JP6903856B2 - 用紙後処理装置 - Google Patents
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Description
前記用紙搬送手段により搬送される用紙のカールを矯正するカール矯正手段と、を備え、
前記カール矯正手段は、
用紙をニップして搬送する排出側ローラ対と、
用紙をニップして搬送する進入側ローラ対と、を含み、
前記排出側ローラ対と前記進入側ローラ対は、それぞれ大径と小径の異なる径のローラで構成し、
前記大径のローラは、用紙が巻き付き曲げられてニップ搬送される搬送ローラであり、
前記小径のローラは、用紙が加圧されてニップ搬送される加圧ローラであり、
前記排出側ローラ対の大径ローラと前記進入側ローラ対の大径ローラ同士を対向させて、
前記進入側ローラ対の用紙進入方向と前記排出側ローラ対の用紙排出方向が変位するように前記進入側ローラ対と前記排出側ローラ対を配置し、
前記進入側ローラ対のニップによる用紙カールと前記排出側ローラ対のニップによる用紙カールを反対方向とし、
前記進入側ローラ対を、前記排出側ローラ対の大径ローラを支点として旋回させ、
または、
前記排出側ローラ対を、前記進入側ローラ対の大径ローラを支点として旋回させ、
前記排出側ローラ対と前記進入側ローラ対とにより用紙の曲げ量を変化させて用紙のカールを矯正する構成であることを特徴とする用紙後処理装置である。
前記カム機構により前記進入側ローラ対または前記排出側ローラ対を旋回させることを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置である。
前記構成するローラの少なくとも1つを加熱ローラとすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙後処理装置である。
図1はコピー機などの画像形成装置に用紙後処理装置が結合された状態を示す図である。コピー機、プリンタ、複合機などの画像形成装置1には、装着脱装可能になるように用紙後処理装置102が設置され、この用紙後処理装置102は、用紙を搬送する搬送ユニット101と、コンパイルユニット104と、そのコンパイルユニット104の下部に構成されるスタッカートレー103などを含む。搬送ユニット101には、画像形成装置1より排出される画像が形成された用紙を搬送する用紙搬送手段Aが備えられ、用紙搬送手段Aはローラを含み、用紙が画像形成装置1から移送されてくれば、その移送されてくる用紙は、ローラを通じてコンパイルユニット104内に積載した後、ステイプラー107により後処理され、後処理された用紙束はスタッカートレー103に排出される。
図2は搬送ユニットの前側から見た斜視図、図3は搬送ユニットの奥側から見た斜視図、図4は搬送ユニットの前側から見た側面図、図5は進入側ローラ対の旋回を示す概略図である。
この実施の形態では、駆動モータ17の駆動により駆動ベルト19を介して駆動プーリ16が回転し、この駆動プーリ16の回転により駆動軸13が回転し、駆動ギヤ15と従動ギヤ25を介して従動軸23が回転し、排出側ローラ対10を駆動すると共に進入側ローラ対20を駆動し、図5に示すように、排出側ローラ対10と進入側ローラ対20が用紙Pをニップして搬送する。搬送される用紙Pは、定着時に受ける熱および圧力などによって上向きにカールしている。
この実施の形態の排出側ローラ対10は、搬送ローラ11と加圧ローラ12で構成し、進入側ローラ対20は、搬送ローラ21と加圧ローラ22で構成し、この構成する搬送ローラ11、加圧ローラ12、搬送ローラ21、加圧ローラ22であるローラの少なくとも1つを加熱ローラとする。例えば、搬送ローラ11、加圧ローラ12、搬送ローラ21、加圧ローラ22のすべてのローラを加熱ローラとしてもよく、搬送ローラ11と加圧ローラ12の少なく一方を加熱ローラとし、また搬送ローラ21と加圧ローラ22の少なく一方を加熱ローラとしてもよい。このように、構成するローラの少なくとも1つを加熱ローラとすることで、加熱ローラによって用紙に熱が与えられる。この熱によって用紙が軟化し、高速処理において用紙のカールを矯正することができる。加熱ローラは、例えば内部にヒータを収納し、このヒータを所定の温度に制御する構成である。
