JP2019199750A - 建物 - Google Patents
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Abstract
Description
このような建物によれば、木造の建物において等電位ボンディング化を図ることができる。
このような建物によれば、床の施工を簡易に行うことができる。
このような建物によれば、引下げ電線に雷電流が流れることによる電位差の発生を抑制することができる。
このような建物によれば、引下げ導線に流れる電流を分散させることができる。
このような建物によれば、構造床を薄くすることができる。
<<建物1の構成について>>
図1は、本実施形態の建物1の概略図である。本実施形態の建物1は、平面形状が矩形の木造建物であり、受雷部10と、引下げ導線20と、柱30と、床40と、外周導体50とを備えている。
図2は、床40の構成を示す断面図である。以下、図1も参照しつつ床40の構成について説明する。
等電位ボンディングとは、雷保護システム、金属構造体、金属製工作物、系統外導電性部分並びに被保護物内の電力及び通信用設備を、ボンディング用導体又はサージ保護装置などで接続することによって等電位化することである。そして、建物内部の電子機器や人を雷電流から守る対策のことである。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述の実施形態では、建物1は平面形状が矩形であったが、これには限られず、どのような形状であってもよい。また、前述の実施形態では、建物1は3階建てであったが、これには限られない。例えば2階建てであってもよいし、4階建て以上であってもよい。
前述の実施形態では、建物1の頂部の4隅にそれぞれ受雷部10(避雷針)を設けていたが、これには限られない。例えば、建物1の頂部の平面中央に受雷部10を設けて、4本の引下げ導線20と接続してもよい。また、前述の実施形態では、受雷部10は避雷針であったが、これには限られない。例えば、水平導体、メッシュ導体、これらの組み合わせであってもよい。
前述の実施形態では建物1の4隅に引下げ導線20を設けていたが、これには限られない。例えば、建物1の各辺の中央位置などにも引下げ導線20を設けてもよい。
前述の実施形態では、建物1の全ての階の床40が同じ構成であるとしたが、これには限られない。すなわち、垂直間隔が20m以下となる特定階の床40を等電位ボンディング化すればよく、それ以外の床40は等電位ボンディング化しなくてもよい(水平導体43を設けなくてもよい)。また、この場合の床40は2重構造でなくてもよい。
10 受雷部
20 引下げ導線
30 柱
40 床
40A 床ユニット
40B 分割部
41 構造床
41A 構造床ユニット
42 上部床材
42A 上部床材ユニット
43 水平導体
43A 水平導体ユニット(導体ユニット)
50 外周導体
D1 導体
D2 導体
D3 導体(跨ぎ導体)
G 地盤
Claims (5)
- 木造の建物であって、
木質の構造床と、
前記構造床よりも鉛直方向の上方に設けられた上部床材と、
前記建物の外周に沿って設けられ、且つ、地盤と電気的に接続された、断面積が100mm2以上の外周導体と、
前記構造床と前記上部床材との間に配置され、前記外周導体と電気的に接続された水平導体と、
を備えることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物であって、
前記構造床は、分割部で分割された複数の構造床ユニットで構成されており、
前記水平導体は、前記分割部で分割された複数の導体ユニットで構成されており、
隣り合う前記導体ユニットは、前記分割部を跨ぐ跨ぎ導体によって電気的に接続されている、
ことを特徴とする建物。 - 請求項1又は請求項2に記載の建物であって、
受雷部と、
前記受雷部と前記地盤との間に設けられた引下げ導線と、
を備え、
前記外周導体は、引下げ導線と電気的に接続されている、
ことを特徴とする建物。 - 請求項3に記載の建物であって、
前記引下げ導線は、前記建物の周囲に複数設けられており、
前記外周導体は、複数の前記引下げ導線と電気的に接続されている、
ことを特徴とする建物。 - 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の建物であって、
前記水平導体は、構造鋼板である、
ことを特徴とする建物。
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2018
- 2018-05-17 JP JP2018095060A patent/JP7119563B2/ja active Active
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