JPH0981422A - 障害解析システム - Google Patents

障害解析システム

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JPH0981422A
JPH0981422A JP8137886A JP13788696A JPH0981422A JP H0981422 A JPH0981422 A JP H0981422A JP 8137886 A JP8137886 A JP 8137886A JP 13788696 A JP13788696 A JP 13788696A JP H0981422 A JPH0981422 A JP H0981422A
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勉 春日
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 障害解析システムに関し、障害が発生したと
きダンプファイルに出力されたダンプデータに基づく障
害原因調査を効率化させる。 【構成】 障害解析システム13を起動すると、ダンプ
ファイル11中のダンプデータから各タスクのCPU資
源が読み取られてCPU資源状態保持部15に設定され
る。そして、資源状態切り替え制御部16によって参照
するCPU資源状態が自動的に切り替えられ、各タスク
におけるメモリの内容が表示される。資源状態ファイル
入出力制御部18は、解析終了時または中断時には、参
照されていたタスクのCPU資源状態を資源状態ファイ
ル12に保存し、調査再開時には、資源状態ファイル1
2から読み出したCPU資源状態をCPU資源状態保持
部15に再設定する。以上により、障害発生時に出力さ
れるダンプデータの解析に必要な作業時間が短縮され、
従来よりも迅速かつ効率的に障害原因を突き止めること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は障害解析システムに
係り、特に、マルチタスク制御を実現しているコンピュ
ータシステムでダンプデータの出力を伴う障害が発生し
た場合に行われる当該ダンプデータに基づく障害原因調
査をより効率化させるための障害解析システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、運用中のコンピュータシステ
ムでダンプデータの出力を伴う障害が発生した場合に行
われる当該ダンプデータに基づく障害原因調査では、障
害発生時点まで処理されていたデータの状態および処理
コードのそれぞれについて対応するメモリの内容を調べ
ることにより、直接的な障害原因となる箇所の絞り込み
を行っている。特に、マルチタスク制御を実現している
コンピュータシステムの場合、各々のタスクに関連する
データは、当該タスクに付随したCPU資源(PSW:
“Program Status Word”やレジスタ類など)の状態か
ら、当該データのメモリ上における所在が求められる仕
組みとなっている。
【0003】このため、障害原因調査を目的とする解析
者は、個々のタスクに関連するデータを具体的に解析す
る場合、ダンプファイルに蓄積されている上記ダンプデ
ータに基づき、他のすべての調査手順に先立って当該タ
スクに付随する固有のCPU資源の状態を調査し、メモ
リ上における当該データの所在を求めてその内容を参照
することにより、障害原因を突き止めていた(特開平3
−27452号公報記載の「プログラムデバツグ方式」
など)。すなわち、従来の障害原因調査では、障害発生
直前までマルチタスク制御によって同時並行的に実行さ
れていた複数のタスクの各々の管理下にあったメモリの
内容を参照する以前に、各々のタスクに付随したCPU
資源の状態をディスプレイ端末や印刷記録紙に出力され
たダンプデータを確認しながら解析者が手作業で調べて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ダ
ンプファイルに蓄積されているダンプデータに基づいて
解析者が障害原因調査を行おうとする場合、以下のよう
な問題点が発生する。
【0005】〔問題点〕各々のタスクの状態を把握し
ようとするときには、当該タスクそのものにより管理さ
れていたメモリの内容とともに、当該タスクにおけるC
PU資源の状態についても、解析者がその都度手作業で
調べなければならないため、1回の調査に多大な作業時
間が必要となってしまう。
【0006】〔問題点〕上記問題点のように、手作
業で調べたCPU資源の状態を保存しておくことについ
てはこれまで全く考慮されていなかったため、何らかの
理由で障害原因調査を中断した後に再開しようとすると
