JPH0980834A - 画像形成装置の紙搬送機構及びその紙搬送方法 - Google Patents

画像形成装置の紙搬送機構及びその紙搬送方法

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JPH0980834A
JPH0980834A JP7233081A JP23308195A JPH0980834A JP H0980834 A JPH0980834 A JP H0980834A JP 7233081 A JP7233081 A JP 7233081A JP 23308195 A JP23308195 A JP 23308195A JP H0980834 A JPH0980834 A JP H0980834A
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platen roller
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JP7233081A
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Tadashi Nishio
西尾  正
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙送りムラの無い良好な潜像を形成することが
可能な画像形成装置の紙搬送機構及び紙搬送方法を提供
する。 【解決手段】プラテンローラ1を駆動する第1及び第2
の駆動系を備えており、第1の駆動系は、プラテンロー
ラの軸1aに同軸上に固定されたプラテンプーリ9と、
装置フレーム50に回転自在に支持されたプラテンプー
リ11と、プラテン駆動モータ14の出力軸14aに同
軸上に固着されたプラテンプーリ13とを備える。第2
の駆動系は、プラテンローラの軸に同軸上に固定された
プラテンプーリ21と、装置フレームに回転自在に支持
されたプラテンプーリ23と、プラテン駆動モータの出
力軸に同軸上に固着されたプラテンプーリ25とを備え
る。これらプラテンプーリに掛けられたプラテンベルト
10,12,22,24は、弾性部材27に連結された
アイドラプーリ26により弛みが除去されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体上に記録
ヘッドを介して印字された静電潜像を液体トナーによっ
て現像する画像形成装置の紙搬送機構及びその紙搬送方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば静電記録用紙に静電ヘッド
やイオンヘッドによって形成した静電潜像を液体トナー
で現像をする画像形成装置が知られている(従来技
術)。
【0003】図9(a)に示すように、この従来技術の
画像形成装置において、ロール紙8(記録用紙2をロー
ル状に巻いて形成したもの)から供給された記録用紙2
は、プラテンローラ1に巻きついて搬送制御される。記
録用紙2の搬送路には、この記録用紙2をプラテンロー
ラ1と密着させるための上ピンチローラ3と、下ピンチ
ローラ4と、潜像を形成するための記録ヘッド5と、カ
ラー画像記録を行うためのイエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C),ブラック(K)の4色の現像器
を備えた現像ユニット6と、現像後の余分な現像液を除
去するための吸い取りローラ7とが配置されている。
【0004】プラテンローラ1としては、通常送りムラ
が防止されるように、ベルト駆動方式のプラテンローラ
が適用されており、このプラテンローラ1には、プラテ
ンプーリ9,11,13及びプラテンベルト10,12
から成る駆動力伝達系によってプラテン駆動モータ14
の回転力が伝達されるように構成されている。一方、ロ
ール紙8が巻かれている紙巻プーリ15は、紙巻ベルト
17を介して紙巻駆動モータ18の紙巻プーリ16に接
続されており、紙巻駆動モータ18の回転力が伝達され
るように構成されている。
【0005】このような構成において、最初に、プラテ
ン駆動モータ14によってプラテンローラ1を図中時計
回りに回転させる。そして、記録に必要な長さ分だけロ
ール紙8から記録用紙2を送出した後、プラテンローラ
1の回転方向を反転させて記録動作を開始する。このと
き、紙巻駆動モータ18によって紙巻プーリ15を駆動
させてプラテンローラ1から送出される記録用紙2を巻
き取る。
【0006】このような搬送動作に同期して、記録ヘッ
ド5によって潜像が形成された記録用紙2が現像ユニッ
ト6に到達した際、潜像に対応した色の現像器によって
現像処理が行われる。なお、この場合の現像処理法とし
ては、一般的なスリット現像方式が採用されており、記
録用紙2と現像ユニット6の現像器との間に負圧を発生
させることによって、図示しないポンプによって吸引さ
れた現像液を循環させるように構成されている。
【0007】現像が終了した記録用紙2は、吸い取りロ
ーラ7によって余分に付着した現像液が除去された後、
ロール紙8に巻取られる。この結果、単色の画像形成プ
ロセスが完了する。なお、カラー画像記録を行う場合に
は、上述したプロセスを4回繰り返せばよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成時
において、プラテン駆動モータ14によってプラテン駆
動プーリ13を矢印方向へ回転させると、テンションT
2でプラテンベルト12が矢印方向に引っ張られる。こ
れに伴って、プラテンベルト12が掛け渡されているプ
ラテンプーリ11が回転し、テンションT1でプラテン
ベルト10が矢印方向に引っ張られる。このとき、プラ
テンベルト10が掛け渡されているプラテンプーリ9に
は、矢印方向の回転力が与えられる。この結果、プラテ
ンローラ1が、矢印方向に回転することになる。一方、
紙巻駆動モーター18によって紙巻プーリ16を図中矢
印方向へ回転させると、テンションT3で紙巻ベルト1
7が矢印方向に引っ張られる。このとき、紙巻ベルト1
7が掛け渡されている紙巻プーリ15には、図中矢印方
向に回転力が与えられる。この結果、ロール紙8に記録
用紙2が巻取られる。
【0009】また、現像器ユニット6において、潜像に
合わせた色の1つの現像器(例えば、イエローの現像器
Y)が選択されて上昇し、記録用紙2と接触しながら液
体トナーによって現像処理を行う。このとき、記録用紙
2と現像器Yとの間は、液体トナーを循環させるよう
に、負圧となっている。ここで、記録用紙2を現像器に
引き付ける力をNとし、記録用紙2と現像器Yの接触面
との間の摩擦係数をμとすると、記録用紙2と現像器Y
との間には摩擦力μNが発生する。プラテンローラ1か
ら送り出される記録用紙2を引っ張り力Fは、テンショ
ンT3から摩擦力μNを差し引いた力となる。従って、
この引っ張り力Fが小さく且つ一定であれば、プラテン
ローラ1の回転に与える影響が少なくなり、紙送りムラ
の少ない潜像を形成することができる。
【0010】しかしながら、現像の際には、現像器Yと
記録用紙2との接触領域には、液体トナーを乾燥定着す
るための空気が不規則に流れ込むため、負圧が変化して
摩擦力μNが変動する。この結果、引っ張り力Fも変動
してしまう。
【0011】プラテンベルト10,12及び紙巻ベルト
17は、例えば天然ゴムやポリウレタンゴムで形成され
た弾性体であるため、その弾性限界内で伸縮する。この
ため、プラテン駆動モータ14が一定速度で回転してい
