JPH0985420A - 鋳造用金型の冷却方法およびその装置並びにそれを備えた鋳造用金型 - Google Patents

鋳造用金型の冷却方法およびその装置並びにそれを備えた鋳造用金型

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JPH0985420A
JPH0985420A JP25082995A JP25082995A JPH0985420A JP H0985420 A JPH0985420 A JP H0985420A JP 25082995 A JP25082995 A JP 25082995A JP 25082995 A JP25082995 A JP 25082995A JP H0985420 A JPH0985420 A JP H0985420A
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cooling
cooling water
mold
casting
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JP25082995A
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English (en)
Inventor
Koji Tomitani
孝二 冨谷
Akikage Murata
顕彰 村田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳造用金型を冷却するに際して、冷却水の成
形キャビティや溶湯通路への漏れを確実に防止して金型
のダイレクト冷却を可能とする。 【解決手段】 鋳造用金型2内部の所定部位に設定され
た通路50に冷却水を供給することによって金型を冷却
する鋳造用金型の冷却装置であって、上記通路の片側に
接続された冷却水供給タンクT1と、上記通路の他側に
接続された吸引ポンプPとを備え、該吸引ポンプは、上
記金型内への金属溶湯の注湯後の金型冷却時には冷却水
を吸引して上記通路に冷却水を流し、金型冷却期間が終
了すると少なくとも所定期間はエアを吸引して上記通路
にエアを流すように設定されていることを特徴とする。
また、通路に流す流体の切り換えは三方弁V1によって
行われることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋳造用金型内部
の所定部位に設定された通路に冷却水を供給することに
よって金型を冷却する鋳造用金型の冷却方法およびその
装置並びにそれを備えた鋳造用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、金型を用いて行う鋳造工
程においては、一般に、鋳造装置のサイクルタイム短縮
などを目的として、鋳造用金型の強制冷却が行われる。
このような金型冷却を行う方法として、金型内に冷却水
を直接もしくは実質的に直接に導いて冷却する、所謂、
ダイレクト(直接)冷却法が知られている。この方法に
よれば、インダイレクト(間接的)に金型を冷却する場
合に比べて、冷却効率が高く、また、均一な冷却効果を
得ることができる。
【0003】ところで、自動車部品等の量産品を鋳造す
る場合の鋳造法の一種として、いわゆる低圧鋳造法が知
られている。この鋳造法は、下型の下方に配置された密
封容器(坩堝もしくは鉄鍋)に貯えた金属溶湯の表面
を、比較的低圧(例えば0.5kg/cm2程度以下)の
不活性ガス若しくはエアで加圧し、容器内の溶湯を注湯
管(ストーク)を介して金型キャビティ内に充填して鋳
造品を得る方法であり、例えば、アルミニウム合金等の
軽合金製の鋳造品などを製造する場合に広く採用されて
いる。
【0004】この低圧鋳造法においても、通常、金型キ
ャビティ内に注入された金属溶湯の凝固コントロールに
よる品質安定化および鋳造装置のサイクルタイム短縮な
どを目的として、鋳造用金型は強制的に冷却される。例
えば、特開平1−148449号公報では、この低圧鋳
造法において、金型キャビティ内に金属溶湯が充填され
た後の金型温度を検出し、この検出値に応じて冷却水量
を設定して金型の冷却を行うようにした金型温度制御方
法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ダイレ
クト冷却法は、上述のように、冷却効率や冷却効果の均
一性の面においては非常に優れているのであるが、冷却
水が金型内に直接もしくは実質的に直接に導かれるの
で、長期間の使用に伴う熱疲労などにより金型にクラッ
クが発生した場合などには、このクラックを通して冷却
水が成形キャビティや溶湯通路に漏れ、この漏れた冷却
