JPH0985705A - 金属板入り木製合板 - Google Patents
金属板入り木製合板Info
- Publication number
- JPH0985705A JPH0985705A JP27608295A JP27608295A JPH0985705A JP H0985705 A JPH0985705 A JP H0985705A JP 27608295 A JP27608295 A JP 27608295A JP 27608295 A JP27608295 A JP 27608295A JP H0985705 A JPH0985705 A JP H0985705A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plywood
- wooden
- metal plate
- metal
- filled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は木製合板の短所を改善するものであ
る。本発明による金属板入り木製合板の目的は遮音性
能を向上すること、磁気遮蔽性能を付加すること、
電場遮蔽性能を付加すること、及び気密性能を向上す
ること等である。 【構成】 本発明の金属板入り木製合板は、木製の板と
板との間に、硬度が低く可塑性に富み、かつ、加工硬化
の殆ど生じない金属板を、木製の板の全面にわたって挟
み、木製の板と金属板とを接着固定し、一体の合板とな
るように構成されたものである。
る。本発明による金属板入り木製合板の目的は遮音性
能を向上すること、磁気遮蔽性能を付加すること、
電場遮蔽性能を付加すること、及び気密性能を向上す
ること等である。 【構成】 本発明の金属板入り木製合板は、木製の板と
板との間に、硬度が低く可塑性に富み、かつ、加工硬化
の殆ど生じない金属板を、木製の板の全面にわたって挟
み、木製の板と金属板とを接着固定し、一体の合板とな
るように構成されたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】家屋、倉庫、工場及び船舶などの
建造物を建設するための建設用板材として、用いる。特
に、遮音、磁気遮断及び電場遮断などの効果を要求され
る場合の板材として利用できる。また、家具や収納庫な
どを製造する際の遮音、磁気遮断及び電場遮断用素材と
して利用できる。
建造物を建設するための建設用板材として、用いる。特
に、遮音、磁気遮断及び電場遮断などの効果を要求され
る場合の板材として利用できる。また、家具や収納庫な
どを製造する際の遮音、磁気遮断及び電場遮断用素材と
して利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来の木製合板は、木製の薄い板を、複
数重ね合わせ、接着剤を用いて合板にしたものである
が、遮音効果が低く、そのうえ磁気及び電場を遮断する
こともできない。このため、これらの機能を持つ建設用
材としては鉄筋コンクリートや金属板などが利用されて
いる。
数重ね合わせ、接着剤を用いて合板にしたものである
が、遮音効果が低く、そのうえ磁気及び電場を遮断する
こともできない。このため、これらの機能を持つ建設用
材としては鉄筋コンクリートや金属板などが利用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の木製合板は、遮
音効果が低く、そのうえ磁気及び電場を遮断することも
できない。また、これらの機能を持つ鉄筋コンクリート
や金属板などは吸湿性が悪く、重量が大きく、そのうえ
木製合板に比べ、特殊な施工方法が必要である。本発明
が解決しようとする課題は木製合板の短所を改善するも
のである。以下に課題を示す。 (1)遮音性能を向上する。 (2)磁気遮蔽性能を付加する。 (3)電場遮蔽性能を付加する。 (4)気密性能を向上する。
音効果が低く、そのうえ磁気及び電場を遮断することも
できない。また、これらの機能を持つ鉄筋コンクリート
や金属板などは吸湿性が悪く、重量が大きく、そのうえ
木製合板に比べ、特殊な施工方法が必要である。本発明
が解決しようとする課題は木製合板の短所を改善するも
のである。以下に課題を示す。 (1)遮音性能を向上する。 (2)磁気遮蔽性能を付加する。 (3)電場遮蔽性能を付加する。 (4)気密性能を向上する。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明によれ
ば、木製の板と板との間に、硬度が低く、可塑性に富
み、かつ、加工硬化の殆ど生じない金属板を、木製の板
の全面にわたって挟み、接着剤などを用い木製の板と金
属板とを固定し、合板とすることにより、上記の課題を
全て解決することができる。
ば、木製の板と板との間に、硬度が低く、可塑性に富
み、かつ、加工硬化の殆ど生じない金属板を、木製の板
の全面にわたって挟み、接着剤などを用い木製の板と金
属板とを固定し、合板とすることにより、上記の課題を
全て解決することができる。
