャ40を摺動させるためのプランジャ摺動孔43は、大
径孔部43aと小径孔部43bとからなる段付孔として
構成されており(図2)、その大径孔部43aにプラン
ジャ本体41が、その小径孔部43bにキャップ体42
がそれぞれ摺動自在に嵌合している。しかして、細径部
41aに連なるプランジャ本体41の段差面41bとキ
ャップ体41のフランジ部42aとの間には、常時はプ
ランジャ本体41とキャップ体42とを相互に離間する
方向へ付勢するスプリング(付勢手段)44が介装され
ている。キャップ体42は、前記スプリング44の付勢
力により前方へ付勢され、図1に示す非作動状態におい
て、そのフランジ部42aをプランジャ摺動孔43内の
段差面43cに当接させて、プランジャ本体41の細径
部41aの先端との間の所定の大きさXの隙45を開け
るようになっている。なお、この状態においてはキャッ
プ体42の先端は、リアクションディスク29にわずか
接触するようになっている。
【0017】上記気圧倍力装置においては、ブレーキペ
ダルを踏込むと、入力軸26が前進してプランジャ40
が図の左方向へ移動し、第2の弁座25が開いて、バル
ブボデー13内に流入した大気が大気通路16(16
b,16a)を通って2つの作動圧室12,11に導入
され、定圧室10,9との間に差圧が発生して、出力軸
30に倍力した踏力が伝達される。そして、この倍力作
用の開始により、出力軸30からの反力がリアクション
ディスク29を介してプランジャ40のキャップ体(反
力受部材)42およびばね(反力受用ばね)44に伝達
される。この時、図2に示すようにリアクションディス
ク29の外径をD、バルブボデー13の小径孔部43b
の口径をdとし、さらに出力軸30に発生する出力をF
A 、ばね44のセット荷重をP1 とすると、これらの間
に次式 FA >P1 ×[D2 /d2 ] の関係が成立する間は、キャップ体42は動かず、した
がってプランジャ本体41にP1 の力しか伝達されず、
図3に示すようにF1 のジャンプイン出力が発生する。
なお、このF1 はP1 ×[D2 /d2 ]の大きさであ
る。
【0018】その後さらに出力が大きくなると、図2に
示すようにリアクションディスク29の一部がバルブボ
デー13の小径孔部43b内に張り出し、これに応じて
キャップ体42がばね44の付勢力に抗して後退し、遂
にはキャップ体42とプランジャ本体41との間の隙4
5がなくなる。そして、この間ジャンプイン現象が生
じ、図3に示すようにジャンプイン出力はF2 まで高ま
るようになる。因みに、X寸法の同じ従来の気圧式倍力
装置の出力特性は、図3に点線で示すようになってお
り、本実施の形態における最高のジャンプイン出力F2
は、従来のジャンプイン出力F0 よりも、前記したばね
44によって決まるジャンプイン出力F1 分(P1 ×
[D2 /d2 ])だけ大きな値となる。
【0019】すなわち、リアクションディスク29とプ
ランジャ21との間の隙31(図7)を大きくしなくて
も、あるいはリアクションディスク29の硬さを高くし
なくても、ジャンプイン出力を増大させることができ、
したがって、リアクションディスク29の耐久性が低下
する危険がなくなるばかりか、出力特性も安定する。換
言すれば、同じジャンプイン出力を得たい場合には、X
寸法を小さくすることができ、リアクションディスク2
9の耐久性はより一層向上するようになる。
【0020】図4および5は、本発明に係る第2の実施
の形態を示したものである。本第2の実施の形態の基本
構造は、上記第1の実施の形態と同一であり、ここでは
同一部分に同一符号を付すこととする。本第2の実施の
形態の特徴とするところは、プランジャ40を構成する
キャップ体(反力受部材)42の先端がリアクションデ
ィスク29に当接する状態で、キャップ体42のフラン
ジ部42aがバルブボデー13のプランジャ摺動孔43
の段差面43aから離れるように、かつキャップ体42
とプランジャ本体41との間にわずかの隙46が形成さ
れるように、キャップ体42の大きさまたはバルブボデ
ー13の底厚を設定し、さらに、バルブボデー13に嵌
合され復帰ばね33を受けるばね受47の内周縁に、出
力軸30の基端大径部30aを押える環状突起48を設
けた点にある。
【0021】本第2の実施の形態においては、復帰ばね
33の力がばね受47の環状突起48を介して出力軸3
0の基端大径部30aに加わることで、リアクションデ
ィスク29がバルブボデー13の端面に押えられ、倍力
装置の非作動状態では、キャップ体42がばね44の付
勢力に抗して後退し、そのフランジ42aがプランジャ
摺動孔43の段差面43aから離れるようになる。した
がって、倍力作用の開始当初は、出力軸30からの反力
がリアクションディスク29を介してキャップ体42お
よびばね44に伝達され、この間にジャンプイン出力が
発生する。そして、その後さらに出力が増大すると、リ
アクションディスク29が変形してキャップ体42を後
