JPH0986068A - 感光性平版印刷版およびその処理方法 - Google Patents
感光性平版印刷版およびその処理方法Info
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- JPH0986068A JPH0986068A JP26616095A JP26616095A JPH0986068A JP H0986068 A JPH0986068 A JP H0986068A JP 26616095 A JP26616095 A JP 26616095A JP 26616095 A JP26616095 A JP 26616095A JP H0986068 A JPH0986068 A JP H0986068A
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Abstract
ボールペン適性に優れ、実質的に有機溶剤を含まない低
pHの水系アルカリ現像液で現像することができ、多枚数
を現像しても安定した現像処理が可能な感光性平版印刷
版の提供、及び、現像処理時における手の腐食や失明等
の取扱い時の危険性と廃棄時の廃液処理性が改善された
感光性平版印刷版の処理方法の提供。 【解決手段】 感光性平版印刷版の支持体として、ピッ
ト径1.5μm以下のピットにおける「ピット径」と「径に
垂直な方向の最大深さ」の一次回帰分析による直線の勾
配が0.300以下であるピット形状を持つ粗面形状を表面
に有するアルミニウム系支持体を使用する。上記感光性
平版印刷版を、実質的に溶剤を含有しないpH12以下の水
系アルカリ現像液で現像する。
Description
びその処理方法に関する。
を設けたもので、支持体上にポジ型感光性組成物の層を
設けてなるポジ型感光性平版印刷版、支持体上にネガ型
感光性組成物の層を設けてなるネガ型感光性平版印刷版
がある。
は、印刷適性の面から、優れた親水性及び保水性を有
し、かつ、感光層との接着性が優れているものが要求さ
れている。
刷版用の支持体には、通常、表面に砂目立てといわれる
粗面化処理を施したアルミニウム板が用られている。こ
れら粗面化処理の方法としては、ボール研磨、ブラシ研
磨、ブラスト研磨、バフ研磨、ホーニング研磨等による
機械的粗面化法、塩酸、硝酸等の酸性電解液中で交流あ
るいは直流によって支持体表面を電解処理する電気化学
的粗面化法が知られている。
された支持体表面の形状を特定のものとすることによ
り、感光性平版印刷版の性能を改善することが試みられ
ている。例えば、特開平5-24376号公報には、比較的大
きなピット径を有するピットの「ピット径」と「径に垂
直な方向の最大深さ」の一次回帰分析による直線の勾配
を0.100以上とすることにより、印刷版として使用した
場合の耐刷力と汚れ難さを両立し、画像部の中間調部分
の汚れ難さを得ることが提案されているが、該公報に示
された方法によって得られた感光性平版印刷版は、未
だ、汚れ難さにおいて不十分であった。
焼付ける場合、複数の原稿フィルムを用い、その位置を
変えて次々と焼き付け(所謂、多面焼き付け)をするこ
とがある。この場合、それぞれの原稿フィルムの位置合
わせを行なうため、原稿の位置を感光層上にマークする
ことがある。このマーク付けのための筆記用具として
は、通常、ボールペンが用いられている。もしマークが
非画像部に付けられた場合、そのまま現像すると非画像
部の感光層は溶解除去されるが、ボールペンでのマーク
が砂目上に残り、印刷時にそこにインキが付着してマー
ク跡が印刷物に再現してしまうという故障が生じる。従
って、このようなことが起こらない感光性平版印刷版、
即ち、ボールペン適性を有する感光性平版印刷版が望ま
れている。しかしながら、上記公知の技術によっては、
優れたボールペン適性を有する感光性平版印刷版を得る
ことはできなかった。
には、pH12.5以上の高pHの珪酸塩を含有するアルカリ水
溶液が使用されている。しかし、このように高いpH値を
有する現像液は、仕込みや廃棄時に手に触れたり目に入
ったりする危険等の作業安全上の問題があり、また、廃
液の処理もやりにくいという問題があった。また、現像
液のpHが高いため支持体のアルミを腐食し易く、そのた
め長時間多数枚数現像時に沈澱が発生しやすいという欠
点があった。従って、低いpH値、例えば、pH12以下の現
像液で現像することができる感光性平版印刷版が望まれ
ている。また、現像液には、現像性を増大するために有
機溶剤を用いることが行なわれているが、有機溶剤は、
臭気を有しており、また、毒性を有するものも多く、火
災に対する危険性を持っており、製版工程の作業環境を
劣化させ、かつ、作業者の健康に悪影響を与えることに
なり、さらに、有機溶剤を使用した現像液を廃棄する場
合にはBOD規制を受けるなどの多くの欠点を有してい
るばかりでなく、有機溶剤の使用はコストを高くするこ
とになるので、感光性平版印刷版には、有機溶剤を使用
しないでも十分な現像性が得られることが望まれてい
る。
られた感光性平版印刷版は、このように低いpH値の現像
液で現像することができず、また、通常用いられている
高pHの現像剤で現像した場合にも、現像液に沈殿を発生
させることなく、長期間にわたり多量の感光性平版印刷
版を現像処理することはできなかった。
さいピット径を有するピットの形状を特定のものとする
ことにより上記の問題点が解決することができることを
見いだした。
像部に汚れの発生が防止され、ボールペン適性に優れ、
実質的に有機溶剤を含まない低pHの水系アルカリ現像液
で現像することができ、多枚数を現像しても安定した現
像処理が可能な感光性平版印刷版を提供することにあ
る。
る手の腐食や失明等の取扱い時の危険性と、廃棄時の廃
液処理性が改善された感光性平版印刷版の処理方法を提
供することにある。
合金よりなる支持体上に感光層を設けた感光性平版印刷
版において、粗面化処理を施されたアルミニウムあるい
はその合金よりなる支持体が、ピット径1.5μm以下のピ
ットにおける「ピット径」と「径に垂直な方向の最大深
さ」の一次回帰分析による直線の勾配が0.300以下であ
るピット形状を持つ粗面形状を表面に有する支持体であ
ることを特徴とする感光性平版印刷版。 (2)感光層が、ポジ型感光性組成物からなる感光層で
あることを特徴とする上記(1)記載の感光性平版印刷
版。 (3)上記(2)に記載の感光性平版印刷版を、実質的
に溶剤を含有しないpH12以下の水系アルカリ現像液で現
像することを特徴とする感光性平版印刷版の処理方法。 によって達成される。
されるアルミニウム板には、純アルミニウム板及びアル
ミニウム合金板(以下、併せてアルミニウム板とい
う。)が含まれる。アルミニウム合金としては種々のも
のが使用でき、例えば、珪素、銅、マンガン、マグネシ
ウム、クロム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニッケル、チタ
ン、ナトリウム、鉄等の金属とアルミニウムの合金が用
いられる。
化するに先立って、表面に付着した油や油脂性物質を除
去するために脱脂処理を施すことが好ましい。脱脂処理
としては、トリクレン、シンナー等による溶剤脱脂、ケ
ロシン等のエマルジョンを用いるエマルジョン脱脂処理
等が用いられる。また、上記脱脂処理のみでは除去され
ない汚れや自然酸化皮膜を除去するためには、苛性ソー
ダ等のアルカリ水溶液を用いることもできる。
を用いた場合、支持体の表面にはスマットが生成するの
で、この場合には、燐酸、硝酸、硫酸、クロム酸等の
酸、あるいはそれらの混酸に浸漬してデスマット処理を
施すことが好ましい。
ルミニウム板表面の形態を得るために粗面化処理が行な
われる。粗面化処理は、特に限定されるものではない
が、粗面化方法としては、機械的に表面を粗面化する機
械的方法、電気化学的に粗面化する方法、アルカリまた
は酸あるいはそれらの混合物からなるエッチング剤で表
面を粗面化する化学的粗面化方法がある。
るいは、これらを組み合わせて粗面化処理を行なうこと
ができる。
限定されるものではないが、用いることができる機械的
粗面化法としては、例えば、ボール研磨法、ブラシ研磨
法、ブラスト研磨法、バフ研磨法、ホーニング研磨法が
挙げられる。この中でも、ブラシ研磨法、ホーニング研
磨法が好ましい。また、あらかじめ粗面化されたシート
を支持体表面に張り合わせ、圧力をかけて粗面パターン
を転写することにより粗面化を行うこともできる。機械
的粗面化法は、単独で、あるいは、2種以上を組み合わ
せて行なうことができる。
化法も特に限定されるものではないが、用いることがで
きる電気化学的粗面化法としては、例えば、塩酸または
硝酸等を含む酸性電解液中で交流または直流によって表
面を電解処理する方法が挙げられる。電気化学的粗面化
法は、単独で、あるいは、2種以上を組み合わせて行な
うことができる。
ば、特公昭48-28123号公報、英国特許第896563号明細
書、特開昭53-67507号公報に記載されており、本発明に
おいては、これらの方法を用いることができる。
合、印加される電圧は、1〜50ボルトが好ましく、2〜
30ボルトが更に好ましい。電流密度は、10〜150A/dm2
が好ましく、20〜100A/dm2が更に好ましい。電気量
は、50〜5000クーロン/dm2、好ましくは100〜1000クー
ロン/dm2、より好ましくは200〜800クーロン/dm2であ
る。電解液の温度は、10〜50℃が好ましく、15〜45℃が
更に好ましい。電解液における塩酸または硝酸濃度は0.
