JP3829261B2 - 気圧式倍力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のブレーキ系統に用いられる気圧式倍力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばタンデム型の気圧式倍力装置は、図7に示すようにフロントシェル2とリヤシェル3とからなるシェル本体1を備え、シェル本体1内をセンターシェル4により前・後2室に区画し、この前・後2室はさらに、ダイアフラム5,6を備えたパワーピストン7,8により定圧室9,10と作動圧室11,12とに区画している。各パワーピストン7,8には、シェル本体1の軸心上に配置した中空のバルブボデー13が嵌合支持されており、バルブボデー13は、センターシェル4およびリヤシェル3を気密的にかつ摺動自在に挿通して、その後端側の小径部13aをリヤシェル3の後方へ延ばしている。
【0003】
バルブボデー13には、2つの定圧室9と10とを連通しかつ各定圧室9,10をバルブボデー13内に連通する定圧通路15が設けられる他、2つの作動圧室11と12とを連通しかつ各作動圧室11,12をバルブボデー13内に連通する空気通路(大気通路)16が設けられている。定圧通路15および大気通路16のそれぞれは、バルブボデー13に穿設した軸方向孔15a,16aと半径方向孔15b,16bとから成っている。フロント側の定圧室9には、フロントシェル2の前部に接続した導入管17を通じて、例えばエンジン負圧が導入されるようになっており、一方、バルブボデー13の小径部13aの開口側にはサイレンサ18とフィルタ19とが配設されている。
【0004】
バルブボデー13内には、前・後の作動圧室11,12に対して前記定圧通路15と大気通路16とを選択的に開く弁機構20が内蔵されている。弁機構20は、バルブボデー13に摺動自在に嵌挿されたプランジャ21と、バルブボデー13の内面に押え部材22を用いて基端部が固定された弾性変形可能な弁体23と、定圧通路15の開口端に形成され前記弁体23の前端の外縁部が離着座する第1の弁座24と、プランジャ21の後端に形成され前記弁体23の前端の内縁部が離着座する第2の弁座25とを備えている。プランジャ21の後端部には、ブレーキペダル(図示略)と連動する入力軸26が作動連結され、また、弁体23は、この入力軸26に一端を係合させた弁ばね27により、真空導入時は第1、第2の弁座24、25に着座する方向へ付勢されている。なお、プランジャ20は、バルブボデー13に対して半径方向へ挿入したストップキー28によりバルブボデー13との相対移動が規制されている。
【0005】
一方、バルブボデー13の前端部中央には、ゴム等の弾性材料から成るリアクションディスク29を介して出力軸30の基端大径部30aが作動連結されている。リアクションディスク29は、その中央部が前記プランジャ21に対向し、図示の非作動状態ではリアクションディスク29とプランジャ21との間に所定の大きさXの隙31が形成されるようになっている。また、出力軸30はフロントシェル2を気密的に挿通してその前方へ延ばされ、これにはマスタシリンダ(図示略)が作動連結されるようになっている。なお、入力軸26と弁体23を固定する押え部材22との間には、入力軸26を常時は後退方向(ブレーキペダル側)へ付勢するばね32が介装され、さらにフロント側定圧室9には、バルブボデー13を介してパワーピストン7,8を作動位置から非作動位置に復帰させる復帰ばね33が配設されている。
【0006】
上記した気圧式倍力装置は、そのリヤシェル3の後面に植立した複数のスタッドボルト34を用いて車体に取付けられ、この取付状態で入力軸26に図示を略すブレーキペダルが連結される。そして、この取付状態でブレーキペダルを踏込むと、入力軸26が前進してプランジャ21が図の左方向へ移動し、第2の弁座25が開いて、サイレンサ18およびフィルタ19を通じてバルブボデー13内に大気が流入し、この大気は大気通路16(16b,16a)を通って2つの作動圧室12,11に導入される。この結果、負圧が導入されている定圧室9,10と作動圧室11,12との間に差圧が発生し、前・後のパワーピストン7,8が前進して所定の倍力比の出力がバルブボデー13を介して出力軸30に伝達され、倍力作用が行われる。
