JP3070672B2 - ブレーキ倍力装置 - Google Patents

ブレーキ倍力装置

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JP3070672B2
JP3070672B2 JP9303583A JP30358397A JP3070672B2 JP 3070672 B2 JP3070672 B2 JP 3070672B2 JP 9303583 A JP9303583 A JP 9303583A JP 30358397 A JP30358397 A JP 30358397A JP 3070672 B2 JP3070672 B2 JP 3070672B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブレーキ倍力装置に関
し、より詳しくは、ばねを有する反力伝達手段を備えた
ブレーキ倍力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキ倍力装置として、シェル
内に摺動自在に設けたバルブボデイと、このバルブボデ
イに設けた弁機構と、この弁機構を構成する弁プランジ
ャを進退動させて弁機構の流路を切換えさせる入力軸
と、上記バルブボデイに摺動自在に設けた出力軸と、こ
の出力軸の基部と弁プランジャとの間に介在させたリア
クションディスクと反力伝達手段とを備え、上記反力伝
達手段は、上記弁プランジャ側に配置した第1リテーナ
と、上記リアクションディスク側に配置した第2リテー
ナと、上記第1リテーナと第2リテーナとが所定距離以
上離隔するのを阻止するストッパ部材と、さらに上記第
1リテーナと第2リテーナとの間に所定のセット荷重で
弾装したばねとを備えたものが知られている(特開平8
−85442号公報)。上記反力伝達手段を備えたブレ
ーキ倍力装置においては、ばねが圧縮されるまでは通常
のブレーキ倍力装置と同様に作動させて所定のサーボ比
を得ることができ、ブレーキ反力がばねのセット荷重を
越えたら該ばねを圧縮させることにより、より大きなサ
ーボ比を得ることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記反
力伝達手段は単にリアクションディスクと弁プランジャ
との間に配置されているだけであったので、ブレーキ倍
力装置の非作動時には移動可能となり、該反力伝達手段
が弁プランジャに衝突して打音が発生するといった問題
があった。本発明はそのような事情に鑑み、反力伝達手
段を備えていても打音が発生することがないブレーキ倍
力装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、上述
した反力伝達手段を備えたブレーキ倍力装置において、
上記弁プランジャの先端部にフロント側に突出する小径
部を形成するとともに、上記第1リテーナの軸部にフロ
ント側に突出する内側筒状部を形成し、さらに上記小径
部の外周に弾性部材を設け、上記内側筒状部をその弾性
部材を圧縮させて上記小径部の外周に嵌装したものであ
る。
【0005】
【作用】上述した構成によれば、反力伝達手段は弾性部
材を介して弁プランジャに連結されるので、ブレーキ倍
力装置の非作動時に反力伝達手段が弁プランジャに衝突
するということがなく、したがってその衝突による打音
の発生を防止することができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、タンデムブレーキ倍力装置1のシェ
ル2内はセンタープレート3によって前後にフロント室
4とリヤ室5とを区画形成している。そして筒状のバル
ブボデイ6をシェル2のリヤ側とセンタープレート3と
に、それぞれシール手段7、8により気密を保持して摺
動自在に貫通させている。上記フロント室4およびリヤ
室5内に位置するバルブボデイ6の外周部には、それぞ
れフロントパワーピストン10とリヤパワーピストン1
1とを連結してあり、また各パワーピストン10、11
の背面にフロントダイアフラム12とリヤダイアフラム
13とをそれぞれ張設している。そして、フロント室4
内においてフロントダイアフラム12の前後に定圧室A
と変圧室Bとを形成し、またリヤ室5内においてリヤダ
イアフラム13の前後に定圧室Cと変圧室Dとを形成し
ている。
【0007】上記バルブボデイ6内には上記定圧室A、
Cと変圧室B、Dとの連通状態を切換える弁機構15を
設けている。この弁機構15は、バルブボデイ6に形成
