JP3749771B2 - フライバックトランス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラウン管を用いたディスプレイモニタに適用されるフライバックトランスに係り、特にブラウン管の表面等から透過される交番電界を低減する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、ディスプレイモニタの高圧発生用トランスである従来のフライバックトランス(以下、FBTと略称)において、外付高圧コンデンサを用いてブラウン管の表面等から透過される交番電界を低減する回路の一例を示したものである。この従来の方式は、米国特許明細書第5,218,270号に記載されている発明を応用した例である。
【0003】
同図において、1はFBT、2は内蔵高圧コンデンサ、3(3a,3b,3c,3d)は高圧整流ダイオード、4は3次側の逆パルス発生用巻線、5は外付高圧コンデンサ、6(6a,6b,6c,6d)は高圧コイル、7は偏向ヨーク、16は水平出力トランジスタ、17は1次側低圧コイル、18は波形比較制御器である。
【0004】
図10は、従来の交番電界の低減システムの一例を示した説明図である。同図において8は内装黒鉛膜、9は偏向ヨークの静電容量、10は高圧偏向回路、11はブラウン管である。このシステムにおいて、内装黒鉛膜8における電荷Q1 は下式で表される。
1 =K×CDY×VDY (但し、K≒0.5)
交番電界をキャンセルするために重畳するコイルのパルスeX は、重畳される電荷Q2 が内装黒鉛膜8の電荷Q1 に等しくなるように選択する。
【0005】
これは内蔵高圧コンデンサの容量C1 、ブラウン管容量C2 、パルス波高値eP により決定する。内蔵高圧コンデンサの容量C1 を考慮し、逆パルス発生用コイルの巻数を決め、内装黒鉛膜8に逆パルスeX を印加重畳することで交番電界VDY′の振幅は低減される。
【0006】
図11は、図10の交番電界低減システムの一例を等価的に表した回路図である。同図において12はパネル透明導電膜、13はパネル透明導電膜12の表面抵抗、14はパネル透明導電膜12の容量である。上記等価回路では、以下の動作によって交番電界が低減される。
【0007】
偏向ヨーク7を駆動する水平パルスVDY(1000Vpp)により偏向ヨークの静電容量9(60pF)を介して、ブラウン管11の内装黒鉛膜8にパルス電圧VDY′を生じる。パルス電圧VDY′はパネル透明導電膜容量14とパネル透明導電膜12の表面抵抗13により、インピーダンス分割されたVpがパネル透明導電膜12に生じ、交番電界の発生源となる。
【0008】
この交番電界を低減する一例として、前述のようにFBT1の3次側の逆パルス発生用巻線4で得られた逆パルスVF ′(−150Vpp)をFBT1の外付の高圧コンデンサ5(容量:CF =200pF)を介して、内装黒鉛膜8に印加することにより、内装黒鉛膜8においてパルス電圧VDY′が逆パルスVF ′によりキャンセルされ、ブラウン管11より輻射される交番電界VDY′の振幅が低減される。この関係を式で表すと、下式となる。
k×CDY(60pF)×VDY(−1000Vpp)=
−3×10E−8[C]=
F (200pF)×VF ′(−150Vpp) (但し、k≒0.5)
図12は従来の外付高圧コンデンサの外観図、図13はその高圧コンデンサの内部回路図である。これらの図において、18はアノードキャップ、19は高圧コネクタ、20はGND端子である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この従来技術において、FBT1の外付高圧コンデンサ5は図12に示すように、高電圧の絶縁を施すため、40mm×40mm×65mm程度の外装ケース及び注型樹脂(エポキシレジン等)が必要となり高価で、かつディスプレイモニタ内での設置場所の制約があり、構造上、取り扱いが難しい。また、高圧接続が必要となるため、高圧接続部(高圧コネクタ20)の信頼性確保が難しくなるなどの欠点を有している。
【0010】
本発明の目的とするところは、交番磁界が低減できるフライバックトランスを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、分割された2次側の各高圧コイルの出力側に高圧整流用ダイオードを直列に接続し、その最終段のダイオードのカソード側に高圧コンデンサを接続して、フライバックトランスのコアとは別の2分割トロイダルコアに高圧出力線を通し、この2分割トロイダルコアを用いて偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスが誘起する巻線を設けた逆パルス誘導トランスとし、この逆パルス誘導トランスを介して偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスを高圧出力線に重畳する第1の手段により達成される。
【0012】
