JPH0980063A - 走行検出装置及びそれを用いた車両用速度距離表示装置 - Google Patents

走行検出装置及びそれを用いた車両用速度距離表示装置

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JPH0980063A
JPH0980063A JP23276695A JP23276695A JPH0980063A JP H0980063 A JPH0980063 A JP H0980063A JP 23276695 A JP23276695 A JP 23276695A JP 23276695 A JP23276695 A JP 23276695A JP H0980063 A JPH0980063 A JP H0980063A
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JP
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pulse signal
pulse
traveling
tire
diameter
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JP23276695A
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Akihiro Suzuki
明宏 鈴木
Noboru Nagata
昇 永田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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  • Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の周波数変換装置を省略し、コストダウ
ンを可能とする走行検出装置及び車両用速度距離表示装
置を提供する。 【解決手段】 車両の走行速度に応じて周期が変化する
パルス信号(PSA)により車両の走行を検出する走行
検出装置において、車両の走行速度に応じて周期が変化
するパルス信号(PSA)を発生するパルス信号発生手
段(11)と、基準となるタイヤの径と実際に装着され
ているタイヤの径に基づき生成された補正データ(C
1)と、前記補正データ(C1)に応じて、前記パルス
信号発生手段(11)が発生したパルス信号(PSA)
を所定数毎に無効とするパルス信号間引き手段(21
a)とを有し、タイヤ径の差に起因するパルス信号の誤
差を補正した補正パルス信号(PSB)を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
走行に応じて発生されるパルス信号により車両の走行を
検出する走行検出装置に関し、車両に装着されているタ
イヤの径の差に起因して生じる検出誤差を補正する補正
手段を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の走行検出装置では、車両のトラン
スミッションシャフト等の車両の走行に伴って回転する
回転機構に配設された回転検出センサによりパルス信号
を発生し、この発生したパルス信号を検出するように構
成されている(以下、第1の従来装置という)。このパ
ルス信号の発生周期すなわちパルス信号の周波数は、ト
ランスミッションシャフトの回転数に応じて変化するの
で、発生したパルス信号の周波数を検出することにより
トランスミッションシャフトの回転すなわち車両の走行
を検出することができる。そして、このパルス信号の周
波数に基づいて車両の走行速度を検出し、またパルス信
号の入力数を計数することにより車両の走行距離を検出
する。また、この検出した走行速度及び走行距離のデー
タに基づき、スピードメータやオドメータといった表示
手段により走行速度及び走行距離を表示する。
【0003】ところで、このような第1の従来装置にお
いては、車両に装着されたタイヤの径が異なった場合に
は、トランスミッションの回転に応じた同一周期のパル
ス信号であっても実際の車速及び走行距離は異なったも
のとなり、これにより検出した走行速度及び走行距離に
誤差を生じてしまう。このためタイヤの径に応じた車速
計及び積算距離計を用意したり、タイヤ径に応じてトラ
ンスミッションに対するセンサの結合ギア比を変更した
りすることがなされていたが、この場合には部品や製品
