JPH0982066A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JPH0982066A JPH0982066A JP23142695A JP23142695A JPH0982066A JP H0982066 A JPH0982066 A JP H0982066A JP 23142695 A JP23142695 A JP 23142695A JP 23142695 A JP23142695 A JP 23142695A JP H0982066 A JPH0982066 A JP H0982066A
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- Japan
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- lid
- cassette
- main body
- slider
- cassette body
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数の削減を図り、テープカセットの組
立ての容易化、並びにコストダウンを実現するテープカ
セットを提供すること。 【解決手段】 磁気テープが巻回された一対のハブを収
納したカセット本体3を有し、上記カセット本体3の下
面にスライダをスライド可能に設け、且つ上記カセット
本体3の前端部に、該前端部を開閉するリッド5を回動
可能に設け、該リッド5を付勢手段により常時カセット
本体3の前端部を閉塞するように付勢してなるテープカ
セットにおいて、上記付勢手段は、上記リッド5の側壁
におけるカセット本体3との対向面に、該リッド5と一
体的に設けられた半円弧状の突起部13と、該突起部1
3の円弧状部13aに係合する、カセット本体3と一体
的に設けられた弾性変位部14とからなる。
立ての容易化、並びにコストダウンを実現するテープカ
セットを提供すること。 【解決手段】 磁気テープが巻回された一対のハブを収
納したカセット本体3を有し、上記カセット本体3の下
面にスライダをスライド可能に設け、且つ上記カセット
本体3の前端部に、該前端部を開閉するリッド5を回動
可能に設け、該リッド5を付勢手段により常時カセット
本体3の前端部を閉塞するように付勢してなるテープカ
セットにおいて、上記付勢手段は、上記リッド5の側壁
におけるカセット本体3との対向面に、該リッド5と一
体的に設けられた半円弧状の突起部13と、該突起部1
3の円弧状部13aに係合する、カセット本体3と一体
的に設けられた弾性変位部14とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープカセットに
関し、詳しくは、カセット本体の前端部を閉塞するリッ
ドの付勢手段部分における改良技術に関する。
関し、詳しくは、カセット本体の前端部を閉塞するリッ
ドの付勢手段部分における改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】テープカセットは一般に、図4に示すよ
うに、磁気テープが巻回された一対のハブを収納した上
ハーフ101と下ハーフ102とからなるカセット本体
103を有し、このカセット本体103の下面に、該下
面の開口部を閉塞するスライダ104をスライド可能に
設け、且つ上記カセット本体103の前端部に、該前端
部を開閉するリッド105を回動可能に設け、該リッド
105を付勢手段により常時カセット本体103の前端
部を閉塞するように構成されている。
うに、磁気テープが巻回された一対のハブを収納した上
ハーフ101と下ハーフ102とからなるカセット本体
103を有し、このカセット本体103の下面に、該下
面の開口部を閉塞するスライダ104をスライド可能に
設け、且つ上記カセット本体103の前端部に、該前端
部を開閉するリッド105を回動可能に設け、該リッド
105を付勢手段により常時カセット本体103の前端
部を閉塞するように構成されている。
【0003】ところで、カセット本体103の前端部を
リッド105によって閉塞する付勢手段としては、これ
までは捩じりコイルバネが使用されている。この捩じり
コイルバネは、カセット本体103に対して回動自在に
取り付けられるリッドの回転軸に設けられ、該捩じりコ
イルバネの一方の腕部がカセット本体103に係止され
ると共に、他方の腕部がリッド105に設けられること