ても、プラテンベルト10,12が伸縮動作することに
よって、プラテンローラ1には回転ムラが発生する。
【0012】具体的には、図9(b)に示すように、テ
ンションT1,T2と同一方向に大きな引っ張り力Fが
加わった場合、プラテンローラ1が、常時一定速度で回
転するプラテン駆動モータ14の回転量よりも多く回転
してしまうため、図中符号Aに示すようにプラテンベル
ト10,12に弛みが生じてしまう。この場合、プラテ
ン駆動モータ14は、常時一定の回転速度を維持してい
るため、このような弛みAが無くなるまで、プラテンロ
ーラ1にプラテン駆動モータ14の回転力が伝達されな
い状態となる。このような状態が繰り返されると、プラ
テンローラ1に回転ムラが発生して潜像が乱れてしま
う。
【0013】このような弛みAを解消する方法として
は、図9(c)に示すように、例えば引っぱりバネ等の
弾性部材20に連結されたアイドラプーリ19によっ
て、予めプラテンベルト10,12を引っ張っておく方
法が知られている。
【0014】しかしながら、弛みAを解消するために
は、弾性部材20の張力を上記引っ張り力Fに抗するだ
け強くする必要があるが、こうすると、プラテンベルト
10,12が伸びてしまうため、送りムラが発生してし
まうといった問題が生じる。また、不規則な摩擦力μN
に抗して記録用紙2を安定して引っぱるために、テンシ
ョンT3(図9(a)参照)を大きくすることも考えら
れるが、テンションT3を大きくすると紙巻ベルト17
が伸びてしまうため、送りムラや紙巻駆動モータ18の
ギアのバックラシュに起因した回転ムラが顕著に発生し
てしまうといった問題もある。
【0015】一般的な対策としては、例えば伸縮しない
ベルト部材としてチェーン駆動を用いることも考えられ
るが、経時変化によってチェーンに伸びが生じるため、
同様に、弛みAが発生してしまう。また、歯付ベルトで
はなく、Vベルトのような摩擦伝導式ベルトを用いるこ
とも考えられるが、スリップが発生してしまうといった
問題もある。
【0016】本発明は、このような課題を解決するため
になされており、その目的は、紙送りムラの無い良好な
潜像を形成することが可能な画像形成装置の紙搬送機構
及び紙搬送方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の画像形成装置の紙搬送機構は、プラ
テンローラから送り出された記録媒体上の潜像に現像処
理を施すことによって、所望の画像を形成する画像形成
装置の紙搬送機構において、前記プラテンローラを駆動
する第1の駆動系と、前記プラテンローラを駆動する第
2の駆動系と、前記第1及び第2の駆動系に駆動力を伝
達するモータと、前記第1の駆動系に所定の駆動タイミ
ングで駆動力が伝達されるように、前記第1の駆動系と
前記モータとを連結する歯付きベルトと、前記プラテン
ローラの回転変動を防止するように、前記第2の駆動系
と前記モータとを連結する摩擦伝導ベルトとを備えてお
り、前記摩擦伝導ベルトと前記第2の駆動系及び前記モ
ータとの間に生じる摩擦力によって、前記モータの駆動
力を前記第2の駆動系に伝達させることを特徴とする。
【0018】また、本発明の画像形成装置の紙搬送方法
は、プラテンローラと巻取ローラによって記録媒体を搬
送制御しながら、前記記録媒体上に形成された潜像に現
像ユニットを介して現像処理を施すことによって、所望
の画像を形成する画像形成装置の紙搬送方法において、
前記プラテンローラの回転速度を検出する第1の工程
と、前記プラテンローラから送り出された前記記録媒体
に前記現像ユニットを作用させる第2の工程と、前記現
像ユニットを前記記録媒体に作用させた状態で、前記プ
ラテンローラを回転させて前記記録媒体を更に送り出す
第3の工程と、この第3の工程を介して前記プラテンロ
ーラと前記現像ユニットの間の領域に前記記録媒体の弛
みを形成する第4の工程と、この第4の工程を介して形
成された前記記録媒体の弛み量が所望値になったとき、
前記巻取ローラを始動させる第5の工程と、前記記録媒
体の弛み状態を維持しながら、前記巻取ローラによって
巻き取られていく際の前記記録媒体の搬送速度を検出す
る第6の工程と、前記第1及び第6の工程を介して検出
された結果に基づいて、前記プラテンローラの回転速度
と前記記録媒体の搬送速度が一致するように、前記巻取
ローラの回転速度を制御する第6の工程とを有する。
【0019】また、本発明の画像形成装置の紙搬送方法
は、プラテンローラと巻取ローラによって記録媒体を搬
送制御しながら、前記記録媒体上に形成された潜像に現
像ユニットを介して現像処理を施すことによって、所望
の画像を形成する画像形成装置の紙搬送方法において、
前記プラテンローラから前記記録媒体を送り出しなが
ら、この記録媒体上に所定の潜像を形成する潜像形成工
程と、前記プラテンローラに前記記録媒体を巻き戻す際
に、前記潜像形成工程を介して形成された潜像に現像処
理を施す現像処理工程とを有しており、前記潜像形成工
程及び前記現像処理工程を繰り返すことによって、所望
の画像を形成することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る画像記録装置の紙搬送機構について、図1及び図
2を参照して説明する。
【0021】図1及び図2に示すように、本実施の形態
の紙搬送機構は、上記従来技術(図9参照)に適用され
たプラテンローラ1の駆動部に、後述するVリブドベル
ト駆動系を増設して構成されている。なお、他の構成
は、上記従来技術と同様であるため、本実施の形態の説
明に際し、上記従来技術と同一の構成には、同一符号を
付して、その説明を省略する。
【0022】図1(a),(b)に示すように、本実施
の形態の紙搬送機構には、プラテンローラ1を駆動する
第1及び第2の駆動系が設けられている。
【0023】第1の駆動系は、プラテンローラ1の軸1
aに同軸上に固定されたプラテンプーリ9と、装置フレ
ーム50に回転自在に支持されたプラテンプーリ11
と、プラテン駆動モータ14の出力軸14aに同軸上に
固着されたプラテンプーリ13とから構成されている。
また、プラテンベルト10は、2つのプラテンプーリ
9,11の間に掛け渡されており、プラテンベルト12
は、2つのプラテンプーリ11,13の間に掛け渡され
ている。また、弛みA(図9(b)参照)が発生しない
ように、2つのプラテンベルト10,12は、弾性部材
20に連結されたアイドラプーリ19によって所定方向
へ付勢されている。
【0024】本実施の形態において、3つのプラテンプ
ーリ9,11,13及び2つのプラテンベルト10,1
2は、図2(a)に示すように、プーリ回転方向R1を
横断して形成された歯付きタイミングベルトのように構
成されているため、相互にすべりを生じることなくプラ
テン駆動モータ14の回転角に正確に追従する。
【0025】第2の駆動系は、プラテンローラ1の軸1
aに同軸上に固定されたプラテンプーリ21と、装置フ
レーム50に回転自在に支持されたプラテンプーリ23
と、プラテン駆動モータ14の出力軸14aに同軸上に
固着されたプラテンプーリ25と、これらプラテンプー
リ21,23,25に掛け渡された2つのプラテンベル
ト22,24とから構成されている。
【0026】また、2つのプラテンプーリ21,23の
間に掛け渡されたプラテンベルト22、及び、2つのプ
ラテンプーリ23,25の間に掛け渡されたプラテンベ
ルト24は、夫々、図9(b)に示すような弛みAの発
生を防止するように、弾性部材27に連結されたアイド
