JPH0980967A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

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JPH0980967A
JPH0980967A JP7238806A JP23880695A JPH0980967A JP H0980967 A JPH0980967 A JP H0980967A JP 7238806 A JP7238806 A JP 7238806A JP 23880695 A JP23880695 A JP 23880695A JP H0980967 A JPH0980967 A JP H0980967A
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JP
Japan
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temperature
image forming
heating body
toner image
detected
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JP7238806A
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English (en)
Inventor
Hideo Nanataki
秀夫 七瀧
Koichi Okuda
幸一 奥田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却ファンの運転を適切に制御して余分な電
力の消費や騒音を抑え、定着装置の過剰冷却を防止して
高品位な画像形成が可能な画像形成装置および方法を提
供する。 【解決手段】 本発明にもとづく画像装置は、印字指令
にもとづいて記録材上にトナー像を形成するためのトナ
ー像形成手段と、該トナー像を担持した記録材を定着す
るための定着手段と、少なくとも定着手段の周囲を冷却
するための冷却手段と、トナー像形成手段、定着手段、
および冷却手段の駆動を制御する制御手段とを有する画
像形成装置であって、定着手段は、加熱体と、該加熱体
の温度を検知する温度検知部材とを有し、また制御手段
は、温度検知部材の検知温度が所定の温度に維持される
ようにして加熱体の駆動を制御するとともに、加熱体に
対向する位置にトナー像を担持した記録材が存在しない
ときの温度検知部材の検知温度または該検知温度の変化
にもとづいて冷却手段の駆動を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機・
プリンタ・ファックス等の画像形成装置および画像形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真技術を利用した電子写
真複写機、プリンタ、ファックシミリ装置等の画像形成
装置が知られている。その一例を図8を用いて説明す
る。
【0003】図8は、電子写真技術をプリンタに応用し
たレーザビームプリンタの概略的構成を説明するための
模式的断面図である。
【0004】このレーザビームプリンタの動作について
簡単に説明する。
【0005】ホストコンピュータ(不図示)より送られ
た画像情報信号によりスキャナ部3からのレーザ光の強
度を変調し、感光ドラム1上に静電潜像を作成する。レ
ーザ光の強度および照射スポット径はプリンタの解像度
および所望の画像濃度によって適正に設定される。感光
ドラム1上の静電潜像は、レーザ光が照射された部分は
明部電位VL として、そうでない部分は一次帯電器2で
帯電された暗部電位VD として保持されることによって
形成される。
【0006】つぎに、感光ドラム1は矢印のA方向に回
転し、該回転に伴って静電潜像が現像器4によって順次
現像される。現像器4内の熱軟化性有色粉体(以下トナ
ーと記す)はトナー供給回転体である現像スリーブ40
1および現像ブレード402によって、トナー高さ、ト
リボを制御され、現像スリーブ401上に均一なトナー
層を形成する。現像ブレード402としては通常金属製
もしくは樹脂製のものが用いられ、樹脂系のものは現像
スリーブ401に対して適正な当接圧をもって接してい
る。現像スリーブ401上に形成されたトナー層は現像
スリーブ401自身の回転にともない感光ドラム1に対
向し、現像スリーブ401に印加されている電圧Vdcと
感光ドラム1の表面電位が形成する電界によりVL の部
分だけ選択的に顕像化する。感光ドラム1上のトナー像
は転写装置5によって、給紙トレイ7から搬送ローラ8
を介して送られてきた被記録媒体Pに順次転写される。
転写装置5は、図に示したコロナ帯電器以外に、導電弾
性回転体に電源から電流を供給して紙に転写電荷を付与