【0007】
ここで、上記倍力作用時における入力と出力との関係は、図8に示すように、ブレーキペダルの踏込み当初の、入力がばね32のセット荷重よりも小さい間は出力は増加せず、入力がばね32のセット荷重よりも大きくなってプランジャ21が前進し、第2の弁座25が開くことにより両作動圧室12,11に大気が導入されて、両作動圧室12,11と両定圧室9,10との差圧によりバルブボデー13が前進し、出力軸30に伝達される出力はいきなり0からF0 まで上昇する(ジャンプイン)。そして、その後は入力の増大に応じて出力が上昇する。前記ジャンプインの現象は、リアクションディスク29とプランジャ21との間の隙31の存在によってもたらされるもので、入力がばね32のセット荷重よりも大きくなってプランジャ21が前進し、第2の弁座25が開くことにより両作動圧室12,11に大気が導入されて、両作動圧室12,11と両定圧室9,10との差圧によりバルブボデー13前進することによってもたらされる。そして、このバルブボデー13の前進により、リアクションディスク29が弾性変形して隙31がなくなり、出力軸30とプランジャ21とがリアクションディスク29を介して当接するようになった後は、リアクションディスク29からプランジャ21を経て入力軸26に反力が伝達され、前記したように入力と出力とは比例関係になる。
【0008】
なお、ブレーキペダルから踏力がなくなると、入力軸26がばね32の復元力によって右方向へ移動(後退)すると共に、プランジャ21も後退し、第2の弁座25が閉じる一方で、第1の弁座24が開き、両作動圧室12,11に定圧通路15(15a,15b)を経て負圧が導入され、上記した差圧が解消される。その後、復帰ばね33のばね力によりバルブボデー13が戻り方向へ移動し、ストップキー28がリヤシェル3の内面に当接してバルブボデー13の後退が停止され、パワーピストン7,8が元の位置に復帰する。
【0009】
ところで、上記した入出力特性は、ブレーキ操作性を考慮して決定され、ソフトな制動を得ようとする場合はジャンプイン出力F0 を低めに設定し、高い減速度を得ようとする場合はジャンプイン出力F0 を高めに設定するようにしている。一方、このジャンプイン出力F0 は、上記リアクションディスク29とプランジャ21との間の隙31の大きさXに加え、リアクションディスク29の変形能の影響を受け、この隙31の大きさXが大きいほど、リアクションディスク29の硬さが高いほど、ジャンプイン出力F0 が大きくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記隙31の大きさXを大きくした場合は、リアクションディスク29の変形量が大きくなるため、その耐久性が低下する危険があり、一方、リアクションディスク29の硬さを高くした場合は、その硬さに及ぼす温度の影響が大きくなってジャンプイン出力F0 にバラツキが発生し易くなる、という問題があった。
【0011】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、リアクションディスクの変形量を大きくし、またはその硬さを高くすることなくジャンプイン出力を増大させることができるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、シェル本体内を、ダイアフラムを備えたパワーピストンにより定圧室と作動圧室とに区画し、前記パワーピストンに前記シェル本体を挿通してその後方へ延ばしたバルブボデーを支持させ、該バルブボデー内に入力軸と連動するプランジャを含む弁機構を配設し、該弁機構の作動により前記定圧室と前記作動圧室とに差圧を発生させて、パワーピストンの推力を前記バルブボデーに作動連結された出力軸に伝達し、かつ該出力軸に加わる反力をリアクションディスクと前記プランジャとを介して前記入力軸に伝達するようにした気圧式倍力装置において、前記プランジャを軸方向に複数分割すると共に、前記プランジャの分割要素を互いに離間する方向へ付勢する付勢手段を設け、前記プランジャの分割要素のうち出力軸側の分割要素は、前記付勢手段の付勢力により前記バルブボデーまたは前記リアクションディスクに