JPH0981233A - 監視制御支援装置 - Google Patents
監視制御支援装置Info
- Publication number
- JPH0981233A JPH0981233A JP23853795A JP23853795A JPH0981233A JP H0981233 A JPH0981233 A JP H0981233A JP 23853795 A JP23853795 A JP 23853795A JP 23853795 A JP23853795 A JP 23853795A JP H0981233 A JPH0981233 A JP H0981233A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- log
- monitoring
- unit
- time
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラントの現在の稼働状態を表示すると同時
に、プラントの過去の稼働状態を再生することができな
い。 【解決手段】 利用者からの指示により、監視ログ記録
部24で監視映像データ、監視音データおよび監視セン
サーデータを、一定時間間隔毎にログとして記録すると
ともに、異常発生時に一定時間分のデータをログとして
記録して、それを監視映像ログ蓄積部25、監視音ログ
蓄積部26、監視センサーログ蓄積部27にそれぞれ蓄
積し、マンマシンインタフェース部30を介して、それ
らのデータを監視ログ再生部28で表示することで過去
に蓄積されたログを再生し、さらに現時点でのそれら各
データを監視データ表示部29で表示する。
に、プラントの過去の稼働状態を再生することができな
い。 【解決手段】 利用者からの指示により、監視ログ記録
部24で監視映像データ、監視音データおよび監視セン
サーデータを、一定時間間隔毎にログとして記録すると
ともに、異常発生時に一定時間分のデータをログとして
記録して、それを監視映像ログ蓄積部25、監視音ログ
蓄積部26、監視センサーログ蓄積部27にそれぞれ蓄
積し、マンマシンインタフェース部30を介して、それ
らのデータを監視ログ再生部28で表示することで過去
に蓄積されたログを再生し、さらに現時点でのそれら各
データを監視データ表示部29で表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば上下水道
のプラントを初めとする各種プラントの監視制御を、監
視映像、監視音、さらには監視センサーの値などのマル
チメディア情報を総合的に用いて支援する監視制御支援
装置に関するものである。
のプラントを初めとする各種プラントの監視制御を、監
視映像、監視音、さらには監視センサーの値などのマル
チメディア情報を総合的に用いて支援する監視制御支援
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、マルチメディア情報を用いて
プラントの監視を支援する監視制御支援装置としては各
種のものが提案されてきている。図21は特開平6−2
89927号公報に示された、そのような従来の監視制
御支援装置の一例を示すブロック図である。図におい
て、1はプラント現場の状況を映像で監視するために設
置された工業用テレビカメラ(以下、ITVカメラとい
う)などの監視カメラによる映像撮像手段であり、2は
プラント現場の状況を音で監視するために設置されたマ
イクロホンなどによる集音手段であり、3はプラントに
関するプロセスデータの入出力の制御を行なうプロセス
データコントローラである。4はこれら映像撮像手段1
から入力されるプラント監視映像、集音手段2から入力
される監視音、プロセスデータコントローラ3から入力
されるプロセスデータなどの処理を行う計算機であり、
5はこの計算機4から出力される映像信号が表示される
マルチウインドウディスプレイなどによる表示手段、6
は計算機4から出力される音信号が再生されるスピーカ
ーなどによる発音手段である。
プラントの監視を支援する監視制御支援装置としては各
種のものが提案されてきている。図21は特開平6−2
89927号公報に示された、そのような従来の監視制
御支援装置の一例を示すブロック図である。図におい
て、1はプラント現場の状況を映像で監視するために設
置された工業用テレビカメラ(以下、ITVカメラとい
う)などの監視カメラによる映像撮像手段であり、2は
プラント現場の状況を音で監視するために設置されたマ
イクロホンなどによる集音手段であり、3はプラントに
関するプロセスデータの入出力の制御を行なうプロセス
データコントローラである。4はこれら映像撮像手段1
から入力されるプラント監視映像、集音手段2から入力
される監視音、プロセスデータコントローラ3から入力
されるプロセスデータなどの処理を行う計算機であり、
5はこの計算機4から出力される映像信号が表示される
マルチウインドウディスプレイなどによる表示手段、6
は計算機4から出力される音信号が再生されるスピーカ
ーなどによる発音手段である。
【0003】また、計算機4内において、11は当該計
算機4の全体制御を行う中央演算処理装置(以下CPU
という)であり、12はCPU11が処理動作時にデー
タの記憶に用いる主記憶装置、13は主記憶装置12内
のデータを一時退避するための補助記憶装置である。1
4は映像撮像手段1より入力された監視映像信号のCP
U11への入力、および当該信号の表示手段5の画面上
への表示の制御、さらにはCPU11から出力された各
種データの表示手段5の画面上への表示の制御を行う画
像処理装置である。15は集音手段2より入力された監
視音信号のCPU11への入力、および当該信号の発音
手段6での再生の制御、さらにはCPU11から出力さ
れた音信号の発音手段6での再生の制御を行う音声処理
装置である。16はプロセスデータコントローラ3より
入力されたプロセスデータのCPU11への入力、およ
びCPU11で処理されたプロセスデータのプロセスデ
ータコントローラ3への出力の制御を行うプロセスデー
タ入出力部である。
算機4の全体制御を行う中央演算処理装置(以下CPU
という)であり、12はCPU11が処理動作時にデー
タの記憶に用いる主記憶装置、13は主記憶装置12内
のデータを一時退避するための補助記憶装置である。1
4は映像撮像手段1より入力された監視映像信号のCP
U11への入力、および当該信号の表示手段5の画面上
への表示の制御、さらにはCPU11から出力された各
種データの表示手段5の画面上への表示の制御を行う画
像処理装置である。15は集音手段2より入力された監
視音信号のCPU11への入力、および当該信号の発音
手段6での再生の制御、さらにはCPU11から出力さ
れた音信号の発音手段6での再生の制御を行う音声処理
装置である。16はプロセスデータコントローラ3より
入力されたプロセスデータのCPU11への入力、およ
びCPU11で処理されたプロセスデータのプロセスデ
ータコントローラ3への出力の制御を行うプロセスデー
タ入出力部である。
【0004】次に動作について説明する。プラント状態
を監視するため、映像撮像手段1にてプラント現場の状
況を撮像し、集音手段2にてプラント現場の音を録音し
ている。この映像撮像手段1で撮影された監視映像信号
は画像処理装置14に入力されて、表示手段5の画面上
に表示されるとともに、CPU11にも入力されて主記
憶装置12に記憶される。また、集音手段2で録音され
た監視音信号は音声処理装置15に入力されて、発音手
段6により再生されるとともに、CPU11にも入力さ
れて主記憶装置12に記憶される。一方、プロセスデー
タコントローラ3から送られてきたプロセスデータは、
プロセスデータ入出力部16に入力されてCPU11に
送られ、画像処理装置14を介して表示手段5の画面上
に表示されるとともに、主記憶装置12に記憶される。
を監視するため、映像撮像手段1にてプラント現場の状
況を撮像し、集音手段2にてプラント現場の音を録音し
ている。この映像撮像手段1で撮影された監視映像信号
は画像処理装置14に入力されて、表示手段5の画面上
に表示されるとともに、CPU11にも入力されて主記
憶装置12に記憶される。また、集音手段2で録音され
た監視音信号は音声処理装置15に入力されて、発音手
段6により再生されるとともに、CPU11にも入力さ
れて主記憶装置12に記憶される。一方、プロセスデー
タコントローラ3から送られてきたプロセスデータは、
プロセスデータ入出力部16に入力されてCPU11に
送られ、画像処理装置14を介して表示手段5の画面上
に表示されるとともに、主記憶装置12に記憶される。
【0005】ここで、監視対象に異常が検出されると、
CPU11は主記憶装置12に記憶されている各種デー
タの中から、異常検出前後のデータを取り出してそれを
補助記憶装置13に退避させる。次に、その退避したデ
ータを画像処理装置14と音声処理装置15に送り、互
いに同期をとりながら表示手段5に画面表示するととも
に、発音手段6にて再生する。利用者であるプラントの
操作員はこの表示手段5に画面表示されたデータを参照
することによって、異常の原因の解析を容易に行うこと
ができる。なお、異常が検出された場合には、発音手段
6を介して音により異常発生を通知するので、操作員は
表示手段5を常時監視している必要はない。また、主記
憶装置12にすでに記憶されている最新のプロセスデー
タと、新規に入力されてくるプロセスデータが同一でな
い場合にのみ、新規に入力されるプロセスデータを記憶
するので、蓄積するべきデータの容量が少量ですむ。
CPU11は主記憶装置12に記憶されている各種デー
タの中から、異常検出前後のデータを取り出してそれを
補助記憶装置13に退避させる。次に、その退避したデ
ータを画像処理装置14と音声処理装置15に送り、互
いに同期をとりながら表示手段5に画面表示するととも
に、発音手段6にて再生する。利用者であるプラントの
操作員はこの表示手段5に画面表示されたデータを参照
することによって、異常の原因の解析を容易に行うこと
ができる。なお、異常が検出された場合には、発音手段
6を介して音により異常発生を通知するので、操作員は
表示手段5を常時監視している必要はない。また、主記
憶装置12にすでに記憶されている最新のプロセスデー
タと、新規に入力されてくるプロセスデータが同一でな
い場合にのみ、新規に入力されるプロセスデータを記憶
するので、蓄積するべきデータの容量が少量ですむ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の監視制御支援装
置は以上のように構成されているので、以下に述べるよ
うな種々の課題があった。 (1)プラントの操作員などの利用者は、過去の運転履
歴や過去のプラント状態を参考にしつつプラントの運転
を行なっており、その際に、監視センサーの値や監視映
像や監視音を用いて、プラントの現在の稼働状態を表示
すると同時に、プラントの過去の稼働状態を再生するこ
とができれば、プラント運転をより強力に支援できる。
しかしながら、従来の監視制御支援装置では監視センサ
ーの値や監視映像や監視音を用いているものの、監視制
御対象のプラントの現状を表示すること、および異常発
生時のプラントの状態を再生することを行なうのみで、
プラントの過去の稼働状態を再生することができない。 (2)プラント監視制御業務ではプラントの過去の稼働
状態として、異常発生時のみならず、日報や月報等の平
常時のプラントの稼働状態の定期的サンプルデータも再
生する必要がある。しかしながら、従来の監視制御支援
装置では、記録するデータとして監視センサーや監視映
像や監視音を対象としているものの、異常が発生した時
のみにデータを記録しているので、後で再生できる状況
も異常発生時のもののみとなり、プラントの過去の稼働
状態として、プラントの稼働状態の定期的サンプルデー
タを再生することができない。 (3)従来の監視制御支援装置は、記録した異常発生時
のデータを蓄積するのみであり、蓄積されたデータと発
生した異常との関連付けがなされていない。従って、後
で異常発生時の状況を再生する際に、どの異常を再生す
るのかを指定することが困難となる。 (4)従来の監視制御支援装置は、異常発生時のデータ
を再生する際、記録開始時刻から再生するだけである。
従って、記録時間長が長い場合や、利用者が注意して観
察したいシーンが記録全体の中で点在する場合でも、利
用者は最初から再生シーンを見続ける必要があり、プラ
ント操作員などの利用者に負担をかけることとなる。
置は以上のように構成されているので、以下に述べるよ
うな種々の課題があった。 (1)プラントの操作員などの利用者は、過去の運転履
歴や過去のプラント状態を参考にしつつプラントの運転
を行なっており、その際に、監視センサーの値や監視映
像や監視音を用いて、プラントの現在の稼働状態を表示
すると同時に、プラントの過去の稼働状態を再生するこ
とができれば、プラント運転をより強力に支援できる。
しかしながら、従来の監視制御支援装置では監視センサ
ーの値や監視映像や監視音を用いているものの、監視制
御対象のプラントの現状を表示すること、および異常発
生時のプラントの状態を再生することを行なうのみで、
プラントの過去の稼働状態を再生することができない。 (2)プラント監視制御業務ではプラントの過去の稼働
状態として、異常発生時のみならず、日報や月報等の平
常時のプラントの稼働状態の定期的サンプルデータも再
生する必要がある。しかしながら、従来の監視制御支援
装置では、記録するデータとして監視センサーや監視映
像や監視音を対象としているものの、異常が発生した時
のみにデータを記録しているので、後で再生できる状況
も異常発生時のもののみとなり、プラントの過去の稼働
状態として、プラントの稼働状態の定期的サンプルデー
タを再生することができない。 (3)従来の監視制御支援装置は、記録した異常発生時
のデータを蓄積するのみであり、蓄積されたデータと発
生した異常との関連付けがなされていない。従って、後
で異常発生時の状況を再生する際に、どの異常を再生す
るのかを指定することが困難となる。 (4)従来の監視制御支援装置は、異常発生時のデータ
を再生する際、記録開始時刻から再生するだけである。
従って、記録時間長が長い場合や、利用者が注意して観
察したいシーンが記録全体の中で点在する場合でも、利
用者は最初から再生シーンを見続ける必要があり、プラ
ント操作員などの利用者に負担をかけることとなる。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、監視センサー値や監視映像や監視
音を用いて、プラントの現在の稼働状態を表示すると同
時に、プラントの過去の稼働状態を再生することができ
る監視制御支援装置を得ることを目的とする。
めになされたもので、監視センサー値や監視映像や監視
音を用いて、プラントの現在の稼働状態を表示すると同
時に、プラントの過去の稼働状態を再生することができ
る監視制御支援装置を得ることを目的とする。
【0008】また、この発明は、プラントの過去の稼働
状態として、異常発生時ばかりでなく、平常時での稼働
状態も記録して再生することができる監視制御支援装置
を得ることを目的とする。
状態として、異常発生時ばかりでなく、平常時での稼働
状態も記録して再生することができる監視制御支援装置
を得ることを目的とする。
【0009】また、この発明は、蓄積されたデータと蓄
積した時や蓄積した理由との間に関連付けを行なうこと
により、後でプラントの過去の稼働状態を再生する際
に、どの稼働状態を再生するのかを指定することが容易
な監視制御支援装置を得ることを目的とする。
積した時や蓄積した理由との間に関連付けを行なうこと
により、後でプラントの過去の稼働状態を再生する際
に、どの稼働状態を再生するのかを指定することが容易
な監視制御支援装置を得ることを目的とする。
【0010】更に、この発明は、プラントの過去の稼働
状態を再生する際、どの時点を再生するかを柔軟に指定
することができる方式を提供する監視制御支援装置を得
ることを目的とする。
状態を再生する際、どの時点を再生するかを柔軟に指定
することができる方式を提供する監視制御支援装置を得
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る監視制御支援装置は、映像符号化部でプラント監視映
像をディジタル符号に変換して監視映像データを作成
し、音符号化部で監視音をディジタル符号に変換して監
視音データを作成し、センサーデータ入力部でプラント
状態を表すセンサー値を取り込んで監視センサーデータ
を作成する。監視ログ記録部ではこれらのデータをログ
として記録するとともに、監視対象に異常が発生した場
合には一定時間分のデータをログとして記録し、記録さ
れた監視映像データを監視映像ログ蓄積部に、監視音デ
ータを監視音ログ蓄積部に、監視センサーデータを監視
センサーログ蓄積部にそれぞれ書き込む。この蓄積され
た監視映像データ、監視音データおよび監視センサーデ
ータを、マンマシンインタフェース部を介して監視ログ
再生部で表示することにより過去に蓄積されたログを再
生し、さらに現時点での監視映像データ、監視音データ
および監視センサーデータを、マンマシンインタフェー
ス部を介して監視データ表示部で表示することにより、
現時点のプラントの状態を表示するようにしたものであ
る。
る監視制御支援装置は、映像符号化部でプラント監視映
像をディジタル符号に変換して監視映像データを作成
し、音符号化部で監視音をディジタル符号に変換して監
視音データを作成し、センサーデータ入力部でプラント
状態を表すセンサー値を取り込んで監視センサーデータ
を作成する。監視ログ記録部ではこれらのデータをログ
として記録するとともに、監視対象に異常が発生した場
合には一定時間分のデータをログとして記録し、記録さ
れた監視映像データを監視映像ログ蓄積部に、監視音デ
ータを監視音ログ蓄積部に、監視センサーデータを監視
センサーログ蓄積部にそれぞれ書き込む。この蓄積され