水が注湯時に金属溶湯に直接触れるおそれがある。尚、
上記金型のクラックに関しては、通常、定期的にその発
生の有無についてのチェックが行われる。
【0006】特に、例えば、鋳造プロセスに低圧鋳造法
を採用した場合、上下の金型のうち殊に下型について
は、その下方に溶湯を貯えた坩堝(もしくは鉄鍋)が位
置する関係上、金型の定期検査のインターバル期間中に
おいては、上記のような冷却水漏れは確実に回避するこ
とが求められる。そのため、この下型については、ダイ
レクト冷却を適用することは、実際上困難であった。
【0007】かかる問題に対して、いわゆる吸引法を適
用することが考えられる。この吸引法は、金型内の冷却
水通路に冷却水を流す場合に、通路のインレット(入り
口)側から冷却水を圧送するのではなく、通路内をその
アウトレット(出口)側から吸引ポンプで吸引すること
によって冷却水を通過させる方法で、例えば、いわゆる
高圧ダイキャスト法などにおいて用いられる場合があ
る。この吸引法によれば、冷却水通路は吸引によって負
圧化されているので、もし金型にクラックが生じたとし
ても、このクラックを伝って冷却水が成形キャビティや
溶湯通路に漏れることを有効に防止することができる。
【0008】しかしながら、従来の吸引法では、冷却水
通路内に常に冷却水を満たした状態で吸引が行われるよ
うになっており、金型温度を制御して成形キャビティ内
に充填された金属溶湯の凝固コントロールを行うことが
難しいという難点があった。また、吸引ポンプが駆動さ
れて冷却水通路内が吸引・負圧化されている状態では冷
却水漏れのおそれはないが、吸引ポンプの駆動が停止さ
れると、冷却水通路内は負圧が解除されるので、金型に
クラックが生じていた場合、通路内に満たされた冷却水
が成形キャビティや溶湯通路に漏れる可能性が生じるこ
とになる。
【0009】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、冷却水の成形キャビティや溶湯通路への漏れを
確実に防止して金型のダイレクト冷却を可能とすること
ができる鋳造用金型の冷却方法およびその装置並びにそ
れを備えた鋳造用金型を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、鋳造用金型
内部の所定部位に冷却水を通過させ得る通路を設定し、
該通路に冷却水を供給することによって金型を冷却する
鋳造用金型の冷却方法であって、上記通路の片側に冷却
水供給装置を接続する一方、上記通路の他側に吸引ポン
プを接続し、該吸引ポンプは、少なくとも上記通路内に
供給された冷却水を全て吸引するまでは、継続的に通路
内を吸引することを特徴としたものである。
【0011】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
吸引ポンプは、上記金型内への金属溶湯の注湯後の金型
冷却時には冷却水を吸引して上記通路に冷却水を流し、
金型冷却期間が終了すると少なくとも所定期間はエアを
吸引して上記通路にエアを流すことを特徴としたもので
ある。
【0012】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第2の発明において、上記
通路と冷却水供給装置の間には三方切換バルブが介設さ
れており、冷却水とエアの上記通路への供給状態は、上
記三方切換バルブを切り換えて行われることを特徴とし
たものである。
【0013】また、更に、本願の請求項4に係る発明
(以下、第4の発明という)は、上記第2または第3の発
明において、上記通路における冷却水とエアの流通状態
の切り換えは、上記金型の測定温度に応じて行われるこ
とを特徴としたものである。
【0014】また、更に、本願の請求項5に係る発明
(以下、第5の発明という)は、上記第2または第3の発
明において、上記通路における冷却水とエアの流通状態
の切り換えは、鋳造サイクルに合わせたタイマの設定に
応じて行われることを特徴としたものである。
【0015】また、本願の請求項6に係る発明(以下、
第6の発明という)は、鋳造用金型内部の所定部位に設
定された通路に冷却水を供給することによって金型を冷
却する鋳造用金型の冷却装置であって、上記通路の片側
に接続された冷却水供給装置と、上記通過の他側に接続
された吸引ポンプとを備え、該吸引ポンプは、上記金型
内への金属溶湯の注湯後の金型冷却時には冷却水を吸引
して上記通路に冷却水を流し、金型冷却期間が終了する
と少なくとも所定期間はエアを吸引して上記通路にエア
を流すように設定されていることを特徴としたものであ
る。
【0016】更に、本願の請求項7に係る発明(以下、