また、分割された2次側の各高圧コイルの出力側に高圧整流用ダイオードを直列に接続し、その最終段のダイオードのカソード側に高圧コンデンサを接続して、フライバックトランスのコアとは別の2分割トロイダルコアに高圧出力線を通し、この2分割トロイダルコアを用いて偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスが誘起する巻線を設けた逆パルス誘導トランスとし、偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスの波高値及び位相を調整する制御回路を前記逆パルス誘導トランスに接続して、その制御回路により波高値及び位相が調整された偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスを、前記逆パルス誘導トランスを介して高圧出力線に重畳する第2の手段により達成される。
【0014】
また第2の手段において、前記制御回路が、波高値及び位相調整用コンデンサと波高値及び位相調整用抵抗器の直列接続体に対して波高値調整用可変インダクタを並列に接続した回路で構成される第3の手段により達成される。
【0015】
また第2の手段において、前記逆パルス誘導トランスと制御回路を一体にして、フライバックトランスの高圧出力電線に接続した第4の手段により達成される。
また第の手段において、前記2分割トロイダルコアの一方のホルダに制御回路の基板を組み込んだ第5の手段により達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明においては、フライバックトランスのコアとは別の、偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスが誘起する巻線を設けたコアに、高圧出力電線を通し、交番電界と同一振幅となる逆相パルスを高圧出力電線に重畳することにより、交番電界の振幅を低減している。
【0017】
偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスは、コンデンサと抵抗器を直列にし、これとインダクタを並列に接続した形の制御回路を介することにより波高値及び位相の調整が可能となる。
【0018】
逆相パルス誘導トランスに用いるコアは、リング状の物を半分に切断し、切断面を突き合わせて使用する、いわゆる、2分割トロイダルコアであり、これにより逆相パルス誘導トランスを構成している。
【0019】
さらに、逆相パルス誘導トランスと制御回路をプラスチック製ケースなどで一体化し、フライバックトランスの高圧出力電線に固定する構造となっている。
【0020】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は一実施の形態に係るFBTの回路図である。
【0021】
従来例と同様に、ブラウン管に高圧を供給するFBT1の多分割された高圧コイル6a〜6dの出力側(巻き終わり側)に、それぞれ高圧整流ダイオード3a〜3dを接続する。偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相の制御回路25により、波高値及び位相が調整されたパルスを誘起する巻線24を設けた逆パルス誘導用別コア23に高圧出力電線22(図3参照)を接続している。即ち、逆相パルス誘導トランス31を設けている(高圧コイル30)。
【0022】
図2は図1に示したFBTの一例を示した一部を断面した外観図である。リング状のコアを半分に切断し、切断面を突き合わせて使用する、いわゆる、2分割トロイダルコア23を保持用ケース26a,26bに着装し、逆相パルス誘導コイル24を巻き付けて逆相パルス誘導トランス31を構成する。また可変インダクタ32、コンデンサ33、抵抗器34等で構成された制御回路25(図3参照)を搭載したプリント配線基板25aは保持用ケース26b,26cに装着し、逆相パルス誘導コイル24と接続している。
【0023】
図3は、本実施の形態に係る制御回路25の一例を示した回路図である。同図において32は波高値調整用可変インダクタ、33は波高値及び位相調整用コンデンサ、34は波高値及び位相調整用抵抗器である。波高値調整用可変インダクタ32のインダクタンスを大きくすると波高値は小さくなり、波高値及び位相調整用コンデンサ33及び抵抗器34を小さくすると位相は進み波高値は大きくなる。
【0024】
図4は制御回路25(プリント配線基板25a)と逆相パルス誘導トランス31を保持用ケース26で一体化した状態を示す図で、(a)は外観図、(b)は一部を切り欠いて制御回路25(プリント配線基板25a)を示す図である。同図(a)に示すように、逆相パルス誘導トランス31及び制御回路25は、保持用ケース26a,26b,26cに収まっている。このように保持用ケース26で一体化すれば、FBT1の形状、大きさに関係なく最終工程で取り付けることができるため、生産性が向上する。
【0025】
図5は逆相パルス誘導システムを示した図、図6は逆相パルス誘導トランスの等価回路を示した図である。
【0026】
