JPH0534344U - ベルト駆動装置 - Google Patents
ベルト駆動装置Info
- Publication number
- JPH0534344U JPH0534344U JP9092091U JP9092091U JPH0534344U JP H0534344 U JPH0534344 U JP H0534344U JP 9092091 U JP9092091 U JP 9092091U JP 9092091 U JP9092091 U JP 9092091U JP H0534344 U JPH0534344 U JP H0534344U
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- belt
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- pulley
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動プーリを逆回転させたときの歯付ベルト
のベルト飛びを防止する。 【構成】 駆動プーリ1と従動プーリとの間に歯付ベル
ト4を掛け回す。駆動プーリ1に対する歯付ベルト4の
駆動プーリ駆動方向上、下流位置に、それぞれタイトナ
ー9,9´を設置する。駆動プーリ1を逆回転させたと
きに発生する歯付ベルト4の弛みを、タイトナー9´で
吸収する。
のベルト飛びを防止する。 【構成】 駆動プーリ1と従動プーリとの間に歯付ベル
ト4を掛け回す。駆動プーリ1に対する歯付ベルト4の
駆動プーリ駆動方向上、下流位置に、それぞれタイトナ
ー9,9´を設置する。駆動プーリ1を逆回転させたと
きに発生する歯付ベルト4の弛みを、タイトナー9´で
吸収する。
Description
【0001】
本考案は複写機等で用いる回転部材を駆動するために用いるベルト駆動装置に 関するものである。
【0002】
この種ベルト駆動装置は、図5に一例を示す如く、駆動プーリ1と従動プーリ 2,3との間にタイミングベルトとして歯付ベルト4を掛け回し、且つ上記駆動 プーリ1の駆動方向(図上反時計方向)の下流に位置する歯付ベルト4の外周面 に対して、L字型レバー5の一端に押付プーリ6を有し他端にスプリング7を掛 け中間部を固定部材にピン8により枢着してなるタイトナー9における上記押付 プーリ6を押接配置した構成としてある。上記タイトナー9は、各プーリ1,2 ,3の精度及び組付性を考慮して歯付ベルト4の長さをループ全長より若干長く してあることからその弛みをとるために用いられるものである。
【0003】
ところが、上記従来のベルト駆動装置では、たとえば、複写機に採用した場合 において、図6に示す如く、駆動プーリ1と同軸上に搬送ローラの如きローラ1 0があり、且つ該ローラ10にローラ11が接してペーパー12を図上右方へ搬 送している状態において、ペーパー12がローラ10,11間でジャムを起して 左方へ抜き出そうとする場合、上記駆動プーリ1を時計方向へ回転させると、歯 付ベルト4はプーリ1,3間の位置ではタイトナー9の作用で張るが、プーリ1 ,2間での張力が不足するため、プーリ2の方向へ向かうプーリ1の掛け回し部 において弛み(弛み部4a)が発生し、これによりベルト飛びや音が発生し、更 に、歯付ベルト4の歯の欠けにつながる虞がある。
【0004】 この問題を解決するためには、タイトナー9のスプリング7の張力を大にして 歯付ベルトに大きな張力を与えることが考えられるが、このようにすると、歯付 ベルト4や各プーリの軸受部に過大な負荷が掛かったり、機械負荷が大きくなる 問題がある。
【0005】 そこで、本考案は、歯付ベルトやプーリの軸受部に過大な負荷を掛けることな く、非駆動時に駆動プーリを逆回転させてもベルト飛びの発生を防止することが できるようにしようとするものである。
【0006】
本考案は、上記課題を解決するために、駆動プーリと少なくとも1つ以上の従 動プーリとの間に歯付ベルトを掛け回し、且つ上記駆動プーリの駆動方向に対し て上記歯付ベルトの駆動プーリ上流位置及び下流位置に、該歯付ベルトに張力を 付与するタイトナーをそれぞれ設置した構成とする。
【0007】 又、駆動プーリと少なくとも1つ以上の従動プーリとの間に歯付ベルトを掛け 回し、且つ上記駆動プーリの駆動方向に対して上記歯付ベルトの駆動プーリ下流 位置に、該歯付ベルトに張力を付与するタイトナーを設置し、更に、上記歯付ベ ルト外周面の駆動プーリへの巻付角範囲内の位置に近接させて規制部材を配置し た構成としてもよい。
【0008】 更に、歯付ベルトと規制部材の外周面との間の距離を、上記歯付ベルトの歯丈 よりも小さくした構成とするとよい。
【0009】
