JPH05115955A - ダイカストマシン - Google Patents
ダイカストマシンInfo
- Publication number
- JPH05115955A JPH05115955A JP30375891A JP30375891A JPH05115955A JP H05115955 A JPH05115955 A JP H05115955A JP 30375891 A JP30375891 A JP 30375891A JP 30375891 A JP30375891 A JP 30375891A JP H05115955 A JPH05115955 A JP H05115955A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- pressurizing chamber
- melting furnace
- mold
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒータ断線等が生じた際のメンテナンス性に
優れ、また、溶解炉から金型までの間で溶湯が満たされ
る部位を容易に均等加熱制御可能な、温調性能にも優れ
たダイカストマシンを提供すること。 【構成】 溶湯9を貯えた溶解炉7から立型配置された
金型機構の金型内に溶湯を供給するようにしたダイカス
トマシンにおいて、溶解炉から金型までの間で溶湯が満
たされる部位を、複数の外筐体ブロックで取り囲んでヒ
ータボックスを構築すると共に、外筐体ブロックの内周
面に選択的にヒータ55を取り付けて、上記した溶解炉
から金型まで間で溶湯が満たされる部位をヒータボック
ス内の空気加熱による雰囲気加熱にて加熱制御するよう
にし、且つ、少なくとも上記ヒータを取り付けた外筐体
ブロックを個々に着脱可能なようにする。
優れ、また、溶解炉から金型までの間で溶湯が満たされ
る部位を容易に均等加熱制御可能な、温調性能にも優れ
たダイカストマシンを提供すること。 【構成】 溶湯9を貯えた溶解炉7から立型配置された
金型機構の金型内に溶湯を供給するようにしたダイカス
トマシンにおいて、溶解炉から金型までの間で溶湯が満
たされる部位を、複数の外筐体ブロックで取り囲んでヒ
ータボックスを構築すると共に、外筐体ブロックの内周
面に選択的にヒータ55を取り付けて、上記した溶解炉
から金型まで間で溶湯が満たされる部位をヒータボック
ス内の空気加熱による雰囲気加熱にて加熱制御するよう
にし、且つ、少なくとも上記ヒータを取り付けた外筐体
ブロックを個々に着脱可能なようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイカストマシンに係
り、特に、加圧室内の溶湯を圧縮気体圧力で加圧して金
型内へ充填するメカニズムをもち、且つ、金型機構(型
締機構)が立型配置された立型のダイカストマシンに関
するものである。
り、特に、加圧室内の溶湯を圧縮気体圧力で加圧して金
型内へ充填するメカニズムをもち、且つ、金型機構(型
締機構)が立型配置された立型のダイカストマシンに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】密閉容器内の溶湯の湯面を圧縮気体(圧
縮エアもしくは圧縮不活性ガス等)で加圧し、型締され
た金型内へ溶湯を上昇・供給するようにした公知の立型
低圧ダイカストマシンは、コールドチャンバ式のダイカ
ストマシンのように、射出スリーブ内を前後進するプラ
ンジャチップよる加圧機構をもっていないので、射出ス
リーブとプランジャチップとの摩耗に伴う部品交換を必
要としない。しかしながら、該種立型低圧ダイカストマ
シンは、公知のように、比較的低速で充填を行い且つゆ
っくりと冷却を行って、例えば耐圧強度部品等を鋳造す
るのに用いられており、加圧室(電気炉)の容量が大き
いため、急速加圧を行うことが困難で、ハイサイクルの
鋳造ができないという問題があり、さらに、加圧室の空
気容量が大きいため、加圧力及び加圧速度の切替え応答
性がすこぶる悪く、加圧力や加圧速度の精密な切替え制
御が要求される製品の鋳造が行えないという問題もあっ
た。さらにはまた、溶湯にかかる加圧力も1Kg/cm
2 程度が通常で、例え加圧室(電気炉)を最近の技術で
耐圧改造しても、加圧室自体が大きいため耐圧性に限界
があり、10Kg/cm2 程度以下で使用することを余
儀なくされ、50〜350Kg/cm2 の高圧で使用す
ることは不能であった。
縮エアもしくは圧縮不活性ガス等)で加圧し、型締され
た金型内へ溶湯を上昇・供給するようにした公知の立型
低圧ダイカストマシンは、コールドチャンバ式のダイカ
ストマシンのように、射出スリーブ内を前後進するプラ
ンジャチップよる加圧機構をもっていないので、射出ス
リーブとプランジャチップとの摩耗に伴う部品交換を必
要としない。しかしながら、該種立型低圧ダイカストマ
シンは、公知のように、比較的低速で充填を行い且つゆ
っくりと冷却を行って、例えば耐圧強度部品等を鋳造す
るのに用いられており、加圧室(電気炉)の容量が大き
いため、急速加圧を行うことが困難で、ハイサイクルの
鋳造ができないという問題があり、さらに、加圧室の空
気容量が大きいため、加圧力及び加圧速度の切替え応答
性がすこぶる悪く、加圧力や加圧速度の精密な切替え制
御が要求される製品の鋳造が行えないという問題もあっ
た。さらにはまた、溶湯にかかる加圧力も1Kg/cm
2 程度が通常で、例え加圧室(電気炉)を最近の技術で
耐圧改造しても、加圧室自体が大きいため耐圧性に限界
があり、10Kg/cm2 程度以下で使用することを余
儀なくされ、50〜350Kg/cm2 の高圧で使用す
ることは不能であった。
【0003】この点に鑑み、本願出願人は先に特願平3
−53266号として、高圧鋳造と鋳造サイクルの可及
的なアップが可能な、謂わばホットチャンバ方式の射出
形態をとる立型ダイカストマシンを提案した。上記した
先願においては、溶湯を貯えた溶解炉と、立型配置され
た金型機構と、該金型機構の固定金型の底面に設けられ
た溶湯注入口と、該溶湯注入口に密着するように垂直配
置されたノズル部と、該ノズル部の側方に配設された加
圧室と、該加圧室内の溶湯を圧縮気体圧力で加圧する気
体圧力加圧手段と、前記加圧室と前記ノズル部の下部と
を連通する第1の湯道管部と、前記溶解炉の下部と前記
加圧室の下部とを連通する第2の湯道管部と、該第2の
湯道管部と前記加圧室との間に設けられた弁手段とを具
備し、この弁手段によって溶湯の前記第2の湯道管側へ
の逆流を阻止した状態で、前記気体圧力加圧手段により
前記加圧室内を加圧し、前記加圧室、前記第1の湯道管
部に満たされた溶湯を、前記ノズル部から金型内に圧入
するようにしている。従って、容量の大きな溶解炉内自
体を気体で加圧するのではなく、溶解炉とは遮断された
状態の比較的小容量の加圧室を気体で加圧するので、加
圧制御に対する応答性が高まり、急速・高圧鋳造が可能
となる。また、射出前には金型の溶湯注入口に近い部分
まで溶湯が満たされているので、溶湯の流動距離は可及
的に短くなり、鋳造圧力の圧力ロスが僅少なものとなっ
て鋳造効率を高めことが可能となる等の数々の利点をも
っている。
−53266号として、高圧鋳造と鋳造サイクルの可及
的なアップが可能な、謂わばホットチャンバ方式の射出
形態をとる立型ダイカストマシンを提案した。上記した
先願においては、溶湯を貯えた溶解炉と、立型配置され
た金型機構と、該金型機構の固定金型の底面に設けられ
