JP2000057460A - 火災表示装置 - Google Patents

火災表示装置

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JP2000057460A
JP2000057460A JP10224959A JP22495998A JP2000057460A JP 2000057460 A JP2000057460 A JP 2000057460A JP 10224959 A JP10224959 A JP 10224959A JP 22495998 A JP22495998 A JP 22495998A JP 2000057460 A JP2000057460 A JP 2000057460A
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Mitsunori Katagiri
光典 片切
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Nittan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明の目的は、火災報知システム側から
のイベント情報を有効に残して、過去の火災監視に関わ
るデータ管理を容易に行うことのできる火災表示装置を
提供することである。 【解決手段】 火災監視を行う火災報知システム100
に接続されると共に、該火災報知システム100から火
災報知システム上での事象を示すイベント情報を受信し
て、該イベント情報に基づき監視状況に関する表示を行
う火災表示装置1である。そして、データの読み出しお
よび書き込みが可能な記憶媒体116aと、前記イベン
ト情報を複数まとめて1つのデータファイルであるイベ
ントファイルを生成するイベントファイル生成手段と、
イベントファイルを前記記憶媒体に書き込んで保存する
ファイル保存手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、火災監視を行う
火災報知システムに接続されると共に、火災報知システ
ム上での事象を示すイベント情報を受信して、該イベン
ト情報に基づき監視状況に関する表示を行う火災表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な火災報知システムは、例えば、
複数の感知器や発信機、防排煙機器、消火機器および消
火栓、並びに、これら端末機器を中継器や線路又は無線
等を介して接続して制御する受信機等から構成される。
そして、複数の感知器や発信機、防排煙機器および消火
機器等を、複数の建物や建物の各階など複数の地区に渡
って設置する一方、管理センターや管理ルーム等の中央
に受信機を配置して複数地区に渡る火災の監視を一元的
に行う。
【0003】近来では、火災報知システムに、CRT
(陰極線管)や液晶ディスプレー等の表示画面を有する
表示装置(火災表示装置)を接続して、火災監視に関す
る情報をさまざまな明度と色とを用いて視覚的に分り易
く表示するシステムも開発されている。詳細には、火災
表示装置を火災報知システムの受信機に接続して、デー
タの送受信を可能とすると共に、火災報知システムにお
いて何らかの事象が発生した場合に、該事象を示すイベ
ント情報を火災表示装置側に送って、これらイベント情
報に基づいて火災の監視状況の表示を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の火災表示装置
は、受信機側から受信したイベント情報を一旦メモリ上
に記憶するが、該イベント情報に基づき画像データを作
成した後はこれらイベント情報を破棄するのみであっ
た。従って、過去のイベント情報を利用して趨勢(トレ
ンド)をとるなど、過去の火災監視の情報を収集した
り、過去の監視状況を検証したりといったことが、火災
表示装置のみで行うことが出来なかった。
【0005】この発明の目的は、上記実状に鑑みてなさ
れたもので、火災報知システム側からのイベント情報を
有効に残し、過去の火災監視に関わるデータ管理を容易
に行うことのできる火災表示装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、火災監視を行う火災報知シ
ステムに接続されると共に、該火災報知システムから火
災報知システム上での事象を示すイベント情報を受信し
て、該イベント情報に基づき監視状況に関する表示を行
う火災表示装置において、データの読み出しおよび書き
込みが可能な記憶媒体と、前記イベント情報を複数まと
めて1つのデータファイルであるイベントファイルを生
成するイベントファイル生成手段と、前記イベントファ
イルを前記記憶媒体に書き込んで保存するファイル保存
手段とを備えた構成とした。
【0007】この請求項1記載の発明によれば、火災報
知システム側から送信されるイベント情報が、火災表示
装置内でイベントファイルにまとめられて記憶媒体に記
憶保存されるので、火災表示装置側だけで過去の火災監
視に関するデータの取り扱いが可能となる。従って、火
災表示装置の操作のみで、例えば、過去の火災監視に関
するデータ(イベント情報)の収集や過去の火災監視の
検証などが可能となる。従来、過去の監視状況の収集や
検証を行うには、火災報知システムの受信機から印字出
力されたイベント情報の出力紙をマニュアルで集計する
などの必要があり大変煩雑な作業であったのに対して、
この発明によれば、火災報知システムとは独立して動く
火災表示装置において容易にイベント情報を取り扱うこ
とが出来る。
【0008】ここで、上記の火災報知システム上での事
象には、例示として、オン・オフ式の感知器や発信機の
発報および復旧、アナログ感知器やセンサからの注意
報、火災報又は連動報の発報ならびに復旧、防排煙機器
や消火栓等の作動制御、並びに、火災報知システムの幹
線の故障などがあるが、これらに限られず、火災報知シ
ステム上で発生することであれば、どのような事象を含
めても良い。上記記憶媒体は、例えば、大容量(例えば
