JP2674187B2 - 蓋開閉装置 - Google Patents
蓋開閉装置Info
- Publication number
- JP2674187B2 JP2674187B2 JP1053107A JP5310789A JP2674187B2 JP 2674187 B2 JP2674187 B2 JP 2674187B2 JP 1053107 A JP1053107 A JP 1053107A JP 5310789 A JP5310789 A JP 5310789A JP 2674187 B2 JP2674187 B2 JP 2674187B2
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- Japan
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- lid
- link plate
- connecting shaft
- opening
- link
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カセットテープレコーダ,コンパクトディ
スクプレーヤなどの小型音響機器に使用する蓋開閉装
置、特にカセットテープ,コンパクトディスク等の記録
媒体を収納する機器本体に回動自在に設けられ、リンク
機構により機器本体に結合した蓋体の開閉操作に有益な
蓋開閉装置に関するものである。
スクプレーヤなどの小型音響機器に使用する蓋開閉装
置、特にカセットテープ,コンパクトディスク等の記録
媒体を収納する機器本体に回動自在に設けられ、リンク
機構により機器本体に結合した蓋体の開閉操作に有益な
蓋開閉装置に関するものである。
従来の技術 近年、カセットテープレコーダ等の小型音響機器は内
部構造が高密度し、益々小型・薄型の傾向にある。かか
る従来の音響機器等小型音響機器において、カセットテ
ープ,コンパクトディスクを収納し開閉される蓋体は、
機器本体の一側面要部に配した支点により回動自在に支
持されている。そして、前記蓋体の開閉の際に蓋体を特
定の開き角度でロックさせる為にリンク機構を設けてい
るものが良く知られている。この種のリンク構造として
は、機器本体側と蓋体側のそれぞれ同側面に回動自在に
第1,第2のリンク板を有し、それらのリンク板を互いに
カシメ軸等により同一軸上にて回動する様に結合してお
り、機器本体内に収納可能に構成されている。一方、前
記リンク機構にて結合した蓋体は、機器本体内のメカニ
ズム等より構成されている係止片に係合する引掛け部を
有し、その係止片の係合時に閉成状態に閉じられる。そ
の係止片を解除させて蓋体を開いていくと、前記リンク
板はくの字状に屈曲回動し、特定の角度でリンク板等に
設けた弾性を有する小突起が蓋体または機器本体に対向
して設けられている凹部に入り込むことによりロックす
るように構成されている。
部構造が高密度し、益々小型・薄型の傾向にある。かか
る従来の音響機器等小型音響機器において、カセットテ
ープ,コンパクトディスクを収納し開閉される蓋体は、
機器本体の一側面要部に配した支点により回動自在に支
持されている。そして、前記蓋体の開閉の際に蓋体を特
定の開き角度でロックさせる為にリンク機構を設けてい
るものが良く知られている。この種のリンク構造として
は、機器本体側と蓋体側のそれぞれ同側面に回動自在に
第1,第2のリンク板を有し、それらのリンク板を互いに
カシメ軸等により同一軸上にて回動する様に結合してお
り、機器本体内に収納可能に構成されている。一方、前
記リンク機構にて結合した蓋体は、機器本体内のメカニ
ズム等より構成されている係止片に係合する引掛け部を
有し、その係止片の係合時に閉成状態に閉じられる。そ
の係止片を解除させて蓋体を開いていくと、前記リンク
板はくの字状に屈曲回動し、特定の角度でリンク板等に
設けた弾性を有する小突起が蓋体または機器本体に対向
して設けられている凹部に入り込むことによりロックす
るように構成されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来構成では、蓋体を開