た監視映像データ、監視音データおよび監視センサーデ
ータを、マンマシンインタフェース部を介して監視ログ
再生部で表示することにより過去に蓄積されたログを再
生し、さらに現時点での監視映像データ、監視音データ
および監視センサーデータを、マンマシンインタフェー
ス部を介して監視データ表示部で表示することにより、
現時点のプラントの状態を表示するようにしたものであ
る。
【0012】請求項2記載の発明に係る監視制御支援装
置は、異常状態定義部、平常状態時ログ記録部、異常状
態時ログ記録部、ログインデクス蓄積部、およびログ記
録管理部によって監視ログ記録部を構成し、異常状態定
義部で監視センサーデータの値を用いて異常を定義し、
平常状態時ログ記録部で、監視映像データおよび監視音
データを一定時間間隔毎に一定時間分記録して、監視映
像ログ蓄積部および監視音ログ蓄積部に書き込むととも
に、監視センサーデータを一定時間間隔毎にログとして
記録して監視センサーログ蓄積部に書き込み、異常状態
時ログ記録部で異常発生時に、監視映像データおよび監
視音データを一定時間分ログとして記録して、監視映像
ログ蓄積部および監視音ログ蓄積部に書き込むととも
に、監視センサーデータをログとして記録して監視セン
サーログ蓄積部に書き込む。そして、ログ記録管理部
で、利用者からの指示に従って平常状態時ログ記録部を
起動することにより平常時のログを蓄積するとともに、
異常状態定義部を参照しながら現時点での監視センサー
データを観測し、異常が発生した時に異常状態時ログ記
録部を起動することにより異常発生時のログを蓄積し、
平常時のログと異常発生時のログの記録日、記録開始時
刻、記録終了時刻および異常発生時刻をログインデクス
蓄積部に書き込むようにしたものである。
置は、異常状態定義部、平常状態時ログ記録部、異常状
態時ログ記録部、ログインデクス蓄積部、およびログ記
録管理部によって監視ログ記録部を構成し、異常状態定
義部で監視センサーデータの値を用いて異常を定義し、
平常状態時ログ記録部で、監視映像データおよび監視音
データを一定時間間隔毎に一定時間分記録して、監視映
像ログ蓄積部および監視音ログ蓄積部に書き込むととも
に、監視センサーデータを一定時間間隔毎にログとして
記録して監視センサーログ蓄積部に書き込み、異常状態
時ログ記録部で異常発生時に、監視映像データおよび監
視音データを一定時間分ログとして記録して、監視映像
ログ蓄積部および監視音ログ蓄積部に書き込むととも
に、監視センサーデータをログとして記録して監視セン
サーログ蓄積部に書き込む。そして、ログ記録管理部
で、利用者からの指示に従って平常状態時ログ記録部を
起動することにより平常時のログを蓄積するとともに、
異常状態定義部を参照しながら現時点での監視センサー
データを観測し、異常が発生した時に異常状態時ログ記
録部を起動することにより異常発生時のログを蓄積し、
平常時のログと異常発生時のログの記録日、記録開始時
刻、記録終了時刻および異常発生時刻をログインデクス
蓄積部に書き込むようにしたものである。
【0013】請求項3記載の発明に係る監視制御支援装
置は、再生ログ選択部と再生ログ表示部とによって監視
ログ再生部を構成し、今までに蓄積されたログの中から
どのログを再生するかを再生ログ選択部で選択し、選択
されたログに関する監視映像データ、監視音データおよ
び監視センサーデータを、再生ログ表示部で監視映像ロ
グ蓄積部、監視音ログ蓄積部および監視センサーログ蓄
積部からそれぞれ検索して、互いに同期をとりながらロ
グの再生を行うようにしたものである。
置は、再生ログ選択部と再生ログ表示部とによって監視
ログ再生部を構成し、今までに蓄積されたログの中から
どのログを再生するかを再生ログ選択部で選択し、選択
されたログに関する監視映像データ、監視音データおよ
び監視センサーデータを、再生ログ表示部で監視映像ロ
グ蓄積部、監視音ログ蓄積部および監視センサーログ蓄
積部からそれぞれ検索して、互いに同期をとりながらロ
グの再生を行うようにしたものである。
【0014】請求項4記載の発明に係る監視制御支援装
置は、ステップ時刻選択部、異常時ベース時刻選択部、
および同期再生部によって再生ログ表示部を構成し、ス
テップ時刻選択部にて利用者からの指示により、再生し
ているログの現時点での再生時刻を所定の時間間隔分だ
け過去方向または未来方向にずらせ、異常時ベース時刻
選択部にて、再生しているログの現時点での再生時刻
を、そのログを記録している間に発生した異常のうちの
どれか一つが発生した時刻に切り替え、同期再生部に
て、ステップ時刻選択部および異常時ベース時刻選択部
で選択された再生時刻における監視映像データ、監視音
データおよび監視センサーデータを、監視映像ログ蓄積
部、監視音ログ蓄積部および監視センサーログ蓄積部か
らそれぞれ検索して再生するようにしたものである。
置は、ステップ時刻選択部、異常時ベース時刻選択部、
および同期再生部によって再生ログ表示部を構成し、ス
テップ時刻選択部にて利用者からの指示により、再生し
ているログの現時点での再生時刻を所定の時間間隔分だ
け過去方向または未来方向にずらせ、異常時ベース時刻
選択部にて、再生しているログの現時点での再生時刻
を、そのログを記録している間に発生した異常のうちの
どれか一つが発生した時刻に切り替え、同期再生部に
て、ステップ時刻選択部および異常時ベース時刻選択部
で選択された再生時刻における監視映像データ、監視音
データおよび監視センサーデータを、監視映像ログ蓄積
部、監視音ログ蓄積部および監視センサーログ蓄積部か
らそれぞれ検索して再生するようにしたものである。
【0015】請求項5記載の発明に係る監視制御支援装
置は、再生ログ表示部に異常時ベース時刻選択部に代え
てセンサーベース時刻選択部を設け、このセンサーベー
ス時刻選択部にて、再生しているログの現時点での再生
時刻を、そのログに記憶されたセンサーの値が所定の値
になった時刻に切り替えるようにしたものである。
置は、再生ログ表示部に異常時ベース時刻選択部に代え
てセンサーベース時刻選択部を設け、このセンサーベー
ス時刻選択部にて、再生しているログの現時点での再生
時刻を、そのログに記憶されたセンサーの値が所定の値
になった時刻に切り替えるようにしたものである。
【0016】請求項6記載の発明に係る監視制御支援装
置は、再生ログ表示部に異常時ベース時刻選択部とセン
サーベース時刻選択部の双方を持たせるとともに、時刻
選択方式指定部を設けて、再生しているログの現時点で
の再生時刻の切り替えを、それら異常時ベース時刻選択
部とセンサーベース時刻選択部のいずれを用いて行うか
を、この時刻選択方式指定部により指定するようにした
ものである。
置は、再生ログ表示部に異常時ベース時刻選択部とセン
サーベース時刻選択部の双方を持たせるとともに、時刻
選択方式指定部を設けて、再生しているログの現時点で
の再生時刻の切り替えを、それら異常時ベース時刻選択
部とセンサーベース時刻選択部のいずれを用いて行うか
を、この時刻選択方式指定部により指定するようにした
ものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による監
視制御支援装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、1はITVカメラによる監視カメラなどの映像撮
像手段、2はマイクロホンなどによる集音手段であり、
5はマルチウインドウディスプレイなどによる表示手
段、6はスピーカーなどによる発音手段である。7はプ
ラント現場の各部のプラント状態(温度、圧力、弁の開
度等)を計測している、各種センサーなどによる計測手
段であり、8はプラント操作員などの利用者が当該監視
制御支援装置への指示を入力するために走査する、キー
ボートやマウスなどによる入力手段である。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による監
視制御支援装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、1はITVカメラによる監視カメラなどの映像撮
像手段、2はマイクロホンなどによる集音手段であり、
5はマルチウインドウディスプレイなどによる表示手
段、6はスピーカーなどによる発音手段である。7はプ
ラント現場の各部のプラント状態(温度、圧力、弁の開
度等)を計測している、各種センサーなどによる計測手
段であり、8はプラント操作員などの利用者が当該監視
制御支援装置への指示を入力するために走査する、キー
ボートやマウスなどによる入力手段である。
【0018】21は映像撮像手段1から送られてくるプ
ラントの監視映像をディジタル符号に変換するための映
像符号化部、22は集音手段2から送られてくるプラン
トの監視音をディジタル符号に変換するための音符号化
部であり、23は計測手段7から送られてくるセンサー
値の取り込みを行うセンサーデータ入力部である。24
は映像符号化部21によってディジタル符号化された監
視映像データ、音符号化部22によってディジタル符号
化された監視音データ、およびセンサーデータ入力部2
3によって取り込まれた監視センサーデータを、プラン
ト操作員などの利用者からの指示に従って一定時間間隔
毎にログとして記録し、さらに異常が発生したときに一
定時間分のデータをログとして記録するとともに、その
ログを蓄積するファイルのファイル名を記録する監視ロ
グ記録部である。25はこの監視ログ記録部24で記録
された監視映像データを蓄積する監視映像ログ蓄積部、
26は監視ログ記録部24で記録された監視音データを
蓄積する監視音ログ蓄積部であり、27は監視ログ記録
部24で記録された監視センサーデータを蓄積する監視
センサーログ蓄積部である。
ラントの監視映像をディジタル符号に変換するための映
像符号化部、22は集音手段2から送られてくるプラン
トの監視音をディジタル符号に変換するための音符号化
部であり、23は計測手段7から送られてくるセンサー
値の取り込みを行うセンサーデータ入力部である。24
は映像符号化部21によってディジタル符号化された監
視映像データ、音符号化部22によってディジタル符号
化された監視音データ、およびセンサーデータ入力部2
3によって取り込まれた監視センサーデータを、プラン
ト操作員などの利用者からの指示に従って一定時間間隔
毎にログとして記録し、さらに異常が発生したときに一
定時間分のデータをログとして記録するとともに、その
ログを蓄積するファイルのファイル名を記録する監視ロ
グ記録部である。25はこの監視ログ記録部24で記録
された監視映像データを蓄積する監視映像ログ蓄積部、
26は監視ログ記録部24で記録された監視音データを
蓄積する監視音ログ蓄積部であり、27は監視ログ記録
部24で記録された監視センサーデータを蓄積する監視
センサーログ蓄積部である。
【0019】28はこれら監視映像ログ蓄積部25に蓄
積された監視映像データ、監視音ログ蓄積部26に蓄積
された監視音データおよび監視センサーログ蓄積部27
に蓄積された監視センサーデータを用いて、利用者から
の指示に従って過去に蓄積されたログを再生する監視ロ
グ再生部である。29は映像符号化部21から得られる
監視映像データ、音符号化部22から得られる監視音デ
ータおよびセンサーデータ入力部23から得られる監視
センサーデータを用いて、プラントの現在の状態を表示
手段5に画面表示したり、発音手段6に送って再生する
ための監視データ表示部である。30は監視ログ再生部
28および監視データ表示部29から送られてくる、監
視映像データや監視センサーデータなどの表示信号を表
示手段5の画面に表示したり、監視音データなどの音信
号を発音手段6より再生するとともに、表示手段5の画
面にウインドウ、メニュー、ボタンおよびグラフなどを
表示して、それらを介してキーボードやマウスなどの入
力手段8を用いて入力される利用者の指示を、監視ログ
記録部24、監視ログ再生部28および監視データ表示
部29に伝えるマンマシンインタフェース部である。
積された監視映像データ、監視音ログ蓄積部26に蓄積
された監視音データおよび監視センサーログ蓄積部27
に蓄積された監視センサーデータを用いて、利用者から
の指示に従って過去に蓄積されたログを再生する監視ロ
グ再生部である。29は映像符号化部21から得られる
監視映像データ、音符号化部22から得られる監視音デ
ータおよびセンサーデータ入力部23から得られる監視
センサーデータを用いて、プラントの現在の状態を表示
手段5に画面表示したり、発音手段6に送って再生する
ための監視データ表示部である。30は監視ログ再生部
28および監視データ表示部29から送られてくる、監
視映像データや監視センサーデータなどの表示信号を表
示手段5の画面に表示したり、監視音データなどの音信
号を発音手段6より再生するとともに、表示手段5の画
面にウインドウ、メニュー、ボタンおよびグラフなどを
表示して、それらを介してキーボードやマウスなどの入
力手段8を用いて入力される利用者の指示を、監視ログ
記録部24、監視ログ再生部28および監視データ表示
部29に伝えるマンマシンインタフェース部である。
【0020】なお、これらのうち、監視映像ログ蓄積部
25、監視音ログ蓄積部26および監視センサーログ蓄
積部27の各部は、ハードディスク、フロッピーディス
ク、光ディスク、磁気テープなどの記憶媒体と、それら
のドライバーによって構成される。その他の監視ログ記
録部24、監視映像ログ蓄積部25、監視音ログ蓄積部
26、監視センサーログ蓄積部27、監視ログ再生部2
8、監視データ表示部29、マンマシンインタフェース
部30の各部は、この実施の形態1による監視制御支援
装置の中核をなす制御装置にて構成されるものであり、
この制御装置は、例えば読み取り専用メモリ(以下、R
OMという)に格納されたプログラムによって実現され
る。11はこの実施の形態1による監視制御支援装置全
体をプログラムに従って制御するCPUである。
25、監視音ログ蓄積部26および監視センサーログ蓄
積部27の各部は、ハードディスク、フロッピーディス
ク、光ディスク、磁気テープなどの記憶媒体と、それら
のドライバーによって構成される。その他の監視ログ記
録部24、監視映像ログ蓄積部25、監視音ログ蓄積部
26、監視センサーログ蓄積部27、監視ログ再生部2
8、監視データ表示部29、マンマシンインタフェース
部30の各部は、この実施の形態1による監視制御支援
装置の中核をなす制御装置にて構成されるものであり、
この制御装置は、例えば読み取り専用メモリ(以下、R
OMという)に格納されたプログラムによって実現され
る。11はこの実施の形態1による監視制御支援装置全
体をプログラムに従って制御するCPUである。
【0021】次に動作について説明する。映像符号化部
21はITVカメラなどによる映像撮像手段1から送ら
れてくるプラントの監視映像を受け、それをディジタル
符号化することによって生成した監視映像データを監視
ログ記録部24および監視データ表示部29に送る。こ
の監視映像データの一例として、映像を静止画の時系列
で表現し、それら静止画の各々を、{記録時刻,カメラ
識別子,静止画データ}の3字組で表現するデータ形式
がある。この例において、記録時刻はこの静止画が撮影
された時刻を、カメラ識別子はこの監視映像データを撮
影した映像撮像手段(カメラ)1を一意に識別できる記
号を、静止画データはこの静止画をディジタル符号化し
たデータをそれぞれ表している。
21はITVカメラなどによる映像撮像手段1から送ら
れてくるプラントの監視映像を受け、それをディジタル
符号化することによって生成した監視映像データを監視
ログ記録部24および監視データ表示部29に送る。こ
の監視映像データの一例として、映像を静止画の時系列
で表現し、それら静止画の各々を、{記録時刻,カメラ
識別子,静止画データ}の3字組で表現するデータ形式
がある。この例において、記録時刻はこの静止画が撮影
された時刻を、カメラ識別子はこの監視映像データを撮
影した映像撮像手段(カメラ)1を一意に識別できる記
号を、静止画データはこの静止画をディジタル符号化し
たデータをそれぞれ表している。
【0022】また、音符号化部22はマイクロホンなど
の集音手段2から送られてくるプラントの監視音を受
け、それをディジタル符号化することによって生成した
監視音データを監視ログ記録部24および監視データ表
示部29に送る。この監視音データの一例として、監視
音をアナログ/ディジタル変換して、{記録時刻,マイ
ク識別子,音データ}の3字組の系列で表現するデータ
形式がある。この例において、記録時刻はこの監視音デ
ータがサンプルされた時刻を、マイク識別子はこの監視
音データを録音した集音手段(マイクロホン)2を一意
に識別できる記号を、音データはディジタル符号化され
たデータをそれぞれ表している。
の集音手段2から送られてくるプラントの監視音を受
け、それをディジタル符号化することによって生成した
監視音データを監視ログ記録部24および監視データ表
示部29に送る。この監視音データの一例として、監視
音をアナログ/ディジタル変換して、{記録時刻,マイ
ク識別子,音データ}の3字組の系列で表現するデータ
形式がある。この例において、記録時刻はこの監視音デ
ータがサンプルされた時刻を、マイク識別子はこの監視
音データを録音した集音手段(マイクロホン)2を一意
に識別できる記号を、音データはディジタル符号化され
たデータをそれぞれ表している。
【0023】さらに、センサーデータ入力部23は各種
センサーなどの計測手段7から送られてくるセンサー値
を取り込み、それを監視センサーデータとして監視ログ
記録部24および監視データ表示部29に送る。この監
視センサーデータの一例として、{記録時刻,センサー
識別子,センサー値}がある。この例において、記録時
刻はこの監視センサーデータが採取された時刻を、セン
サー識別子はこの監視センサーデータを採取した計測手
段(センサー)7を一意に識別できる記号を、センサー
値はその時の採取されたデータの値をそれぞれ表してい
る。