しながら搬送する転写ローラ方式がある。
【0007】トナー像を転写された紙は感光ドラム1の
回転と共に定着装置6へと送り出され、加熱加圧により
永久固定画像となる。そして、画像が形成された被記録
媒体Pは排出口9から排出される。
【0008】スキャナ部3や電子回路(不図示)および
定着装置6は熱を発生するため、本例では冷却ファン7
を運転して機外に熱および水蒸気を排出して機内の雰囲
気温度を上昇させるのを防いでいる。この場合、冷却フ
ァン7の運転を装置の動作状況(すなわち、画像形成
時、画像形成待機時等)に対応して制御する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像形
成装置においては、冷却ファンの運転を装置の動作状況
に対応して制御してるため、装置全体の系がウォームア
ップされた状態か否かの如何にかかわらず冷却ファンを
運転させることとなる。その結果、装置の過剰冷却等が
生ずる場合がある。このような過剰冷却は、冷却ファン
の不必要な運転による騒音の発生や電力の無駄な消費と
なるばかりか、定着装置から熱を奪って定着性の低下を
発生させるという解決すべき課題が生ずる。
【0010】本発明は、上記課題を解決し、冷却ファン
の運転を適切に制御して余分な電力の消費や騒音を抑
え、かつ定着装置の過剰冷却を防止して高い定着能力を
確保することによって高品位な画像形成が可能な画像形
成装置および画像形成方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にもとづく画像装置は、印字指令にもとづい
て記録材上にトナー像を形成するためのトナー像形成手
段と、該トナー像を担持した記録材を定着するための定
着手段と、少なくとも上記定着手段の周囲を冷却するた
めの冷却手段と、上記トナー像形成手段、上記定着手
段、および上記冷却手段の駆動を制御する制御手段とを
有する画像形成装置であって、上記定着手段は、加熱体
と、該加熱体の温度を検知する温度検知部材とを有し、
また上記制御手段は、上記温度検知部材の検知温度が所
定の温度に維持されるようにして上記加熱体の駆動を制
御するとともに、上記加熱体に対向する位置に上記トナ
ー像を担持した記録材が存在しないときの上記温度検知
部材の検知温度または該検知温度の変化にもとづいて上
記冷却手段の駆動を制御することを特徴とする。
【0012】好ましくは、上記制御手段は、上記温度検
知部材の検知温度または該検知温度の変化を、上記加熱
体への通電をオンにした際に検知される温度または該温
度の変化とするか、もしくは、上記温度検知部材の検知
温度または該検知温度の変化を、上記加熱体への通電を
オフにした際に検知される温度または該温度の変化とす
る。
【0013】好ましくは、上記加熱体は静止状態で使用
され、かつ上記加熱体は該加熱体に対して摺動するフィ
ルムを介して上記トナー像を担持した記録材を加熱す
る。
【0014】好ましくは、上記制御手段は、上記印字指
令が上記入力手段に入力されるまでの待機状態を、上記
加熱体に対向する位置に上記トナー像を担持した記録材
が存在しないときと判断するか、もしくは、連続画像形
成動作中の紙間を、上記加熱体に対向する位置に上記ト
ナー像を担持した記録材が存在しないときと判断する。
【0015】また、上記課題を解決するために本発明に
もとづく画像形成方法は、印字指令にもとづいて記録材
上にトナー像を形成するためのトナー像形成工程と、該
トナー像を担持した記録材を定着するための定着工程
と、少なくとも上記定着工程に用いられる定着手段の周
囲を冷却する冷却工程と、上記トナー像形成工程に用い
られるトナー像形成手段、上記定着工程に用いられる上
記定着手段、および上記冷却工程に用いられる冷却手段
の駆動を制御する制御工程とを有する画像形成装置であ
って、上記定着工程に用いられる定着手段は、上記トナ
ー像を担持した記録材を加熱する加熱体と、該加熱体の
温度を検知する温度検知部材とを有し、また上記制御工
程は、上記温度検知部材の検知温度が所定の温度に維持
されるようにして上記加熱体の駆動を制御するととも
に、上記加熱体に対向する位置に上記トナー像を担持し
た記録材が存在しないときの上記温度検知部材の検知温
度または該検知温度の変化にもとづいて上記冷却工程に
用いられる上記冷却手段の駆動を制御することを特徴と
する。
【0016】好ましくは、上記制御工程では、上記温度
検知部材の検知温度または該検知温度の変化を、上記加
熱体への通電をオンにした際に検知される温度または該
温度の変化とするか、もしくは上記温度検知部材の検知
温度または該検知温度の変化を、上記制御手段は上記加
熱体への通電をオフにした際に検知される温度または該
温度の変化とする。
【0017】好ましくは、上記定着工程では、上記加熱