01〜5重量%が好ましく、電解液としては硝酸系電解液
が好ましい。
物、アミン類、アルデヒド類、燐酸、クロム酸、ホウ
酸、酢酸、修酸等を加えることができる。
は、各粗面化処理の間に、酸またはアルカリの水溶液に
浸潰し、化学的エッチング処理を行うことが好ましい。
酸としては、例えば、硫酸、過硫酸、弗酸、燐酸、硝
酸、塩酸を用いることができ、アルカリとしては、例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムを用いることが
できる。上記化学的エッチング処理には、これらの中で
もアルカリの水溶液を用いるのが好ましい。化学的エッ
チング処理は、酸またはアルカリの0.05〜40重量%水溶
液を用い、40〜100℃の液温において5〜300秒処理する
ことによって行なうことができる。
溶液を用いて行った場合、支持体の表面にはスマットが
生成するので、燐酸、硝酸、硫酸、クロム酸等の酸ある
いはそれらの混酸に浸漬し、デスマット処理を施すこと
が好ましい。
ルミニウム板表面の形態を本発明の形態とするように選
択される。該選択は、簡単な実験によって行なうことが
できる。
密着性、非画像部表面の強度を向上させるために陽極酸
化処理を行うことが好ましい。
化処理の方法には特に制限はなく、公知の方法を用いる
ことができる。陽極酸化処理を行なうことにより、支持
体上には酸化皮膜が形成される。
は、多孔質酸化皮膜を形成することができるものならば
いかなるものでも使用でき、一般には、硫酸、燐酸、蓚
酸、クロム酸、スルファミン酸、ベンゼンスルホン酸等
あるいはこれらを2種類以上組み合わせた混酸が用いら
れる。
り種々変化するので一概に特定し得ないが、一般的に
は、電解液の濃度が1〜80重量%、電解液の温度5〜70
℃、電流密度1〜60A/dm2、電圧1〜100ボルト、電解
時間10秒〜5分の範囲が適当である。
酸水溶液を用い、直流電流で処理する方法であるが、交
流電流を用いることもできる。硫酸の濃度は10〜50重量
%であることが好ましく、電解液の温度20〜50℃、電流
密度1〜20A/dm2で20〜250秒間電解処理するのが好ま
しい。
要に応じ封孔処理を施してもよい。封孔処理は、熱水処
理、沸騰水処理、水蒸気処理、珪酸ソーダ処理、重クロ
ム酸塩水溶液処理、亜硝酸塩処理、酢酸アンモニウム塩
処理等の公知の方法を用いて行うことができる。
で、親水性層を設けてもよい。親水性層の形成には、米
国特許第3,181,461号明細書に記載のアルカリ金属珪酸
塩、米国特許第1,860,426号明細書に記載の親水性セル
ロース、特公平6-94234号公報、特公平6-2436号公報に
記載のアミノ酸およびその塩、特公平5-32238号公報に
記載の水酸基を有するアミン類およびその塩、特開昭62
-19494号公報に記載の燐酸塩、特開昭59-101651号公報
に記載のスルホ基を有するモノマー単位を含む高分子化
合物等を用いることができる。
光層へ擦り傷がつくのを防ぐために、また、現像時、現
像液中へのアルミニウム成分の溶出を防ぐために、特開
昭50-151136号公報、特開昭57-63293号公報、特開昭60-
73538号公報、特開昭61-67863号公報、特開平6-35174号
公報等に記載されている、支持体裏面に保護層を設ける
処理を行うことができる。
極酸化処理等を施し、アルミニウム板表面の形態を、ピ
ット径1.5μm以下のピットにおける「ピット径」と「径
に垂直な方向の最大深さ」の一次回帰分析による直線の
勾配が0.300以下であるピット形状を持つ粗面形状にす
る。
垂直な方向の最大深さ」は、粗面化処理を施されたアル
ミニウムあるいはその合金よりなる支持体の断面を観察
することにより求めることができる。
ようにして行なうことができる。まず、支持体片を樹脂
に包埋し、それを支持体表面に垂直な方向に切断し、研
摩して支持体の断面を切り出す。なお、研磨方法はいか
なる方法でも構わないが、ピット径1.5μm以下のピット
が観察できるようにいわゆる鏡面研磨を行うことが好ま
しい。ピットの観察は、通常の電子顕微鏡で断面の真正
面方向から写真を撮影して行う。この際の撮影倍率は約
3000倍〜約20000倍程度であり、ピット径1.5μm以下の
ピットの形状の観察が容易なように選択する。
直な方向の最大深さ」は、上記断面の真正面方向から撮
影した電子顕微鏡写真から求められたもので、「ピット
径」は、断面写真で観察されるのピットのくぼみの一方
縁から、もう一方の縁までの直線距離であり、ピットが
アルミニウムの生地の面に対して垂直方向に開いていな
い場合には、この直線はアルミニウム生地の面と平行に
はならない。また、「径に垂直な方向の最大深さ」は、
上記「ピット径」の直線に垂直な方向の深さが最大とな
る位置までの深さであり、ピットが左右対称形でない場
合は「ピット径」直線の垂直二等分の位置とはならな
い。
方向の最大深さ」は、上記断面の真正面方向から撮影し
た電子顕微鏡写真から求められたものであるため、現実
の「ピットの最大径」と「径に垂直な方向の最大深さ」
とは異なるものである。
直な方向の最大深さ」の一次回帰分析による直線の勾配
を求めるためには、少なくとも20個以上のピットをラン
ダムに選び、「ピット径」と「径に垂直な方向の最大深
さ」を求める必要がある。
ピットを測定したのち、X軸データに「ピット径」の実
長を、Y軸データに「径に垂直な方向の最大深さ」の実
長をとって、その一次回帰分析を行う。この際、断面上
で、ピット径0.05μmから1.5μmまでのピットをだいた
い偏りなくランダムに測定することがよい。
は、個々のピット形状本来の特性を解析するためにはで
きるだけ測定の対象としないことが好ましい。
ピット径1.5μm以下のピットにおける「ピット径」と
「径に垂直な方向の最大深さ」の一次回帰分析による直
線の勾配が0.300以下であるピット形状を持つ粗面形状
にすることにより、印刷時に非画像部に汚れの発生が防
止され、ボールペン適性に優れ、実質的に有機溶剤を含
まない低pHの水系アルカリ現像液で現像することがで
き、多枚数を現像しても安定した現像処理が可能な感光
性平版印刷版が提供することができることを見いだした
ものである。
する感光性組成物は特に限定されるものではなく、通
常、感光性平版印刷版に用いられている感光性組成物を
用いることができる。本発明において用いることができ
る感光性組成物としては、例えば、下記のものを挙げる
ことができる。
分子の側鎖または主鎖中に、マレイミド基、シシナミル
基、シンナモイル基、シンナミリデン基、シンナミリデ
ンアセチル基、カルコン基等の不飽和二重結合を有する
基を有する光架橋性ポリマーが挙げられる。
マーとしては、例えば、特開昭52-988号公報、独国特許
第2,626,769号明細書、ヨーロッパ特許第21,019明細
書、ヨーロッパ特許第3,552号明細書、ディー・アンゲ
バンドゥテ・マクロモレクラーレ・ケミー(Die Angewa
ndte Makromolekulare Chemie)115(1983)の163〜181
ぺージに記載されているポリマー、特開昭49-128991号
公報、同49-128992号公報、同49-128993号公報、同50-5
376号公報、同50-5377号公報、同50-5379号公報、同50-
5378号公報、同50-5380号公報、同53-5298号公報、同53
-5299号公報、同53-5300号公報、同50-50107号公報、同
51-47940号公報、同52-13907号公報、同50-45076号公
報、同52-121700号公報、同50-10884号公報、同50-4508
7号公報、独国特許第2,349,948号明細書、同第2,616,27
6号明細書に記載されている如き光架橋性ポリマーなど
を挙げることができる。
可溶性または膨潤性を有することが好ましい。光架橋性
ポリマーをアルカリ水に可溶性または膨潤性とするため
には、ポリマーにカルボン酸基、スルホン酸基、リン酸
基、ホスホン酸基及びこれらの基をアルカリ金属塩やア
ンモニウム塩とした基等の酸基を有せしめればよい。こ
れら酸基を有する光架橋性ポリマーは、例えば、上記の
酸基を有するモノマーとマレイミド基等の不飽和二重結
合を有する基を導入することができるモノマーを共重合
させることによって得ることができる。ポリマーの酸価
は30〜300の範囲であるのが好ましい。
バンドゥテ・マクロモレクラーレ・ケミー(Die Angewa
ndte Makromoleku1are Chemie)128(1984)の71〜91ペ
ージに記載されているような、N−〔2−(メタクリロ
イルオキシ)エチル〕−2,3−ジメチルマレイミドと
メタクリル酸あるいはアクリル酸との共重合体が有用で
ある。また、この共重合体を合成に際して、他のビニル
モノマーを共重合することによって目的に応じた多元共
重合体を得ることができる。例えば、他のビニルモノマ
ーとして、そのホモポリマーのガラス転移点が室温以下
となるアルキルメタアクリエートやアルキルアクリレー
トを用いることによつて共重合体に柔軟性を与えること
ができる。
リデン基、シンナミリデンアセチル基やカルコン基など
を側鎖または主鎖に有する光架橋性ポリマーとしては、