に多くのバリエーションが必要となりコストアップを招
いてしまっていた。
【0004】そして、このような問題点に鑑み、タイヤ
の径に応じた実際の車両の走行に対応する周波数のパル
ス信号を出力し、このパルス信号により車両の走行を検
出できるようにして部品や製品の多くのバリエーション
を必要なくした装置(以下、第2の従来装置という)も
提案されている。すなわち、この第2の従来装置は、上
述した回転検出センサと表示手段との間に、タイヤの径
に応じた補正データにより回転検出センサからのパルス
信号を周波数変換する専用の周波数変換装置を介在さ
せ、表示手段に周波数変換後のパルス信号を送出するこ
とにより走行速度及び走行距離の表示を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような第2の従来
装置は、第1の従来装置と比べた場合には装置構成が簡
素となり安価に構成できるといった利点を有している
が、近年の産業においてはさらなるコストダウンが要求
されているのが現状である。本発明は、このような事情
に鑑みなされたもので、専用の周波数変換装置を省略す
ることでさらなるコストダウンを可能とする走行検出装
置及び車両用速度距離表示装置を提供することを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明によりなされた走行検出装置は、図1の基本
構成図に示すように、車両の走行速度に応じて周期が変
化するパルス信号(PSA)により車両の走行を検出す
る走行検出装置において、車両の走行速度に応じて周期
が変化するパルス信号(PSA)を発生するパルス信号
発生手段(11)と、基準となるタイヤの径と実際に装
着されているタイヤの径に基づき生成された補正データ
(C1)と、前記補正データ(C1)に応じて、前記パ
ルス信号発生手段(11)が発生したパルス信号(PS
A)を所定数毎に無効とするパルス信号間引き手段(2
1a)とを有し、タイヤ径の差に起因するパルス信号の
誤差を補正した補正パルス信号(PSB)を生成するよ
うに構成したことを特徴としている。
【0007】また、複数のタイヤ径毎に規定され、規定
走行距離を走行した際の発生パルス数として与えられる
規定走行パルス数(PSC)を保持する規定走行パルス
数保持手段(24)と、車両に装着されているタイヤの
径を示すタイヤ径情報に基づいて前記規定走行パルス数
保持手段(24)に保持された複数の規定走行パルス数
(PSC)の内の前記装着されているタイヤの径に対応
した第1の規定走行パルス数(PSC1)を選択し、ま
た基準となるタイヤの径に対応した第2の規定走行パル
ス数(PSC2)を選択する規定走行パルス数選択手段
(21b)と、前記第1の規定走行パルス数(PSC
1)及び第2の規定走行パルス数(PSC2)に基づ
き、前記補正データ(C1)を生成する補正データ生成
手段(21c)とを有することを特徴としている。
【0008】また、前記基準となるタイヤの径は、前記
車両に装着可能な最大タイヤ径として設定され、前記補
正データ生成手段(21c)は、前記第1の規定走行パ
ルス数(PSC1)と前記第2の規定走行パルス数(P
SC2)の差分値として与えられる間引きパルス数(P
SD)を算出し、前記第1の規定走行パルス数(PSC
1)から前記間引きパルス数(PSD)を均一に間引く
ための無効パルスカウント値(C1)を前記補正データ
(C1)として生成し、前記パルス信号間引き手段(2
1a)は、前記パルス信号発生手段(11)が発生した
パルス信号(PSA)を前記無効パルスカウント値(C
1)毎に無効にすることを特徴としている。
【0009】また、前記パルス信号発生手段(11)
は、車両のトランスミッションシャフト(112)の回
転を検出し、当該トランスミッションシャフト(11
2)の所定回転角度毎にパルス信号(PSA)を発生す
る回転検出センサ(111)であることを特徴としてい
る。
【0010】また、本発明によりなされた車両用速度距
離表示装置は、同じく図1の基本構成図に示すように、
上述した走行検出装置と、前記走行検出装置からの補正
パルス信号(PSB)に基づき車両の走行速度及び距離
データの少なくとも一方を生成し、前記走行速度及び走
行距離データの少なくとも一方を表示する表示手段
(3)とを有することを特徴としている。
【0011】上記構成において、パルス信号間引き手段