第7の発明という)は、上記第6の発明において、上記
通路と冷却水供給装置の間には三方切換バルブが介設さ
れており、冷却水とエアの上記通路への供給状態は、上
記三方切換バルブを切り換えて行われることを特徴とし
たものである。
【0017】また、本願の請求項8に係る発明(以下、
第8の発明という)は、金型内部の所定部位に冷却水を
通過させ得る通路が設定され、該通路に冷却水が供給さ
れることによって冷却される鋳造用金型であって、上記
通路の片側は冷却水供給装置を接続される一方、上記通
過の他側は吸引ポンプを接続されており、金型内への金
属溶湯の注湯後の金型冷却時には、上記吸引ポンプで冷
却水が吸引されて上記通路に冷却水が流れ、金型冷却期
間が終了すると少なくとも所定期間は上記吸引ポンプで
エアが吸引されて上記通路にエアが流れることを特徴と
したものである。
【0018】更に、本願の請求項9に係る発明(以下、
第9の発明という)は、上記第8の発明において、上記
鋳造用金型は、低圧鋳造法で鋳造を行う金型の下型であ
ることを特徴としたものである。
【0019】また、更に、本願の請求項10に係る発明
(以下、第10の発明という)は、上記第8または第9の
発明において、上記鋳造用金型は、エンジンのシリンダ
ヘッド用の金型であることを特徴としたものである。
【0020】
【発明の作用および効果】本願の第1の発明に係る金型
の冷却方法によれば、吸引ポンプは、少なくとも上記通
路内に供給された冷却水を全て吸引するまでは、継続的
に通路内を吸引するので、吸引ポンプの駆動が停止され
た時点では、通路内に冷却水はなく、金型にクラックが
生じていたとしても、冷却水が成形キャビティや溶湯通
路に漏れるおそれはない。すなわち、冷却水の成形キャ
ビティや溶湯通路への漏れが確実に防止されるので、金
型のダイレクト冷却が可能となり、冷却効率の向上を達
成し、また、均一な冷却効果を得ることができるように
なる。
【0021】また、本願の第2の発明に係る金型の冷却
方法によれば、基本的には、上記第1の発明と同様の効
果を奏することができる。しかも、その上、上記吸引ポ
ンプは、上記金型冷却時には冷却水を吸引して通路に冷
却水を流し、金型冷却期間が終了すると少なくとも所定
期間はエアを吸引して通路にエアを流すので、より確実
に冷却水漏れを防止することができる。また、冷却水は
金型冷却期間のみ通路内を流れるので、金型温度を良好
に制御して成形キャビティ内に充填された金属溶湯の凝
固コントロールを行うことができ、鋳造品のより一層の
品質安定化を図ることができる。
【0022】更に、本願の第3の発明に係る金型の冷却
方法によれば、基本的には、上記第2の発明と同様の効
果を奏することができる。特に、冷却水とエアの上記通
路への供給状態は、上記通路と冷却水供給装置の間に介
設された三方切換バルブを切り換えて行われるので、比
較的簡単な構成で、かつ、確実に、通路内を流れる流体
を切り換えることができる。
【0023】また、更に、本願の第4の発明に係る金型
の冷却方法によれば、基本的には、上記第2または第3
の発明と同様の効果を奏することができる。しかも、そ
の上、上記通路における冷却水とエアの流通状態の切り
換えは上記金型の測定温度に応じて行われるので、この
測定温度に応じて該金型を冷却することができ、金型温
度をより精密に制御して成形キャビティ内に充填された
金属溶湯の凝固コントロールをより良好に行うことがで
きる。
【0024】また、更に、本願の第5の発明に係る金型
の冷却方法によれば、基本的には、上記第2または第3
の発明と同様の効果を奏することができる。しかも、そ
の上、上記通路における冷却水とエアの流通状態の切り
換えは、鋳造サイクルに合わせたタイマの設定に応じて
行われるので、鋳造サイクルに適応した金型冷却を行う
ことができ、金型温度をより精密に制御して成形キャビ
ティ内に充填された金属溶湯の凝固コントロールをより
良好に行うことができる。
【0025】また、本願の第6の発明に係る金型冷却装
置によれば、上記吸引ポンプは、上記金型冷却時には冷
却水を吸引して通路に冷却水を流し、金型冷却期間が終
了すると少なくとも所定期間はエアを吸引して通路にエ
アを流すので、金型冷却期間終了後に吸引ポンプの駆動
が停止された場合でもその時点では、通路内にはエアが
流れており、金型にクラックが生じていたとしても、冷
却水が成形キャビティや溶湯通路に漏れるおそれはな
い。すなわち、冷却水の成形キャビティや溶湯通路への
漏れが確実に防止されるので、金型のダイレクト冷却を
可能となり、冷却効率の向上を達成し、また、均一な冷
却効果を得ることができるようになる。また、冷却水は
金型冷却期間のみ通路内を流れるので、金型温度を良好