により、常時カセット本体103の前端部を閉塞する方
向に、上記リッド105を付勢するようにしている。
リッド105によって閉塞する付勢手段としては、これ
までは捩じりコイルバネが使用されている。この捩じり
コイルバネは、カセット本体103に対して回動自在に
取り付けられるリッドの回転軸に設けられ、該捩じりコ
イルバネの一方の腕部がカセット本体103に係止され
ると共に、他方の腕部がリッド105に設けられること
により、常時カセット本体103の前端部を閉塞する方
向に、上記リッド105を付勢するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記リ
ッド105の付勢手段として捩じりコイルバネを用いた
場合には、テープカセットを構成する部品点数の増加を
もたらすと共に、小さな捩じりコイルバネを手作業によ
って組み込むことが非常に難しく、生産性が悪い。
ッド105の付勢手段として捩じりコイルバネを用いた
場合には、テープカセットを構成する部品点数の増加を
もたらすと共に、小さな捩じりコイルバネを手作業によ
って組み込むことが非常に難しく、生産性が悪い。
【0005】従って、本発明の目的は、部品点数の削減
を図り、テープカセットの組立ての容易化、並びにコス
トダウンを実現するテープカセットを提供することにあ
る。
を図り、テープカセットの組立ての容易化、並びにコス
トダウンを実現するテープカセットを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、磁気テープが巻回された一対のハブを収納した上ハ
ーフと下ハーフとからなるカセット本体を有し、上記カ
セット本体の下面に、該下面の開口部を閉塞するスライ
ダをスライド可能に設け、且つ上記カセット本体の前端
部に、該前端部を開閉するリッドを回動可能に設け、該
リッドを付勢手段により常時カセット本体の前端部を閉
塞するように付勢してなるテープカセットにおいて、上
記付勢手段は、上記リッドの側壁におけるカセット本体
との対向面に、該リッドと一体的に設けられた半円弧状
の突起部と、該突起部の円弧状部に係合する、カセット
本体と一体的に設けられた弾性変位部とからなることを
特徴とするテープカセットを提供することにより、上記
の目的を達成したものである。
は、磁気テープが巻回された一対のハブを収納した上ハ
ーフと下ハーフとからなるカセット本体を有し、上記カ
セット本体の下面に、該下面の開口部を閉塞するスライ
ダをスライド可能に設け、且つ上記カセット本体の前端
部に、該前端部を開閉するリッドを回動可能に設け、該
リッドを付勢手段により常時カセット本体の前端部を閉
塞するように付勢してなるテープカセットにおいて、上
記付勢手段は、上記リッドの側壁におけるカセット本体
との対向面に、該リッドと一体的に設けられた半円弧状
の突起部と、該突起部の円弧状部に係合する、カセット
本体と一体的に設けられた弾性変位部とからなることを
特徴とするテープカセットを提供することにより、上記
の目的を達成したものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記突起部を、上記リッドの回転軸に
対して偏心した位置に設けた、テープカセットを提供す
るものである。
の発明において、上記突起部を、上記リッドの回転軸に
対して偏心した位置に設けた、テープカセットを提供す
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のテープカセットの
一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は
本実施形態の外観を示す分解斜視図であり、図2は本実
施形態における要部拡大分解斜視図、図3は本実施形態
におけるリッドの開閉状態を示し、(a)はリッドの閉状
態下における要部側面図、(b) はリッドの開状態下にお
ける側面図である。
一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は
本実施形態の外観を示す分解斜視図であり、図2は本実
施形態における要部拡大分解斜視図、図3は本実施形態
におけるリッドの開閉状態を示し、(a)はリッドの閉状
態下における要部側面図、(b) はリッドの開状態下にお
ける側面図である。
【0009】本実施形態のテープカセットは、図1に示
すように、磁気テープが巻回された一対のハブを収納し