た溶湯注入口と、該溶湯注入口に密着するように垂直配
置されたノズル部と、該ノズル部の側方に配設された加
圧室と、該加圧室内の溶湯を圧縮気体圧力で加圧する気
体圧力加圧手段と、前記加圧室と前記ノズル部の下部と
を連通する第1の湯道管部と、前記溶解炉の下部と前記
加圧室の下部とを連通する第2の湯道管部と、該第2の
湯道管部と前記加圧室との間に設けられた弁手段とを具
備し、この弁手段によって溶湯の前記第2の湯道管側へ
の逆流を阻止した状態で、前記気体圧力加圧手段により
前記加圧室内を加圧し、前記加圧室、前記第1の湯道管
部に満たされた溶湯を、前記ノズル部から金型内に圧入
するようにしている。従って、容量の大きな溶解炉内自
体を気体で加圧するのではなく、溶解炉とは遮断された
状態の比較的小容量の加圧室を気体で加圧するので、加
圧制御に対する応答性が高まり、急速・高圧鋳造が可能
となる。また、射出前には金型の溶湯注入口に近い部分
まで溶湯が満たされているので、溶湯の流動距離は可及
的に短くなり、鋳造圧力の圧力ロスが僅少なものとなっ
て鋳造効率を高めことが可能となる等の数々の利点をも
っている。
【0004】ところで、上述した先願の立型ダイカスト
マシンにおいては、前記ノズル部、第1の湯道管部、加
圧室、及び第2の湯道管部を、それぞれ耐熱性の良好な
セラミックで形成すると共に、この溶湯が満たされるノ
ズル部、第1の湯道管部、加圧室、及び第2の湯道管部
を所定温度に加熱制御するために、この各部を構成する
セラミック自体にヒータを直接巻装する構造を採ってい
た。
マシンにおいては、前記ノズル部、第1の湯道管部、加
圧室、及び第2の湯道管部を、それぞれ耐熱性の良好な
セラミックで形成すると共に、この溶湯が満たされるノ
ズル部、第1の湯道管部、加圧室、及び第2の湯道管部
を所定温度に加熱制御するために、この各部を構成する
セラミック自体にヒータを直接巻装する構造を採ってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように溶湯が満たされるノズル部、第1の湯道管部、
加圧室、及び第2の湯道管部自体にそれぞれ直接ヒータ
を実装すると、ヒータに断線が生じた時等には、一旦溶
湯を抜いた後、ノズル部、第1の湯道管部、加圧室、及
び第2の湯道管部を構成するセラミック部材を解体しな
ければならず、解体と再組立に多大の時間と手間を要し
(マシンの停止時間が非常に長くなり)、さらには各部
の接合部分のシール材の取替えや、場合によっては非常
に高価なセラミック部材の交換を必要とするなどメンテ
ナンス面での負担が非常に大きいという問題があった。
また、ノズル部、第1の湯道管部、加圧室、及び第2の
湯道管部を構成するセラミック部材自体にそれぞれヒー
タを実装して、各部をヒータで直接加熱するようにして
いたため、各部を一様な温度に加熱制御するのが困難で
各部に温度バラツキが生じ易く、且つまた、多数の温度
センサを配設する必要があって、この温度センサの設置
が設計、製造、メンテナンス上において負担になるとい
う問題もあった。さらには、ノズル部、第1の湯道管
部、加圧室、及び第2の湯道管部を構成するセラミック
部材に、ヒータを直接実装するとヒータ断線が生じ易
く、実験においてもヒータ寿命が極めて短いことが確認
され、また、ヒータ配線部においてもトラブルの要素が
多かった。
たように溶湯が満たされるノズル部、第1の湯道管部、
加圧室、及び第2の湯道管部自体にそれぞれ直接ヒータ
を実装すると、ヒータに断線が生じた時等には、一旦溶
湯を抜いた後、ノズル部、第1の湯道管部、加圧室、及
び第2の湯道管部を構成するセラミック部材を解体しな
ければならず、解体と再組立に多大の時間と手間を要し
(マシンの停止時間が非常に長くなり)、さらには各部
の接合部分のシール材の取替えや、場合によっては非常
に高価なセラミック部材の交換を必要とするなどメンテ
ナンス面での負担が非常に大きいという問題があった。
また、ノズル部、第1の湯道管部、加圧室、及び第2の
湯道管部を構成するセラミック部材自体にそれぞれヒー
タを実装して、各部をヒータで直接加熱するようにして
いたため、各部を一様な温度に加熱制御するのが困難で
各部に温度バラツキが生じ易く、且つまた、多数の温度
センサを配設する必要があって、この温度センサの設置
が設計、製造、メンテナンス上において負担になるとい
う問題もあった。さらには、ノズル部、第1の湯道管
部、加圧室、及び第2の湯道管部を構成するセラミック
部材に、ヒータを直接実装するとヒータ断線が生じ易
く、実験においてもヒータ寿命が極めて短いことが確認
され、また、ヒータ配線部においてもトラブルの要素が
多かった。
【0006】従って、本発明の解決すべき技術的課題は
上記した従来技術のもつ問題点を解消することにあり、
その目的とするところは、ヒータ断線等が生じた際のメ
ンテナンス性に優れ、また、溶解炉から金型までの間で
溶湯が満たされる部位を容易に均等加熱制御可能な、温
調性能にも優れたダイカストマシンを提供することにあ
る。
上記した従来技術のもつ問題点を解消することにあり、
その目的とするところは、ヒータ断線等が生じた際のメ
ンテナンス性に優れ、また、溶解炉から金型までの間で
溶湯が満たされる部位を容易に均等加熱制御可能な、温
調性能にも優れたダイカストマシンを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、溶湯を貯えた溶解炉から立型配置された
金型機構の金型内に溶湯を供給するようにしたダイカス
トマシンにおいて、溶解炉から金型までの間で溶湯が満
たされる部位を、複数の外筐体ブロックで取り囲んでヒ
ータボックスを構築すると共に、外筐体ブロックの内周
面に選択的にヒータを取り付けて、上記した溶解炉から
金型まで間で溶湯が満たされる部位をヒータボックス内
の雰囲気加熱によって加熱制御するようになし、且つ、
少なくとも上記ヒータを取り付けた外筐体ブロックを個
々に着脱可能なように、構成される。
達成するため、溶湯を貯えた溶解炉から立型配置された
金型機構の金型内に溶湯を供給するようにしたダイカス
トマシンにおいて、溶解炉から金型までの間で溶湯が満
たされる部位を、複数の外筐体ブロックで取り囲んでヒ
ータボックスを構築すると共に、外筐体ブロックの内周
面に選択的にヒータを取り付けて、上記した溶解炉から
金型まで間で溶湯が満たされる部位をヒータボックス内
の雰囲気加熱によって加熱制御するようになし、且つ、
少なくとも上記ヒータを取り付けた外筐体ブロックを個
々に着脱可能なように、構成される。
【0008】
【作用】溶解炉から金型までの間で溶湯が満たされる部
位をヒータボックスで密閉して取り囲み、このヒータボ
ックス内の空気をヒータで加熱して溶湯が満たされる各
部を雰囲気加熱する。従って、溶解炉から金型までの間
で溶湯が満たされる部位は、ほぼ一様に加熱された空気
を介して加熱されるので、各部の温度バラツキがなくな
って均等に加熱制御されることとなり、さらに温度セン
サの取付け個数も低減可能となる。また、ヒータボック
スの構成要素たる外筐体ブロックのうち、ヒータを取り
付けた外筐体ブロックを個々に着脱可能としているの
で、ヒータ断線が生じても当該外筐体ブロックのみを取
外して交換できてメンテナンス性が大幅に向上し、しか
も、セラミックに較べて格段に安価なヒータ付き外筐体
ブロックの交換のみで済むので、メンテナンス時のコス
ト負担も少なくなる。
位をヒータボックスで密閉して取り囲み、このヒータボ