く際に機器本体との引掛けを解除すると、ロックする角
度までの間は自由回動すなわち無負荷状態になり、任意
の角度で止めてしまうと蓋体が再び閉じたり、逆に開い
たりして、精巧感・堅牢感の重要な小型音響機器では品
位面で難があるという課題を有していた。また、蓋体の
回動支点部等に鋼球及びそれを付勢するコイルばね等を
構成し、蓋体の開閉回動に対し負荷及びロック感を与え
るものも知られているが、部品点数の増加に伴ない、小
型・薄型化を追求する上では不向きであると共に、組立
作業性,コスト的にも満足のいくものではなかった。
く際に機器本体との引掛けを解除すると、ロックする角
度までの間は自由回動すなわち無負荷状態になり、任意
の角度で止めてしまうと蓋体が再び閉じたり、逆に開い
たりして、精巧感・堅牢感の重要な小型音響機器では品
位面で難があるという課題を有していた。また、蓋体の
回動支点部等に鋼球及びそれを付勢するコイルばね等を
構成し、蓋体の開閉回動に対し負荷及びロック感を与え
るものも知られているが、部品点数の増加に伴ない、小
型・薄型化を追求する上では不向きであると共に、組立
作業性,コスト的にも満足のいくものではなかった。
本発明はこのような従来の問題を解消するものであ
り、簡単な構成で、蓋体の開閉動作のロック感,品位を
損なうことなく小型・薄型化に有利で、かつ組立作業
性,コスト的にも貢献できる優れた蓋開閉装置を提供す
ることを目的とするものである。
り、簡単な構成で、蓋体の開閉動作のロック感,品位を
損なうことなく小型・薄型化に有利で、かつ組立作業
性,コスト的にも貢献できる優れた蓋開閉装置を提供す
ることを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の蓋開閉装置は、カ
セットテープ,コンパクトディスク等の記録媒体を収容
し駆動する機器本体に開閉回動可能に設けられた蓋体
と、前記機器本体の一側面に回動自在に支持された第1
リンク板と、前記機器本体の一側面に対向する前記蓋体
の一側面に回動自在に支持された第2リンク板と、前記
蓋体の開閉動作に伴ない屈曲変形可能なように上記第1,
第2のリンク板のそれぞれを同軸的に結合する連結軸
と、前記第1,第2のリンク板のいずれか一方に上記連結
軸と同心円的に設けられ、弾性変形可能な円弧状部と、
この円弧状部に設けられて他方のリンク板側に凸となる
小突起と、前記他方のリンク板の前記連結軸と同心円的
な部分に前記小突起と対向するように設けられ、前記蓋
体の開閉動作に伴なって前記蓋体を所定角度でロックす
るロック溝とを備えたことを特徴とするものである。
セットテープ,コンパクトディスク等の記録媒体を収容
し駆動する機器本体に開閉回動可能に設けられた蓋体
と、前記機器本体の一側面に回動自在に支持された第1
リンク板と、前記機器本体の一側面に対向する前記蓋体
の一側面に回動自在に支持された第2リンク板と、前記
蓋体の開閉動作に伴ない屈曲変形可能なように上記第1,
第2のリンク板のそれぞれを同軸的に結合する連結軸
と、前記第1,第2のリンク板のいずれか一方に上記連結
軸と同心円的に設けられ、弾性変形可能な円弧状部と、
この円弧状部に設けられて他方のリンク板側に凸となる
小突起と、前記他方のリンク板の前記連結軸と同心円的
な部分に前記小突起と対向するように設けられ、前記蓋
体の開閉動作に伴なって前記蓋体を所定角度でロックす
るロック溝とを備えたことを特徴とするものである。
また、ロック溝は、係止片と引掛け部との係合により
蓋体が閉成状態にある時、小突起が入り込んで円弧状部
の弾性力が蓋体の閉じ方向に作用するよう構成される。
蓋体が閉成状態にある時、小突起が入り込んで円弧状部
の弾性力が蓋体の閉じ方向に作用するよう構成される。
更に、ロック溝は、蓋体の閉成位置に対応した第1位
置と蓋体の開成位置に対応した第2位置とに夫々設けら
れ、蓋体の開,閉の各状態でロックするように構成され
る。
置と蓋体の開成位置に対応した第2位置とに夫々設けら
れ、蓋体の開,閉の各状態でロックするように構成され
る。
作用 本発明によると、一方のリンク板に設けた円弧状部に