た上ハーフ1と下ハーフ2とからなるカセット本体3を
有し、上記カセット本体3の下面に、該下面の開口部を
閉塞するスライダ4をスライド可能に設け、且つ上記カ
セット本体3の前端部に、該前端部を開閉するリッド5
を回動可能に設け、該リッド5を、付勢手段により常時
カセット本体3の前端部を閉塞するように付勢させてい
る。
すように、磁気テープが巻回された一対のハブを収納し
た上ハーフ1と下ハーフ2とからなるカセット本体3を
有し、上記カセット本体3の下面に、該下面の開口部を
閉塞するスライダ4をスライド可能に設け、且つ上記カ
セット本体3の前端部に、該前端部を開閉するリッド5
を回動可能に設け、該リッド5を、付勢手段により常時
カセット本体3の前端部を閉塞するように付勢させてい
る。
【0010】上記スライダ4は、下ハーフ2の下面に開
設されたハブホール等の如き開口部を閉塞して塵埃など
のカセット本体3内への侵入を防止するもので、該カセ
ット本体3の前後方向にスライド自在に設けられてい
る。また、上記スライダ4は、両端が垂直に折り曲げら
れた略コ字状をなし、カセット本体3に設けられたスラ
イダバネにより、常時カセット本体3の前端側(閉方
向)に付勢されるようになされている。そして、上記カ
セット本体3の開口部をこのスライダ4により閉塞した
状態においては、上記下ハーフ2から突出するロック爪
6,6により、当該スライダ4がスライド不能状態とさ
れている。
設されたハブホール等の如き開口部を閉塞して塵埃など
のカセット本体3内への侵入を防止するもので、該カセ
ット本体3の前後方向にスライド自在に設けられてい
る。また、上記スライダ4は、両端が垂直に折り曲げら
れた略コ字状をなし、カセット本体3に設けられたスラ
イダバネにより、常時カセット本体3の前端側(閉方
向)に付勢されるようになされている。そして、上記カ
セット本体3の開口部をこのスライダ4により閉塞した
状態においては、上記下ハーフ2から突出するロック爪
6,6により、当該スライダ4がスライド不能状態とさ
れている。
【0011】上記リッド5は、カセット本体3の前端部
に臨んで走行する磁気テープを不用意な外力などから保
護し、また、磁気テープへの塵埃の付着を防止する役目
をするもので、該磁気テープを覆って設けられる前蓋7
と、この前蓋7の長手方向における両端縁部に設けられ
る側壁8,8とからなっている。
に臨んで走行する磁気テープを不用意な外力などから保
護し、また、磁気テープへの塵埃の付着を防止する役目
をするもので、該磁気テープを覆って設けられる前蓋7
と、この前蓋7の長手方向における両端縁部に設けられ
る側壁8,8とからなっている。
【0012】上記前蓋7は、カセット本体3の前面部を
完全に塞ぐような長方形状をなす板状体として形成さ
れ、下端縁部にスライダ開閉用ノッチ9,9と、スライ
ダロック解除ノッチ10,10を有している。スライダ
開閉用ノッチ9,9には、スライダ4をスライド操作さ
せるためのドライブ装置側に設けられたスライダ開閉部
材が臨むようになっている。一方、スライダロック解除
ノッチ10,10には、上記ロック爪6,6のスライダ
4に対するロックを解除させるためのドライブ装置側に
設けられたスライダロック解除部材が臨むようになって
いる。
完全に塞ぐような長方形状をなす板状体として形成さ
れ、下端縁部にスライダ開閉用ノッチ9,9と、スライ
ダロック解除ノッチ10,10を有している。スライダ
開閉用ノッチ9,9には、スライダ4をスライド操作さ
せるためのドライブ装置側に設けられたスライダ開閉部
材が臨むようになっている。一方、スライダロック解除
ノッチ10,10には、上記ロック爪6,6のスライダ
4に対するロックを解除させるためのドライブ装置側に
設けられたスライダロック解除部材が臨むようになって
いる。
【0013】上記側壁8,8には、図2に示すように、
上記リッド5をカセット本体3に対して回動可能にする
ための回転軸11,11が設けられている。なお、これ
ら回転軸11,11は、左右で同じ形状であるので、図
2には一方の回転軸11のみを示す。かかる回転軸11
は、上記側壁8のカセット本体3との対向面8aに、当
該カセット本体3側に向かって突出する円柱状をなす突
起として形成されている。そして、この回転軸11は、
上ハーフ1に切り欠かれた切欠き部12に回転可能に係
合されている。
上記リッド5をカセット本体3に対して回動可能にする
ための回転軸11,11が設けられている。なお、これ
