JP2000351479A - シート搬送装置 - Google Patents
シート搬送装置Info
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- JP2000351479A JP2000351479A JP11160685A JP16068599A JP2000351479A JP 2000351479 A JP2000351479 A JP 2000351479A JP 11160685 A JP11160685 A JP 11160685A JP 16068599 A JP16068599 A JP 16068599A JP 2000351479 A JP2000351479 A JP 2000351479A
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- Japan
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- sheet
- conveying
- roller
- width
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成でシートの幅方向のずれを防止す
るシート搬送装置を提供する。 【解決手段】 シートSを上方に向けて搬送する第1搬
送ローラ対3と、第1搬送ローラ対3よりも搬送方向の
下流側に設けられた第2搬送ローラ対5と、上方に向け
て湾曲し、第1搬送ローラ対3からのシートSを第2搬
送ローラ対5に案内するガイド板7と、第2搬送ローラ
対5とガイド板7との間に設けられ、シートSの幅方向
の側縁を規制する規制手段9とを備える。
るシート搬送装置を提供する。 【解決手段】 シートSを上方に向けて搬送する第1搬
送ローラ対3と、第1搬送ローラ対3よりも搬送方向の
下流側に設けられた第2搬送ローラ対5と、上方に向け
て湾曲し、第1搬送ローラ対3からのシートSを第2搬
送ローラ対5に案内するガイド板7と、第2搬送ローラ
対5とガイド板7との間に設けられ、シートSの幅方向
の側縁を規制する規制手段9とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを搬送する
シート搬送装置に関する。
シート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シート搬送装置は、シートを搬
送する第1搬送ローラ対(第1搬送手段)と、第1搬送
ローラ対よりも搬送方向の下流側に位置する第2搬送ロ
ーラ対(第2搬送手段)とを有しており、第1及び第2
搬送ローラ対によりシートを搬送するようになってい
る。
送する第1搬送ローラ対(第1搬送手段)と、第1搬送
ローラ対よりも搬送方向の下流側に位置する第2搬送ロ
ーラ対(第2搬送手段)とを有しており、第1及び第2
搬送ローラ対によりシートを搬送するようになってい
る。
【0003】このようなシート搬送装置では、シートの
搬送中に、シートが幅方向に動いたり、スキュー(斜め
送り状態)したり等、シートがずれることがある。これ
に対し、シートを正規の搬送経路に位置(以後、この位
置を「基準位置」という)させるために、この基準位置
に沿って規制板(規制手段)を設け、シートの幅方向の
側縁を規制板に押し当てることにより、シートのずれを
防止することが考えられる。
搬送中に、シートが幅方向に動いたり、スキュー(斜め
送り状態)したり等、シートがずれることがある。これ
に対し、シートを正規の搬送経路に位置(以後、この位
置を「基準位置」という)させるために、この基準位置
に沿って規制板(規制手段)を設け、シートの幅方向の
側縁を規制板に押し当てることにより、シートのずれを
防止することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1及び第2
搬送ローラ対間において、シートが直線形状のまま(た
るみのない状態のまま)搬送されていると、シートは幅
方向の自由度を持ち難いことにより(シートが幅方向に
動きにくいことにより)、シートが規制板を乗り越えて
しまうので、シートはずれたまま搬送されてしまい、シ
ートのずれを確実に防止できないという課題がある。
搬送ローラ対間において、シートが直線形状のまま(た
るみのない状態のまま)搬送されていると、シートは幅
方向の自由度を持ち難いことにより(シートが幅方向に
動きにくいことにより)、シートが規制板を乗り越えて
しまうので、シートはずれたまま搬送されてしまい、シ
ートのずれを確実に防止できないという課題がある。
【0005】また、シートの自由度を得るために、搬送
ローラ対のシートを狭持する加圧力を解除することが考
えられるが、シートに対する搬送力が低下するので、シ
ートを規制板に押し当てる力が弱くなってしまう。この
ため、規制板をシートの幅方向に移動可能にすれば、こ
の規制板の移動によりシートのずれを防止できるが、規
制板を移動可能にするための機構や制御が必要となるの
で、装置として複雑になってしまうという課題がある。
ローラ対のシートを狭持する加圧力を解除することが考
えられるが、シートに対する搬送力が低下するので、シ
ートを規制板に押し当てる力が弱くなってしまう。この
ため、規制板をシートの幅方向に移動可能にすれば、こ
の規制板の移動によりシートのずれを防止できるが、規
制板を移動可能にするための機構や制御が必要となるの
で、装置として複雑になってしまうという課題がある。
【0006】そこで、本発明は、簡単な構成でシートの
幅方向のずれを防止するシート搬送装置を提供すること
を目的とする。
幅方向のずれを防止するシート搬送装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シートを搬送する第1搬送手段と、第1搬送手段よ
りも搬送方向の下流側に設けられた第2搬送手段と、上
方に向けて凸状に湾曲し第1搬送手段からのシートを第
2搬送手段に向けて案内するガイド板と、第2搬送手段
とガイド板との間に設けられ、シートの幅方向の側縁を
規制する規制手段とを備えることを特徴とする。
は、シートを搬送する第1搬送手段と、第1搬送手段よ
りも搬送方向の下流側に設けられた第2搬送手段と、上
方に向けて凸状に湾曲し第1搬送手段からのシートを第
2搬送手段に向けて案内するガイド板と、第2搬送手段
とガイド板との間に設けられ、シートの幅方向の側縁を
規制する規制手段とを備えることを特徴とする。
【0008】この請求項1に記載の発明では、第1搬送
手段により搬送されたシートが、ガイド板に突き当たる
と、シートはガイド板の湾曲に沿って「へ」の字状のた