第2の実施の形態のカール矯正手段は、第1の実施の形態と同様に進入側ローラ対を旋回させ、用紙を搬送する排出側ローラ対と進入側ローラ対とにより用紙の曲げ量を変化させる構成であるが、用紙の下向きのカールを矯正させるものであり、図6は進入側ローラ対の旋回を示す概略図である。
この実施の形態の排出側ローラ対10は、搬送ローラ11と加圧ローラ12で構成し、進入側ローラ対20は、搬送ローラ21と加圧ローラ22で構成し、この構成する搬送ローラ11、加圧ローラ12、搬送ローラ21、加圧ローラ22であるローラの少なくとも1つを加熱ローラとする。例えば、搬送ローラ11、加圧ローラ12、搬送ローラ21、加圧ローラ22のすべてのローラを加熱ローラとしてもよく、搬送ローラ11と加圧ローラ12の少なく一方を加熱ローラとし、また搬送ローラ21と加圧ローラ22の少なく一方を加熱ローラとしてもよい。このように、構成するローラの少なくとも1つを加熱ローラとすることで、加熱ローラによって用紙に熱が与えられる。この熱によって用紙が軟化し、高速処理において用紙のカールを矯正することができる。加熱ローラは、例えば内部にヒータを収納し、このヒータを所定の温度に制御する構成である。
第3の実施の形態のカール矯正手段Bは、第1の実施の形態と異なり排出側ローラ対を旋回させ、用紙を搬送する排出側ローラ対と進入側ローラ対とにより用紙の曲げ量を変化させ、用紙の上向きのカールを矯正させるものであり、図7は排出側ローラ対の旋回を示す概略図である。
この実施の形態の排出側ローラ対10は、搬送ローラ11と加圧ローラ12で構成し、進入側ローラ対20は、搬送ローラ21と加圧ローラ22で構成し、この構成する搬送ローラ11、加圧ローラ12、搬送ローラ21、加圧ローラ22であるローラの少なくとも1つを加熱ローラとする。例えば、搬送ローラ11、加圧ローラ12、搬送ローラ21、加圧ローラ22のすべてのローラを加熱ローラとしてもよく、搬送ローラ11と加圧ローラ12の少なく一方を加熱ローラとし、また搬送ローラ21と加圧ローラ22の少なく一方を加熱ローラとしてもよい。このように、構成するローラの少なくとも1つを加熱ローラとすることで、加熱ローラによって用紙に熱が与えられる。この熱によって用紙が軟化し、高速処理において用紙のカールを矯正することができる。加熱ローラは、例えば内部にヒータを収納し、このヒータを所定の温度に制御する構成である。
この実施の形態の排出側ローラ対10は、搬送ローラ11と加圧ローラ12で構成し、進入側ローラ対20は、搬送ローラ21と加圧ローラ22で構成し、この構成する搬送ローラ11、加圧ローラ12、搬送ローラ21、加圧ローラ22であるローラの少なくとも1つを加熱ローラとする。例えば、搬送ローラ11、加圧ローラ12、搬送ローラ21、加圧ローラ22のすべてのローラを加熱ローラとしてもよく、搬送ローラ11と加圧ローラ12の少なく一方を加熱ローラとし、また搬送ローラ21と加圧ローラ22の少なく一方を加熱ローラとしてもよい。このように、構成するローラの少なくとも1つを加熱ローラとすることで、加熱ローラによって用紙に熱が与えられる。この熱によって用紙が軟化し、高速処理において用紙のカールを矯正することができる。加熱ローラは、例えば内部にヒータを収納し、このヒータを所定の温度に制御する構成である。
この実施の形態のカール矯正手段Bを、図9及び図10に基づいて説明する。図9はカール矯正手段の概略構成を示し、図10はカール矯正手段の作動を示す図である。この実施の形態のカール矯正手段Bは、用紙をニップして搬送する排出側ローラ対10と、用紙をニップして搬送する進入側ローラ対20と、を含み、進入側ローラ対20の用紙進入方向と排出側ローラ対10の用紙排出方向が変位するように進入側ローラ対20と排出側ローラ対10を配置し、進入側ローラ対20より排出側ローラ対10が上方に位置している。
この実施の形態の排出側ローラ対10は、軟材ローラ10aと硬材ローラ10bで構成し、進入側ローラ対20は、軟材ローラ20aと硬材ローラ20bで構成し、この構成する軟材ローラ10a、硬材ローラ10b、軟材ローラ20a、硬材ローラ20bであるローラの少なくとも1つを加熱ローラとする。例えば、軟材ローラ10a、硬材ローラ10b、軟材ローラ20a、硬材ローラ20bのすべてのローラを加熱ローラとしてもよく、軟材ローラ10aと硬材ローラ10bの少なく一方を加熱ローラとし、また軟材ローラ20aと硬材ローラ20bの少なく一方を加熱ローラとしてもよい。このように、構成するローラの少なくとも1つを加熱ローラとすることで、加熱ローラによって用紙に熱が与えられる。この熱によって用紙が軟化し、高速処理において用紙のカールを矯正することができる。加熱ローラは、例えば内部にヒータを収納し、このヒータを所定の温度に制御する構成である。この加熱ローラは、以下の実施の形態についても同様に適用される。