ら回転軸11,11は、左右で同じ形状であるので、図
2には一方の回転軸11のみを示す。かかる回転軸11
は、上記側壁8のカセット本体3との対向面8aに、当
該カセット本体3側に向かって突出する円柱状をなす突
起として形成されている。そして、この回転軸11は、
上ハーフ1に切り欠かれた切欠き部12に回転可能に係
合されている。
【0014】このように構成されたリッド5は、テープ
カセットがドライブ装置に装着されない状態(図1に示
す状態)においては、スライダ4がハブホールなどの開
口部を閉塞した状態にあり、該リッド5の側壁8,8が
スライダ4に接触して、回動不可能な状態とされてい
る。従って、上記リッド5は、スライダ4を後退させな
い限り、不用意に回動することができないようになされ
ている。
カセットがドライブ装置に装着されない状態(図1に示
す状態)においては、スライダ4がハブホールなどの開
口部を閉塞した状態にあり、該リッド5の側壁8,8が
スライダ4に接触して、回動不可能な状態とされてい
る。従って、上記リッド5は、スライダ4を後退させな
い限り、不用意に回動することができないようになされ
ている。
【0015】一方、テープカセットをドライブ装置に装
着すると、該ドライブ装置に設けられるスライダロック
解除部材により、上記ロック爪6,6がカセット本体3
内に押し込まれ、スライダ4のロックが解除される。そ
して、ドライブ装置側に設けられたスライダ開閉部材
が、上記スライダ4の前端縁に当接し、スライダバネの
付勢力に抗してこのスライダ4をカセット本体3の前端
部と反対側へスライドさせる。そして、このスライダ4
がスライド完了状態とされたときに、リッド5が回動可
能状態となり、ドライブ装置側の機構により、当該リッ
ド5が回動せしめられる。
着すると、該ドライブ装置に設けられるスライダロック
解除部材により、上記ロック爪6,6がカセット本体3
内に押し込まれ、スライダ4のロックが解除される。そ
して、ドライブ装置側に設けられたスライダ開閉部材
が、上記スライダ4の前端縁に当接し、スライダバネの
付勢力に抗してこのスライダ4をカセット本体3の前端
部と反対側へスライドさせる。そして、このスライダ4
がスライド完了状態とされたときに、リッド5が回動可
能状態となり、ドライブ装置側の機構により、当該リッ
ド5が回動せしめられる。
【0016】なお、上述した構成は、この種の従来品と
同様に構成されている。
同様に構成されている。
【0017】而して、本実施形態のテープカセットにお
いては、図2に示すように、リッド5を付勢する付勢手
段が、上記リッド5の側壁8におけるカセット本体3と
の対向面8aに、該リッド5と一体的に設けられた半円
弧状の突起部13と、該突起部13の円弧状部13aに
係合する、カセット本体3と一体的に設けられた弾性変
位部14とから構成されている。
いては、図2に示すように、リッド5を付勢する付勢手
段が、上記リッド5の側壁8におけるカセット本体3と
の対向面8aに、該リッド5と一体的に設けられた半円
弧状の突起部13と、該突起部13の円弧状部13aに
係合する、カセット本体3と一体的に設けられた弾性変
位部14とから構成されている。
【0018】本実施形態のテープカセットについて詳述
すると、上記突起部13は、リッド5の一方の側壁8
に、カセット本体3側に突出する半円弧状をなす突起と
して、射出成形により該リッド5と一体的に設けられて
いる。また、この突起部13は、図3に示すように、円
弧状部13aを下ハーフ2側に向けて設けられると共
に、上記リッド5の回転軸11に対して偏心した位置に
設けられている。
すると、上記突起部13は、リッド5の一方の側壁8
に、カセット本体3側に突出する半円弧状をなす突起と
して、射出成形により該リッド5と一体的に設けられて
いる。また、この突起部13は、図3に示すように、円
弧状部13aを下ハーフ2側に向けて設けられると共
に、上記リッド5の回転軸11に対して偏心した位置に
設けられている。
【0019】上記突起部13を回転軸11に対して偏心
した位置に設けるのは、上記リッド5に付与する付勢力
を充分に確保するためである。その偏心量Hは、0.5
〜1.5mm程度が好ましい。
した位置に設けるのは、上記リッド5に付与する付勢力
を充分に確保するためである。その偏心量Hは、0.5
〜1.5mm程度が好ましい。
【0020】一方、弾性変位部14は、長方形状をなす
板バネとして、基端側が下ハーフ2に対して一体的に設