るみ(ループ)を形成しつつ規制手段に向かう。シート
が規制手段に達すると、シートは、規制手段によりその
側縁を規制されながら第2搬送手段に進入し、次の部位
に搬送される。
手段により搬送されたシートが、ガイド板に突き当たる
と、シートはガイド板の湾曲に沿って「へ」の字状のた
るみ(ループ)を形成しつつ規制手段に向かう。シート
が規制手段に達すると、シートは、規制手段によりその
側縁を規制されながら第2搬送手段に進入し、次の部位
に搬送される。
【0009】シートは、ガイド板によりループを形成さ
れることにより、シートの先端部は幅方向において所定
の自由度を持つようになる(幅方向に動くようにな
る)。このシートの側縁は規制手段により規制されるこ
とにより、シートはその先端部からシートのずれを矯正
されつつ搬送されるので、シートのずれを確実に防止す
ることができる。これに対し、従来のように、第1搬送
手段から第2搬送手段に搬送されるシートが直線状(た
るみのない状態)に搬送される構成であると、シートは
幅方向の自由度を持ち難くいので、シートのずれを矯正
できないことがあった。
れることにより、シートの先端部は幅方向において所定
の自由度を持つようになる(幅方向に動くようにな
る)。このシートの側縁は規制手段により規制されるこ
とにより、シートはその先端部からシートのずれを矯正
されつつ搬送されるので、シートのずれを確実に防止す
ることができる。これに対し、従来のように、第1搬送
手段から第2搬送手段に搬送されるシートが直線状(た
るみのない状態)に搬送される構成であると、シートは
幅方向の自由度を持ち難くいので、シートのずれを矯正
できないことがあった。
【0010】また、規制手段をシートの幅方向に移動可
能に駆動するための機構や制御を別途設ける必要がない
ので、構成が簡単である。
能に駆動するための機構や制御を別途設ける必要がない
ので、構成が簡単である。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記規制手段は、シートが通過する中
空部を有する通過部材を備え、中空部におけるシートの
入口側の幅はシートの幅よりも大きく、シートの出口側
の幅はシートの幅と略同一であり、シートは出口側によ
りその両側縁を規制されることを特徴とする。
の発明において、前記規制手段は、シートが通過する中
空部を有する通過部材を備え、中空部におけるシートの
入口側の幅はシートの幅よりも大きく、シートの出口側
の幅はシートの幅と略同一であり、シートは出口側によ
りその両側縁を規制されることを特徴とする。
【0012】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、ガイ
ド板に案内されたシートは、中空部の入口側から進入
し、出口側でその両側縁を規制されながら通過部材を通
過して第2搬送手段に向かい、第2搬送手段により次の
部位に搬送される。シートは、通過部材により、その両
側縁を規制されるので、シートのずれをより確実に防止
することができ、シートの搬送も安定する。また、規制
手段は、中空の通過部材を設けるだけであり、構成が更
に簡単である。
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、ガイ
ド板に案内されたシートは、中空部の入口側から進入
し、出口側でその両側縁を規制されながら通過部材を通
過して第2搬送手段に向かい、第2搬送手段により次の
部位に搬送される。シートは、通過部材により、その両
側縁を規制されるので、シートのずれをより確実に防止
することができ、シートの搬送も安定する。また、規制
手段は、中空の通過部材を設けるだけであり、構成が更
に簡単である。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記規制手段は、シートの両側にそれ
ぞれローラ部材を備え、各ローラ部材はシートの搬送方
向に対して垂直方向に設けられた回転軸を中心に回転可
能で、且つ対向するローラ部材の周面間の間隔はシート
の幅と略同一であり、シートは、その両側縁を各ローラ
部材の周面に規制されることを特徴とする。
の発明において、前記規制手段は、シートの両側にそれ
ぞれローラ部材を備え、各ローラ部材はシートの搬送方
向に対して垂直方向に設けられた回転軸を中心に回転可
能で、且つ対向するローラ部材の周面間の間隔はシート
の幅と略同一であり、シートは、その両側縁を各ローラ
部材の周面に規制されることを特徴とする。
【0014】この請求項3に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、ガイ
ド板に案内されたシートは、対向するローラ部材の間に
進入し、その両側縁を各ローラ部材の周面に規制されな
がら第2搬送手段に向かい、第2搬送手段により次の部
位に搬送される。
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、ガイ
ド板に案内されたシートは、対向するローラ部材の間に
進入し、その両側縁を各ローラ部材の周面に規制されな
がら第2搬送手段に向かい、第2搬送手段により次の部
位に搬送される。
【0015】シートは、各ローラ部材により、その両側
縁を規制されるので、シートのずれをより確実に防止す
ることができ、シートの搬送も安定する。また、ローラ
部材は、シートの側縁を規制しつつシートの搬送方向に
沿って回転するので、シートとローラ部材との周面の摩
擦を低減できるので、この摩擦による抵抗力が生じにく
く、シートへの負荷を低減でき、シートの折れ曲がりや
ジャムを防止することができる。
縁を規制されるので、シートのずれをより確実に防止す
ることができ、シートの搬送も安定する。また、ローラ
部材は、シートの側縁を規制しつつシートの搬送方向に
沿って回転するので、シートとローラ部材との周面の摩
擦を低減できるので、この摩擦による抵抗力が生じにく
く、シートへの負荷を低減でき、シートの折れ曲がりや
ジャムを防止することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記規制手段は、前記ローラ部材を駆
動する駆動手段を備え、ローラ部材は、駆動手段により
シートの搬送方向に沿って回転することを特徴とする。
の発明において、前記規制手段は、前記ローラ部材を駆
動する駆動手段を備え、ローラ部材は、駆動手段により
シートの搬送方向に沿って回転することを特徴とする。
【0017】この請求項4に記載の発明では、請求項3
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、ロー