(21a)は、基準となるタイヤの径と実際に装着され
ているタイヤの径に基づいて生成された補正データ(C
1)を参照し、パルス信号発生手段(11)が発生した
パルス信号(PSA)を所定数毎に無効にするいわゆる
間引き動作を実行する。この間引き動作により、パルス
信号発生手段(11)からのパルス信号(PSA)は、
タイヤ径の差に起因する誤差が補正された補正パルス信
号(PSB)となり、正確な車両の走行情報が検出され
る。
【0012】すなわち、基準となるタイヤの径と実際に
装着されているタイヤの径により生成された補正データ
に基づき、パルス信号発生手段からのパルス信号を所定
数毎に無効とする間引き動作を実行するように構成した
ので、補正データにより規定された所定数毎にパルス信
号を無効にする動作のみで誤差の補正を行うことができ
る。そして、このパルス信号を無効にする動作は、走行
検出装置のパルス信号入力部にて行うことができるの
で、専用の装置を必要とせず装置を安価に構成すること
ができる。
【0013】また、規定走行パルス数保持手段(24)
は、規定走行距離を走行した際の発生パルス数である規
定走行パルス数(PSC)を複数のタイヤ径について保
持し、規定走行パルス数選択手段(21b)は、前記規
定走行パルス数保持手段(24)の保持内容から、車両
に装着されているタイヤ径と基準となるタイヤ径に相当
する第1の規定走行パルス数(PSC1)と第2の規定
走行パルス数(PSC2)を選択する。そして、補正デ
ータ生成手段(21c)は、前記規定走行パルス数選択
手段(21b)が選択した第1及び第2の規定走行パル
ス数(PSC1及びPSC2)から前記パルス信号間引
き手段(21a)が間引き動作を実行する際に参照する
補正データ(C1)を生成する。
【0014】すなわち、基準となるタイヤの径を含む複
数のタイヤの径に関する情報を保持する手段と、この保
持情報の中から基準となるタイヤの径と実際に装着され
ているタイヤの径に関する情報とを選択する選択手段と
を設けたので、複数種類のタイヤについての選択動作が
容易になる。
【0015】また、前記基準となるタイヤの径を車両に
装着可能な最大タイヤ径として設定するとともに、補正
データ生成手段(21c)により前記第1の規定走行パ
ルス数(PSC1)と前記第2の規定走行パルス数(P
SC2)の差分値としての間引きパルス数(PSD)を
算出し、さらに前記第1の規定走行パルス数(PSC
1)から前記間引きパルス数(PSD)を均一に間引く
ための無効パルスカウント値(C1)を生成する。そし
て、前記パルス信号間引き手段(21a)は、前記パル
ス信号発生手段(11)が発生したパルス信号(PS
A)を前記無効パルスカウント値(C1)毎に無効にす
る。
【0016】すなわち、規定走行距離あたりの発生パル
ス数が最も少ない最大タイヤ径の規定走行パルス数を基
準となる第1の規定走行パルス数とすることにより、実
際のタイヤの径の走行パルス数として規定される第2の
規定走行パルス数は、第1の規定走行パルス数に対して
同数かそれ以上のパルス数として与えられる。そして、
間引きパルス数を第1の規定走行パルス数と第2の規定
走行パルス数の差分値として算出するとともにこの間引
きパルス数から無効パルスカウント値を生成し、この無
効パルスカウント値に基づいてパルス信号を無効にする
ので、第2の規定走行パルス数の全域(総数)から略均
一にパルス信号を間引いた第1の規定走行パルス数のパ
ルス信号列を生成することができる。
【0017】また、上述した各構成におけるパルス信号
発生手段(11)としては、車両のトランスミッション
シャフト(112)の回転を検出し、当該トランスミッ
ションシャフト(112)の所定回転角度毎にパルス信
号(PSA)を発生する回転検出センサ(111)を適
用することができる。
【0018】また、上述した走行検出装置に、当該走行
検出装置からの補正パルス信号(PSB)に基づき、車
両の走行速度及び距離データの少なくとも一方を生成
し、当該走行速度及び走行距離データの少なくとも一方
を表示する表示手段(3)を設けて速度距離表示装置を
構成したので、タイヤ径の差異が補正された正確な速度
・距離表示を行うころができる。
【0019】さらに、このような表示手段(3)は、い
ずれもパルス信号発生手段(11)が発生したパルス信
号を処理する手段として構成されているので、上述した
走行検出装置と一体的に構成することが可能であり、こ