センサーなどの計測手段7から送られてくるセンサー値
を取り込み、それを監視センサーデータとして監視ログ
記録部24および監視データ表示部29に送る。この監
視センサーデータの一例として、{記録時刻,センサー
識別子,センサー値}がある。この例において、記録時
刻はこの監視センサーデータが採取された時刻を、セン
サー識別子はこの監視センサーデータを採取した計測手
段(センサー)7を一意に識別できる記号を、センサー
値はその時の採取されたデータの値をそれぞれ表してい
る。
【0024】ここで、利用者であるプラントの操作員か
ら、マンマシンインタフェース部30を介して記録開始
の指示が与えられると、監視ログ記録部24は当該記録
終了の指示が与えられるまでの間、映像符号化部21か
ら送られてくる監視映像データを監視映像ログ蓄積部2
5に、音符号化部22から送られてくる監視音データを
監視音ログ蓄積部26に、センサーデータ入力部23か
ら送られてくる監視センサーデータを、監視センサーロ
グ蓄積部27にそれぞれログとして書き込み、さらにそ
れら各データを書き込んだファイルのファイル名を記録
する。なお、この監視ログ記録部24は監視対象に異常
が発生した場合にも、上記と同様の処理動作を実行し
て、一定時間分の前記各データをログとして書き込むと
ともに、それを書き込んだファイル名の記録を行う。
ら、マンマシンインタフェース部30を介して記録開始
の指示が与えられると、監視ログ記録部24は当該記録
終了の指示が与えられるまでの間、映像符号化部21か
ら送られてくる監視映像データを監視映像ログ蓄積部2
5に、音符号化部22から送られてくる監視音データを
監視音ログ蓄積部26に、センサーデータ入力部23か
ら送られてくる監視センサーデータを、監視センサーロ
グ蓄積部27にそれぞれログとして書き込み、さらにそ
れら各データを書き込んだファイルのファイル名を記録
する。なお、この監視ログ記録部24は監視対象に異常
が発生した場合にも、上記と同様の処理動作を実行し
て、一定時間分の前記各データをログとして書き込むと
ともに、それを書き込んだファイル名の記録を行う。
【0025】また、マンマシンインタフェース部30を
介して利用者から表示開始の指示が与えられると、監視
データ表示部29は当該表示終了の指示が与えられるま
での間、映像符号化部21から送られてくる監視映像デ
ータおよびセンサーデータ入力部23から送られてくる
監視センサーデータを、マンマシンインタフェース部3
0を介してマルチウインドウディスプレイなどによる表
示手段5の画面に表示し、音符号化部22から送られて
くる監視音データを、マンマシンインタフェース部30
を介してスピーカーなどによる発音手段6に送って再生
する。なお、監視映像データに関しては、映像符号化部
21で用いたディジタル符号化の逆変換を施すことによ
り、それをアナログ信号に変換して表示手段5に送る。
監視音データに関しても同様に、音符号化部22で用い
たディジタル符号化の逆変換を施すことにより、それを
アナログ信号に変換して発音手段6に送る。
介して利用者から表示開始の指示が与えられると、監視
データ表示部29は当該表示終了の指示が与えられるま
での間、映像符号化部21から送られてくる監視映像デ
ータおよびセンサーデータ入力部23から送られてくる
監視センサーデータを、マンマシンインタフェース部3
0を介してマルチウインドウディスプレイなどによる表
示手段5の画面に表示し、音符号化部22から送られて
くる監視音データを、マンマシンインタフェース部30
を介してスピーカーなどによる発音手段6に送って再生
する。なお、監視映像データに関しては、映像符号化部
21で用いたディジタル符号化の逆変換を施すことによ
り、それをアナログ信号に変換して表示手段5に送る。
監視音データに関しても同様に、音符号化部22で用い
たディジタル符号化の逆変換を施すことにより、それを
アナログ信号に変換して発音手段6に送る。
【0026】同様に、利用者よりマンマシンインタフェ
ース部30を介して再生開始の指示が与えられると、監
視ログ再生部28は当該再生終了の指示が与えられるま
での間、監視ログ記録部24で記録されたファイルにア
クセスすることにより、監視映像ログ蓄積部25からは
監視映像データを、監視音ログ蓄積部26からは監視音
データを、監視センサーログ蓄積部27からは監視セン
サーデータをそれぞれ読み込んで、マンマシンインタフ
ェース部30を介して表示手段5あるいは発音手段6に
送り、それらを表示もしくは再生する。なお、監視映像
データおよび監視音データに関しては、監視データ表示
部29の場合と同様に、ディジタル符号の逆変換によっ
てアナログ信号に変換した後、それぞれ表示手段5ある
いは発音手段6に送られる。
ース部30を介して再生開始の指示が与えられると、監
視ログ再生部28は当該再生終了の指示が与えられるま
での間、監視ログ記録部24で記録されたファイルにア
クセスすることにより、監視映像ログ蓄積部25からは
監視映像データを、監視音ログ蓄積部26からは監視音
データを、監視センサーログ蓄積部27からは監視セン
サーデータをそれぞれ読み込んで、マンマシンインタフ
ェース部30を介して表示手段5あるいは発音手段6に
送り、それらを表示もしくは再生する。なお、監視映像
データおよび監視音データに関しては、監視データ表示
部29の場合と同様に、ディジタル符号の逆変換によっ
てアナログ信号に変換した後、それぞれ表示手段5ある
いは発音手段6に送られる。
【0027】このように、この実施の形態1によれば、
映像符号化部21、音符号化部22およびセンサーデー
タ入力部23にて、監視映像、監視音および監視センサ
ー値を取り込み、それらのデータを監視データ表示部2
9で表示手段5への画面表示や発音手段6での再生を行
うことができるので、監視センサー値や監視映像や監視
音を用いてプラントの現在の稼働状態を表示することが
できる。また、監視ログ記録部24を用いて、監視映像
ログ蓄積部25、監視音ログ蓄積部26および監視セン
サーログ蓄積部27に、過去の監視映像、監視音および
監視センサーの値をログとして蓄積しており、監視ログ
再生部28でこれらのデータを再生するので、監視セン
サー値や監視映像や監視音を用いてプラントの過去の稼
働状態を再生することができる。さらに、マンマシンイ
ンタフェース部30を介して、上記プラントの現在の稼
働状態を表示する機能と、上記プラントの過去の稼働状
態を再生する機能の両方を実現することが可能になる。
映像符号化部21、音符号化部22およびセンサーデー
タ入力部23にて、監視映像、監視音および監視センサ
ー値を取り込み、それらのデータを監視データ表示部2
9で表示手段5への画面表示や発音手段6での再生を行
うことができるので、監視センサー値や監視映像や監視
音を用いてプラントの現在の稼働状態を表示することが
できる。また、監視ログ記録部24を用いて、監視映像
ログ蓄積部25、監視音ログ蓄積部26および監視セン
サーログ蓄積部27に、過去の監視映像、監視音および
監視センサーの値をログとして蓄積しており、監視ログ
再生部28でこれらのデータを再生するので、監視セン
サー値や監視映像や監視音を用いてプラントの過去の稼
働状態を再生することができる。さらに、マンマシンイ
ンタフェース部30を介して、上記プラントの現在の稼
働状態を表示する機能と、上記プラントの過去の稼働状
態を再生する機能の両方を実現することが可能になる。
【0028】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による監視制御支援装置の構成を示すブロック図で
あり、図1に示した実施の形態1の場合と同様に、11
はCPU、21は映像符号化部、22は音符号化部、2
3はセンサーデータ入力部、24は監視ログ記録部、2
5は監視映像ログ蓄積部、26は監視音ログ蓄積部、2
7は監視センサーログ蓄積部、28は監視ログ再生部、
29は監視データ表示部、30はマンマシンインタフェ
ース部をそれぞれ示している。
態2による監視制御支援装置の構成を示すブロック図で
あり、図1に示した実施の形態1の場合と同様に、11
はCPU、21は映像符号化部、22は音符号化部、2
3はセンサーデータ入力部、24は監視ログ記録部、2
5は監視映像ログ蓄積部、26は監視音ログ蓄積部、2
7は監視センサーログ蓄積部、28は監視ログ再生部、
29は監視データ表示部、30はマンマシンインタフェ
ース部をそれぞれ示している。
【0029】また、監視ログ記録部24内において、3
1はセンサーデータ入力部23から得られる監視センサ
ーデータが、どのような値である場合にはどのような異
常が起こったことになるのかを定義した情報が保持され
ている異常状態定義部である。32は映像符号化部21
から得られる監視映像データと音符号化部22から得ら
れる監視音データを受け、一定時間間隔毎に一定時間分
のそれらのデータをログとして記録して監視映像ログ蓄
積部25および監視音ログ蓄積部26のそれぞれに書き
込むとともに、センサーデータ入力部23から得られる
監視センサーデータを、一定時間間隔毎にログとして記
録して監視センサーログ蓄積部27に書き込む平常状態
時ログ記録部である。33は異常が発生した場合に、一
定時間分の映像符号化部21から得られる監視映像デー
タと音符号化部22から得られる監視音データとをログ
として記録し、それを監視映像ログ蓄積部25および監
視音ログ蓄積部26にそれぞれ書き込むとともに、セン
サーデータ入力部23から得られる監視センサーデータ
をログとして記録して監視センサーログ蓄積部27に書
き込む異常状態時ログ記録部である。
1はセンサーデータ入力部23から得られる監視センサ
ーデータが、どのような値である場合にはどのような異
常が起こったことになるのかを定義した情報が保持され
ている異常状態定義部である。32は映像符号化部21
から得られる監視映像データと音符号化部22から得ら
れる監視音データを受け、一定時間間隔毎に一定時間分
のそれらのデータをログとして記録して監視映像ログ蓄
積部25および監視音ログ蓄積部26のそれぞれに書き
込むとともに、センサーデータ入力部23から得られる
監視センサーデータを、一定時間間隔毎にログとして記
録して監視センサーログ蓄積部27に書き込む平常状態
時ログ記録部である。33は異常が発生した場合に、一
定時間分の映像符号化部21から得られる監視映像デー
タと音符号化部22から得られる監視音データとをログ
として記録し、それを監視映像ログ蓄積部25および監
視音ログ蓄積部26にそれぞれ書き込むとともに、セン
サーデータ入力部23から得られる監視センサーデータ
をログとして記録して監視センサーログ蓄積部27に書
き込む異常状態時ログ記録部である。
【0030】34はログとして監視映像ログ蓄積部2
5、監視音ログ蓄積部26および監視センサーログ蓄積
部27に記録された監視映像データ、監視音データおよ
び監視センサーデータに関する、記録日、記録開始時
刻、記録終了時刻および異常発生時刻等を保持するログ
インデクス蓄積部である。35はマンマシンインタフェ
ース部30を介して入力される利用者からの指示に従っ
て平常状態時ログ記録部32を起動し、平常時のログの
蓄積を制御するとともに、異常状態定義部31を参照し
ながら現時点での監視センサーデータを観測することに
よって異常の発生を検知した場合には、異常状態時ログ
記録部33を起動することによって異常発生時のログの
蓄積を制御するとともに、これら平常時のログと異常発
生時のログの記録日、記録開始時刻、記録終了時刻およ
び異常発生時刻等をログインデクス蓄積部34へ書き込
むログ記録管理部である。
5、監視音ログ蓄積部26および監視センサーログ蓄積
部27に記録された監視映像データ、監視音データおよ
び監視センサーデータに関する、記録日、記録開始時
刻、記録終了時刻および異常発生時刻等を保持するログ
インデクス蓄積部である。35はマンマシンインタフェ
ース部30を介して入力される利用者からの指示に従っ
て平常状態時ログ記録部32を起動し、平常時のログの
蓄積を制御するとともに、異常状態定義部31を参照し
ながら現時点での監視センサーデータを観測することに
よって異常の発生を検知した場合には、異常状態時ログ
記録部33を起動することによって異常発生時のログの
蓄積を制御するとともに、これら平常時のログと異常発
生時のログの記録日、記録開始時刻、記録終了時刻およ
び異常発生時刻等をログインデクス蓄積部34へ書き込
むログ記録管理部である。
【0031】ここで、これらのうち、異常状態定義部3
1およびログインデクス蓄積部34の各部は、ハードデ
ィスク、フロッピーディスク、光ディスク、磁気テープ
等の記憶媒体と、それらのドライバーによって構成され
る。また、平常状態時ログ記録部32、異常状態時ログ
記録部33およびログ記録管理部35の各部は、この実
施の形態2による監視制御支援装置の中核をなす制御装
置にて構成される。なお、映像撮像手段1、集音手段
2、計測手段7、表示手段5、発音手段6、入力手段8
等は表記を省略している。
1およびログインデクス蓄積部34の各部は、ハードデ
ィスク、フロッピーディスク、光ディスク、磁気テープ
等の記憶媒体と、それらのドライバーによって構成され
る。また、平常状態時ログ記録部32、異常状態時ログ
記録部33およびログ記録管理部35の各部は、この実
施の形態2による監視制御支援装置の中核をなす制御装
置にて構成される。なお、映像撮像手段1、集音手段
2、計測手段7、表示手段5、発音手段6、入力手段8
等は表記を省略している。
【0032】次に動作について説明する。この実施の形
態2は実施の形態1における監視ログ記録部24の実現
例であるので、全体動作は実施の形態1の場合と同様で
あるため、ここでは監視ログ記録部24の動作について
のみ説明する。ここで、図3はこの実施の形態2による
監視制御支援装置の処理の流れを示すフローチャートで
ある。このフローチャートは上記制御装置のROMに格
納された各プログラムの実行例である。
態2は実施の形態1における監視ログ記録部24の実現
例であるので、全体動作は実施の形態1の場合と同様で
あるため、ここでは監視ログ記録部24の動作について
のみ説明する。ここで、図3はこの実施の形態2による
監視制御支援装置の処理の流れを示すフローチャートで
ある。このフローチャートは上記制御装置のROMに格
納された各プログラムの実行例である。
【0033】まずステップST1において、ログ記録管
理部35でセンサーデータ入力部23から監視センサー
データが送られてくるのを待つ。監視センサーデータが
送られてくると、ログ記録管理部35はステップST2
において、送られてきた監視センサーデータの記録時
刻、センサー識別子およびセンサー値をもとに監視セン
サー最新値テーブルを更新する。ここで、この監視セン
サー最新値テーブルとは全ての監視センサーの最新値を
保持するテーブルであり、時刻とその時刻での各センサ
ーの値を記憶する。次に、ログ記録管理部35はステッ
プST3において、マンマシンインタフェース部30を
介して利用者から平常時のログの記録を開始するよう指
示があったかどうかを調べる。
理部35でセンサーデータ入力部23から監視センサー
データが送られてくるのを待つ。監視センサーデータが
送られてくると、ログ記録管理部35はステップST2
において、送られてきた監視センサーデータの記録時
刻、センサー識別子およびセンサー値をもとに監視セン
サー最新値テーブルを更新する。ここで、この監視セン
サー最新値テーブルとは全ての監視センサーの最新値を
保持するテーブルであり、時刻とその時刻での各センサ
ーの値を記憶する。次に、ログ記録管理部35はステッ
プST3において、マンマシンインタフェース部30を
介して利用者から平常時のログの記録を開始するよう指
示があったかどうかを調べる。
【0034】そのような指示がない場合にはステップS
T4に進み、ログ記録管理部35はステップST1で得
られた監視センサーデータでのセンサー値が異常を表す
か否かを、異常状態定義部31に保持された異常を定義
した情報を参照することによって判定する。この異常状
態定義部31に保持される異常を定義した情報の一例を
図4に示す。図4での1行が1個の異常を定義する。各
行は、{センサー識別子、異常条件、異常名}の3字組
であり、その意味は、上記「センサー識別子」を持つ計
測手段(センサー)の値が上記「異常条件」を満足すれ
ば異常が発生したと判断し、その異常内容は上記「異常
名」で示されるものである。例えば図4の第1行目は、
監視センサーsns1の値が100を越えた場合、「貯
水槽1の水位が上限を越えた」という異常が発生したこ
とを意味する。
T4に進み、ログ記録管理部35はステップST1で得
られた監視センサーデータでのセンサー値が異常を表す
か否かを、異常状態定義部31に保持された異常を定義
した情報を参照することによって判定する。この異常状
態定義部31に保持される異常を定義した情報の一例を
図4に示す。図4での1行が1個の異常を定義する。各
行は、{センサー識別子、異常条件、異常名}の3字組
であり、その意味は、上記「センサー識別子」を持つ計
測手段(センサー)の値が上記「異常条件」を満足すれ
ば異常が発生したと判断し、その異常内容は上記「異常
名」で示されるものである。例えば図4の第1行目は、
監視センサーsns1の値が100を越えた場合、「貯
水槽1の水位が上限を越えた」という異常が発生したこ
とを意味する。
【0035】このステップST4による判定の結果、異
常でなかった場合には処理をステップST1に戻す。一
方、異常であった場合にはステップST5に進み、ログ
記録管理部35にて異常状態時ログとしてその時のプラ
ントの状態をログとして記録した後、ステップST1に
戻る。
常でなかった場合には処理をステップST1に戻す。一
方、異常であった場合にはステップST5に進み、ログ
記録管理部35にて異常状態時ログとしてその時のプラ
ントの状態をログとして記録した後、ステップST1に
戻る。
【0036】以下、このステップST5における異常状