きには、以前に調べたCPU資源の状態について同様の
調査を再度行わなければならず、再調査に際しても上記
問題点と同様に多大な作業時間が必要となってしま
う。
【0007】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、マルチタスク制御を実現しているコンピュ
ータシステムで障害が発生したときに出力され、ダンプ
ファイルに蓄積されたダンプデータに基づく障害原因調
査に必要な作業時間の短縮を図り、従来よりも迅速かつ
効率的に障害原因を突き止めることのできる障害解析シ
ステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の障害解析システムは、メモリを共用する複
数のプログラム単位をそれぞれタスクとして同時に実行
させるマルチタスク制御を実現しているコンピュータシ
ステムの運用中に障害が発生したとき、前記障害の発生
時点におけるシステムの状態を示すダンプデータをダン
プファイルに出力するコンピュータシステムにおいて、
ダンプファイル読み取り制御部,メモリおよび資源
状態表示部を設ける構成としたものである。また、上記
に加えて、CPU資源状態保持部,資源状態切
り替え制御部を設ける構成としたものである。そしてさ
らに、上記に加えて、資源状態ファイル入出
力制御部を設ける構成としたものである。なお、上記
〜における機能は、それぞれ以下の通りである。
【0009】〔ダンプファイル読み取り制御部〕前記
障害の発生時点に実行されていた特定のタスクに付随す
る各種のCPU資源および当該タスクの制御下にあった
メモリ内容を前記ダンプファイルから読み取る。
【0010】〔メモリおよび資源状態表示部〕前記ダ
ンプファイル読み取り制御部が読み取ったCPU資源お
よびメモリ内容を表示させる。
【0011】〔CPU資源状態保持部〕各々のタスク
ごとのCPU資源の状態を保持する。
【0012】〔資源状態切り替え制御部〕前記ダンプ
ファイル読み取り制御部が前記ダンプファイルから新た
に読み取ったCPU資源およびメモリ内容に基づき、当
該CPU資源の状態を前記CPU資源状態保持部に設定
するとともに、前記メモリおよび資源状態表示部に表示
させるCPU資源およびメモリ内容を切り替える。
【0013】〔資源状態ファイル入出力制御部〕次の
処理(a)(b)のいずれかを行う。
【0014】(a) 前記CPU資源状態保持部に保持され
ている前記障害に関するすべてのCPU資源の状態を資
源状態ファイルに出力する。
【0015】(b) 前記資源状態ファイルから特定の障害
に関するすべてのCPU資源の状態を入力して前記CP
U資源状態保持部に再設定する。
【0016】上記構成に基づく作用を説明する。
【0017】本発明の障害解析システムは、メモリを共
用する複数のプログラム単位をそれぞれタスクとして同
時に実行させるマルチタスク制御を実現しているコンピ
ュータシステムの運用中に障害が発生したとき、前記障
害の発生時点におけるシステムの状態を示すダンプデー
タをダンプファイルに出力するコンピュータシステムに
おいて、ダンプファイル読み取り制御部,メモリお
よび資源状態表示部を設ける構成としたことにより、前
記障害の発生時点に実行されていた各々のタスクにおけ
るCPU資源の状態をその都度手作業で調べる必要がな
くなるので、障害発生時に出力されてダンプファイルに
蓄積されたダンプデータの内容を調査するために必要な
作業時間が短縮し、従来よりも迅速かつ効率的に障害原
因を突き止めることができる。
【0018】また、上記に加えて、CPU資源状
態保持部,資源状態切り替え制御部を設ける構成とし
たことにより、従前にメモリの内容を調査したタスクに
ついて再度メモリの内容を調査する必要があった場合、
CPU資源状態保持部を参照することで当該タスクにお
けるCPU資源の状態に関する情報などをすぐに求める
ことが可能となるので、上記構成よりもさらに迅速かつ
効率的に障害原因を突き止めることができる。
【0019】そしてさらに、上記に加えて、
資源状態ファイル入出力制御部を設ける構成としたこと
により、何らかの理由で障害原因調査を中断した後に再
開しようとする場合でも、中断時点までのCPU資源状
態保持部を再現して障害原因調査を続行することが可能
となるので、上記構成と同様、作業を中断したか否かと
は無関係に迅速かつ効率的に障害原因を突き止めること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の障害解析システム
の一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の障害解析システムの一実
