JP2967156B2 - ホットチャンバ形ダイカストマシンの射出ポンプ - Google Patents

ホットチャンバ形ダイカストマシンの射出ポンプ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ホットチャンバ形ダイカストマシンの射
出ポンプに関する。
[技術背景] 本件出願の発明者は、アルミニウム溶湯用のホットチ
ャンバ形ダイカストマシンの射出ポンプとして、ポンプ
本体をアルミニウム溶湯に浸漬されない一体構成とした
ものを特願昭63-217689号として出願している。この発
明を図面を参照して説明する。
第4図は、アルミニウム溶湯用のホットチャンバ形ダ
イカストマシンの射出ポンプの構成を示す断面図で、ダ
イカストマシンの一部を示した固定ダイプレート1には
金型装置の固定金型2が取り付けられており、この固定
金型2の湯口2aにノズル3を接合して右側の射出ポンプ
から溶湯を射出するようになっている。
グースネック部を有するポンプ本体40は溶湯流路41に
セラミックスまたは黒鉛材のインサート42を鋳ぐるみし
た鋳鉄製または耐熱鋼鉄製で、外周にテーパー状部材43
を嵌合したセラミック製の射出スリーブ44を嵌設してい
る。その上部は溶湯溜45が一体に構成されており、その
周りは耐溶湯性の溶湯溜スリーブ46で形成されている。
この耐溶湯性の溶湯溜スリーブ46の底部は耐溶湯性のホ
ールドダウンスリーブ47に連接し、上部押圧板22により
調心性をもたせるための球面座部材23を介して上記射出
スリーブ44を押圧する構造になっている。
第5図は、第4図のV−V線に沿った断面図で、上記
上部押圧板22で押圧する構造は、複数のタイロッド27と
ばね28等の弾性部材とナット29からなる弾性押圧手段を
下部押圧板24との間に設け、上記ポンプ本体40を芯合せ
部材26上に載せ、全体をフレーム32に固定される。そし
て、第4図に戻り、右側の溶湯保温炉20に給湯管19を介
して連結され、上記溶湯溜45に溶湯を供給するようにな
っている。なお、上記ポンプ本体40の周囲は、電熱加熱
手段と保温材からなる加熱手段48で加熱するように構成
されている。
そして、上記射出スリーブ44内には射出プランジャ30
が嵌合し、カップリング31を介して連結された油圧シリ
ンダ33の上下動により溶湯を溶湯流路41,ノズル3,金型
装置の給湯口2aを介して給湯するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このように構成されたホットチャンバ形ダ
イカストマシンの射出ポンプは、ホールドダウンスリー
ブ47や射出スリーブ44の外周のテーパー状部材43および
ポンプ本体40が鋼材や鋳鉄で形成されているので、使用
中に高温に晒され酸化しサビとなり、部品間に付着を起
してしまう。また、セラミック製の射出スリーブ44には
高圧が加わり破損を起こしてしまうこともある。従っ
て、これらが破損した場合に分離することが不可能とな
り、分解困難になってポンプ全体をだめにしてしまこと
になる。そこで、これらの部材の材質をさびない材料に
変更する方法もあるが、どうしてもコスト高となってし
まう。
また、ポンプ本体40の外周には加熱するための電熱加
熱手段48がそれぞれ設けられ、中にヒータが組込まれて
射出ポンプ内の溶湯を加温するように構成されている
が、湯漏れを起すと電熱加熱手段48のヒータの中へ流入
し、即時にヒータが断線または漏電を起し、加温するこ
とができずにポンプ本体40内の溶湯が凝固してしまうよ
うな不具合があった。
この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、
上記した欠点を解消し、部品の交換が容易なホットチャ
ンバ形ダイカストマシンの射出ポンプを提供するするこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明では、溶湯を溶湯保持炉からダイカストマシ
ンの金型装着に射出する射出ポンプにおいて、溶湯流路
にセラミックスまたは黒鉛材を鋳ぐるみしたグースネッ
ク部を有し、ノズルを上記金型装置に接合させた鋳鉄製
または耐熱鋼製のスパウトと、このスパウトのグースネ
ック下部の上面に液密に接合したセラミック製の射出ス
リーブと、この射出スリーブの上端に液密に接合した溶