例えば、米国特許第3,030,208号の米国特許出願709,496
号、同第828,455号の各明細書の記載されている光架橋
性ポリエステルがある。上記の光架橋性ポリエステル
は、適当なポリカルボン酸または適当なポリカルボン酸
の低級アルキルエステルまたはクロライドと適当な多価
アルコールとをエステル化触媒の存在下に縮合せしめる
ことにより得られる。
可溶性または膨潤性としたものとしては、例えば、特開
昭60-191244号公報に記載されている、主鎖には芳香核
に隣接した光二量化可能な不飽和二重結合、側鎖にはカ
ルボキシル基、末端には水酸基を有するポリエステルプ
レポリマーに水酸基と反応し得る官能基を分子中に2個
以上有する鎖延長剤、例えば、ジイソシアネート化合
物、ジフェニルカーボネート、テレフタロイルビス(N
−カプロラクタム)等を反応させて得られる感光性ポリ
マー、及び、主鎖には芳香核に隣接した光二量化可能な
不飽和二重結合、末端には水酸基とを有するポリエステ
ルプレポリマーまたはポリウレタンプレポリマーに、鎖
延長剤としてピロメリット酸二無水物やシクロペンタン
カルボン酸二無水物を反応させ、側鎖にカルボキシル基
を導入した光架橋性ポリマーを挙げることができる。
キシル基とを有する酸価20〜200のアルカリ水に可溶性
または膨潤性の光架橋性ポリマーを挙げることができ
る。これらの光架橋性ポリマーは、特開昭62-175729号
公報、特開昭62-175730号公報、特開昭63-25443号公
報、特開昭63-218944号公報、特開昭63-218945号公報に
記載されている。
橋系感光性樹脂組成物には増感剤を使用することができ
る。増感剤としては、波長300nm以上の範囲で実際に充
分な光吸収を可能にするような極大吸収を有する三重項
増感剤が好ましい。そのような増感剤としては、ベンゾ
フェノン誘導体、ベンズアンスロン誘導体、キノン類、
芳香族二トロ化合物、ナフトチアゾリン誘導体、ベンゾ
チアゾリン誘導体、チオキサントン類、ナフトチアゾー
ル誘導体、ケトクマリン化合物、ベンゾチアゾール誘導
体、ナフトフラノン化合物、ピリリウム塩、チアピリリ
ウム塩等を拳げることができる。
要に応じて、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレ
ン、ポリアクリル酸アルキルエステル、アクリル酸アル
キルエステル、アクリロニトリル、塩化ビニル、スチレ
ン、ブタジエンなどのモノマーの共重合体、ポリアミ
ド、メチルセルロース、ポリビニルホルマール、ポリビ
ニルブチラール、メタクリル酸共重合体、アクリク酸共
重合体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体など
の結合剤、ジブチルフタレート、ジヘキシルフタレート
などのフタル酸ジアルキルエステル、オリゴエチレング
リコールアルキルエステル、リン酸エステルなどの可塑
剤などを添加することができる。また、感光層の着色を
目的として、染料、顔料、焼出し剤としてpH指示薬等を
添加するのも好ましい。
た場合、付加重合して硬化し、実質的に不溶化をもたら
すようなエチレン性不飽和二重結合を有する単量体、二
量体、三量体もしくはオリゴマー(以下、光重合成性化
合物という。)を含む組成物である。
重合性化合物はは公知であり、本発明の光重合系感光性
組成物においては、これら公知の付加重合性不飽和結合
を有する重合可能な化合物を用いることができ、どのよ
うな化学構造を有するものであってもよいが、分子中に
2またはそれ以上の付加重合性不飽和結合を有する化合
物が好ましい。
和カルボン酸、不飽和カルボン酸と脂肪族ポリヒドロキ
シ化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と芳香族ポリ
ヒドロキシ化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と多
価カルボン酸および前述の脂肪族ポリヒドロキシ化合
物、芳香族ポリヒドロキシ化合物等の多価ヒドロキシ化
合物とのエステル化反応により得られるエステル等が挙
げられ、具体的には、特開昭59-71048号公報に記載され
ているジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリアクリレート、ヒドロキノンジ(メ
タ)アクリレート、ピロガロールトリアクリレート、
2,2−ビス(4−アクリロキシジエトキシフェニル)
プロパン等が挙げられる。その他、エチレンビス(メ
タ)アクリルアミド、ヘキサメチレンビス(メタ)アク
リルアミド等の(メタ)アクリルアミド類、あるいは、
ビニルウレタン化合物やエポキシ(メタ)アクリレート
等を挙げることができる。光重合成性化合物は、2以上
併用しても構わない。
術分野で通常知られている光重合開始剤が添加される。
用いられる光重合開始剤は特に限定はなく、光重合系感
光性組成物に用いられる従来公知のものが使用でき、例
えば、ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル、ベン
ゾフェノン、アントラキノン、ミヒラーズケトン、トリ
ハロメチル−s−トリアジン系化合物、オキサジアゾー
ル系化合物、ビイミダゾールとミヒラーズケトンとの複
合体系、チオキサントン系化合物と芳香族第3アミンと
の複合体系等をいずれも好適に用いることができる。
の露光に用いられる光源波長に吸収を有する化合物が用
いられる。
ダーとして高分子化合物を添加することができる。これ
ら高分子化合物としては、アルカリ水可溶性または膨潤
性で、かつ、フィルム形成可能な高分子重合体、例え
ば、ベンジル(メタ)アクリレート/(メタ)アクリル
酸/必要に応じてその他の付加重合性ビニルモノマーよ
りなる共重合体、メタクリル酸/メタクリル酸メチル
(またはメタクリル酸エステル)よりなる共重合体、無
水マレイン酸共重合体にペンタエリスリトール卜リアク
リレートを半エステル化で付加させたもの、酸性ビニル
共重合体を用いることができる。
合物の好ましい例としては、芳香族ジアゾニウム塩とホ
ルムアルデヒドまたはアセトアルデヒドとの縮合物で代
表されるジアゾ樹脂が挙げられる。特に好ましくは、p
−ジアゾフェニルアミンとホルムアルデヒドまたはアセ
トアルデヒドとの縮合物の塩、例えば、へキサフルオロ
燐酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、過塩素酸塩または過
ヨウ素酸塩と前記縮合物との反応生成物であるジアゾ樹
脂無機塩や、米国特許第3,300,309号明細書中に記載さ
れている、前記縮合物とスルホン酸類との反応生成物で
あるジアゾ樹脂有機塩等が挙げられる。
は、下記一般式[A]で表される構造を持つものが好ま
しい。
表し、R1R2及びR3は、それぞれ水素原子、アルコキ
シ基、またはアルキル基を表し、Xは、対アニオンを示
す。Yは、2価の結合手で、−O−、−S−または−N
H−を表す。Aは、縮合可能な芳香族性基を表す。]
芳香族性基を与えるために用いることができる芳香族化
合物の具体例としては、m−クロロ安息香酸、ジフェニ
ル酢酸、フェノキシ酢酸、p−メトキシフェニル酢酸、
p−メトキシ安息香酸、2,4−ジメトキシ安息香酸、
2,4−ジメチル安息香酸、p−フェノキシ安息香酸、
4−アニリノ安息香酸、4−(m−メトキシアニリノ)
安息香酸、4−(p−メチルベンゾイル)安息香酸、4
−(p−メチルアニリノ)安息香酸、フェノール、
(o,m,p)−クレゾール、キシレノール、レゾルシ
ン、2−メチルレゾルシン、(o,m,p)−メトキシ
フェノール、m−エトキシフェノール、カテコール、フ
ロログルシン、p−ヒドロキシエチルフェノール、ナフ
トール、ピロガロール、ヒドロキノン、p−ヒドロキシ
ベンジルアルコール、4−クロロレゾルシン、ビフェニ
ル−4,4’−ジオール、1,2,4−ベンゼントリオ
ール、ビスフェノールA、2,4−ジヒドロキシベンゾ
フェノン、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノ
ン、p−ヒドロキシアセトフェノン、4,4−ジヒドロ
キシジフェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルアミン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスル
フィド、クミルフェノール、(o,m,p)−クロロフ
ェノール、(o,m,p)−ブロモフェノール、サリチ
ル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、2−メチル−4−ヒド
ロキシ安息香酸、6−メチル−4−ヒドロキシ安息香
酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロ
キシ安息香酸、2,6−ジヒドロキシ−4−安息香酸、
4−クロロ−2,6−ジヒドロキシ安息香酸、4−メト
キシ−2,6−ジオキシ安息香酸、没食子酸、フロログ
ルシンカルボン酸、p−ヒドロキシフェニル(メタ)ア
クリルアミド、桂皮酸、桂皮酸エチル、p−ヒドロキシ
桂皮酸、スチレン、(o,p)−ヒドロキシスチレン、
