JPH0983748A - 表示機能付き可搬型画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】任意の場所で入力状態を確認しながら画像の入
力ができ、さらに入力した画像の閲覧ができる可搬性の
優れた画像読取装置を提供する。 【構成】電源を内蔵した画像読取部１に表示用画像バッ
ファと、表示装置５を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は可搬性を考慮した画像読
取装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】画像読取装置は、図や写真などの画像を
デジタル情報としてファクシミリやワードプロセッサ、
パーソナルコンピュータなどの機器に取り込む時に利用
される。

【０００３】従来の画像読取装置は、画像を画像読取部
で入力し、デジタル画像情報に変換してから、ケーブル
で接続された汎用インターフェイスを通じて任意の機器
へ受け渡していた。

【０００４】このように従来の画像読取装置は、任意の
機器とケーブルで接続されており、そのため画像読取装
置の利用は任意の機器の周辺に制限されていた。

【０００５】この欠点を解決するため、特開平３−３８
７７９号公報で、磁気記憶カードなどの記憶媒体と画像
読取装置とを一体化して、ケーブルを廃し、画像読取装
置の可搬性を考慮するアイディアが考えられてきた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来の可搬性を考慮し
た画像読取装置のアイディアは、画像読取装置内に画像
バッファと画像の表示装置を備えておらず、このため画
像の入力は任意の場所で行えても、画像が利用者の望む
状態で、記憶媒体に記憶できたかどうかを判別するため
には、外部にパーソナルコンピュータなどの表示装置を
必要とし、可搬性に乏しいといった欠点があった。

【０００７】本発明の目的は、パーソナルコンピュータ
などの外部表示装置を必要とせず、任意の場所で、デジ
タル画像情報の入力状態を確認しながら画像の入力が行
え、また、任意の場所で記憶媒体に記憶されたデジタル
画像情報を閲覧できる画像読取装置を提供する。

【０００８】

【課題を解決するための手段】課題を解決する手段とし
て、画像読取部に、ソケット状の汎用インターフェイス
を介して情報の受け渡しが行える交換可能な記憶媒体の
ＩＣメモリカードと、電源部を備えた可搬型画像読取装
置の構成に加えて、表示用画像バッファ、表示装置、表
示用画像バッファと記憶媒体との間でデジタル画像情報
の入出力を制御する入出力制御部と、表示用画像バッフ
ァに記憶されたデジタル画像情報を表示装置に出力する
表示制御部を備える。

【０００９】

【作用】本発明により、可搬性に優れ、パーソナルコン
ピュータなどの外部表示装置を必要とせず、利用者がデ
ジタル画像情報の入力状態を逐次確認しながら画像の入
力作業ができ、また、記憶媒体に記憶されたデジタル画
像情報を閲覧できる。

【００１０】さらに記憶媒体のＩＣメモリカードを通し
て、ＩＣメモリカードの汎用インターフェイスを持つ機
器に対してデジタル画像情報を受け渡すことができる。

【００１１】

【実施例】本発明の表示機能付き可搬型画像読取装置の
実施例を示す。

【００１２】図１において、この表示機能付き可搬型画
像読取装置の実施例の構成を解説する。

【００１３】装置には電源スイッチ２、読取スイッチ
３、ＩＣメモリカード挿入口４、表示装置５、画像識別
番号入力キー６、画像書き込みキー７、画像読み出しキ
ー８、画像消去キー９、操作方向指示キー１０が設けら
れている。ＩＣメモリカード挿入口４には、ＩＣメモリ
カード１２を挿入できる。

【００１４】図２は表示機能付き可搬型画像読取装置の
機能ブロック図である。

【００１５】ＣＰＵ１６は、内部バス１７を介して画像
読取部１、表示用画像バッファ１１、入出力制御部１
３、表示制御部１４、操作部１５を制御する。操作部１
５には、画像識別番号入力キー６、画像書き込みキー
７、画像読み出しキー８、画像消去キー９、操作方向指
示キー１０が備えられている。

【００１６】電源スイッチ２の操作により電源がオン／
オフされる。

【００１７】読取スイッチ３を押し続けながら、画像読
取部１を走査方向に手動で動かすことで、画像の入力が
行われ、デジタル画像情報に変換されて表示用画像バッ
ファ１１に記憶される。記憶されたデジタル画像情報
は、表示制御部１４を通して逐次表示装置５に出力さ
れ、利用者は図３に示すようにデジタル画像情報の入力
状態を表示装置で確認しながら入力作業を行える。

【００１８】表示装置５には、表示用画像バッファ１１
に記憶されたデジタル画像情報の一部が表示される。操
作方向指示キー１０を上下左右に操作することで、図４
に示すようにデジタル画像情報の表示する場所を自由に
変えることができる。この操作方向指示キー１０で、小
さな表示装置でも、入力したデジタル画像情報の全体の
状態を確認することができる。

【００１９】画像識別番号入力キー６の操作により、画
像識別番号を指定できる。デジタル画像情報に画像識別
信号を付けることで、複数のデジタル画像情報を区別し
て取り扱うことができる。

【００２０】画像書き込みキー７の操作により、表示用
画像バッファ１１に記憶されているデジタル画像情報に
画像識別番号を付けて、ＩＣメモリカード１２に書き込
む。

【００２１】画像読み出しキー８の操作により、画像識
別番号とデジタル画像情報がＩＣメモリカード１２から
読み出され、表示用画像バッファ１１に書き込まれる。

【００２２】画像消去キー９の操作により、表示用画像
バッファ１１に記憶されているデジタル画像情報と、Ｉ
Ｃメモリカード１２に記憶されている指定の画像識別番
号のデジタル画像情報を消去する。

【００２３】

【発明の効果】本発明は、パーソナルコンピュータなど
の外部表示装置を必要とせず、任意の場所で複数の画像
を、デジタル画像情報の入力状態を逐次確認しながら入
力することができ、また任意の場所でデジタル画像情報
の閲覧ができる。さらにＩＣメモリカードを通して、Ｉ
Ｃメモリカードの汎用インターフェイスを持つ機器にデ
ジタル画像情報を受け渡すことができる。

【００２４】以上の機能により、不良デジタル画像情報
の記憶をなくし、入力作業の効率を向上させ、画像読取
装置の利用範囲を広げる効果を持つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の斜視図。

【図２】本発明の実施例のブロック図。

【図３】本発明の入力作業時の表示装置の動作例の説明
図。

【図４】本発明の操作方向指示キーの操作の実施例の説
明図。

【符号の説明】

１…画像読取部、 ２…電源スイッチ ３…読取スイッチ、 ４…ＩＣメモリカード挿入口、 ５…表示装置、 ６…画像識別番号入力キー、 ７…画像書き込みキー、 ８…画像読み出しキー、 ９…画像消去キー、 １０…操作方向指示キー、 １２…ＩＣメモリカ−ド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】画像をデジタル画像情報として出力する画
   像読取部と、表示用画像バッファと表示装置と、前記表
   示用画像バッファと記憶媒体との間で前記デジタル画像
   情報の入出力を制御する入出力制御部と、前記表示用画
   像バッファに記憶された前記デジタル画像情報を前記表
   示装置に出力する表示制御部と、操作部と、電源部とを
   備えることを特徴とする表示機能付き可搬型画像読取装
   置。