ラ部材は、駆動手段によりシートの搬送方向に沿って回
転していることにより、シートとローラ部材の周面との
摩擦を更に低減できるので、この摩擦による抵抗力が更
に生じにくく、シートへの負荷を更に低減でき、シート
の折れ曲がりやジャムを更に防止することができる。
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、ロー
ラ部材は、駆動手段によりシートの搬送方向に沿って回
転していることにより、シートとローラ部材の周面との
摩擦を更に低減できるので、この摩擦による抵抗力が更
に生じにくく、シートへの負荷を更に低減でき、シート
の折れ曲がりやジャムを更に防止することができる。
【0018】即ち、シートがカールしてたり、シートの
ずれが大きい場合には、シートの先端部がローラ部材の
回転中心付近に当接してしまい、搬送方向に対してシー
トにかかる抵抗力が大きくなってしまうことがある。こ
うなると、ローラ部材がスムーズに回転できず、シート
が折れ曲がったり、ジャムが発生してしまうことが考え
られるが、シートは駆動手段により回転するローラ部材
の周面(ローラ対面)に案内されて第2搬送手段に向か
うので、シートの状態やローラ部材に対する当接位置に
左右され難く、シートのずれをより確実に防止できる。
ずれが大きい場合には、シートの先端部がローラ部材の
回転中心付近に当接してしまい、搬送方向に対してシー
トにかかる抵抗力が大きくなってしまうことがある。こ
うなると、ローラ部材がスムーズに回転できず、シート
が折れ曲がったり、ジャムが発生してしまうことが考え
られるが、シートは駆動手段により回転するローラ部材
の周面(ローラ対面)に案内されて第2搬送手段に向か
うので、シートの状態やローラ部材に対する当接位置に
左右され難く、シートのずれをより確実に防止できる。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記規制手段は、シートの側縁方向に
それぞれ設けられたベルト部材と、これらベルト部材を
駆動する駆動手段とを備え、各ベルト部材はシートの搬
送方向に沿って駆動され、且つ対向するベルト部材のベ
ルト面間の間隔はシートの幅と略同一であり、シート
は、その両側縁を各ベルト部材のベルト面に規制される
ことを特徴とする。
の発明において、前記規制手段は、シートの側縁方向に
それぞれ設けられたベルト部材と、これらベルト部材を
駆動する駆動手段とを備え、各ベルト部材はシートの搬
送方向に沿って駆動され、且つ対向するベルト部材のベ
ルト面間の間隔はシートの幅と略同一であり、シート
は、その両側縁を各ベルト部材のベルト面に規制される
ことを特徴とする。
【0020】この請求項5に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、ガイ
ド板に案内されたシートは、対向するベルト部材の間に
進入し、その両側縁をベルト部材のベルト面に規制され
ながら第2搬送手段に向かい、第2搬送手段により次の
部位に搬送される。
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、ガイ
ド板に案内されたシートは、対向するベルト部材の間に
進入し、その両側縁をベルト部材のベルト面に規制され
ながら第2搬送手段に向かい、第2搬送手段により次の
部位に搬送される。
【0021】シートは各ベルト部材により、その両側縁
を規制されるので、シートのずれをより確実に防止する
ことができ、シートの搬送も安定する。また、ベルト部
材は、シートの側縁を規制しつつシートの搬送方向に沿
って回転しており、シートとローラ部材との周面の摩擦
を低減できるので、シートへの負荷を低減でき、シート
の折れ曲がりやジャムを防止することができる。しか
も、シートの側縁とベルト面との接触部分が搬送方向に
長いので、規制手段と第2搬送手段との間にある程度距
離があっても、シートのずれを更に確実に防止しつつ、
シートの搬送を更に安定することができる。
を規制されるので、シートのずれをより確実に防止する
ことができ、シートの搬送も安定する。また、ベルト部
材は、シートの側縁を規制しつつシートの搬送方向に沿
って回転しており、シートとローラ部材との周面の摩擦
を低減できるので、シートへの負荷を低減でき、シート
の折れ曲がりやジャムを防止することができる。しか
も、シートの側縁とベルト面との接触部分が搬送方向に
長いので、規制手段と第2搬送手段との間にある程度距
離があっても、シートのずれを更に確実に防止しつつ、
シートの搬送を更に安定することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づいて第
1実施の形態を詳細に説明する。図1は、第1実施の形
態に係るシート搬送装置を示す斜視図である。図1に示
すように、シート搬送装置1は、シートSを搬送する第
1搬送ローラ対(第1搬送手段)3と、第1搬送ローラ
対3よりも搬送方向の下流側に設けられた第2搬送ロー
ラ対(第2搬送手段)5と、第1搬送ローラ対3からの
シートSを第2搬送ローラ対5に向けて案内するガイド
板7と、ガイド板7と第2搬送ローラ対5との間に設け
られた規制手段9とを有している。
1実施の形態を詳細に説明する。図1は、第1実施の形
態に係るシート搬送装置を示す斜視図である。図1に示
すように、シート搬送装置1は、シートSを搬送する第
1搬送ローラ対(第1搬送手段)3と、第1搬送ローラ
対3よりも搬送方向の下流側に設けられた第2搬送ロー
ラ対(第2搬送手段)5と、第1搬送ローラ対3からの
シートSを第2搬送ローラ対5に向けて案内するガイド
板7と、ガイド板7と第2搬送ローラ対5との間に設け
られた規制手段9とを有している。
【0023】第1搬送ローラ対3は、下の搬送ローラ対
3bが上の搬送ローラ対3aよりも搬送方向側に位置し
ており、シートSを上方に向けて(ガイド板7に向け
て)搬送するようになっている。
3bが上の搬送ローラ対3aよりも搬送方向側に位置し
ており、シートSを上方に向けて(ガイド板7に向け
て)搬送するようになっている。
【0024】ガイド板7は、上方に向けて凸状に湾曲し
ており、第1搬送ローラ対3から搬送されてきたシート
Sがガイド板7に突き当たると、シートSがガイド板7
の湾曲に沿って所定のたるみ(ループ)を形成するよう
になっている。このガイド板7を設けたのは、シートS
の先端部が自由度を持つようにするためである。即ち、
図2に示すように、シートSがガイド板7に突き当たっ
て、所定のループを形成しながら第2搬送ローラ対5に