に制御して成形キャビティ内に充填された金属溶湯の凝
固コントロールを行うことができ、鋳造品のより一層の
品質安定化を図ることができる。
【0026】更に、本願の第7の発明に係る金型冷却装
置によれば、基本的には、上記第6の発明と同様の効果
を奏することができる。特に、冷却水とエアの上記通路
への供給状態は、上記通路と冷却水供給装置の間に介設
された三方切換バルブを切り換えて行われるので、比較
的簡単な構成で、かつ、確実に、通路内を流れる流体を
切り換えることができる。
【0027】また、本願の第8の発明に係る鋳造用金型
によれば、金型内への金属溶湯の注湯後の金型冷却時に
は、上記吸引ポンプで冷却水が吸引されて上記通路に冷
却水が流れ、金型冷却期間が終了すると少なくとも所定
期間は上記吸引ポンプでエアが吸引されて上記通路にエ
アが流れるので、金型冷却期間終了後に吸引ポンプの駆
動が停止された場合でもその時点では、通路内にはエア
が流れており、金型にクラックが生じていたとしても、
冷却水が成形キャビティや溶湯通路に漏れるおそれはな
い。すなわち、冷却水の成形キャビティや溶湯通路への
漏れが確実に防止されるので、金型のダイレクト冷却が
可能となり、冷却効率の向上を達成し、また、均一な冷
却効果を得ることができるようになる。また、冷却水は
金型冷却期間のみ通路内を流れるので、金型温度を良好
に制御して成形キャビティ内に充填された金属溶湯の凝
固コントロールを行うことができ、鋳造品のより一層の
品質安定化を図ることができる。
【0028】更に、本願の第9の発明に係る鋳造用金型
によれば、基本的には、上記第8の発明と同様の効果を
奏することができる。特に、上記鋳造用金型は低圧鋳造
法で鋳造を行う金型の下型であるので、この低圧鋳造法
における下型に対して、従来では困難であったダイレク
ト冷却を行うことが可能となり、冷却効率の向上を達成
し、また、均一な冷却効果を得ることができるようにな
る。
【0029】また、更に、本願の第10の発明に係る鋳
造用金型によれば、基本的には、上記第8または第9の
発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記鋳
造用金型はエンジンのシリンダヘッド用の金型であるの
で、該シリンダヘッドを鋳造するに際して、その金型を
ダイレクト冷却法で冷却することができ、金型冷却効率
の向上を達成し、また、均一な冷却効果を得ることがで
きるようになる。更に、低圧鋳造法が採用されている場
合においては、金型温度を良好に制御して成形キャビテ
ィ内に充填された金属溶湯の凝固コントロールを行うこ
とができ、鋳造品のより一層の品質安定化を図ることが
できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、例
えば、ディーゼルエンジンのシリンダヘッド用金型にお
ける下型の冷却に適用した場合を例にとって、添付図面
を参照しながら説明する。図2は本実施の形態に係るシ
リンダヘッド用金型の下型2の平面説明図であるが、こ
の図に示すように、上記シリンダヘッドは直列4気筒型
のもので、シリンダブロックと組み合わされた際にシリ
ンダボアの上部キャビテイ(シリンダを組付けた際には
燃焼室)を形成するキャビテイ形成部21の中間の側方
には、上型と組み合わされた際に形成される成形空間に
連通して金属溶湯を導く湯口22が設けられている。こ
れら各湯口22は、図3から良く分かるように、上方に
向かって徐々に拡開するテーパ状に形成されている。
【0031】また、上記各キャビテイ形成部21の側方
には、下型2をダイレクト冷却するための第1クーリン
グユニット(後述する)を取り付けるための取付穴23
がそれぞれ設けられている。これら各取付穴23は、図
4から良く分かるように、下型2の上面から下面にわた
って貫通してあけられている。尚、この各取付穴23
は、当該エンジンの副燃焼室に対応する位置に設けられ
ている。更に、上記下型2の長手方向における中心部に
は、下型2をダイレクト冷却するための第2クーリング
ユニット(後述する)を挿通させるための長尺の挿通穴
24が設けられている。
【0032】図5に示すように、第1クーリングユニッ
ト50は、下型2の下方から上記取付穴23に挿入させ
た上で、ボルト24によって固定されており、その上部
は、成形空間4のエンジン副燃焼室に対応する部位に臨
んでいる。また、上型1と下型2の間に形成された成形
空間4には、エンジンの吸排気ポートを形成するための
中子5A,5Bが配設され、これら中子5A,5Bは、両
金型1,2を閉じ合わせて型締めした後に、上型1側に
取り付けられた中子押さえ6A,6Bによってそれぞれ
押圧固定されるようになっている。