スチルベン、4−ヒドロキシスチルベン、4,4’−ジ
ヒドロキシスチルベン、4−カルボキシスチルベン、
4,4’−ジカルボキシスチルベン、ジフェニルエーテ
ル、ジフェニルアミン、ジフェニルチオエーテル、4−
メトキシジフェニルエーテル、4−メトキシジフエニル
アミン、4−メトキシジフェニルチオエーテル等を挙げ
ることができる。
キシ安息香酸、p−メトキシ安息香酸、p−ヒドロキシ
桂皮酸、p−モドロキシフェニル(メタ)アクリルアミ
ド、ジフェニルエーテル、4−メトキシジフェニルエー
テル、ジフェニルアミンである。
アゾ化合物の構成単位となる芳香族ジアゾニウム化合物
には、例えば、特公昭49-48001号公報に挙げられるよう
なジアゾニウム塩を用いることができるが、特に、ジフ
ェニルアミン−4−ジアゾニウム塩類が好ましい。ジフ
ェニルアミン−4−ジアゾニウム塩類は、4−アミノ−
ジフェニルアミン類から誘導されるが、このような4−
アミノ−ジフェニルアミン類としては、4−アミノ−ジ
フェニルアミン、4−アミノ−3−メトキシ−ジフェニ
ルアミン、4−アミノ−2−メトキシ−ジフェニルアミ
ン、4’−アミノ−2−メトキシ−ジフェニルアミン、
4’−アミノ−4−メトキシジフェニルアミン、4−ア
ミノ−3−メチルジフェニルアミン、4−アミノ−3−
エトキシ−ジフェニルアミン、4−アミノ−3−β−ヒ
ドロキシ−エトキシジフェニルアミン、4−アミノージ
フェニルアミン−2−スルホン酸、4−アミノ−ジフェ
ニルアミン−2−カルボン酸、4−アミノ−ジフェニル
アミン−2’−カルボン酸等を挙げることができる。特
に好ましくは3−メトキシ−4−アミノ−ジフェニルア
ミン、4−アミノ−ジフェニルアミンを挙げることがで
きる。
ば、フォトグラフィック・サイエンス・アンド・エンジ
ニアリング(Photo.Sci.Eng.)第17巻、第33頁(197
3)、米国特許第2,063,631号、同第2,679,498号各明細
書、特公昭49-48001号公報に記載の方法に従い、硫酸や
リン酸あるいは塩酸中で芳香族ジアゾニウム塩、Aで表
される芳香族性基を与える芳香族化合物及び活性カルボ
ニル化合物、例えば、パラホルムアルデヒド、アセトア
ルデヒド、ベンズアルデヒドあるいはアセトン、アセト
フェノンとを重縮合させることによって得られる。
る芳香族性基を与える芳香族化合物と上記一般式[A]
で表される構造を持つジアゾ化合物の構成単位となる芳
香族ジアゾニウム化合物及び活性カルボニル化合物等は
その相互の組合わせは自由であり、さらに各々2種以上
を混ぜて縮合することも可能である。また、Aで表され
る芳香族性基を与える芳香族化合物と芳香族ジアゾニウ
ム化合物の仕込みモル比は、好ましくは1:0.1〜0.1:
1、より好ましくは1:0.5〜0.2:1、更に好ましくは
1:1〜0.2:1である。
アゾ化合物の構成単位となる芳香族ジアゾニウム化合物
は、Aで表される芳香族性基を与える芳香族化合物及び
芳香族ジアゾニウム化合物とアルデヒド類またはケトン
類とを仕込み、低温で短時間、例えば、3時間程度反応
させることにより得られる。
合物及び芳香族ジアゾニウム化合物とアルデヒド類また
はケトン類とを仕込み量は、Aで表される芳香族性基を
与える芳香族化合物及び芳香族ジアゾニウム化合物の合
計とアルデヒド類またはケトン類とをモル比で、好まし
くは1:0.6〜1.2、より好ましくは1:0.7〜1.5であ
る。
る。ジアゾ化合物の対アニオンは、該ジアゾ化合物と安
定な塩を形成し、かつ、該ジアゾ化合物を有機溶媒に可
溶となすアニオンを含む。このようなアニオンを形成す
るものとしては、デカン酸及び安息香酸等の有機カルボ
ン酸、フェニルリン酸等の有機リン酸及びスルホン酸を
含み、典型的な例としては、メタンスルホン酸、クロロ
エタンスルホン酸、ドデカンスルホン酸、ベンゼンスル
ホン酸、トルエンスルホン酸、メシチレンスルホン酸、
及びアントラキノンスルホン酸、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、ヒドロキシ
スルホン酸、4−アセチルベンゼンスルホン酸、ジメチ
ル−5−スルホイソフタレート等の脂肪族並びに芳香族
スルホン酸、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベ
ンゾフェノン、1,2,3−トリヒドロキシベンゾフェ
ノン、2,2’,4−トリヒドロキシベンゾフェノン等
の水酸基含有芳香族化合物、ヘキサフルオロリン酸、テ
トラフルオロホウ酸等のハロゲン化ルイス酸、Cl
O4、IO4等の過ハロゲン酸等を挙げることができる。
但し、これに限られるものではない。これらの中で、特
に好ましいのは、ヘキサフルオロリン酸、テトラフルオ
ロホウ酸である。
子量には特に限定はなく、例えば、上記の共縮合ジアゾ
樹脂は、各単量体のモル比及び縮合条件を種々変えるこ
とにより、その分子量は任意の値として得ることができ
るが、本発明においては一般に、好ましくは、分子量が
約400乃至10,000のものが有効に使用でき、より好まし
くは、約800乃至5,000のものが適当である。
て、ジアゾ化合物は、好ましくは結合剤と共に使用され
る。かかる結合剤としては種々の高分子化合物を使用す
ることができるが、好ましくは、特開昭54-98613号公報
に記載されている芳香族性水酸基を有する単量体、例え
ば、N−(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド、
N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド、o
−、m−またはp−ヒドロキシスチレン、o−、m−ま
たはp−ヒドロキシフェニルメタクリレート等と他の単
量体との共重合体、米国特許第4,123,276号明細書に記
載されているヒドロキシエチルアクリレート単位または
ヒドロキシエチルメタクリレート単位を主な繰り返し単
位として含むポリマー、シェラック、ロジン等の天然樹
脂、ポリビニルアルコール、米国特許第3,751,257号明
細書に記載されている線状ポリウレタン樹脂、ポリビニ
ルアルコールのフタレート化樹脂、ビスフェノールAと
エピクロルヒドリンとの縮合物であるエポキシ樹脂、酢
酸セルロース、セルロースアセテートフタレート等のセ
ルロール誘導体が挙げられる。
性組成物 o−キノンジアジド化合物とは、分子中にo−キノンジ
アジド基を有する化合物であって、本発明で使用するこ
とができるo−キノンジアジド化合物としては、例え
ば、o−ナフトキノンジアジド化合物、例えば、o−ナ
フトキノンジアジドスルホン酸とフェノール類及びアル
デヒド又はケトンとの重縮合樹脂とのエステル化合物等
が挙げられる。
トンとの重縮合樹脂におけるフェノール類としては、例
えば、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、
p−クレゾール、3,5−キシレノール、カルバクロー
ル、チモール等の一価フェノール、カテコール、レゾル
シン、ヒドロキノン等の二価フェノール、ピロガロー
ル、フロログルシン等の三価フェノール等が挙げられ
る。アルデヒドとしては、例えば、ホルムアルデヒド、
ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、クロトンアルデ
ヒド、フルフラール等が挙げられる。これらのうちで好
ましいものはホルムアルデヒド及びベンズアルデヒドで
ある。ケトンとしては、例えば、アセトン、メチルエチ
ルケトン等が挙げられる。
との重縮合樹脂の具体的な例としては、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホルムアルデヒ
ド樹脂、m−,p−混合クレゾール・ホルムアルデヒド
樹脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹脂、ピロガロー
ル・アセトン樹脂等が挙げられる。
いて、フェノール類のOH基に対するo−ナフトキノン
ジアジドスルホン酸の縮合率(OH基1個に対する反応
率)は、15%〜80%が好ましく、より好ましくは20%〜
45%である。
ジド化合物としては、特開昭58-43451号公報に記載の以
下の化合物も挙げることができる。即ち、例えば、1,
2−ベンゾキノンジアジドスルホン酸エステル、1,2
−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル、1,2−
ベンゾキノンジアジドスルホン酸アミド、1,2−ナフ
トキノンジアジドスルホン酸アミドなどの公知の1,2
−キノンジアジド化合物、更に具体的には、ジェイ・コ
サール(J.Kosar)著「ライト−センシティブ・システ
ムズ」(Light-Sensitive Systems)第339〜352頁(196
5年)、ジョン・ウィリー・アンド・サンズ(John Will
ey & Sons)社(ニューヨーク)やダブリュー・エス・
ディ・フォレスト(W.S.De Forest)著「フォトレジス
ト」(Photoresist)第50巻(1975年)、マックローヒ
ル(McGraw Hill)社(ニューヨーク)に記載されてい