態時ログをとる処理の詳細を、図5に示したフローチャ
ートを用いて説明する。ログ記録管理部35はステップ
ST21において、まず異常値を示した監視センサーが
監視する状況を撮影している映像撮像手段(監視カメ
ラ)、およびその状況を録音している集音手段(マイク
ロホン)がどれであるかを、あらかじめログインデクス
蓄積部34に保持されている監視対象記述ファイルを参
照することで同定する。この監視対象記述ファイルは、
監視対象のプラントと実施の形態2の制御プログラムで
用いられる識別子との対応、および監視センサーとその
監視センサーが監視する状況を撮影する監視カメラおよ
び録音するマイクロホンとの対応を指定するものであ
り、その記述の一例を図6に示す。
態時ログをとる処理の詳細を、図5に示したフローチャ
ートを用いて説明する。ログ記録管理部35はステップ
ST21において、まず異常値を示した監視センサーが
監視する状況を撮影している映像撮像手段(監視カメ
ラ)、およびその状況を録音している集音手段(マイク
ロホン)がどれであるかを、あらかじめログインデクス
蓄積部34に保持されている監視対象記述ファイルを参
照することで同定する。この監視対象記述ファイルは、
監視対象のプラントと実施の形態2の制御プログラムで
用いられる識別子との対応、および監視センサーとその
監視センサーが監視する状況を撮影する監視カメラおよ
び録音するマイクロホンとの対応を指定するものであ
り、その記述の一例を図6に示す。
【0037】図6では説明の便宜上、行番号を各行の左
端に括弧付の数字で示している。図6において、監視対
象記述ファイルは、監視センサーの名前とセンサー識別
子との対応(第1〜5行目)、監視カメラの名前とカメ
ラ識別子との対応(第6〜10行目)、監視マイクの名
前とマイク識別子との対応(第11〜15行目)、およ
び、監視センサーとその監視センサーが監視する状況を
撮影するカメラおよび録音するマイクとの対応(第16
〜20行目)の4種類の情報を保持する。例えば第2行
目は、センサー識別子sns1の監視センサーが名前と
して「貯水槽1の水位」を持つことを表し、第7行目
は、カメラ識別子itv1の監視カメラが名前として
「貯水槽1監視カメラ」を持つことを表し、第12行目
は、マイク識別子mic1のマイクロホンが名前として
「貯水槽1監視マイク」を持つことを表している。な
お、第17行目は、監視センサーsns1が監視する状
況を撮影する監視カメラがitv1であり、その状況を
録音するマイクロホンがmic1であることを表してい
る。
端に括弧付の数字で示している。図6において、監視対
象記述ファイルは、監視センサーの名前とセンサー識別
子との対応(第1〜5行目)、監視カメラの名前とカメ
ラ識別子との対応(第6〜10行目)、監視マイクの名
前とマイク識別子との対応(第11〜15行目)、およ
び、監視センサーとその監視センサーが監視する状況を
撮影するカメラおよび録音するマイクとの対応(第16
〜20行目)の4種類の情報を保持する。例えば第2行
目は、センサー識別子sns1の監視センサーが名前と
して「貯水槽1の水位」を持つことを表し、第7行目
は、カメラ識別子itv1の監視カメラが名前として
「貯水槽1監視カメラ」を持つことを表し、第12行目
は、マイク識別子mic1のマイクロホンが名前として
「貯水槽1監視マイク」を持つことを表している。な
お、第17行目は、監視センサーsns1が監視する状
況を撮影する監視カメラがitv1であり、その状況を
録音するマイクロホンがmic1であることを表してい
る。
【0038】次にステップST22において、ログ記録
管理部35は異常時の監視映像を格納するファイル、監
視音を格納するファイル、および監視センサーの値を格
納するファイルの名前を決定する。次にステップST2
3に進み、異常状態時ログ記録部33で、異常値を示し
た監視センサーが監視する状況を撮影する監視カメラか
らの監視映像を、異常発生時から一定時間記録して監視
映像ログ蓄積部25に蓄積し、異常値を示した監視セン
サーが監視する状況を録音するマイクロホンからの監視
音を、異常発生時から一定時間記録して監視音ログ蓄積
部26に蓄積するとともに、異常発生時の監視センサー
最新値テーブルの内容を監視センサーログ蓄積部27に
蓄積する。なお、蓄積先のファイルの名前としてはステ
ップST22で決定されたファイル名を用いる。
管理部35は異常時の監視映像を格納するファイル、監
視音を格納するファイル、および監視センサーの値を格
納するファイルの名前を決定する。次にステップST2
3に進み、異常状態時ログ記録部33で、異常値を示し
た監視センサーが監視する状況を撮影する監視カメラか
らの監視映像を、異常発生時から一定時間記録して監視
映像ログ蓄積部25に蓄積し、異常値を示した監視セン
サーが監視する状況を録音するマイクロホンからの監視
音を、異常発生時から一定時間記録して監視音ログ蓄積
部26に蓄積するとともに、異常発生時の監視センサー
最新値テーブルの内容を監視センサーログ蓄積部27に
蓄積する。なお、蓄積先のファイルの名前としてはステ
ップST22で決定されたファイル名を用いる。
【0039】次にステップST24において、ログ記録
管理部35は前記ステップST23で蓄積したログのイ
ンデクス情報を、ログインデクス蓄積部34に保持され
ている異常状態時ログ一覧ファイルに追記する。この異
常状態時ログ一覧ファイルは今までに蓄積された異常時
のログの一覧を管理するファイルであり、その記述形式
の一例を以下に示す。
管理部35は前記ステップST23で蓄積したログのイ
ンデクス情報を、ログインデクス蓄積部34に保持され
ている異常状態時ログ一覧ファイルに追記する。この異
常状態時ログ一覧ファイルは今までに蓄積された異常時
のログの一覧を管理するファイルであり、その記述形式
の一例を以下に示す。
【0040】{異常状態時ログ識別子、異常名、異常検
出センサー識別子、異常検出センサー値、異常発生時
刻、監視映像ファイル名、監視音ファイル名、監視セン
サーファイル名}
出センサー識別子、異常検出センサー値、異常発生時
刻、監視映像ファイル名、監視音ファイル名、監視セン
サーファイル名}
【0041】この8字組が一つの異常時のログを表し、
今までに蓄積された異常時のログの数分の8字組情報が
異常状態時ログ一覧ファイルに保持される。このうち、
上記「異常状態時ログ識別子」は異常状態時のログを一
意に識別する文字列、「異常名」は図4で説明した異常
状態定義部31に定義されている異常名、「異常発生時
刻」、「異常検出センサーの識別子」および「異常検出
センサー値」はそれぞれ、ステップST4で得られた異
常を検出した監視センサーの監視センサーデータの、記
録時刻、センサー識別子およびセンサー値である。ま
た、「監視映像ファイル名」、「監視音ファイル名」お
よび「監視センサーファイル名」は、ステップST23
でログを蓄積したファイルのファイル名である。
今までに蓄積された異常時のログの数分の8字組情報が
異常状態時ログ一覧ファイルに保持される。このうち、
上記「異常状態時ログ識別子」は異常状態時のログを一
意に識別する文字列、「異常名」は図4で説明した異常
状態定義部31に定義されている異常名、「異常発生時
刻」、「異常検出センサーの識別子」および「異常検出
センサー値」はそれぞれ、ステップST4で得られた異
常を検出した監視センサーの監視センサーデータの、記
録時刻、センサー識別子およびセンサー値である。ま
た、「監視映像ファイル名」、「監視音ファイル名」お
よび「監視センサーファイル名」は、ステップST23
でログを蓄積したファイルのファイル名である。
【0042】また、図7はこのような異常状態時ログ一
覧ファイルの内容の一例を示す説明図である。この図7
でも説明の便宜上、行番号を各行の左端に括弧付の数字
で示しており、ここでは二つの異常時のログの一覧が保
持されている場合について示されている。すなわち、第
1〜10行目の記述が1個目の異常時のログに相当し、
第11〜20行目の記述が2個目の異常時のログに相当
する。例えば1個目の記述は、識別子abnormal
941010_1という異常が時刻12:12に発生
し、その異常内容はセンサーsns1の値が123にな
ったことであり、その名前(内容)は「貯水槽1の水位
が上限を越えた」である。この異常が発生した時の監視
映像データはファイルitv_abnormal941
010_1に、監視音データはファイルmic_abn
ormal941010_1に、監視センサーデータは
ファイルsns_abnormal941010_1に
それぞれ保持されていることを表している。
覧ファイルの内容の一例を示す説明図である。この図7
でも説明の便宜上、行番号を各行の左端に括弧付の数字
で示しており、ここでは二つの異常時のログの一覧が保
持されている場合について示されている。すなわち、第
1〜10行目の記述が1個目の異常時のログに相当し、
第11〜20行目の記述が2個目の異常時のログに相当
する。例えば1個目の記述は、識別子abnormal
941010_1という異常が時刻12:12に発生
し、その異常内容はセンサーsns1の値が123にな
ったことであり、その名前(内容)は「貯水槽1の水位
が上限を越えた」である。この異常が発生した時の監視
映像データはファイルitv_abnormal941
010_1に、監視音データはファイルmic_abn
ormal941010_1に、監視センサーデータは
ファイルsns_abnormal941010_1に
それぞれ保持されていることを表している。
【0043】一方、図3のステップST3にて利用者か
ら記録開始の指示があったことが検知された場合には、
以下の手順で平常状態時のログを蓄積する。すなわち、
ログ記録管理部35はまず、ステップST6において記
録開始時刻を記録し、次にステップST7で映像符号化
部21、音符号化部22、センサーデータ入力部23の
いずれかから監視データが新たに到着したか否かを判断
する。監視データが到着した場合にはステップST8に
進み、ログ記録管理部35はその到着した監視データが
監視センサーデータであるか否かの判断を行う。監視デ
ータが監視センサーデータであれば、ステップST9に
おいて監視センサー最新値テーブルを更新し、次にステ
ップST10でその監視センサーデータが異常であるか
否かを判断する。監視センサーデータが異常であれば、
ステップST11に進んで異常状態時のログをとる。な
お、これらステップST9〜ST11の処理内容は、そ
れぞれステップST2、ST4、ST5と同一であるの
で、ここではその詳細な説明は省略する。
ら記録開始の指示があったことが検知された場合には、
以下の手順で平常状態時のログを蓄積する。すなわち、
ログ記録管理部35はまず、ステップST6において記
録開始時刻を記録し、次にステップST7で映像符号化
部21、音符号化部22、センサーデータ入力部23の
いずれかから監視データが新たに到着したか否かを判断
する。監視データが到着した場合にはステップST8に
進み、ログ記録管理部35はその到着した監視データが
監視センサーデータであるか否かの判断を行う。監視デ
ータが監視センサーデータであれば、ステップST9に
おいて監視センサー最新値テーブルを更新し、次にステ
ップST10でその監視センサーデータが異常であるか
否かを判断する。監視センサーデータが異常であれば、
ステップST11に進んで異常状態時のログをとる。な
お、これらステップST9〜ST11の処理内容は、そ
れぞれステップST2、ST4、ST5と同一であるの
で、ここではその詳細な説明は省略する。
【0044】このステップST11にて異常状態時のロ
グを取った後、ログ記録管理部35はステップST12
に進んで、今回記録した異常状態時ログの異常状態時ロ
グ識別子を記憶し、ステップST7に戻って以上の処理
を繰り返す。そのとき、ステップST8において到着し
た監視データが監視センサーデータでなかったと判断さ
れた場合、あるいはステップST10で到着した監視セ
ンサーデータに異常がなかったと判断された場合には、
処理をステップST13に分岐する。このステップST
13では平常状態時ログ記録部32にて平常状態時のロ
グをとり、その後ステップST7に戻る。
グを取った後、ログ記録管理部35はステップST12
に進んで、今回記録した異常状態時ログの異常状態時ロ
グ識別子を記憶し、ステップST7に戻って以上の処理
を繰り返す。そのとき、ステップST8において到着し
た監視データが監視センサーデータでなかったと判断さ
れた場合、あるいはステップST10で到着した監視セ
ンサーデータに異常がなかったと判断された場合には、
処理をステップST13に分岐する。このステップST
13では平常状態時ログ記録部32にて平常状態時のロ
グをとり、その後ステップST7に戻る。
【0045】平常状態時のログの収集は、ステップST
6で記録された記録開始時刻以後、一定時間間隔で監視
データをサンプリングすることによって行なわれる。監
視映像と監視音に関してはそのサンプリング時刻から一
定時間長分のデータを各監視カメラと監視用の各マイク
ロホン毎に分けて蓄積し、監視センサーデータに関して
はそのサンプリング時刻における全センサーの値を蓄積
する。そこで、ステップST13では、CPU11など
で現在の時刻を知った後、現在の時刻がサンプリングを
行なう時刻であった場合は、そのときの監視センサー最
新値テーブルの内容を監視センサーログ蓄積部27に書
き込み、ステップST7で到着した監視データが監視映
像データまたは監視音データである場合には、今回のサ
ンプリングが終了する時刻までのデータを、それぞれ監
視映像ログ蓄積部25または監視音ログ蓄積部26に書
き込む。
6で記録された記録開始時刻以後、一定時間間隔で監視
データをサンプリングすることによって行なわれる。監
視映像と監視音に関してはそのサンプリング時刻から一
定時間長分のデータを各監視カメラと監視用の各マイク
ロホン毎に分けて蓄積し、監視センサーデータに関して
はそのサンプリング時刻における全センサーの値を蓄積
する。そこで、ステップST13では、CPU11など
で現在の時刻を知った後、現在の時刻がサンプリングを
行なう時刻であった場合は、そのときの監視センサー最
新値テーブルの内容を監視センサーログ蓄積部27に書
き込み、ステップST7で到着した監視データが監視映
像データまたは監視音データである場合には、今回のサ
ンプリングが終了する時刻までのデータを、それぞれ監
視映像ログ蓄積部25または監視音ログ蓄積部26に書
き込む。
【0046】ステップST7による判断の結果、監視デ
ータが新たに到着していなかった場合には、ログ記録管
理部35はステップST14において、マンマシンイン
タフェース部30を介して利用者から平常時のログの記
録を終了するよう指示があったかどうかを調べる。終了
の指示がなかった場合にはステップST7に戻り、指示
があった場合にはステップST15に進む。ステップS
T15ではログ記録管理部35が記録終了時刻の記録を
行い、次にステップST16に進んで、今回の平常状態
時のログをログインデクス蓄積部34に登録した後、処
理をステップST1に戻す。
ータが新たに到着していなかった場合には、ログ記録管
理部35はステップST14において、マンマシンイン
タフェース部30を介して利用者から平常時のログの記
録を終了するよう指示があったかどうかを調べる。終了
の指示がなかった場合にはステップST7に戻り、指示
があった場合にはステップST15に進む。ステップS
T15ではログ記録管理部35が記録終了時刻の記録を
行い、次にステップST16に進んで、今回の平常状態
時のログをログインデクス蓄積部34に登録した後、処
理をステップST1に戻す。
【0047】このステップST16における平常状態時
のログの登録は、ログインデクス蓄積部34に保存され
ている平常状態時ログ一覧ファイルに今回の平常状態時
ログの情報を追記すること、および今回の平常状態時ロ
グを保存する監視映像ログ蓄積部25、監視音ログ蓄積
部26、監視センサーログ蓄積部27のファイルのイン
デクスを管理するための平常状態時ログインデクステー
ブルを作成することにより行なわれる。なお、上記平常
状態時ログ一覧ファイルは今までに蓄積された平常状態
時のログの一覧を管理するファイルであり、その記述形
式の一例を以下に示す。
のログの登録は、ログインデクス蓄積部34に保存され
ている平常状態時ログ一覧ファイルに今回の平常状態時
ログの情報を追記すること、および今回の平常状態時ロ
グを保存する監視映像ログ蓄積部25、監視音ログ蓄積
部26、監視センサーログ蓄積部27のファイルのイン
デクスを管理するための平常状態時ログインデクステー
ブルを作成することにより行なわれる。なお、上記平常
状態時ログ一覧ファイルは今までに蓄積された平常状態
時のログの一覧を管理するファイルであり、その記述形
式の一例を以下に示す。
【0048】{平常状態時ログ識別子、平常状態時ログ
名、記録開始時刻、記録終了時刻、異常状態時ログ識別
子群、平常状態時ログインデクステーブル名}
名、記録開始時刻、記録終了時刻、異常状態時ログ識別
子群、平常状態時ログインデクステーブル名}
【0049】この6字組が一つの平常状態時のログを表
し、今までに蓄積された平常状態時のログの数分だけの
6字組情報が平常状態時ログ一覧ファイルに保持され
る。このうち、「平常状態時ログ識別子」は平常状態時
のログを一意に識別する文字列であり、「平常状態時ロ
グ名」は利用者が今後の検索で用いるキーで、利用者が
任意につけることができる文字列である。「記録開始時
刻」および「記録終了時刻」はそれぞれステップST6
あるいはST15で記録された時刻である。「異常状態
時ログ識別子群」はステップST12で記録された今回
の平常状態時ログをとっている間に発生した異常のログ
の識別子で、発生した異常の数分の異常時状態ログ識別
子が列記され、異常が発生しなかった場合にはそのこと
が“−”によって表記される。「平常状態時ログインデ
クステーブル名」は今回の平常状態時ログのための平常