ラプーリ26によって所定方向に付勢されている。
【0027】本実施の形態において、3つのプラテンプ
ーリ21,23,25及び2つのプラテンベルト22,
24は、図2(b)に示すように、プーリ回転方向R2
に沿って形成されたV字状リブ付きVリブドベルトのよ
うに構成されている。即ち、この第2の駆動系は、図2
(c)に示すように、プーリ回転方向R2(図2(b)
参照)に沿ってVベルト部22a,24aが形成された
2つのプラテンベルト22,24と、これらVベルト部
22a,24aに摺接自在なV字溝21a,23a,2
5aが形成された3つのプラテンプーリ21,23,2
5を備えた摩擦式Vリブドベルト駆動系であって、プラ
テンベルト22,24とプラテンプーリ21,23,2
5との摩擦によって駆動力を伝達するように構成されて
いる。
【0028】次に、このような構成を有する紙搬送機構
の作用・効果について説明する。
【0029】プラテンローラ1には、第1の駆動系を介
してプラテン駆動モータ14の駆動力が正確に伝達され
る。また、本実施の形態に適用された第2の駆動系即ち
摩擦式Vリブドベルト駆動系によれば、プラテンプーリ
21,23,25に摺接しているプラテンベルト22,
24に対して、引っ張り力Fに抗する強いテンションを
かけることができる。従って、これら第1及び第2の駆
動系によって、プラテンローラ1の回転ムラを防止する
ことが可能となり、紙送りムラの無い良好な潜像を形成
することが可能な紙搬送機構を提供することができる。
【0030】なお、本発明の実施の形態の各要素は、当
然各種の変形、変更が可能である。例えば、第1の駆動
系のプラテンベルト10,12をチェーンにしてもよ
く、第2の駆動系のプラテンベルト22,24を一般的
なVベルトやワイヤ或いはゴム等の弾性体で形成された
断面略円形状の丸ベルトにしてもよい。また、第1の駆
動系を細かいピッチのタイミングベルトにして細かい搬
送制御を行うと共に、第2の駆動系を大きいピッチのタ
イミングベルトにして強いテンションを掛けられるよう
にしてもよい。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態に係る画
像記録装置の紙搬送機構について、図3を参照して説明
する。なお、本実施の形態の説明に際し、第1の実施の
形態と同一の構成には、同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0032】図3に示すように、本実施の形態の紙搬送
機構は、第2の駆動系を第1の駆動系とは異なる軸上に
配置した点を除いて第1の実施の形態と同一の構成を有
している。従って、以下の説明では相違点のみ説明す
る。
【0033】本実施の形態に適用された第2の駆動系に
おいて、プラテンベルト22は、プラテンローラ1の軸
1a(図1(b)参照)に固定されたプラテンプーリ2
1aと装置フレーム50(図1(b)参照)に回転自在
に支持されたプラテンプーリ37aとの間に掛け渡され
ており、また、プラテンベルト24は、プラテンプーリ
11に同軸上に回転自在に支持されたプラテンプーリ2
1bと装置フレーム50(図1(b)参照)に回転自在
に支持されたプラテンプーリ37aとの間に掛け渡され
ている。
【0034】また、2つのプラテンプーリ21a,37
aの間に掛け渡されたプラテンベルト22、及び、2つ
のプラテンプーリ21b,37bの間に掛け渡されたプ
ラテンベルト24は、夫々、図9(b)に示すような弛
みAの発生を防止するように、弾性部材27に連結され
たアイドラプーリ26によって所定方向に付勢されてい
る。なお、本実施の形態において、プラテンプーリ21
a,21b,37a,37b及びプラテンベルト22,
24は、図2(b),(c)に示されたような摩擦式V
リブドベルト駆動系と同様に構成されている。
【0035】次に、このような構成を有する紙搬送機構
の作用・効果について説明する。
【0036】本実施の形態によれば、引っ張り力Fに抗
する強いテンションかけることができる第2駆動系を第
1の駆動系とは別の軸に配置したことによって、第2の
駆動系で発生する微小な振動を第1の駆動系に伝達され
難くすることが可能となる。従って、より正確なタイミ
ングで駆動力を伝達することができる。なお、他の作用
効果は、第1の実施の形態と同様であるため、その説明
は省略する。
【0037】次に、本発明の第3の実施の形態に係る画
像記録装置の紙搬送機構について、図4を参照して説明
する。なお、本実施の形態の説明に際し、第1の実施の
形態と同一の構成には、同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0038】図4に示すように、本実施の形態に適用さ
れたプラテンローラ1には、プラテンプーリ9,11,
13及びプラテンベルト10,12から成る駆動力伝達
系によってプラテン駆動モータ14の回転力が伝達され
るように構成されている。
【0039】プラテン駆動モータ14は、ステッピング
モータ(パルスモータ)を適用することが可能であり、
その駆動パルスを制御するプラテン駆動制御手段38に
よって回転速度が制御されている。
【0040】また、プラテンローラ1の回転によって現
像ユニット6から送り出された記録用紙2は、紙巻ベル
ト17を介して紙巻プーリ15に伝達された紙巻駆動モ
ータ18の回転力によってロール紙8に巻き取られる。
【0041】紙巻駆動モータ18は、ステッピングモー
タ(パルスモータ)を適用することが可能であり、その
駆動パルスを制御する駆動制御手段32によって回転速
度が制御されている。
【0042】また、本実施の形態には、記録用紙2の搬
送速度を検知するための搬送速度演算手段31が設けら
れており、吸い取りローラ7に同軸上に固設されたエン
コーダ30から出力される吸い取りローラ7の回転数に
基づいて、記録用紙2の搬送速度を演算するように構成
されている。なお、エンコーダ30は、吸い取りローラ
7に固設する必要はなく、例えばプラテンローラ1と吸
い取りローラ7との間に設けられた他の搬送ローラ(図
示しない)に設置してもよい。また、搬送速度を検知す
るための方法としては、記録用紙2に予め設けられたタ
イミングマーク又は記録ヘッド5によって印字されたタ
イミングマークを光学式センサ(図示しない)で読み取
って搬送速度を検出してもよい。なお、プラテンローラ
1の回転速度を検出するための手段としては、例えばプ
ラテンローラ1の回転軸上にエンコーダ等の回転数検出
手段を設けてもよい。
【0043】次に、このような構成を有する紙搬送機構
の作用・効果について説明する。
【0044】紙搬送機構の駆動時において、ロール紙8
は、このロール紙8に巻かれている記録用紙2の量に対
応して紙巻径が変化するため、記録用紙2の巻き取り速
度も変化してしまう。
【0045】そこで、本実施の形態によれば、画像記録
時、紙巻駆動モータ18を停止させた状態において、プ
ラテンローラ1を回転させて記録用紙2を現像ユニット
6へ送り出す。このとき、現像ユニット6を駆動させて
潜像に対応した色の現像器(例えば、イエローの現像器
Y)を記録用紙2に接触させて、この記録用紙2を現像
器Yに吸着させる。この状態で更にプラテンローラ1を
回転させて記録用紙2を送り出すと、記録用紙2は現像
器Yに吸着されているため、プラテンローラ1と現像ユ
ニット6と間の領域に記録用紙2の弛みBが形成され
る。そして、この記録用紙2の弛み量が所望値になった
とき(即ち、所定量の弛みBが形成される時間だけ遅れ