した環状の第1弁座16と、この第1弁座16よりも内
側で上記バルブボデイ6に摺動自在に設けた弁プランジ
ャ17のリヤ側に形成した環状の第2弁座18と、さら
に両弁座16、18にポペットリターンスプリング19
によって着座される弁体20とを備えている。上記第1
弁座16に接離する弁体20の環状シート部の外周側の
空間は、バルブボデイ6に形成した第1定圧通路21を
介して上記定圧室Aに連通し、また定圧室A内は第2定
圧通路22を介して定圧室Cに連通している。上記定圧
室Aはシェル2に連結した負圧導入管(図示せず)を介
して負圧源と連通しており、それにより定圧室A、C内
には常時負圧が導入されている。また上記第1弁座16
に接離する弁体20の環状シート部よりも内側で、第2
弁座18に接離する弁体20のシート部よりも外周側の
空間は、バルブボデイ6に形成した半径方向の第1変圧
通路24を介して変圧室Dに連通しており、この変圧室
Dはバルブボデイ6に形成した第2変圧通路25を介し
て変圧室Bに連通している。さらに、第2弁座18に接
触する弁体20の環状シート部よりも内周側の空間は、
バルブボデイ6に形成した圧力通路26およびそこに設
けたフィルタ27を介して大気に連通している。
【0008】上記弁プランジャ17の右端には入力軸3
0の先端部を枢支連結してあり、この入力軸30とバル
ブボデイ6との間に、上記ポペットリターンスプリング
19の弾発力よりも大きな弾発力を有するバルブリター
ンスプリング31を弾装して、通常は弁プランジャ17
の第2弁座18に弁体20を着座させるとともに、弁体
20をバルブボデイ6の第1弁座16から離座させてい
る。そして上記入力軸30の末端部は、図示しないブレ
ーキペダルに連動させている。また、上記弁プランジャ
17は、キー部材32によってバルブボデイ6から抜け
出るのを防止している。このキー部材32はバルブボデ
イ6の軸方向に進退動可能となっており、ブレーキ倍力
装置1の非作動時にシェル2の内面に当接して弁プラン
ジャ17をバルブボデイ6に対する前進位置に保持する
ことにより、ブレーキ倍力装置1の作動開始時における
入力軸30のロスストロークを減少させることができる
ようになっている。
【0009】さらに、上記弁プランジャ17のフロント
側には、後に詳述する反力伝達手段33と、プレートプ
ランジャ34およびリアクションディスク35とを順次
配設している。上記プレートプランジャ34は、バルブ
ボデイ6のフロント側端面に気密を保持して固定したホ
ルダ36内に摺動自在に嵌合してあり、またリアクショ
ンディスク35は出力軸37の基部に形成した凹部内に
収納している。上記出力軸37の基部に形成した凹部は
ホルダ36の外周面に摺動自在に嵌装してあり、また出
力軸37の先端部は、シール部材38により気密を保持
してシェル2の外部に突出させて、図示しないマスター
シリンダのピストンに連動させている。したがって、上
記マスターシリンダのピストンから伝達されるブレーキ
反力は、出力軸37を介してリアクションディスク35
に伝達され、このリアクションディスク35からホルダ
36を介してバルブボデイ6で受止められるとともに、
プレートプランジャ34、反力伝達手段33、弁プラン
ジャ17および入力軸30を介して図示しないブレーキ
ペダルに伝達されるようになっている。また上記バルブ
ボデイ6およびパワーピストン10、11は、シェル2
とバルブボデイ6との間に弾装したリターンスプリング
39によって通常は図示非作動位置に保持されている。
【0010】次に、上記反力伝達手段33は、図2に拡
大して示すように、4つの部品、すなわち第1リテーナ
41、ストッパ部材42、第2リテーナ43およびコイ
ルばね44を組み立てて構成している。上記第1リテー
ナ41は、弁プランジャ17の先端部に形成した小径部
17Aの外周に嵌装される内側筒状部41aと、この内
側筒状部41aのリヤ側端部から半径方向外方に伸びる
とともに、弁プランジャ17の段部端面に当接する半径
方向部41bと、この半径方向部41bの外周側からフ
ロント側に伸びる外側筒状部41cとを備えている。ま
た上記ストッパ部材42はリング状に形成してあり、該
ストッパ部材42の内周面を第1リテーナ41よりもリ
ヤ側において弁プランジャ17の外周面に摺動自在に嵌
装し、かつ該ストッパ部材42の外周に上記第2リテー
ナ43を、後述するカシメにより一体的に連結してい
る。上記第2リテーナ43は、第1リテーナ41を囲繞