る1,2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸フェ
ニルエステル、1,2,1′,2′−ジ−(ベンゾキノ
ンジアジド−4−スルホニル)−ジヒドロキシビフェニ
ル、1,2−ベンゾキノンジアジド−4−(N−エチル
−N−β−ナフチル)−スルホンアミド、1,2−ナフ
トキノンジアジド−5−スルホン酸シクロヘキシルエス
テル、1−(1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホニル)−3,5−ジメチルピラゾール、1,2−ナフ
トキノンジアジド−5−スルホン酸−4′−ヒドロキシ
ジフェニル−4′−アゾ−β−ナフトールエステル、
N,N−ジ−(1,2−ナフトキノンジアジド−5−ス
ルホニル)−アニリン、2′−(1,2−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホニルオキシ)−1−ヒドロキシ−
アントラキノン、1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンエス
テル、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸
−2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンエステ
ル、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸ク
ロリド2モルと4,4′−ジアミノベンゾフェノン1モ
ルとの縮合物、1,2−ナフトキノンジアジド−5−ス
ルホン酸クロリド2モルと4,4′−ジヒドロキシ−
1,1′−ジフェニルスルホン酸1モルとの縮合物、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリ
ド1モルとプルプロガリン1モルとの縮合物、1,2−
ナフトキノンジアジド−5−(N−ジヒドロアビエチ
ル)−スルホンアミドなどの1,2−キノンジアジド化
合物を例示することができる。また、特公昭37-1953
号、同37-3627号、同37-13109号、同40-26126号、同40-
3801号、同45-5604号、同45-27345号、同51-13013号、
特開昭48-96575号、同48-63802号、同48-63803号各公報
に記載された1,2−キノンジアジド化合物も挙げるこ
とができる。
1,2−ベンゾキノンジアジドスルホニルクロリド又は
1,2−ナフトキノンジアジドスルホニルクロリドをピ
ロガロール・アセトン縮合樹脂又は2,3,4−トリヒ
ドロキシベンゾフェノンと反応させて得られるo−キノ
ンジアジドエステル化合物が特に好ましい。
物は、上記化合物を各々単独で用いてもよいし、2種以
上を組合せて用いてもよい。
することができるがアルカリ可溶性樹脂と混合して用い
ることが好ましい。
物と併用することが好ましいアルカリ可溶性樹脂として
は、例えば、ノボラック樹脂、フェノール性水酸基を有
するビニル系重合体、特開昭55-57841号公報に記載され
ている多価フェノールとアルデヒド又はケトンとの縮合
樹脂等が挙げられる。
ェノール・ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール・ホルム
アルデヒド樹脂、特開昭55-57841号公報に記載されてい
るようなフェノール・クレゾール・ホルムアルデヒド共
重合体樹脂、特開昭55-127553号公報に記載されている
ようなp−置換フェノールとフェノールもしくはクレゾ
ールとホルムアルデヒドとの共重合体樹脂等が挙げられ
る。
準)は、好ましくは数平均分子量Mnが3.00×102〜7.5
0×103、重量平均分子量Mwが1.00×103〜3.00×104、
より好ましくはMnが5.00×102〜4.00×103、Mwが3.
00×103〜2.00×104である。
し、2種以上を組合せて用いてもよい。
ク樹脂は感光性組成物中に5〜95重量%含有させるのが
好ましい。
系重合体とは、該フェノール性水酸基を有する単位を分
子構造中に有する重合体であり、下記一般式[I]〜
[V]で表される構造単位を少なくとも1つの含む重合
体が好ましい。
1およびR2は、それぞれ水素原子、アルキル基又はカル
ボキシル基を表し、好ましくは水素原子である。R
3は、水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基を表し、
好ましくは水素原子又はメチル基、エチル基等のアルキ
ル基である。R4は、水素原子、アルキル基、アリール
基又はアラルキル基を表し、好ましくは水素原子であ
る。Aは、窒素原子又は酸素原子と芳香族炭素原子とを
連結する、置換基を有していてもよいアルキレン基を表
し、mは、0〜10の整数を表し、Bは、置換基を有して
いてもよいフェニレン基又は置換基を有してもよいナフ
チレン基を表す。
有するビニル系重合体は、前記一般式[I]〜一般式
[V]でそれぞれ表される構造単位を有する共重合体型
の構造を有するものが好ましく、共重合させる単量体と
しては、例えば、エチレン、プロピレン、イソブチレ
ン、ブタジエン、イソプレン等のエチレン系不飽和オレ
フィン類、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、p−クロロスチレン等のスチレン
類、例えば、アクリル酸、メタクリル酸等のアクリル酸
類、例えば、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸
等の不飽和脂肪族ジカルボン酸類、例えば、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n−ブチル、
アクリル酸イソブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル
酸−2−クロロエチル、アクリル酸フェニル、α−クロ
ロアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、エタクリル酸エチル等のα−メチレン脂肪族
モノカルボン酸のエステル類、例えば、アクリロニトリ
ル、メタアクリロニトリル等のニトリル類、例えば、ア
クリルアミド等のアミド類、例えば、アクリルアニリ
ド、p−クロロアクリルアニリド、m−ニトロアクリル
アニリド、m−メトキシアクリルアニリド等のアニリド
類、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾ
エ酸ビニル、酢酸ビニル等のビニルエステル類、例え
ば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、イ
ソブチルビニルエーテル、β−クロロエチルビニルエー
テル等のビニルエーテル類、塩化ビニル、ビニリデンク
ロライド、ビニリデンシアナイド、例えば、1−メチル
−1−メトキシエチレン、1,1−ジメトキシエチレ
ン、1,2−ジメトキシエチレン、1,1−ジメトキシ
カルボニルエチレン、1−メチル−1−ニトロエチレン
等のエチレン誘導体類、例えば、N−ビニルピロール、
N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−
ビニルピロリデン、N−ビニルピロリドン等のN−ビニ
ル系単量体がある。これらの単量体は、不飽和二重結合
が開裂した構造で高分子化合物中に存在する。
のエステル類、ニトリル類が本発明の目的に対して優れ
た性能を示し、好ましい。
合体中にブロックまたはランダムのいずれかの状態で結
合していてもよい。
体を併用する場合、フェノール性水酸基を有するビニル
系重合体は感光性組成物中に0.5〜70重量%含有させる
のが好ましい。
体は、上記重合体を単独で用いてもよいし、又2種以上
を組合せて用いてもよい。又、他の高分子化合物等と組
合せて用いることもできる。
キノンジアジド化合物の感光性組成物中に占める割合
は、5〜60重量%が好ましく、特に好ましいのは、10〜
50重量%である。
光性組成物には、感脂性を向上させるために、例えば、
p−tert−ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂、p
−n−オクチルフェノールホルムアルデヒド樹脂あるい
はこれらの樹脂がo−キノンジアジド化合物で部分的に
エステル化されている樹脂などを添加することもでき
る。
添加することができる。本発明で使用することができる
包接化合物は、化学種を取り込む(包接する)ことがで
きる化合物であれば特に限定されないが、組成物の調製
に用いる溶剤に可溶な有機系化合物が好ましい。そのよ
うな有機系化合物の例としては、例えば、「ホストゲス
トケミストリー」(平岡道夫ら著、講談社1984年、東
京)などの成書や「テトラヘドロンレポート」(No.226
(1987)P5725A. Colletら)、「化学工業4月号」
((1991)P278新海ら)、「化学工業4月号」((199
1)P288平岡ら)などに示されているものが挙げられ
る。
きる包接化合物としては、例えば、環状D−グルカン
類、シクロファン類、中性ポリリガンド、環状ポリアニ
