JP3277396B2 - 記録媒体挿入部における開閉蓋構造 - Google Patents

記録媒体挿入部における開閉蓋構造

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種記録(再生)装置の
記録媒体挿入部における開閉蓋の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は車載用のコンパクトディスク(C
D)のオートチェンジャー式プレーヤーの外観を示して
おり、このプレーヤー1の筐体2の前面に取付けられた
前面パネル3にはディスクマガジン4を挿入する挿入口
5が設けられている。
【0003】ディスクマガジン4には複数枚のディスク
(コンパクトディスク)Dを収納でき、このディスクマ
ガジン4を挿入口5からプレーヤー1に挿入装填した状
態で図示しない操作部を操作することにより、プレーヤ
ー1内のチェンジャー機構によってディスクマガジン4
から所定のディスクDが取出されて演奏されるようにな
っている。
【0004】前面パネル3の下部には挿入口5を開閉す
る開閉蓋6がヒンジ部7を介して起伏回動可能に軸支さ
れており、この開閉蓋6で挿入口5を閉じた状態ではロ
ック機構によって開閉蓋6がロックされる如くなされて
いる。
【0005】即ちこの開閉蓋のロック機構は、前面パネ
ル3の上部に上下方向に回動可能に取付けられるロック
板8と、開閉蓋6の遊端部に設けられた被係着部9とに
よりなり、開閉蓋6を垂直にして挿入口5を閉じた状態
で上記ロック板8の先端のフック部8aを開閉蓋6の被
係着部9に係着させることによって開閉蓋6は閉じ状態
でロックされる。
【0006】また、開閉蓋6の内側には、エラストマ等
の弾性体によりなるパッキン10が取付けられており、
開閉蓋6の閉じ状態ではこのパッキン10が前面パネル
3の挿入口5の周囲部に密着し、これによって開閉蓋6
と挿入口5の間が密閉され、プレーヤー1の内部への塵
埃等の侵入が確実に防止される。
【0007】ところで、このように構成されるプレーヤ
ー1においては、開閉蓋6を閉じた状態からロックを外
したときに開閉蓋6が飛び出すように開く(いわゆるホ
ップアップ)ようにしたものがある。
【0008】このための機構としては、例えば図5に示
す如く、開閉蓋6の内部に押ピン11と圧縮コイルばね
12を配し、圧縮コイルばね12の力によって押ピン1
1をその先端部が開閉蓋6の内壁の通孔13から突出す
る方向に偏倚させると共に、プレーヤー1の本体側に押
ピン11の先端部に対向して受け部14を設け、開閉蓋
6を閉じた状態ではこの受け部14に押ピン11の先端
部が当接して圧縮コイルばね12の力に抗して引込むよ
うに構成する。
【0009】そしてロック板8を被係着部9から外して
開閉蓋6のロックを解除したときには、圧縮コイルばね
12の力で開閉蓋6が前方へ飛び出すように一定の角度
まで開き、これによって開閉蓋6の開き操作を容易に行
なうことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の開閉蓋の開き機構は、ばねの作用点と支持点
をプレーヤー本体側と開閉蓋側に特に設けなくてはなら
ないので、そのためのスペースを必要とし、これがデッ
ドスペースとなりプレーヤーの小型化を図る上での障害
となっていた。
【0011】本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、
簡単な構成で省スペースにて実現できる開閉蓋の開き機
構を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、記録媒体(ディスク)が挿入される挿入
口を有する筐体に対し挿入口を開閉する開閉蓋が取付け
られてなる構造において、上記開閉蓋を、筐体に軸支さ
れる外蓋と、この外蓋の内側に取付けられ、挿入口を密
閉する内蓋とにより構成し、この外蓋と内蓋との間に、
開閉蓋を開き方向に付勢する弾性手段を配してなるもの
である。そしてこの構成においては、弾性手段を外蓋の
軸支部に近い側に配すると共に、他側において内蓋を外
蓋に固定した構造とする。
【0013】
【作用】上記の如く構成される本発明による開閉蓋は、
筐体に軸支される外蓋と、密閉用の内蓋との間に弾性手
段を配したことにより、余分なスペースを要することな
く密閉性を有する開閉蓋の開き機構(ホップアップ機
構)を構成することができる。また、弾性手段を外蓋の
軸支部に近い側に配し、他側において内蓋を外蓋に固定
した構造により、少ない部品点数で開閉蓋を効率的にホ
ップアップさせることができる。
【0014】
【実施例】以下、図1〜図3を参照しながら本発明の実
施例について説明するに、前述した図4及び図5と対応
する部分には同一符号を付しその説明は省略する。
【0015】図1及び図2は本発明の最も好適な実施例
を示しており、即ちこの実施例では開閉蓋6はヒンジ部
7を介して筐体2の前面パネル3に軸支される外蓋20
と、この外蓋20の内側に取付けられる内蓋21とによ
り構成される。
【0016】外蓋20はABS等の樹脂材で成形されて
いるのに対し内蓋21はエラストマ等の弾性材で成形さ
れており、開閉蓋6を完全に閉じた状態ではこの内蓋2
1が前面パネル3の挿入口5の周囲部に密着し、これに
よって開閉蓋6と挿入口5の間が密閉され、防塵・防滴
効果(パッキン効果)が得られる。
【0017】内蓋21は外蓋20の遊端部側即ちヒンジ
部7と反対の端部側において螺子22によって外蓋20
に固定されており、このためヒンジ部7側の端部が外蓋
20から浮き上がることのできる構造となっている。
【0018】そしてこのヒンジ部7に近い側において外
蓋20と内蓋21の間には弾性手段としての圧縮コイル
ばね23が配設されており、開閉蓋6の開き状態(図
1)ではこの圧縮コイルばね23の力によって内蓋21
のヒンジ部7側の端部が外蓋20より所定量(1mm程