する外側筒状部43aと、この外側筒状部43aのフロ
ント側端部から半径方向内方に伸びるとともに、プレー
トプランジャ34の段部端面と当接する半径方向部43
bと、この半径方向部43bの内周側から軸方向フロン
ト側に伸びる内側筒状部43cとを備えている。
【0011】そして第2リテーナ43の外側筒状部43
aのリヤ側に、上述したようにストッパ部材42の外周
部をカシメによって固定している。すなわち、図2、図
3に示すように、上記ストッパ部材42の外周部42a
には円周方向等間隔位置に、半径方向外方に突出する複
数の凸部42bを形成している。他方、第2リテーナ4
3の外側筒状部43aのリヤ側端部には各凸部42bが
係合される複数のスリット43dを形成してあり、各ス
リット43d間となる外側筒状部43aのリヤ側端部を
カシメ部43eとしている。そして、上記第1リテーナ
41の半径方向部41bと第2リテーナ43の半径方向
部43bの間に上記コイルばね44を弾装した状態で、
上記ストッパ部材42の各凸部42bをコイルばね44
の弾発力に抗してそれぞれスリット43dの底面に当接
させた状態で、第2リテーナ43のカシメ部43eを半
径方向内方に折り曲げてカシメることにより、それらス
トッパ部材42、第1リテーナ41および第2リテーナ
43、コイルばねを44一体的に組み立てている。
【0012】さらに、上記弁プランジャ17の小径部1
7Aに形成した環状溝内に該小径部より半径方向外方に
突出する弾性部材45を設けてあり、該弾性部材45の
外周に、該弾性部材45を圧縮させながら、上記反力伝
達手段33を構成する第1リテーナ41の内側筒状部4
1aを嵌装している。したがって第1リテーナ41の内
側筒状部41aは弾性部材45によってその位置に保持
され、それによってブレーキ倍力装置の非作動時には、
反力伝達手段33の全体がその位置に保持されることに
なる。このとき、本実施例では、上記小径部17Aの外
径をリヤ側が僅かに窄まったテーパ状に形成すると同時
に、第1リテーナ41の内側筒状部41aも同様に形成
することにより、該第1リテーナ41がフロント側によ
り一層抜け出しにくくなるようにしている。またこの状
態で、上記第2リテーナ43のカシメ部43eとこれに
対向するバルブボデイとの間に間隙L1を形成するとと
もに、第1リテーナ41の半径方向部41bに当接させ
たプレートプランジャ34と弁プランジャ17の小径部
17Aの先端面との間に間隙L2を形成し、この間隙L
2を上記間隙L1よりも大きく設定することにより、プ
レートプランジャ34と弁プランジャ17の小径部17
Aとが当接する以前に、第1リテーナ43の外側筒状部
43aのカシメ部43eをバルブボデイ6に当接させる
ことができるようにしている。
【0013】以上の構成において、ブレーキペダルが踏
込まれて入力軸30および弁プランジャ17が前進され
ると、その踏力がコイルばね44のセット荷重を越える
までは、反力伝達手段33は図2の状態を保持したまま
一体的に前進され、それによってプレートプランジャ3
4も前進される。そして弁プランジャ17が前進される
と、従来周知のブレーキ倍力装置と同様に、弁機構15
の流路が切換わって変圧室Bに大気が導入されるので、
定圧室Aと変圧室Bとの圧力差によりパワーピストン1
0、11およびバルブボデイ6が前進され、それにより
出力軸37が前進されるので、マスターシリンダにブレ
ーキ液圧が発生する。上記ブレーキ液圧によるブレーキ
反力は、出力軸37を介してリアクションディスク35
に伝達され、さらにリアクションディスク35からプレ
ートプランジャ34、反力伝達手段33の第2リテーナ
43、コイルばね44、第1リテーナ41、弁プランジ
ャ17および入力軸30を介してブレーキペダルに伝達
される。このときの踏力(入力)とブレーキ倍力装置1
の出力との関係は、図4の直線Aで示される。
【0014】上述した状態からブレーキペダルの踏力が
増大してブレーキ倍力装置1の出力が増大すると、それ
に伴ってブレーキ反力も大きくなり、その反力が上記コ
イルばね44のセット荷重を越えると、コイルばね44
が圧縮されて第2リテーナ43に対して相対的に第1リ
テーナ41が前進されるようになる(図4のB点)。上
記コイルばね44が圧縮されると、その分だけ第1リテ
ーナ41および弁プランジャ17が前進されるので、ブ
レーキ倍力装置1の出力は、直線Aの傾きで示されるサ
ーボ比よりも大きなサーボ比で上昇するようになる(図