けられ、その先端側が自由端とされた、いわゆる片持ち
梁りとされている。この弾性変位部14は、図3(a) に
示す閉状態下においては、突起部13の円弧状部13a
に接触した状態とされている。この状態では、弾性変位
部14が突起部13によって若干弾性変形せしめられ、
上記リッド5に弾発力が付与されていることが望ましい
が、単に突起部13に弾性変位部14が接触した状態で
あってもよい。
板バネとして、基端側が下ハーフ2に対して一体的に設
けられ、その先端側が自由端とされた、いわゆる片持ち
梁りとされている。この弾性変位部14は、図3(a) に
示す閉状態下においては、突起部13の円弧状部13a
に接触した状態とされている。この状態では、弾性変位
部14が突起部13によって若干弾性変形せしめられ、
上記リッド5に弾発力が付与されていることが望ましい
が、単に突起部13に弾性変位部14が接触した状態で
あってもよい。
【0021】このように構成された付勢手段を備えたテ
ープカセットにおいては、図3(a)におけるリッド5の
閉塞状態からドライブ装置のリッド開閉手段により、該
リッド5が徐々にカセット本体3の前端部を開放する方
向に回動せしめられる。このリッド5の回動と共に、該
リッド5に設けられた突起部13が回転して、弾性変位
部14を弾性変形させる。そして、上記リッド5が最大
に回動した図3(b) に示す状態においては、上記突起部
13によって弾性変位部14が最大限に弾性変形された
状態とされる。この状態からリッド5の開状態が解除さ
れた場合には、弾性変形された弾性変位部14の弾発力
により、上記リッド5を、カセット本体3の前端部を閉
塞する方向に強制的に付勢せしめるようになっている。
ープカセットにおいては、図3(a)におけるリッド5の
閉塞状態からドライブ装置のリッド開閉手段により、該
リッド5が徐々にカセット本体3の前端部を開放する方
向に回動せしめられる。このリッド5の回動と共に、該
リッド5に設けられた突起部13が回転して、弾性変位
部14を弾性変形させる。そして、上記リッド5が最大
に回動した図3(b) に示す状態においては、上記突起部
13によって弾性変位部14が最大限に弾性変形された
状態とされる。この状態からリッド5の開状態が解除さ
れた場合には、弾性変形された弾性変位部14の弾発力
により、上記リッド5を、カセット本体3の前端部を閉
塞する方向に強制的に付勢せしめるようになっている。
【0022】以上のように、カセット本体3の前端部を
リッド5によって閉塞する付勢手段として、該リッド5
と一体的に設けた突起部13と、下ハーフ2と一体的に
設けた弾性変位部14とにより構成しているので、捩じ
りコイルバネを用いた場合に比べ、部品点数の削減が図
れる。また、捩じりコイルバネを用いた場合には、カセ
ット本体に組み込む作業が面倒となるが、予め突起部1
3がリッド5に一体化されると共に、弾性変位部14が
下ハーフ2に一体化されているので、テープカセットの
組み立てが極めて容易になる。
リッド5によって閉塞する付勢手段として、該リッド5
と一体的に設けた突起部13と、下ハーフ2と一体的に
設けた弾性変位部14とにより構成しているので、捩じ
りコイルバネを用いた場合に比べ、部品点数の削減が図
れる。また、捩じりコイルバネを用いた場合には、カセ
ット本体に組み込む作業が面倒となるが、予め突起部1
3がリッド5に一体化されると共に、弾性変位部14が
下ハーフ2に一体化されているので、テープカセットの
組み立てが極めて容易になる。
【0023】本発明のテープカセットは、上述した実施
形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない
限り適宜変更が可能である。例えば、上記実施形態にお
いては、弾性変位部14を下ハーフ2に設けたが、該弾
性変位部14を上ハーフ1に設けるようにしても同様の
作用効果がある。また、リッド閉状態において、上記突
起部13をその円弧状部13aが上向きになるように形
状をとることも可能であり、このときには、上記弾性変
位部14は該突起部13の上方に位置することになる。
形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない
限り適宜変更が可能である。例えば、上記実施形態にお
いては、弾性変位部14を下ハーフ2に設けたが、該弾
性変位部14を上ハーフ1に設けるようにしても同様の