向かうことにより、シートSの先端部が、シートSの幅
方向において距離aだけ動くことが可能になる(自由度
を得る)。なお、図2は、シートSの自由度を説明する
図であり、この図2では、規制手段9を省略している。
ており、第1搬送ローラ対3から搬送されてきたシート
Sがガイド板7に突き当たると、シートSがガイド板7
の湾曲に沿って所定のたるみ(ループ)を形成するよう
になっている。このガイド板7を設けたのは、シートS
の先端部が自由度を持つようにするためである。即ち、
図2に示すように、シートSがガイド板7に突き当たっ
て、所定のループを形成しながら第2搬送ローラ対5に
向かうことにより、シートSの先端部が、シートSの幅
方向において距離aだけ動くことが可能になる(自由度
を得る)。なお、図2は、シートSの自由度を説明する
図であり、この図2では、規制手段9を省略している。
【0025】規制手段9は、シートSが通過する通過部
材11を有しており、この通過部材11には、中空部1
3が形成されている。中空部13には、シートSが当接
する側壁13c、13cを有しており、側壁13c、1
3cは、シートSの入口側13aから出口側13bに向
けて傾斜している。即ち、中空部13におけるシートS
の入口側13aの幅b2は、シートSの幅S1よりも大
きく(b2>S1)形成され、出口側13bの幅b1
は、シートSの幅S1と略同一(b1≒S1)に形成さ
れており、中空部13は、その断面が搬送方向に向けて
幅が狭くなるテーパ状をなしている。
材11を有しており、この通過部材11には、中空部1
3が形成されている。中空部13には、シートSが当接
する側壁13c、13cを有しており、側壁13c、1
3cは、シートSの入口側13aから出口側13bに向
けて傾斜している。即ち、中空部13におけるシートS
の入口側13aの幅b2は、シートSの幅S1よりも大
きく(b2>S1)形成され、出口側13bの幅b1
は、シートSの幅S1と略同一(b1≒S1)に形成さ
れており、中空部13は、その断面が搬送方向に向けて
幅が狭くなるテーパ状をなしている。
【0026】シートSが入口側13aから進入したと
き、シートSは、入口側13aの側壁13c、13cの
少なくとも一方に当接しながら、出口側13bに向か
い、出口側13bに達したシートSは、出口側13bの
側壁13c、13cにより、その幅方向の両側部を規制
されながら第2ローラ対5に向かうようにになってい
る。
き、シートSは、入口側13aの側壁13c、13cの
少なくとも一方に当接しながら、出口側13bに向か
い、出口側13bに達したシートSは、出口側13bの
側壁13c、13cにより、その幅方向の両側部を規制
されながら第2ローラ対5に向かうようにになってい
る。
【0027】次に、上述した構成に基づき、第1実施の
形態の作用を説明する。
形態の作用を説明する。
【0028】第1搬送ローラ対3により上方に向けて搬
送されたシートSは、ガイド板7に突き当たって、ガイ
ド板7の湾曲に沿って「へ」の字状のループを形成しな
がら、通過部材11に向かう。このシートSは、通過部
材11の中空部13の入口側13aから進入し、出口側
13bでその両側縁を規制されながら(シートSのずれ
を矯正されながら)第2搬送ローラ対5に進入する。そ
して、この通過部材11によるシートSの矯正は、シー
トSの後端部が通過部材11を通過するまで連続的に行
われ、通過部材11を通過したシートSは、第2搬送ロ
ーラ対5により次の部位に搬送される。
送されたシートSは、ガイド板7に突き当たって、ガイ
ド板7の湾曲に沿って「へ」の字状のループを形成しな
がら、通過部材11に向かう。このシートSは、通過部
材11の中空部13の入口側13aから進入し、出口側
13bでその両側縁を規制されながら(シートSのずれ
を矯正されながら)第2搬送ローラ対5に進入する。そ
して、この通過部材11によるシートSの矯正は、シー
トSの後端部が通過部材11を通過するまで連続的に行
われ、通過部材11を通過したシートSは、第2搬送ロ
ーラ対5により次の部位に搬送される。
【0029】ガイド板7によりその先端部が幅方向に動
く(自由度を持つ)ようになったシートSの両側縁が、
中空部13の出口側13bで規制されることにより、シ
ートSはその先端部からずれを矯正されつつ搬送される
ので、シートSのずれを確実に防止することができ、シ
ートSの搬送も安定する。これに対し、従来のように、
第1搬送ローラ対3から第2搬送ローラ対5に搬送され
るシートSが直線状(たるみのない状態)に搬送される
構成であると、シートSは幅方向の自由度を持ち難くい
ので、シートのずれを矯正できないことがあった。
く(自由度を持つ)ようになったシートSの両側縁が、
中空部13の出口側13bで規制されることにより、シ
ートSはその先端部からずれを矯正されつつ搬送される
ので、シートSのずれを確実に防止することができ、シ
ートSの搬送も安定する。これに対し、従来のように、
第1搬送ローラ対3から第2搬送ローラ対5に搬送され
るシートSが直線状(たるみのない状態)に搬送される
構成であると、シートSは幅方向の自由度を持ち難くい
ので、シートのずれを矯正できないことがあった。
【0030】また、規制手段9は、中空の通過部材11
を設けるだけであり、しかも、従来のように、通過部材
11をシートSの幅方向に移動可能に駆動するための機
構や制御を別途設ける必要がないので、構成が簡単であ
る。
を設けるだけであり、しかも、従来のように、通過部材
11をシートSの幅方向に移動可能に駆動するための機
構や制御を別途設ける必要がないので、構成が簡単であ
る。
【0031】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり上述と同様な部分には、同一の符号を付す
ることによりその説明を省略する。
説明にあたり上述と同様な部分には、同一の符号を付す
ることによりその説明を省略する。
【0032】図3は、第2実施の形態に係るシート搬送
装置を示す斜視図である。第2実施の形態では、規制手
段9は、シートSの両側にそれぞれ互いに対向するロー
ラ部材15、15を有していることが第1実施の形態と
異なる。
装置を示す斜視図である。第2実施の形態では、規制手
段9は、シートSの両側にそれぞれ互いに対向するロー
ラ部材15、15を有していることが第1実施の形態と
異なる。
【0033】ローラ部材15は、シートSの搬送方向に
対して垂直方向に設けられた回転軸17を中心に回転可
能であり、その周面15aがシートSに当接して回転す
るようになっている。また、対向するローラ部材15の
周面15a間の間隔b3は、シートSの幅S1と略同一