当接させて前記出力軸側への変位を規制すると共に、該出力軸側の分割要素のみが前記リアクションディスクから前記プランジャ側に加わる反力を受けるようにし、前記リアクションディスクから前記出力軸側の分割要素に所定の反力が加わるまでは、前記付勢手段の付勢力により前記プランジャの分割要素間に隙を形成して、前記付勢手段の付勢力に応じた一段目のジャンプイン出力を発生させ、前記出力軸側の分割要素に前記所定の反力を超えた反力が加わるときには、前記付勢手段の付勢力に抗してプランジャの分割要素を前記隙がなくなるまで相対移動させて、二段目のジャンプイン出力を発生させることを特徴とする。また、前記付勢手段は前記プランジャの分割要素間に設けられたばねからなり、該ばねは、前記出力軸側の分割要素に前記所定の反力を超えた反力が加わるときに短縮することを特徴とする。
【0013】
上記のように構成した気圧式倍力装置においては、制動初期に、プランジャの分割要素を互いに離間する方向へ付勢する付勢手段の付勢力に応じたジャンプイン出力が最初(一段目)に発生し、その後にプランジャの分割要素間の隙の解消により発生する二段目のジャンプイン出力と合せて、大きなジャンプイン出力が得られるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基いて説明する。
【0015】
図1および2は、本発明に係る第1の実施の形態を示したものである。なお、本第1の実施の形態は、前出図7に示した一般のタンデム型気圧式倍力装置と基本構造を一にするもので、ここでは、前出図7に示した部分と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。本第1の実施の形態において、バルブボデー13に摺動自在に内装されたプランジャ40は、入力軸26側のプランジャ本体41とリアクションディスク29側のキャップ体42とに2分割されている。プランジャ本体41は、従来のプランジャ21(図7)と後部形状が同じであり、その後端には弁機構20として必要な第2の弁座25が形成されている。また、このプランジャ本体41には、従来と同様に入力軸26が作動連結され、さらにバルブボデー13に対してストップキー28によりその移動が規制されるようになっている。一方、キャップ体42は、フランジ部42aを有するハット形状に形成され、プランジャ本体41の先端側の細径部41aに摺動自在に嵌合されている。
【0016】
バルブボデー13に設けられた、プランジャ40を摺動させるためのプランジャ摺動孔43は、大径孔部43aと小径孔部43bとからなる段付孔として構成されており(図2)、その大径孔部43aにプランジャ本体41が、その小径孔部43bにキャップ体42がそれぞれ摺動自在に嵌合している。しかして、細径部41aに連なるプランジャ本体41の段差面41bとキャップ体41のフランジ部42aとの間には、常時はプランジャ本体41とキャップ体42とを相互に離間する方向へ付勢するばね(付勢手段)44が介装されている。キャップ体42は、前記ばね44の付勢力により前方へ付勢され、図1に示す非作動状態において、そのフランジ部42aをプランジャ摺動孔43内の段差面43cに当接させて、プランジャ本体41の細径部41aの先端との間の所定の大きさXの隙45を開けるようになっている。なお、この状態においてはキャップ体42の先端は、リアクションディスク29にわずか接触するようになっている。
【0017】
上記気圧倍力装置においては、ブレーキペダルを踏込むと、入力軸26が前進してプランジャ40が図の左方向へ移動し、第2の弁座25が開いて、バルブボデー13内に流入した大気が大気通路16(16b,16a)を通って2つの作動圧室12,11に導入され、定圧室10,9との間に差圧が発生して、出力軸30に倍力した踏力が伝達される。そして、この倍力作用の開始により、出力軸30からの反力がリアクションディスク29を介してプランジャ40のキャップ体(反力受部材)42およびばね44に伝達される。この時、図2に示すようにリアクションディスク29の外径をD、バルブボデー13の小径孔部43bの口径をdとし、さらに出力軸30に発生する出力をFA 、ばね44のセット荷重をP1 とすると、これらの間に次式
A >P1 ×[D2 /d2