状態時ログインデクステーブルを保持しているファイル
のファイル名である。
し、今までに蓄積された平常状態時のログの数分だけの
6字組情報が平常状態時ログ一覧ファイルに保持され
る。このうち、「平常状態時ログ識別子」は平常状態時
のログを一意に識別する文字列であり、「平常状態時ロ
グ名」は利用者が今後の検索で用いるキーで、利用者が
任意につけることができる文字列である。「記録開始時
刻」および「記録終了時刻」はそれぞれステップST6
あるいはST15で記録された時刻である。「異常状態
時ログ識別子群」はステップST12で記録された今回
の平常状態時ログをとっている間に発生した異常のログ
の識別子で、発生した異常の数分の異常時状態ログ識別
子が列記され、異常が発生しなかった場合にはそのこと
が“−”によって表記される。「平常状態時ログインデ
クステーブル名」は今回の平常状態時ログのための平常
状態時ログインデクステーブルを保持しているファイル
のファイル名である。
【0050】図8はこのような平常状態時ログ一覧ファ
イルの内容の一例を示す説明図である。この図8におい
ても説明の便宜上、行番号を各行の左端に括弧付の数字
で示しており、ここでは三つの平常時のログの一覧が保
持されている場合について示している。すなわち、第1
〜8行目の記述が1個目の正常時のログに相当し、第9
〜16行目の記述が2個目の正常時のログに、第17〜
24行目の記述が3個目の正常時のログにそれぞれ相当
している。例えば1個目の記述は、識別子normal
Log940605を持った1994年6月5日に関す
るログであり、時刻10:00から14:00までを記
録している。その間に発生した異常は無く、各サンプリ
ング時刻での監視映像、監視音および監視センサーデー
タのファイルの名前が平常状態時ログインデクステーブ
ルtable940605に書かれていることを表して
いる。
イルの内容の一例を示す説明図である。この図8におい
ても説明の便宜上、行番号を各行の左端に括弧付の数字
で示しており、ここでは三つの平常時のログの一覧が保
持されている場合について示している。すなわち、第1
〜8行目の記述が1個目の正常時のログに相当し、第9
〜16行目の記述が2個目の正常時のログに、第17〜
24行目の記述が3個目の正常時のログにそれぞれ相当
している。例えば1個目の記述は、識別子normal
Log940605を持った1994年6月5日に関す
るログであり、時刻10:00から14:00までを記
録している。その間に発生した異常は無く、各サンプリ
ング時刻での監視映像、監視音および監視センサーデー
タのファイルの名前が平常状態時ログインデクステーブ
ルtable940605に書かれていることを表して
いる。
【0051】この平常状態時ログインデクステーブル
は、今回の平常状態時ログのデータを保持するファイル
名を記録時刻やカメラ識別子やマイク識別子と関連付け
て管理するためのテーブルであり、その内容の一例を図
9に示す。図示のように、横1行があるサンプリング時
刻でのログを保持するファイルの名前を識別子別に保持
している。例えば、第1行目は、時刻11:00におけ
るログを蓄積したファイルの名前を保持し、監視カメラ
itv1で撮影された監視映像データが監視映像ログ蓄
積部25のファイル941010−itv1−001
に、監視カメラitv2で撮影された監視映像データが
監視映像ログ蓄積部25のファイル941010−it
v2−001に、カメラitv3で撮影された監視映像
データが監視映像ログ蓄積部25のファイル94101
0−itv3−001に、マイクロホンmic1で録音
された監視音データが監視音ログ蓄積部26のファイル
941010−mic1−001に、マイクロホンmi
c2で録音された監視音データが監視音ログ蓄積部26
のファイル941010−mic2−001に、マイク
ロホンmic3で録音された監視音データが監視音ログ
蓄積部26のファイル941010−mic3−001
に、全監視センサーの値は監視センサーログ蓄積部27
のファイル941010−sns−001に、それぞれ
保持されていることを表している。
は、今回の平常状態時ログのデータを保持するファイル
名を記録時刻やカメラ識別子やマイク識別子と関連付け
て管理するためのテーブルであり、その内容の一例を図
9に示す。図示のように、横1行があるサンプリング時
刻でのログを保持するファイルの名前を識別子別に保持
している。例えば、第1行目は、時刻11:00におけ
るログを蓄積したファイルの名前を保持し、監視カメラ
itv1で撮影された監視映像データが監視映像ログ蓄
積部25のファイル941010−itv1−001
に、監視カメラitv2で撮影された監視映像データが
監視映像ログ蓄積部25のファイル941010−it
v2−001に、カメラitv3で撮影された監視映像
データが監視映像ログ蓄積部25のファイル94101
0−itv3−001に、マイクロホンmic1で録音
された監視音データが監視音ログ蓄積部26のファイル
941010−mic1−001に、マイクロホンmi
c2で録音された監視音データが監視音ログ蓄積部26
のファイル941010−mic2−001に、マイク
ロホンmic3で録音された監視音データが監視音ログ
蓄積部26のファイル941010−mic3−001
に、全監視センサーの値は監視センサーログ蓄積部27
のファイル941010−sns−001に、それぞれ
保持されていることを表している。
【0052】このように、この実施の形態2によれば、
異常が発生していない時でも、平常状態時ログ記録部3
2で任意の期間のプラントの稼働状態の定期的サンプル
データを記録することができ、異常状態時ログ記録部3
3で異常発生時のプラントの状態を記録することができ
るので、過去のプラントの異常発生時および平常時での
稼働状態を記録することが可能となる。また、ログイン
デクス蓄積部34で今までに蓄積された各ログ毎の、記
録日、記録開始時刻、記録終了時刻、異常発生時刻およ
びログデータを保持しているファイルと、記録時間やデ
ータを撮影した監視カメラやそれを録音したマイクロホ
ンの識別子などとの関連も保持しているので、これらの
情報を活用することにより、どの稼働状態を再生するの
か容易に指定することが可能となり、かつどの時刻の状
態を再生するのかを柔軟に指定することができるように
なる。
異常が発生していない時でも、平常状態時ログ記録部3
2で任意の期間のプラントの稼働状態の定期的サンプル
データを記録することができ、異常状態時ログ記録部3
3で異常発生時のプラントの状態を記録することができ
るので、過去のプラントの異常発生時および平常時での
稼働状態を記録することが可能となる。また、ログイン
デクス蓄積部34で今までに蓄積された各ログ毎の、記
録日、記録開始時刻、記録終了時刻、異常発生時刻およ
びログデータを保持しているファイルと、記録時間やデ
ータを撮影した監視カメラやそれを録音したマイクロホ
ンの識別子などとの関連も保持しているので、これらの
情報を活用することにより、どの稼働状態を再生するの
か容易に指定することが可能となり、かつどの時刻の状
態を再生するのかを柔軟に指定することができるように
なる。
【0053】実施の形態3.図10はこの発明の実施の
形態3による監視制御支援装置の構成を示すブロック図
であり、図2に示した実施の形態2の場合と同様に、1
1はCPU、21は映像符号化部、22は音符号化部、
23はセンサーデータ入力部、25は監視映像ログ蓄積
部、26は監視音ログ蓄積部、27は監視センサーログ
蓄積部、28は監視ログ再生部、29は監視データ表示
部、30はマンマシンインタフェース部、31は異常状
態定義部、32は平常状態時ログ記録部、33は異常状
態時ログ記録部、34はログインデクス蓄積部、35は
ログ記録管理部をそれぞれ示している。
形態3による監視制御支援装置の構成を示すブロック図
であり、図2に示した実施の形態2の場合と同様に、1
1はCPU、21は映像符号化部、22は音符号化部、
23はセンサーデータ入力部、25は監視映像ログ蓄積
部、26は監視音ログ蓄積部、27は監視センサーログ
蓄積部、28は監視ログ再生部、29は監視データ表示
部、30はマンマシンインタフェース部、31は異常状
態定義部、32は平常状態時ログ記録部、33は異常状
態時ログ記録部、34はログインデクス蓄積部、35は
ログ記録管理部をそれぞれ示している。
【0054】また、監視ログ再生部28内において、4
1は今までに蓄積されたログの中からどのログを再生す
るかを選択する再生ログ選択部である。42はこの再生
ログ選択部41で選択されたログに関する監視映像デー
タ、監視音データおよび監視センサーデータを、監視映
像ログ蓄積部25、監視音ログ蓄積部26および監視セ
ンサーログ蓄積部27からそれぞれ検索し、互いに同期
をとって表示することによって、再生ログ選択部41で
選択されたログの再生を行う再生ログ表示部である。な
お、これら各部は、この実施の形態3による監視制御支
援装置の中核をなす制御装置にて構成される。
1は今までに蓄積されたログの中からどのログを再生す
るかを選択する再生ログ選択部である。42はこの再生
ログ選択部41で選択されたログに関する監視映像デー
タ、監視音データおよび監視センサーデータを、監視映
像ログ蓄積部25、監視音ログ蓄積部26および監視セ
ンサーログ蓄積部27からそれぞれ検索し、互いに同期
をとって表示することによって、再生ログ選択部41で
選択されたログの再生を行う再生ログ表示部である。な
お、これら各部は、この実施の形態3による監視制御支
援装置の中核をなす制御装置にて構成される。
【0055】次に動作について説明する。この実施の形
態3は実施の形態2における監視ログ再生部28の実現
例であるので、他の動作は実施の形態2の場合と同様で
あるため、ここでは監視ログ再生部28の動作について
のみ説明する。ここで、図11はこの実施の形態3によ
る監視制御支援装置の処理の流れを示すフローチャート
である。このフローチャートは上記制御装置のROMに
格納された各プログラムの実行例である。
態3は実施の形態2における監視ログ再生部28の実現
例であるので、他の動作は実施の形態2の場合と同様で
あるため、ここでは監視ログ再生部28の動作について
のみ説明する。ここで、図11はこの実施の形態3によ
る監視制御支援装置の処理の流れを示すフローチャート
である。このフローチャートは上記制御装置のROMに
格納された各プログラムの実行例である。
【0056】まず、ステップST31において、再生ロ
グ選択部41でログインデクス蓄積部34に保持された
平常状態時ログ一覧ファイルを参照することにより、今
までに蓄積されたプラントの過去の稼働状態の一覧を再
生ログ選択メニューとして、マンマシンインタフェース
部30を介して表示手段に画面表示する。図12はこの
平常状態時ログ一覧ファイルの内容が、図8で示された
ものである場合の再生ログ選択メニューの画面表示の一
例を示す説明図である。これらログの各々の平常状態ロ
グ名、すなわち、第3行目、第11行目および第19行
目が、図12のメニュー項目として表示される。
グ選択部41でログインデクス蓄積部34に保持された
平常状態時ログ一覧ファイルを参照することにより、今
までに蓄積されたプラントの過去の稼働状態の一覧を再
生ログ選択メニューとして、マンマシンインタフェース
部30を介して表示手段に画面表示する。図12はこの
平常状態時ログ一覧ファイルの内容が、図8で示された
ものである場合の再生ログ選択メニューの画面表示の一
例を示す説明図である。これらログの各々の平常状態ロ
グ名、すなわち、第3行目、第11行目および第19行
目が、図12のメニュー項目として表示される。
【0057】次にステップST32において、再現した
いログが利用者によって、マンマシンインタフェース部
30を介して再生ログ選択メニューから1つ選択され
る。この時点で、平常状態時ログ一覧ファイルを参照す
ることにより、選択されたメニュー項目に対応する平常
状態時ログの平常状態時インデクステーブルの名前が分
かり、そのテーブルを参照することにより、再生するロ
グのサンプリング時刻、および各サンプリング時刻にお
ける監視映像データ、監視音データ、監視センサーデー
タを保持しているファイルを同定することができる。ま
た、このログに含まれる異常時のログも、平常状態時ロ
グ一覧ファイルに書かれた異常状態時ログ識別子群をキ
ーとして異常状態時ログ一覧ファイルを検索することに
より、その異常に関する名前、異常検出センサー、その
センサーの値、発生時刻、監視映像を保持するファイル
名、監視音を保持するファイル名、および発生時の全監
視センサー値を同定することができる。
いログが利用者によって、マンマシンインタフェース部
30を介して再生ログ選択メニューから1つ選択され
る。この時点で、平常状態時ログ一覧ファイルを参照す
ることにより、選択されたメニュー項目に対応する平常
状態時ログの平常状態時インデクステーブルの名前が分
かり、そのテーブルを参照することにより、再生するロ
グのサンプリング時刻、および各サンプリング時刻にお
ける監視映像データ、監視音データ、監視センサーデー
タを保持しているファイルを同定することができる。ま
た、このログに含まれる異常時のログも、平常状態時ロ
グ一覧ファイルに書かれた異常状態時ログ識別子群をキ
ーとして異常状態時ログ一覧ファイルを検索することに
より、その異常に関する名前、異常検出センサー、その
センサーの値、発生時刻、監視映像を保持するファイル
名、監視音を保持するファイル名、および発生時の全監
視センサー値を同定することができる。
【0058】次にステップST33に進み、前記ステッ
プST32において選択されたプラントの過去の稼働状
態を、再生ログ表示部42で再生する。なお、この再生
に際しては、利用者がマンマシンインタフェース部30
を介して再生する時刻を指定し、その指定された時刻の
監視センサーデータ、監視映像データおよび監視音デー
タを同時に再生する。ある時刻のこれらのデータを保持
しているファイルの同定は、前にも説明したように、平
常状態時ログ一覧ファイル、平常状態時ログインデクス
テーブルおよび異常状態時ログ一覧ファイルに書かれた
情報をたぐることによってなされる。
プST32において選択されたプラントの過去の稼働状
態を、再生ログ表示部42で再生する。なお、この再生
に際しては、利用者がマンマシンインタフェース部30
を介して再生する時刻を指定し、その指定された時刻の
監視センサーデータ、監視映像データおよび監視音デー
タを同時に再生する。ある時刻のこれらのデータを保持
しているファイルの同定は、前にも説明したように、平
常状態時ログ一覧ファイル、平常状態時ログインデクス
テーブルおよび異常状態時ログ一覧ファイルに書かれた
情報をたぐることによってなされる。
【0059】このように、この実施の形態3によれば、
ログインデクス蓄積部34に保持されている、今までに
蓄積してきた平常状態時ログのリストに基づいて、再生
できるプラントの過去の稼働状態をメニューとして利用
者に提供するので、どの稼働状態を再生するのか容易に
指定することが可能となる。
ログインデクス蓄積部34に保持されている、今までに
蓄積してきた平常状態時ログのリストに基づいて、再生
できるプラントの過去の稼働状態をメニューとして利用
者に提供するので、どの稼働状態を再生するのか容易に
指定することが可能となる。
【0060】実施の形態4.図13はこの発明の実施の
形態4による監視制御支援装置の構成を示すブロック図
であり、図10に示した実施の形態3の場合と同様に、
11はCPU、21は映像符号化部、22は音符号化
部、23はセンサーデータ入力部、25は監視映像ログ
蓄積部、26は監視音ログ蓄積部、27は監視センサー
ログ蓄積部、29は監視データ表示部、30はマンマシ
ンインタフェース部、31は異常状態定義部、32は平
常状態時ログ記録部、33は異常状態時ログ記録部、3
4はログインデクス蓄積部、35はログ記録管理部、4
1は再生ログ選択部、42は再生ログ表示部を示してい
る。
形態4による監視制御支援装置の構成を示すブロック図
であり、図10に示した実施の形態3の場合と同様に、
11はCPU、21は映像符号化部、22は音符号化
部、23はセンサーデータ入力部、25は監視映像ログ
蓄積部、26は監視音ログ蓄積部、27は監視センサー
ログ蓄積部、29は監視データ表示部、30はマンマシ
ンインタフェース部、31は異常状態定義部、32は平
常状態時ログ記録部、33は異常状態時ログ記録部、3
4はログインデクス蓄積部、35はログ記録管理部、4
1は再生ログ選択部、42は再生ログ表示部を示してい
る。
【0061】また、再生ログ表示部42内において、5
1はマンマシンインタフェース部30を介して入力され
る利用者からの指示に従って、再生しているログの現時
点での再生時刻を、ある所定の時間間隔分だけ過去方向
または未来方向にずらせるステップ時刻選択部である。
52は同じくマンマシンインタフェース部30を介した
利用者からの指示により、再生しているログの現時点で
の再生時刻を、そのログを記録している間に発生した異
常のうちの、どれか1つが発生した時刻に切り替える異
常時ベース時刻選択部である。53はこれらステップ時
刻選択部51および異常時ベース時刻選択部52によっ
て選択された再生時刻における監視映像データ、監視音
データおよび監視センサーデータを、監視映像ログ蓄積
部、監視音ログ蓄積部および監視センサーログ蓄積部か
らそれぞれ検索して再生する同期再生部である。なお、
これら各部は、実施の形態4による監視制御支援装置の
中核をなす制御装置にて構成される。
1はマンマシンインタフェース部30を介して入力され
る利用者からの指示に従って、再生しているログの現時
点での再生時刻を、ある所定の時間間隔分だけ過去方向
または未来方向にずらせるステップ時刻選択部である。
52は同じくマンマシンインタフェース部30を介した
利用者からの指示により、再生しているログの現時点で
の再生時刻を、そのログを記録している間に発生した異