ックス内の空気をヒータで加熱して溶湯が満たされる各
部を雰囲気加熱する。従って、溶解炉から金型までの間
で溶湯が満たされる部位は、ほぼ一様に加熱された空気
を介して加熱されるので、各部の温度バラツキがなくな
って均等に加熱制御されることとなり、さらに温度セン
サの取付け個数も低減可能となる。また、ヒータボック
スの構成要素たる外筐体ブロックのうち、ヒータを取り
付けた外筐体ブロックを個々に着脱可能としているの
で、ヒータ断線が生じても当該外筐体ブロックのみを取
外して交換できてメンテナンス性が大幅に向上し、しか
も、セラミックに較べて格段に安価なヒータ付き外筐体
ブロックの交換のみで済むので、メンテナンス時のコス
ト負担も少なくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図1〜図7に示した1実施例
によって説明する。図1は本実施例に係るダイカストマ
シン(立型ダイカストマシン)の要部を一部切断して示
す説明図である。同図において、符号1及び符号2で総
括的に示すのは溶解炉ユニット並びに射出ユニットで、
本実施例における立型ダイカストマシンは、この溶解炉
ユニット1、射出ユニット2、並びに図示していないが
型開閉機構等が上下動する立型配置された金型機構ユニ
ットより主として構成されている。なお、金型機構ユニ
ットについては図示していないが、これは例えば前記し
た特願平3−53266号に記載されたような公知の構
成が採用されており、上から順に、型締シリンダを取付
けたトッププラテン、型締シリンダによって上下動され
可動側金型が取付けられた可動プラテン、固定金型が取
付けられたボトムプラテン等が配置されたものとなって
いる。図1においては、金型機構ユニットの固定金型3
のみが簡略化して示されており、該固定金型3の底面に
は溶湯注入口3aが形成されている。
によって説明する。図1は本実施例に係るダイカストマ
シン(立型ダイカストマシン)の要部を一部切断して示
す説明図である。同図において、符号1及び符号2で総
括的に示すのは溶解炉ユニット並びに射出ユニットで、
本実施例における立型ダイカストマシンは、この溶解炉
ユニット1、射出ユニット2、並びに図示していないが
型開閉機構等が上下動する立型配置された金型機構ユニ
ットより主として構成されている。なお、金型機構ユニ
ットについては図示していないが、これは例えば前記し
た特願平3−53266号に記載されたような公知の構
成が採用されており、上から順に、型締シリンダを取付
けたトッププラテン、型締シリンダによって上下動され
可動側金型が取付けられた可動プラテン、固定金型が取
付けられたボトムプラテン等が配置されたものとなって
いる。図1においては、金型機構ユニットの固定金型3
のみが簡略化して示されており、該固定金型3の底面に
は溶湯注入口3aが形成されている。
【0010】前記溶解炉ユニット1は、マシン全体を支
持するベースプレート4上に設置されたレール5に沿っ
て油圧シリンダ6により走行可能となっており、これに
よって前記射出ユニット2と分離可能となっているも、
通常の運転動作時には油圧シリンダ6の押圧力によっ
て、溶解炉ユニット1の溶湯通路と射出ユニット2の溶
湯通路とが密着・連通した状態におかれるようになって
いる。7は、溶解炉外筐体8によって形成された溶解炉
で、アルミニウム、亜鉛等の金属材料を溶解して所定温
度の溶湯9とするようになっており、図示していないが
適宜温度センサで溶湯の温度を検出すると共に、これに
よる温度検出情報に基づき適宜熱源(例えば、電気ヒー
タ、LPGガスバーナ、石油バーナ等)をON−OFF
制御して、溶湯9を所定温度に維持するようになってい
る。また、本実施例による溶解炉7は、溶湯9の湯面レ
ベルを常時一定に保つための公知の適宜湯面高さ調整機
能が具備されたものとされていて、例えば図示していな
いが、湯面検出センサの検出情報に基づき、湯面調整用
シリンダを駆動制御して湯面調整フロートの溶湯9中へ
の浸漬量を制御し、これにより湯面レベルを一定に保つ
ようになっている。なお、上記した溶解炉7用の熱源や
湯面高さ調整機能については、必要があれば前記した特
願平3−53266号を参照されたい。
持するベースプレート4上に設置されたレール5に沿っ
て油圧シリンダ6により走行可能となっており、これに
よって前記射出ユニット2と分離可能となっているも、
通常の運転動作時には油圧シリンダ6の押圧力によっ
て、溶解炉ユニット1の溶湯通路と射出ユニット2の溶
湯通路とが密着・連通した状態におかれるようになって
いる。7は、溶解炉外筐体8によって形成された溶解炉
で、アルミニウム、亜鉛等の金属材料を溶解して所定温
度の溶湯9とするようになっており、図示していないが
適宜温度センサで溶湯の温度を検出すると共に、これに
よる温度検出情報に基づき適宜熱源(例えば、電気ヒー
タ、LPGガスバーナ、石油バーナ等)をON−OFF
制御して、溶湯9を所定温度に維持するようになってい
る。また、本実施例による溶解炉7は、溶湯9の湯面レ
ベルを常時一定に保つための公知の適宜湯面高さ調整機
能が具備されたものとされていて、例えば図示していな
いが、湯面検出センサの検出情報に基づき、湯面調整用
シリンダを駆動制御して湯面調整フロートの溶湯9中へ
の浸漬量を制御し、これにより湯面レベルを一定に保つ
ようになっている。なお、上記した溶解炉7用の熱源や
湯面高さ調整機能については、必要があれば前記した特
願平3−53266号を参照されたい。
【0011】10は、前記溶解炉外筐体8の下部側に設
けられた溶湯流出穴で、該溶湯流出穴10の出口が、溶
解炉外筐体8の外側面に固設された溶湯流路接続体11
の溶湯通路と連通されている。また、12は、溶湯流路
接続体11の溶湯通路を遮断可能な第1のチェック弁
で、第1のチェック弁シリンダ(油圧シリンダ)13と
回転付与メカニズム14とによって、回転を伴いながら
上下に駆動可能となっている。
けられた溶湯流出穴で、該溶湯流出穴10の出口が、溶
解炉外筐体8の外側面に固設された溶湯流路接続体11
の溶湯通路と連通されている。また、12は、溶湯流路
接続体11の溶湯通路を遮断可能な第1のチェック弁
で、第1のチェック弁シリンダ(油圧シリンダ)13と
回転付与メカニズム14とによって、回転を伴いながら
上下に駆動可能となっている。
【0012】前記射出ユニット2には、前記した固定金
型3の溶湯注入口3aに押し付けられて垂直配置された
ノズル管15、該ノズル管15に接続され垂直配置され
た湯道管(A)16、該湯道管(A)16に接続され水
平配置された湯道管(B)17、該湯道管(B)17に
接続された溶湯流路接続体18、該溶湯流路接続体18
に接続され垂直配置された加圧室管19、該加圧室管1
9に接続され水平配置された湯道管(C)20等の溶湯
9が満たされる部材が設けられており、湯道管(C)2
0の端部が前記した溶解炉ユニット1側の溶湯流路接続
体11に接続されている。また、上記湯道管(B)17
の図示左端側には、図2に示すように、クランプ受け用
管21がシール材22(例えば、特殊カーボンペーパー
等よりなるシール材)を介して接続されており、このク
ランプ受け用管21の左端は封止体23によって通常は
密閉・封止されている。図1、2において、25は、射
出ユニット2の枠体24に適宜保持部材26を介して取
り付けられたクランプシリンダ(油圧シリンダ)で、該
クランプシリンダ25の押圧力によって、上記した封止