4の直線C)。そしてその直線Cの傾き(サーボ比)
は、コイルばね44のばね定数を適宜に設定することに
よって、自由に設定することができる。このとき、第1
リテーナ41および弁プランジャ17は第2リテーナ4
3に対して相対的に前進されるが、サーボバランス状態
における弁プランジャ17の位置は、すなわち弁体20
が第1弁座16と第2弁座18とに同時に着座するため
の位置はバルブボデイ6に対して実質的に一定なので、
実際には第1リテーナ41および弁プランジャ17に対
して、第2リテーナ43が相対的に後退されることにな
る。
【0015】引き続き上記コイルばね44の圧縮が進行
すると、第2リテーナ43のカシメ部43eがバルブボ
デイ6に当接するようになる(図4のD点)。すると、
プレートプランジャ34から反力伝達手段33を介して
弁プランジャ17に伝達されていたブレーキ反力の全て
がバルブボデイ6で受止められるようになるため、これ
以降、弁プランジャ17に伝達されていたブレーキ反力
は増大しなくなる。その結果、これ以上にブレーキペダ
ルが踏込まれてもブレーキ反力は一定値を越えることが
できないので、弁プランジャ17をバルブボデイ6に対
して押し返すことができなくなり、変圧室Bに大気が継
続して導入されて、踏力を増大させなくても出力が増大
するようになり(図4の直線E)、やがてブレーキ倍力
装置1は全負荷状態となる(図4のF点)。そしてブレ
ーキペダルの踏込みによりプレートプランジャ34と弁
プランジャ17の小径部17Aとの間隙L2が零となっ
てプレートプランジャ34と小径部17Aとが当接する
と、ブレーキペダルの踏力は弁プランジャ17からプレ
ートプランジャ34およびリアクションディスク35を
介して出力軸37に伝達されるようになるので、ブレー
キ倍力装置1の出力はブレーキペダルの踏力の増大に伴
って1:1の関係で増大する(図4の直線G)。
【0016】上記実施例において、図4のB点はコイル
ばね44のセット荷重を変えることによって自由に設定
することができる。また、必ずしも間隙L2を間隙L1
よりも大きく設定する必要はなく、第1リテーナ43の
外側筒状部43aのカシメ部43eがバルブボデイ6に
当接することがないように間隙L1を大きく設定し、全
負荷状態となる前に、プレートプランジャ34と弁プラ
ンジャ17の小径部17Aとを当接させるようにしても
よい。この場合、プレートプランジャ34と弁プランジ
ャ17の小径部17Aとが当接した後のサーボ比は、図
3の直線Aで示されるサーボ比となる。さらに上記反力
伝達手段33は、予めアセンブリーとして組み立ててお
くことができるので、ブレーキ倍力装置の組み立て時に
は該反力伝達手段33を所定位置に配置するだけでよ
く、ブレーキ倍力装置の組み立て作業性を良好なものと
することができる。しかも、該反力伝達手段33は弾性
部材45によって弁プランジャ15に連結されるので、
ブレーキ倍力装置の非作動時に該反力伝達手段33が自
由に移動し、弁プランジャ15に当接して異音を発生さ
せることが防止できる。
【0017】さらに、上記コイルばね44が圧縮された
際には、第2リテーナ43と一体のストッパ部材42が
弁プランジャ17に対して摺動することになるが、該ス
トッパ部材42はリング状となっているのでその摺動面
を高精度に形成することが容易となり、したがって摺動
時の異音の発生を抑制することができる。また、上記ス
トッパ部材42を第2リテーナ43にカシメ付けるに際
して、第2リテーナ43の外側筒状部43Aにスリット
43dを形成してその端面にストッパ部材42の凸部4
2bを当接係合させる構成としているので、外側筒状部
43aの外径を大きくすることができる。つまり、上記
スリット43dと凸部42bとを形成するのに対し、例
えば第2リテーナ43の外側筒状部43aに半径方向外
方に拡径する大径部を形成して、ストッパ部材42の外
周部をその大径部の段部端面に当接させ、この状態で大
径部のリヤ側をカシメ付けるようにした場合には、外側
筒状部43aにより大径の大径部が形成される結果とな
る。したがってバルブボデイ6における反力伝達手段3
3を収容する部分の内径を一定に維持するとしたら、上
記大径部のない本実施例のほうが外側筒状部43aの外
径を大きくすることができ、それによって外側筒状部4
3a内に収容されるコイルばね44の外径を大きくする
ことができるので、該コイルばね44の設定の自由度を
大きくすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、反力伝