度)浮き上がっている。
【0019】尚、開閉蓋6の中央部においては外蓋20
と内蓋21に夫々互いに対向するようにフック状の係合
爪片24と25が突設されており、この係合爪片24と
25とが係合されることによって内蓋21の外蓋20か
らの浮き上がり量が規制される構造となされている。
【0020】このように構成される開閉蓋構造において
開閉蓋6を閉じたときには、パッキンとしての内蓋21
が前面パネル3の挿入口5の周囲部に密着し、このとき
開閉蓋6の開き時に浮き上がっていた内蓋21の端部は
圧縮コイルばね23の力に抗して引込み、即ち開閉蓋6
は前面パネル3との間で圧縮コイルばね23の力が作用
した状態で完全に閉じられ、ロックされることになる
(図2の状態)。
【0021】そしてこの開閉蓋6のロック状態からロッ
ク板8を外してロックを解除すると、上述した如き圧縮
コイルばね23による内蓋21の端部の浮き上がりによ
り開閉蓋6は手を掛け易い角度まで自動的に飛び出すよ
うに開き(ホップアップ)、後は手で直接開閉蓋6を前
方へ回動させることにより簡単に開けることができる。
【0022】特に本実施例の構成では開閉蓋6の回動支
点即ちヒンジ部7に近い部分に弾性手段としての圧縮コ
イルばね23を配し内蓋21の端部を浮き上がらせるよ
うにした構成であるため、内蓋21の端部の浮き上がり
量(1mm程度)に対しロック解除時の開閉蓋6の飛び
出し量(ホップアップ量)が大きく(15mm程度)、
このためより開閉蓋6の開き動作を行ない易く、また閉
じる際には自然に開閉蓋6を押す動作を誘引できる。
【0023】以上の構成から明らかなように本実施例の
開閉蓋は、筐体2の前面パネル3に軸支される外蓋20
とパッキンとしての内蓋21との間に弾性手段としての
圧縮コイルばね23を内蔵した構造であるため、従来の
ようにデッドスペースが存在することなく省スペースに
て密閉性のある開閉蓋の開き機構を構成できる。
【0024】尚、上記実施例では内蓋21をエラストマ
等の弾性材で成形してあるが、この内蓋21を外蓋20
と同じ樹脂材で成形してもよい。この場合、内蓋21は
パッキンとしての密閉効果は少ないが、上記実施例と同
様の開閉蓋の開き機構として有効に作用する。尚、この
ような構成においては内蓋21の螺子止め部に所定の遊
び(ガタ)を持たせる必要がある。
【0025】また、図3に示すように、弾性手段として
上記実施例の圧縮コイルばねに代えて内蓋21に一体に
弾性突片21aを突設し、その先端を外蓋20に当接さ
せることによって内蓋21の端部を浮き上がらせる構造
としてもよい。この場合、上記実施例に比して部品点数
を少なく構成できる利点がある。またこれとは逆に外蓋
20に弾性突片を一体に突設し、その先端を内蓋21に
当接させる構造としても同様の効果を得ることができ
る。
【0026】
【0027】
【0028】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこの実施例の構成に限ることなく他にも種
々の実施形態を採り得るものであることは勿論である。
また、本発明はオートチェンジャー式コンパクトディス
クプレーヤーに限ることなく、例えばカセットプレーヤ
ーやカメラ一体型VTR等、各種電子機器における記録
媒体の挿入部に広く適用可能であることは言うまでもな
い。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は、記録媒
体が挿入される挿入部を有する筐体に対し挿入部を開閉
する開閉蓋が取付けられてなる構造において、開閉蓋
を、筐体に軸支される外蓋と、この外蓋の内側に取付け
られ、挿入部を密閉する内蓋とにより構成し、この外蓋
と内蓋の間に開閉蓋を開き方向に付勢する弾性手段を配
して構成したことにより、従来のようにデッドスペース
が存在することなく省スペースにて密閉性のある開閉蓋
の開き機構(ホップアップ機構)を構成できる。また弾
性手段を外蓋の軸支部に近い側に配し、他側において内
蓋を外蓋に固定した構造により、少ない部品点数で開閉
蓋を効率的にホップアップさせることができる。さらに
弾性手段を外蓋または内蓋の一部で構成することによ
り、部品点数が削減されコストダウンを図る上で有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す斜視図で、開閉蓋が開いた状態で
ある。
【図2】同、縦断側面図で、開閉蓋を閉じた状態であ
る。
【図3】弾性手段を内蓋の一部で構成した開閉蓋の例の
縦断側面図である。
【図4】オートチェンジャー式コンパクトディスクプレ
ーヤーの外観図である。
【図5】従来例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
2 筐体 4 ディスクマガジン 5 挿入口 6 開閉蓋 7 ヒンジ部(軸支部) 8 ロック板 20 外蓋 21 内蓋 23 圧縮コイルばね(弾性手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が挿入される挿入部を有する筐
    体に対し上記挿入部を開閉する開閉蓋が取付けられてな
    る構造において、上記開閉蓋は上記筐体に軸支される外
    蓋と、この外蓋の内側に取付けられ、上記挿入部を密閉
    する内蓋とにより構成され、この外蓋と内蓋の間には開
    閉蓋を開き方向に付勢する弾性手段が配されてなり、こ
    の弾性手段は上記外蓋の軸支部に近い側に配されると共
    に、他側において上記内蓋を上記外蓋に固定してなる記
    録媒体挿入部における開閉蓋構造。
  2. 【請求項2】 上記弾性手段は上記外蓋または上記内蓋
    の一部で構成されてなる請求項1に記載の記録媒体挿入
    部における開閉蓋構造。
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