体23、クランプ受け用管21、湯道管(B)17、溶
湯流路接続体18、加圧室管19、湯道管(C)20が
図示右方への押し付け力を受け、これによって射出ユニ
ット2の枠体27と湯道管(C)20との間に配設され
たバネ28を圧縮させて、各部材23、21、17、1
8、19、20を溶湯9の漏れがないように互いに完全
に密着させるようになっている。さらにまた、各部材2
3、21、17、18、19、20が熱によって膨張す
ると、各部材の損傷等を避けるため、クランプシリンダ
25のピストン体はこれに応じて逃げるようになってい
る。なお、垂直方向に関しては、各部材15、16、1
7、18、19、20、21を収納し一部部材を部分的
に担持した後述する外筐体(ヒータボックス)全体を押
し上げる油圧シリンダ29の力で、前記ノズル管15を
固定金型3の溶湯注入口3aに押し付けるように構成さ
れている。
型3の溶湯注入口3aに押し付けられて垂直配置された
ノズル管15、該ノズル管15に接続され垂直配置され
た湯道管(A)16、該湯道管(A)16に接続され水
平配置された湯道管(B)17、該湯道管(B)17に
接続された溶湯流路接続体18、該溶湯流路接続体18
に接続され垂直配置された加圧室管19、該加圧室管1
9に接続され水平配置された湯道管(C)20等の溶湯
9が満たされる部材が設けられており、湯道管(C)2
0の端部が前記した溶解炉ユニット1側の溶湯流路接続
体11に接続されている。また、上記湯道管(B)17
の図示左端側には、図2に示すように、クランプ受け用
管21がシール材22(例えば、特殊カーボンペーパー
等よりなるシール材)を介して接続されており、このク
ランプ受け用管21の左端は封止体23によって通常は
密閉・封止されている。図1、2において、25は、射
出ユニット2の枠体24に適宜保持部材26を介して取
り付けられたクランプシリンダ(油圧シリンダ)で、該
クランプシリンダ25の押圧力によって、上記した封止
体23、クランプ受け用管21、湯道管(B)17、溶
湯流路接続体18、加圧室管19、湯道管(C)20が
図示右方への押し付け力を受け、これによって射出ユニ
ット2の枠体27と湯道管(C)20との間に配設され
たバネ28を圧縮させて、各部材23、21、17、1
8、19、20を溶湯9の漏れがないように互いに完全
に密着させるようになっている。さらにまた、各部材2
3、21、17、18、19、20が熱によって膨張す
ると、各部材の損傷等を避けるため、クランプシリンダ
25のピストン体はこれに応じて逃げるようになってい
る。なお、垂直方向に関しては、各部材15、16、1
7、18、19、20、21を収納し一部部材を部分的
に担持した後述する外筐体(ヒータボックス)全体を押
し上げる油圧シリンダ29の力で、前記ノズル管15を
固定金型3の溶湯注入口3aに押し付けるように構成さ
れている。
【0013】ここで、本実施例においては前記した金型
以外で溶湯9と接する部材は、総べて耐熱性に優れたセ
ラミック製の部材とされていて、前記した各部材15、
16、17、18、19、20、21、23等も高価で
はあるが、耐熱性に優れた例えば窒化ケイ素等のセラミ
ックで構成されている。このセラミック材よりなる部材
は複雑な加工が難しいので、複数のセラミック部材に分
けて製作することを余儀なくされるが、セラミック材よ
りなる管路組立体は一旦分解すると、シール材交換を必
要とする上、正確な位置合わせを要求され、また場合に
よっては仮保持を要するなど組み付けが面倒で時間が掛
かり、さらにセラミック材よりなる管路組立体の後述す
る外筐体の分解・組立をも必要とする。このため、極力
上記したセラミック材よりなる管路組立体は分解するこ
とを避けることが望まれる。この点に鑑みて本実施例に
おいては、前記セラミック材よりなる各部材15、1
6、21、17、18、19、20、21の溶湯通路の
清掃などのメンテナンス時に、管路組立体を分解しない
で済む工夫が施されている(なお本実施例においては、
前記ノズル管15のみは随時取り換え可能に構成されて
おり、内径の異なるノズル管15に適宜交換することに
より、射出時の流速(射出速度)を所望のものに選択可
能とされている)。
以外で溶湯9と接する部材は、総べて耐熱性に優れたセ
ラミック製の部材とされていて、前記した各部材15、
16、17、18、19、20、21、23等も高価で
はあるが、耐熱性に優れた例えば窒化ケイ素等のセラミ
ックで構成されている。このセラミック材よりなる部材
は複雑な加工が難しいので、複数のセラミック部材に分
けて製作することを余儀なくされるが、セラミック材よ
りなる管路組立体は一旦分解すると、シール材交換を必
要とする上、正確な位置合わせを要求され、また場合に
よっては仮保持を要するなど組み付けが面倒で時間が掛
かり、さらにセラミック材よりなる管路組立体の後述す
る外筐体の分解・組立をも必要とする。このため、極力
上記したセラミック材よりなる管路組立体は分解するこ
とを避けることが望まれる。この点に鑑みて本実施例に
おいては、前記セラミック材よりなる各部材15、1
6、21、17、18、19、20、21の溶湯通路の
清掃などのメンテナンス時に、管路組立体を分解しない
で済む工夫が施されている(なお本実施例においては、
前記ノズル管15のみは随時取り換え可能に構成されて
おり、内径の異なるノズル管15に適宜交換することに
より、射出時の流速(射出速度)を所望のものに選択可
能とされている)。
【0014】すなわち、図1、2に示すように、前記枠
体24にはテーパー面をもつクランプ補助体30が固設
されており、このクランプ補助体30と前記クランプ受
け用管21のフランジ部との間には、操作バー部材31
によって上下動可能な手動クランプ体32が挾持されて
いる。この手動クランプ体32は、クランプ補助体30
のテーパー面と相補関係にあるテーパー面が形成されて
おり、通常は手動クランプ体32は上方位置におかれ
て、前記した各部材23、21、17、18、19、2
0の密着・接合を前記クランプシリンダ25の押圧力に
委ねるようになっている。一方、前記射出ユニット2中
の溶湯9が満たされる各部材15、16、17、18、
19、20、21の溶湯通路を清掃する必要が生じた時
には、各部材15、16、17、18、19、20、2
1中の溶湯をほぼ総べて排出するようにされ(後記する
加圧室33内の連続加圧によって溶湯9を前記溶解炉7
に押し戻すと共に、前記ノズル管15から外部に排出す
るようにされ)、この後、前記溶解炉ユニット1側の溶
湯出口(溶湯流路接続体11)を前記第1のチェック弁
12によって閉塞し、次に、前記油圧シリンダ6によっ
て溶解炉ユニット1全体を射出ユニット2から切離すよ
うにされる。そして然る後、上記した手動クランプ体3
2を押し下げて前記各部材21、17、18、19、2
0の密着・接合を、手動クランプ体32とクランプ補助
体30との協働に委ね、次に前記クランプシリンダ25
の油圧を落して前記封止体23を取り外すようにされ
る。斯様にすることによって、クランプ受け用管21も
しくは湯道管(C)20から清掃治具を挿入したりエア
吹き込みによる溶湯通路の清掃が可能となる。なお、湯
道管(A)に関しては必要に応じノズル管15を取り外
して同様の手法で溶湯通路の清掃が行なわれる。
体24にはテーパー面をもつクランプ補助体30が固設
されており、このクランプ補助体30と前記クランプ受
け用管21のフランジ部との間には、操作バー部材31