れにより専用の周波数変換装置が不要となり、装置構成
を簡略化することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を図面を参照して説明する。図2は具体例の構成を説
明するブロック図である。同図において、1は入力部、
2は制御部、3は表示部、4は電源回路である。
【0021】入力部1は、パルス信号発生部11と、タ
イヤサイズ設定スイッチ12とから概略構成されてい
る。そして、パルス信号発生部11は、車両の走行に伴
って回転するトランスミッションシャフト112に配設
され、このトランスミッションシャフト112の所定回
転角度毎にパルス信号PSAを発生する回転検出センサ
111と、この回転検出センサ111が発生したパルス
信号PSAを波形整形するセンサインタフェース113
とから構成され、車両の走行時において、この車両の走
行速度に応じて周期が変化するパルス信号PSAを発生
し、この発生したパルス信号PSAを制御部2に送出す
る。
【0022】タイヤサイズ設定スイッチ12は、車両に
装着されたタイヤの径を設定するために設けられたスイ
ッチ機構で、このタイヤサイズ設定スイッチ12によ
り、現在車両に装着されているタイヤの径をタイヤ径情
報として設定するとともにこのタイヤ径情報を制御部2
に送出する。なお、この具体例におけるタイヤサイズ設
定スイッチ12は、制御部2と接続線により接続されて
いるが、このタイヤサイズ設定スイッチ12に関し、制
御部2側にワイヤレス受信機を付設するとともにタイヤ
サイズ設定スイッチ12を別体とし、タイヤ径情報を無
線で制御部2に送出するように構成しても良い。なお、
このようにワイヤレスで構成すると、車両のユーザー等
による不慮の設定書き換えといった事故を防ぐことがで
きる。
【0023】制御部2は、中央制御装置としてのCPU
21と、動作プログラムなどが格納されたROM22
と、CPUの動作時において必要な情報を一時保持する
RAM23と、車両電源がオフ状態においても保持すべ
き各種情報が格納された不揮発メモリ(以下、NVMと
いう)24と、出力バッファ25a及び25bからなる
出力バッファ25とから構成されている。
【0024】そしてCPU21は、上述した入力部1か
らの入力情報、より詳細には、入力ポートI1 を介して
入力されたパルス信号発生部11からのパルス信号PS
Aと、入力ポートI2 を介して入力されたタイヤサイズ
設定スイッチ12からのタイヤ径情報に基づき、タイヤ
径の差に起因する誤差が補正された補正パルス信号PS
Bを生成するとともにこの補正パルス信号PSBを出力
ポートO1 及びO2 から出力バッファ25a及び25b
に出力する。
【0025】そしてRAM23は、その一部領域が図3
に示すように、基準となるタイヤ径すなわちその車両に
装着可能な最大タイヤ径の規定走行パルス数に相当する
規定走行パルス数PSC1(以下、基準走行パルス数P
SC1という)を保持する基準走行パルス情報保持領域
231と、車両に装着されているタイヤ径に相当する規
定走行パルス数(以下、装着走行パルス数PSC2とい
う)を保持する装着走行パルス情報保持領域232と、
基準走行パルス数PSC1と装着走行パルス数PSC2
の差分値として与えられる間引きパルス数PSDを保持
する間引きパルス情報保持領域233と、装着走行パル
ス数PSC2と間引きパルス数PSDの最大公約数を保
持する最大公約数情報保持領域234と、無効パルスカ
ウント値C1を算出する際に用いる第1の演算パラメー
タJ、第2の演算パラメータI及び整数値Sを保持する
演算パラメータ保持領域235と、上述したパルス信号
PSAの無効判定時において使用する無効パルスカウン
ト値C1を保持する無効パルスカウント情報保持領域2
36と、補正後の補正パルス信号PSBを保持する積算
パルス情報保持領域237と、補正後の補正パルス信号
PSBの平均入力周期を保持する平均パルス周期情報保
持領域238と、上述したパルス信号PSAの無効判定
時においてカウンタとして機能する無効パルスカウント
領域239として使用されている。
【0026】またNVM24は、その一部領域が図4に
示すように、基準となるタイヤの径を含む複数のタイヤ
の径に関する情報を保持する規定パルス情報保持領域2
41と、表示部3の指針(後述)の振れ角度を規定する
振れ角情報保持領域242として使用されている。規定
パルス情報保持領域241には、第1の規定パルス情報