オン、環状ポリカチオン、環状ペプチド、スフェランド
(SPHERANDS)、キャビタンド(CAVITANDS)およびそれ
らの非環状類縁体が挙げられる。これらの中でも、環状
D−グルカン類及びその非環状類縁体、シクロファン
類、中性ポリリガンドが更に好ましい。
体としては、例えば、α−D−グルコピラノースがグリ
コキシド結合によって連なった化合物が挙げられる。
ス、アミロペクチンなどのD−グルコピラノース基によ
り構成される糖質類、α−シクロデキストリン、β−シ
クロデキストリン、γ−シクロデキストリン、D−グル
コピラノース基の重合度が9以上のシクロデキストリン
などのシクロデキストリン及びSO3C6H4CH2C6H4
SO3基、NHCH2CH2NH基、NHCH2CH2NH
CH2CH2NH基、SC6H5基、N3基、NH2基、NE
t2基、SC(NH + 2)NH2基、SH基、SCH2CH
2NH2基、イミダゾール基、エチレンジアミン基などの
置換基を導入した下記式
た、下記一般式[IX]及び一般式[X]で表されるシク
ロデキストリン誘導体及び分岐シクロデキストリン、シ
クロデキストリンポリマー等も挙げられる。
異なっていてもよく、水素原子、アルキル基または置換
アルキル基を表す。特に、R 1〜R3が水素原子あるいは
ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基であるもの
が好ましく、1分子中の置換アルキル基の含有率が15%
〜50%であるものが更に好ましい。n2は4〜10の正
の整数を表す。
H、−R2 −SO3H、−R2−NH2または−N−
(R3)2(R2は、炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖の
アルキレン基を表し、R3は、炭素数1〜5の直鎖また
は分岐鎖のアルキル基を表す。
unal of the American Chemical Society」第71巻 第3
54頁 1949年、「Cheimish Berichte」第90巻 第2561頁
1949年,第90巻 第2561頁 1957年に記載されている
が、勿論これらに限定されるものではない。
ンとは、公知のシクロデキストリンにグルコース、マル
トース、セロビオーズ、ラクトース、ショ糖、ガラクト
ース、グルコサミン等の単糖類や2糖類等の水溶性物質
を分岐付加ないし結合させたものであり、好ましくは、
シクロデキストリンにマルトースを結合させたマルトシ
ルシクロデキストリン(マルトースの結合分子数は1分
子、2分子、3分子等いずれでもよい)やシクロデキス
トリンにグルコースを結合させたグルコシルシクロデキ
ストリン(グルコースの結合分子数は1分子、2分子、
3分子等いずれでもよい)が挙げられる。
合成方法は、例えば、澱粉化学、第33巻、第2号、119
〜126頁(1986)、同127〜132頁(1986)、澱粉化学、
第30巻、第2号、231〜239頁(1983)等に記載されてお
り、これら公知の方法を参照して合成可能であり、例え
ば、マルトシルシクロデキストリンは、シクロデキスト
リンとマルトースを原料とし、イソアミラーゼやプルラ
ナーゼ等の酵素を利用してシクロデキストリンにマルト
ースを結合させる方法で製造できる。グルコシルシクロ
デキストリンも同様の方法で製造できる。
シクロデキストリンとしては、以下に示す具体的例示化
合物を挙げることができる。
いては、HPLC,NMR,TLC(薄層クロマトグラフィー)、IN
EPT法(Insensitive nuclei enhanced by polarization
transfer)等の測定法で種々検討されてきているが、
現在の科学技術をもってしてもいまだ確定されておらず
推定構造の段階にある。しかしながら、各単糖類又は2
糖類等がシクロデキストリンに結合していることは上記
測定法で誤りのないことである。この故に、本発明にお
いては、単糖類や2糖類の多分子がシクロデキストリン
に結合している際には、例えば、以下に示すようにシク
ロデキストリンの各ぶどう糖に個々に結合している場合
や、1つのぶどう糖に直鎖状に結合しているものの両方
を包含するものである。
既存のシクロデキストリンの環構造はそのまま保持され
ているので、既存のシクロデキストリンと同様な包接作
用を示し、かつ、水溶性の高いマルトースないしグルコ
ースが付加し、水ヘの溶解性が飛躍的に向上しているの
が特徴である。
ンは市販品としての入手も可能であり、例えば、マルト
シルシクロデキストリンは塩水港精糖社製イソエリート
(登録商標)として市販されている。
リンポリマーについて説明する。
リマーとしては、下記一般式[XI]で表されるものが好
ましい。
リマーは、シクロデキストリンを、例えば、エピクロル
ヒドリンにより架橋高分子化して製造できる。
水溶性すなわち水に対する溶解度が、25℃で水100ミリ
リットルに対し20g以上あることが好ましく、そのため
には上記一般式[XI]における重合度n2を3〜4とす
ればよく、この値が小さい程シクロデキストリンポリマ
ー自身の水溶性および前記物質の可溶化効果が高い。
えば、特開昭61-97025号公報やドイツ特許第3,544,842
号明細書等に記載された一般的な方法で合成できる。
も、前記の如くシクロデキストリンポリマーの包接化合
物として使用してもよい。
によりつながった構造を有する環状化合物であって、多
くの化合物が知られてり、シクロファン類としては、こ
れら公知の化合物を挙げることができる。
合、−(CR1R2)m−結合、−O(CR1R2)mO−結
合、−NH(CR1R2)mNH−結合、−(CR1R2)p
NR3(CR4R5)q−結合、−(CR1R2)pN+R3R4
(CR5R6)q−結合、−(CR1R2)pS+R3(CR4
R5)q−結合、−CO2−結合、−CONR−結合(こ
こで、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、同一でも
異なっていてもよく、水素原子または炭素数1〜3のア
ルキル基を示し、m、pおよびqは、同一でも異なって
いてもよく、1〜4の整数を示す。)などが挙げられ
る。
ド、シクロトリヴェラトリレンに代表される下記式
ン、カリックスアレン、レゾルシノール−アルデヒド環
状オリゴマーなどに代表される下記式
げられる。
物、クリプタンド、環状ポリアミンおよびそれらの非環
状類縁体が挙げられる。該化合物は、金属イオンを有効
に取り込むことが知られているが、カチオン性有機分子
も有効に取り込むことができる。
素、デオキシコール酸、ジニトロジフェニル、ヒドロキ
ノン、o−トリチモチド、オキシフラバン、ジシアノア
ンミンニッケル、ジオキシトリフェニルメタン、トリフ
ェニルメタン、メチルナフタリン、スピロクロマン、ぺ
ルヒドロトリフェニレン、粘度鉱物、グラファイト、ゼ
オライト(ホージャサイト、チャバザイト、モルデナイ
ト、レビーナイト、モンモリロナイト、ハロサイト
等)、セルロース、アミロース、タンパク質等が挙げら
れる。
てもよいが、包接化合物自身あるいは分子を取り込んだ
包接化合物の溶剤への溶解性、その他の添加剤との相溶
性を良好にするために包接能を有する置換基をポリマー
にペンダント置換基として懸垂させたポリマーを一緒に
添加してもよい。
公報、特開平3-221502号公報、特開平3-221503号公報、
特開平3-221504号公報、特開平3-221505号公報に開示さ
れているような方法を用いて容易に得ることができる。
D−グルカン類、シクロファン類、および非環状シクロ
ファン類縁体が好ましい。更に具体的には、シクロデキ
ストリン、カリックスアレン、レゾルシノール−アルデ
ヒド環状オリゴマー、パラ置換フェノール類非環状オリ
ゴマーが好ましい。
キストリン及びその誘導体が挙げられ、このうちβ−シ
クロデキストリン及びその誘導体が更に好ましい。
より可視画像を形成させるプリントアウト材料を添加す
ることができる。プリントアウト材料は、露光により酸
もしくは遊離基を生成する化合物と該生成された酸もし
くは遊離基と相互作用することによってその色調を変え
る有機染料より成るもので、露光により酸もしくは遊離
基を生成する化合物としては、例えば、特開昭50-36209
号公報に記載のo−ナフトキノンジアジド−4−スルホ
ン酸ハロゲニド、特開昭53-36223号公報に記載のトリハ
ロメチル−2−ピロンやトリハロメチル−トリアジン、
特開昭55-6244号公報に記載のo−ナフトキノンジアジ
ド−4−スルホン酸クロライドと電子吸引性置換基を有
するフェノール類またはアニリンとのエステル化合物ま
たはアミド化合物、特開昭55-77742号公報、特開昭57-1
48784号公報等に記載のハロメチルビニルオキサジアゾ
ール化合物及びジアゾニウム塩等を挙げることができ、
また、有機染料としては、例えば、ビクトリアピュアー
ブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製)、パテントピュ
アーブルー(住友三国化学(株)製)、オイルブルー#
603(オリエント化学工業(株)製)、スーダンブルーI
I(BASF製)、クリスタルバイオレット、マラカイ