100Mbyte以上)のデータが記憶可能で、消去し
なければほぼ恒久的な保存が可能な磁気的、光学的、光
磁気的記憶媒体などが適している。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の火
災表示装置において、前記イベントファイル生成手段
が、所定期間ごと(例えば1日毎や1週間毎)に新たな
イベントファイルを生成していく構成とした。
【0010】この請求項2記載の発明によれば、事象の
発生時期に応じてイベント情報が所定期間毎に別々のイ
ベントファイルに保存されるので、イベント情報が所定
期間毎に整理されてデータの取り扱いがより容易とな
る。また、全てのイベント情報を1ファイルにつめ込も
うとするとファイル容量が膨大になってしまうが、この
発明では、1ファイルの容量が膨大にならないので、そ
の点からファイルの取り扱いが容易となる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の火災表示装置において、前記イベントファイル生成
手段が、1個のイベントファイル中に含まれるイベント
情報が所定量(例えば300個や500個)になったこ
とに基づき、新たなイベントファイルを生成して次から
のイベント情報を当該新たなイベントファイルにまとめ
ていく構成とした。
【0012】この請求項3記載の発明によれば、1個の
イベントファイルに含まれるイベント情報の最大量が制
限され、1イベントファイルの容量が規定量以上となる
ことがないので、その点からイベント情報やファイルが
適宜整理されて取り扱いが容易となる。一般的な火災報
知システムにおいて、火災の発生がなければイベント情
報の発生は非常に少ない。一方、火災が発生した場合に
は、イベント情報は膨大な数になる。そこで、請求項2
と請求項3との組み合わせにより、通常時(異常なしの
時)には所定期間ごとにイベントファイルが新しくさ
れ、火災発生時には所定量ごとにイベントファイルが新
しくされるので、イベントファイルの更新条件が火災監
視の条件に最適化される。すなわち、通常時には少なく
火災時に突発的に多くなるイベント情報の発生条件に適
応して、1個のイベントファイルに含まれるイベント情
報の量を少なからず多からず最適な量にできる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の火災表示装置において、前記イベントファ
イルを読み出して表示出力するイベントファイル出力手
段と、前記イベントファイル中のイベント情報を該イベ
ント情報が示す事象の種別に基づき選別して表示出力す
る選別手段とを備えた構成とした。この請求項4記載の
発明によれば、オペレータがイベント情報を認識する際
に、余計な情報をカットして認識することができるので
火災監視上都合が良い。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の火災表示装置において、前記イベントファ
イルが溜まって前記記憶媒体の記憶領域が尽きてしまう
のを防ぐため、所定条件に基づき前記記憶媒体から古い
イベントファイルを自動的に消去するファイル自動消去
手段を備えた構成とした。この請求項5記載の発明によ
れば、記憶媒体の記憶領域がイベントファイルで尽きる
ことがないので、そのための面倒な記憶媒体のメンテナ
ンスが不要となる。
【0015】ここで、所定条件に基づく消去には、例え
ば、イベントファイルが所定数を超えた場合に古いイベ
ントファイルを1個或いは所定数消去する方式、イベン
トファイルの総容量が所定量以上となった場合に、古い
方からイベントファイルを1個、所定数、または所定容
量分消去する方式、或いは、次の請求項6の方式などが
あり得る。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5記載の火
災表示装置において、前記ファイル自動消去手段が、所
定期日(例えば毎月所定日や隔月の所定日)の経過に基
づいて、古いほうから所定期間(例えば1ヶ月や2ヶ
月)中に作成されたイベントファイルを削除する構成と
した。例えば、イベントファイルの総容量が一定以上と
なった場合に1個のイベントファイルを削除していく方
式にすると、一旦イベントファイルの総容量が一定以上
となると、その後、頻繁にイベントファイルを削除して
いかなければならなくなる。それに対して、この請求項
6記載の発明によれば、イベントファイルを削除する処
理が頻繁に行われずまとめて行われるので、火災表示装
置としてのメインの処理である表示処理に負担をかけず
に済む。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の火災表示装置において、前記イベントファ
イル生成手段が、第1の単位期間ごとに新たなイベント
ファイルを生成し、前記第1の単位期間より長い第2の
単位期間で区切られた期間のうち任意の期間を選択可能
な期間選択手段と、該期間選択手段により選択された第
2の単位期間中に生成された複数のイベントファイルを
まとめて1つのデータファイルである単位期間報ファイ
ルを作成する単位期間報ファイル作成手段とを備えた構
成とした。この請求項7記載の発明によれば、上記単位
期間報ファイル作成手段によりイベント情報を所定の第
2単位期間ごとに収集することが出来るので、例えばイ
ベント情報を所定の第2単位期間ごとに集計する際など
に都合が良い。
【0018】具体的には、請求項8記載の発明のよう
に、前記第2の単位期間は1ヶ月間であり、前記期間選
択手段は任意の月を選択可能な月選択手段であり、前記
単位期間報ファイル作成手段は、前記月選択手段により
選択された月に生成された複数のイベントファイルをま
とめて1つのデータファイルである月報ファイルを作成
する月報ファイル作成手段であるとすることで、実際の
場合に則した適切な期間のファイル集計を簡単に行える
ようになる。
【0019】なお、請求項7記載の第1の単位期間は、
例えば、1日、半日または2日など様々に変更可能であ
り、更に、第2の単位期間は例えば1週間や1年間な