(b3≒S1)であり、シートSは、ローラ部材15、
15によりその両側縁を規制されるようになっている。
対して垂直方向に設けられた回転軸17を中心に回転可
能であり、その周面15aがシートSに当接して回転す
るようになっている。また、対向するローラ部材15の
周面15a間の間隔b3は、シートSの幅S1と略同一
(b3≒S1)であり、シートSは、ローラ部材15、
15によりその両側縁を規制されるようになっている。
【0034】ガイド板7により、規制手段9に向けて案
内されたシートSは、各ローラ部材15、15間に進入
し、その両側縁を各ローラ部材15の周面15aに規制
されながら(シートSのずれを矯正されながら)第2搬
送ローラ対5に進入する。そして、このローラ部材1
5、15によるシートSの矯正は、シートSの後端部が
ローラ部材15、15間を通過するまで連続的に行わ
れ、ローラ部材15、15間を通過したシートSは、第
2搬送ローラ対5により次の部位に搬送される。
内されたシートSは、各ローラ部材15、15間に進入
し、その両側縁を各ローラ部材15の周面15aに規制
されながら(シートSのずれを矯正されながら)第2搬
送ローラ対5に進入する。そして、このローラ部材1
5、15によるシートSの矯正は、シートSの後端部が
ローラ部材15、15間を通過するまで連続的に行わ
れ、ローラ部材15、15間を通過したシートSは、第
2搬送ローラ対5により次の部位に搬送される。
【0035】シートSは、各ローラ部材15、15によ
り、その両側縁を規制されるので、シートのずれを確実
に防止することができ、シートの搬送も安定する。ま
た、ローラ部材15、15は、シートSの側縁を規制し
つつシートSの搬送方向に沿って回転することにより、
シートSとローラ部材15の周面15aとの摩擦を低減
できるので、この摩擦による抵抗力が生じにくく、シー
トSへの負担を低減でき、シートSの折れ曲がりやジャ
ムを防止することができる。
り、その両側縁を規制されるので、シートのずれを確実
に防止することができ、シートの搬送も安定する。ま
た、ローラ部材15、15は、シートSの側縁を規制し
つつシートSの搬送方向に沿って回転することにより、
シートSとローラ部材15の周面15aとの摩擦を低減
できるので、この摩擦による抵抗力が生じにくく、シー
トSへの負担を低減でき、シートSの折れ曲がりやジャ
ムを防止することができる。
【0036】図4は、第3実施の形態に係るシート搬送
装置を示す斜視図である。第3実施の形態では、各ロー
ラ部材15、15を駆動する駆動手段19を有している
ことが、第2実施の形態と異なる。
装置を示す斜視図である。第3実施の形態では、各ロー
ラ部材15、15を駆動する駆動手段19を有している
ことが、第2実施の形態と異なる。
【0037】駆動手段19は、モータ21と、モータ軸
23に設けられた駆動ギア25と、モータ軸23ととも
に回転する駆動プーリ27とを有している。駆動ギア2
5は、一方のローラ部材15に設けられた伝達ギア29
に歯合してモータ27の駆動を伝達することにより、一
方のローラ部材15が矢印方向(シートSの搬送方向に
沿う方向)に回転するようになっている。また、駆動プ
ーリ27の回転で駆動するベルト31により、他方のロ
ーラ部材15に設けられた従動プーリ31が回転して他
方のローラ部材15を矢印方向に(シートSの搬送方向
に沿う方向)回転させるようになっている。なお、ロー
ラ部材15、15の回転速度(周面15aの周速)は、
シートSの搬送速度と同じかやや速くすることが望まし
い。
23に設けられた駆動ギア25と、モータ軸23ととも
に回転する駆動プーリ27とを有している。駆動ギア2
5は、一方のローラ部材15に設けられた伝達ギア29
に歯合してモータ27の駆動を伝達することにより、一
方のローラ部材15が矢印方向(シートSの搬送方向に
沿う方向)に回転するようになっている。また、駆動プ
ーリ27の回転で駆動するベルト31により、他方のロ
ーラ部材15に設けられた従動プーリ31が回転して他
方のローラ部材15を矢印方向に(シートSの搬送方向
に沿う方向)回転させるようになっている。なお、ロー
ラ部材15、15の回転速度(周面15aの周速)は、
シートSの搬送速度と同じかやや速くすることが望まし
い。
【0038】ローラ部材15、15はそれぞれ、駆動手
段19によりシートSの搬送方向に沿って回転している
ことにより、シートSとローラ部材15、15との摩擦
を更に低減できるので、シートSの両側縁とローラ部材
15、15の周面との摩擦による抵抗力が更に生じにく
くなり、シートSへの負担を更に低減でき、シートSの
折れ曲がりやジャムを更に防止することができる。
段19によりシートSの搬送方向に沿って回転している
ことにより、シートSとローラ部材15、15との摩擦
を更に低減できるので、シートSの両側縁とローラ部材
15、15の周面との摩擦による抵抗力が更に生じにく
くなり、シートSへの負担を更に低減でき、シートSの
折れ曲がりやジャムを更に防止することができる。
【0039】即ち、シートSがカールしてたり、シート
Sのずれが大きい場合には、シートSの先端部がローラ
部材15の回転中心付近に当接してしまい、搬送方向に
対してシートSにかかる抵抗力が大きくなってしまうこ
とがある。こうなると、ローラ部材15がスムーズに回
転できず、シートSが折れ曲がったり、ジャムが発生し
てしまうことが考えられるが、シートSは駆動手段19
により回転するローラ部材15の周面15aに案内され
て第2搬送ローラ対5に向かうので、シートSの状態や
ローラ部材15に対する当接位置に左右され難く、シー
トSのずれをより確実に防止できる。
Sのずれが大きい場合には、シートSの先端部がローラ
部材15の回転中心付近に当接してしまい、搬送方向に
対してシートSにかかる抵抗力が大きくなってしまうこ
とがある。こうなると、ローラ部材15がスムーズに回
転できず、シートSが折れ曲がったり、ジャムが発生し
てしまうことが考えられるが、シートSは駆動手段19
により回転するローラ部材15の周面15aに案内され
て第2搬送ローラ対5に向かうので、シートSの状態や
ローラ部材15に対する当接位置に左右され難く、シー
トSのずれをより確実に防止できる。
【0040】図5は、第4実施の形態に係るシート搬送
装置を示す斜視図である。第4実施の形態では、規制手
段9は、シートSの両側にそれぞれ互いに対向するベル
ト部材35、35を有していることが上述の実施の形態
と異なる。
装置を示す斜視図である。第4実施の形態では、規制手
段9は、シートSの両側にそれぞれ互いに対向するベル
ト部材35、35を有していることが上述の実施の形態