施形態の構成を示すブロック図である。同図中、11は
障害発生時点におけるシステムの状態を示すダンプデー
タを蓄積しておくためのダンプファイル,12は後述す
るCPU資源の内容を各々の障害ごとに蓄積しておくた
めの資源状態ファイル,13は本発明の障害解析システ
ム,19はディスプレイ端末である。そして、障害解析
システム13は、メモリおよび資源状態表示部14,C
PU資源状態保持部15,資源状態切り替え制御部1
6,ダンプファイル読み取り制御部17,資源状態ファ
イル入出力制御部18によって構成されている。
【0022】図1において、障害解析システム13を起
動させると、ダンプファイル読み取り制御部17は、ダ
ンプファイル11に蓄積されているダンプデータに基づ
き、障害発生時点に実行されていた特定のタスクに付随
するCPU資源(PSW,汎用レジスタ,制御レジス
タ)を調べ、得られたCPU資源状態を資源状態切り替
え制御部16がCPU資源状態保持部15に自動設定す
る。解析者は、メモリおよび資源状態表示部14が表示
したメモリおよびCPU資源の状態を、ディスプレイ端
末19により参照する。別のタスクの状態を調査する場
合は、ダンプファイル11に記録されているタスクの一
覧をディスプレイ端末19に表示させて、この中から調
査対象のタスクを選択する。資源状態切り替え制御部1
6は、上記と同様に選択されたタスクに付随するCPU
資源を調べて、得られたCPU資源状態に基づいてCP
U資源状態保持部15の設定を自動的に切り替える。こ
のとき、メモリおよび資源状態表示部14は、切り替え
られたCPU資源の状態を元にアドレスを計算し直し
て、新たにダンプファイル読み取り制御部17を通じて
ダンプファイル11から該当するメモリ内容を読み取
り、ディスプレイ端末19に表示する。障害解析システ
ム13を終了させる場合は、資源状態ファイル入出力制
御部18が、それまでに参照したタスクに付随するCP
U資源状態のすべてを、資源状態ファイル12に出力お
よび格納する。格納されたCPU資源状態は、障害解析
システム13を改めて起動したとき、資源状態ファイル
入出力制御部18によって資源状態ファイル12からす
べて入力されてCPU資源状態保持部15に再設定され
る。そして、格納されていたCPU資源状態のうち、最
後に参照されていたCPU資源状態が資源状態切り替え
制御部16によってCPU資源状態保持部15に自動的
に設定される。
【0023】次に、ダンプデータから得られる複数種類
のCPU資源を各々のタスクごとに管理するためのレコ
ードの形式について説明する。
【0024】図2は、図1のシステムでそれぞれのタス
クごとに管理されるCPU資源レコードの形式の一例を
示す図である。同図において、メモリの内容を参照する
際に必要となるCPU資源21の具体的な内容として
は、PSW,汎用レジスタNo.0〜15,制御レジスタNo.0
〜15がある。本実施形態では、このCPU資源21のそ
れぞれについて対応するタスクに固有の管理名称を付加
したものを一単位の管理対象すなわちレコードとして、
複数のタスクに対応するCPU資源を複数のレコードに
よって管理する。
【0025】図3は、図1中のCPU資源状態保持部1
5に保持される情報と資源状態ファイル12に格納され
る情報との対応関係を示す図である。同図中、障害解析
システム13内のCPU資源状態保持部15は、これま
でに調査対象として参照されてきた各々のタスクに付随
するCPU資源を、資源数32,参照中資源名33,C
PU資源リスト34により、一括的に管理する。一方、
障害解析システム13の外部に設けられる資源状態ファ
イル12には、解析作業中の障害に固有の資源数37
(調査対象として参照されてきた各々のタスクに付随す
るCPU資源の総数),最終参照資源名38(障害解析
システム13を終了させる直前まで参照されていたタス
ク名),CPU資源リスト39(調査対象として参照さ
れてきた各々のタスクに付随するCPU資源の具体的な
内容)が、障害解析システム13の動作終了時に格納さ
れる。
【0026】資源状態ファイル12が存在していない状
態のときに障害が発生し、これによって障害解析システ
ム13が起動されると、障害の発生時点に実行されてい
た付随するCPU資源がCPU資源レコード21として
CPU資源リスト34に追加されるとともに、資源数3
2の初期値には“1”が、参照中資源名33には当該タ
スクに対応するCPU資源レコード21に固有の管理名
称が、それぞれ設定される。そして、解析者が参照する
タスクを切り替えたとき、切り替えられたタスクに対応
するCPU資源レコード21がCPU資源リスト34に
新たに追加されるとともに、資源数32の値が加算(+