【0005】
【作用】木製の板は軽量で、軟質のうえ、優れた吸湿作
用や保温作用を有する。一方、金属性の板は遮音作用、
磁気遮蔽作用、電場遮蔽作用及びガスや水分を遮断する
作用を有する。木製の板と金属板とを固定し、合板とす
ることにより、合体作用により吸湿作用、保温作用、遮
音作用、磁気遮蔽作用、電場遮蔽作用及びガスや水分を
遮断する作用を具備することができる。
用や保温作用を有する。一方、金属性の板は遮音作用、
磁気遮蔽作用、電場遮蔽作用及びガスや水分を遮断する
作用を有する。木製の板と金属板とを固定し、合板とす
ることにより、合体作用により吸湿作用、保温作用、遮
音作用、磁気遮蔽作用、電場遮蔽作用及びガスや水分を
遮断する作用を具備することができる。
【0006】
【実施例】以下に図示した実施例を参照して、この発明
をさらに説明する。第1図に本発明の組立図を示す。木
板1および木板2は、肉厚約2mm、横約90cm及び
縦約180cmのラワン製合板である。金属板3は、木
板1及び木板2と同じ大きさで肉厚約0.2mmのアル
ミニウム製の金属板である。この金属板3は硬度が低
く、可塑性に富み、かつ、加工硬化の殆ど生じない性質
を持つことが必要であり、アルミニウムのほかには軟鉄
や鉛などが利用できる。硬度が低く、可塑性に富み、か
つ、加工硬化の殆ど生じない性質は、切断や加工を容易
にし、組立には釘や木ネジの使用を可能にする。同じ肉
厚の金属板を用いた場合、遮音効果は比重の大きい金属
ほど優れている。これらの3枚の板を用い、金属板3を
木板1及び木板2で挟み、接着剤などによって接合した
ものが、金属板入り木製合板4である。第1図の実施例
は、木板と金属板との接合形態として、最も単純なもの
であるが、他の形態も利用できる。第2図に木板と金属
板との接合を、より強固にするための実施例を示す。木
板と金属板との複合板5の(A)及び(B)は板の肉厚
及び大きさは同じであるが、木板部6と金属板部7が占
める領域が、逆になるよう組み立てられている。この2
枚の複合板5を接合し、さらにこれらの複合板を木板で
挟み、接着し合板にすることにより、金属板は合板の全
面を覆うこととなり、第1図の実施例と同じ機能を持つ
ことができる。金属板は周囲を木板によって包み込ま
れ、かつ、接合効果は木板同士が主に担うことになるた
め、より強固になり、耐久性にも優れる。
をさらに説明する。第1図に本発明の組立図を示す。木
板1および木板2は、肉厚約2mm、横約90cm及び
縦約180cmのラワン製合板である。金属板3は、木
板1及び木板2と同じ大きさで肉厚約0.2mmのアル
ミニウム製の金属板である。この金属板3は硬度が低
く、可塑性に富み、かつ、加工硬化の殆ど生じない性質
を持つことが必要であり、アルミニウムのほかには軟鉄
や鉛などが利用できる。硬度が低く、可塑性に富み、か
つ、加工硬化の殆ど生じない性質は、切断や加工を容易
にし、組立には釘や木ネジの使用を可能にする。同じ肉
厚の金属板を用いた場合、遮音効果は比重の大きい金属
ほど優れている。これらの3枚の板を用い、金属板3を
木板1及び木板2で挟み、接着剤などによって接合した
ものが、金属板入り木製合板4である。第1図の実施例
は、木板と金属板との接合形態として、最も単純なもの
であるが、他の形態も利用できる。第2図に木板と金属
板との接合を、より強固にするための実施例を示す。木
板と金属板との複合板5の(A)及び(B)は板の肉厚
及び大きさは同じであるが、木板部6と金属板部7が占
める領域が、逆になるよう組み立てられている。この2
枚の複合板5を接合し、さらにこれらの複合板を木板で
挟み、接着し合板にすることにより、金属板は合板の全
面を覆うこととなり、第1図の実施例と同じ機能を持つ
ことができる。金属板は周囲を木板によって包み込ま
れ、かつ、接合効果は木板同士が主に担うことになるた
め、より強固になり、耐久性にも優れる。
【0007】
【発明の効果】木質合板の優れた特長は吸湿性に富
む、軟質なため切断や加工が容易であり、釘や木ネジ
で接続や組立が可能、断熱性に富む、肌触りが心地
好い、及び軽量などである。以上の説明からわかるよ
うに、本発明による金属板入り木製合板は、軽量及び軟
質の点で多少悪化するが、木質合板の優れた特長を損な
うことなく、次のような効果を達成するここができる。 (1)建物の壁、天井及び床材などに使用する場合、優
れた遮音効果を得ることができる。 (2)建物の壁、天井及び床材などに使用する場合、ま
たは収納庫などの板材などに使用する場合、外部磁場を
遮蔽し、内部の空間に設置されたものを、磁場から保護
することが出来る。例えば人体への磁場の悪影響及び、
磁気カードや磁気テープなどの磁場により記録が破損す
るものなどを、防ぐことができる。 (3)建物の壁、天井及び床材などに使用する場合、ま
たは収納庫などの板材などに使用する場合、外部の電場
を遮蔽し、内部の空間に設置されたものを、電場から保
護することが出来る。例えば建物の中にいる人間や装置
を落雷から守ることや電波障害を受ける機器などを保護