小突起を有し、この小突起が他方のリンク板に上記円弧
状部の弾性力で当接されるため、蓋体の回動に伴ない小
突起とロック溝によりロック感が得られ、また回動時に
ロック溝の無い範囲では前記円弧状部の弾性力によりそ
の回動操作に適度な負荷を与えることができる。よっ
て、精巧感・堅牢感の有る品位の良い蓋体の開閉操作が
可能であり、さらに第1,第2のリンク板は薄い板金にて
構成可能で一体形成しているため、省スペース化を図
り、機器の小型化に貢献するものであり、組立作業性,
コスト的にも有利である。
小突起を有し、この小突起が他方のリンク板に上記円弧
状部の弾性力で当接されるため、蓋体の回動に伴ない小
突起とロック溝によりロック感が得られ、また回動時に
ロック溝の無い範囲では前記円弧状部の弾性力によりそ
の回動操作に適度な負荷を与えることができる。よっ
て、精巧感・堅牢感の有る品位の良い蓋体の開閉操作が
可能であり、さらに第1,第2のリンク板は薄い板金にて
構成可能で一体形成しているため、省スペース化を図
り、機器の小型化に貢献するものであり、組立作業性,
コスト的にも有利である。
また、機器本体内のメカニズム等より形成してなる外
部操作可能な係止片を蓋体の一側面に設けた引掛け部に
係合して閉じている時、係止片と対向する側面のリンク
機構を利用し、前記リンク板の小突起に対するロック溝
の位置を変えることにより、蓋体の閉じ方向に適度な弾
性力を作用させることができるため、その蓋体の閉じ状
態で適度なロックが得られ、蓋体の係止片側の対向する
側面の片浮きを防止することが可能であり、機器の品位
向上に貢献する。
部操作可能な係止片を蓋体の一側面に設けた引掛け部に
係合して閉じている時、係止片と対向する側面のリンク
機構を利用し、前記リンク板の小突起に対するロック溝
の位置を変えることにより、蓋体の閉じ方向に適度な弾
性力を作用させることができるため、その蓋体の閉じ状
態で適度なロックが得られ、蓋体の係止片側の対向する
側面の片浮きを防止することが可能であり、機器の品位
向上に貢献する。
実 施 例 以下、本発明の一実施例の蓋開閉装置について図面を
参照しながら説明する。第1図は本発明の要部を示す組
立斜視図、第2図は同装置の全体構成を示す平面図、第
4図は同装置の要部を示す平面図及び断面図、第3図は
同装置を備えてなる機器の外観斜視図である。
参照しながら説明する。第1図は本発明の要部を示す組
立斜視図、第2図は同装置の全体構成を示す平面図、第
4図は同装置の要部を示す平面図及び断面図、第3図は
同装置を備えてなる機器の外観斜視図である。
第1図〜第4図において、機器本体6にはその一側面
角部に支点を有し、この支点を中心に蓋体5が回動自在
に構成されている。また、機器本体6の内部にはメカニ
ズム等を有し、側面に接近して外部操作可能な係止片9
が突設されている。この係止片9は蓋体5の側面端部に
ある引掛け部12に係合可能であり、その引掛け状態で蓋
体5を閉じ状態に保持するようになっている。メカニズ
ムに設けられている付勢ばね10により蓋体5は常に開く
方向に付勢されている。前記係止片9を持つ側面側に相
対向する他方の側面側には第1リンク板1及び第2リン
ク板2よりなるリンク機構を有する。第1リンク板1は
蓋体5の側面部にカシメ軸7aにて回動自在に設けられて
おり、第2リンク板2は機器本体6の側面部にカシメ軸
7bにて回動自在に設けられており、そのリンク板1,2は
互いに同軸の回動軸8により対向する様に結合されてい
る。蓋体5の開閉動作に伴ない、リンク板1,リンク板2
は互いにくの字状に屈曲回動する。リンク板1には回動
軸8と同心円状にスリットを設けることにより弾性変形
可能な円弧片11を形成しており、その円弧片11の要部に
リンク板2側に凸となる小突起3が形成されている。リ
ンク板2には、その小突起3に対応する位置にロック溝
4a,4bが特定の角度をもって形成されている。蓋体5が
閉じている時は小突起3はロック溝4aに嵌合し、開いた
時はロック溝4bと嵌合し、それぞれロック感が得られ
る。
角部に支点を有し、この支点を中心に蓋体5が回動自在