てから)、紙巻駆動モータ18を始動させる。この結
果、現像器Yに吸着されている記録用紙2は、吸い取り
ローラ7を介してロール紙8に巻き取られて行く。この
とき、吸い取りローラ7に設けられたエンコーダ30に
よって吸い取りローラ7の回転数が検出される。エンコ
ーダ30から出力された検出信号は、搬送速度演算手段
31に入力されて所定の演算処理が施される。この結
果、記録用紙2の搬送速度が算出される。そして、搬送
速度演算手段31によって算出された記録用紙2の搬送
速度信号は、駆動制御手段32に入力され、ここでプラ
テン駆動制御手段38からの駆動パルス信号と比較処理
が施される。駆動制御手段32は、プラテンローラ1の
回転速度と吸い取りローラ7の回転速度が一致するよう
に、紙巻駆動モータ18の回転速度を制御する。この結
果、ロール紙8に巻き取られる記録用紙2の巻き取り速
度を常時一定に維持させることが可能となる。
【0046】このような紙搬送方法によれば、プラテン
ローラ1と現像ユニット6の間に発生した記録用紙2の
弛み量を一定に維持した状態で画像形成処理を行うこと
ができる。この結果、記録用紙2をロール紙8に巻き取
る際に発生する紙搬送力の変動の影響がプラテンローラ
1に伝わることを防止することができるため、プラテン
ローラ1の回転時に形成される潜像には、紙送りムラが
発生することはない。なお、他の作用効果は、第1の実
施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0047】次に、本発明の第4の実施の形態に係る画
像記録装置の紙搬送機構について、図5を参照して説明
する。
【0048】図5(a)に示すように、本実施の形態の
紙搬送機構は、第3の実施の形態の改良に係り、上述し
た記録用紙2の弛みB(図4参照)が現像ユニット6の
各現像器よりも上方に浮き上がらないように、記録用紙
2の弛み位置を所望の範囲に規制するための規制手段3
4を備えている点に特徴を有する。なお、他の構成は、
第3の実施の形態と同一であるため、本実施の形態の説
明に際し、第3の実施の形態と同一の構成には同一符号
を付して、その説明を省略する。
【0049】本実施の形態に適用された規制手段34
は、記録用紙2の非記録面(現像ユニット6の各現像器
に接触しない面)に対して軽く接触可能な接触部34a
と、この接触部34aを記録用紙2の非記録面方向へ付
勢する弾性部材35とを備えており、接触部34aは、
図示しない装置本体に対して図中矢印方向へ揺動自在に
支持されている。
【0050】このようにプラテンローラ1と現像ユニッ
ト6との間に記録用紙2の弛み防止用の規制手段34を
設けたことによって、記録用紙2の弛みB(図4参照)
が現像ユニット6の各現像器よりも上方に浮き上がるこ
とを防止することができるため、記録用紙2と各現像器
との間の負圧が破れることを防止することが可能とな
る。また、規制手段34に弾性部材35の付勢力を付加
することによって、記録用紙2の厚みが増してその剛性
が高くなった場合でも、記録用紙2の弛み位置を所望の
範囲に規制することができる。
【0051】なお、本実施の形態に適用された規制手段
34としては、例えば、記録用紙2の非記録面に対して
部分的に接触可能なワイヤ状の接触部34aを有するタ
イプ(図5(b)参照)や、従動回転自在な複数のロー
ラ39(同図(c)参照)又は円滑な表面を有する紙ガ
イド等の平面部材45(同図(d)参照)を接触部とし
て構成することも可能である。
【0052】次に、本発明の第5の実施の形態に係る画
像記録装置の紙搬送機構について、図6を参照して説明
する。なお、本実施の形態は、上記第4の実施の形態に
適用された規制手段34(図5参照)の改良に係り、他
の構成は、第4の実施の形態と同一であるため、その説
明は省略する。
【0053】図6(a)に示すように、本実施の形態に
適用された規制手段34は、非現像時に現像ユニット6
の各現像器が下降している状態において形成される紙搬
送路と、現像時に選択された現像器が上昇している状態
において形成される紙搬送路との間の領域に配置されて
いる。
【0054】このような構成によれば、現像時におい
て、選択された現像器(例えば、イエローの現像器Y)
が上昇することによって、記録用紙2の弛みB(図4参
照)も同様に上昇することになるが、規制手段34によ
って、記録用紙2の弛みBの上昇範囲が規制される。こ
の結果、現像中の記録用紙2と現像器Yとの間の負圧が
破られることを防止することができる。一方、非現像時
において、規制手段34は、紙搬送路に対して接触又は
離間しているため、非現像時の高速紙搬送に際し、記録
用紙2は、規制手段34からの抵抗力を受けること無
く、円滑に搬送することができる。
【0055】このように本実施の形態によれば、簡単な
機構で記録用紙2の弛みの移動範囲を所望の範囲内に規
制することができるため、その弛み部分が現像中の現像
器よりも上昇して負圧が破れてしまうといった弊害を防
止することが可能となる。
【0056】なお、本実施の形態に適用された規制手段
34としては、例えば、記録用紙2の非記録面に接触し
ながら従動回転自在な複数のローラ46(図6(b)参
照)や、円滑な表面を有する紙ガイド等の平面部材47
(同図(c)参照)、又は、部分的に記録用紙2の非記
録面に接触可能なワイヤ状の規制部48(同図(d)参
照)を備えて構成することも可能である。
【0057】次に、本発明の第6の実施の形態に係る画
像記録装置の紙搬送機構について、図7を参照して説明
する。なお、本実施の形態は、上記第4の実施の形態に
適用された規制手段34(図5参照)の改良に係り、他
の構成は、第4の実施の形態と同一であるため、その説
明は省略する。
【0058】図7(a)に示すように、本実施の形態に
適用された規制手段34は、記録用紙2の非記録面に接
触しながら従動回転自在な規制ローラ52と、この規制
ローラ52の両端に突設された支持部54と、この支持
部54を記録用紙2に略直交する方向(図中矢印P方
向)にガイドするガイド部とから構成されている。
【0059】ガイド部は、装置本体56に形成されたガ
イド穴58を備えており、このガイド穴58にガイドさ
れながら支持部54が上下動することによって、規制ロ
ーラ52が上下動可能に構成されている。
【0060】図中矢印P方向に沿ったガイド穴58の最
下位置は、現像ユニット6の各現像器が退避している際
(非現像時)、規制ローラ52が紙搬送路よりも上方に
位置付けられるように形成されており(図7(b)参
照)、一方、図中矢印P方向に沿ったガイド穴58の最
上位置は、選択された現像器(例えば、イエローの現像
器Y)が上昇した際(現像時)、規制ローラ52が現像
器Yによって持ち上げられた記録用紙2を下方へ付勢す
ることができるように形成されている(図7(c)参
照)。
【0061】規制ローラ52自体は、現像器Yを介して
持ち上げられた記録用紙2によって押し上げ可能な重量
を有しており、常時記録用紙2に載置された状態に位置
付けられている。なお、このような規制ローラ52は、
記録用紙2に対する接触方向圧を調整することができる
ように、所定の弾性部材(図示しない)によって上下方
向へ付勢させることも好ましい。
【0062】次に、このような構成を有する紙搬送機構
の作用・効果について説明する。
【0063】図7(b)に示すように、非現像時、規制
ローラ52は、記録用紙2に対して接触又は離間してい
るため、非現像時の高速紙搬送に際し、記録用紙2は、
