JPH0982288A - 円筒形電池 - Google Patents
円筒形電池Info
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Abstract
軽量化が達成され、かつ異常充電や誤使用等に起因して
電池内圧が過度に上昇した際の破裂が回避された円筒形
電池を提供することを目的とする。 【解決手段】 開口部2と段部4とを有する有底円筒状
の容器1内に収納された電極群と、前記容器1内に収容
された電解液と、前記容器1内の段部4に載置されて前
記開口部2の上端を内方に折り曲げることにより前記段
部4と折曲部3とにより囲まれた空間に圧縮状態で配置
された絶縁ガスケット9と、前記ガスケット9内に配置
されたガス抜き孔を有する円形封口板12とを具備し、
前記ガスケット9の圧縮下で前記封口板12のみをかし
め固定した円筒形電池において、前記封口板はヴィッカ
ース硬度が170〜250Hvであることを特徴とす
る。
Description
が収納された容器に封口板をかしめ固定により取付けた
構造を有する円筒形電池に関するものである。
て、円筒形ニッケルカドミウム二次電池、円筒形ニッケ
ル水素二次電池、円筒形ニッケル亜鉛二次電池、円筒形
リチウムイオン二次電池等が知られている。
使用等に起因して電池内部にガスが異常発生すると、電
池内部の圧力が異常に上昇し、封口板を吹き飛ばすなど
の破裂事故を招く恐れがある。このため、前記電池の封
口部材にはガス発生による圧力上昇に応動してガスを外
部に放出させる防爆用安全弁が設けられている。
ガス抜き孔を有する円形封口板と、前記封口板に前記ガ
ス抜き孔を囲むように溶接によって固定された端子と、
前記端子と前記封口板との間に前記ガス抜き孔を塞ぐよ
うに配置された安全弁とを有するものが知られている。
このように端子を溶接によって封口板に固定した防爆機
能付き封口部材は、端子を封口板にかしめ固定により取
り付けるものに比べて簡単に作製することができるた
め、広く用いられている。
は、例えば、次のような方法により製造される。まず、
正極と負極との間にセパレータを介在して電極群を作製
する。予め開口部を拡口することにより段部が形成され
た有底円筒状容器内に前記電極群を収納するか、または
有底円筒状容器内に前記電極群を収納した後、前記容器
に外部よりビード入れ等を行って段部を形成する。この
ようにして電極群が収納された容器の開口部内面に必要
に応じてシール剤を塗布した後、電解液を注入する。そ
の後、ナイロン6,6に代表される合成樹脂から形成さ
れた底部に穴を有する有底円筒状の絶縁ガスケット内に
前記防爆機能付き封口部材を収納し、この絶縁ガスケッ
トを前記容器内の段部に載置する。ひきつづき、前記容
器の開口部を縮径し、前記開口部の上端を内方に屈曲す
ることにより折曲部を形成し、前記容器に前記封口部材
の前記封口板のみを前記絶縁ガスケットの反発弾性力に
よってかしめ固定することにより前記電池を製造する。
封口板は、従来、加工性を向上させるため、例えばアニ
ール処理が施されたSPCC鋼材(ヴィッカース硬度は
120〜150Hvである)のような軟質の材料から形
成されている。ところで、前記電池では、体積効率の向
上を目指しての高容量化と、重量効率の向上を目指して
の構造部品の軽量化とを図るために前記容器及び前記封
口板の厚さを薄くすることが検討されている。しかしな
がら、前記容器の厚さを薄くすると、前記容器の前記封
口板を保持する力が低下する。一方、前記硬度を有する
封口板の厚さを薄くすると、前記封口板の強度が低下
し、撓みやすくなる。従って、前述した端子が溶接によ
って固定された前記硬度の封口板のみを前記ガスケット
を介して前記容器にかしめ固定した構造の円筒形電池に
おいて、前記容器及び前記封口板の薄肉化が図られる
と、封口耐圧が低下するため、異常充電や誤使用等によ
り電池内圧が過度に上昇し、発生するガス量が前記安全
弁から排出可能なガス量を上回ると、ガス圧力により前
記封口板が吹き飛んで破裂事故を招く恐れがある。
及び封口板の薄肉化により高容量化及び軽量化が達成さ
れ、かつ異常充電や誤使用等に起因して電池内圧が過度
に上昇した際の破裂が回避された円筒形電池を提供しよ
うとするものである。
は、上部に環状の開口部と前記開口部の下方に形成され
た内方に突出した形状の段部とを有する有底円筒状の容
器と、前記容器内に収納され、正極と負極との間にセパ
レータを介して作製された電極群と、前記容器内に収容
された電解液と、前記容器内の段部に載置されて前記開
口部の上端を内方に折り曲げることにより前記段部と折
曲部とにより囲まれた空間に圧縮状態で配置された底部