に構成されている。また、機器本体6の内部にはメカニ
ズム等を有し、側面に接近して外部操作可能な係止片9
が突設されている。この係止片9は蓋体5の側面端部に
ある引掛け部12に係合可能であり、その引掛け状態で蓋
体5を閉じ状態に保持するようになっている。メカニズ
ムに設けられている付勢ばね10により蓋体5は常に開く
方向に付勢されている。前記係止片9を持つ側面側に相
対向する他方の側面側には第1リンク板1及び第2リン
ク板2よりなるリンク機構を有する。第1リンク板1は
蓋体5の側面部にカシメ軸7aにて回動自在に設けられて
おり、第2リンク板2は機器本体6の側面部にカシメ軸
7bにて回動自在に設けられており、そのリンク板1,2は
互いに同軸の回動軸8により対向する様に結合されてい
る。蓋体5の開閉動作に伴ない、リンク板1,リンク板2
は互いにくの字状に屈曲回動する。リンク板1には回動
軸8と同心円状にスリットを設けることにより弾性変形
可能な円弧片11を形成しており、その円弧片11の要部に
リンク板2側に凸となる小突起3が形成されている。リ
ンク板2には、その小突起3に対応する位置にロック溝
4a,4bが特定の角度をもって形成されている。蓋体5が
閉じている時は小突起3はロック溝4aに嵌合し、開いた
時はロック溝4bと嵌合し、それぞれロック感が得られ
る。
機器本体6の係止片9を操作し蓋体5との引掛けを解
除すると、付勢ばね10により蓋体5が開く方向に回動す
るが、リンク板1の小突起3とリンク板2のロック溝4a
との作用により第4図のようにD寸法のみ回動し停止す
る。すなわち第2図のC寸法のみ蓋体5が開き、係止片
9とのロック解除及び蓋体5の開操作が容易になる様に
指掛け空間を形成する。これにより、蓋開操作時の指掛
けをしやすくしている。つまり、蓋体5を定寸法(C寸
法)だけポップアップさせるようになっている。このポ
ップアップの後に蓋体5を開いて行くと小突起3はリン
ク板2のロック溝4aを乗り上げ、リンク板2の平面上を
滑べりながら回動し、特定の角度にてロック溝4bと嵌合
しロックする。この時、円弧片11の弾性作用により小突
起3は適度な負荷を持ってリンク板2上を滑動し、蓋体
5の回動時のガタツキを押え、安定した品位の有る開閉
操作を実現している。
除すると、付勢ばね10により蓋体5が開く方向に回動す
るが、リンク板1の小突起3とリンク板2のロック溝4a
との作用により第4図のようにD寸法のみ回動し停止す
る。すなわち第2図のC寸法のみ蓋体5が開き、係止片
9とのロック解除及び蓋体5の開操作が容易になる様に
指掛け空間を形成する。これにより、蓋開操作時の指掛
けをしやすくしている。つまり、蓋体5を定寸法(C寸
法)だけポップアップさせるようになっている。このポ
ップアップの後に蓋体5を開いて行くと小突起3はリン
ク板2のロック溝4aを乗り上げ、リンク板2の平面上を
滑べりながら回動し、特定の角度にてロック溝4bと嵌合
しロックする。この時、円弧片11の弾性作用により小突
起3は適度な負荷を持ってリンク板2上を滑動し、蓋体
5の回動時のガタツキを押え、安定した品位の有る開閉
操作を実現している。
なお、上記の実施例では係止片9の蓋体5との引掛け
解除時に、蓋体5を定寸法ポップアップするように小突
起3とロック溝4aとの関係を定めたが、他にロック溝4a
の位置を変更することにより係止片9と引掛け部12との
係合時における蓋体5の閉成状態において、蓋体5を閉
じ方向に付勢することもできる。つまり、第5図に示す
ように、リンク板2のロック溝4aの位置を若干浅く取り
(ロック溝4bとのなす角度が小さい)、蓋体5が機器本
体6に対し閉じ状態にある時、小突起3と嵌合させるこ
とにより、その三角形の小突起3の傾辺をロック溝4aの
片辺に当接させる。これにより、蓋体5は閉じる方向に
円弧片11による負荷Pが加わり、蓋体5の引掛け部12と
対向する側面すなわちリンク機構を有する側の端部は閉
じた状態での片浮きが防止できる。
解除時に、蓋体5を定寸法ポップアップするように小突
起3とロック溝4aとの関係を定めたが、他にロック溝4a
の位置を変更することにより係止片9と引掛け部12との
