JPH0983913A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH0983913A
JPH0983913A JP23368495A JP23368495A JPH0983913A JP H0983913 A JPH0983913 A JP H0983913A JP 23368495 A JP23368495 A JP 23368495A JP 23368495 A JP23368495 A JP 23368495A JP H0983913 A JPH0983913 A JP H0983913A
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JP
Japan
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pulse
ray tube
cancel
horizontal
cathode ray
Prior art date
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Pending
Application number
JP23368495A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Hioki
雄夫 日置
Akira Sawada
晃 澤田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0983913A publication Critical patent/JPH0983913A/ja
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】水平偏向コイル3に発生する水平帰線パルス1
5の極性が反転した水平成分キャンセルパルス13と、
フライバックトランス8の高圧端子に発生する高圧帰線
パルス17と極性が反転した高圧成分キャンセルパルス
11を得、各々を位相調整する位相調整器6,7を設
け、適度に位相を調整した水平成分キャンセルパルス
と、高圧成分キャンセルパルスの各々をブラウン管付近
に配置した各々の電極4,5に印加する。 【効果】ブラウン管の前面から放射される交番電界の位
相とキャンセルパルスの位相を合わせ、効果的に交番電
界を打ち消すことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水平偏向回路高圧出力
回路分離型のブラウン管を用いた画像表示装置におい
て、特に、ブラウン管表示面から放射される交番電界を
抑制する機能を有する画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管を使用した画像表示装置は、
オフィスオートメーション機器の普及に伴い、利用する
機会が増加し比較的短距離で長時間使用することが多い
ため、この画像表示装置から放射される交番電界が人体
に悪影響を及ぼす事が懸念されている。現在交番電界に
関する規格は1990年にスウェーデンで制定されたM
PR−2規格と更に厳しくしたTCO規格がある。この
TCO規格によると、5Hz〜2kHz帯のELFに関
しては、電界値が10V/m以下(画像表示面から30
cm)、2kHz〜400kHzのVLFに関しては、
電界値が1V/m以下(画像表示面から30cm及び周
囲50cm)と規定されている。
【0003】画像表示装置より放射される交番電界はの
ELF帯は主として、ブラウン管のアノード電極に付加
される高電圧が垂直同期で変動することによって発生す
る。また、図7に示すように、VLF帯の交番電界19
は、フライバックトランスの高圧端子に発生する高圧帰
線パルス10に起因する成分(a)と、水平偏向コイル
に生じる水平帰線パルス15に起因する成分(b)とが
合わさったパルス(c)により発生する。
【0004】交番電界を抑制する方法として、画像表示
装置の左右側面及び、上下部分は、金属板等を用いて静
電シールドすることにより、交番電界を遮蔽でき、電界
強度を規格値以下にすることができる。しかし、表示部
分である画像表示装置の前面には、このような不透明な
金属を用いることは不可能である。そこで、従来はブラ
ウン管のフェースプレート表面に抵抗値の低い透明導電
膜を形成し、この導電膜を電気的に接地することでブラ
ウン管前面から放射する交番電界を抑制していた。この
方法は、ELF帯及びVLF帯について有効である。
【0005】また、水平偏向コイルに発生する水平帰線
パルスの極性が反転した水平成分キャンセルパルスをブ
ラウン管付近に配置した電極に印加し、ブラウン管前面
に放射する交番電界をキャンセルし電界強度を抑制する
方法がある。この方法は、主に、VLF帯について有効
である。
【0006】以上の内容については、特開平4−315
741号公報に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した技術
のうち、透明導電膜を用いた方法は、シールド効果を高
めるには、抵抗値の低い導電膜を形成する必要があり、