ど、様々に変更可能である。第2の単位期間を1週間と
した場合には「単位期間報ファイル」は「週報ファイ
ル」、第2単位期間を1年間とした場合には「単位期間
報ファイル」は「年報ファイル」と呼ぶことが出来る。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項7又は8に
記載の火災表示装置において、前記イベント情報が示す
事象の種別を選別する種別選択手段を備え、前記単位期
間報ファイル作成手段が、前記種別選択手段により選択
された種別のイベント情報のみをまとめて前記単位期間
報ファイルを作成する構成とした。この請求項9記載の
発明によれば、膨大でまとまりに欠けたファイルになり
かねない単位期間報ファイルを、選択された種別のイベ
ント情報のみの収集とすることで、適度なデータ量で且
つ必要なデータのみまとまったファイルとすることが出
来る。
【0021】請求項10記載の発明は、請求項1〜9の
何れかに記載の火災表示装置において、着脱可能な第2
記憶媒体(例えばフロッピーディスクなど)にデータの
書き込みが可能な記憶装置と、前記イベントファイル又
は前記単位期間報ファイルを前記第2記憶媒体に複写す
るファイル複写手段とを備えた構成とした。
【0022】この請求項10記載の発明によれば、同一
の火災表示装置のみに限られず、上記第2記憶媒体に書
き込まれたデータを読み出し可能な記憶装置を有してい
れば、別の電子計算機(パーソナルコンピュータや汎用
コンピュータなど)でデータの利用を図ることが出来
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図11の図面を参照しながら説明する。図
1は、本発明の実施の形態の火災表示装置が備わる火災
報知システムの全体構成を示す概要図である。この発明
の実施の形態の火災表示装置1は、複数の棟や複数のフ
ロアに渡って火災の監視および報知を行う火災報知シス
テム100に接続され、該火災報知システム100の受
信機2からのデータに基づき火災監視の状況をさまざま
な明度と色を用いて品質良く表示するものである。この
実施の形態で例示する火災報知システム100は、複数
系統の幹線L1〜Lnを備えた受信機2と、これら幹線
L1〜Lnに直接又は中継器30〜30mを介して接続
される端末器等から構成されるものである。端末器とし
ては、幹線に直接接続される例えばアナログ式の感知器
44,45やセンサ46、中継器30〜30mを介して
接続されるオン・オフ式の感知器31〜33、防排煙機
器34〜38、地区ベル41や発信機42、その他の機
器(室外表示灯43、アラーム弁39、鍵管理器40、
消火栓)などがある。各端末器は、各地区(各棟の各フ
ロア)毎に必要数設置され、各地区の火災の検知や防排
煙または消火等を行う。
【0024】受信機2は、幹線L1〜Lnに直接接続さ
れた端末器や各端末器を接続した中継器30〜30m等
とポーリング方式の通信を行い、各感知器やセンサの状
態により火災の監視を行うと共に、火災等があった場合
に地区ベル41等により火災発生の報知を行ったり防排
煙機器34〜38や消火栓を作動させたりする。
【0025】図2は、火災表示装置の内部構成の概略を
示すブロック図である。火災表示装置1は、火災報知シ
ステム100の監視状況を表示出力する火災表示システ
ムとして機能するものであり、図1に示すように、コン
ピュータ(パーソナルコンピュータや汎用コンピュータ
等)11、CRT(陰極線管)や液晶パネル等の表示装
置15、並びに、プリンター14等から構成される。コ
ンピュータ11は、図2に示すように、CPU(centra
l processing unit)111、RAM(random access m
emory)112、ROM(read only memory)113、
表示制御回路114、キーボード(キー入力装置)12
やマウス(ポインティングデバイス:指示入力装置)1
3等の入力装置、例えばRS−232C規格の通信イン
ターフェース115、および、記憶装置116等を備え
ている。表示制御回路114は、CPU111からの命
令に従い画像データを作成すると共に表示装置15に表
示信号を出力する。記憶装置116は、例えばハードデ
ィスクなどであり大容量(例えば1Gバイト以上)の記
憶媒体116aを備えている。また、図示しないが、こ
のコンピュータ11には、第2記憶媒体としてのフロッ
ピーディスクにデータの書き込みが可能な記憶装置とし
てのフロッピードライブが備わっている。なお、第2記
憶媒体やこの記憶装置のその他の例として、例えば、光
磁気ディスクや光ディスクと、これらディスクにデータ
を書き込み可能なディスクドライブを利用することも出
来る。
【0026】コンピュータ11上では既存のオペレーシ
ョンシステムが実行されており、該オペレーションシス
テムに則って火災表示システムとしてのアプリケーショ
ンを実行させることで、該コンピュータ11が火災監視
の状況を表示する火災表示システムとして機能する。火
災表示システムの制御プログラムや制御データは記憶媒
体116a中に記憶されており、オペレータの呼び出し
操作によりこれら制御プログラムや制御データがRAM
112上に読み出されて実行される。コンピュータ11
は、通信インターフェース115と受信機2側のインタ
ーフェース25を介して受信機2に接続され、火災表示
システムの実行中、常に受信機2から送られるデータ受
信が可能となっている。
【0027】先ず、受信機2から送られるイベント情報
について説明する。図3は、火災報知システム100の
受信機2から火災表示装置1に送信されるイベントデー
タの一例を示すデータチャートである。受信機2から
は、火災報知システム1上で所定の事象があった場合
に、該事象を示すイベント情報がコンピュータ11に送
信される。火災報知システム1上での事象としては、例
えば、オン・オフ式の感知器31〜33や発信機42の
発報および復旧、アナログ感知器44,45やセンサ4
6からの注意報、火災報又は連動報の発報ならびに復
旧、防排煙機器34〜38や消火栓等の作動、並びに、