湯溜スリーブと、この溶湯溜スリーブと上記射出スリー
ブを同一軸心に合せて圧下するホールドダウンスリーブ
と、このホールドダウンスリーブの上端を押圧する上部
押圧板と、上記スパウトのグースネック下部に射出スリ
ーブの中心軸上の芯合せ部材を介して設けた下部押圧板
と、この下部押圧板と上記上部押圧板との間に設けたタ
イロッドと、上記上部押圧板の外側に設けたばね28およ
びナット29とからなる弾性押圧手段と、上記下部押圧板
を射出スリーブの中心軸上に芯合せして固定するフレー
ムと、このフレームに射出シリンダを装着した射出プラ
ンジャ装置から構成され、グースネック部を有するスパ
ウトと溶湯溜スリーブに夫々分離できることを特徴とす
るホットチャンバ形ダイカストマシンの射出ポンプであ
る。
この発明で、ノズルおよびスパウトは、加熱手段とし
てそれぞれの本体に複数の錐穴を穿設してカートリッジ
ヒータを挿入したことを特徴とする。
[作用] したがって、高圧が加わり破損しやすい射出スリーブ
の交換が容易となり保守が行ないやすいものとなる。ま
た、湯漏れを起こしても電熱加熱手段を内部に設けて保
護するようになっており、溶湯を凝固させることがなく
なる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明のホットチャンバ形ダイカストマシ
ンの射出ポンプの構成を示す断面図である。ダイカスト
マシンの一部である固定ダイプレート1には金型装置の
固定金型2が取り付けられており、この固定金型2の湯
口2aにノズル3を接合して溶湯を射出するようになって
いる。
上記ノズル3に接合するスパウト4は、グースネック
状の溶湯流路5を中央部に形成した鋳鉄製または耐熱鋼
性の部材で、上記溶湯流路5にはセラミックスまたは黒
鉛材のインサート6を鋳ぐるみして形成されている。こ
のグースネック部先端には、グースネックチップ7が取
り付けられ、このグースネックチップ7には図示しない
が複数の錐穴を穿設してカートリッジヒータ等の電熱加
熱手段8を設け保温するようになっている。また、上記
ノズル3およびスパウト4には、複数の錐穴を穿設して
カートリッジヒータ等の電熱加熱手段8が設けられ、上
記ノズル3の周囲にもヒーターが設けられそれぞれ保温
するようになっている。
上記スパウトのグースネック下部の上面にはインロー
11が設けられ、この上にセラミック製シートで形成され
たパッキング10を挟んでセラミック製の射出スリーブ9
を芯合せされて液蜜に接合される。この射出スリーブ9
の外周には耐熱鋼製の補強スリーブ13が嵌合し、その外
周に加熱手段14が設けられている。そして、これらの射
出スリーブ9,補強スリーブ13および加熱手段14は一体化
した部品として、その交換を容易にしており、破損に備
え予備を備えるようにしておく。
上記射出スリーブ9の上部には、この一部分を拡大し
て第3図に示すように中程に連通孔16aを設けたセラミ
ックス等の耐溶湯性の材料で形成した内側のホールドダ
ウンスリーブ16が設置され、その外周にこれより大径の
セラミックスを被覆した溶湯溜スリーブ15と二重筒状に
溶湯溜12を形成し、それらの下端部はそれぞれセラミッ
ク製シートのパッキング17,17′を介して上記射出スリ
ーブと液蜜に接合されている。この溶湯溜スリーブ15の
中央部には右側の溶湯供給装置20に連通する給湯穴15a
穿設され、黒鉛材のインサート18を施した給湯路を有す
る連通管19を介して接続される。この溶湯供給装置20は
従来公知の定湯面炉とし、溶湯溜の湯面を定湯面とする
と都合がよい。
上記ホールドダウンスリーブ16の上部には、上部押圧
板22の中央部に設けた球面座部材23により調心性をもた
せて押圧し、上記溶湯溜スリーブ15を挟んで上記射出ス
リーブ9に押圧するように形成されている。この上部押
圧板22と下部押圧板24の関係は、第1図のII-II断面図
である第2図に示すように、上部押圧板22と下部押圧板
24との間に設けた複数のサイロッド27,上部押圧板22の
外側に設けたばね28およびナット29からなる公知の弾性
押圧手段25により上部押圧板22と下部押圧板24との間に
押圧を作用させて上記スパウト4,射出スリーブ9,溶湯溜
スリーブ15およびホールドダウンスリーブ16を挟んで一
体に構成し、下部押圧板24に芯合せ部材26を介して固定
するように構成されている。