常のうちの、どれか1つが発生した時刻に切り替える異
常時ベース時刻選択部である。53はこれらステップ時
刻選択部51および異常時ベース時刻選択部52によっ
て選択された再生時刻における監視映像データ、監視音
データおよび監視センサーデータを、監視映像ログ蓄積
部、監視音ログ蓄積部および監視センサーログ蓄積部か
らそれぞれ検索して再生する同期再生部である。なお、
これら各部は、実施の形態4による監視制御支援装置の
中核をなす制御装置にて構成される。
【0062】次に動作について説明する。この実施の形
態4は実施の形態3における再生ログ表示部42の実現
例であるので、他の動作は実施の形態3の場合と同様で
あるため、ここでは再生ログ表示部42の動作について
のみ説明する。なお、この再生ログ表示部42の動作
は、図11におけるステップST33の処理に相当する
ものである。図14はこの実施の形態4による監視制御
支援装置の処理の流れを示すフローチャートであり、こ
のフローチャートは上記制御装置のROMに格納された
各プログラムの実行例である。
態4は実施の形態3における再生ログ表示部42の実現
例であるので、他の動作は実施の形態3の場合と同様で
あるため、ここでは再生ログ表示部42の動作について
のみ説明する。なお、この再生ログ表示部42の動作
は、図11におけるステップST33の処理に相当する
ものである。図14はこの実施の形態4による監視制御
支援装置の処理の流れを示すフローチャートであり、こ
のフローチャートは上記制御装置のROMに格納された
各プログラムの実行例である。
【0063】まずステップST41において、ステップ
時刻選択部51で再生する時刻を仮設定する。この時刻
の仮設定の仕方は、例えば図11におけるステップST
32で選択されたログの記録開始時刻を、平常状態時ロ
グ一覧ファイルを参照することにより求め、その時刻を
再生時刻として用いる。次にステップST42で、利用
者がマンマシンインタフェース部30を介して画面の後
方ステップボタンを押したか否かを判定する。
時刻選択部51で再生する時刻を仮設定する。この時刻
の仮設定の仕方は、例えば図11におけるステップST
32で選択されたログの記録開始時刻を、平常状態時ロ
グ一覧ファイルを参照することにより求め、その時刻を
再生時刻として用いる。次にステップST42で、利用
者がマンマシンインタフェース部30を介して画面の後
方ステップボタンを押したか否かを判定する。
【0064】その結果、後方ステップボタンが押されて
いた場合にはステップST43に進み、ステップ時刻選
択部51において再生時刻を現時点での再生時刻よりも
1ステップ分だけ未来の時刻にずらせる。ここで、1ス
テップ未来の再生時刻とは、現時点での再生時刻よりも
未来であり、かつその再生時刻に一番近い再生時刻をさ
す。この時刻は、ログインデクス蓄積部34に保持され
ているログインデクス平常状態時ログ一覧ファイルから
再生中のログに対応する平常状態時ログインデクステー
ブルを検索して、そのテーブルに書かれたサンプリング
時刻を調べること、および平常状態時ログ一覧ファイル
から再生中のログに対応する異常状態時ログ識別子群を
求め、これらの識別子をキーとしてログインデクス蓄積
部34に保持された異常状態時ログ一覧ファイルを検索
し、これらの識別子に対応する異常が発生した時刻を調
べることにより得ることができる。
いた場合にはステップST43に進み、ステップ時刻選
択部51において再生時刻を現時点での再生時刻よりも
1ステップ分だけ未来の時刻にずらせる。ここで、1ス
テップ未来の再生時刻とは、現時点での再生時刻よりも
未来であり、かつその再生時刻に一番近い再生時刻をさ
す。この時刻は、ログインデクス蓄積部34に保持され
ているログインデクス平常状態時ログ一覧ファイルから
再生中のログに対応する平常状態時ログインデクステー
ブルを検索して、そのテーブルに書かれたサンプリング
時刻を調べること、および平常状態時ログ一覧ファイル
から再生中のログに対応する異常状態時ログ識別子群を
求め、これらの識別子をキーとしてログインデクス蓄積
部34に保持された異常状態時ログ一覧ファイルを検索
し、これらの識別子に対応する異常が発生した時刻を調
べることにより得ることができる。
【0065】一方、ステップST42での判定の結果、
後方ステップボタンが押されていなかった場合にはステ
ップST44に進み、利用者がマンマシンインタフェー
ス部30を介して画面の前方ステップボタンを押したか
否かの判定を行う。その結果、前方ステップボタンが押
されていた場合にはステップST45に進み、ステップ
時刻選択部51において再生時刻を現時点での再生時刻
よりも1ステップ分だけ過去の時刻にずらせる。ここ
で、1ステップ過去の再生時刻とは、現時点での再生時
刻よりも過去であり、かつその再生時刻に一番近い再生
時刻をさす。なお、その求め方はステップST43の場
合と同様であるので、ここではその説明は省略する。
後方ステップボタンが押されていなかった場合にはステ
ップST44に進み、利用者がマンマシンインタフェー
ス部30を介して画面の前方ステップボタンを押したか
否かの判定を行う。その結果、前方ステップボタンが押
されていた場合にはステップST45に進み、ステップ
時刻選択部51において再生時刻を現時点での再生時刻
よりも1ステップ分だけ過去の時刻にずらせる。ここ
で、1ステップ過去の再生時刻とは、現時点での再生時
刻よりも過去であり、かつその再生時刻に一番近い再生
時刻をさす。なお、その求め方はステップST43の場
合と同様であるので、ここではその説明は省略する。
【0066】また、ステップST44での判定の結果、
前方ステップボタンが押されていなかった場合にはステ
ップST46に進み、利用者がマンマシンインタフェー
ス部30を介して画面のスライド再生ボタンを押したか
否かの判断を行う。その結果、スライド再生ボタンが押
されていなければ処理をステップST42に戻す。一
方、スライド再生ボタンが押されていた場合にはステッ
プST47に進み、異常時ベース時刻選択部52で、再
生中のログを記録している間に発生した異常の一覧を、
マンマシンインタフェース部30を介して異常状態時選
択メニューの形で画面表示する。再生中のログを記録し
ている間に発生した異常の一覧は、ログインデクス蓄積
部34に保持されたログインデクス平常状態時ログ一覧
ファイルから、再生中のログに対応する異常状態時ログ
識別子群を求め、これらの識別子をキーとして、ログイ
ンデクス蓄積部34に保持されている異常状態時ログ一
覧ファイルを検索することによって求めることができ
る。
前方ステップボタンが押されていなかった場合にはステ
ップST46に進み、利用者がマンマシンインタフェー
ス部30を介して画面のスライド再生ボタンを押したか
否かの判断を行う。その結果、スライド再生ボタンが押
されていなければ処理をステップST42に戻す。一
方、スライド再生ボタンが押されていた場合にはステッ
プST47に進み、異常時ベース時刻選択部52で、再
生中のログを記録している間に発生した異常の一覧を、
マンマシンインタフェース部30を介して異常状態時選
択メニューの形で画面表示する。再生中のログを記録し
ている間に発生した異常の一覧は、ログインデクス蓄積
部34に保持されたログインデクス平常状態時ログ一覧
ファイルから、再生中のログに対応する異常状態時ログ
識別子群を求め、これらの識別子をキーとして、ログイ
ンデクス蓄積部34に保持されている異常状態時ログ一
覧ファイルを検索することによって求めることができ
る。
【0067】ここで、図15はログインデクス平常状態
時ログ一覧ファイルの内容が図8と同一で、異常状態時
ログ一覧ファイルの内容が図7に示すものであり、利用
者がログ「1994年10月10日(台風22号)」を
再生している場合の、異常状態時選択メニューの画面表
示例を示した説明図である。図8に示されるログインデ
クス平常状態時ログ一覧ファイルより、平常状態時ログ
「1994年10月10日(台風22号)」で発生した
異常が、2つの識別子 abnormal941010_1 abnormal941010_2 を持つことが分かる。これらの識別子をキーとして図7
に示される異常状態時ログ一覧ファイルを検索すること
により、これらの異常の名前がそれぞれ、貯水槽1の水
位が上限を越えた貯水槽3の水位が上限を越えたであ
り、その発生時刻がそれぞれ、 12:12 12:31 であることが分かる。これらの異常名と発生時刻を対に
して項目としたメニューを、図15で示される異常状態
時選択メニューとして表示する。
時ログ一覧ファイルの内容が図8と同一で、異常状態時
ログ一覧ファイルの内容が図7に示すものであり、利用
者がログ「1994年10月10日(台風22号)」を
再生している場合の、異常状態時選択メニューの画面表
示例を示した説明図である。図8に示されるログインデ
クス平常状態時ログ一覧ファイルより、平常状態時ログ
「1994年10月10日(台風22号)」で発生した
異常が、2つの識別子 abnormal941010_1 abnormal941010_2 を持つことが分かる。これらの識別子をキーとして図7
に示される異常状態時ログ一覧ファイルを検索すること
により、これらの異常の名前がそれぞれ、貯水槽1の水
位が上限を越えた貯水槽3の水位が上限を越えたであ
り、その発生時刻がそれぞれ、 12:12 12:31 であることが分かる。これらの異常名と発生時刻を対に
して項目としたメニューを、図15で示される異常状態
時選択メニューとして表示する。
【0068】次にステップST48において、利用者が
表示された異常状態時選択メニューから項目を一つ選択
すると、ステップST49にて、その項目に対応した異
常の発生時刻を、異常状態時ログ一覧ファイルを参照す
ることにより求め、その時刻を再生時刻として設定す
る。例えば、利用者が図15に示される異常状態時選択
メニューから、項目 貯水槽1の水位が上限を越えた を選択した場合、図7に示される異常状態時ログ一覧フ
ァイルから、この異常が発生した時刻が 12:12 であることが分かる。
表示された異常状態時選択メニューから項目を一つ選択
すると、ステップST49にて、その項目に対応した異
常の発生時刻を、異常状態時ログ一覧ファイルを参照す
ることにより求め、その時刻を再生時刻として設定す
る。例えば、利用者が図15に示される異常状態時選択
メニューから、項目 貯水槽1の水位が上限を越えた を選択した場合、図7に示される異常状態時ログ一覧フ
ァイルから、この異常が発生した時刻が 12:12 であることが分かる。
【0069】ステップST43、ST45、ST49の
いずれかによって再生時刻が決定すると、処理はステッ
プST50に進む。このステップST50では、同期再
生部53において、マンマシンインタフェース部30を
介して、その再生時刻での監視映像、監視音および監視
センサーの値の画面表示を行う。なお、再生時刻におけ
る監視映像データ、監視音データおよび監視センサーデ
ータは、平常状態時ログインデクステーブルおよび異常
状態時ログ一覧ファイルに、各時刻におけるこれらのデ
ータを格納したファイルの名前が書かれてあるので、こ
ららのファイルにアクセスすることにより求めることが
できる。
いずれかによって再生時刻が決定すると、処理はステッ
プST50に進む。このステップST50では、同期再
生部53において、マンマシンインタフェース部30を
介して、その再生時刻での監視映像、監視音および監視
センサーの値の画面表示を行う。なお、再生時刻におけ
る監視映像データ、監視音データおよび監視センサーデ
ータは、平常状態時ログインデクステーブルおよび異常
状態時ログ一覧ファイルに、各時刻におけるこれらのデ
ータを格納したファイルの名前が書かれてあるので、こ
ららのファイルにアクセスすることにより求めることが
できる。
【0070】このように、この実施の形態4によれば、
再生時刻を、所定の時間間隔ずつ連続的に過去方向や未
来方向に移動させたり、異常発生時にジャンプさせたり
することができるので、プラントの過去の稼働状態を再
生する際、いつの時点の状況を再生するのかを柔軟に指
定することが可能となる。
再生時刻を、所定の時間間隔ずつ連続的に過去方向や未
来方向に移動させたり、異常発生時にジャンプさせたり
することができるので、プラントの過去の稼働状態を再
生する際、いつの時点の状況を再生するのかを柔軟に指
定することが可能となる。
【0071】実施の形態5.図16はこの発明の実施の
形態5による監視制御支援装置の構成を示すブロック図
であり、図13に示した実施の形態4の場合と同様に、
11はCPU、21は映像符号化部、22は音符号化
部、23はセンサーデータ入力部、25は監視映像ログ
蓄積部、26は監視音ログ蓄積部、27は監視センサー
ログ蓄積部、29は監視データ表示部、30はマンマシ
ンインタフェース部、31は異常状態定義部、32は平
常状態時ログ記録部、33は異常状態時ログ記録部、3
4はログインデクス蓄積部、35はログ記録管理部、4
1は再生ログ選択部、42は再生ログ表示部、51はス
テップ時刻選択部、53は同期再生部を示している。
形態5による監視制御支援装置の構成を示すブロック図
であり、図13に示した実施の形態4の場合と同様に、
11はCPU、21は映像符号化部、22は音符号化
部、23はセンサーデータ入力部、25は監視映像ログ
蓄積部、26は監視音ログ蓄積部、27は監視センサー
ログ蓄積部、29は監視データ表示部、30はマンマシ
ンインタフェース部、31は異常状態定義部、32は平
常状態時ログ記録部、33は異常状態時ログ記録部、3
4はログインデクス蓄積部、35はログ記録管理部、4
1は再生ログ選択部、42は再生ログ表示部、51はス
テップ時刻選択部、53は同期再生部を示している。
【0072】また、再生ログ表示部42内において、5
4はマンマシンインタフェース部30を介して入力され
る利用者からの指示に従って、再生しているログの現時
点での再生時刻を、そのログに記憶されたセンサーの値
がある所定の値になった時刻に切り替えるセンサーベー
ス時刻選択部である。この実施の形態5は、異常時ベー
ス時刻選択部52がこのセンサーベース時刻選択部54
で代替されている点においてのみ、上記実施の形態4と
は異なっている。なお、各部はこの実施の形態5による
監視制御支援装置の中核をなす制御装置で構成される。
4はマンマシンインタフェース部30を介して入力され
る利用者からの指示に従って、再生しているログの現時
点での再生時刻を、そのログに記憶されたセンサーの値
がある所定の値になった時刻に切り替えるセンサーベー
ス時刻選択部である。この実施の形態5は、異常時ベー
ス時刻選択部52がこのセンサーベース時刻選択部54
で代替されている点においてのみ、上記実施の形態4と
は異なっている。なお、各部はこの実施の形態5による
監視制御支援装置の中核をなす制御装置で構成される。
【0073】次に動作について説明する。ここで、図1
7はこの実施の形態5による監視制御支援装置の処理の
流れを示すフローチャートである。このフローチャート
は上記制御装置のROMに格納された各プログラムの実
行例である。
7はこの実施の形態5による監視制御支援装置の処理の
流れを示すフローチャートである。このフローチャート
は上記制御装置のROMに格納された各プログラムの実
行例である。
【0074】ここで、ステップST51〜ST56にお
いては、図14に示した実施の形態4におけるステップ
ST41〜ST46と同様の処理が進行し、ステップS
T53あるいはST55にて、1ステップ未来もしくは
過去にずらせた再生時刻が設定される。また、ステップ
ST56における判定の結果、利用者がスライド再生ボ
タンを押していなければステップST52に戻り、押し
ていた場合にはステップST57に分岐する。このステ
ップST57においては、監視センサーの一つがマンマ
シンインタフェース部30を介して利用者によって選択
される。その後ステップST58に進み、センサーベー
ス時刻選択部54によりマンマシンインタフェース部3
0を介して、その選択されたセンサーの現時点で再生中
のログの記録時間全てにおける監視センサー値をトレン
ドグラフとして画面表示する。
いては、図14に示した実施の形態4におけるステップ
ST41〜ST46と同様の処理が進行し、ステップS
T53あるいはST55にて、1ステップ未来もしくは
過去にずらせた再生時刻が設定される。また、ステップ
ST56における判定の結果、利用者がスライド再生ボ
タンを押していなければステップST52に戻り、押し
ていた場合にはステップST57に分岐する。このステ
ップST57においては、監視センサーの一つがマンマ
シンインタフェース部30を介して利用者によって選択
される。その後ステップST58に進み、センサーベー
ス時刻選択部54によりマンマシンインタフェース部3
0を介して、その選択されたセンサーの現時点で再生中
のログの記録時間全てにおける監視センサー値をトレン
ドグラフとして画面表示する。
【0075】図18はこのトレンドグラフの画面表示の
一例を示す説明図である。この図18に示すグラフの横
軸は記録時刻を、縦軸は各時刻での選択された監視セン
サーの値を表す。監視センサーの各サンプリング時刻で
の値および異常発生時での値は、それぞれ平常状態時ロ
グインデクステーブル、および異常状態時ログ一覧ファ
イルに記述された監視センサーファイルを参照すること
により求められる。また、図18において、61は利用
者が移動させるスライダー、62はこのスライダーとと
もに移動する指示棒、63は縦軸および横軸の値が表示
される表示窓であり、64は表示窓63に表示されてい
る時刻を再生時刻として選択するための選択ボタン、6
5はセンサーベース時刻選択部54で再生時刻を選択す
ることを中止するための中止ボタンである。利用者がス
ライダー61を左右に動かすことにより、指示棒62が
それに連動して移動すると同時に、この指示棒62がグ
ラフと交わった点での縦軸(水位)および横軸(時刻)