幹線L1〜Lnの故障などがある。受信機2からコンピ
ュータ11に送信されたイベント情報は、一旦、コンピ
ュータ11内のRAM112上に記憶される。
【0028】受信機2からコンピュータ11に送信され
記憶されるイベント情報は、図3に示すように、「色」
「アドレス」「種別」「CWR」「日付」「時刻」「棟
・階・番」「CWR名称」「メッセージ」の一連のデー
タから構成される。図3中、1行で示される一連のデー
タが1個のイベント情報である。「色」データは該イベ
ント情報を表示する際の表示色を示すデータである。例
えば、注意報は暗黄色(「Y」)、火報系とガス漏れ検
知は赤色(「R」)、その他、防排煙機器や消火栓等の
作動は暗緑色(又は黒:「N」)、復旧はシアン
(「C」)などである。「アドレス」データは該当する
端末器のアドレスを示すコードデータ、「種別」データ
は該当する端末器の種類を示すコードデータ、「CW
R」データは該当する端末器の動作内容を示すコードデ
ータである。
【0029】「棟・階・番」データは該当する端末器の
設置場所を示すデータ、「CWR名称」は端末器の動作
の名称データ、「メッセージ」は場所名称(例えば「食
堂手前」)や動作結果(例えば「手動試験終了」)など
各事象を分り易くするためのメッセージデータである。
これら「色」「アドレス」「種別」「CWR」「日付」
「時刻」「棟・階・番」「CWR名称」「メッセージ」
の各データは、全て受信機2で生成してコンピュータ1
1に送信しても良いし、また、「アドレス」「種別」
「CWR」「日付」「時刻」の各データのみ受信機2か
らコンピュータ11に送信し、残りの「色」「棟・階・
番」「CWR名称」「メッセージ」の各データは、受信
機2からの送信データに基づいてコンピュータ11内の
データテーブルを参照して取得するようにしても良い。
なお、これらイベントデータの送信は、従来の火災報知
システムおよび火災表示装置により一般に行われている
ものとほぼ同様のものである。
【0030】図4は、イベントデータ中の事象を示すコ
ードデータと事象内容の対応を示すデータテーブル図で
ある。火災報知システム100上での事象の内容は、
「種別」データと「CWR」データとから一義的に決定
する。すなわち、事象の内容を示す「CWR名称」デー
タは、端末器を示すコードデータと、該当する端末器の
動作内容を示すコードデータとから決定される。例え
ば、図4に示すように、端末器の種別が光電式煙感知器
(「A0」)の場合、「CWR」データのデータ値「0
0」〜「1F(16進数)」の各々に対応して「マス
ク」「復旧」「注意報発報」…「種別不一致」などの動
作内容が対応している。なお、端末器の種別が異なれば
その動作内容も異なり、「CWR」データとその動作内
容との対応関係も異なるが、ここでは各端末器ごとの動
作内容についての説明は省略する。端末器の種別毎の動
作内容の分類は従来と同様のものである。
【0031】次に、火災表示装置1で実行される火災表
示システムの処理内容(表示処理やイベントファイルの
作成処理)について説明する。図5には、火災表示シス
テムの表示画像の一例の画像図を示す。火災表示システ
ムの基本画面には、火災表示システムのウインドウ(表
示窓)であること示すタイトルバー51、各種選択可能
なメニューを内包したメニューバー52、操作ボタンが
設けられたツールバー53、監視状況の表示などを行う
主ウインドウ54、および、イベントバー55などが備
わっている。
【0032】イベントバー55には、受信機2から最後
に送信されたイベント情報の文字表示(以下イベント表
示と呼ぶ)が行われる。イベント表示は、受信機2から
送信されるイベント情報のうち「日付」「時刻」「棟・
階・番」「種別名称」「CWR名称」の各データを文字
出力するものである。また、これら文字出力はイベント
情報内の「色」データが示す色で出力される。イベント
バー55には、「クリア」ボタン55aと「リスト」ボ
タン55bが設けられており、オペレータが「クリア」
ボタン55aを指示操作(マウス13でポインタを合わ
せてクリックするなど)することで、イベント表示がク
リアされ、「リスト」ボタン55bを指示操作すること
で下記のイベントリスト表示窓60が表示される。
【0033】図6には、イベントリスト表示窓60の一
例の画像図を示す。イベントリスト表示窓60は、当該
ウインドウ(表示窓)であることを示すタイトルバー6
1、メニューバー62、イベント情報が表示される主ウ
インドウ63、表示されるイベント情報が所定行を超え
た場合に表示されるスクロールバー64とから構成され
る。イベントバー55の「リスト」ボタン55bを指示
操作してイベントリスト表示窓60を表示した場合に
は、主ウインドウ63にRAM112中に記憶されてい
る(又は読み出されている)本日のイベント情報のリス
トが表示される。火災表示システムの実行中、受信機2
から受信したイベント情報は続けてRAM112中に蓄
えられている。イベントリスト表示窓60に表示される
イベント情報は、「日付」「時間」「棟・階・番」「種
別」「CWR名称」「メッセージ(場所名称)」の各デ
ータである。これらのイベント情報が時系列に沿って複
数行に並べられて表示される。
【0034】図7は、イベントリスト表示窓60のメニ
ューを示す模式図である。イベントリスト表示窓60の
メニューバー62には、「ファイル」「種別」「動作状
態」「現在の異常」「月報」の各メニューが備わってい
る。「ファイル」メニューは、イベントリストファイル
の各種操作に関わるメニューである。該メニューの中に
は「本日の記録」「読出し」「印刷」「コピー」「削
除」「戻る」の各メニューが含まれており、オペレータ
が「ファイル」メニューを指示操作することでこれらメ
ニューが画面上に現われて選択可能となる。「本日の記
録」はRAM112中に蓄積されている本日のイベント
情報を主ウインドウ63に表示するメニュー、「読出
し」は記憶媒体116aに記憶されている過去のイベン
トリストファイルを主ウインドウ63に表示するメニュ