に穴を有する有底円筒状の絶縁ガスケットと、前記絶縁
ガスケット内に配置されたガス抜き孔を有する円形の封
口板と、前記封口板に前記ガス抜き孔を囲むように溶接
によって固定された端子と、前記端子と前記封口板との
間に前記ガス抜き孔を塞ぐように配置された安全弁とを
具備し、前記ガスケットの圧縮下で前記封口板のみをか
しめ固定した円筒形電池において、前記封口板はヴィッ
カース硬度が170〜250Hvであることを特徴とす
るものである。
図1を参照して説明する。負極端子を兼ねる容器1は有
底円筒状で、上部に環状の開口部2を有する。前記容器
1の前記開口部2の上端は内方に折り曲げられてリング
状の折曲部3が形成されている。前記容器1の開口部2
の下方には、内方に突出した形状の環状段部4が形成さ
れている。電極群5は、負極6と正極7との間にセパレ
ータ8を介在して最外周に前記負極6が位置するように
渦巻状に捲回することにより作製され、前記容器1内に
収納されている。前記容器1の内周面と前記負極6は電
気的に接触している。電解液は前記容器1内に収容され
ている。絶縁ガスケット9は、底部に穴9aが開口され
た有底円筒状をなす。前記絶縁ガスケット9は、前記容
器1内の前記折曲部3と前記段部4とにより囲まれた位
置に圧縮状態で配置されている。このような絶縁ガスケ
ット9は、例えばナイロン6,6等のポリアミド系合成
樹脂から形成されている。防爆機能及び正極端子を兼ね
る封口部材10は、ヴィッカース硬度が170〜250
Hvで、中央にガス抜き孔11を有する円形封口板12
と、例えば合成ゴムからなる弾性弁体13と、複数のガ
ス通過孔14が開口された帽子形の正極端子15とから
構成されている。前記正極端子15は前記封口板12に
そのガス抜き孔11を包囲するように溶接によって固定
されている。前記弾性弁体13は前記封口板12と前記
正極端子15との間に前記ガス抜き孔11を覆うように
配置されている。このような構造を有する封口部材10
は、前記絶縁ガスケット9内に配置されている。前記封
口部材10の前記封口板12は、前記容器1の前記開口
部2に前記絶縁ガスケット9の反発弾性力によってかし
め固定されている。正極リード16は、一端が前記正極
7に接続され、かつ他端が前記封口板12の下面と接続
されている。
70〜250Hvにする。これは次のような理由による
ものである。前記封口板12のヴィッカース硬度を17
0Hv未満にすると、容器及び封口板の薄肉化が図られ
た電池の封口耐圧を十分に高めることが困難になる。一
方、前記封口板12のヴィッカース硬度が250Hvを
越えると、封口板の加工性が低下する。より好ましいヴ
ィッカース硬度は、200〜230Hvである。
は、例えば、SPCC鋼材(低炭素鋼の冷延鋼)、ニッ
ケルメッキが施された鉄、ステンレス等から形成するこ
とができる。
施されたSPCC鋼材、ニッケルメッキが施された鉄、
ステンレス等から形成することができる。前記容器1の
厚さは、0.15〜0.25mmにすることが好まし
い。これは次のような理由によるものである。前記容器
1の厚さを0.15mm未満にすると、前記容器1の封
口板12の保持性が著しく低下する恐れがある。また、
前記容器1の厚さが0.25mmを越えると、前記容器
1の加工性が低下する恐れがあると共に電池の高容量化
及び軽量化を図ることが困難になる恐れがある。より好
ましい容器1の厚さは、0.17〜0.20mmであ
る。
さの2〜5倍にすることが好ましい。これは次のような
理由によるものである。前記封口板12の厚さを前記容
器1の厚さの2倍未満にすると、異常充電や誤使用等に
起因して電池内に発生するガス圧力により前記封口板1
2が撓みやすくなるため、破裂を回避することが困難に
なる恐れがある。また、前記封口板12の厚さが前記容
器1の厚さの5倍を越えると、電池の軽量化を図ること
が困難になる恐れがある。より好ましい封口板12の厚
さは、前記容器1の厚さの3〜4倍である。
レータ8及び前記電解液について説明する。 1)正極7 前記正極は、正極活物質を含むペーストが集電体に充填
された構造を有することが好ましい。
と結着剤と水とを含むペーストを調製した後、前記ペー
ストを集電体に充填し、これを乾燥した後、プレスで加
圧成形することにより作製することができる。
ル化合物を挙げることができる。前記ニッケル化合物と
しては、水酸化ニッケル、亜鉛及びコバルトが共沈され
た水酸化ニッケル、ニッケル酸化物等を挙げることがで
きる。中でも、前記亜鉛及びコバルトが共沈された水酸
化ニッケルを用いるのが好ましい。
合物及び金属コバルトから選ばれる1種以上からなるも
のを用いることができる。前記コバルト化合物として