この実施の形態のカール矯正手段Bを、図11乃至図13に基づいて説明する。図11はカール矯正手段の概略構成を示し、図12はカール矯正手段の前側から視た斜視図、図13はカール矯正手段の後側から視た斜視図である。この実施の形態のカール矯正手段Bは、用紙をニップして搬送する排出側ローラ対10と、用紙をニップして搬送する進入側ローラ対20と、を含み、進入側ローラ対20の用紙進入方向と排出側ローラ対10の用紙排出方向が変位するように進入側ローラ対20と排出側ローラ対10を配置し、進入側ローラ対20より排出側ローラ対10が上方に位置している。
B カール矯正手段
C カム機構
P 用紙
1 画像形成装置
101 搬送ユニット
102 用紙後処理装置
103 スタッカートレー
104 コンパイルユニット
105 ジョガー・スタック手段106 エジェクター
107 ステイプラー
10 排出側ローラ対
11 搬送ローラ
12 加圧ローラ
13 駆動軸
14 フリー軸
15 駆動ギヤ
16 駆動プーリ
17 駆動モータ
18a,18b ガイドプーリ
19 駆動ベルト
20 進入側ローラ対
21 搬送ローラ
22 加圧ローラ
23 従動軸
24 フリー軸
25 従動ギヤ
30 前側側板
31 奥側側板
40 前側旋回側板
41 奥側旋回側板
42,43 スプリング
44 案内ガイド
45 通路ガイド
46 案内ガイド
50 支持軸
51 回転ローラ
52 支持軸
53 回転ローラ
60 カム軸
61,62 カム
61a,62a カム部
63,64 カム駆動プーリ
65 カム駆動ベルト
70 搬送路
71 固定搬送ガイド
72 可動搬送ガイド
73 回転軸
74 バネ
81,82 一対の搬送ガイド
83,84 一対の入側搬送ガイド
85,86 左右の支持板
87 中間軸
88 タイミングベルト
89 弾性手段
Claims (3)
- 画像が形成された用紙を搬送する用紙搬送手段と、
前記用紙搬送手段により搬送される用紙のカールを矯正するカール矯正手段と、を備え、
前記カール矯正手段は、
用紙をニップして搬送する排出側ローラ対と、
用紙をニップして搬送する進入側ローラ対と、を含み、
前記排出側ローラ対と前記進入側ローラ対は、それぞれ大径と小径の異なる径のローラで構成し、
前記大径のローラは、用紙が巻き付き曲げられてニップ搬送される搬送ローラであり、
前記小径のローラは、用紙が加圧されてニップ搬送される加圧ローラであり、
前記排出側ローラ対の大径ローラと前記進入側ローラ対の大径ローラ同士を対向させて、
前記進入側ローラ対の用紙進入方向と前記排出側ローラ対の用紙排出方向が変位するように前記進入側ローラ対と前記排出側ローラ対を配置し、
前記進入側ローラ対のニップによる用紙カールと前記排出側ローラ対のニップによる用紙カールを反対方向とし、
前記進入側ローラ対を、前記排出側ローラ対の大径ローラを支点として旋回させ、
または、
前記排出側ローラ対を、前記進入側ローラ対の大径ローラを支点として旋回させ、
前記排出側ローラ対と前記進入側ローラ対とにより用紙の曲げ量を変化させて用紙のカールを矯正する構成であることを特徴とする用紙後処理装置。 - 前記排出側ローラ対または前記進入側ローラ対の駆動に連動するカム機構を備え、
前記カム機構により前記進入側ローラ対または前記排出側ローラ対を旋回させることを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。 - 前記排出側ローラ対と前記進入側ローラ対は、
前記構成するローラの少なくとも1つを加熱ローラとすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙後処理装置。
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