と異なる。
【0041】ベルト部材35は、図示しない駆動手段に
より駆動する2つのコロ37、37に張架されており、
ベルト部材35のベルト面35aは、シートSの搬送方
向に沿う方向に移動するようになっている。各ベルト部
材35のベルト面35a間の間隔b4は、シートSの幅
S1と略同一(b4≒S1)であり、シートSは、ベル
ト部材35、35によりその両側縁を規制されるように
なっている。なお、ベルト部材35、35の駆動速度
(ベルト面35aの移動速度)は、シートSの搬送速度
と同じかやや速くすることが望ましい。
より駆動する2つのコロ37、37に張架されており、
ベルト部材35のベルト面35aは、シートSの搬送方
向に沿う方向に移動するようになっている。各ベルト部
材35のベルト面35a間の間隔b4は、シートSの幅
S1と略同一(b4≒S1)であり、シートSは、ベル
ト部材35、35によりその両側縁を規制されるように
なっている。なお、ベルト部材35、35の駆動速度
(ベルト面35aの移動速度)は、シートSの搬送速度
と同じかやや速くすることが望ましい。
【0042】ガイド板7により、規制手段9に向けて案
内されたシートSは、各ベルト部材35、35間に進入
し、その両側縁を各ベルト部材35、35の周面35
a、35aに規制されながら(シートSのずれを矯正さ
れながら)第2搬送ローラ対5に進入する。そして、こ
のベルト部材35、35によるシートSの矯正は、シー
トSの後端部がベルト部材35、35間を通過するまで
連続的に行われ、ベルト部材35、35間を通過したシ
ートSは、第2搬送ローラ対5により次の部位に搬送さ
れる。
内されたシートSは、各ベルト部材35、35間に進入
し、その両側縁を各ベルト部材35、35の周面35
a、35aに規制されながら(シートSのずれを矯正さ
れながら)第2搬送ローラ対5に進入する。そして、こ
のベルト部材35、35によるシートSの矯正は、シー
トSの後端部がベルト部材35、35間を通過するまで
連続的に行われ、ベルト部材35、35間を通過したシ
ートSは、第2搬送ローラ対5により次の部位に搬送さ
れる。
【0043】シートは各ベルト部材35、35により、
その両側縁を規制されるので、シートSのずれを確実に
防止することができ、シートSの搬送も安定する。ま
た、ベルト部材35、35は、シートSの両側縁を規制
しつつシートSの搬送方向に沿って回転しており、シー
トSとベルト面35aとの摩擦を低減できるので、この
摩擦による抵抗力が生じにくく、シートSへの負荷を低
減でき、シートSの折れ曲がりやジャムを防止すること
ができる。しかも、シートSの両側縁とベルト面35a
との接触部分が搬送方向に長いので、規制手段9と第2
搬送ローラ対5との間にある程度距離があっても、シー
トSのずれを更に確実に防止しつつ、シートSの搬送を
更に安定することができる。
その両側縁を規制されるので、シートSのずれを確実に
防止することができ、シートSの搬送も安定する。ま
た、ベルト部材35、35は、シートSの両側縁を規制
しつつシートSの搬送方向に沿って回転しており、シー
トSとベルト面35aとの摩擦を低減できるので、この
摩擦による抵抗力が生じにくく、シートSへの負荷を低
減でき、シートSの折れ曲がりやジャムを防止すること
ができる。しかも、シートSの両側縁とベルト面35a
との接触部分が搬送方向に長いので、規制手段9と第2
搬送ローラ対5との間にある程度距離があっても、シー
トSのずれを更に確実に防止しつつ、シートSの搬送を
更に安定することができる。
【0044】図6は、第5実施の形態に係るシート搬送
装置を示す斜視図である。第5実施の形態では、規制手
段9は、基準ガイド部材39と、可動ガイド部材41と
を有していることが上述の実施の形態と異なる。
装置を示す斜視図である。第5実施の形態では、規制手
段9は、基準ガイド部材39と、可動ガイド部材41と
を有していることが上述の実施の形態と異なる。
【0045】シート搬送装置1は、シートSをガイド部
材39のガイド面39aよりも距離bだけ離れた仮想面
Aに向けて(矢印Y参照)、シートS全体を予めずらし
て搬送するようになっており、シートSは側縁Saをガ
イド部材39のガイド面39aに規制されながら搬送さ
れるようになっている。即ち、上述の実施の形態では、
シートSの両側縁Sa、Sbを規制する両側基準であっ
たのに対し、本実施の形態では、シートSの側縁Saの
みを規制する片側基準となっている。なお、距離bは、
シートSの幅方向における先端部の可動距離a(自由
度)よりも短く(a>b)設定されている。
材39のガイド面39aよりも距離bだけ離れた仮想面
Aに向けて(矢印Y参照)、シートS全体を予めずらし
て搬送するようになっており、シートSは側縁Saをガ
イド部材39のガイド面39aに規制されながら搬送さ
れるようになっている。即ち、上述の実施の形態では、
シートSの両側縁Sa、Sbを規制する両側基準であっ
たのに対し、本実施の形態では、シートSの側縁Saの
みを規制する片側基準となっている。なお、距離bは、
シートSの幅方向における先端部の可動距離a(自由
度)よりも短く(a>b)設定されている。
【0046】可動ガイド部材41は、支持板43に形成
された凹部43aに嵌合しており、基準ガイド部材39
に側縁Saを規制されながら搬送されるシートSが幅方
向に暴れないようにサポートするものである。可動ガイ
ド部41と基準ガイド部部39との距離b5は、シート
Sの幅S1と略同一(b5≒S1)である。また、可動
ガイド部41は、基準ガイド部材39から距離b6離れ
た凹部43bに対しても嵌合可能であり、シートSより
も幅の大きいシートを搬送するときは、この凹部43b
に嵌合した位置に位置するようになっている。
された凹部43aに嵌合しており、基準ガイド部材39
に側縁Saを規制されながら搬送されるシートSが幅方
向に暴れないようにサポートするものである。可動ガイ
ド部41と基準ガイド部部39との距離b5は、シート
Sの幅S1と略同一(b5≒S1)である。また、可動
ガイド部41は、基準ガイド部材39から距離b6離れ
た凹部43bに対しても嵌合可能であり、シートSより
も幅の大きいシートを搬送するときは、この凹部43b
に嵌合した位置に位置するようになっている。
【0047】ガイド板7により基準ガイド部材39のガ
イド面39aに向けて案内されたシートSは、その側部
Saをガイド面39aに規制されながら(シートSのず
れを矯正されながら)第2搬送ローラ対5に進入する。
そして、この基準ガイド部材39によるシートSの矯正
は、シートSの後端部が通過部材11を通過するまで連