保持領域241a、第2の規定パルス情報保持領域24
1b、第3の規定パルス情報保持領域241c、・・・・と
複数の領域が設けられている。このそれぞれの領域に
は、基準となるタイヤ径を含むタイヤ径毎の規定走行距
離を走行した際の発生パルス数が格納されている。そし
て、このNVM24の規定パルス情報保持領域241に
保持された基準となるタイヤの径を含む複数のタイヤの
径に関する情報は、タイヤサイズ設定スイッチ12から
の選択情報により選択される。この構成のように複数の
タイヤの径に関する情報を保持する手段と、この保持情
報の中から所望のタイヤ径に関する情報を選択する手段
を設けたので、複数種類のタイヤに対する選択動作を容
易なものとすることができる。
【0027】出力バッファ25は、CPU21の出力ポ
ートO1 に接続された第1の出力バッファ25aと、出
力ポートO2 に接続された第2の出力バッファ25bと
から構成され、表示部3に対して補正パルス信号PSB
に基づく距離・速度情報を送出する。また、このCPU
21の電源端子Vccには電源回路4が接続されており、
このCPU21はこの電源回路4から供給される電源電
圧により動作する。
【0028】表示部3は、車両の走行距離に関する情報
を表示する距離表示部31と、車両の走行速度に関する
情報を表示する速度表示部32から構成されている。そ
して、距離表示部31は、例えば、車両の積算走行距離
情報を表示する機構としての機械式オドメータ311
と、車両の区間走行距離情報を演算及び表示する機構と
してのトリップコンピュータ312とを有している。ま
た、速度表示部32は、例えば、不図示のクロスコイル
を備えたクロスコイル型表示器321と、このクロスコ
イル型表示器321に対する駆動信号を生成するクロス
コイルドライバ322とを有している。
【0029】そして、この速度表示部32においては、
クロスコイルドライバ322は制御部2(CPU21)
からの補正パルス信号PSBに基づいてクロスコイル型
表示器321のクロスコイルに対して車両の走行速度す
なわち表示量に応じた電流を印加し、クロスコイル型表
示器321はこの印加電流により指針321aを表示量
(走行速度)に応じた指示位置に位置付ける。
【0030】次に、上述した構成を有する具体例の動作
をフローチャートを参照して説明する。この具体例の動
作においては、まず図5のステップS110にて初期設
定処理を行う。この初期設定処理は具体的には、図6の
フローチャートによりなされる。以下、この図6のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0031】この初期設定処理では、まずステップS2
10にて基準走行パルス数PSC1の読み込み及び格納
処理を行う。すなわち、このステップS210では、N
VM24の規定パルス情報保持領域241(241a、
241b、241c、・・・・)から、その車両に装着可能
な最大タイヤ径の規定走行パルス数を読み込み、この読
み込んだ規定走行パルス数を基準走行パルス数PSC1
としてRAM23の基準走行パルス情報保持領域231
に格納する。このように、車両に装着可能な最大タイヤ
径の規定走行パルス数を基準走行パルス数とすることに
より、この基準走行パルス数は規定走行距離あたりの発
生パルス数が最も少ないものとなる。従って、車両に装
着されているタイヤから発生パルス数は、この基準走行
パルス数と同数かそれ以上の数となり、パルスの補正を
間引き処理により行うことができる。
【0032】引き続くステップS211では、タイヤサ
イズ設定スイッチ12からのタイヤ径情報を参照し、そ
の車両に装着されているタイヤ径に相当する規定走行パ
ルス数をNVM24の規定パルス情報保持領域241か
ら読み込み、この読み込んだ規定走行パルス数を装着走
行パルス数PSC2としてRAM23の装着走行パルス
情報保持領域232に格納する。そして、ステップS2
12に移行する。ステップS212では、上記ステップ
S210及びS211にて読み込んだ基準走行パルス数
PSC1及び装着走行パルス数PSC2から両者の差分
値を算出し、この差分値を間引きパルス数PSDとして
RAM23の間引きパルス情報保持領域233に格納
し、ステップS220に移行する。
【0033】ステップS220では、上記ステップS2
11にて読み込んだ装着走行パルス数PSC2と上記ス
テップS212にて算出した間引きパルス数PSDの最