は、例えば、水酸化コバルト(Co(OH)2 )、一酸
化コバルト(CoO)等を挙げることができる。特に、
水酸化コバルトか、一酸化コバルト、もしくは水酸化コ
バルト及び一酸化コバルトの両方からなる導電材を用い
るのが好ましい。
フルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の疎水性ポリマー、例えばカルボキシメチル
セルロース(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、例え
ばポリアクリル酸ナトリウム(SPA)などのポリアク
リル酸塩、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチ
レンオキシド等の親水性ポリマー、例えばラテックス等
のゴム系ポリマー等を挙げることができる。
ステンレスのような金属や、ニッケルメッキが施された
樹脂等の耐アルカリ性材料から形成された網状、スポン
ジ状、繊維状、もしくはフェルト状の金属多孔体等を挙
げることができる。 2)負極6 この負極は、負極活物質を含むペーストが集電体に充填
された構造を有することが好ましい。
導電性材料と結着剤と水とを含むペーストを調製した
後、前記ペーストを集電体に充填し、これを乾燥した
後、プレスで加圧成形することにより作製することがで
きる。
接関与する物質や、充放電反応に直接関与する物質を吸
蔵・放出する物質を用いることができる。前者の例とし
ては、例えば、金属カドミウム、水酸化カドミウムなど
のカドミウム化合物の粉末等を挙げることができる。後
者の例としては、例えば、水素を吸蔵放出する水素吸蔵
合金等を挙げることができる。中でも、前記水素吸蔵合
金を含む負極を備えた二次電池は、前記カドミウム化合
物の粉末を含む負極を備えた二次電池に比べて大電流で
の放電が可能で、かつ環境汚染の恐れが少ないため、好
適である。
るものではなく、電解液中で電気化学的に発生させた水
素を吸蔵でき、かつ放電時にその吸蔵水素を容易に放出
できるものであればよい。例えば、LaNi5 、MmN
i5 (Mm;ミッシュメタル)、LmNi5 (Lm;ラ
ンタン富化したミッシュメタル)、またはこれらのNi
の一部をAl、Mn、Co、Ti、Cu、Zn、Zr、
Cr、Bのような元素で置換した多元素系のもの、もし
くはTiNi系、TiFe系、ZrNi系、MgNi系
のものを挙げることができる。中でも、一般式LmNi
x Mny Az (ただし、AはAl,Coから選ばれる少
なくとも一種の金属、原子比x,y,zはその合計値が
4.8≦x+y+z≦5.4を示す)で表される水素吸
蔵合金を用いることが望ましい。このような組成の水素
吸蔵合金を含む負極を備えた円筒形二次電池は、放電容
量及び充放電サイクル寿命を向上することができる。
ル粉末、酸化コバルト、酸化チタン、カーボンブラック
等を挙げることができる。特に、前記カーボンブラック
を導電性材料として用いることが好ましい。
したのと同様なものを用いることができる。前記集電体
としては、例えば、パンチドメタル、エキスパンデッド
メタル、穿孔剛板、ニッケルネットなどの二次元基板
や、フェルト状金属多孔体や、スポンジ状金属基板など
の三次元基板を挙げることができる。 3)セパレータ8 前記セパレータとしては、例えば、ポリエチレン繊維製
不織布、エチレン−ビニルアルコール共重合体繊維製不
織布、ポリプロピレン繊維製不織布などのポリオレフィ
ン繊維製不織布に親水性官能基が付与されたものや、例
えばナイロン6,6などのポリアミド繊維製不織布を挙
げることができる。前記ポリオレフィン繊維製不織布に
親水性官能基を付与する方法としては、例えば、コロナ
放電処理、スルホン化処理、グラフト共重合、界面活性
剤や親水性樹脂の塗布などを挙げることができる。 4)電解液 前記電解液としては、例えば、水酸化ナトリウム(Na
OH)の水溶液、水酸化リチウム(LiOH)の水溶
液、水酸化カリウム(KOH)の水溶液、NaOHとL
iOHの混合液、KOHとLiOHの混合液、KOHと
LiOHとNaOHの混合液等のアルカリ電解液を用い
ることができる。
部と前記開口部の下方に形成された内方に突出した形状
の段部とを有する有底円筒状の容器と、前記容器内に収
納され、正極と負極との間にセパレータを介して作製さ
れた電極群と、前記容器内に収容された電解液と、前記
容器内の段部に載置されて前記開口部の上端を内方に折
り曲げることにより前記段部と折曲部とにより囲まれた
空間に圧縮状態で配置された底部に穴を有する有底円筒
状の絶縁ガスケットと、前記絶縁ガスケット内に配置さ
れたガス抜き孔を有する円形の封口板と、前記封口板に