規制ローラ52からの抵抗力を受けること無く、円滑に
走行することができる。
【0064】一方、図7(c)に示すように、現像時、
規制ローラ52は、記録用紙2によって押し上げられる
が、最大限上昇しても記録用紙2が現像器Yよりも上方
へ浮き上がらないように、この規制ローラ52の移動範
囲はガイド穴58によって制限されている。このため、
現像器Yと記録用紙2との間の負圧が破れて液体トナー
等が循環できなくなるようなことはない。
【0065】このように本実施の形態によれば、現像時
において、選択された現像器Yが上昇することによっ
て、記録用紙2の弛みB(図4参照)も同様に上昇する
ことになるが、規制手段34によって、記録用紙2の弛
みBの上昇範囲が規制される。この結果、現像中の記録
用紙2と現像器Yとの間の負圧が破られることを防止す
ることができる。更に、プラテンローラ1と現像器Yと
の間の領域に形成される弛みB(図4参照)の量が一定
でない場合でも、記録用紙2の紙搬送路の変化に対応し
て規制ローラ52の位置調整が成されるため、無理な規
制力が記録用紙2にかからないという利点を有する。
【0066】次に、本発明の第7の実施の形態に係る画
像記録装置の紙搬送機構について、図8を参照して説明
する。なお、本実施の形態の説明に際し、第1の実施の
形態と同一の構成には、同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0067】図8(a)に示すように、本実施の形態の
紙搬送機構は、紙巻駆動モータ18のトルクを可変する
ための駆動制御手段32と、プラテンローラ1の回転方
向を切り換えするための正逆回転駆動手段33とを備え
ている。なお、本実施の形態に適用される駆動制御手段
32としては、電圧コントロール方式の駆動制御手段や
チョッパー駆動によって周波数を切り換える方式の駆動
制御手段を適用することが可能である。
【0068】図8(a)に示すように、潜像形成時にお
いて、正逆回転駆動手段33によってプラテンローラ1
を図中矢印方向に正回転させて、記録用紙2を現像ユニ
ット6方向へ搬送させる。このとき、現像ユニット6
は、紙搬送路から退避した非現像位置に位置付ける。こ
の状態において、プラテンローラ1から送出された記録
用紙2は、現像ユニット6の各現像器によって抵抗を受
けること無くロール紙8に巻取られる。このような潜像
形成時では、現像処理を行わないため、駆動制御手段3
2によって紙巻駆動モータ18の巻取りトルクを小さく
する。
【0069】次に、図8(b)に示すように、正逆回転
駆動手段33によってプラテンローラ1を反転(逆回
転)させた後、同時に、現像ユニット6のうち、記録用
紙2の潜像に対応した現像器(例えば、イエローの現像
器Y)を紙搬送路上に上昇させて現像処理を開始する。
【0070】この現像時において、現像器Yと記録用紙
2との間の密着性を均一に保持して紙送りムラの無い現
像処理が行われるように、紙巻駆動モータ18のトルク
を大きくする。このとき、記録用紙2には、プラテンロ
ーラ1の逆回転力と紙巻駆動モータ18の巻取駆動力と
が同時に作用する。即ち、記録用紙2には、弛みB(図
4参照)が生じないように、プラテンローラ1方向及び
ロール紙8方向への引っ張り力が作用してバックテンシ
ョンが与えられる。
【0071】このように潜像形成処理と現像処理とを別
工程で行うことによって、現像中に発生した紙送りムラ
を潜像処理に入る前に解消させることができるため、均
一な潜像を形成することが可能となる。また、潜像形成
時は、紙巻駆動モータ18の巻取りトルクが少なくて済
むため、紙巻駆動モータ18が有する紙送り変動量を小
さくすることが可能となる。この結果、プラテンローラ
1に伝わる紙送り変動量を減少させることができる。
【0072】なお、本明細書には、以下のような発明が
含まれる。
【0073】1. プラテンローラから送り出された記
録媒体上の潜像に現像処理を施すことによって、所望の
画像を形成する画像形成装置の紙搬送機構において、前
記プラテンローラを駆動する第1の駆動系と、前記プラ
テンローラを駆動する第2の駆動系と、前記第1及び第
2の駆動系に駆動力を伝達するモータと、前記第1の駆
動系に所定の駆動タイミングで駆動力が伝達されるよう
に、前記第1の駆動系と前記モータとを連結する歯付き
ベルトと、前記プラテンローラの回転変動を防止するよ
うに、前記第2の駆動系と前記モータとを連結する摩擦
伝導ベルトとを備えており、前記摩擦伝導ベルトと前記
第2の駆動系及び前記モータとの間に生じる摩擦力によ
って、前記モータの駆動力を前記第2の駆動系に伝達さ
せることを特徴とする画像形成装置の紙搬送機構。
【0074】(本発明の実施の形態)この発明は、図1
〜図3に示された実施の形態が対応する。
【0075】この発明において、第1の駆動系は、プラ
テンローラ1の軸1aに同軸上に固定されたプラテンプ
ーリ9と、装置フレーム50に回転自在に支持されたプ
ラテンプーリ11と、プラテン駆動モータ14の出力軸
14aに同軸上に固着されたプラテンプーリ13とから
構成されている。また、プラテンベルト10は、2つの
プラテンプーリ9,11の間に掛け渡されており、プラ
テンベルト12は、2つのプラテンプーリ11,13の
間に掛け渡されている。
【0076】3つのプラテンプーリ9,11,13及び
2つのプラテンベルト10,12は、プーリ回転方向R
1を横断して形成された歯付きタイミングベルトのよう
に構成されているため、相互にすべりを生じることなく
プラテン駆動モータ14の回転角に正確に追従する。
【0077】第2の駆動系は、プラテンローラ1の軸1
aに同軸上に固定されたプラテンプーリ21と、装置フ
レーム50に回転自在に支持されたプラテンプーリ23
と、プラテン駆動モータ14の出力軸14aに同軸上に
固着されたプラテンプーリ25から構成されている。2
つのプラテンベルト22,24は、プラテンプーリ2
1,23,25に掛け渡されている。また、摩擦伝導ベ
ルトは、V字状リブ付きVリブドベルトが対応する。
【0078】(作用効果)プラテンローラ1には、第1
の駆動系を介してプラテン駆動モータ14の駆動力が正
確に伝達される。また、本実施の形態に適用された第2
の駆動系即ち摩擦式Vリブドベルト駆動系によれば、プ
ラテンプーリ21,23,25に摺接しているプラテン
ベルト22,24に対して、引っ張り力Fに抗する強い
テンションをかけることができる。従って、これら第1
及び第2の駆動系によって、プラテンローラ1の回転ム
ラを防止することが可能となり、紙送りムラの無い良好
な潜像を形成することが可能な紙搬送機構を提供するこ
とができる。
【0079】2. 前記第2の駆動系は、Vベルトを備
えていることを特徴とする上記1に記載の画像形成装置
の紙搬送機構。
【0080】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図1〜図3に示された実施の形態が対応する。
【0081】3. 前記第2の駆動系は、V字状のリブ
付きのVリブドベルトを備えていることを特徴とする上
記1に記載の画像形成装置の紙搬送機構。
【0082】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図1〜図3に示された実施の形態が対応する。
【0083】4. 前記第2の駆動系は、断面略円形の
丸ベルトを備えていることを特徴とする上記1に記載の
画像形成装置の紙搬送機構。