生産性の低下及びコストの増加といった問題が生じてい
た。
【0008】一方、水平偏向コイルに発生する水平帰線
パルスの極性が反転した水平成分キャンセルパルスをブ
ラウン管付近に配置した電極に印加し、ブラウン管前面
に放射する交番電界をキャンセルし電界強度を抑制する
方法は、透明導電膜を用いた方法に比べ、比較的安価で
実現可能であるが、高圧帰線パルスから起因する交番電
界は打ち消されずそのままの形で輻射されるという問題
が生じていた。
【0009】また、電界輻射と作成した水平成分キャン
セルパルス位相が若干異なり、十分に交番電界を打ち消
すことができないという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、フライバックトランスの高圧端子に発生する高圧帰
線パルスと極性が反転した高圧成分キャンセルパルスを
作成する手段と、水平偏向コイルに発生する水平帰線パ
ルスの極性が反転した水平成分キャンセルパルスの各々
の位相を調整する手段を設け、適度に位相を調整した水
平成分キャンセルパルスと、高圧成分キャンセルパルス
の各々をブラウン管付近に配置した各々の電極または、
各々の静電容量を介してブラウン管アノード電極に印加
するように構成する。
【0011】
【作用】そこで、この構成により、比較的簡単にブラウ
ン管前面から放射される交番電界をより効果的に打ち消
すことが可能となり、電界強度を十分抑制することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の詳細を図を示しながら説明す
る。
【0013】図1は本発明の一実施例を示す系統図であ
る。
【0014】ここで、ブラウン管2から放射する交番電
界19の発生原因について説明する。また、各々の波形
についての詳細は、図7に示す。高圧出力回路9は、ブ
ラウン管2のアノード電極16に高電圧(約27kV)
を供給するため、フライバックトランス8に高圧帰線パ
ルス10を供給する。フライバックトランス8に内蔵さ
れた整流素子21によって、発生した高電圧パルスが整
流される。しかし、高圧帰線パルス10に同期したリプ
ル(変動)成分が生じ、後述する水平帰線パルス15が
重畳し、アノード電圧17となる。アノード電圧17が
ブラウン管2のアノード電極16に印加し、ブラウン管
2の内装導電膜25に交番電圧として、印加されブラウ
ン管2から、交番電界19の高圧成分として輻射する。
また、水平偏向回路14は、ブラウン管2に取り付けた
水平偏向コイル3に水平偏向電流を流すため、約1kV
の水平帰線パルス15を発生する。水平帰線パルス15
が水平偏向コイル3に印加しブラウン管2の内装導電膜
25に交番電圧として励起し、交番電界19の水平成分
として、ブラウン管2から放射する。高圧帰線パルス1
0と、水平偏向回路14から生じる水平帰線パルス15
の位相は一般には一致しておらず、交番電界19は二つ
の成分が合さったものとなる。
【0015】そこで、フライバックトランス8のコア部
22に誘導コイル23を巻きつけ、高圧帰線パルス10
の極性を反転させた高圧成分キャンセルパルス11を発
生する。時、誘導コイル23をフライバックトランス8
に内蔵しても良い。
【0016】しかし、図6に示すように、高圧成分キャ
ンセルパルス11と放射している交番電界19の高圧成
分の位相が異なっているため、高圧成分位相調整器7に
より、ブラウン管2から放射される交番電界19の位相
に合うように調整する。高圧成分位相調整器7は抵抗、
コンデンサ及び、コイルからなり、これらの定数を適当
に選ぶことにより、高圧成分キャンセルパルスの位相及
び、振幅を調整することが出来る。
【0017】高圧成分位相調整器7でブラウン管2から
放射する交番電界19の位相と合った高圧成分キャンセ
ルパルス11を電極5に印加し交番電界19の高圧成分
を打消すことによって、電界強度を低減することができ
る。高圧成分キャンセルパルス11を電極5ではなく、
図2に示すように、静電容量31を介してブラウン管2
のアノード電極16に印加しても良い。また、図3のよ
うに、フライバックトランス8に静電容量31を内蔵し
ても良い。
【0018】また、水平偏向チョークトランス12の2
次側に誘導コイル24を巻きつけ、水平偏向回路14
で、生じる水平帰線パルス15の極性が反転した水平成
分キャンセルパルス13を生成する。時、ブラウン管2
から放射する交番電界19を効果的に打ち消すよう水平
偏向チョークトランス12の2次側に誘導コイル24の
巻数を調整することで、水平成分キャンセルパルス13
の振幅を決定する。
【0019】しかし、図6に示すように、水平成分キャ
ンセルパルス13とブラウン管2から放射する交番電界
19の水平成分の位相が異なっているため、水平成分位
相調整器6により位相を調整する。水平成分位相調整器
6は、高圧成分位相調整器7と同様の構成で実現出来
る。水平成分キャンセルパルス13を電極4に印加する
ことにより、交番電界19の水平成分を打ち消すことが
できるので、電界強度を低減することができる。この
時、水平成分キャンセルパルス13は、電極4ではな
く、図2に示すように、静電容量32を介して、ブラウ