トグリーン、フクシン、メチルバイオレット、エチルバ
イオレット、メチルオレンジ、ブリリアントグリーン、
コンゴーレッド、エオシン、ローダミン66等を挙げるこ
とができる。
さらに可塑性、塗布性向上剤等を添加することもでき
る。
えば、フタル酸エステル類、トリフェニルホスフェート
類、マレイン酸エステル類を用いることができ、塗布性
向上剤としては、界面活性剤、例えば、フッ素系界面活
性剤〔例えば、フロラードFC−430(3M製)、メガ
ファックF177(大日本インキ製)〕、エチルセルロー
スポリアルキレンエーテル等に代表されるノニオン系界
面活性剤等を用いることができる。
成分よりなる感光性組成物を溶媒に溶解又は分散した塗
布液を、支持体上に塗布し、乾燥することにより形成す
ることができる。
ム板に粗面化処理及び必要に応じて陽極酸化処理を施
し、アルミニウム板表面の形態を、前記特定のものとし
た上に、上記の感光性組成物を溶媒に溶解した塗布液を
塗設し、感光層を設けることにより得ることができる。
媒としては、例えば、メチルセロソルブ、メチルセロソ
ルブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセロソルブ
アセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエ
ーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコール
モノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
モノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールメチルエチルエーテル、ギ
酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プ
ロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、
酪酸エチル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、ジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、ジアセトン
アルコール、アセチルアセトン、γ−ブチロラクトン等
が挙げられる。これらの溶媒は、単独であるいは2種以
上を混合して使用することができる。
用いる塗布方法としては、従来公知の方法、例えば、回
転塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エアーナイ
フ塗布、スプレー塗布、エアースプレー塗布、静電エア
ースプレー塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテ
ン塗布等の方法が用いられる。この際塗布量は用途によ
り異なるが、例えば,固形分として0.05〜5.0g/m2の
塗布量が好ましい。
けられた突起物により構成されるマット層を設けること
もできる。マット層の目的は密着露光における画像フィ
ルムと感光性平版印刷版との真空密着性を改良すること
により、真空引き時間を短縮し、さらに密着不良による
露光時の微小網点のつぶれを防止することである。マッ
ト層の塗布方法としては、特開昭55-12974号公報に記載
されているパウダリングされた固体粉末を熱融着する方
法、特開昭58-182636号公報に記載されているポリマー
含有水をスプレーし乾燥させる方法などがあり、どの方
法でもよいが、マット層自体が実質的に有機溶剤を含ま
ない水性アルカリ現像液に溶解するか、あるいはこれに
より除去可能な物が望ましい。
で露光、現像処理することにより製版することができ
る。例えば、線画像、網点画像などを有する透明原画を
感光面に密着して露光し、次いでこれを適当な現像液を
用いて感光性層を除去することによりレリーフ像が得ら
れる。
ルハライドランプ、キセノンランプ、ケミカルランプ、
カーボンアーク灯などが挙げられる。また、現像に使用
される現像液としては、アルカリ水溶液が好ましく、例
えば、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム等のアルカリ金属
珪酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リ金属の水酸化物、第三リン酸ナトリウム、第二リン酸
ナトリウム等のアルカリ金属リン酸塩、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩の水溶液のよ
うなアルカリ水溶液を用いることができる。このときの
アルカリ水溶液の濃度は、感光性組成物及びアルカリの
種類により異なるが、概して0.1〜10重量%の範囲が適
当である。また、アルカリ水溶液には必要に応じて界面
活性剤を加えることもできる。
剤を含有しないpH12以下の水系アルカリ現像液で現像す
ることができる。水系アルカリ現像液のpHは、10以上で
あることが好ましく、11以上12以下で珪酸アルカリ、特
に珪酸カリウムを含む現像液が好ましい。
まない」とは、衛生上、安全性上等において問題を起こ
す程には有機溶剤を含有しないとの意であり、有機溶剤
を全く含まないとの意ではない。衛生上、安全性上等か
らすると、現像液中に含まれる有機溶剤の含有量は少な
い方が好ましく、有機溶剤含有量は1重量%以下、より
好ましくは有機溶剤含有量を全く含有しないことであ
る。
レート剤、消泡剤、水溶性の無機塩(亜硫酸カリ等)を
含んでもよい。ネガ型感光性平版印刷版適性を付与する
ために、アニオン活性剤、有機カルボン酸類、亜硫酸塩
等を添加することができる。
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例及び比較例
の記載によって限定されるものではない。
ミニウム板(材質1050、調質H16)を、85℃に保たれた
10%水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬し、1分間脱脂処
理を行った後水洗した。この脱脂したアルミニウム板
を、25℃に保たれた10%硫酸水溶液中に1分間浸漬しデ
スマット処理した後水洗した。
に記載したように、下記の粗面化条件でブラシ研磨し、
あるいは、ブラシ研磨することなく表1に示した電解条
件で、温度30℃で、60Hzの交流電流を用い、電解粗面
化した。
シ研磨後、70℃に保たれた10%水酸化ナトリウム水溶液
中で10秒間浸漬し、次いで、25℃に保たれた10%硫酸水
溶液中に10秒間浸漬し、デスマット処理した後水洗し
た。 〈ブラシ研磨による粗面化条件〉平均粒径30μmのパミ
ストンの水懸濁液を研磨剤として用い、回転ナイロンブ
ラシで全表面を均一に粗面化する。
溶液中で、温度35℃、電流密度3A/dm2の条件で1分
間陽極酸化処理した。その後、水洗、乾燥して平版印刷
版用支持体1〜5を作成した。
キシ樹脂にて包埋した後、研磨紙を固定した回転ディス
クを用い、粗い研磨紙から順に細かい研磨紙へと変更し
ながら、最終的に粒径0.3μmのアルミナ研磨剤を用いた
研磨とバフによる研磨を行って粗面の断面をいわゆる鏡
面状態になるまで研磨した。その後、研磨の終わったサ
ンプルの断面を常法により電子顕微鏡にて観察を行い、
ピットの断面写真を10000倍の倍率で撮影した。
から1.5μmまでのピット30個をランダムに選び、「ピッ
ト径」と「径に垂直な方向の最大深さ」を測定した後、
X軸データに「ピット径」を、Y軸データに「径に垂直
な方向の最大深さ」をとって、その一次回帰分析を行っ
た。得られた結果を表1に示す。
に下記組成の感光性組成物塗布液をワイヤーバーを用い
て塗布し、80℃で乾燥し感光性平版印刷版試料1〜5を
得た。この時、感光性組成物の乾燥後の塗布重量は2.0
g/m2であった。
稿フィルムを密着し、光源として4kWメタルハライドラ
ンプを使用し、8mW/cm2で60秒間照射することにより
露光し、露光済みの感光性平版印刷版を、下記の組成を
有する現像液Aを仕込んだ自動現像機にて、30℃で、15
秒間現像した。このようにして得られたそれぞれの平版
印刷版について印刷を行い、下記の評価方法により非画
像部の汚れを評価した。得られた結果を表2に示した。 [現像液A](25℃でpH=12.7) A珪酸カリウム(日本化学工業製) 120重量部 KOH 13重量部 エマルゲン147(花王(株)製非イオン界面活性剤) 2重量部 水 620重量部
刷版を印刷機(ハイデルベルグ(株)製GTO)にか
け、コート紙、湿し水(東京インキ(株)製SG−51、
濃度1.5%)、インキ(東洋インキ製造(株)製ハイプ
ラスM紅)を使用して印刷を行い、湿し水量を絞った時
の印刷物の非画像部の汚れを目視により観察し、下記の
評価基準により評価した。 〈評価基準〉 ○ :湿し水量を多く絞っても汚れを生じない ○△:湿し水量が少し減少しても汚れを生じない △ :ごくわずかな湿し水量の減少でも汚れを生じる × :通常の湿し水量で印刷しても汚れを生じてしまう
て、下記の評価方法によりボールペン適性を評価した。
得られた結果を表2に示した。