体は静止状態で使用され、かつ上記加熱体は該加熱体に
対して摺動するフィルムを介して上記トナー像を担持し
た記録材を加熱する。
【0018】好ましくは、上記制御工程では、上記印字
指令が上記入力手段に入力されるまでの待機状態を、上
記加熱体に対向する位置に上記トナー像を担持した記録
材が存在しないときと判断するか、もしくは、連続画像
形成動作中の紙間を、上記加熱体に対向する位置に上記
トナー像を担持した記録材が存在しないときと判断す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0020】(第1の実施例)図1は本発明にもとづく
画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの定着
部および冷却ファンの構成を説明するための模式図であ
る。この実施例のレーザビームプリンタの概略的構成は
図8に示した従来例と以下に説明する点を除いて類似の
構成をとる。
【0021】図1において、参照符号62は断面形状が
閉環(エンドレス)となった耐熱性フィルムであり、加
熱体を含むフィルムのガイド部材であるステー61に外
嵌させてある。この耐熱性フィルム62の内周長aと加
熱体を含むステー61の外周長bは、a>bの関係にあ
り、本実施例ではフィルム62の方を、例えば3mm程
長くしてある。したがって、耐熱性フィルム62はステ
ー61に対して余裕ある周長でもってルーズに外嵌して
いる。
【0022】また、上記耐熱性フィルム62として、熱
容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるため
に、膜厚が100μm以下、好ましくは20〜50μm
上の耐熱性のPTFE,PFA,FEPの単層フィル
ム、あるいはポリイミド,ポリイミドアミド,PEE
K,PES,PPS等のフィルムの外周面にPTFE,
PFA,FEP等をコーティングした複合層フィルム等
が使用可能である。本実施例では、ポリイミドフィルム
の外周面にPTFEをコーティングしたものを用いた。
【0023】参照符号63は加熱体(ヒータ)である。
このヒータ63はアルミナ等でできた基板表面に、例え
ばAg/Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗材料を厚み
約10μm、幅1〜5mmにスクリーン印刷等により塗
工、この上に保護層67としてガラスやフッ素樹脂等で
コートしてある。
【0024】参照符号64は加圧ローラである。この加
圧ローラ64は、ヒータ63との間でフィルム62を挟
んでニップを形成し、フィルム62を駆動する回転体と
して機能する。また、加圧ローラ64は芯金64aとシ
リコーンゴム等の離型性の良い耐熱ゴム64bからなる
もので、芯金64aの端部に連結された不図示の駆動手
段によって駆動される。
【0025】温度制御は以下のようにして行われる。す
なわち、ヒータ63上に設けられたサーミスタ65の出
力をA/D変換しCPU10に取り込み、その情報をも
とにトライアック11によりヒータ63に通電するAC
電圧を位相、波数制御等により、ヒータ63に通電する
電力を制御することで行う。すなわち、サーミスタ65
の温度検知が所定の設定温度より低いとヒータ63が昇
温するように、また高い場合にはヒータ63が降温する
ように通電を制御することで定着動作時一定温調され
る。
【0026】記録材P上の未定着トナー像はニップで熱
と圧力を加えられることにより定着される。
【0027】この定着装置6は画像形成装置において外
部からの印字指令に応じた画像形成動作に連動して定着
動作を行う。
【0028】本実施例では、定着装置6内の加熱部の熱
容量を低く設定しているために、印字指令を待つ状態
(以下待機状態と記す)においてヒータ63への通電を
オフし、印字指令を受信した後再び通電を開始して短時
間にたち上げを行うクイックスタートを実現可能として
いる。
【0029】図2は、本実施例における定着温度および
冷却ファン7の制御アルゴリズムの一例を説明するため
のもので、(a)はフローチャート、(b)は制御テー
ブルである。また、図3は本実施例の連続プリント時の
ヒータ63の温度、フィルム62の温度、加圧ローラ6
4の温度の関係を示すグラフである。図3中、Aは立ち
上がりに要する時間、Bは記録用紙が搬送されてくる間
隔の時間を示す。
【0030】上記待機時に印字指令が入力されるとヒー
タ63は700Wの定格電力の通電により立ち上げられ
る(S−1)。
【0031】そしてサーミスタ65の検出温度が165
℃に達すると500Wの定電力通電に切り換える(S−
2)。
【0032】定電力制御はAC電源電圧値や電気抵抗材
料の抵抗値に応じて位相や波数を制御することにより行
う。本実施例では周波数50Hz、実効値100Vの1