ン管2のアノード電極16に印加しても良い。
【0020】また、図4に示すように、水平成分キャン
セルパルス13を位相調整器37及び、38により位相
を調整し、高圧成分キャンセルパルス11を位相調整器
35及び、36で位相調整を行ない、位相調整された水
平成分キャンセルパルス13と合成し、合成キャンセル
パルス34を静電容量33を介して、ブラウン管2のア
ノード電極16に印加しても良い。また、静電容量33
をフライバックトランス8に内蔵しても良い。また、図
5に示すように、合成キャンセルパルス34をブラウン
管2の周囲に取り付けた電極39に印加しても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明によりブラウン管のフェースプレ
ートから放射される交番電界の位相と合ったキャンセル
パルス電圧を発生できる。これをブラウン管付近に配置
した電極または、静電容量を介して、アノード電極に印
加することにより交番電界をより効果的に打ち消すこと
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の系統図。
【図2】本発明の第二の実施例の系統図。
【図3】本発明の第三の実施例の系統図。
【図4】本発明の第四の実施例の系統図。
【図5】本発明の第五の実施例の系統図。
【図6】高圧成分キャンセルパルス電圧波形および、水
平成分キャンセルパルス電圧波形と、交番電界波形図。
【図7】水平帰線パルス電圧波形及び、高圧帰線パルス
電圧波形と交番電界波形図。
【符号の説明】
1…フェースプレート、 2…ブラウン管、 3…水平偏向コイル、 4…電極、 5…電極、 6…水平成分位相調整器、 7…高圧成分位相調整器、 8…フライバックトランス、 9…高圧出力回路、 10…高圧帰線パルスの電圧波形、 11…高圧成分キャンセルパルス電圧波形、 12…水平偏向チョークトランス、 13…水平成分キャンセルパルス電圧波形、 14…水平出力回路、 15…水平帰線パルスの電圧波形、 16…アノード電極、 17…外装導電膜、 18…フライバックトランスの高圧端子、 19…交番電界、 21…整流素子、 22…フライバックトランスのコア部、 23…誘導コイル、 24…誘導コイル、 25…内装導電膜。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス容器に内装導電膜を有するブラウン
    管と、前記ブラウン管のアノード電極に高電圧を供給す
    るフライバックトランスと、前記ブラウン管に水平偏向
    コイル及び垂直偏向コイルとを含み、前記水平偏向コイ
    ルに偏向電流を供給する水平偏向回路と、前記ブラウン
    管の前記アノード電極に高電圧を供給する前記フライバ
    ックトランスをドライブする高圧出力回路とが分離して
    いる画像表示装置において、前記水平偏向コイルに生じ
    る水平帰線パルスの極性が反転した水平成分キャンセル
    パルスを発生させる手段と、前記フライバックトランス
    の高圧端子に発生する高圧帰線パルスの極性が反転した
    高圧成分キャンセルパルスを発生させる手段と、発生し
    た各々のキャンセルパルスをブラウン管付近に配置した
    各々の電極に供給する手段とを含むことを特徴とする画
    像表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記各々のキャンセル
    パルスを前記ブラウン管の前記内装導電膜に各々の静電
    容量を介して供給する手段を備えた画像表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、発生した前記各々のキ
    ャンセルパルスの位相を各々適度に調整する手段と、適
    度に位相調整した前記各々のキャンセルパルスを前記ブ
    ラウン管の付近に配置した各々の電極に供給する手段と
    を備えた画像表示装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、適度に位相調整した前
    記各々のキャンセルパルスを前記ブラウン管の前記内装
    導電膜に各々の静電容量を介して供給する手段を備えた
    画像表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記高圧成分キャンセ
    ルパルスと、水平成分キャンセルパルスを合成する手段
    と、前記各々のキャンセルパルスの位相を調整する手段
    と、合成し位相を調整したキャンセルパルスを前記ブラ
    ウン管付近に配置した電極に供給する手段とを備えた画
    像表示装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、合成し位相を調整した
    キャンセルパルスを前記ブラウン管の内装導電膜に静電
    容量を介して供給する手段とを備えた画像表示装置。
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