【0033】尚、上記金型1,2は、いわゆる低圧鋳造
法用のもので、具体的には図示しなかったが、上記下型
2の下方には、成形空間4内に充填されるべき金属溶湯
(本実施の形態では、例えばアルミニウム合金溶湯)を
貯えた密封容器としての坩堝(若しくは鉄鍋)が配置さ
れ、この坩堝からは下型2の湯口22に接続される注湯
管(ストーク)が伸長している。そして、坩堝内に貯え
たアルミニウム合金溶湯の表面を、比較的低圧(例えば
0.5kg/cm2程度以下)の不活性ガス若しくはエア
で加圧することにより、容器内の溶湯を注湯管を介して
金型成形空間4内に充填して鋳造品を得るようになって
いる。尚、この低圧鋳造法は、従来から良く知られてい
るものと同じ方法で行われるので、これ以上の説明は省
略する。
【0034】上記第1クーリングユニット50は、図6
〜図8に詳しく示すように、内部に円柱状のキャビテイ
部51hを有するとともに、該キャビテイ部51hに連
通するインレット口51a及びアウトレット口51bを
側面に備えた有底円筒状の本体51と、その内部のキャ
ビテイ部51h内に配設されるパイプユニット53とで
構成されている。該パイプユニット53は、一端側がプ
ラグ53dで閉塞されたパイプ53pと、このパイプ5
3pの閉塞端側に固着された基部53cとで成り、該基
部53cとパイプ53pとを固着した状態で、パイプ5
3pの内部と連通する連通穴53aが側面に設けられて
いる。
【0035】そして、このパイプユニット53を本体5
1内のキャビテイ部51h内に挿入し、本体51のイン
レット口51aのセンタとパイプユニット53の連通穴
53aのセンタとが略一致するように位置調整した上
で、本体51の端末部とパイプユニット53の端末部と
を接合する。この接合は、溶接もしくはロウ付けでおこ
なわれ、本体51のキャビテイ部51hの下部開口は、
パイプユニット53の基部53cで閉じられた上で、接
合部51wによりシールされる。尚、本体51のインレ
ット口51a及びアウトレット口51bには、それぞれ
ステンレス鋼製のチューブ55A,55B(図5参照)
が接続されている。このように組み立てることにより、
インレット口51aから流入した流体は、パイプ53p
内を通過してキャビテイ部51h内を満たし、本体51
の壁部と熱交換を行ってアウトレット口51bから外部
に流出するようになっている。
【0036】また、図9に示すように、第2クーリング
ユニット60は、特に長尺である点と本体自身が組立構
造である点とを除いては、上記第1クーリングユニット
50と基本的には同様の構成を備えている。すなわち、
この第2クーリングユニット60は、円筒状の本体基部
61cにアウタパイプ61pの一端側を挿通して接合し
てなる本体ユニット61と、アウタパイプ61pの先端
を円板61eで閉塞して成る本体キャビテイ61h内
(アウタパイプ61p内)に配設されるパイプユニット
63とで構成されている。上記本体ユニット61は、本
体基部61cの上端側に、第2クーリングユニット60
を上記下型2に固定するためのフランジ61fを備える
とともに、本体基部61cの側面に、上記キャビテイ6
1hに連通するインレット口61a及びアウトレット口
61bを備えている。
【0037】上記パイプユニット63は、第1クーリン
グユニット50のパイプユニット53と同じく、一端側
がプラグ63dで閉塞されたパイプ63pと、このパイ
プ63pの閉塞端側に固着された基部63cとで成り、
該基部63cとパイプ63pとを固着した状態で、パイ
プ63pの内部と連通する連通穴63aが側面に設けら
れている。そして、このパイプユニット63を本体ユニ
ット61内のキャビテイ61h内に挿入し、本体ユニッ
ト61のインレット口61aのセンタとパイプユニット
63の連通穴63aのセンタとが略一致するように位置
調整した上で、本体ユニット61の端末部とパイプユニ
ット63の端末部とを接合する。この接合は、溶接もし
くはロウ付けでおこなわれ、本体ユニット61のキャビ
テイ61hの下部開口は、パイプユニット63の基部6
3cで閉じられた上で、接合部61wによりシールされ
る。
【0038】上記本体ユニット61のインレット口61
a及びアウトレット口61bには、それぞれステンレス
鋼製のチューブ65A,65B(図5参照)が接続され
ており、このように組み立てることにより、チューブ6
5Aを通りインレット口61aから流入した流体は、パ
イプ63p内を通過してキャビテイ61h内を満たし、
アウタパイプ61pの壁部と熱交換を行った後、アウト
レット口61bからチューブ65Aを通って外部に流出
するようになっている。この第2クーリングユニット6
0は、下型2の長さに対応するように長尺に形成されて