達手段を弁プランジャに連結することができるので、反
力伝達手段が弁プランジャに衝突して打音を発生させる
のを防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】本発明の要部を示し、図3のII−IIに沿う
拡大断面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】上記実施例の特性線図。
【符号の説明】
6…バルブボデイ 15…弁機構 17…弁プランジャ 17A…小径部 30…入力軸 33…反力伝達部材 34…プレートプランジャ 35…リアクションディスク 36…ホルダ 37…出力軸 41…第1リテーナ 42…ストッパ部材 43…第2リテーナ 44…コイルばね 45…弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 克 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−85442(JP,A) 特開 昭59−92242(JP,A) 実開 昭61−205858(JP,U) 実開 平4−80750(JP,U) 実開 昭57−37665(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 13/573

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けたバルブボデ
    イと、このバルブボデイに設けた弁機構と、この弁機構
    を構成する弁プランジャを進退動させて弁機構の流路を
    切換えさせる入力軸と、上記バルブボデイに摺動自在に
    設けた出力軸と、この出力軸の基部と弁プランジャとの
    間に介在させたリアクションディスクと反力伝達手段と
    を備え、 上記反力伝達手段は、上記弁プランジャ側に配置した第
    1リテーナと、上記リアクションディスク側に配置した
    第2リテーナと、上記第1リテーナと第2リテーナとが
    所定距離以上離隔するのを阻止するストッパ部材と、さ
    らに上記第1リテーナと第2リテーナとの間に所定のセ
    ット荷重で弾装したばねとを備えたブレーキ倍力装置に
    おいて、 上記弁プランジャの先端部にフロント側に突出する小径
    部を形成するとともに、上記第1リテーナの軸部にフロ
    ント側に突出する内側筒状部を形成し、さらに上記小径
    部の外周に弾性部材を設け、上記内側筒状部をその弾性
    部材を圧縮させて上記小径部の外周に嵌装したことを特
    徴とするブレーキ倍力装置。
  2. 【請求項2】 上記小径部と内側筒状部は、それぞれリ
    ヤ側が窄まったテーパ状に形成されていることを特徴と
    する請求項に記載のブレーキ倍力装置。
  3. 【請求項3】 上記第1リテーナは、上記内側筒状部の
    リヤ側から半径方向外方に伸びる半径方向部を備え、上
    記第2リテーナは、上記第1リテーナを囲繞する外側筒
    状部と、この外側筒状部のフロント側端部から半径方向
    内方に伸びる半径方向部とを備え、上記ストッパ部材は
    リング状に形成されてその外周部に上記第2リテーナが
    連結され、かつその内周が上記第1リテーナよりもリヤ
    側において弁プランジャの外周面に摺動自在に嵌装さ
    れ、さらに上記ばねは、上記第1リテーナの半径方向部
    と第2リテーナの半径方向部との間に所定のセット荷重
    で弾装されて通常はストッパ部材を第1リテーナに当接
    した状態に保持することを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載のブレーキ倍力装置。
  4. 【請求項4】 上記第2リテーナの外側筒状部のリヤ側
    に軸方向に伸びる複数のスリットが形成されており、ま
    た上記ストッパ部材の外周に半径方向外方に突出すると
    ともに、各スリットに係合されてその底面に当接された
    複数の凸部が形成され、さらに上記外側筒状部のリヤ側
    が半径方向内方に折り曲げられてストッパ部材が第2リ
    テーナに固定されていることを特徴とする請求項3に記
    載のブレーキ倍力装置。
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