係合時における蓋体5の閉成状態において、蓋体5を閉
じ方向に付勢することもできる。つまり、第5図に示す
ように、リンク板2のロック溝4aの位置を若干浅く取り
(ロック溝4bとのなす角度が小さい)、蓋体5が機器本
体6に対し閉じ状態にある時、小突起3と嵌合させるこ
とにより、その三角形の小突起3の傾辺をロック溝4aの
片辺に当接させる。これにより、蓋体5は閉じる方向に
円弧片11による負荷Pが加わり、蓋体5の引掛け部12と
対向する側面すなわちリンク機構を有する側の端部は閉
じた状態での片浮きが防止できる。
このように第1,第2のリンク板1,2の結合部分に小突
起3,ロック溝4a,4bを設けると、リンク板1とリンク板
2との構成のみであるため、組立作業性,コスト的にも
極めて有利であり、安定した蓋体の開閉動作が図れると
共に、機器の小型・薄型化にも貢献できるものである。
起3,ロック溝4a,4bを設けると、リンク板1とリンク板
2との構成のみであるため、組立作業性,コスト的にも
極めて有利であり、安定した蓋体の開閉動作が図れると
共に、機器の小型・薄型化にも貢献できるものである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、リンク板の結合回動部
に一体形成にて弾性をもつ円弧片,小突起,ロック溝を
設けているため、構成が極めて簡単にして確実な蓋体の
開閉動作を実現することができ、その動作の安定性はも
とより、薄い板金にて形成可能であるので、省スペース
化を図り、機器の小型・薄型化にも有効なものである。
また、蓋体の開閉動作に対しても適度なロック感,適度
な回動負荷を与えることができることにより、蓋体の回
動ガタツキ等を押え、著しく品位を向上させ得るもので
ある。
に一体形成にて弾性をもつ円弧片,小突起,ロック溝を
設けているため、構成が極めて簡単にして確実な蓋体の
開閉動作を実現することができ、その動作の安定性はも
とより、薄い板金にて形成可能であるので、省スペース
化を図り、機器の小型・薄型化にも有効なものである。
また、蓋体の開閉動作に対しても適度なロック感,適度
な回動負荷を与えることができることにより、蓋体の回
動ガタツキ等を押え、著しく品位を向上させ得るもので
ある。
第1図は本発明の一実施例における蓋開閉装置の要部を
示す組立斜視図、第2図は同装置の全体構成を示す平面
図、第3図は同装置を備えてなる機器の外観斜視図、第
4図は同装置の要部を示す平面図、側断面図および正面
断面図、第5図は同装置の要部の他の例を示す平面図お
よび断面図である。 1……リンク板、2……リンク板、3……小突起、4a,4
b……ロック溝、5……蓋体、6……機器本体、11……
円弧片、8……回動軸、9……係止片、12……引掛け
部。
示す組立斜視図、第2図は同装置の全体構成を示す平面
図、第3図は同装置を備えてなる機器の外観斜視図、第
4図は同装置の要部を示す平面図、側断面図および正面
断面図、第5図は同装置の要部の他の例を示す平面図お
よび断面図である。 1……リンク板、2……リンク板、3……小突起、4a,4
b……ロック溝、5……蓋体、6……機器本体、11……
円弧片、8……回動軸、9……係止片、12……引掛け
部。
Claims (3)
- 【請求項1】カセットテープ,コンパクトディスク等の
記録媒体を収容し駆動する機器本体に開閉回動可能に設
けられた蓋体と、前記機器本体の一側面に回動自在に支
持された第1リンク板と、前記機器本体の一側面に対向
する前記蓋体の一側面に回動自在に支持された第2リン
ク板と、前記蓋体の開閉動作に伴ない屈曲変形可能なよ
うに上記第1,第2のリンク板のそれぞれを同軸的に結合
する連結軸と、前記第1,第2のリンク板のいずれか一方
に上記連結軸と同心円的に設けられ、弾性変形可能な円
弧状部と、この円弧状部に設けられて他方のリンク板側
に凸となる小突起と、前記他方のリンク板の前記連結軸
と同心円的な部分に前記小突起と対向するように設けら
れ、前記蓋体の開閉動作に伴なって前記蓋体を所定角度
でロックするロック溝とを備えたことを特徴とする蓋開
閉装置。 - 【請求項2】カセットテープ,コンパクトディスク等の