駆動プーリの駆動方向の上、下流位置にタイトナーを設置して歯付ベルトに張 力を与えることができるため、非駆動時に駆動プーリを逆回転させても駆動プー リの上、下流位置のいずれの位置でも歯付ベルトに張力を作用させることができ ることにより、ベルト飛びが防止される。
【0010】 又、駆動プーリの部分で、歯付ベルト外周面の駆動プーリへの巻付角度範囲内 の位置に規制部材を近接させて配置すると、駆動プーリを逆回転させても駆動プ ーリの部分での歯付ベルトの弛みが規制されることになり、ベルト飛びが防止さ れる。
【0011】 更に、歯付ベルトと規制部材の外周面との間の距離を、歯付ベルトの歯丈より も小さくすると、歯がプーリから外れることによるずれが防止される。
【0012】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。 図1及び図2は本考案の一実施例を示すもので、図5に示したベルト駆動装置 と同様な構成において、駆動プーリ1と該駆動プーリ1の駆動方向上流側の従動 プーリ2との間に位置する歯付ベルト4に対して所要の張力(ベルトテンション )が与えられるように、タイトナー9と同様に構成したタイトナー9´を設置し て該タイトナー9´の押付プーリ6を上記歯付ベルト4に押接させた構成とする 。
【0013】 上記において、タイトナー9,9´のスプリング7の張力を所要の値に設定し ておくと、駆動プーリ1を所定方向(図上反時計方向)に駆動した場合には、歯 付ベルト4に対して概ね図1に示す如き角度で張るようなベルトテンションを与 えることができ、歯付ベルト4を円滑に移動させることができる。
【0014】 ここで、たとえば、図6に示したと同様に、駆動プーリ1と同軸上のローラ1 0とそれに接するローラ11との間でジャムを起したペーパー12を図上左方へ 抜き出すべく、駆動を停止して駆動プーリ1を時計方向へ回転させると、図2に 示す如く、歯付ベルト4の駆動プーリ1と従動プーリ3との間に位置する部分は 駆動プーリ1に直接引かれるため、弛みのない状態となる。一方、歯付ベルト4 の駆動プーリ1と従動プーリ2との間に位置する部分は弛みが発生しようとする が、この位置にはタイトナー9´の押付プーリ6が接しているため、図2に示す 如く、その弛みがタイトナー9´の作用で吸収されることになり、ベルトテンシ ョンが与えられることになる。
【0015】 したがって、歯付ベルト4は駆動プーリ1の部分でベルト飛びを起してしまう ようなことはなく、且つ各軸受部にも過大な負荷が作用しないことからジャム処 理の操作性を向上できると共に、歯付ベルト4自体の寿命を延ばすことができる 。
【0016】 次に、図3及び図4は本考案の他の実施例を示すもので、上記図1及び図2の 実施例におけるタイトナー9´に代えて、ベルト飛びを防止するための規制部材 としてのコロ13を、駆動プーリ1の部分で歯付ベルト4の外周面に近接させて 配置したものである。上記コロ13は、駆動プーリ1への歯付ベルト4の巻付角 θ内の位置において最上流部付近に配置し、且つ歯付ベルト4の外周面(背面) との間の距離(隙間)t1を、歯付ベルト4の歯丈t2よりも小さく設定してある 。
【0017】 図3及び図4の実施例の場合には、非駆動時において駆動プーリを時計方向へ 回転させると、歯付ベルト4の駆動プーリ1の部分での弛みがコロ13によって 規制されるため、ベルト飛びを防止することができ、更に、この際、上記コロ1 3と歯付ベルト4との間の距離t1を歯丈t2よりも小さくしてあることから、歯 が駆動プーリ1からずれることもない。
【0018】 なお、本考案は上記実施例のみに限定されるものではなく、たとえば、図3及 び図4の実施例では規制部材として回転自在なコロ13を用いた場合を示したが 、その表面が低摩擦係数の部材であれば非回転部材であってもよいこと、又、実 施例では従動プーリが2つの場合を示したが、少なくとも1つ以上であればその 数には限定されないこと、その他本考案の容易を逸脱しない範囲内において種々 変更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【考案の効果】 以上述べた如く、本考案のベルト駆動装置によれば、歯付ベルトの駆動プーリ に対する駆動方向上、下流位置にそれぞれタイトナーを接触配置したので、非駆 動時に駆動プーリを逆回転させても、歯付ベルトの弛みを駆動プーリの上、下流 側で吸収することができてベルト飛びを防止することができ、これによりジャム 処理等の操作性を向上できると共に、ベルト及び各軸受部の寿命を延ばすことが でき、又、駆動プーリの駆動方向上流側のタイトナーに代えて、駆動プーリに近 接させて駆動プーリ1へのベルト巻付角範囲内の位置に規制部材を配置すること により、ベルトの弛みを規制することができて同様にベルト飛びを防止すること ができ、更に、この際、歯付ベルトと規制部材との間の距離を、歯付ベルトの歯 丈よりも小さく設定することにより、ベルトの歯が駆動プーリからずれるのを確 実に防止することができる、等の優れた効果を発揮する。