おり、下型2の長手方向に沿った挿通穴24内に挿入さ
れ、フランジ61fを介して下型2に固定されるように
なっている。
【0039】次に、上記下型2の冷却方法について説明
する。この下型2は、上記第1および第2のクーリング
ユニット50,60に冷却水を導くことにより、いわゆ
るダイレクト冷却される。本実施の形態では、特に、冷
却水が金型成形空間4内や溶湯通路(湯口22)へ漏れ
ることを確実に防止できるように、冷却水の通路を吸引
ポンプで吸引して冷却水を流すようにしている。すなわ
ち、第1クーリングユニット50の場合を例にとって説
明すれば、図1のシステム構成図2に示すように、本実
施の形態に係る金型冷却システムでは、クーリングユニ
ット50のインレット側にチューブ55Aを介して冷却
水供給タンクT1が接続される一方、クーリングユニッ
ト50のアウトレット側には、チューブ55Bを介して
吸引ポンプPが接続されている。また、クーリングユニ
ット50と上記冷却水供給タンクT1との間には、クー
リングユニット50内に供給する流体を冷却水とエアと
に切り換える電磁式の三方弁V1が介設されている。
【0040】上記吸引ポンプPは、所謂チューブホース
式のもので、具体的には図示しなかったが、断面半円状
の固定ドラムの内側に配設されたゴム製チューブホース
を、その内側に配置された押さえローラを回転させるこ
とによってしごくと、このしごかれたチューブホースは
ゴムの強力な弾性と押さえローラに取り付けられたガイ
ドローラからの力によって元の形状に復元し、この復元
力によって流体や高粘度物質を吸い込むようにしたもの
で、エアを吸い込んでも支障なく作動をし続けることが
できる。尚、このチューブホース式の吸引ポンプPは、
従来から良く知られているものと同じものであるので、
その具体的な構造等についての詳細な説明および図示は
省略する。
【0041】上記冷却水供給タンクT1には、電磁ソレ
ノイド弁V2が介設された冷却水供給ラインLwが接続
されるとともに、排水タンクTd1が付設されている。
また、上記吸引ポンプPの下流側には排水タンクT2が
配置されている。尚、上記三方弁V1および吸引ポンプ
Pにもそれぞれ排水タンクTd2及びTd3が付設され
ている。また、下型2の所定部位には温度センサSmが
取り付けられ、この温度センサSmによって計測された
金型(下型2)温度の検出値は、この冷却システムのコ
ントローラCUに入力されるようになっている。更に、
上記三方弁V1はこのコントローラCUに信号授受可能
に接続されている。
【0042】以上のように構成された金型冷却システム
の作動について説明する。上記上下の金型1,2を含む
鋳造装置が作動させられて鋳造が開始されると、金型
1,2内に中子5A,5Bのセット等が行われた後、型締
めされて成形空間4内にアルミニウム合金溶湯が低圧鋳
造法によって充填される。これにより金型温度は上昇す
る。この時点では、三方弁V1は、クーリングユニット
50側に冷却水を流すことがないようにエア供給側に切
り換えられている。また、より好ましくは、吸引ポンプ
Pはまだ駆動停止状態にある。そして、この充填(注
湯)が終わると、金型温度は次第に低下し、溶湯の凝固
が始まるのであるが、本実施の形態では、予め採取され
た多数のデータにより、注湯が終了する際の金型温度が
正確に求められており、温度センサSmの検出温度がこ
の温度に達すると、三方弁V1が冷却水供給側に切り換
えられるとともに、吸引ポンプPが駆動され、クーリン
グユニット50内の通路が吸引されることにより、該ク
ーリングユニット50内に冷却水が流れ、下型2が冷却
される。尚、吸引ポンプPの駆動タイミングに関して、
三方弁V1の切り換えよりも若干早く吸引ポンプPを駆
動するように設定するのが好ましい。
【0043】このとき、クーリングユニット50内の冷
却水通路は吸引によって負圧化されているので、もし金
型2にクラックが生じていたとしても、このクラックを
伝って冷却水が成形空間4や溶湯通路22内にに漏れる
ことはない。この後、金型温度が所定温度まで低下する
と、上記三方弁V1がエア供給側に切り換えられて冷却
水の供給は停止される。そして、より好ましくは、更
に、一定温度だけ低下すると、吸引ポンプPもその駆動
が停止されるようになっている。これにより、冷却水の
供給停止後、ある程度の期間は吸引ポンプPが引き続き
作動し、クーリングユニット50の冷却水通路内に残存
した冷却水を吸引する。尚、この吸引ポンプPを駆動停
止することなく、継続的に作動させるようにしても良
い。
【0044】すなわち、吸引ポンプPは、少なくともク
ーリングユニット50の通路内に供給された冷却水を全