記録媒体を収容し駆動する機器本体に開閉回動可能に設
けられた蓋体と、前記機器本体の相対向する一方の側面
に回動自在に支持された第1リンク板と、前記機器本体
の一方の側面に対向する前記蓋体の一方の側面に回動自
在に支持された第2リンク板と、前記蓋体の開閉動作に
伴ない屈曲変形可能なように上記第1,第2のリンク板の
それぞれを同軸的に結合する連結軸と、前記第1,第2の
リンク板のいずれか一方に上記連結軸と同心円的に設け
られ、弾性変形可能な円弧状部と、この円弧状部に設け
られて他方のリンク板側に凸となる小突起と、前記他方
のリンク板の前記連結軸と同心円的な部分に前記小突起
と対向するように設けられ、前記蓋体の開閉動作に伴な
って前記蓋体を所定角度でロックするロック溝と、前記
機器本体の他方の側面側に配設された外部操作可能な係
止片と、上記機器本体の他方の側面に対向する前記蓋体
の他方の側面に設けられ、前記蓋体の閉成時に上記係止
片が係合される引掛け部とを備え、前記ロック溝は前記
蓋体の閉成時に前記小突起が入り込んで前記円弧状部の
弾性力が蓋閉成方向に作用するように構成したことを特
徴とする蓋開閉装置。 - 【請求項3】カセットテープ,コンパクトディスク等の
記録媒体を収容し駆動する機器本体に開閉回動可能に設
けられた蓋体と、前記機器本体の一側面に回動自在に支
持された第1リンク板と、前記機器本体の一側面に対向
する前記蓋体の一側面に回動自在に支持された第2リン
ク板と、前記蓋体の開閉動作に伴ない屈曲変形可能なよ
うに上記第1,第2のリンク板のそれぞれを同軸的に結合
する連結軸と、前記第1,第2のリンク板のいずれか一方
に上記連結軸と同心円的に設けられ、弾性変形可能な円
弧状部と、この円弧状部に設けられて他方のリンク板側
に凸となる小突起と、前記他方のリンク板の前記連結軸
と同心円的な部分に前記小突起と対向するように設けら
れ、前記蓋体の開閉動作に伴なって前記蓋体を所定角度
でロックする前記蓋体の閉成位置に対応した第1ロック
溝および前記蓋体の開放位置に対応した第2ロック溝と
を備えたことを特徴とする蓋開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1053107A JP2674187B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 蓋開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1053107A JP2674187B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 蓋開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02232853A JPH02232853A (ja) | 1990-09-14 |
JP2674187B2 true JP2674187B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=12933570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1053107A Expired - Lifetime JP2674187B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 蓋開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2674187B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-06 JP JP1053107A patent/JP2674187B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02232853A (ja) | 1990-09-14 |
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