【0084】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図1〜図3に示された実施の形態が対応する。
【0085】5. 前記第2の駆動系は、ワイヤを備え
ていることを特徴とする上記1に記載の画像形成装置の
紙搬送機構。
【0086】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図1〜図3に示された実施の形態が対応する。
【0087】5−5. 前記第1の駆動系は、チェーン
を備えていることを特徴とする上記1に記載の画像形成
装置の紙搬送機構。
【0088】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図1〜図3に示された実施の形態が対応する。
【0089】6. 前記第1の駆動系は、タイミングベ
ルトを備えており、前記第2の駆動系は、前記タイミン
グベルトよりもタイミングピッチが大きいタイミングベ
ルトを備えていることを特徴とする上記1に記載の画像
形成装置の紙搬送機構。
【0090】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図1〜図3に示された実施の形態が対応する。
【0091】(作用効果)回転制御を細かくしたい場合
には、歯のピッチが小さくなり同時にプーリ伝達トルク
も小さくなる。摩擦式伝導ベルトのスリップを少しでも
発生させたくないときや、プーリ径の制約から第2の駆
動系にVベルトなどの比較的大きなプーリが使用できな
い場合に、第2の駆動系に第1の駆動系よりも大きなピ
ッチのタイミングベルトを用いることで、第1の駆動系
では実現できなかった大きなテンションが掛けられるた
め、回転ムラが防止できる。
【0092】7. プラテンローラと巻取ローラによっ
て記録媒体を搬送制御しながら、前記記録媒体上に形成
された潜像に現像ユニットを介して現像処理を施すこと
によって、所望の画像を形成する画像形成装置の紙搬送
方法において、前記プラテンローラの回転速度を検出す
る第1の工程と、前記プラテンローラから送り出された
前記記録媒体に前記現像ユニットを作用させる第2の工
程と、前記現像ユニットを前記記録媒体に作用させた状
態で、前記プラテンローラを回転させて前記記録媒体を
更に送り出す第3の工程と、この第3の工程を介して前
記プラテンローラと前記現像ユニットの間の領域に前記
記録媒体の弛みを形成する第4の工程と、この第4の工
程を介して形成された前記記録媒体の弛み量が所望値に
なったとき、前記巻取ローラを始動させる第5の工程
と、前記記録媒体の弛み状態を維持しながら、前記巻取
ローラによって巻き取られていく際の前記記録媒体の搬
送速度を検出する第6の工程と、前記第1及び第6の工
程を介して検出された結果に基づいて、前記プラテンロ
ーラの回転速度と前記記録媒体の搬送速度が一致するよ
うに、前記巻取ローラの回転速度を制御する第6の工程
とを有することを特徴とする画像形成装置の紙搬送方
法。
【0093】(対応する発明の形態)この発明は、図4
〜図7に示された実施の形態が対応する。
【0094】画像記録時、紙巻駆動モータ18を停止さ
せた状態において、プラテンローラ1を回転させて記録
用紙2を現像ユニット6へ送り出す。このとき、現像ユ
ニット6を駆動させて潜像に対応した色の現像器(例え
ば、イエローの現像器Y)を記録用紙2に接触させて、
この記録用紙2を現像器Yに吸着させる。この状態で更
にプラテンローラ1を回転させて記録用紙2を送り出す
と、記録用紙2は現像器Yに吸着されているため、プラ
テンローラ1と現像ユニット6と間の領域に記録用紙2
の弛みBが形成される。そして、この記録用紙2の弛み
量が所望値になったとき(即ち、所定量の弛みBが形成
される時間だけ遅れてから)、紙巻駆動モータ18を始
動させる。この結果、現像器Yに吸着されている記録用
紙2は、吸い取りローラ7を介してロール紙8に巻き取
られて行く。このとき、吸い取りローラ7に設けられた
エンコーダ30によって吸い取りローラ7の回転数が検
出される。エンコーダ30から出力された検出信号は、
搬送速度演算手段31に入力されて所定の演算処理が施
される。この結果、記録用紙2の搬送速度が算出され
る。そして、搬送速度演算手段31によって算出された
記録用紙2の搬送速度信号は、駆動制御手段32に入力
され、ここでプラテン駆動制御手段38からの駆動パル
ス信号と比較処理が施される。駆動制御手段32は、プ
ラテンローラ1の回転速度と吸い取りローラ7の回転速
度が一致するように、紙巻駆動モータ18の回転速度を
制御する。
【0095】このような紙搬送方法によれば、プラテン
ローラ1と現像ユニット6の間に発生した記録用紙2の
弛み量を一定に維持した状態で画像形成処理を行うこと
ができる。この結果、記録用紙2をロール紙8に巻き取
る際に発生する紙搬送力の変動の影響がプラテンローラ
1に伝わることを防止することができるため、プラテン
ローラ1の回転時に形成される潜像には紙送りムラが発
生することはない。
【0096】8. 前記第4の工程は、前記プラテンロ
ーラの回転開始後、所定時間経過後に巻取ローラの巻取
り動作を開始することによって、前記プラテンローラと
前記現像ユニットの間の領域に前記記録媒体の弛みを形
成するプロセスを有することを特徴とする上記7に記載
の画像形成装置の紙搬送方法。
【0097】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図4〜図7に示された実施の形態が対応する。
【0098】9. 前記第4の工程は、前記プラテンロ
ーラの回転開始後、前記巻取ローラの巻取り速度を前記
プラテンローラによる搬送速度よりも所定時間遅らせる
ことによって、前記プラテンローラと前記現像ユニット
の間の領域に前記記録媒体の弛みを形成するプロセスを
有することを特徴とする上記7に記載の画像形成装置の
紙搬送方法。
【0099】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図4〜図7に示された実施の形態が対応する。
【0100】10. プラテンローラと巻取ローラによ
って記録媒体を搬送制御しながら、前記記録媒体上に形
成された潜像に現像ユニットを介して現像処理を施すこ
とによって、所望の画像を形成する画像形成装置の紙搬
送機構において、前記プラテンローラの回転速度を検出
する第1の検出手段と、前記プラテンローラから送り出
された前記記録媒体の搬送速度を検出する第2の検出手
段と、前記プラテンローラから送り出された前記記録媒
体を前記現像ユニットに吸着させた状態で更に前記記録
媒体を送り出すことによって、前記プラテンローラと前
記現像ユニットの間の領域に形成された前記記録媒体の
弛み状態を維持しながら、前記記録媒体に対する現像処
理が行われるように、前記第1及び第2の検知手段の検
出結果に基づいて、前記巻取ローラの回転速度を制御す
る制御手段と、前記プラテンローラと前記現像ユニット
との間の搬送路中に配置され、前記記録媒体の弛み状態
を維持しながら現像処理を行う際に、前記記録媒体を前
記現像ユニットに密着させるように、前記プラテンロー
ラから送り出された前記記録媒体を付勢する規制手段と
を備えていることを特徴とする画像形成装置の紙搬送機
構。
【0101】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図5〜図7に示された実施の形態が対応する。
【0102】この実施の形態に適用された規制手段34