00%通電時700Wで、100msecオン、40m
secオフを交互に繰り返すことにより500Wの定電
力通電を行っている。
【0033】サーミスタ65の検出温度が170℃から
180℃になるまでの時間を計測し、その計測結果にも
とづいて図2(b)に示すテーブルに従ってヒータ温度
を設定するとともに冷却ファンの出力を制御する(S−
3およびS−4)。
【0034】上記ヒータの立ち上げ時に装置全体が冷え
ていれば、すなわち前回印字指令を受けて定着動作を終
了してから相当時間経過していれば、ステー61や加圧
ローラ64等の部材は室温近くまで下がっており、定電
力通電制御時のヒータ63の温度上昇速度は緩やかにな
り、逆に装置全体が暖まっていれば温度上昇速度は速く
なる。よってヒータ63の温度上昇速度を見れば、加圧
ローラ65やステー61の温度が推測できてウォーミン
グアップの程度を検知することができる。この時、直接
検知温度から装置の温度を推定しても良いが、環境の影
響を排除し、安定性を得るために、温度上昇速度から推
測するのが好ましい。
【0035】冷却ファン7として、回転速度をある程度
幅広く可変にする目的で出力にも余裕を持ったものを用
いている。
【0036】図2に示す定着温度および冷却ファン7の
運転の制御のアルゴリズムは、装置が冷えている場合に
起こりやすい定着不良や十分暖まっている場合に発生し
やすい高温オフセットを防ぐと共に、冷却ファン7の運
転を併せて制御することにより、装置が冷えている場合
には冷却ファン7を弱めて装置全体の迅速なウォーミン
グアップを促進し、十分暖まっている場合には冷却ファ
ン7を強めて機内の過度の昇温を防ぐことを可能として
いる。
【0037】またプリント回数を重ねると装置の温度は
高くなる。
【0038】そこで本実施例では連続プリント中の記録
材の所定の搬送間隔(以降紙間と記す)において、図4
に示すアルゴリズムで定着温度の設定と冷却ファン7の
運転の制御を行う。
【0039】図4は、本実施例における定着温度および
冷却ファン7の制御アルゴリズムの一例を説明するため
のもので、(a)はフローチャート、(b)は制御テー
ブルである。
【0040】記録材がニップを通過するとほぼ同時もし
くは通過後にヒータ63への通電を0.5sec強制的
にオフにする(S−10)。
【0041】そしてこのヒータ63への通電オフ期間で
ある0.5sec間のヒータ63の温度の低下を計測す
る(S−11)。
【0042】この時、装置全体が暖まっていれば下降速
度は緩やかになり、逆に、装置全体が冷えていればヒー
タ63の下降速度は速くなる。
【0043】よって、ヒータ63の温度下降速度を見れ
ば、加圧ローラ64やステー61の温度が推定できる。
したがって、それらに応じて定着温度の設定および冷却
ファンの運転を制御する(S−12およびS−13)。
このことにより、フィルムの温度を一定にして定着不良
や高温オフセットを防止すると共に、過度の冷却による
電力の消費を抑えかつ装置内昇温を防止することができ
る。
【0044】この制御は記録材2枚毎、3枚毎等所定枚
数毎行っても良いが毎回行うことが好ましい。
【0045】ただし、連続プリントを続けると装置温度
は飽和するため規定枚数プリント後は行わなくても良
い。
【0046】図5に冷却ファン7の制御を行わずに80
%固定出力で動作させた場合の比較例と本実施例の雰囲
気温度の時間変化を示す。
【0047】本実施例においては比較例に見られる立ち
上がり時の雰囲気温度上昇のもたつきが無く、フィルム
62が定着可能温度に達する時間を2秒近く短縮できる
効果が得られると共に、連続通紙中の機内温度上昇が見
られず、安定した条件で画像形成および定着動作が行わ
れるという点で画質性能およびエネルギー消費量の削減
に優れた構成であることがわかる。
【0048】(第2の実施例)図6は本実施例における
定着温度および冷却ファン7の制御アルゴリズムの一例
を説明するためのもので、(a)はフローチャート、
(b)は制御テーブルである。
【0049】記録材がニップを通過するとほぼ同時もし
くは通過後にヒータ63への通電を0.5sec強制的
にオフにする(S−20)。
【0050】そしてこのヒータ63への通電オフ期間で
ある0.5sec間のヒータ63の温度の低下を計測す
る(S−21)。
【0051】温度の計測結果にもとづいて図6(b)の
テーブルにもとづいてファンの制御を行う(S−22〜
S−23)。
【0052】本実施例では連続通紙中の冷却ファンの制
御に関して、装置が所定の温度以上に暖まっている場合
には排気冷却ファン7を逆回転させて吸気に切り替えて
冷却効率を高め、加圧ローラ64等の過昇温防止を積極
的に行うものである。装置のウォーミングアップ状態の
検知手段としては前述の紙間におけるヒータオフ時の温
度降下速度により行っている。