退させ、隙46がなくなって、この間に、さらにジャン
プイン出力が発生する。しかして、前記隙46はわずか
となっているので、リアクションディスク29の変形量
はわずかとなり、ばね44によるジャンプイン出力がメ
インとなり、この結果、温度変化(特に低温)によりリ
アクションディスク29の硬さが変化してもその影響は
わずかとなり、得られるジャンプイン出力はより安定す
る。
【0022】図6は、本発明に係る第3の実施の形態を
示したものである。本第3の実施の形態の特徴とすると
ころは、プランジャ40の分割要素の1つである反力受
部材として、上記各実施の形態におけるキャップ体42
に代えて中実のブロック50を用い、このキャップ体4
2を、上記第2の実施の形態と同様にばね受47を介し
て復帰ばね33の力で押え、さらに入力軸26を後退方
向へ付勢するばね32(図4)を省略した点にある。本
第3の実施の形態の作用は、第2の実施の形態と同様で
あるが、前記ばね32を省略している分、構造は簡単と
なる。なお、このばね32は、上記第1、第2の実施の
形態においても省略することができるものである。
【0023】上記各実施の形態において、プランジャ4
0を軸方向に2分割するようにしたが、本発明は、この
プランジャを分割する数を特定するものではなく、より
多数に分割しても良いものである。また、上記各実施の
形態において、タンデム型への適用を示したが、本発明
の適用対象は任意であり、定圧室と作動圧室と各1つ備
えた汎用の倍力装置へも適用できることは、もちろんで
ある。
【0024】
【発明の効果】上記したように、本発明に係る気圧式倍
力装置によれば、プランジャの分割要素の相互間に介装
した付勢手段が、リアクションディスクから入力軸側に
伝わる反力を受け、ジャンプイン出力を増大させるの
で、リアクションディスクの変形量を大きくし、または
その硬さを高くしなくてもジャンプイン出力を増大させ
ることができ、リアクションディスクの耐久性が向上す
るばかりか、安定したジャンプイン出力を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるタンデム型気
圧式倍力装置の構造を示す断面図である。
【図2】図1に示した気圧式倍力装置の要部を拡大して
示す断面図である。
【図3】第1の実施の形態における入出力特性を示すグ
ラフである。
【図4】本発明の第2の実施の形態であるタンデム型気
圧式倍力装置の構造を示す断面図である。
【図5】図4に示した気圧式倍力装置の要部を拡大して
示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態であるタンデム型気
圧式倍力装置の要部構造を示す断面図である。
【図7】従来のタンデム型気圧式倍力装置の構造を示す
断面図である。
【図8】従来のタンデム型気圧式倍力装置の入出力特性
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 シェル本体 5,6 ダイアフラム 7,8 パワーピストン 9,10 定圧室 11,12 作動圧室 13 バルブボデー 20 弁機構 26 入力軸 28 ストップキー 29 リアクションディスク 30 出力軸 33 復帰ばね 40 プランジャ 41 プランジャ本体 42 キャップ体(反力受部材) 44 ばね(付勢手段) 47 ばね受 50 ブロック(反力受部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル本体内を、ダイアフラムを備えた
    パワーピストンにより定圧室と作動圧室とに区画し、前
    記パワーピストンに前記シェル本体を挿通してその後方
    へ延ばしたバルブボデーを支持させ、該バルブボデー内
    に入力軸と連動するプランジャを含む弁機構を配設し、
    該弁機構の作動により前記定圧室と前記作動圧室とに差
    圧を発生させて、パワーピストンの推力を前記バルブボ
    デーに作動連結された出力軸に伝達し、かつ該出力軸に
    加わる反力をリアクションディスクと前記プランジャと
    を介して前記入力軸に伝達するようにした気圧式倍力装
    置において、前記プランジャを軸方向に複数分割すると
    共に、前記プランジャの分割要素の相互間に、該分割要
    素を相互に離間する方向へ付勢する付勢手段を介装した
    ことを特徴とする気圧式倍力装置。
JP26632995A 1995-09-20 1995-09-20 気圧式倍力装置 Expired - Lifetime JP3829261B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010045027A (ko) * 1999-11-02 2001-06-05 밍 루 차량용 브레이크 부스터
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