は、従動回動自在なローラ39,46若しくは円滑な表
面を有する紙ガイド等の平面部材45,47が該当する
が、記録用紙2に部分的に接触するワイヤー状の接触部
34aや規制部38を有するタイプのものも含まれる。
【0103】(作用効果)プラテンローラ1と現像ユニ
ット6との間に記録用紙の規制手段34を設けることに
よって、記録用紙2の弛みが現像ユニット6の各現像器
よりも上方へ浮き上がることを防止できるため、記録用
紙2と各現像器との間の負圧が破れることを防止でき
る。従来から一般的に知られている現像ユニット6と記
録用紙2との間の密着性を高めるための紙押さえ部材と
違い、記録用紙2が現像ユニット6より浮き上がらない
ように軽く接触しているだけなので、画像形成時の往復
動によって記録用紙2が傷がつくことはない。
【0104】11. 前記規制手段は、一端が装置フレ
ームで支持され、他端が揺動自在に構成された部材を備
えており、この部材の自重によって前記記録媒体を付勢
していることを特徴とする上記10に記載の画像形成装
置の紙搬送機構。
【0105】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図5に示された実施の形態が対応する。
【0106】12. 前記規制手段は、一端が装置フレ
ームで支持され且つ他端が揺動自在に構成された部材
と、一端が装置フレームで支持され且つ他端が前記部材
と係合している弾性部材とを備えており、この弾性部材
の弾性力を前記部材に作用させることによって前記記録
媒体を付勢していることを特徴とする上記10に記載の
画像形成装置の紙搬送機構。
【0107】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図5に示された実施の形態が対応する。
【0108】(作用効果)記録用紙2の厚さが増すと記
録用紙2の剛性も増すため弛みが生じ難くなる。この場
合、弾性部材35の弾性力を適切に選択することによっ
て、現像処理中において常時記録用紙2を現像ユニット
6に密着させることが可能となる。
【0109】13. 前記規制手段は、現像処理におい
て、現像ユニットの駆動に伴い前記記録媒体の弛み部分
が上昇した際、この記録媒体の弛み部分の上昇範囲を規
制するように、前記記録媒体と接触する位置に設けられ
ていることを特徴とする上記10に記載の画像形成装置
の紙搬送機構。
【0110】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図6に示された実施の形態が対応する。
【0111】本実施の形態に適用された規制手段34と
しては、例えば、記録用紙2の非記録面に接触しながら
従動回転自在な複数のローラ46(図6(b)参照)
や、円滑な表面を有する紙ガイド等の平面部材47(同
図(c)参照)、又は、部分的に記録用紙2の非記録面
に接触可能なワイヤ状の規制部48(同図(d)参照)
を備えて構成することも可能である。
【0112】(作用効果)簡単な機構で記録用紙2の弛
みの移動範囲を所望の範囲内に規制することができるた
め、その弛み部分が現像中の現像器よりも上昇して負圧
が破れてしまうといった弊害を防止することが可能とな
る。
【0113】14. 前記規制手段は、その両端が装置
本体フレームのガイド穴によって上下動可能に案内さ
れ、且つ、前記記録媒体の弛み位置に応じてその規制位
置を変更可能に構成されていることを特徴とする上記1
0に記載の画像形成装置の紙搬送機構。
【0114】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図7に示された実施の形態が対応する。
【0115】本実施の形態に適用された規制手段34
は、記録用紙2の非記録面に接触しながら従動回転自在
な規制ローラ52と、この規制ローラ52の両端に突設
された支持部54と、この支持部54を記録用紙2に略
直交する方向(図中矢印P方向)にガイドするガイド部
とから構成されている。
【0116】ガイド部は、装置本体56に形成されたガ
イド穴58を備えており、このガイド穴58にガイドさ
れながら支持部54が上下動することによって、規制ロ
ーラ52が上下動可能に構成されている。
【0117】図中矢印P方向に沿ったガイド穴58の最
下位置は、現像ユニット6の各現像器が退避している際
(非現像時)、規制ローラ52が紙搬送路よりも上方に
位置付けられるように形成されており(図7(b)参
照)、一方、図中矢印P方向に沿ったガイド穴58の最
上位置は、選択された現像器(例えば、イエローの現像
器Y)が上昇した際(現像時)、規制ローラ52が現像
器Yによって持ち上げられた記録用紙2を下方へ付勢す
ることができるように形成されている(図7(c)参
照)。
【0118】規制ローラ52自体は、現像器Yを介して
持ち上げられた記録用紙2によって押し上げ可能な重量
を有しており、常時記録用紙2に載置された状態に位置
付けられている。
【0119】(作用効果)現像時において、選択された
現像器Yが上昇することによって、記録用紙2の弛みも
同様に上昇することになるが、規制手段34によって、
記録用紙2の弛みBの上昇範囲が規制される。この結
果、現像中の記録用紙2と現像器Yとの間の負圧が破ら
れることを防止することができる。更に、プラテンロー
ラ1と現像器Yとの間の領域に形成される弛み位置が変
動した場合でも、記録用紙2の紙搬送路の変化に対応し
て規制ローラ52の位置調整が成されるため、無理な規
制力が記録用紙2にかからないという利点を有する。
【0120】15. プラテンローラと巻取ローラによ
って記録媒体を搬送制御しながら、前記記録媒体上に形
成された潜像に現像ユニットを介して現像処理を施すこ
とによって、所望の画像を形成する画像形成装置の紙搬
送方法において、前記プラテンローラから前記記録媒体
を送り出しながら、この記録媒体上に所定の潜像を形成
する潜像形成工程と、前記プラテンローラに前記記録媒
体を巻き戻す際に、前記潜像形成工程を介して形成され
た潜像に現像処理を施す現像処理工程とを有しており、
前記潜像形成工程及び前記現像処理工程を繰り返すこと
によって、所望の画像を形成することを特徴とする画像
形成装置の紙搬送方法。
【0121】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図8に示された実施の形態が対応する。
【0122】図8(a)に示すように、潜像形成時にお
いて、正逆回転駆動手段33によってプラテンローラ1
を図中矢印方向に正回転させて、記録用紙2を現像ユニ
ット6方向へ搬送させる。このとき、現像ユニット6
は、紙搬送路から退避した非現像位置に位置付ける。こ
の状態において、プラテンローラ1から送出された記録
用紙2は、現像ユニット6の各現像器によって抵抗を受
けること無くロール紙8に巻取られる。このような潜像
形成時では、現像処理を行わないため、駆動制御手段3
2によって紙巻駆動モータ18の巻取りトルクを小さく
する。
【0123】次に、図8(b)に示すように、正逆回転
駆動手段33によってプラテンローラ1を反転(逆回
転)させた後、同時に、現像ユニット6のうち、記録用
紙2の潜像に対応した現像器(例えば、イエローの現像
器Y)を紙搬送路上に上昇させて現像処理を開始する。
【0124】この現像時において、現像器Yと記録用紙
2との間の密着性を均一に保持して紙送りムラの無い現
像処理が行われるように、紙巻駆動モータ18のトルク
を大きくする。このとき、記録用紙2には、プラテンロ