続的に行われて、第2搬送ローラ対5により次の部位に
搬送される。
イド面39aに向けて案内されたシートSは、その側部
Saをガイド面39aに規制されながら(シートSのず
れを矯正されながら)第2搬送ローラ対5に進入する。
そして、この基準ガイド部材39によるシートSの矯正
は、シートSの後端部が通過部材11を通過するまで連
続的に行われて、第2搬送ローラ対5により次の部位に
搬送される。
【0048】このように、片側基準の場合であっても、
シートSの側縁Saが、基準ガイド部材39のガイド面
39aで規制されることにより、シートSはその先端部
からずれを矯正されつつ搬送されるので、シートSのず
れを確実に防止することができ、シートSの搬送も安定
する。
シートSの側縁Saが、基準ガイド部材39のガイド面
39aで規制されることにより、シートSはその先端部
からずれを矯正されつつ搬送されるので、シートSのず
れを確実に防止することができ、シートSの搬送も安定
する。
【0049】本発明は、上述の実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。
【0050】第2実施及び第3実施の形態において、図
7に示すように、断面がコ字状の誘導部材45を設け
て、シートSを第2搬送ローラ対5に確実に誘導するよ
うにしても良い。また、図8に示すように、ローラ部材
15に溝部15aを設けて、この溝部15aにシートS
を進入させるようにしてもよく、この場合、シートSの
折れ曲がりを防止しつつ、シートSを第2搬送ローラ対
5まで確実に搬送できるようになる。
7に示すように、断面がコ字状の誘導部材45を設け
て、シートSを第2搬送ローラ対5に確実に誘導するよ
うにしても良い。また、図8に示すように、ローラ部材
15に溝部15aを設けて、この溝部15aにシートS
を進入させるようにしてもよく、この場合、シートSの
折れ曲がりを防止しつつ、シートSを第2搬送ローラ対
5まで確実に搬送できるようになる。
【0051】更に、第5実施の形態において、可動ガイ
ド部材41を支持板43に対してスライド可能にしても
良い。
ド部材41を支持板43に対してスライド可能にしても
良い。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、シートは、
ガイド板によりループを形成されることにより、シート
の先端部は幅方向において所定の自由度を持つようにな
る(幅方向に動くようになる)。このシートの側縁は規
制手段により規制されることにより、シートはその先端
部からシートのずれを矯正されつつ搬送されるので、シ
ートのずれを確実に防止することができる。また、規制
手段をシートの幅方向に移動可能に駆動するための機構
や制御を別途設ける必要がないので、構成が簡単であ
る。
ガイド板によりループを形成されることにより、シート
の先端部は幅方向において所定の自由度を持つようにな
る(幅方向に動くようになる)。このシートの側縁は規
制手段により規制されることにより、シートはその先端
部からシートのずれを矯正されつつ搬送されるので、シ
ートのずれを確実に防止することができる。また、規制
手段をシートの幅方向に移動可能に駆動するための機構
や制御を別途設ける必要がないので、構成が簡単であ
る。
【0053】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、シートは、通
過部材により、その両側縁を規制されるので、シートの
ずれをより確実に防止することができ、シートの搬送も
安定する。また、規制手段は、中空の通過部材を設ける
だけであり、構成が更に簡単である。
載の発明と同様な効果を奏するとともに、シートは、通
過部材により、その両側縁を規制されるので、シートの
ずれをより確実に防止することができ、シートの搬送も
安定する。また、規制手段は、中空の通過部材を設ける
だけであり、構成が更に簡単である。
【0054】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、シートは、各
ローラ部材により、その両側縁を規制されるので、シー
トのずれをより確実に防止することができ、シートの搬
送も安定する。また、ローラ部材は、シートの側縁を規
制しつつシートの搬送方向に沿って回転するので、シー
トとローラ部材との周面の摩擦を低減できるので、この
摩擦による抵抗力が生じにくく、シートへの負荷を低減
でき、シートの折れ曲がりやジャムを防止することがで
きる。
載の発明と同様な効果を奏するとともに、シートは、各
ローラ部材により、その両側縁を規制されるので、シー
トのずれをより確実に防止することができ、シートの搬
送も安定する。また、ローラ部材は、シートの側縁を規
制しつつシートの搬送方向に沿って回転するので、シー
トとローラ部材との周面の摩擦を低減できるので、この
摩擦による抵抗力が生じにくく、シートへの負荷を低減
でき、シートの折れ曲がりやジャムを防止することがで
きる。
【0055】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、ローラ部材
は、駆動手段によりシートの搬送方向に沿って回転して
いることにより、シートとローラ部材の周面との摩擦を
更に低減できるので、この摩擦による抵抗力が更に生じ
にくく、シートへの負荷を更に低減でき、シートの折れ
曲がりやジャムを更に防止することができる。
載の発明と同様な効果を奏するとともに、ローラ部材
は、駆動手段によりシートの搬送方向に沿って回転して
いることにより、シートとローラ部材の周面との摩擦を
更に低減できるので、この摩擦による抵抗力が更に生じ
にくく、シートへの負荷を更に低減でき、シートの折れ
曲がりやジャムを更に防止することができる。
【0056】請求項5に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、シートは各ベ
ルト部材により、その両側縁を規制されるので、シート
のずれをより確実に防止することができ、シートの搬送
も安定する。また、ベルト部材は、シートの側縁を規制
しつつシートの搬送方向に沿って回転しており、シート
とローラ部材との周面の摩擦を低減できるので、シート
への負荷を低減でき、シートの折れ曲がりやジャムを防
止することができる。しかも、シートの側縁とベルト面
との接触部分が搬送方向に長いので、規制手段と第2搬
送手段との間にある程度距離があっても、シートのずれ
を更に確実に防止しつつ、シートの搬送を更に安定する
ことができる。
載の発明と同様な効果を奏するとともに、シートは各ベ