によって上下動可能な手動クランプ体32が挾持されて
いる。この手動クランプ体32は、クランプ補助体30
のテーパー面と相補関係にあるテーパー面が形成されて
おり、通常は手動クランプ体32は上方位置におかれ
て、前記した各部材23、21、17、18、19、2
0の密着・接合を前記クランプシリンダ25の押圧力に
委ねるようになっている。一方、前記射出ユニット2中
の溶湯9が満たされる各部材15、16、17、18、
19、20、21の溶湯通路を清掃する必要が生じた時
には、各部材15、16、17、18、19、20、2
1中の溶湯をほぼ総べて排出するようにされ(後記する
加圧室33内の連続加圧によって溶湯9を前記溶解炉7
に押し戻すと共に、前記ノズル管15から外部に排出す
るようにされ)、この後、前記溶解炉ユニット1側の溶
湯出口(溶湯流路接続体11)を前記第1のチェック弁
12によって閉塞し、次に、前記油圧シリンダ6によっ
て溶解炉ユニット1全体を射出ユニット2から切離すよ
うにされる。そして然る後、上記した手動クランプ体3
2を押し下げて前記各部材21、17、18、19、2
0の密着・接合を、手動クランプ体32とクランプ補助
体30との協働に委ね、次に前記クランプシリンダ25
の油圧を落して前記封止体23を取り外すようにされ
る。斯様にすることによって、クランプ受け用管21も
しくは湯道管(C)20から清掃治具を挿入したりエア
吹き込みによる溶湯通路の清掃が可能となる。なお、湯
道管(A)に関しては必要に応じノズル管15を取り外
して同様の手法で溶湯通路の清掃が行なわれる。
【0015】前記した加圧室管19内には加圧室33が
形成され、この加圧室33が、加圧室管19の下部に形
成された水平溶湯通路34を介して前記溶解炉7と連通
した状態においては、加圧室33内には大気圧によって
溶解炉7内の溶湯9の湯面と同一高さまで溶湯9が満た
されるようになっており、さらに前記湯道管(A)16
内にも大気圧によって溶解炉7内の溶湯9の湯面と同一
高さまで溶湯9が満たされるようになっている(固定金
型3の近傍まで溶湯9が満たされている)。また、加圧
室33と上記水平溶湯通路34との間には、射出・充填
行程時に加圧室33から湯道管(C)20、溶湯流路接
続体11、溶解炉7側へ溶湯9が逆流するのを阻止する
ために、第2のチェック弁35が設けられていて、この
第2のチェック弁35は、射出・充填行程時以外は通常
持ち上げられた開放状態におかれるようになっている。
すなわち、図3に示すように、加圧室管19の加圧室3
3と水平溶湯通路34との間には、両者33、34を連
通する連通穴36、37が形成されており、この一方の
連通穴36及び水平溶湯通路34を第2のチェック弁3
5が開放もしくは閉塞することによって、加圧室33と
溶解炉7との間を連通もしくは遮断するようになってい
る。なお、他方の連通穴37は常時加圧室33と水平溶
湯通路34とを連通させた状態にある。
形成され、この加圧室33が、加圧室管19の下部に形
成された水平溶湯通路34を介して前記溶解炉7と連通
した状態においては、加圧室33内には大気圧によって
溶解炉7内の溶湯9の湯面と同一高さまで溶湯9が満た
されるようになっており、さらに前記湯道管(A)16
内にも大気圧によって溶解炉7内の溶湯9の湯面と同一
高さまで溶湯9が満たされるようになっている(固定金
型3の近傍まで溶湯9が満たされている)。また、加圧
室33と上記水平溶湯通路34との間には、射出・充填
行程時に加圧室33から湯道管(C)20、溶湯流路接
続体11、溶解炉7側へ溶湯9が逆流するのを阻止する
ために、第2のチェック弁35が設けられていて、この
第2のチェック弁35は、射出・充填行程時以外は通常
持ち上げられた開放状態におかれるようになっている。
すなわち、図3に示すように、加圧室管19の加圧室3
3と水平溶湯通路34との間には、両者33、34を連
通する連通穴36、37が形成されており、この一方の
連通穴36及び水平溶湯通路34を第2のチェック弁3
5が開放もしくは閉塞することによって、加圧室33と
溶解炉7との間を連通もしくは遮断するようになってい
る。なお、他方の連通穴37は常時加圧室33と水平溶
湯通路34とを連通させた状態にある。
【0016】前記第2のチェック弁35は、第2のチェ
ック弁シリンダ(油圧シリンダ)38と回転付与メカニ
ズム39とによって回転を伴いながら上下動するように
なっている。上記回転付与メカニズム39は前記した第
1のチェック弁11の回転付与メカニズム14と同等の
構成をとるもので、次に、本実施例で用いられる回転付
与メカニズムを第2のチェック弁35の回転付与メカニ
ズム39を代表して説明する。図4に示すように、第2
のチェック弁シリンダ38のピストンロッド40の端部
にはカム枠体41が螺合等の適宜手段で固着されてお
り、このカム枠体41の両側面には、図5に示すように
互いに斜交するように形成された斜め長溝状のカム溝4
1a、41bがそれぞれ穿設されている。一方、前記第
2のチェック弁35を先端に形成したバー体42の上端
には、ピン43aが挿通されていて、このピン43aの
両端にそれぞれ取り付けられたローラ43、43が上記
カム溝41a、41bに各々係合されている。従って、
第2のチェック弁シリンダ38のピストンロッド40が
上下動するとカム枠体41も一体となって上下動し、こ
れに伴ってカム枠体41のカム溝41a、41bに係合
された対となったローラ43、43が水平方向と垂直方
向の分力を受け、この結果ピン43a、すなわちバー体
42先端の第2のチェック弁35が回転しつつ上下動す
ることになる。図5の符号Sはピストンロッド40の上
下動ストロークを示しており、第2のチェック弁35は
ピストンロッド40が上下動する間は必ず回転を伴うよ
うになっている。斯様にすることによって、経時使用下
において第2のチェック弁35が密着するシール面に固
化した金属かすが付着しても、第2のチェック弁35の
回転で金属かすを除去することが可能となって、リーク
のない完全な閉止を長期にわたって保証できるようにし
てある。なお、これは第1のチェック弁12においても
同様である。
ック弁シリンダ(油圧シリンダ)38と回転付与メカニ
ズム39とによって回転を伴いながら上下動するように
なっている。上記回転付与メカニズム39は前記した第
1のチェック弁11の回転付与メカニズム14と同等の
構成をとるもので、次に、本実施例で用いられる回転付
与メカニズムを第2のチェック弁35の回転付与メカニ
ズム39を代表して説明する。図4に示すように、第2
のチェック弁シリンダ38のピストンロッド40の端部
にはカム枠体41が螺合等の適宜手段で固着されてお
り、このカム枠体41の両側面には、図5に示すように
互いに斜交するように形成された斜め長溝状のカム溝4
1a、41bがそれぞれ穿設されている。一方、前記第
2のチェック弁35を先端に形成したバー体42の上端
には、ピン43aが挿通されていて、このピン43aの
両端にそれぞれ取り付けられたローラ43、43が上記
カム溝41a、41bに各々係合されている。従って、
第2のチェック弁シリンダ38のピストンロッド40が
上下動するとカム枠体41も一体となって上下動し、こ
れに伴ってカム枠体41のカム溝41a、41bに係合
された対となったローラ43、43が水平方向と垂直方
向の分力を受け、この結果ピン43a、すなわちバー体
42先端の第2のチェック弁35が回転しつつ上下動す
ることになる。図5の符号Sはピストンロッド40の上