て吸引するまでは、継続的に通路内を吸引するので、吸
引ポンプPの駆動が停止された時点では、通路内に冷却
水はなく、金型2にクラックが生じていたとしても、冷
却水が成形空間4や溶湯通路22に漏れるおそれはな
い。この結果、冷却水の成形空間4や溶湯通路22への
漏れが確実に防止されるので、金型(下型2)のダイレ
クト冷却が可能となり、冷却効率の向上を達成し、ま
た、均一な冷却効果を得ることができるのである。ま
た、冷却水は金型冷却期間のみ通路内を流れるので、金
型温度を良好に制御して成形空間4内に充填された金属
溶湯の凝固コントロールを行うことができ、鋳造品のよ
り一層の品質安定化を図ることができる。
【0045】特に、金型温度が所定温度まで低下して上
記三方弁V1がエア供給側に切り換えられた後、更に、
一定温度だけ低下するまでは吸引ポンプPが駆動される
ので、該吸引ポンプPは、金型冷却時には冷却水を吸引
してクーリングユニット50内の通路に冷却水を流し、
金型冷却期間が終了すると少なくとも一定期間はエアを
吸引して通路にエアを流すこととなり、より確実に冷却
水漏れを防止することができる。
【0046】また、特に、冷却水とエアのクーリングユ
ニット50内への供給状態は、上記三方切換弁V1を切
り換えて行われるので、比較的簡単な構成で、かつ、確
実に、通路内を流れる流体を切り換えることができる。
更に、上記クーリングユニット50内の通路における冷
却水とエアの流通状態の切り換えは金型(下型2)の測
定温度に応じて行われるので、この測定温度に応じて該
下型2を冷却することができ、下型2の温度をより精密
に制御して成形空間4内に充填されたアルミニウム合金
溶湯の凝固コントロールをより良好に行うことができ
る。
【0047】特に、本実施の形態の場合、低圧鋳造法に
おける下型2に対して、従来では困難であったダイレク
ト冷却を行うことが可能となり、冷却効率の向上を達成
し、また、均一な冷却効果を得ることができる。また、
更に、エンジンのシリンダヘッドを鋳造するに際して、
その金型2をダイレクト冷却法で冷却することができ、
金型冷却効率の向上を達成し、また、均一な冷却効果を
得ることができ、シリンダヘッド用鋳造素材のより一層
の品質安定化を図ることができる。
【0048】尚、上述の説明は第1クーリングユニット
50に対するものであったが、第2クーリングユニット
60についても、同様のシステムで冷却水の吸引制御が
行われ、下型2の長手方向における中心部のダイレクト
冷却が行われる。この場合、吸引ポンプを別途に設置
し、独立した吸引系を設けても良く、あるいは、図1に
おける三方弁V1と吸引ポンプPとの間に、第1クーリ
ングユニット50と並列に第2クーリングユニット60
を配置するようにしても良い。
【0049】尚、上記実施の形態では、クーリングユニ
ット50内の通路における冷却水とエアの流通状態の切
り換え(つまり、三方弁V1の切り換え)は金型(下型
2)の測定温度に応じて行われるようになっていたが、
この替わりに、鋳造サイクルに合わせたタイマの設定に
応じて三方弁V1を切り換えるようにしても良い。この
場合、鋳造サイクルは多数のデータを積み重ねて正確に
把握しておき、三方弁V1および吸引ポンプPの双方に
ついて、その作動タイミングを設定する。これらの作動
タイミングは、種々の設定が可能である。例えば、三方
弁V1のエア供給側から冷却水供給側への切り換え(O
N)は、坩堝内のアルミニウム合金溶湯に加圧開始する
時点を基準にし、この加圧開始から所定時間経過後に切
り換わるように設定することができる。また、冷却水供
給側からエア供給側への切り換え(OFF)タイミング
としては、ON後から所定時間あるいは加圧完了から所
定時間を経過した時点に設定しても良い。更に、その
他、何らかの異常が発生した場合には、このOFF作動
が行われるように設定することが好ましい。
【0050】一方、吸引ポンプPの作動タイミングにつ
いては、例えば、型締め開始時点でONし、OFF条件
としては、ON作動開始後、所定時間経過すればOFF
するように設定すれば良い。尚、この場合、三方弁V1
の切り換え(OFF)により冷却水の供給が停止された
後、一定時間が経過した後に、吸引ポンプPの駆動が停
止(OFF)されるように設定される。
【0051】尚、本発明は、以上の実施態様に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る金型冷却システム
のシステム構成図である。
【図2】 上記実施の形態に係る下型の平面説明図であ
る。
【図3】 図2のA−A線方向における縦断面説明図で
ある。
【図4】 図2のB−B線方向における縦断面説明図で
ある。