ーであり、イベントファイル出力手段として機能するも
のである。「印刷」は主ウインドウ63の内容をプリン
トアウトするメニュー、「削除」はイベントリストファ
イルを削除するメニュー、「戻る」はイベントリスト表
示窓60を消して火災表示システムの元の画面(例えば
図5の画面)に戻るメニューである。「コピー」は、フ
ァイル複写手段を構成するもので、例えばフロッピーデ
ィスクなどの第2記憶媒体にイベントリストファイルや
単位期間報ファイルとしての月報ファイル(後述)を複
写するメニューである。
【0035】上記「読出し」メニューを選択すると、図
8に示すファイル選択ウインドウ70が表示され、読出
しを行う過去のイベントリストファイルの選択がオペレ
ータにより可能となる。すなわち、ファイル選択窓71
に、記憶媒体116a中の過去のイベントリストファイ
ルが表示され、オペレータが読み出したいイベントリス
トファイルを指示操作により選択した後、開くボタン7
2を指示操作することで、この選択されたイベントリス
トファイルがRAM112中に読み出されてイベントリ
スト表示窓60に表示出力される。上記「コピー」メニ
ューを選択すると、先ず、記憶媒体116aに記憶され
ているファイルの選択ウインドウが表示される。次い
で、複写するファイルを選択すると、フロッピーディス
クの準備がなされている(OK)か否かを確認するメッ
セージ表示(ダイアログボックスとも云う)がなされ、
オペレータが「OK」ボタンを指示操作すると選択した
ファイルがフロッピーディスクにコピーされ、一方「中
止」ボタンを指示操作するとコピーを行わずにメッセー
ジ表示を終了する。
【0036】「種別」メニューは、イベントリスト表示
窓60に表示されるイベント情報の分類別表示を行うた
めの選別手段を構成するもので、その中には「全種別」
「火報」「ガス漏れ」「その他」の各メニューが含まれ
ている。「全種別」はイベントリストファイルの全ての
イベント情報を表示させるメニュー、「火報」は感知器
や発信機又は非常電話等の火報系のイベント情報のみを
表示させるメニュー、「ガス漏れ」はガス感知器のガス
感知に関すイベント情報のみを表示させるメニュー、
「その他」は火報系やガス漏れを除いた全てのイベント
情報を表示させるメニューである。「種別」メニューに
おけるデフォルトの設定は「全種別」である。「動作状
態」メニューは、イベント情報の動作状態に関わる分類
別表示を行うためのもので、その中には「作動のみ」
「作動と復旧」の各メニューが含まれている。「作動の
み」は、復旧を除く端末の作動を示すイベント情報のみ
を表示するメニュー、「作動と復旧」は、作動も復旧も
全てのイベント情報を表示するメニューである。「動作
状態」メニューにおけるデフォルトの設定は「作動と復
旧」である。
【0037】オペレータは、「種別」メニューの「全種
別」「火報」「ガス漏れ」「その他」の各メニューや、
「動作状態」メニューの「作動のみ」「作動と復旧」の
各メニューを選択することで、イベントリスト表示窓6
0の主ウインドウ63に表示されるイベント情報がメニ
ュー内容に従って選別される。「種別」と「動作状態」
の両方のメニューでメニューが選択された場合には、両
者の条件が合わされた表示内容となる。「現在の異常」
メニューは、過去のイベントリストファイルが開いてい
る場合でも、RAM112中に記憶されている情報から
現在作動中になっていることを示すイベント情報のみを
表示するものである。このメニューは、常に作動状態と
なっている防排煙機器の状態を確認したり、火災発生時
にすばやく現在の異常を確認する場合などに用いられ
る。
【0038】「月報」メニューは、任意の月に生成され
たイベントリストファイルを1つのデータファイルにま
とめた単位期間報ファイルとしての月報ファイルを作成
するためのメニューであり、単位期間報ファイル作成手
段を構成するものである。このメニューの中には「全種
別」「火報」「ガス漏れ」「その他」の各メニューが含
まれている。「全種別」は全てのイベント情報を含んだ
月報ファイルを作成するメニュー、「火報」は火報に関
する種別のみを含んだ月報ファイルを作成するメニュ
ー、「ガス漏れ」はガス漏れに関する種別のみを含んだ
月報ファイルを作成するメニュー、「その他」は火報と
ガス漏れ以外の種別のみを含んだ月報ファイルを作成す
るメニューである。なお、「その他」のメニューによ
り、更に細かい種別の分類を行うようにしたり、火報と
ガス漏れをまとめた分類を行うようにすることも可能で
ある。オペレータが、「月報」メニューの「全種別」
「火報」「ガス漏れ」「その他」の何れかを選択する
と、先ず、図9(a)に示すような月報作成ウインドウ
80が表示される。ただし、月報作成ウインドウ80中
の「作成する月報の分類は「火報」です。」のメッセー
ジ表示中、「」内の文字は選択された「全種別」「火
報」「ガス漏れ」「その他」にとって換えられる。
【0039】月報作成ウインドウ80は、月を指定する
月指定リストウインドウ81と、更に細かい月報の種別
を選択する種別詳細リストウインドウ82と、月報ファ
イルの作成実行を行う実行ボタン83と、月報ファイル
の作成を行わずに月報ウインドウ80を閉じる中止ボタ
ン84とを備えている。オペレータが月指定リストウイ
ンドウ81側端部のリストダウンボタン81aを指示操
作すると、選択可能な「1月」〜「12月」のリスト8
1bがリストダウンされ、この中から所望の月を指示操
作することで月指定リストウインドウ81内に選択され
た月が表示される。同様に種別詳細リストウインドウ8
2を指示操作して、「作動」「テスト」「故障」「復
旧」のリスト82bの中から詳細な種別が選択できる。
なお、「作動」などの種別の選択については、アナログ
感知器の注意報、火災報、連動報などのように、更に細
かく分類し選択可能とすることも出来る。そして、月と
詳細種別の選択を完了したら、実行ボタンを指示操作す
ることで、この選択された月に作成されたイベントリス
トファイルのうち「月報」メニューと種別詳細リストウ
インドウ82で選択された種別(例えば「火報」と「作