【0053】本実施例は出力の大きいヒータを用いる高
速画像形成装置において冷却ファン7の出力の可変幅が
小さい場合に特に有効である。
【0054】(第3の実施例)図7は本実施例における
定着温度および冷却ファン7の制御アルゴリズムの一例
を説明するためのもので、(a)はフローチャート、
(b)は制御テーブルである。
【0055】本実施例は待機時に関するもので、待機時
ヒータ63への通電をオフにする(S−30)。そし
て、加圧ローラ64等の温度を推定する(S−31)。
この温度計測の結果にもとづいて図7(b)のテーブル
を参照しファンの出力を制御する(S−32)。すなわ
ち、温度が高い場合には冷却ファン7の出力を強くして
過昇温を抑え、低い場合には冷却ファン7の出力を弱め
るかもしくは停止させて待機中の騒音、電力の消費を抑
える効果を持つ。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にもとづく
画像形成装置および画像形成方法によれば、温度検知部
材が記録材の影響を受けずに加熱部の温度変化を検知す
ることによって装置本体のウォーミングアップ状態を制
御手段が判断し、該判断結果にもとづいて制御手段が冷
却ファンの運転状態を変化させることにより装置を適切
に冷却する。これによって、装置の運転状況、すなわち
装置が室温状態のときと十分ウォーミングアップされた
ときとで、冷却ファンの運転を適切に制御して余分な電
力の消費と騒音を抑え、かつ定着装置の過剰冷却を防止
して高い定着能力を確保する画像形成装置および画像形
成方法を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく画像形成装置の一例であるレ
ーザビームプリンタの定着部および冷却ファンの構成を
説明するための模式図である。
【図2】本発明にもとづく画像形成装置の一例であるレ
ーザビームプリンタの定着部における定着温度および冷
却ファンの制御アルゴリズムの一例を説明するための図
で、(a)はフローチャート、(b)は制御テーブルで
ある。
【図3】本発明にもとづく画像形成装置の一例であるレ
ーザビームプリンタの定着部における連続プリント時の
ヒータの温度、フィルムの温度、加圧ローラの温度の関
係を示すグラフである。
【図4】本発明にもとづく画像形成装置の一例であるレ
ーザビームプリンタの定着部における定着温度および冷
却ファン7の制御アルゴリズムの一例を説明するための
図で、(a)はフローチャート、(b)は制御テーブル
である。
【図5】本発明にもとづく画像形成装置の一例であるレ
ーザビームプリンタにおける冷却ファンの制御を、該冷
却ファン制御を行わずに80%固定出力で動作させた場
合の比較例と比較した場合の雰囲気温度の時間変化を示
すグラフである。
【図6】本発明にもとづく画像形成装置の一例であるレ
ーザビームプリンタの定着部における定着温度および冷
却ファンの制御アルゴリズムの一例(第2の実施例)を
説明するための図で、(a)はフローチャート、(b)
は制御テーブルである。
【図7】本発明にもとづく画像形成装置の一例であるレ
ーザビームプリンタの定着部における定着温度および冷
却ファンの制御アルゴリズムの一例(第3の実施例)を
説明するための図で、(a)はフローチャート、(b)
は制御テーブルである。
【図8】電子写真技術をプリンタに応用した従来のレー
ザビームプリンタの概略的構成を説明するための模式的
断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 一次帯電機 3 スキャナ 4 現像器 5 転写装置 6 定着装置 7 冷却ファン 10 CPU 11 トライアック 61 ステー 62 フィルム 63 加熱体(ヒータ) 64 加圧ローラ 65 サーミスタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字指令にもとづいて記録材上にトナー
    像を形成するためのトナー像形成手段と、該トナー像を
    担持した記録材を定着するための定着手段と、少なくと
    も前記定着手段の周囲を冷却するための冷却手段と、前
    記トナー像形成手段、前記定着手段、および前記冷却手
    段の駆動を制御する制御手段とを有する画像形成装置で
    あって、 前記定着手段は、加熱体と、該加熱体の温度を検知する
    温度検知部材とを有し、また、 前記制御手段は、前記温度検知部材の検知温度が所定の
    温度に維持されるようにして前記加熱体の駆動を制御す
    るとともに、前記加熱体に対向する位置に前記トナー像
    を担持した記録材が存在しないときの前記温度検知部材
    の検知温度または該検知温度の変化にもとづいて前記冷
    却手段の駆動を制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記温度検知部材の検