【図1】本考案のベルト駆動装置の一実施例を示す概要
図である。
図である。
【図2】図1とは異なる作動状態を示す概要図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す概要図である。
【図4】図3の要部を示す拡大図である。
【図5】従来のベルト駆動装置の一例を示す概要図であ
る。
る。
【図6】図5の装置においてベルトに弛みが発生した状
態を示す概要図である。
態を示す概要図である。
1 駆動プーリ 2,3 従動プーリ 4 歯付ベルト 9,9´ タイトナー 13 コロ(規制部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動プーリと少なくとも1つ以上の従動
プーリとの間に歯付ベルトを掛け回し、且つ上記駆動プ
ーリの駆動方向に対して上記歯付ベルトの駆動プーリ上
流位置及び下流位置に、該歯付ベルトに張力を付与する
タイトナーをそれぞれ設置した構成を有することを特徴
とするベルト駆動装置。 - 【請求項2】 駆動プーリと少なくとも1つ以上の従動
プーリとの間に歯付ベルトを掛け回し、且つ上記駆動プ
ーリの駆動方向に対して上記歯付ベルトの駆動プーリ下
流位置に、該歯付ベルトに張力を付与するタイトナーを
設置し、更に、上記歯付ベルト外周面の駆動プーリへの
巻付角範囲内の位置に近接させて規制部材を配置した構
成を有することを特徴とするベルト駆動装置。 - 【請求項3】 歯付ベルトと規制部材の外周面との間の
距離を、上記歯付ベルトの歯丈よりも小さくした請求項
2記載のベルト駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9092091U JPH0534344U (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | ベルト駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9092091U JPH0534344U (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | ベルト駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534344U true JPH0534344U (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=14011865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9092091U Pending JPH0534344U (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | ベルト駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534344U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010023948A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Seiko Epson Corp | ベルト駆動装置及び記録装置 |
CN113277361A (zh) * | 2020-02-19 | 2021-08-20 | 佳能株式会社 | 打印设备和输送设备 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP9092091U patent/JPH0534344U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010023948A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Seiko Epson Corp | ベルト駆動装置及び記録装置 |
CN113277361A (zh) * | 2020-02-19 | 2021-08-20 | 佳能株式会社 | 打印设备和输送设备 |
CN113277361B (zh) * | 2020-02-19 | 2024-05-17 | 佳能株式会社 | 打印设备和输送设备 |
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