ーラ1の逆回転力と紙巻駆動モータ18の巻取駆動力と
が同時に作用する。即ち、記録用紙2には、弛みB(図
4参照)が生じないように、プラテンローラ1方向及び
ロール紙8方向への引っ張り力が作用してバックテンシ
ョンが与えられる。
【0125】(作用効果)このように潜像形成処理と現
像処理とを別工程で行うことによって、現像中に発生し
た紙送りムラを潜像処理に入る前に解消させることがで
きるため、均一な潜像を形成することが可能となる。ま
た、潜像形成時は、紙巻駆動モータ18の巻取りトルク
が少なくて済むため、紙巻駆動モータ18が有する紙送
り変動量を小さくすることが可能となる。この結果、プ
ラテンローラ1に伝わる紙送り変動量を減少させること
ができる。
【0126】16. 前記潜像形成工程において、前記
巻取ローラを駆動するための紙巻駆動モータのトルクを
小さくし、前記現像処理工程において、前記紙巻駆動モ
ータのトルクを大きくすることを特徴とする上記15に
記載の画像形成装置の紙搬送方法。
【0127】(対応する発明の実施の形態)この発明
は、図8に示された実施の形態が対応する。
【0128】(作用効果)潜像形成時は、紙巻駆動モー
タ18の巻取り負荷が少なくてすむため、紙巻駆動系そ
のものが持っている紙送り変動が小さくなり、その結
果、プラテンローラ1に伝わる紙送り変動が減少する。
【0129】
【発明の効果】本発明によれば、紙送りムラの無い良好
な潜像を形成することが可能な画像形成装置の紙搬送機
構及び紙搬送方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、本発明の第1の実施の形態
に係る画像記録装置の紙搬送機構の構成を示す図。
【図2】(a)は、本発明の第1の実施の形態に適用さ
れた歯付きタイミングベルトの構成を示す図、(b)
は、本発明の第1の実施の形態に適用されたVリブドベ
ルトの構成を示す図、(c)は、同図(b)に示したV
リブドベルトの断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る画像記録装置
の紙搬送機構の構成を示す図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る画像記録装置
の紙搬送機構の構成を示す図。
【図5】(a)は、本発明の第4の実施の形態に係る画
像記録装置の紙搬送機構の構成を示す図、(b),
(c),(d)は、夫々、本実施の形態に適用された変
形例に係る規制手段の構成を示す斜視図。
【図6】(a)は、本発明の第5の実施の形態に係る画
像記録装置の紙搬送機構の構成を示す図、(b),
(c),(d)は、夫々、本実施の形態に適用された変
形例に係る規制手段の構成を示す斜視図。
【図7】(a)は、本発明の第6の実施の形態に係る画
像記録装置の紙搬送機構の構成を示す図、(b)は、本
実施の形態の非現像時の動作状態を示す図、(c)は、
本実施の形態の現像時の動作状態を示す図。
【図8】本発明の第7の実施の形態に係る画像記録装置
の紙搬送機構の構成を示す図であって、(a)は、潜像
形成時の動作状態を示す図、(b)は、現像処理時の動
作状態を示す図。
【図9】(a)は、従来の画像形成装置の紙搬送機構の
構成を示す図、(b)は、プラテンベルトに弛みが生じ
ている状態を示す図、(c)は、プラテンベルトの弛み
を解消するように改良された従来の紙搬送機構の構成を
示す図。
【符号の説明】
1…プラテンローラ、1a…軸、9,11,13,2
1,23,25…プラテンプーリ、10,12,22,
24…プラテンベルト、14…プラテン駆動モータ、1
4a…出力軸、26…アイドラプーリ、50…装置フレ
ーム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンローラから送り出された記録媒
    体上の潜像に現像処理を施すことによって、所望の画像
    を形成する画像形成装置の紙搬送機構において、 前記プラテンローラを駆動する第1の駆動系と、 前記プラテンローラを駆動する第2の駆動系と、 前記第1及び第2の駆動系に駆動力を伝達するモータ
    と、 前記第1の駆動系に所定の駆動タイミングで駆動力が伝
    達されるように、前記第1の駆動系と前記モータとを連
    結する歯付きベルトと、 前記プラテンローラの回転変動を防止するように、前記
    第2の駆動系と前記モータとを連結する摩擦伝導ベルト
    とを備えており、 前記摩擦伝導ベルトと前記第2の駆動系及び前記モータ
    との間に生じる摩擦力によって、前記モータの駆動力を
    前記第2の駆動系に伝達させることを特徴とする画像形
    成装置の紙搬送機構。
  2. 【請求項2】 プラテンローラと巻取ローラによって記
    録媒体を搬送制御しながら、前記記録媒体上に形成され
    た潜像に現像ユニットを介して現像処理を施すことによ
    って、所望の画像を形成する画像形成装置の紙搬送方法
    において、 前記プラテンローラの回転速度を検出する第1の工程
    と、 前記プラテンローラから送り出された前記記録媒体に前
    記現像ユニットを作用させる第2の工程と、 前記現像ユニットを前記記録媒体に作用させた状態で、
    前記プラテンローラを回転させて前記記録媒体を更に送
    り出す第3の工程と、 この第3の工程を介して前記プラテンローラと前記現像
    ユニットの間の領域に前記記録媒体の弛みを形成する第
    4の工程と、 この第4の工程を介して形成された前記記録媒体の弛み
    量が所望値になったとき、前記巻取ローラを始動させる
    第5の工程と、 前記記録媒体の弛み状態を維持しながら、前記巻取ロー
    ラによって巻き取られていく際の前記記録媒体の搬送速
    度を検出する第6の工程と、 前記第1及び第6の工程を介して検出された結果に基づ
    いて、前記プラテンローラの回転速度と前記記録媒体の
    搬送速度が一致するように、前記巻取ローラの回転速度
    を制御する第6の工程とを有することを特徴とする画像
    形成装置の紙搬送方法。
  3. 【請求項3】 プラテンローラと巻取ローラによって記
    録媒体を搬送制御しながら、前記記録媒体上に形成され
    た潜像に現像ユニットを介して現像処理を施すことによ
    って、所望の画像を形成する画像形成装置の紙搬送方法
    において、 前記プラテンローラから前記記録媒体を送り出しなが
    ら、この記録媒体上に所定の潜像を形成する潜像形成工
    程と、 前記プラテンローラに前記記録媒体を巻き戻す際に、前
    記潜像形成工程を介して形成された潜像に現像処理を施
    す現像処理工程とを有しており、 前記潜像形成工程及び前記現像処理工程を繰り返すこと
    によって、所望の画像を形成することを特徴とする画像
    形成装置の紙搬送方法。
JP7233081A 1995-09-11 1995-09-11 画像形成装置の紙搬送機構及びその紙搬送方法 Withdrawn JPH0980834A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008036824A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd バリアブル印刷機

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