1)され、参照中資源名33に当該タスクに付随するC
PU資源の管理名称が設定される。以上のように設定さ
れたCPU資源状態保持部15におけるすべての内容
は、障害解析システム13の動作終了時に資源状態ファ
イル12に出力および格納される。
【0027】一方、資源状態ファイル12が存在してい
る状態のときに障害が発生し、これによって障害解析シ
ステム13が起動されると、資源状態ファイル12の内
容がCPU資源状態保持部15に複写されるとともに、
参照中資源名33に資源状態ファイル12中の最終参照
資源名38が設定されるので、調査を中断した時点にお
けるCPU資源状態を完全に復元することができる。
【0028】図4は、図1のシステムを用いた障害原因
調査の手順を示すフローチャートである。図4におい
て、障害解析システム13を起動して障害解析を開始し
たとき(ステップ401)、資源状態ファイル12が存
在する場合には(ステップ402=YES)、資源状態
ファイル12に格納されているCPU資源状態を読み出
して(ステップ403)、その内容をメモリ中のCPU
資源状態保持部15に設定する(ステップ405)。一
方、資源状態ファイル12が存在しない場合には(ステ
ップ402=NO)、ダンプファイル11内の障害が発
生したタスクに付随するCPU資源を読み取って(ステ
ップ404)、その内容をメモリ中のCPU資源状態保
持部15に設定する(ステップ405)。
【0029】解析者は、現在参照中のタスクのメモリ内
容をディスプレイ装置19に表示させて(ステップ41
1)、障害の原因調査に必要な解析を行う。別のタスク
を参照しようとする場合(ステップ407=YES)、
タスク一覧を表示させて参照したいタスクを選択する
(ステップ408)。そして、選択されたタスクがこれ
までに一度でも参照したタスクであれば(ステップ40
9=YES)、当該タスクに付随するCPU資源状態は
すでにCPU資源状態保持部15中のCPU資源リスト
34に存在するので、参照中資源名33に当該タスクに
付随するCPU資源状態を特定する管理名称を設定する
ことにより、表示するCPU資源状態の切り替えを行う
(ステップ405)。選択されたタスクがこれまでに全
く参照していないタスクであれば(ステップ409=N
O)、ダンプファイル11から当該タスクに付随するC
PU資源を読み取って(ステップ404)、得られたC
PU資源状態をCPU資源状態保持部15中のCPU資
源リスト34に新たに追加した後、参照中資源名33に
当該タスクに付随するCPU資源状態を特定する管理名
称を設定することにより、参照対象とするタスクを切り
替える(ステップ405)。
【0030】解析者は、ステップ404〜411の手順
を繰り返すことにより、障害原因調査に必要な障害解析
作業を行う。障害解析作業を終了または中断する場合
(ステップ406=YES)、CPU資源状態保持部1
5に設定されているCPU資源状態の内容のすべてを、
資源状態ファイル12に書き込んで保存する(ステップ
412)。これにより、後日改めて原因調査を開始する
とき、保存しておいたCPU資源状態をそのまま利用す
ることができる。
【0031】図5は図1に示したシステムにおけるディ
スプレイ上の表示イメージを示す図である。図5におい
て、参照アドレス指定領域およびCPU資源名入力領域
53に参照したいアドレスを入力すると、入力したアド
レス付近のメモリ内容がメモリ内容表示イメージ52に
表示される。また、参照アドレス指定領域およびCPU
資源名入力領域53に切り替えたいタスクのCPU資源
名を入力すると、CPU資源状態表示イメージ51に一
覧として表示されているCPU資源の中から選択された
CPU資源の状態に切り替わるとともに、メモリ内容表
示イメージ52に表示されるメモリ内容も、選択された
CPU資源を元に求められたアドレスのメモリ内容に自
動的に更新される。これにより、解析者は、選択された
CPU資源の状態から参照したいアドレスを計算し直す
ことなくメモリ内容を参照することができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の障
害解析システムによれば、メモリを共用する複数のプロ
グラム単位をそれぞれタスクとして同時に実行させるマ
ルチタスク制御を実現しているコンピュータシステムの
運用中に障害が発生したとき、前記障害の発生時点にお
けるシステムの状態を示すダンプデータをダンプファイ
ルに出力するコンピュータシステムにおいて、ダンプ
ファイル読み取り制御部,メモリおよび資源状態表示
部を設ける構成としたことにより、前記障害の発生時点
に実行されていた各々のタスクにおけるCPU資源の状