作用効果がある。また、リッド閉状態において、上記突
起部13をその円弧状部13aが上向きになるように形
状をとることも可能であり、このときには、上記弾性変
位部14は該突起部13の上方に位置することになる。
【0024】また、上記突起部13の中心と回転軸11
の中心を一致させるようにしてもよい。このようにした
場合でも、上記リッド5に、カセット本体3の前端部を
閉塞する付勢力を付与することができる。
の中心を一致させるようにしてもよい。このようにした
場合でも、上記リッド5に、カセット本体3の前端部を
閉塞する付勢力を付与することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明のテープカセットによれば、リッ
ドを付勢する付勢手段を、カセット自身に一体化してい
るので、部品点数の削減を図ることができると共に、テ
ープカセットの組立てが容易なものとなり、大幅なコス
トダウンを実現することができる。
ドを付勢する付勢手段を、カセット自身に一体化してい
るので、部品点数の削減を図ることができると共に、テ
ープカセットの組立てが容易なものとなり、大幅なコス
トダウンを実現することができる。
【図1】本発明のテープカセットの一実施形態の外観を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図2】本発明のテープカセットの一実施形態における
要部拡大分解斜視図である。
要部拡大分解斜視図である。
【図3】本発明のテープカセットの一実施形態における
リッドの開閉状態を示し、(a)はリッドの閉状態下にお
ける要部側面図、(b) はリッドの開状態下における側面
図である。
リッドの開閉状態を示し、(a)はリッドの閉状態下にお
ける要部側面図、(b) はリッドの開状態下における側面
図である。
【図4】従来のテープカセットの分解斜視図である。
1 上ハーフ 2 下ハーフ 3 カセット本体 4 スライダ 5 リッド 7 前蓋 8 側壁 11 回転軸 13 突起部 14 弾性変位部
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気テープが巻回された一対のハブを収
納した上ハーフと下ハーフとからなるカセット本体を有
し、上記カセット本体の下面に、該下面の開口部を閉塞
するスライダをスライド可能に設け、且つ上記カセット
本体の前端部に、該前端部を開閉するリッドを回動可能
に設け、該リッドを付勢手段により常時カセット本体の
前端部を閉塞するように付勢してなるテープカセットに
おいて、 上記付勢手段は、上記リッドの側壁におけるカセット本
体との対向面に、該リッドと一体的に設けられた半円弧
状の突起部と、該突起部の円弧状部に係合する、カセッ
ト本体と一体的に設けられた弾性変位部とからなること
を特徴とするテープカセット。 - 【請求項2】 上記突起部は、上記リッドの回転軸に対
して偏心した位置に設けられたことを特徴とする請求項
1に記載のテープカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23142695A JPH0982066A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23142695A JPH0982066A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | テープカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0982066A true JPH0982066A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16923397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23142695A Pending JPH0982066A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0982066A (ja) |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP23142695A patent/JPH0982066A/ja active Pending
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