上記射出スリーブ9内には、射出プランジャ30が嵌入
し、上部はカップリング31を介して門形の不動フレーム
32に固定された油圧シリンダ33と連接して上下に昇降さ
せるように構成している。そして、吸込口34からの溶湯
を射出プランジャ30により押し出すようになっている。
また、射出プランジャ30には複数の切欠き溝にセラミッ
ク製の図示しないピストンリングが嵌挿しており、高い
アルミニウム溶湯の射出圧力を得るように形成されてい
る。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明のホットチャンバ形ダ
イカストマシンの射出ポンプは、グースネック部を有す
るスパウトと、セラミックス製の射出スリーブおよび溶
湯溜スリーブに夫々分離できる構成とし、破損し易い射
出スリーブの交換が容易となり、保守を容易に行うこと
が可能となる。
また、湯漏れを起こしてもカートリッジヒータをノズ
ルおよびスパウト内に錐穴を穿設して設けているため、
ヒータの断線または漏電することが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例のホットチャンバ形ダイカス
トマシンの射出ポンプの構成を示す断面図、第2図は、
第1図のII-II線に沿った断面図、第3図は第1図の射
出スリーブ上部の一部分を拡大して示した詳細図、第4
図は、先願のホットチャンバ形ダイカストマシンの射出
ポンプの構成を示す断面図、第5図は、第4図のV−V
線に沿った断面図である。 1……固定ダイフレート、2……固定金型、2a……湯
口、3……ノズル 4……スパウト、4a……グースネック部、5……溶湯流
路 6……インサート、7……グースネックチップ、8……
電熱加熱手段 9……射出スリーブ、10……パッキング、11……インロ
ー 12……溶湯溜、13……補強スリーブ、14……加熱手段 15……溶湯溜スリーブ、15a……給湯穴 16……ホールドダウンスリーブ、16a……連通孔 17,17′……パッキング、18……インサート、19……連
通管 20……溶湯供給装置、22……上部押圧板、23……球面座
部材 24……下部押圧板、25……弾性押圧手段、26……芯合せ
部材 27……タイロッド、28……ばね、29……ナット 30……射出プランジャ、31……カップリング、32……不
動フレーム 33……油圧シリンダ、34……吸込口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 17/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶湯を溶湯保持炉からダイカストマシンの
    金型装着に射出する射出ポンプにおいて、 溶湯流路にセラミックスまたは黒鉛材を鋳ぐるみしたグ
    ースネック部を有し、ノズルを上記金型装置に接合させ
    た鋳鉄製または耐熱鋼製のスパウトと、このスパウトの
    グースネック下部の上面に液密に接合したセラミック製
    の射出スリーブと、この射出スリーブの上端に液密に接
    合した溶湯溜スリーブと、この溶湯溜スリーブと上記射
    出スリーブを同一軸心に合せて圧下するホールドダウン
    スリーブと、このホールドダウンスリーブの上端を押圧
    する上部押圧板と、上記スパウトのグースネック下部に
    射出スリーブの中心軸上の芯合せ部材を介して設けた下
    部押圧板と、この下部押圧板と上記上部押圧板との間に
    設けたタイロッドと、上記上部押圧板の外側に設けたば
    ねおよびナットとからなる弾性押圧手段と、上記下部押
    圧板を射出スリーブの中心軸上に芯合せして固定するフ
    レームと、このフレームに射出シリンダを装着した射出
    プランジャ装置から構成され、グースネック部を有する
    スパウトと溶湯溜スリーブに夫々分離できることを特徴
    とするホットチャンバ形ダイカストマシンの射出ポン
    プ。
  2. 【請求項2】ノズルおよびスパウトは、加熱手段として
    それぞれの本体に複数の錐穴を穿設してカートリッジヒ
    ータを挿入したことを特徴とする請求項1項記載のホッ
    トチャンバ形ダイカストマシンの射出ポンプ。
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