前記ガス抜き孔を囲むように溶接によって固定された端
子と、前記端子と前記封口板との間に前記ガス抜き孔を
塞ぐように配置された安全弁とを具備し、前記ガスケッ
トの圧縮下で前記封口板のみがかしめ固定されている。
前記封口板はヴィッカース硬度が170〜250Hvで
ある。このような硬度を有する封口板は抗張力が高いた
め、異常充電や誤使用等に起因して発生するガスにより
撓むのを抑制することができる。従って、前記封口板を
備えた円筒形電池は、封口耐圧を向上することができる
ため、電池内圧が上昇した際のガス漏れや破裂を回避す
ることができ、安全性を向上することができる。その結
果、前記硬度を有する封口板を用いることにより前記封
口板及び前記容器の薄肉化を図ることができるため、安
全性が高く、高容量で、かつ軽量な円筒形電池を実現す
ることができる。
に説明する。 実施例1 容器内に電極群及び電解液を収納しないこと以外は前述
した図1に示す電池と同様な構造を有する封口耐圧測定
用の円筒形アルカリ二次電池を組み立てた。
が施されたSPCC鋼板を深絞り加工によって有底円筒
状にした後、開口部を拡口して前記開口部の下端に0.
65mm内方に突出した形状の環状段部を形成すること
により容器を作製した。また、前記容器の前記開口部の
高さは2.7mmであった。
6mmで、ヴィッカース硬度が220HvのSPCC鋼
板から打ち抜き加工によってガス抜き孔を有する円形封
口板を作製した。合成ゴムを圧縮成形して作製された弾
性弁体を帽子形の端子のトップ内に挿入した後、前記端
子を前記封口板に前記弾性弁体が前記封口板のガス抜き
孔を閉塞するように載置し、前記端子の鍔部を前記封口
板にスポット溶接によって固定することにより防爆機能
及び端子を兼ねる封口部材を組み立てた。ナイロン6,
6から形成された底部に穴を有する有底円筒状の絶縁ガ
スケット内に前記封口部材を収納した後、この絶縁ガス
ケットを前記容器の段部に載置した。前記容器の開口部
を縮径した後、前記開口部上端を内方に折り曲げること
により折曲部を形成し、前記容器に前記封口板のみをか
しめ固定し、封口耐圧測定用の円筒形アルカリ二次電池
を製造した。 比較例1 前記容器の厚さを0.25mmにし、かつアニール処理
が施されたSPCC鋼材(ヴィッカース硬度は140H
vである)から形成され、厚さが0.8mmで、ガス抜
き孔を有する円形封口板を用いること以外は、実施例1
と同様な構成の封口耐圧測定用円筒形アルカリ二次電池
を製造した。 比較例2 アニール処理が施されたSPCC鋼材(ヴィッカース硬
度は140Hvである)から形成され、厚さが0.8m
mで、ガス抜き孔を有する円形封口板を用いること以外
は、実施例1と同様な構成の封口耐圧測定用円筒形アル
カリ二次電池を製造した。 比較例3 アニール処理が施されたSPCC鋼材(ヴィッカース硬
度は140Hvである)から形成され、厚さが0.6m
mで、ガス抜き孔を有する円形封口板を用いること以外
は、実施例1と同様な構成の封口耐圧測定用円筒形アル
カリ二次電池を製造した。
について、各電池の容器の胴部を切断し、容器内から荷
重試験機によって封口板を押圧した際に前記封口板にか
かった最大荷重を測定し、その結果を封口耐圧として下
記表1に示す。
は、比較例1〜3に比べて封口耐圧が高いことがわか
る。これは、ヴィッカース硬度が170〜250Hvで
ある封口板を用いたからである。このような封口板は、
比較例1〜3に比べて厚さを薄くしている容器及び封口
板を備えた電池の封口耐圧を比較例1〜3よりも向上す
ることができる。その結果、前記硬度を有する封口板を
備えた電池は、安全性を向上することができ、かつ高容
量化及び軽量化を図ることができる。
電池内のガス圧が所定の値以上になると開弁してガスを
外部に放出し、その後は再び電池を密閉する復帰式の安
全弁である弾性弁体を用いたが、前記防爆機構として
は、非復帰式の安全弁である弁膜を用いても良い。前記
弁膜は封口板と正極端子との間に前記封口板のガス抜き
孔を覆うように配置すれば良い。
によって作製された平板状のものを用いたが、封口板と
しては、板材から打抜き加工によって得られる円板に絞
り加工を施すによって作製され、中央に円形溝を有し、
前記円形溝の底部にガス抜き孔が開口された円形封口板
を用いても良い。このような構造を有する封口板にその
円形溝を囲むように溶接によって正極端子を固定し、前
記円形溝と前記端子との間に前記ガス抜き孔を塞ぐよう
に弾性弁体を配置して防爆機能及び正極端子を兼ねる封
口部材を作製すると、前記円形溝の深さを変化させるこ
とによって前記弾性弁体の圧縮度合いを調節することが
できるため、弁作動圧の調節を簡単に行える。
常充電や誤使用等に起因して内圧が上昇した際のガス漏