することが出来る。 (4)木質合板の気密性能は、金属板に比べ劣るが、本
発明の金属板入り木製合板は金属板並の気密性能を持つ
ことができる。
む、軟質なため切断や加工が容易であり、釘や木ネジ
で接続や組立が可能、断熱性に富む、肌触りが心地
好い、及び軽量などである。以上の説明からわかるよ
うに、本発明による金属板入り木製合板は、軽量及び軟
質の点で多少悪化するが、木質合板の優れた特長を損な
うことなく、次のような効果を達成するここができる。 (1)建物の壁、天井及び床材などに使用する場合、優
れた遮音効果を得ることができる。 (2)建物の壁、天井及び床材などに使用する場合、ま
たは収納庫などの板材などに使用する場合、外部磁場を
遮蔽し、内部の空間に設置されたものを、磁場から保護
することが出来る。例えば人体への磁場の悪影響及び、
磁気カードや磁気テープなどの磁場により記録が破損す
るものなどを、防ぐことができる。 (3)建物の壁、天井及び床材などに使用する場合、ま
たは収納庫などの板材などに使用する場合、外部の電場
を遮蔽し、内部の空間に設置されたものを、電場から保
護することが出来る。例えば建物の中にいる人間や装置
を落雷から守ることや電波障害を受ける機器などを保護
することが出来る。 (4)木質合板の気密性能は、金属板に比べ劣るが、本
発明の金属板入り木製合板は金属板並の気密性能を持つ
ことができる。
【図1】金属板入り木製合板の組立図である。
【図2(A)及び(B)】複合板の平面図である。
1 木板 2 木板 3 金属板 4 金属板入り木製合板 5 複合板 6 木板部 7 金属板部
Claims (1)
- 【請求項1】 木製の板と板との間に、硬度が低く、可
塑性に富み、かつ、加工硬化の殆ど生じない金属板を、
木製の板の全面にわたって挟み、木製の板と金属板とを
一体に接着固定する金属板入り木製合板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27608295A JPH0985705A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 金属板入り木製合板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27608295A JPH0985705A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 金属板入り木製合板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0985705A true JPH0985705A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17564561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27608295A Pending JPH0985705A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 金属板入り木製合板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0985705A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2358372A (en) * | 2000-01-24 | 2001-07-25 | Chia Shun Liu | Laminated plywood structure |
KR100431639B1 (ko) * | 2001-07-12 | 2004-05-17 | 이순노 | 샤시표면에 판재의 접착방법 및 판재가 접착된 샤시 |
JP2019199750A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 株式会社大林組 | 建物 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP27608295A patent/JPH0985705A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2358372A (en) * | 2000-01-24 | 2001-07-25 | Chia Shun Liu | Laminated plywood structure |
KR100431639B1 (ko) * | 2001-07-12 | 2004-05-17 | 이순노 | 샤시표면에 판재의 접착방법 및 판재가 접착된 샤시 |
JP2019199750A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 株式会社大林組 | 建物 |
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