図5において、FBT1の3次逆パルス発生用コイル4で発生した逆パルスe2 の波高値及び位相を制御回路25で調整して、逆相パルス誘導トランス31の1次側24に印加する。このFBT1の3次側より発生させるパルスは負パルスで説明しているが、3次側より発生させるパルスは正パルスとしても、逆パルス誘導コイル24の巻き付け方向を逆にすれば、同様に高圧出力電線22に偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆のパルスを重畳することが可能である。
【0027】
図6において、逆パルス誘導コイル24の自己インダクタンスをL1 、高圧出力電線別コア巻き付けコイル30の自己インダクタンスをL2 とし、これら備えた回路(A),(B)が相互インダクタンスMで結合された回路の電流をそれぞれI1 ,I2 とすると、回路(A),(B)ではそれぞれ下式の関係が成り立つ。
【0028】
(R1 +jωL1 )I1 +jωMI2 =e3
jωMI1 +(R2 +jωL2 )I2 =0
(但し、ωは角周波数を示す。ω=2πf)
上式により、回路(B)の電流I2 を求めると下式で表される。
【0029】
2 =−jωMe3 /{(R1 +jωL1 )(R2 +jωL2 )+ω2 2 }よって、高圧出力電線別コア巻付コイル30に発生する逆相パルスe4 は下式で表される。
【0030】
4 =−jωMe3 2 /{(R1 +jωL1 )(R2 +jωL2 )+ω2 2
逆相パルス誘導トランス31で誘導された逆相パルスe4 を高圧出力電線22に重畳することにより、ブラウン管11の内装黒鉛膜8において、誘起している偏向ヨークの水平パルスがキャンセルされ、交番電界VDY′の振幅が低減される。
【0031】
本実施の形態に係るブラウン管モニタにおける偏向ヨーク7の駆動は水平の正パルスで説明しているが、水平の負パルスで偏向ヨーク7が駆動した場合でも同様に、逆相パルス誘導トランス31を介して、高圧出力電線22に正パルスを重畳することにより、水平パルスがキャンセルされ、交番電界VDY′の振幅が低減される。
【0032】
ブラウン管11の内装黒鉛膜8に重畳する逆相パルスe4 は、FBT1の1次側低圧コイル17の巻数、3次側逆パルス発生用コイル4の巻数、逆パルス誘導コイル24の巻数等で波高値を調整できるが、逆相パルスe4 の最適値を得るには、制御回路25により逆パルスの波高値及び位相の微調整をすることにより対応可能である。
【0033】
図5において、高圧出力電線別コア巻き付けコイル30の両端の逆相パルスe4 は、内蔵高圧コンデンサ容量C1 及びブラウン管容量C2 により容量分担される。但し、高圧出力電線別コア巻き付けコイル30の両端の逆相パルスe4 は、コイル30の巻位置及び周囲の布線等により変化する。
【0034】
図1において、ブラウン管11は構造上限界の容量があり、内蔵高圧コンデンサ2は、ブラウン管容量C2 を補正するためにFBT1の内部に設けてある。この容量(ブラウン管容量C2 +高圧コンデンサ容量C1 )は、高圧の安定化を図るためのもので、この高圧容量が少ないとブラウン管11の画面上でくねり等の現象を引き起こす原因となる。
【0035】
内蔵高圧コンデンサ2の容量を変えることで、高圧出力電線22に印加する逆パルスの波高値を調整できる。容量を大きくすると波高値は高くなり、容量を小さくすると波高値は低くなる。
【0036】
本発明は、逆パルスをブラウン管の陽極電極に印加する役割の容量機能と、上述の高圧安定化のためのブラウン管容量機能の両方を兼用できるものである。
【0037】
図7は、他の実施の形態に係るフライバックトランスの回路図である。また、図8(a)は高圧偏向系分離タイプの内装黒鉛膜に誘起するパルス波形を示した図、図8(b)は他の実施の形態に係る逆相パルス誘導トランスに誘導されたパルスの波形を示した図である。
【0038】
ディスプレイモニタはブラウン管11を大型化した場合、画質を良くするため、トランジスタ16で駆動する偏向系と、FET27で駆動する高圧系に分離して駆動する場合がある。この高圧偏向系分離タイプでは、トランジスタ16よりFET27のスイッチングタイムが早いため、図8(a)に示すように、ブラウン管11の内装黒鉛膜8に誘起するパルスは、高圧系成分と偏向系成分で位相のずれが生じる。
【0039】
高圧系パルス成分は、内蔵高圧コンデンサ2の内部インピーダンスが大きいため、またFBT1の高圧変動量が大きいために発生するもので、偏向ヨークの静電容量9を介してブラウン管11の内装黒鉛膜8に発生する偏向系パルスが複合され、図8(a)に示すようなパルス波形となる。
【0040】
そのため図7に示すように、偏向系ダミートランス28に偏向系逆パルス発生用コイル29を設け、FBT1の3次側逆パルス発生用コイル4を介して、制御回路25により波高値及び位相を調整した逆パルスを逆相誘導トランス31を介し、図8(b)に示すような逆パルスを高圧出力電線22に重畳する。このように構成することにより、ブラウン管11の内装黒鉛膜8において、複合されたパルス電圧〔図8(a)〕を逆パルス電圧〔図8(b)〕でキャンセルし、交番電界VDY′の振幅を低減できる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、逆相誘導トランスを介して高圧出力電線に逆パルスを重畳することにより、ブラウン管の内装黒鉛膜に誘起している偏向ヨークの水平パルスをキャンセルできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るブラウン管に高圧を供給するフライバックトランスの回路図である。