【図5】 第1クーリングユニットの組付状態を示す金
型の縦断面説明図である。
【図6】 上記第1クーリングユニットの正面説明図で
ある。
【図7】 図6のC−C線方向における縦断面説明図で
ある。
【図8】 上記第1クーリングユニットのパイプユニッ
トの縦断面説明図である。
【図9】 第2クーリングユニットの縦断面説明図であ
る。
【符号の説明】
2…下型 4…成形空間 50…第1クーリングユニット 51a…インレット口 51b…アウトレット口 51h…キャビティ部 53a…連通穴 53p…パイプ 55A,55B…チューブ 60…第2クーリングユニット 61a…インレット口 61b…アウトレット口 61h…キャビティ部 63a…連通穴 63p…パイプ 65A,65B…チューブ CU…コントローラ P…吸引ポンプ Sm…温度センサ T1…冷却水供給タンク V1…三方弁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造用金型内部の所定部位に冷却水を通
    過させ得る通路を設定し、該通路に冷却水を供給するこ
    とによって金型を冷却する鋳造用金型の冷却方法であっ
    て、 上記通路の片側に冷却水供給装置を接続する一方、上記
    通路の他側に吸引ポンプを接続し、該吸引ポンプは、少
    なくとも上記通路内に供給された冷却水を全て吸引する
    までは、継続的に通路内を吸引することを特徴とする鋳
    造用金型の冷却方法。
  2. 【請求項2】 上記吸引ポンプは、上記金型内への金属
    溶湯の注湯後の金型冷却時には冷却水を吸引して上記通
    路に冷却水を流し、金型冷却期間が終了すると少なくと
    も所定期間はエアを吸引して上記通路にエアを流すこと
    を特徴とする請求項1記載の鋳造用金型の冷却方法。
  3. 【請求項3】 上記通路と冷却水供給装置の間には三方
    切換バルブが介設されており、冷却水とエアの上記通路
    への供給状態は、上記三方切換バルブを切り換えて行わ
    れることを特徴とする請求項2記載の鋳造用金型の冷却
    方法。
  4. 【請求項4】 上記通路における冷却水とエアの流通状
    態の切り換えは、上記金型の測定温度に応じて行われる
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の鋳造
    用金型の冷却方法。
  5. 【請求項5】 上記通路における冷却水とエアの流通状
    態の切り換えは、鋳造サイクルに合わせたタイマの設定
    に応じて行われることを特徴とする請求項2または請求
    項3に記載の鋳造用金型の冷却方法。
  6. 【請求項6】 鋳造用金型内部の所定部位に設定された
    通路に冷却水を供給することによって金型を冷却する鋳
    造用金型の冷却装置であって、 上記通路の片側に接続された冷却水供給装置と、上記通
    過の他側に接続された吸引ポンプとを備え、該吸引ポン
    プは、上記金型内への金属溶湯の注湯後の金型冷却時に
    は冷却水を吸引して上記通路に冷却水を流し、金型冷却
    期間が終了すると少なくとも所定期間はエアを吸引して
    上記通路にエアを流すように設定されていることを特徴
    とする鋳造用金型の冷却装置。
  7. 【請求項7】 上記通路と冷却水供給装置の間には三方
    切換バルブが介設されており、冷却水とエアの上記通路
    への供給状態は、上記三方切換バルブを切り換えて行わ
    れることを特徴とする請求項6記載の鋳造用金型の冷却
    装置。
  8. 【請求項8】 金型内部の所定部位に冷却水を通過させ
    得る通路が設定され、該通路に冷却水が供給されること
    によって冷却される鋳造用金型であって、 上記通路の片側は冷却水供給装置を接続される一方、上
    記通過の他側は吸引ポンプを接続されており、金型内へ
    の金属溶湯の注湯後の金型冷却時には、上記吸引ポンプ
    で冷却水が吸引されて上記通路に冷却水が流れ、金型冷
    却期間が終了すると少なくとも所定期間は上記吸引ポン
    プでエアが吸引されて上記通路にエアが流れることを特
    徴とする鋳造用金型。
  9. 【請求項9】 上記鋳造用金型は、低圧鋳造法で鋳造を
    行う金型の下型であることを特徴とする請求項8記載の
    鋳造用金型。
  10. 【請求項10】 上記鋳造用金型は、エンジンのシリン
    ダヘッド用の金型であることを特徴とする請求項8また
    は請求項9に記載の鋳造用金型。
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