れ及び破裂を回避することができ、かつ容器及び封口板
の厚さを薄くすることにより軽量化及び高容量化を図る
ことが可能な円筒形電池を提供することができる。
極群、6…負極、7…正極、8…セパレータ、9…絶縁
ガスケット、12…封口板、13…安全弁、15…端
子。
Claims (1)
- 【請求項1】 上部に環状の開口部と前記開口部の下方
に形成された内方に突出した形状の段部とを有する有底
円筒状の容器と、 前記容器内に収納され、正極と負極との間にセパレータ
を介して作製された電極群と、 前記容器内に収容された電解液と、 前記容器内の段部に載置されて前記開口部の上端を内方
に折り曲げることにより前記段部と折曲部とにより囲ま
れた空間に圧縮状態で配置された底部に穴を有する有底
円筒状の絶縁ガスケットと、 前記絶縁ガスケット内に配置されたガス抜き孔を有する
円形の封口板と、 前記封口板に前記ガス抜き孔を囲むように溶接によって
固定された端子と、 前記端子と前記封口板との間に前記ガス抜き孔を塞ぐよ
うに配置された安全弁とを具備し、前記ガスケットの圧
縮下で前記封口板のみをかしめ固定した円筒形電池にお
いて、 前記封口板はヴィッカース硬度が170〜250Hvで
あることを特徴とする円筒形電池。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23838095A JP3670357B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 円筒形電池 |
KR1019960018346A KR100199679B1 (ko) | 1995-09-18 | 1996-05-28 | 원통형 전지 및 원통형 알칼리 2차전지의 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23838095A JP3670357B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 円筒形電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0982288A true JPH0982288A (ja) | 1997-03-28 |
JP3670357B2 JP3670357B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=17029334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23838095A Expired - Fee Related JP3670357B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 円筒形電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3670357B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003007263A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-10 | Fdk Corp | アルカリマンガン電池 |
JP2006107873A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Toyo Kohan Co Ltd | 電池の底板用鋼板、電池の底板用表面処理鋼板、それを用いた電池 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP23838095A patent/JP3670357B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003007263A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-10 | Fdk Corp | アルカリマンガン電池 |
JP2006107873A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Toyo Kohan Co Ltd | 電池の底板用鋼板、電池の底板用表面処理鋼板、それを用いた電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3670357B2 (ja) | 2005-07-13 |
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