動」の種別)のイベント情報が1ファイルにまとめられ
て、月報ファイルとして記憶媒体116aの所定の記憶
領域に書き込まれる。
【0040】次に、火災表示システムにより行われるイ
ベントリストファイルの生成処理および消去処理につい
て説明する。これらイベントリストファイルの生成処理
および消去処理は、火災表示システムの制御プログラム
内に書き込まれているものであり、記憶媒体116a内
に記憶されている。この生成処理が、イベントファイル
生成手段やファイル保存手段として機能し、消去処理が
ファイル自動消去手段として機能する。
【0041】受信機2から受信したイベント情報は、一
旦、RAM112中に蓄えられると共に、所定の条件で
1つのイベントリストファイル(イベントファイル)に
まとめられて、データファイルとして記憶媒体116a
に記憶される。データファイルの形式は、テキストデー
タの1種であるCSVファイル(リスト項目をスペース
やカンマ又はリターンで区切った形式)である。イベン
トリストファイルのファイル名は、例えば「L1998
−07−30−01.LST」のように自動的に決定さ
れて付与される。すなわち、リストを表す「L」、ファ
イルが作成された西暦「1998−07−30」、1日
に複数のイベントリストファイルが作成された場合にそ
れらを区別するための作成ナンバー「−01」、拡張子
「.LST」で決定される。イベントリストファイルに
まとめられて記憶される条件は、日付が変わるとき、R
AM112に蓄えられたイベント情報の数が所定数(5
00個)になった場合、火災表示システムが終了される
場合である。
【0042】例えば、火災表示システムが一旦終了され
て、同日のうちに再び立ち上げられた場合には、一旦終
了された時点で先ず1個のイベントリストファイルが作
成され、次に再起動された時から発生するイベント情報
は、新たなイベントリストファイルの中にまとめられて
いく。なお、火災表示システムが一旦終了されて同日の
うちに再び立ち上げられた場合において、次の特殊な方
法でイベントリストファイルを取り扱うようにしても良
い。すなわち、イベントリストファイルの生成方法の一
例を示す説明図である図10に示すように、先ず、火災
表示システムが終了される場合には、終了直前のイベン
ト情報を含んだイベントリストファイル(図10
(a))が作成されて記憶媒体116aに保存される。
次いで、火災表示システムを再び起動させると、先ず、
システムは記憶媒体116a中のイベントリストファイ
ルの保存先を検索して、同日に作成されたイベントリス
トファイルがあるか否かを確かめる。
【0043】同日のイベントリストファイルがあった場
合には、このイベントリストファイルをRAM112中
に読み出して、この読み出したイベントリストの後ろに
次から送信されてくるイベント情報(図10(b)中
「イベントデータ」で示す)を後続させていく。但し、
読み出したイベントリストファイルのイベント情報数が
最大数(例えば500個)に達していた場合には、新た
なイベントリストが作成される。新たなイベント情報を
後続させる場合には、システムが再度立ち上げられたこ
とを示すインデックス記号(例えば「(STAR
T)」)が挿入される。一方、同日のイベントリストフ
ァイルがなかった場合には、新たなイベントリストが作
成されて、該イベントリストに次から送信されてくるイ
ベント情報(図10(c)中「イベントデータ」で示
す)を後続させていく。新たなイベント情報を後続させ
る場合には、システムが再度立ち上げられたことを示す
インデックス記号(例えば「(START)」)が挿入
される。
【0044】過去のイベントリストファイルは、上述の
ように記憶媒体116aに保存されていく一方、次の所
定の条件により古い方から自動的に消去されていく。こ
の消去処理は、過去のイベントファイルが溜まって記憶
媒体116aの記憶領域が尽きてしまうのを防ぐための
ものである。イベントファイルの削除方法は次のごとく
である。すなわち、所定期日の経過に基づき、古いほう
から所定期間中に作成されたイベントファイルを削除し
ていくというものである。例えば、毎月1日に1年6ヶ
月より前の1ヶ月間に作成されたイベントファイルを削
除する。例外的に、ある月の1日に火災表示システムが
実行されなかった場合には、1日以外の日であっても次
に火災表示システムが実行されたときに、月の1日を経
過したと判断して1年6ヶ月より前のイベントファイル
を削除する。
【0045】図11には、イベントリストファイルの削
除方法の一例を説明する模式図を示す。同図中、Hは記
憶媒体116a内に設けられたイベントリストファイル
が記憶される領域を表している。同図を用いて具体的に
説明すれば、1998年7月31日の段階では、199
7年1月1日から作成されたイベントリストファイル
「L1997−01−01−01.LST」〜「L19
98−07−31−**.LST」までが領域H内に記
憶されている。そして、1998年8月1日に経過する
と、1年6ヶ月より前の1ヶ月間に作成されている「L
1997−01−01−01.LST」〜「L1997
−01−31−**.LST」のファイル群f1が一括
して削除される。そして、その後に作成される「L19
98−08−01−01.LST」のイベントリストフ
ァイルf2が領域Hに保存される。
【0046】以上のように、この実施の形態の火災表示
装置1によれば、火災報知システム100の受信機2か
ら送信されるイベント情報を複数まとめてイベントリス
トファイルを生成し、記憶媒体116aに書き込んで保
存していくので、火災表示装置1の操作のみで過去の火
災監視に関するデータを取り扱うことが出来る。その結
果、過去のイベントリストファイルを参照することで、
例えば、過去の火災監視に関するデータ(イベント情
報)の収集や過去の火災監視の検証などが可能となる。
また、イベントリストファイルの作成条件が、日付が変
更した場合、イベント情報の数が所定数になった場合で
あるので、通常時には少なく火災時に突発的に多くなる
イベント情報の発生条件に適応して、1個のイベントフ