の関係が成立するまでは、キャップ体42は動かず、したがってプランジャ本体41にP1 の力しか伝達されず、図3に示すようにF1 のジャンプイン出力が発生する。なお、このF1 はP1 ×[D2 /d2 ]の大きさとなる。
【0018】
その後さらに出力が大きくなると、図2に示すようにリアクションディスク29の一部がバルブボデー13の小径孔部43b内に張り出し、これに応じてキャップ体42がばね44の付勢力に抗して後退し、遂にはキャップ体42とプランジャ本体41との間の隙45がなくなる。そして、この間ジャンプイン現象が生じ、図3に示すようにジャンプイン出力はF2 まで高まるようになる。因みに、X寸法の同じ従来の気圧式倍力装置の出力特性は、図3に点線で示すようになっており、本実施の形態における最高のジャンプイン出力F2 は、従来のジャンプイン出力F0 よりも、前記したばね44によって決まるジャンプイン出力F1 分(P1 ×[D2 /d2 ])だけ大きな値となる。
【0019】
すなわち、リアクションディスク29とプランジャ21との間の隙31(図7)を大きくしなくても、あるいはリアクションディスク29の硬さを高くしなくても、ジャンプイン出力を増大させることができ、したがって、リアクションディスク29の耐久性が低下する危険がなくなるばかりか、出力特性も安定する。換言すれば、同じジャンプイン出力を得たい場合には、X寸法を小さくすることができ、リアクションディスク29の耐久性はより一層向上するようになる。
【0020】
図4および5は、本発明に係る第2の実施の形態を示したものである。本第2の実施の形態の基本構造は、上記第1の実施の形態と同一であり、ここでは同一部分に同一符号を付すこととする。本第2の実施の形態の特徴とするところは、プランジャ40を構成するキャップ体(反力受部材)42の先端がリアクションディスク29に当接する状態で、キャップ体42のフランジ部42aがバルブボデー13のプランジャ摺動孔43の段差面43aから離れるように、かつキャップ体42とプランジャ本体41との間にわずかの隙46が形成されるように、キャップ体42の大きさまたはバルブボデー13の底厚を設定し、さらに、バルブボデー13に嵌合され復帰ばね33を受けるばね受47の内周縁に、出力軸30の基端大径部30aを押える環状突起48を設けた点にある。
【0021】
本第2の実施の形態においては、復帰ばね33の力がばね受47の環状突起48を介して出力軸30の基端大径部30aに加わることで、リアクションディスク29がバルブボデー13の端面に押えられ、倍力装置の非作動状態では、キャップ体42がばね44の付勢力に抗して後退し、そのフランジ42aがプランジャ摺動孔43の段差面43aから離れるようになる。したがって、倍力作用の開始当初は、出力軸30からの反力がリアクションディスク29を介してキャップ体42およびばね44に伝達され、この間にジャンプイン出力が発生する。そして、その後さらに出力が増大すると、リアクションディスク29が変形してキャップ体42を後退させ、隙46がなくなって、この間に、さらにジャンプイン出力が発生する。しかして、前記隙46はわずかとなっているので、リアクションディスク29の変形量はわずかとなり、ばね44によるジャンプイン出力がメインとなり、この結果、温度変化(特に低温)によりリアクションディスク29の硬さが変化してもその影響はわずかとなり、得られるジャンプイン出力はより安定する。
【0022】
図6は、本発明に係る第3の実施の形態を示したものである。本第3の実施の形態の特徴とするところは、プランジャ40の分割要素の1つである反力受部材として、上記各実施の形態におけるキャップ体42に代えて中実のブロック50を用い、また、リアクションディスク29を、上記第2の実施の形態と同様にばね受47を介して復帰ばね33の力で押え、さらに入力軸26を後退方向へ付勢するばね32(図4)を省略した点にある。本第3の実施の形態の作用は、第2の実施の形態と同様であるが、前記ばね32を省略している分、構造は簡単となる。なお、このばね32は、上記第1、第2の実施の形態においても省略することができるものである。
【0023】