ルト部材により、その両側縁を規制されるので、シート
のずれをより確実に防止することができ、シートの搬送
も安定する。また、ベルト部材は、シートの側縁を規制
しつつシートの搬送方向に沿って回転しており、シート
とローラ部材との周面の摩擦を低減できるので、シート
への負荷を低減でき、シートの折れ曲がりやジャムを防
止することができる。しかも、シートの側縁とベルト面
との接触部分が搬送方向に長いので、規制手段と第2搬
送手段との間にある程度距離があっても、シートのずれ
を更に確実に防止しつつ、シートの搬送を更に安定する
ことができる。
【図1】第1実施の形態に係るシート搬送装置を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】シートの自由度を説明する図である。
【図3】第2実施の形態に係るシート搬送装置を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】第3実施の形態に係るシート搬送装置を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】第4実施の形態に係るシート搬送装置を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】第5実施の形態に係るシート搬送装置を示す斜
視図である。
視図である。
【図7】変形例に係るローラ部材を示す斜視図である。
【図8】変形例に係るローラ部材を示す斜視図である。
1 シート搬送装置 3 第1搬送ローラ対(第1搬送手段) 5 第2搬送ローラ対(第2搬送手段) 7 ガイド板 9 規制手段 11 通過部材 13 中空部 15 ローラ部材 15a ローラ部材の周面 17 回転軸 19 駆動手段 35 ベルト部材 35a ベルト面
Claims (5)
- 【請求項1】 シートを搬送する第1搬送手段と、第1
搬送手段よりも搬送方向の下流側に設けられた第2搬送
手段と、上方に向けて凸状に湾曲し第1搬送手段からの
シートを第2搬送手段に向けて案内するガイド板と、第
2搬送手段とガイド板との間に設けられ、シートの幅方
向の側縁を規制する規制手段とを備えることを特徴とす
るシート搬送装置。 - 【請求項2】 前記規制手段は、シートが通過する中空
部を有する通過部材を備え、中空部におけるシートの入
口側の幅はシートの幅よりも大きく、シートの出口側の
幅はシートの幅と略同一であり、シートは出口側により
その両側縁を規制されることを特徴とする請求項1に記
載のシート搬送装置。 - 【請求項3】 前記規制手段は、シートの両側にそれぞ
れローラ部材を備え、各ローラ部材はシートの搬送方向
に対して垂直方向に設けられた回転軸を中心に回転可能
で、且つ対向するローラ部材の周面間の間隔はシートの
幅と略同一であり、シートは、その両側縁を各ローラ部
材の周面に規制されることを特徴とする請求項1に記載
のシート搬送装置。 - 【請求項4】 前記規制手段は、前記ローラ部材を駆動
する駆動手段を備え、ローラ部材は、駆動手段によりシ
ートの搬送方向に沿って回転することを特徴とする請求
項3に記載のシート搬送装置。 - 【請求項5】 前記規制手段は、シートの側縁方向にそ
れぞれ設けられたベルト部材と、これらベルト部材を駆
動する駆動手段とを備え、各ベルト部材はシートの搬送
方向に沿って駆動され、且つ対向するベルト部材のベル
ト面間の間隔はシートの幅と略同一であり、シートは、
その両側縁を各ベルト部材のベルト面に規制されること
を特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11160685A JP2000351479A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | シート搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11160685A JP2000351479A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | シート搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000351479A true JP2000351479A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15720261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11160685A Pending JP2000351479A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | シート搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000351479A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1944257A1 (de) * | 2007-01-12 | 2008-07-16 | Ferag AG | Vorrichtung zum seitlichen Ausrichten von Druckereiprodukten |
WO2009113299A1 (ja) * | 2008-03-14 | 2009-09-17 | 日本金銭機械株式会社 | 紙葉類整合搬送装置 |
US9760050B2 (en) * | 2015-03-27 | 2017-09-12 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Sheet conveying device and image forming apparatus |
JP2018095461A (ja) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | 三菱電機株式会社 | 紙ガイドおよびプリンター |
-
1999
- 1999-06-08 JP JP11160685A patent/JP2000351479A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7677559B2 (en) | 2007-01-12 | 2010-03-16 | Ferag Ag | Apparatus for laterally aligning printed products |
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