下動ストロークを示しており、第2のチェック弁35は
ピストンロッド40が上下動する間は必ず回転を伴うよ
うになっている。斯様にすることによって、経時使用下
において第2のチェック弁35が密着するシール面に固
化した金属かすが付着しても、第2のチェック弁35の
回転で金属かすを除去することが可能となって、リーク
のない完全な閉止を長期にわたって保証できるようにし
てある。なお、これは第1のチェック弁12においても
同様である。
【0017】本実施例においては、前記した射出ユニッ
ト2の溶湯9が満たされる管路組立体(前記した各部材
15、16、17、18、19、20、21)及び前記
溶湯炉ユニット1側の溶湯流路接続体11は、これらを
取り囲む外筐体で形成されるヒータボックスによって密
閉して取り囲まれ、ヒータボックスの内面に配置された
ヒータによる雰囲気加熱で(ヒータボックス内の空気を
介した加熱で)所定温度に加熱され、これによって溶湯
9を所定温度に維持させるようになっている。次にこの
ヒータボックスの構成について説明する。図1に示すよ
うに射出ユニット2のベース枠体44に、固定的に下壁
体45、上壁体46、前記枠体24、27が取り付けら
れていると共に、下壁体45と上壁体46には個々に脱
着可能とされた複数の側壁体47…(図6参照)が取り
付けられている。また、前記ノズル管15並びに湯道管
(A)16を取り囲むように円筒壁体48(図7参照)
が上壁体46に脱着可能に取り付けられ、同様に、前記
加圧室管19を取り囲むように円筒壁体49が上壁体4
6に脱着可能に取り付けられている。そして、これら下
壁体45、上壁体46、枠体24、27、側壁体47
…、円筒壁体48、49等によって構成されるほぼ密閉
されたヒータボックスにより加熱保温室50が形成さ
れ、該加熱保温室50内に射出ユニット2側の前記管路
組立体部分(各部材15、16、17、18、19、2
0、21)が内包されるようになっている。さらに、前
記溶湯炉ユニット1側の溶湯流路接続体11並びに射出
ユニット2側の湯道管(C)20の一部を取り囲むヒー
タボックスが、射出ユニット2の枠体27、前記溶解炉
外筐体8、この溶解炉外筐体8に取り付けられた下壁体
51並びに上壁体52、この下壁体51並びに上壁体5
2に脱着可能に取り付けられた側壁体53、53とによ
って構築されており、これによって溶湯流路接続体11
並びに湯道管(C)20の一部を内包する加熱保温室5
4が形成されている。
ト2の溶湯9が満たされる管路組立体(前記した各部材
15、16、17、18、19、20、21)及び前記
溶湯炉ユニット1側の溶湯流路接続体11は、これらを
取り囲む外筐体で形成されるヒータボックスによって密
閉して取り囲まれ、ヒータボックスの内面に配置された
ヒータによる雰囲気加熱で(ヒータボックス内の空気を
介した加熱で)所定温度に加熱され、これによって溶湯
9を所定温度に維持させるようになっている。次にこの
ヒータボックスの構成について説明する。図1に示すよ
うに射出ユニット2のベース枠体44に、固定的に下壁
体45、上壁体46、前記枠体24、27が取り付けら
れていると共に、下壁体45と上壁体46には個々に脱
着可能とされた複数の側壁体47…(図6参照)が取り
付けられている。また、前記ノズル管15並びに湯道管
(A)16を取り囲むように円筒壁体48(図7参照)
が上壁体46に脱着可能に取り付けられ、同様に、前記
加圧室管19を取り囲むように円筒壁体49が上壁体4
6に脱着可能に取り付けられている。そして、これら下
壁体45、上壁体46、枠体24、27、側壁体47
…、円筒壁体48、49等によって構成されるほぼ密閉
されたヒータボックスにより加熱保温室50が形成さ
れ、該加熱保温室50内に射出ユニット2側の前記管路
組立体部分(各部材15、16、17、18、19、2
0、21)が内包されるようになっている。さらに、前
記溶湯炉ユニット1側の溶湯流路接続体11並びに射出
ユニット2側の湯道管(C)20の一部を取り囲むヒー
タボックスが、射出ユニット2の枠体27、前記溶解炉
外筐体8、この溶解炉外筐体8に取り付けられた下壁体
51並びに上壁体52、この下壁体51並びに上壁体5
2に脱着可能に取り付けられた側壁体53、53とによ
って構築されており、これによって溶湯流路接続体11
並びに湯道管(C)20の一部を内包する加熱保温室5
4が形成されている。
【0018】本実施例においては、上述したヒータボッ
クスを構成する要素のうち着脱可能とされた部材、すな
わち、側壁体47、円筒壁体48、49、側壁体53の
内面にのみヒータ55が一体的に配設されており、この
各ヒータ55…によって加熱保温室50、54が一様に
昇温されるようになっている。ここで、図示していない
が加熱保温室50内の適宜複数個所並びに加熱保温室5
4内の適宜個所には温度センサが配設されていて、この
温度センサの計測情報を参照しつつ、マシンの全体制御
を司るシステムコントローラがヒータドライバを介して
各ヒータ55…を駆動制御し、加熱保温室50、54内
を一定温度に保つようになっている。斯様に本実施例に
おいては、溶解炉7から金型までの間で溶湯9が満たさ
れる部分をヒータボックスで取り囲み、ヒータボックス
内の空気をヒータ55で加熱して溶湯9が満たされる各
部を雰囲気加熱によって加熱制御するので、換言するな
ら、ほぼ一様に加熱された空気を介して溶解炉7から金
型までの間で溶湯9が満たされる部分を加熱するので、
各部の温度バラツキがなくなって均等加熱制御が容易に
達成でき、さらに温度センサの取付け個数も低減可能と
なる。また、ヒータボックスの構成要素たる外筐体ブロ
ックのうち、ヒータ55を取り付けた外筐体ブロック
(側壁体47、円筒壁体48、49、側壁体53)を個
々に着脱可能としてあるので、ヒータ断線が生じても図
6、7で2点鎖線で示すように、当該外筐体ブロックの
みを取外して交換できてメンテナンス性が大幅に向上
し、しかも、セラミックに較べて格段に安価なヒータ付
き外筐体ブロックの交換のみで済むので、メンテナンス
時のコスト負担も少なくなる。
クスを構成する要素のうち着脱可能とされた部材、すな
わち、側壁体47、円筒壁体48、49、側壁体53の
内面にのみヒータ55が一体的に配設されており、この
各ヒータ55…によって加熱保温室50、54が一様に
昇温されるようになっている。ここで、図示していない
が加熱保温室50内の適宜複数個所並びに加熱保温室5
4内の適宜個所には温度センサが配設されていて、この
温度センサの計測情報を参照しつつ、マシンの全体制御
を司るシステムコントローラがヒータドライバを介して
各ヒータ55…を駆動制御し、加熱保温室50、54内
を一定温度に保つようになっている。斯様に本実施例に
おいては、溶解炉7から金型までの間で溶湯9が満たさ
れる部分をヒータボックスで取り囲み、ヒータボックス
内の空気をヒータ55で加熱して溶湯9が満たされる各
部を雰囲気加熱によって加熱制御するので、換言するな
ら、ほぼ一様に加熱された空気を介して溶解炉7から金
型までの間で溶湯9が満たされる部分を加熱するので、
各部の温度バラツキがなくなって均等加熱制御が容易に
達成でき、さらに温度センサの取付け個数も低減可能と
なる。また、ヒータボックスの構成要素たる外筐体ブロ
ックのうち、ヒータ55を取り付けた外筐体ブロック
(側壁体47、円筒壁体48、49、側壁体53)を個
々に着脱可能としてあるので、ヒータ断線が生じても図