上記各実施の形態において、プランジャ40を軸方向に2分割するようにしたが、本発明は、このプランジャを分割する数を特定するものではなく、より多数に分割しても良いものである。また、上記各実施の形態において、タンデム型への適用を示したが、本発明の適用対象は任意であり、定圧室と作動圧室と各1つ備えた汎用の倍力装置へも適用できることは、もちろんである。
【0024】
【発明の効果】
上記したように、本発明に係る気圧式倍力装置によれば、制動初期に、プランジャの分割要素を互いに離間する方向へ付勢する付勢手段の付勢力に応じたジャンプイン出力が最初(一段目)に発生し、その後にプランジャの分割要素間の隙の解消により発生する二段目のジャンプイン出力と合せて、大きなジャンプイン出力が得られるので、リアクションディスクの変形量を大きくし、またはその硬さを高くしなくてもジャンプイン出力を増大させることができ、リアクションディスクの耐久性が向上するばかりか、安定したジャンプイン出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるタンデム型気圧式倍力装置の構造を示す断面図である。
【図2】図1に示した気圧式倍力装置の要部を拡大して示す断面図である。
【図3】第1の実施の形態における入出力特性を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施の形態であるタンデム型気圧式倍力装置の構造を示す断面図である。
【図5】図4に示した気圧式倍力装置の要部を拡大して示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態であるタンデム型気圧式倍力装置の要部構造を示す断面図である。
【図7】従来のタンデム型気圧式倍力装置の構造を示す断面図である。
【図8】従来のタンデム型気圧式倍力装置の入出力特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 シェル本体
5,6 ダイアフラム
7,8 パワーピストン
9,10 定圧室
11,12 作動圧室
13 バルブボデー
20 弁機構
26 入力軸
28 ストップキー
29 リアクションディスク
30 出力軸
33 復帰ばね
40 プランジャ
41 プランジャ本体
42 キャップ体(反力受部材)
44 ばね(付勢手段)
47 ばね受
50 ブロック(反力受部材)

Claims (2)

  1. シェル本体内を、ダイアフラムを備えたパワーピストンにより定圧室と作動圧室とに区画し、前記パワーピストンに前記シェル本体を挿通してその後方へ延ばしたバルブボデーを支持させ、該バルブボデー内に入力軸と連動するプランジャを含む弁機構を配設し、該弁機構の作動により前記定圧室と前記作動圧室とに差圧を発生させて、パワーピストンの推力を前記バルブボデーに作動連結された出力軸に伝達し、かつ該出力軸に加わる反力をリアクションディスクと前記プランジャとを介して前記入力軸に伝達するようにした気圧式倍力装置において、前記プランジャを軸方向に複数分割すると共に、前記プランジャの分割要素を互いに離間する方向へ付勢する付勢手段を設け、前記プランジャの分割要素のうち出力軸側の分割要素は、前記付勢手段の付勢力により前記バルブボデーまたは前記リアクションディスクに当接させて前記出力軸側への変位を規制すると共に、該出力軸側の分割要素のみが前記リアクションディスクから前記プランジャ側に加わる反力を受けるようにし、前記リアクションディスクから前記出力軸側の分割要素に所定の反力が加わるまでは、前記付勢手段の付勢力により前記プランジャの分割要素間に隙を形成して、前記付勢手段の付勢力に応じた一段目のジャンプイン出力を発生させ、前記出力軸側の分割要素に前記所定の反力を超えた反力が加わるときには、前記付勢手段の付勢力に抗してプランジャの分割要素を前記隙がなくなるまで相対移動させて、二段目のジャンプイン出力を発生させることを特徴とする気圧式倍力装置。
  2. 前記付勢手段は前記プランジャの分割要素間に設けられたばねからなり、該ばねは、前記出力軸側の分割要素に前記所定の反力を超えた反力が加わるときに短縮することを特徴とする請求項1に記載の気圧式倍力装置。
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