【図2】そのフライバックトランスの一部を断面した外観図である。
【図3】そのフライバックトランスに用いる制御回路の一例を示す回路図である。
【図4】制御回路と逆相パルストランスとを保持用ケースで一体化した状態を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るフライバックトランスの逆相パルス誘導システムを説明するための図である。
【図6】逆相パルス誘導トランスの等価回路図である。
【図7】本発明の他の実施の形態に係るフライバックトランスの回路図である。
【図8】高圧偏向系分離タイプにおけるブラウン管の内装黒鉛膜に誘起するパルス波形と逆相パルス誘導トランスにて誘導されたパルス波形を示す図である。
【図9】ブラウン管に高圧を供給する従来のフライバックトランスの回路図である。
【図10】従来の交番電界低減のシステムを示した図である。
【図11】その交番電界低減の等価回路図である。
【図12】従来の外付高圧コンデンサの外観図である。
【図13】その外付高圧コンデンサの内部回路図である。
【符号の説明】
1 フライバックトランス(FBT)
2 内蔵高圧コンデンサ
3a〜3d 高圧整流ダイオード
4 3次側逆パルス発生用巻線
5 外付高圧コンデンサ
6a〜6d 高圧コイル
7 偏向ヨーク
8 内装黒鉛膜
9 偏向ヨーク静電容量
10 高圧・偏向回路
11 ブラウン管
12 パネル透明導電膜
13 パネル透明導電膜の表面抵抗
14 パネル透明導電膜容量
15 フライバックトラスン磁心
16 水平出力トランジスタ
17 1次側低圧コイル
18 波形比較制御器
19 アノードキャップ
20 高圧コネクタ
21 GND端子
22 高圧出力電線
23 逆パルス誘導用別コア
24 逆パルス誘導コイル
25 制御回路
26a〜26c 保持用ケース
27 高圧系駆動FET
28 偏向系ダミートランス
29 偏向系逆パルス発生用コイル
30 高圧出力電線別コア巻き付けコイル
31 逆相パルス誘導トランス
32 波高値調整用可変インダクタ
33 位相及び波高値調整用コンデンサ
34 位相及び波高値調整用抵抗器

Claims (5)

  1. 分割された2次側の各高圧コイルの出力側に高圧整流用ダイオードを直列に接続し、
    その最終段のダイオードのカソード側に高圧コンデンサを接続して、
    フライバックトランスのコアとは別の2分割トロイダルコアに高圧出力線を通し、この2分割トロイダルコアを用いて偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスが誘起する巻線を設けた逆パルス誘導トランスとし、
    この逆パルス誘導トランスを介して偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスを高圧出力線に重畳するように構成したことを特徴とするフライバックトランス。
  2. 分割された2次側の各高圧コイルの出力側に高圧整流用ダイオードを直列に接続し、
    その最終段のダイオードのカソード側に高圧コンデンサを接続して、
    フライバックトランスのコアとは別の2分割トロイダルコアーに高圧出力線を通し、この2分割トロイダルコアを用いて偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスが誘起する巻線を設けた逆パルス誘導トランスとし、
    偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスの波高値及び位相を調整する制御回路を前記逆パルス誘導トランスに接続して、
    その制御回路により波高値及び位相が調整された偏向ヨーク駆動用水平パルスと逆相のパルスを、前記逆パルス誘導トランスを介して高圧出力線に重畳することを特徴とするフライバックトランス。
  3. 請求項2記載のフライバックトランスにおいて、前記制御回路が、波高値及び位相調整用コンデンサと波高値及び位相調整用抵抗器の直列接続体に対して波高値調整用インダクタを並列に接続した回路で構成されていることを特徴とするフライバックトランス。
  4. 請求項2記載のフライバックトランスにおいて、前記逆相パルス誘導トランスと制御回路を一体にして、フライバックトランスの高圧出力電線に接続したことを特徴とするフライバックトランス。
  5. 請求項記載のフライバックトランスにおいて、前記2分割トロイダルコアの一方のホルダに、前記制御回路の基板を組み込んだことを特徴とするフライバックトランス。
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