    知温度または該検知温度の変化を、前記加熱体への通電
    をオンにした際に検知される温度または該温度の変化と
    することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記温度検知部材の検
    知温度または該検知温度の変化を、前記加熱体への通電
    をオフにした際に検知される温度または該温度の変化と
    することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱体は静止状態で使用され、かつ
    前記加熱体は該加熱体に対して摺動するフィルムを介し
    て前記トナー像を担持した記録材を加熱することを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記印字指令が前記入
    力手段に入力されるまでの待機状態を、前記加熱体に対
    向する位置に前記トナー像を担持した記録材が存在しな
    いときと判断することを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、連続画像形成動作中の
    紙間を、前記加熱体に対向する位置に前記トナー像を担
    持した記録材が存在しないときと判断することを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 印字指令にもとづいて記録材上にトナー
    像を形成するためのトナー像形成工程と、該トナー像を
    担持した記録材を定着するための定着工程と、少なくと
    も前記定着工程に用いられる定着手段の周囲を冷却する
    冷却工程と、前記トナー像形成工程に用いられるトナー
    像形成手段、前記定着工程に用いられる前記定着手段、
    および前記冷却工程に用いられる冷却手段の駆動を制御
    する制御工程とを有する画像形成装置であって、 前記定着工程に用いられる定着手段は、前記トナー像を
    担持した記録材を加熱する加熱体と、該加熱体の温度を
    検知する温度検知部材とを有し、また、 前記制御工程は、前記温度検知部材の検知温度が所定の
    温度に維持されるようにして前記加熱体の駆動を制御す
    るとともに、前記加熱体に対向する位置に前記トナー像
    を担持した記録材が存在しないときの前記温度検知部材
    の検知温度または該検知温度の変化にもとづいて前記冷
    却工程に用いられる前記冷却手段の駆動を制御すること
    を特徴とする画像形成方法。
  8. 【請求項8】 前記制御工程では、前記温度検知部材の
    検知温度または該検知温度の変化を、前記加熱体への通
    電をオンにした際に検知される温度または該温度の変化
    とすることを特徴とする請求項7に記載の画像形成方
    法。
  9. 【請求項9】 前記制御工程では、前記温度検知部材の
    検知温度または該検知温度の変化を、前記制御手段は前
    記加熱体への通電をオフにした際に検知される温度また
    は該温度の変化とすることを特徴とする請求項7に記載
    の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 前記定着工程では、前記加熱体は静止
    状態で使用され、かつ前記加熱体は該加熱体に対して摺
    動するフィルムを介して前記トナー像を担持した記録材
    を加熱することを特徴とする請求項7ないし9のいずれ
    か一項に記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記制御工程では、前記印字指令が前
    記入力手段に入力されるまでの待機状態を、前記加熱体
    に対向する位置に前記トナー像を担持した記録材が存在
    しないときと判断することを特徴とする請求項7ないし
    10のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記制御工程では、連続画像形成動作
    中の紙間を、前記加熱体に対向する位置に前記トナー像
    を担持した記録材が存在しないときと判断することを特
    徴とする請求項7ないし10のいずれか一項に記載の画
    像形成方法。
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JP2014029405A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Canon Inc 画像形成装置

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