態をその都度手作業で調べる必要がなくなるので、障害
発生時に出力されてダンプファイルに蓄積されたダンプ
データの内容を調査するために必要な作業時間が短縮
し、従来よりも迅速かつ効率的に障害原因を突き止める
ことができるという効果が得られる。
【0033】また、上記に加えて、CPU資源状
態保持部,資源状態切り替え制御部を設ける構成とし
たことにより、従前にメモリの内容を調査したタスクに
ついて再度メモリの内容を調査する必要があった場合、
CPU資源状態保持部を参照することで当該タスクにお
けるCPU資源の状態に関する情報などをすぐに求める
ことが可能となるので、上記構成よりもさらに迅速かつ
効率的に障害原因を突き止めることができるという効果
が得られる。
【0034】そしてさらに、上記に加えて、
資源状態ファイル入出力制御部を設ける構成としたこと
により、何らかの理由で障害原因調査を中断した後に再
開しようとする場合でも、中断時点までのCPU資源状
態保持部を再現して障害原因調査を続行することが可能
となるので、上記構成と同様、作業を中断したか否かと
は無関係に迅速かつ効率的に障害原因を突き止めること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の障害解析システムの一実施形態の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1のシステムでそれぞれのタスクごとに管理
されるCPU資源レコードの形式の一例を示す図であ
る。
【図3】図1中のCPU資源状態保持部に保持される情
報と資源状態ファイルに格納される情報との対応関係を
示す図である。
【図4】図1のシステムを用いた障害原因調査の手順を
示すフローチャートである。
【図5】図1のシステムを用いた一実施形態におけるデ
ィスプレイ上の表示イメージの例を示す図である。
【符号の説明】
11 ダンプファイル 12 資源状態ファイル 13 障害解析システム 14 メモリおよび資源状態表示部 15 CPU資源状態保持部 16 資源状態切り替え制御部 17 ダンプファイル読み取り制御部 18 資源状態ファイル入出力制御部 19 ディスプレイ端末 21 CPU資源レコード 32,37 資源数 33 参照中資源名 34,39 CPU資源リスト 38 最終参照資源名 51 CPU資源状態表示イメージ 52 メモリ内容表示イメージ 53 参照アドレス指定領域およびCPU資源名入力領
フロントページの続き (72)発明者 安西 悦郎 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリを共用する複数のプログラム単位
    をそれぞれタスクとして同時に実行させるマルチタスク
    制御を実現しているコンピュータシステムの運用中に障
    害が発生したとき、前記障害の発生時点におけるシステ
    ムの状態を示すダンプデータをダンプファイルに出力す
    るコンピュータシステムにおいて、 前記障害の発生時点に実行されていた特定のタスクに付
    随する各種のCPU資源および当該タスクの制御下にあ
    ったメモリ内容を前記ダンプファイルから読み取るダン
    プファイル読み取り制御部と、 前記ダンプファイル読み取り制御部が読み取ったCPU
    資源およびメモリ内容を表示させるメモリおよび資源状
    態表示部と、を設ける構成としたことを特徴とする障害
    解析システム。
  2. 【請求項2】 各々のタスクごとのCPU資源の状態を
    保持するCPU資源状態保持部と、 前記ダンプファイル読み取り制御部が前記ダンプファイ
    ルから新たに読み取ったCPU資源およびメモリ内容に
    基づき、当該CPU資源の状態を前記CPU資源状態保
    持部に設定するとともに、前記メモリおよび資源状態表
    示部に表示させるCPU資源およびメモリ内容を切り替
    える資源状態切り替え制御部と、を設ける構成としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の障害解析システム。
  3. 【請求項3】 前記CPU資源状態保持部に保持されて
    いる前記障害に関するすべてのCPU資源の状態を資源
    状態ファイルに出力し、前記資源状態ファイルから特定
    の障害に関するすべてのCPU資源の状態を入力して前
    記CPU資源状態保持部に再設定する資源状態ファイル
    入出力制御部を設ける構成としたことを特徴とする請求
    項2記載の障害解析システム。
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