ァイルに含まれるイベント情報を適量にできる。従っ
て、イベントファイルの数や容量が共に膨大とならず、
ファイルの取り扱いが容易となる。
【0047】また、「月報」メニューによる月報ファイ
ルの作成によって、イベント情報を月毎に収集すること
が出来るので、例えばイベント情報の月毎に集計する際
などに都合が良い。また、膨大でまとまりに欠けたファ
イルになりかねない月報ファイルを、選択された種別の
イベント情報のみの収集とすることで、適度なデータ量
で且つ必要なデータのみまとまったファイルとすること
が出来る。また、「ファイル」−「コピー」メニューに
より、上記イベントリストファイルや月報ファイルがフ
ロッピーディスクに複写できるので、他のコンピュータ
でデータを取り扱う際に都合が良い。
【0048】また、「種別」メニュー(図7参照)の選
択により、イベント情報をその事象の種別に基づき選別
して表示出力することが出来るので、オペレータがイベ
ント情報を認識する際に、余計な情報をカットして認識
することができるので火災監視上都合が良い。また、イ
ベントリストファイルの消去処理により、記憶媒体の記
憶領域がイベントファイルで尽きてしまうことが回避さ
れるので、その回避のために面倒な記憶媒体のメンテナ
ンスを行うことが不要となる。また、その削除条件が、
毎月1日に古いほうから1ヶ月分のファイルを消去して
いくというものなので、該削除処理が頻繁に行われずま
とめて行われるので、火災表示システムのメイン処理で
ある火災監視の表示処理に負担をかけずに済む。
【0049】なお、本発明は、この実施の形態の火災表
示装置1に限られるものでなく、例えば、イベント情報
の内容などは本発明が適用される火災報知システムに応
じて様々な変更が可能であるし、また、イベント情報を
種別に分けて表示する選別の仕方も様々に変更可能であ
る。その他、イベントファイルの作成条件や消去条件、
イベントファイル(イベントリストファイル)の名称の
付け方など、具体的に示した細部内容は、発明の主旨を
逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、火災報知
システムから受信されるイベント情報を複数まとめてイ
ベントファイルを生成し、記憶媒体に書き込んで保存す
るので、火災表示装置の操作のみで過去の火災監視に関
するデータを取り扱うことが出来る。その結果、例え
ば、過去の火災監視に関するデータ(イベント情報)の
収集や過去の火災監視の検証などが可能となる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、所定期間ご
とに新たなイベントファイルが生成されていくので、イ
ベント情報が所定期間毎に整理されてデータの取り扱い
がより容易となる。また、1イベントファイルの容量が
膨大にならないので、その点からもファイルの取り扱い
が容易となる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、1個のイベ
ントファイル中に含まれるイベント情報が所定量(例え
ば300個や500個)になる毎に、新たなイベントフ
ァイルが生成されていくので、1イベントファイルの容
量が規定量以上となることがなく、イベント情報やイベ
ントファイルの取り扱いが容易となる。また、請求項2
と請求項3との組み合わせにより、通常時には少なく火
災時に突発的に多くなるイベント情報の発生条件に適応
して、1個のイベントファイルに含まれるイベント情報
を適量にできる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、イベント情
報をその事象の種別に基づき選別して表示出力する選別
手段により、オペレータがイベント情報を認識する際
に、余計な情報をカットして認識することができるので
火災監視上都合が良い。
【0054】請求項5記載の発明によれば、記憶媒体の
記憶領域がイベントファイルで尽きてしまうことが回避
されるので、その回避のために面倒な記憶媒体のメンテ
ナンスを行うことが不要となる。
【0055】請求項6記載の発明によれば、請求項5の
効果に加えて、イベントファイルを削除する処理が頻繁
に行われずまとめて行われるので、火災表示装置として
のメインの処理である表示処理に負担をかけずに済む。
【0056】請求項7記載の発明によれば、単位期間報
ファイル作成手段によりイベント情報を第2の単位期間
ごとに収集することが出来るので、例えばイベント情報
を所定の単位期間ごとに集計する際などに都合が良い。
同様に、請求項8記載の発明によれば、月報ファイル作
成手段によりイベント情報が月毎に収集されるので、例
えばイベント情報を月毎に集計する際などに都合が良
い。
【0057】請求項9記載の発明によれば、膨大でまと
まりに欠けたファイルになりかねない単位期間報ファイ
ルを、選択された種別のイベント情報のみの収集とする
ことで、適度なデータ量で且つ必要なデータのみまとま
ったファイルとすることが出来る。
【0058】請求項10記載の発明によれば、同一の火
災表示装置のみに限られず、第2記憶媒体に書き込まれ
たデータを読み出し可能な記憶装置を有していれば、別
の電子計算機(パーソナルコンピュータや汎用コンピュ
ータなど)でデータの利用を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の火災表示装置が備わる火
災報知システムの全体構成を示す概要図である。
【図2】同、火災表示装置の内部構成の概略を示すブロ
ック図である。
【図3】火災報知システムの受信機から火災表示装置に
送信されるイベントデータの一例を示すデータチャート
である。
【図4】イベントデータ中のコードデータとイベント内
容の対応関係の一例を示すデータテーブル図である。
【図5】火災表示装置により実行される火災表示システ
ムの表示画像の一例を示す画像図である。
【図6】火災表示システムで表示されるイベントリスト
表示の一例を示す画像図である。
【図7】同、イベントリスト表示のメニューを示す模式
図である。