の値が表示窓63に表示される。
一例を示す説明図である。この図18に示すグラフの横
軸は記録時刻を、縦軸は各時刻での選択された監視セン
サーの値を表す。監視センサーの各サンプリング時刻で
の値および異常発生時での値は、それぞれ平常状態時ロ
グインデクステーブル、および異常状態時ログ一覧ファ
イルに記述された監視センサーファイルを参照すること
により求められる。また、図18において、61は利用
者が移動させるスライダー、62はこのスライダーとと
もに移動する指示棒、63は縦軸および横軸の値が表示
される表示窓であり、64は表示窓63に表示されてい
る時刻を再生時刻として選択するための選択ボタン、6
5はセンサーベース時刻選択部54で再生時刻を選択す
ることを中止するための中止ボタンである。利用者がス
ライダー61を左右に動かすことにより、指示棒62が
それに連動して移動すると同時に、この指示棒62がグ
ラフと交わった点での縦軸(水位)および横軸(時刻)
の値が表示窓63に表示される。
【0076】次にステップST59において、利用者が
スライダー61を左右に動かして選択ボタン64を押す
ことによってトレンドグラフ内でのある時刻が選択さ
れ、ステップST60に進んで、このステップST59
にて選択された時刻を、センサーベース時刻選択部54
で再生時刻として設定する。ステップST53、ST5
5、ST60のいずれかによって再生時刻が決定すると
処理はステップST61に進み、同期再生部53でマン
マシンインタフェース部30を介して、その再生時刻で
の監視映像、監視音および監視センサーの値を画面表示
する。なお、このステップST61の処理は、図14に
示した実施の形態4におけるステップST50と同等の
処理である。
スライダー61を左右に動かして選択ボタン64を押す
ことによってトレンドグラフ内でのある時刻が選択さ
れ、ステップST60に進んで、このステップST59
にて選択された時刻を、センサーベース時刻選択部54
で再生時刻として設定する。ステップST53、ST5
5、ST60のいずれかによって再生時刻が決定すると
処理はステップST61に進み、同期再生部53でマン
マシンインタフェース部30を介して、その再生時刻で
の監視映像、監視音および監視センサーの値を画面表示
する。なお、このステップST61の処理は、図14に
示した実施の形態4におけるステップST50と同等の
処理である。
【0077】このように、この実施の形態5によれば、
利用者は画面表示された所定の監視センサーのトレンド
グラフを見ることにより、例えばその値が最高値をとっ
た時刻とか急激に値が増加した時刻などを直観的に知る
ことができ、そのような時刻を再生時刻として設定する
ことが可能となって、プラントの過去の稼働状態を再生
する際、いつの時点の状況を再生するのかを柔軟に指定
することができる。
利用者は画面表示された所定の監視センサーのトレンド
グラフを見ることにより、例えばその値が最高値をとっ
た時刻とか急激に値が増加した時刻などを直観的に知る
ことができ、そのような時刻を再生時刻として設定する
ことが可能となって、プラントの過去の稼働状態を再生
する際、いつの時点の状況を再生するのかを柔軟に指定
することができる。
【0078】実施の形態6.図19はこの発明の実施の
形態6による監視制御支援装置の構成を示すブロック図
であり、図13に示した実施の形態4および図16に示
した実施の形態5の場合と同様に、11はCPU、21
は映像符号化部、22は音符号化部、23はセンサーデ
ータ入力部、25は監視映像ログ蓄積部、26は監視音
ログ蓄積部、27は監視センサーログ蓄積部、29は監
視データ表示部、30はマンマシンインタフェース部、
31は異常状態定義部、32は平常状態時ログ記録部、
33は異常状態時ログ記録部、34はログインデクス蓄
積部、35はログ記録管理部、41は再生ログ選択部、
42は再生ログ表示部、51はステップ時刻選択部、5
2は異常時ベース時刻選択部、53は同期再生部、54
はセンサーベース時刻選択部を示している。
形態6による監視制御支援装置の構成を示すブロック図
であり、図13に示した実施の形態4および図16に示
した実施の形態5の場合と同様に、11はCPU、21
は映像符号化部、22は音符号化部、23はセンサーデ
ータ入力部、25は監視映像ログ蓄積部、26は監視音
ログ蓄積部、27は監視センサーログ蓄積部、29は監
視データ表示部、30はマンマシンインタフェース部、
31は異常状態定義部、32は平常状態時ログ記録部、
33は異常状態時ログ記録部、34はログインデクス蓄
積部、35はログ記録管理部、41は再生ログ選択部、
42は再生ログ表示部、51はステップ時刻選択部、5
2は異常時ベース時刻選択部、53は同期再生部、54
はセンサーベース時刻選択部を示している。
【0079】また、再生ログ表示部42内において、5
5は再生しているログの現時点での再生時刻の切り替え
を、異常時ベース時刻選択部52を用いて行うかセンサ
ーベース時刻選択部54を用いて行うかを、マンマシン
インタフェース部30を介して送られてくる利用者から
の指示に従って指定する時刻選択方式指定部である。こ
の実施の形態6は、異常時ベース時刻選択部52とセン
サーベース時刻選択部54の双方を備え、そのどちらの
機能を使うかを時刻選択方式指定部55を用いて指定で
きるようにしている点で、上記実施の形態4および実施
の形態5とは異なっている。なお、各部はこの実施の形
態6による監視制御支援装置の中核をなす制御装置で構
成される。
5は再生しているログの現時点での再生時刻の切り替え
を、異常時ベース時刻選択部52を用いて行うかセンサ
ーベース時刻選択部54を用いて行うかを、マンマシン
インタフェース部30を介して送られてくる利用者から
の指示に従って指定する時刻選択方式指定部である。こ
の実施の形態6は、異常時ベース時刻選択部52とセン
サーベース時刻選択部54の双方を備え、そのどちらの
機能を使うかを時刻選択方式指定部55を用いて指定で
きるようにしている点で、上記実施の形態4および実施
の形態5とは異なっている。なお、各部はこの実施の形
態6による監視制御支援装置の中核をなす制御装置で構
成される。
【0080】次に動作について説明する。ここで、図2
0はこの実施の形態6による監視制御支援装置の処理の
流れを示すフローチャートである。このフローチャート
は上記制御装置のROMに格納された各プログラムの実
行例である。
0はこの実施の形態6による監視制御支援装置の処理の
流れを示すフローチャートである。このフローチャート
は上記制御装置のROMに格納された各プログラムの実
行例である。
【0081】ここで、ステップST71〜ST76にお
いては、図14に示した実施の形態4におけるステップ
ST41〜ST46、または図17に示した実施の形態
5におけるステップST51〜ST56と同様の処理が
進行し、ステップST73あるいはST75にて、1ス
テップ未来もしくは過去にずらせた再生時刻が設定され
る。また、ステップST76における判定の結果、利用
者がスライド再生ボタンを押していなければステップS
T72に戻り、押していた場合にはステップST77に
進む。ステップST77では、時刻選択方式指定部55
よりマンマシンインタフェース部30を介して、実施の
形態4で説明した異常状態時選択メニューを用いて再生
時刻を設定するか、実施の形態5で説明したトレンドグ
ラフを用いて再生時刻を設定するかを利用者に尋ね、利
用者はその質問に対してどちらを用いるかを答える。そ
の結果、利用者が異常状態時選択メニューを用いると答
えた場合にはステップST78に、トレンドグラフを用
いると答えた場合にはステップST81にそれぞれ分岐
する。
いては、図14に示した実施の形態4におけるステップ
ST41〜ST46、または図17に示した実施の形態
5におけるステップST51〜ST56と同様の処理が
進行し、ステップST73あるいはST75にて、1ス
テップ未来もしくは過去にずらせた再生時刻が設定され
る。また、ステップST76における判定の結果、利用
者がスライド再生ボタンを押していなければステップS
T72に戻り、押していた場合にはステップST77に
進む。ステップST77では、時刻選択方式指定部55
よりマンマシンインタフェース部30を介して、実施の
形態4で説明した異常状態時選択メニューを用いて再生
時刻を設定するか、実施の形態5で説明したトレンドグ
ラフを用いて再生時刻を設定するかを利用者に尋ね、利
用者はその質問に対してどちらを用いるかを答える。そ
の結果、利用者が異常状態時選択メニューを用いると答
えた場合にはステップST78に、トレンドグラフを用
いると答えた場合にはステップST81にそれぞれ分岐
する。
【0082】ステップST78〜ST80では図14に
示した実施の形態4におけるステップST47〜ST4
9と同様の処理が進行し、ステップST80において再
生時刻が異常状態が発生した時刻に設定される。また、
ステップST81〜ST84では図17に示した実施の
形態5におけるステップST57〜ST60と同様の処
理が進行し、ステップST84において再生時刻がトレ
ンドグラフで指定された時刻に設定される。ステップS
T73、ST75、ST80、ST84のいずれかによ
って再生時刻が決定すると処理はステップST85に進
み、同期再生部53でマンマシンインタフェース部30
を介して、その再生時刻での監視映像、監視音および監
視センサーの値を画面表示する。なお、このステップS
T85の処理は、図14に示した実施の形態4のステッ
プST50、あるいは図17に示した実施の形態5のス
テップST61と同等の処理である。
示した実施の形態4におけるステップST47〜ST4
9と同様の処理が進行し、ステップST80において再
生時刻が異常状態が発生した時刻に設定される。また、
ステップST81〜ST84では図17に示した実施の
形態5におけるステップST57〜ST60と同様の処
理が進行し、ステップST84において再生時刻がトレ
ンドグラフで指定された時刻に設定される。ステップS
T73、ST75、ST80、ST84のいずれかによ
って再生時刻が決定すると処理はステップST85に進
み、同期再生部53でマンマシンインタフェース部30
を介して、その再生時刻での監視映像、監視音および監
視センサーの値を画面表示する。なお、このステップS
T85の処理は、図14に示した実施の形態4のステッ
プST50、あるいは図17に示した実施の形態5のス
テップST61と同等の処理である。
【0083】このように、この実施の形態6によれば、
利用者は再生時刻を、異常が発生した時に設定したり、
トレンドグラフを参照しつつ設定することができるの
で、プラントの過去の稼働状態を再生する際、いつの時
点の状況を再生するのかをさらに柔軟に指定することが
可能となる。
利用者は再生時刻を、異常が発生した時に設定したり、
トレンドグラフを参照しつつ設定することができるの
で、プラントの過去の稼働状態を再生する際、いつの時
点の状況を再生するのかをさらに柔軟に指定することが
可能となる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、監視映像を映像符号化部でディジタル化した監視
映像データ、監視音を音符号化部でディジタル化した監
視音データ、センサーデータ入力部で取り込んだ監視セ
ンサーデータを、監視ログ記録部で利用者からの指示に
より一定時間間隔毎にログとして記録するとともに、異
常発生時に一定時間分のデータをログとして記録し、そ
れらを監視映像ログ蓄積部、監視音ログ蓄積部あるいは
監視センサーログ蓄積部にそれぞれ蓄積して、蓄積され
たそれらのデータを、マンマシンインタフェース部を介
して監視ログ再生部で表示することで過去に蓄積された
ログを再生し、さらに、現時点でのそれら各データを、
マンマシンインタフェース部を介して監視データ表示部
で表示するように構成したので、監視センサー値や監視
映像や監視音を用いてプラントの現在の稼働状態を表示
することができ、またログとして蓄積しておいた過去の
監視センサー値や監視映像や監視音を再生することが可
能となって、監視センサー値や監視映像や監視音を用い
て、プラントの現在の稼働状態を表示すると同時に、プ
ラントの過去の稼働状態を再生することが可能な監視制
御支援装置が得られる効果がある。
れば、監視映像を映像符号化部でディジタル化した監視
映像データ、監視音を音符号化部でディジタル化した監
視音データ、センサーデータ入力部で取り込んだ監視セ
ンサーデータを、監視ログ記録部で利用者からの指示に
より一定時間間隔毎にログとして記録するとともに、異
常発生時に一定時間分のデータをログとして記録し、そ
れらを監視映像ログ蓄積部、監視音ログ蓄積部あるいは
監視センサーログ蓄積部にそれぞれ蓄積して、蓄積され
たそれらのデータを、マンマシンインタフェース部を介
して監視ログ再生部で表示することで過去に蓄積された
ログを再生し、さらに、現時点でのそれら各データを、
マンマシンインタフェース部を介して監視データ表示部
で表示するように構成したので、監視センサー値や監視
映像や監視音を用いてプラントの現在の稼働状態を表示
することができ、またログとして蓄積しておいた過去の
監視センサー値や監視映像や監視音を再生することが可
能となって、監視センサー値や監視映像や監視音を用い
て、プラントの現在の稼働状態を表示すると同時に、プ
ラントの過去の稼働状態を再生することが可能な監視制
御支援装置が得られる効果がある。
【0085】請求項2記載の発明によれば、ログ記録管
理部にて異常状態定義部を参照しながら、現時点での監
視センサーデータを観測することによって異常の発生を
検出し、平常時には一定時間間隔毎に平常状態時ログ記
録部を、異常発生時にはその都度異常状態時ログ記録部
を起動し、一定時間分の監視映像データと監視音データ
をログとして記録して、それらを監視映像ログ蓄積部あ
るいは監視音ログ蓄積部にそれぞれ書き込むとともに、
監視センサーデータをログとして記録して監視センサー
ログ蓄積部に書き込み、平常時のログと異常発生時のロ
グの記録日、記録開始時刻、記録終了時刻および異常発
生時刻をログインデクス蓄積部に書き込むように構成し
たので、異常発生時のプラントの状態を記録することが
できるばかりか、異常が発生していなくても、利用者が
ログとして記録を残したい期間におけるプラントの稼働
状態の定期的サンプルデータを記録することが可能とな
って、プラントの過去の稼働状態として、異常発生時お
よび平常時での稼働状態を記録することができ、さらに
それを再生することができる監視制御支援装置が得られ
る効果がある。
理部にて異常状態定義部を参照しながら、現時点での監
視センサーデータを観測することによって異常の発生を
検出し、平常時には一定時間間隔毎に平常状態時ログ記
録部を、異常発生時にはその都度異常状態時ログ記録部
を起動し、一定時間分の監視映像データと監視音データ
をログとして記録して、それらを監視映像ログ蓄積部あ
るいは監視音ログ蓄積部にそれぞれ書き込むとともに、
監視センサーデータをログとして記録して監視センサー
ログ蓄積部に書き込み、平常時のログと異常発生時のロ
グの記録日、記録開始時刻、記録終了時刻および異常発
生時刻をログインデクス蓄積部に書き込むように構成し
たので、異常発生時のプラントの状態を記録することが
できるばかりか、異常が発生していなくても、利用者が
ログとして記録を残したい期間におけるプラントの稼働
状態の定期的サンプルデータを記録することが可能とな
って、プラントの過去の稼働状態として、異常発生時お
よび平常時での稼働状態を記録することができ、さらに
それを再生することができる監視制御支援装置が得られ
る効果がある。
【0086】請求項3記載の発明によれば、今までに蓄
積されたログの中からどのログを再生するかを再生ログ
選択部で選択し、選択されたログに関する監視映像デー
タ、監視音データおよび監視センサーデータを、再生ロ
グ表示部で監視映像ログ蓄積部、監視音ログ蓄積部およ
び監視センサーログ蓄積部よりそれぞれ検索し、互いに
同期をとってログの再生を行うように構成したので、プ
ラントの過去の稼働状態を再生する際にどのログを再生
するかを指定することが可能となって、どの稼働状態を
再生するかの指定を容易に行うことができる効果があ
る。
積されたログの中からどのログを再生するかを再生ログ
選択部で選択し、選択されたログに関する監視映像デー
タ、監視音データおよび監視センサーデータを、再生ロ
グ表示部で監視映像ログ蓄積部、監視音ログ蓄積部およ
び監視センサーログ蓄積部よりそれぞれ検索し、互いに
同期をとってログの再生を行うように構成したので、プ
ラントの過去の稼働状態を再生する際にどのログを再生
するかを指定することが可能となって、どの稼働状態を
再生するかの指定を容易に行うことができる効果があ
る。
【0087】請求項4記載の発明によれば、再生してい
るログの現時点での再生時刻を、ステップ時刻選択部で
利用者からの指示に従って、所定の時間間隔分だけ過去
または未来にずらせて、あるいは異常時ベース時刻選択
部で利用者からの指示に従って、そのログを記録してい
る間に発生した異常のうちの一つが発生した時刻に切り
替えて設定し、このようにして設定された再生時刻にお
ける監視映像データ、監視音データおよび監視センサー
データを、監視映像ログ蓄積部、監視音ログ蓄積部およ
び監視センサーログ蓄積部からそれぞれ検索して再生す
るように構成したので、利用者がプラントの過去の稼働
状態を再生する際、少しずつ時間送りをしながら再生す
ることができ、また異常発生時を手がかりに任意の再生
時刻を設定することが可能となって、プラントのどの時
点の稼働状態を再生するのかを柔軟に指定することが可
能になる効果がある。
るログの現時点での再生時刻を、ステップ時刻選択部で
利用者からの指示に従って、所定の時間間隔分だけ過去
または未来にずらせて、あるいは異常時ベース時刻選択
部で利用者からの指示に従って、そのログを記録してい
る間に発生した異常のうちの一つが発生した時刻に切り