6、7で2点鎖線で示すように、当該外筐体ブロックの
みを取外して交換できてメンテナンス性が大幅に向上
し、しかも、セラミックに較べて格段に安価なヒータ付
き外筐体ブロックの交換のみで済むので、メンテナンス
時のコスト負担も少なくなる。
【0019】なおここで、前記加圧室33には図示して
いないがエア(もしくは不活性ガス)供給/排出ユニッ
トからエア供給配管並びにエア排出配管が接続されてお
り、エア供給配管から供給される圧縮エアによって、比
較的小容量の加圧室33内が急速に高圧加圧可能とされ
ている。この加圧室33への圧縮エア供給メカニズム及
び排気メカニズムは任意のものが採用可能であり、例え
ば前記した特願平3−53266号の記載のものと同等
のものが採用可能であり、例えば1〜200kg/cm
2 の範囲内で加圧力(鋳造圧力)を可変設定できる。
いないがエア(もしくは不活性ガス)供給/排出ユニッ
トからエア供給配管並びにエア排出配管が接続されてお
り、エア供給配管から供給される圧縮エアによって、比
較的小容量の加圧室33内が急速に高圧加圧可能とされ
ている。この加圧室33への圧縮エア供給メカニズム及
び排気メカニズムは任意のものが採用可能であり、例え
ば前記した特願平3−53266号の記載のものと同等
のものが採用可能であり、例えば1〜200kg/cm
2 の範囲内で加圧力(鋳造圧力)を可変設定できる。
【0020】次に、上述した構成に基づく本実施例の動
作を説明する。いま、金型が型開きされた状態において
は、前記第1のチェック弁12並びに前記第2のチェッ
ク弁35は開放されていて、前記加圧室33並びに湯道
管(A)16内には、前記溶解炉7内の溶湯9の湯面レ
ベルと同一高さまで溶湯9が満たされている(溶湯9が
固定金型3の溶湯注入口3aの近くまで満たされてい
る)。この状態で、図示せぬ型締シリンダによって可動
プラテンが下降駆動され、可動金型が固定金型3に所定
型締力で密着するように型締行程が実行される。この
後、前記第1のチェック弁シリンダ13並びに第2のチ
ェック弁シリンダ38によって第1のチェック弁12並
びに第2のチェック弁35が閉止位置に移行される。こ
の際には前記したように両チェック弁12、35は回転
を伴いながら下降するので、リークのない確実な閉止
(シール)が達成できる。そして、この後の所定タイミ
ングで、前記加圧室33内に図示せぬエア供給部から高
圧エアが急速注入されて、加圧室33内が急速且つ高圧
に加圧され、これによって加圧室33から湯道管(A)
16までの間に満たされた溶湯9が、前記ノズル管15
を経て固定金型3の溶湯注入口3aから金型のキャビテ
ィ内へ急速に圧入・充填される。
作を説明する。いま、金型が型開きされた状態において
は、前記第1のチェック弁12並びに前記第2のチェッ
ク弁35は開放されていて、前記加圧室33並びに湯道
管(A)16内には、前記溶解炉7内の溶湯9の湯面レ
ベルと同一高さまで溶湯9が満たされている(溶湯9が
固定金型3の溶湯注入口3aの近くまで満たされてい
る)。この状態で、図示せぬ型締シリンダによって可動
プラテンが下降駆動され、可動金型が固定金型3に所定
型締力で密着するように型締行程が実行される。この
後、前記第1のチェック弁シリンダ13並びに第2のチ
ェック弁シリンダ38によって第1のチェック弁12並
びに第2のチェック弁35が閉止位置に移行される。こ
の際には前記したように両チェック弁12、35は回転
を伴いながら下降するので、リークのない確実な閉止
(シール)が達成できる。そして、この後の所定タイミ
ングで、前記加圧室33内に図示せぬエア供給部から高
圧エアが急速注入されて、加圧室33内が急速且つ高圧
に加圧され、これによって加圧室33から湯道管(A)
16までの間に満たされた溶湯9が、前記ノズル管15
を経て固定金型3の溶湯注入口3aから金型のキャビテ
ィ内へ急速に圧入・充填される。
【0021】上記した射出(圧入)終了後、所定の冷却
時間を経たタイミングで、前記加圧室33内の減圧が行
われ、図示せぬエア排出配管からエアが排気されて加圧
室33内が大気圧となるまで減圧される。続いて、第1
のチェック弁シリンダ13並びに第2のチェック弁シリ
ンダ38によって第1のチェック弁12並びに第2のチ
ェック弁35が開放位置に移行され、加圧室33と溶解
炉7とが連通される。これにより、1ショット分の圧入
で消費した溶湯量に見合うだけの溶湯9が、溶解炉7か
ら加圧室33側へ補充される。なお、これに伴って溶解
炉7の湯面レベルは若干量だけ低下されんとするが、こ
れは溶解炉ユニット1に備えられた図示せぬ湯面高さ調
整手段によって直ちに元の所定湯面レベルに調整され、
溶解炉7の湯面レベルは常時一定の高さを維持される。
なお、製品(鋳造品)が冷却・固化された後、金型機構
ユニットは型開きされ、製品は金型から突出し・分離さ
れる。
時間を経たタイミングで、前記加圧室33内の減圧が行
われ、図示せぬエア排出配管からエアが排気されて加圧
室33内が大気圧となるまで減圧される。続いて、第1
のチェック弁シリンダ13並びに第2のチェック弁シリ
ンダ38によって第1のチェック弁12並びに第2のチ
ェック弁35が開放位置に移行され、加圧室33と溶解
炉7とが連通される。これにより、1ショット分の圧入
で消費した溶湯量に見合うだけの溶湯9が、溶解炉7か
ら加圧室33側へ補充される。なお、これに伴って溶解
炉7の湯面レベルは若干量だけ低下されんとするが、こ
れは溶解炉ユニット1に備えられた図示せぬ湯面高さ調
整手段によって直ちに元の所定湯面レベルに調整され、
溶解炉7の湯面レベルは常時一定の高さを維持される。
なお、製品(鋳造品)が冷却・固化された後、金型機構
ユニットは型開きされ、製品は金型から突出し・分離さ
れる。
【0022】なおここで、本実施例においては鋳造運転
時に第1のチェック弁12と第2のチェック弁35とを
同期して駆動するようにしているが、鋳造運転時には第
1のチェック弁12は常時開放位置におき、第2のチェ
ック弁35のみをON−OFF制御するようにしてもよ
い。
時に第1のチェック弁12と第2のチェック弁35とを
同期して駆動するようにしているが、鋳造運転時には第
1のチェック弁12は常時開放位置におき、第2のチェ
ック弁35のみをON−OFF制御するようにしてもよ
い。
【0023】
【発明の効果】叙上のように本発明によれば、溶解炉か
ら金型までの間で溶湯が満たされる部位を、複数の外筐
体ブロックで取り囲んでヒータボックスを構築すると共
に、前記外筐体ブロックの内周面に選択的にヒータを取
り付けて、前記した溶解炉から金型まで間で溶湯が満た
される部位を前記ヒータボックス内の雰囲気加熱にて加
熱制御するようになし、且つ、少なくとも前記ヒータを
取り付けた前記外筐体ブロックを個々に着脱可能に構成
したので、 溶解炉から金型までの間で溶湯が満たされる部位は、
ほぼ一様に加熱された空気を介して加熱されるので、各
部の温度バラツキがなくなって均等に加熱制御でき、さ
らに温度センサの取付け個数も低減可能となる。 また、ヒータボックスの構成要素たる外筐体ブロック
のうち、ヒータを取り付けた外筐体ブロックを個々に着
脱可能としているので、ヒータ断線が生じても管路組立
体内に溶湯を満たしたまま、ヒータ断線が生じた当該外
筐体ブロックのみを取外して交換できて、メンテナンス
性が大幅に向上し、従来に比してヒータ断線メンテナン
スに要する時間を大幅に短縮できる。 しかも、セラミックに較べて格段に安価なヒータ付き