【図8】過去のイベントファイルを開く場合に表示され
るファイル選択ウインドウを示す画像図である。
【図9】月報ファイルを作成する場合に表示される月報
の作成ウインドウを示す画像図である。
【図10】イベントファイルの生成方法の一例を説明す
る図である。
【図11】イベントファイルの削除方法の一例を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 火災表示装置 2 受信機 11 コンピュータ 13 マウス 15 表示装置 55 イベントバー 55b リストボタン 60 イベントリスト表示窓 62 メニューバー 63 主ウインドウ 80 月報作成ウインドウ 82 種別詳細リストウインドウ 100 火災報知システム 111 CPU 112 RAM 113 ROM 116 記憶装置 116a 記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA04 AA09 AA10 AA16 AA22 AA24 AA25 BB48 BB51 BB74 DD04 DD05 DD06 DD07 DD08 DD20 EE06 FF01 FF03 FF04 FF05 FF19 FF20 FF23 GG07 GG12 GG18 GG21 GG24 GG30 GG32 GG43 GG51 GG52 GG57 GG63 GG64 GG65 GG66 GG83 5G405 AA06 AA08 AB01 AB02 AD02 AD07 BA01 CA22 CA27 CA29 CA41 CA51 DA17 DA21 DA23 DA24 EA27 EA31

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災監視を行う火災報知システムに接続
    されると共に、該火災報知システムから火災報知システ
    ム上での事象を示すイベント情報を受信して、該イベン
    ト情報に基づき監視状況に関する表示を行う火災表示装
    置において、 データの読み出しおよび書き込みが可能な記憶媒体と、 前記イベント情報を複数まとめて1つのデータファイル
    であるイベントファイルを生成するイベントファイル生
    成手段と、 前記イベントファイルを前記記憶媒体に書き込んで保存
    するファイル保存手段とを備えたことを特徴とする火災
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記イベントファイル生成手段は、所定
    期間ごとに新たなイベントファイルを生成していくこと
    を特徴とする請求項1記載の火災表示装置。
  3. 【請求項3】 前記イベントファイル生成手段は、1個
    のイベントファイル中に含まれるイベント情報が所定量
    になったことに基づき、新たなイベントファイルを生成
    して次からのイベント情報を当該新たなイベントファイ
    ルにまとめていくことを特徴とする請求項1又は2記載
    の火災表示装置。
  4. 【請求項4】 前記イベントファイルを読み出して表示
    出力するイベントファイル出力手段と、 前記イベントファイル中のイベント情報を該イベント情
    報が示す事象の種別に基づき選別して表示出力する選別
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか
    に記載の火災表示装置。
  5. 【請求項5】 前記イベントファイルが溜まって前記記
    憶媒体の記憶領域が尽きてしまうのを防ぐため、所定条
    件に基づき前記記憶媒体から古いイベントファイルを自
    動的に消去するファイル自動消去手段を備えたことを特
    徴とする請求項1〜4の何れかに記載の火災表示装置。
  6. 【請求項6】 前記ファイル自動消去手段は、所定期日
    の経過に基づいて、古いほうから所定期間中に作成され
    たイベントファイルを削除することを特徴とする請求項
    5記載の火災表示装置。
  7. 【請求項7】 前記イベントファイル生成手段は、第1
    の単位期間ごとに新たなイベントファイルを生成し、 前記第1の単位期間より長い第2の単位期間で区切られ
    た期間のうち任意の期間を選択可能な期間選択手段と、 該期間選択手段により選択された第2の単位期間中に生
    成された複数のイベントファイルをまとめて1つのデー
    タファイルである単位期間報ファイルを作成する単位期
    間報ファイル作成手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1〜3の何れかに記載の火災表示装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の単位期間は1ヶ月間であり、 前記期間選択手段は任意の月を選択可能な月選択手段で
    あり、 前記単位期間報ファイル作成手段は、前記月選択手段に
    より選択された月に生成された複数のイベントファイル
    をまとめて1つのデータファイルである月報ファイルを
    作成する月報ファイル作成手段であることを特徴とする
    請求項7記載の火災表示装置。
  9. 【請求項9】 前記イベント情報が示す事象の種別を選
    別する種別選択手段を備え、 前記単位期間報ファイル作成手段は、前記種別選択手段
    により選択された種別のイベント情報のみをまとめて前
    記単位期間報ファイルを作成することを特徴とする請求
    項7又は8に記載の火災表示装置。
  10. 【請求項10】 着脱可能な第2記憶媒体にデータの書
    き込みが可能な記憶装置と、 前記イベントファイル又は単位期間報ファイルを前記第
    2記憶媒体に複写するファイル複写手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の火災表示装
    置。
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