平版印刷版試料1〜5にトンボ描画機にてパイロット製
のボールペンによりトンボを描いた後、感光性平版印刷
版全面を4kWメタルハライドランプを使用し、8mW/cm
2で60秒間露光し、その直後に、露光済みの感光性平版
印刷版を、前記現像液Aを仕込んだ自動現像機にて、30
℃で、15秒間現像した。このようにして得られたそれぞ
れの試料について、砂目上でのインキの残り具合を目視
により観察し、下記の評価基準により評価した。 〈評価基準〉 ○:インキが残らない △:インキが残る ×:目視で明らかにインキが認められる
フィルムを密着し、光源として4kWメタルハライドラン
プを使用し、8mW/cm2で60秒間照射することにより露
光した。得られた多数枚の露光済みの感光性平版印刷版
を、前記の組成を有する現像液Aを仕込んだ自動現像機
にて、下記の組成を有する補充液Aを処理補充60ミリリ
ットル/m2、経時補充120ミリリットル/時間、日間補
充80ミリリットル/時間の条件で補充しながら、30℃
で、15秒間現像処理した。
の汚れのない安定した印刷版が得られた。また、1ヶ月
後に液交換をしたが、現像槽の汚れも沈殿の問題もなか
った。
5に原稿フィルムを密着し、光源として4kWメタルハラ
イドランプを使用し、8mW/cm2で60秒間照射すること
により露光した。得られた多数枚の露光済みの感光性平
版印刷版を、下記の組成を有する現像液Bを仕込んだ自
動現像機にて、下記の組成を有する補充液Bを処理補充
60ミリリットル/m2、経時補充120ミリリットル/時
間、日間補充80ミリリットル/時間の条件で補充しなが
ら、30℃で、15秒間現像処理した。
1枚目と同様に汚れのない安定した印刷版が得られた。
また、2ヶ月後に液交換をしたが現像槽の汚れも沈澱の
問題もなかった。また、この処理期間中に、現像液のpH
が12を越えることはなかった。
アルミニウム板(JIS A1050材)を、50℃に保たれた10
%水酸化ナトリウム水溶液中に20秒浸漬し、脱脂及びエ
ッチングによる清浄化処理を行った後水洗した。
硫酸水溶液で30秒間デスマット処理し水洗した。その
後、1%の塩酸水溶液(0.5%のアルミニウムイオンを
含む。)を電解液として周波数60Hzの矩形波交流電流
を用い、温度25℃、電流密度35A/dm2で陽極時電気量
が450C/dm2となるようにして電解粗面化した。次い
で、5%水酸化ナトリウム水溶液(1.5%のアルミニウ
ムイオンを含む。)により、温度35℃で5秒間処理し
た。水洗後、25%硫酸水溶液で20秒間デスマット処理
し、水洗した後、15%硫酸水溶液中で、2A/dm2の電
流密度で3分間陽極酸化処理した。その後、水洗、乾燥
して比較の平版印刷版用支持体試料6を作成した。
比較の平版印刷版用支持体試料6の作成において、電解
粗面化処理を、電解液として1.5%の塩酸水溶液を用
い、電流密度を45A/dm2、陽極時電気量を350C/dm2
として行なった以外は比較の平版印刷版用支持体試料6
と同様にして比較の平版印刷版用支持体試料7を作成し
た。
比較の平版印刷版用支持体試料6の作成において、電解
粗面化処理を二段に分け、一段目の電解粗面化処理を、
1%の塩酸水溶液(0.5%のアルミニウムイオンを含
む。)を電解液として周波数60Hzの矩形波交流電流を
用い、温度25℃、電流密度35A/dm2で陽極時電気量が4
50C/dm2となるようにして行ない、二段目の電解粗面
化処理を、1%の硝酸水溶液(0.5%のアルミニウムイ
オンを含む。)を電解液として、周波数60Hzの矩形波
交流を用いて、温度45℃、電流密度30A/dm2で陽極時
電気量が200C/dm2となるようにして行ない、また、電
解粗面化処理後の水酸化ナトリウム水溶液による処理
を、5%水酸化ナトリウム水溶液(1.5%のアルミニウ
ムイオンを含む。)により35℃で10秒間の処理とした以
外は比較の平版印刷版用支持体試料6と同様にして比較
の平版印刷版用支持体試料8を作成した。
比較の平版印刷版用支持体試料6の作成において、電解
粗面化処理後の水酸化ナトリウム水溶液による処理を、
苛性ソーダで表面を約10g/m2溶解させる清浄化処理に
代えた以外は比較の平版印刷版用支持体試料6と同様に
して比較の平版印刷版用支持体試料9を作成した。
の方法で断面のピット形状測定を行い、X軸データに
[ピット径]を、Y軸データに[径に垂直な方向の最大
の深さ]をとってその一次回帰分の分析を行った。結果
を表3に示す。
に実施例1記載の組成を有する感光性組成物塗布液をワ
イヤーバーを用いて塗布し、80℃で乾燥し感光性平版印
刷版試料6〜9(比較)を得た。この時、感光性組成物
の乾燥後の塗布重量は2.0g/m2であった。
いて、実施例1と同様にして、非画像部の汚れの評価及
びボールペン適性の評価をした。得られた結果を表4に
示した。
に仕込み、露光済みの前記4種の感光性平版印刷版を現
像しようと試みたが、いずれも全く現像できなかった。
フィルムを密着し、光源として4kWメタルハライドラン
プを使用し、8mW/cm2で60秒間照射することにより露
光した。得られた多数枚の露光済みの感光性平版印刷版
を、実施例1に記載の現像液Aを仕込んだ自動現像機に
て、実施例1に記載の補充液Aを処理補充60ミリリット
ル/m2、経時補充120ミリリットル/時間、日間補充80
ミリリットル/時間の条件で補充しながら、30℃で、15
秒間現像処理した。
月後に液交換を行なったところ、いずれの場合も現像槽
に多量の沈澱物が発生した。
9に原稿フィルムを密着し、光源として4kWメタルハラ
イドランプを使用し、8mW/cm2で60秒間照射すること
により露光した。得られた多数枚の露光済みの感光性平
版印刷版を、実施例1に記載の現像液Bを仕込んだ自動
現像機にて、実施例1に記載の補充液Bを処理補充60ミ
リリットル/m2、経時補充120ミリリットル/時間、日
間補充80ミリリットル/時間の条件で補充しながら現像
しようと試みたが、いずれも全く現像できなかった。
非画像部に汚れの発生が防止され、ボールペン適性に優
れ、実質的に有機溶剤を含まない低pHの水系アルカリ現
像液で現像することができ、多枚数を現像しても安定し
た現像処理が可能である。
Claims (3)
- 【請求項1】 粗面化処理を施されたアルミニウムある
いはその合金よりなる支持体上に感光層を設けた感光性
平版印刷版において、粗面化処理を施されたアルミニウ
ムあるいはその合金よりなる支持体が、ピット径1.5μm
以下のピットにおける「ピット径」と「径に垂直な方向
の最大深さ」の一次回帰分析による直線の勾配が0.300
以下であるピット形状を持つ粗面形状を表面に有する支
持体であることを特徴とする感光性平版印刷版。 - 【請求項2】 感光層が、ポジ型感光性組成物からなる
感光層であることを特徴とする請求項1記載の感光性平
版印刷版。 - 【請求項3】 請求項2に記載の感光性平版印刷版を、
実質的に溶剤を含有しないpH12以下の水系アルカリ現像
液で現像することを特徴とする感光性平版印刷版の処理
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26616095A JP3909878B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 感光性平版印刷版およびその処理方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26616095A JP3909878B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 感光性平版印刷版およびその処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986068A true JPH0986068A (ja) | 1997-03-31 |
JP3909878B2 JP3909878B2 (ja) | 2007-04-25 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6806031B2 (en) | 2000-05-15 | 2004-10-19 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Support for lithographic printing plate and presensitized plate |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP26616095A patent/JP3909878B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US6806031B2 (en) | 2000-05-15 | 2004-10-19 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Support for lithographic printing plate and presensitized plate |
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