外筐体ブロックの交換のみで済むので、メンテナンス時
のコスト負担も少なくなる。
ら金型までの間で溶湯が満たされる部位を、複数の外筐
体ブロックで取り囲んでヒータボックスを構築すると共
に、前記外筐体ブロックの内周面に選択的にヒータを取
り付けて、前記した溶解炉から金型まで間で溶湯が満た
される部位を前記ヒータボックス内の雰囲気加熱にて加
熱制御するようになし、且つ、少なくとも前記ヒータを
取り付けた前記外筐体ブロックを個々に着脱可能に構成
したので、 溶解炉から金型までの間で溶湯が満たされる部位は、
ほぼ一様に加熱された空気を介して加熱されるので、各
部の温度バラツキがなくなって均等に加熱制御でき、さ
らに温度センサの取付け個数も低減可能となる。 また、ヒータボックスの構成要素たる外筐体ブロック
のうち、ヒータを取り付けた外筐体ブロックを個々に着
脱可能としているので、ヒータ断線が生じても管路組立
体内に溶湯を満たしたまま、ヒータ断線が生じた当該外
筐体ブロックのみを取外して交換できて、メンテナンス
性が大幅に向上し、従来に比してヒータ断線メンテナン
スに要する時間を大幅に短縮できる。 しかも、セラミックに較べて格段に安価なヒータ付き
外筐体ブロックの交換のみで済むので、メンテナンス時
のコスト負担も少なくなる。
【図1】本発明の実施例に係るダイカストマシンの要部
を一部切断して示す説明図である。
を一部切断して示す説明図である。
【図2】本発明の実施例に係る管路組立体の要部断面図
である。
である。
【図3】本発明の実施例に係る加圧室管の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図4】本発明の実施例に係る第2のチェック弁のため
の駆動メカニズムを示す説明図である。
の駆動メカニズムを示す説明図である。
【図5】図4の駆動メカニズムのカム枠体のカム溝とこ
れに係合するローラとの関係を示す説明図である。
れに係合するローラとの関係を示す説明図である。
【図6】図1のY−Y線に沿ったヒータボックスの要部
断面図である。
断面図である。
【図7】本発明の実施例に係るヒータボックスの外筐体
の構成要素たる円筒壁体を示す説明図である。
の構成要素たる円筒壁体を示す説明図である。
1 溶解炉ユニット 2 射出ユニット 3 固定金型 3a 溶湯注入口 7 溶解炉 8 溶解炉外筐体 9 溶湯 10 溶湯流出穴 11 溶湯流路接続体 12 第1のチェック弁 13 第1のチェック弁シリンダ 14 回転付与メカニズム 15 ノズル管 16 湯道管(A) 17 湯道管(B) 18 溶湯流路接続体 19 加圧室管 20 湯道管(C) 21 クランプ受け用管 23 封止体 24 枠体 25 クランプシリンダ 27 枠体 28 バネ 30 クランプ補助体 32 手動クランプ体 33 加圧室 34 水平溶湯通路 35 第2のチェック弁 36 連通穴 37 連通穴 38 第2のチェック弁シリンダ 39 回転付与メカニズム 40 ピストンロッド 41 カム枠体 41a、41b カム溝 42 バー体 43 ローラ 44 ベース枠体 45 下壁体 46 上壁体 47 側壁体 48 円筒壁体 49 円筒壁体 50 加熱保温室 51 下壁体 52 上壁体 53 側壁体 54 加熱保温室 55 ヒータ
Claims (2)
- 【請求項1】 溶湯を貯えた溶解炉から立型配置された
金型機構の金型内に溶湯を供給するようにしたダイカス
トマシンにおいて、 前記溶解炉から金型までの間で溶湯が満たされる部位
を、複数の外筐体ブロックで取り囲んでヒータボックス
を構築すると共に、前記外筐体ブロックの内周面に選択
的にヒータを取り付けて、前記した溶解炉から金型まで
の間で溶湯が満たされる部位を前記ヒータボックス内の
雰囲気加熱により加熱制御するようになし、且つ、少な
くとも前記ヒータを取り付けた前記外筐体ブロックを個
々に着脱可能にしたことを特徴とするダイカストマシ
ン。 - 【請求項2】 請求項1記載において、前記ダイカスト
マシンは、前記金型機構の固定金型の底面に設けられた
溶湯注入口と、該溶湯注入口に密着するように垂直配置
されたノズル部と、該ノズル部の側方に配設された加圧
室と、該加圧室内の溶湯を圧縮気体圧力で加圧する気体
圧力加圧手段と、前記加圧室と前記ノズル部の下部とを
連通する第1の湯道管部と、前記溶解炉の下部と前記加
圧室の下部とを連通する第2の湯道管部と、該第2の湯
道管部と前記加圧室との間に設けられた弁手段とを具備
し、この弁手段により溶湯の前記第2の湯道管部側への
逆流を阻止した状態で、前記気体圧力加圧手段によって
前記加圧室内を加圧し、前記加圧室、前記第1の湯道管
部に満たされた溶湯を、前記ノズル部から金型内に圧入
するように構成され、前記したヒータボックスは、前記
ノズル部、前記第1の湯道管部、前記加圧室、及び前記
第2の湯道管部を取り囲むように構築されたことを特徴
とするダイカストマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30375891A JPH05115955A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | ダイカストマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30375891A JPH05115955A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | ダイカストマシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05115955A true JPH05115955A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17924922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30375891A Pending JPH05115955A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | ダイカストマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05115955A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001300708A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-10-30 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | ダイカストマシン |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP30375891A patent/JPH05115955A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001300708A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-10-30 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | ダイカストマシン |
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