替えて設定し、このようにして設定された再生時刻にお
ける監視映像データ、監視音データおよび監視センサー
データを、監視映像ログ蓄積部、監視音ログ蓄積部およ
び監視センサーログ蓄積部からそれぞれ検索して再生す
るように構成したので、利用者がプラントの過去の稼働
状態を再生する際、少しずつ時間送りをしながら再生す
ることができ、また異常発生時を手がかりに任意の再生
時刻を設定することが可能となって、プラントのどの時
点の稼働状態を再生するのかを柔軟に指定することが可
能になる効果がある。
【0088】請求項5記載の発明によれば、異常時ベー
ス時刻選択部に代えてセンサーベース時刻選択部を用意
し、そのセンサーベース時刻選択部で再生しているログ
の現時点での再生時刻を、そのログに記憶されたセンサ
ーの値が所定の値になった時刻に切り替えるように構成
したので、プラントの過去の稼働状態を再生する際に、
利用者が所望のセンサーの値を手がかりに任意の再生時
刻を設定することができるようになって、プラントのど
の時点の稼働状態を再生するのかを柔軟に指定すること
が可能になる効果がある。
ス時刻選択部に代えてセンサーベース時刻選択部を用意
し、そのセンサーベース時刻選択部で再生しているログ
の現時点での再生時刻を、そのログに記憶されたセンサ
ーの値が所定の値になった時刻に切り替えるように構成
したので、プラントの過去の稼働状態を再生する際に、
利用者が所望のセンサーの値を手がかりに任意の再生時
刻を設定することができるようになって、プラントのど
の時点の稼働状態を再生するのかを柔軟に指定すること
が可能になる効果がある。
【0089】請求項6記載の発明によれば、異常時ベー
ス時刻選択部とセンサーベース時刻選択部の両方を用意
して、再生しているログの現時点での再生時刻の切り替
えを、異常時ベース時刻選択部とセンサーベース時刻選
択部のいずれを用いて行うかを、利用者からの指示を受
けた時刻選択方式指定部にて指定するように構成したの
で、プラントの過去の稼働状態を再生するときに利用者
が再生時刻を設定する際、異常発生時とセンサー値のい
ずれをも手がかりとして用いることが可能となるため、
プラントのどの時点の稼働状態を再生するのかをより柔
軟に指定することができる効果がある。
ス時刻選択部とセンサーベース時刻選択部の両方を用意
して、再生しているログの現時点での再生時刻の切り替
えを、異常時ベース時刻選択部とセンサーベース時刻選
択部のいずれを用いて行うかを、利用者からの指示を受
けた時刻選択方式指定部にて指定するように構成したの
で、プラントの過去の稼働状態を再生するときに利用者
が再生時刻を設定する際、異常発生時とセンサー値のい
ずれをも手がかりとして用いることが可能となるため、
プラントのどの時点の稼働状態を再生するのかをより柔
軟に指定することができる効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1による監視制御支援
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による監視制御支援
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 上記実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図4】 上記実施の形態の異常状態定義部での異常状
態の定義の一例を示す説明図である。
態の定義の一例を示す説明図である。
【図5】 上記実施の形態の異常状態時のログをとる処
理の流れの詳細を示すフローチャートである。
理の流れの詳細を示すフローチャートである。
【図6】 上記実施の形態の監視対象記述ファイルのデ
ータの一例を示す説明図である。
ータの一例を示す説明図である。
【図7】 上記実施の形態の異常状態時ログ一覧ファイ
ルの内容の一例を示す説明図である。
ルの内容の一例を示す説明図である。
【図8】 上記実施の形態の平常時ログ一覧ファイルの
内容の一例を示す説明図である。
内容の一例を示す説明図である。
【図9】 上記実施の形態の平常状態時ログインデクス
テーブルの内容の一例を示す説明図である。
テーブルの内容の一例を示す説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による監視制御支
援装置の構成を示すブロック図である。
援装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 上記実施の形態の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図12】 上記実施の形態の再生ログ選択メニューの
一例を示す説明図である。
一例を示す説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態4による監視制御支
援装置の構成を示すブロック図である。
援装置の構成を示すブロック図である。
【図14】 上記実施の形態の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図15】 上記実施の形態の異常状態時選択メニュー
の画面表示の一例を示す説明図である。
の画面表示の一例を示す説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態5による監視制御支
援装置の構成を示すブロック図である。
援装置の構成を示すブロック図である。
【図17】 上記実施の形態の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図18】 上記実施の形態のトレンドグラフの画面表
示の一例を示す説明図である。
示の一例を示す説明図である。
【図19】 この発明の実施の形態6による監視制御支
援装置の構成を示すブロック図である。
援装置の構成を示すブロック図である。
【図20】 上記実施の形態の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図21】 従来のマルチメディア情報を用いた監視制
御支援装置の構成を示すブロック図である。
御支援装置の構成を示すブロック図である。
1 映像撮像手段、2 集音手段、5 表示手段、6
発音手段、7 計測手段、8 入力手段、21 映像符
号化部、22 音符号化部、23 センサーデータ入力
部、24 監視ログ記録部、25 監視映像ログ蓄積
部、26 監視音ログ蓄積部、27 監視センサーログ
蓄積部、28 監視ログ再生部、29 監視データ表示
部、30 マンマシンインタフェース部、31 異常状
態定義部、32 平常状態時ログ記録部、33 異常状
態時ログ記録部、34ログインデクス蓄積部、35 ロ
グ記録管理部、41 再生ログ選択部、42 再生ログ
表示部、51 ステップ時刻選択部、52 異常時ベー
ス時刻選択部、53 同期再生部、54 センサーベー
ス時刻選択部、55 時刻選択方式指定部。
発音手段、7 計測手段、8 入力手段、21 映像符
号化部、22 音符号化部、23 センサーデータ入力
部、24 監視ログ記録部、25 監視映像ログ蓄積
部、26 監視音ログ蓄積部、27 監視センサーログ
蓄積部、28 監視ログ再生部、29 監視データ表示
部、30 マンマシンインタフェース部、31 異常状
態定義部、32 平常状態時ログ記録部、33 異常状
態時ログ記録部、34ログインデクス蓄積部、35 ロ
グ記録管理部、41 再生ログ選択部、42 再生ログ
表示部、51 ステップ時刻選択部、52 異常時ベー
ス時刻選択部、53 同期再生部、54 センサーベー
ス時刻選択部、55 時刻選択方式指定部。
Claims (6)
- 【請求項1】 映像撮像手段から入力される監視映像を
ディジタル符号に変換する映像符号化部と、集音手段か
ら入力される監視音をディジタル符号に変換する音符号
化部と、各種センサーなどによるプラント状態を計測す
る計測手段から入力されるセンサー値を取り込むセンサ
ーデータ入力部と、前記映像符号化部から得られる監視
映像データ、前記音符号化部から得られる監視音データ
および前記センサーデータ入力部から得られる監視セン
サーデータをログとして記録し、さらに監視対象に異常
が発生した時には一定時間分の前記データをログとして
記録するとともに、当該ログを蓄積するファイル名の記
録を行う監視ログ記録部と、前記監視ログ記録部にて記
録された監視映像データを蓄積する監視映像ログ蓄積部
と、前記監視ログ記録部にて記録された監視音データを
蓄積する監視音ログ蓄積部と、前記監視ログ記録部にて
記録された監視センサーデータを蓄積する監視センサー
ログ蓄積部と、利用者からの指示により、前記監視映像
ログ蓄積部に蓄積された監視映像データ、前記監視音ロ
グ蓄積部に蓄積された監視音データおよび前記監視セン
サーログ蓄積部に蓄積された監視センサーデータを用い
て、過去に蓄積されたログの再生を行う監視ログ再生部
と、前記映像符号化部から得られる監視映像データ、前
記音符号化部から得られる監視音データおよび前記セン
サーデータ入力部から得られる監視センサーデータを用
いて、プラントの現在の状態を表示するための監視デー
タ表示部と、前記監視ログ再生部および前記監視データ
表示部から送られる表示信号を表示手段の画面に表示
し、音信号を発音手段にて再生するとともに、入力手段
より入力される利用者の指示を、前記監視ログ記録部、
前記監視ログ再生部および前記監視データ表示部に伝え
るマンマシンインタフェース部とを備えた監視制御支援
装置。 - 【請求項2】 監視ログ記録部が、センサーデータ入力
部から得られる監視センサーデータがどういう値であれ
ばどういう異常が起こったことになるのかを定義する情
報を保持した異常状態定義部と、映像符号化部から得ら
れる監視映像データおよび音符号化部から得られる監視
音データを、一定時間間隔毎に一定時間分ログとして記
録して監視映像ログ蓄積部または監視音ログ蓄積部に書
き込み、前記センサーデータ入力部から得られる監視セ
ンサーデータを、一定時間間隔毎にログとして記録して
監視センサーログ蓄積部に書き込む平常状態時ログ記録
部と、異常発生時に、前記映像符号化部から得られる監
視映像データおよび前記音符号化部から得られる監視音
データを一定時間分、ログとして記録して前記監視映像
ログ蓄積部または前記監視音ログ蓄積部に書き込み、前
記センサーデータ入力部から得られる監視センサーデー
タをログとして記録して前記監視センサーログ蓄積部に
書き込む異常状態時ログ記録部と、ログとして記録され
た監視映像データ、監視音データおよび監視センサーデ
ータに関する記録日、記録開始時刻、記録終了時刻、お
よび異常発生時刻を保持するログインデクス蓄積部と、
マンマシンインタフェース部を介した利用者からの指示
に従って前記平常状態時ログ記録部を起動して平常時の
ログを蓄積し、前記異常状態定義部を参照しながら現時
点での監視センサーデータを観測することによって、異
常が発生した時に前記異常状態時ログ記録部を起動して
異常発生時のログを蓄積し、前記平常時のログと異常発
生時のログの記録日、記録開始時刻、記録終了時刻およ
び異常発生時刻を、前記ログインデクス蓄積部に書き込
むログ記録管理部を備えたことを特徴とする請求項1記
載の監視制御支援装置。 - 【請求項3】 監視ログ再生部が、今までに蓄積された
ログの中からどのログを再生するかを選択する再生ログ
選択部と、前記再生ログ選択部で選択されたログに関す
る監視映像データ、監視音データおよび監視センサーデ
ータを、監視映像ログ蓄積部、監視音ログ蓄積部および
監視センサーログ蓄積部からそれぞれ検索し、互いに同
期をとって表示することにより、選択されたログの再生
を行う再生ログ表示部を備えたことを特徴とする請求項
2記載の監視制御支援装置。 - 【請求項4】 再生ログ表示部が、マンマシンインタフ
ェース部を介した利用者からの指示により、再生してい
るログの現時点での再生時刻を、所定の時間間隔分だけ
過去方向または未来方向にずらせるステップ時刻選択部
と、前記マンマシンインタフェース部を介した利用者か
らの指示により、再生しているログの現時点での再生時
刻を、そのログを記録している間に発生した異常のうち
のどれか一つが発生した時刻に切り替える異常時ベース
時刻選択部と、前記ステップ時刻選択部および前記異常
時ベース時刻選択部によって選択された再生時刻におけ
る、監視映像データ、監視音データおよび監視センサー
データを、監視映像ログ蓄積部、監視音ログ蓄積部およ
び監視センサーログ蓄積部からそれぞれ検索して再生す
る同期再生部を備えたことを特徴とする請求項3記載の
監視制御支援装置。 - 【請求項5】 再生ログ表示部が、マンマシンインタフ
ェース部を介した利用者からの指示により、再生してい
るログの現時点での再生時刻を、所定の時間間隔分だけ
過去方向または未来方向にずらせるステップ時刻選択部
と、前記マンマシンインタフェース部を介した利用者か
らの指示により、再生しているログの現時点での再生時
刻を、そのログに記憶されているセンサーの値が所定の
値になった時刻に切り替えるセンサーベース時刻選択部
と、前記ステップ時刻選択部および前記センサーベース
時刻選択部によって選択された再生時刻における、監視
映像データ、監視音データおよび監視センサーデータ
を、監視映像ログ蓄積部、監視音ログ蓄積部および監視
センサーログ蓄積部からそれぞれ検索して再生する同期
再生部を備えたことを特徴とする請求項3記載の監視制
御支援装置。 - 【請求項6】 再生ログ表示部が、マンマシンインタフ
ェース部を介した利用者からの指示により、再生してい
るログの現時点での再生時刻を、所定の時間間隔分だけ
過去方向または未来方向にずらせるステップ時刻選択部
と、前記マンマシンインタフェース部を介した利用者か
らの指示により、再生しているログの現時点での再生時
刻を、そのログを記録している間に発生した異常のうち
のどれか一つが発生した時刻に切り替える異常時ベース
時刻選択部と、前記マンマシンインタフェース部を介し
た利用者からの指示により、再生しているログの現時点
での再生時刻を、そのログに記憶されているセンサーの
値が所定の値になった時刻に切り替えるセンサーベース
時刻選択部と、前記マンマシンインタフェース部を介し
た利用者からの指示により、再生しているログの現時点
での再生時刻の切り替えを、前記異常時ベース時刻選択
部を用いて行うか、前記センサーベース時刻選択部を用
いて行うかを指定する時刻選択方式指定部と、前記ステ
ップ時刻選択部、および前記時刻選択方式指定部にて指
定された前記異常時ベース時刻選択部、あるいは前記セ
ンサーベース時刻選択部によって選択された再生時刻に
おける、監視映像データ、監視音データおよび監視セン
サーデータを、監視映像ログ蓄積部、監視音ログ蓄積部
および監視センサーログ蓄積部からそれぞれ検索して再
生する同期再生部を備えたことを特徴とする請求項3記
載の監視制御支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23853795A JPH0981233A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 監視制御支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23853795A JPH0981233A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 監視制御支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0981233A true JPH0981233A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17031731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23853795A Pending JPH0981233A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 監視制御支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0981233A (ja) |
Cited By (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10320030A (ja) * | 1997-05-22 | 1998-12-04 | Mitsubishi Electric Corp | ダム遠方監視システムおよびその装置による異常時回線切換方法 |
JPH1151706A (ja) * | 1997-08-07 | 1999-02-26 | Yokogawa Electric Corp | データ収集監視システム |
JPH1198455A (ja) * | 1997-09-02 | 1999-04-09 | Samsung Electron Co Ltd | 間欠記録装置 |
JPH11261992A (ja) * | 1998-03-16 | 1999-09-24 | Hitachi Denshi Ltd | テレビジョンカメラ |
JP2000057460A (ja) * | 1998-08-07 | 2000-02-25 | Nittan Co Ltd | 火災表示装置 |
JP2000148331A (ja) * | 1998-05-08 | 2000-05-26 | Digital Electronics Corp | 表示装置 |
US6253159B1 (en) | 1998-12-31 | 2001-06-26 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Process control using multiple detections |
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