大公約数GCM(PSC2,PSD)を算出し、この最
大公約数GCM(PSC2,PSD)をRAM23の最
大公約数情報保持領域234に格納する。なお、このス
テップS220の処理にて、最大公約数GCM(PSC
2,PSD)が存在しなかった場合には、この最大公約
数を値「1」として以後の処理を行う。そして、このス
テップS220の処理終了後、ステップS230に移行
する。
【0034】このステップS230では、装着走行パル
ス数PSC2を最大公約数GCM(PSC2,PSD)
にて除算することにより第1の演算パラメータJを算出
し、この第1の演算パラメータJをRAM23の演算パ
ラメータ保持領域235に格納する。また、引き続くス
テップS231では、間引きパルス数PSDを最大公約
数GCM(PSC2,PSD)にて除算することにより
第2の演算パラメータIを算出し、この第2の演算パラ
メータIを同じく演算パラメータ保持領域235に格納
する。そして、このステップS231の処理が終了する
と、この初期設定処理を終了し、図5のフローチャート
のステップS120に移行する。
【0035】そして、ステップS120では、無効パル
スカウント値の算出処理を行う。すなわち、このステッ
プS120では、まず、上記ステップS230で算出し
た第1の演算パラメータJを上記ステップS231で算
出した第2の演算パラメータIで除算し、この除算値の
小数点以下を四捨五入することにより整数値Sを算出
し、この整数値Sから1減算してパルスカウント値C1
を算出する。そして、上述した整数値SをRAM23の
演算パラメータ保持領域235に格納し、無効パルスカ
ウント値C1を無効パルスカウント情報保持領域236
に格納してこのステップS120の処理を終了する。
【0036】引き続くステップS130では、RAM2
3の無効パルスカウント領域239の保持内容が値
「0」となったか、換言すればパルス信号発生部11か
らのパルス信号PSAが制御部2(CPU21)に規定
数入力されたか否かを判定する。そして、このステップ
S130にて、保持内容が値「0」となった場合すなわ
ちパルス信号PSAが規定数入力された場合(Y)には
引き続くステップS131に移行し、保持内容が値
「0」以外の場合すなわちパルス信号PSAの入力数が
規定数に達していない場合(N)には再度このステップ
S130の処理を実行する。
【0037】ステップS131では、無効パルスカウン
ト領域239の保持内容が値「0」となったことを受け
て、次に制御部2に入力されたパルス信号PSAを無効
にする処理を行う。引き続くステップS132では、次
の無効パルスを規定するために上記ステップS120で
算出した無効パルスカウント値C1をRAM23の無効
パルスカウント領域239にセットする。そして、ステ
ップS133では、RAM23の無効パルスカウント領
域239のカウントダウン処理、すなわちパルス信号発
生部11から制御部2(CPU21)に対しパルス信号
PSAが入力される毎に、無効パルスカウント領域23
9のカウント値を−1する処理を行う。このステップS
133の処理が終了するとステップS140に移行す
る。
【0038】以上のように、このステップS130乃至
ステップS133においては、無効パルスカウント値C
1を無効パルスカウント領域239にセットし、パルス
信号発生部11からのパルス信号PSAが制御部2に対
して入力される毎に、この無効パルスカウント領域23
9のカウント値をカウントダウン(−1)し、そしてこ
の無効パルスカウント領域239のカウント値が値
「0」となった場合に、次に入力されるパルス信号PS
Aを無効にする。要するに、このステップS130乃至
ステップS133では、セットされた無効パルスカウン
ト値C1毎にパルス信号PSAを無効にする間引き処理
を行っている。このように構成することにより、装着走
行パルス数PSC2の全域(総数)から略均一にパルス
信号を間引き、基準走行パルス数PSC1を生成するこ
とができる。
【0039】ステップS140では、次周期にて使用す
る新たな第1の演算パラメータJを生成する。すなわ
ち、このステップS140では、RAM23の演算パラ
メータ保持領域235の保持内容を参照して第1の演算
パラメータJ及び整数値Sを読み込み、この第1の演算
パラメータJから整数値Sを減算することにより新たな
第1の演算パラメータJを算出する。そして、この新た
な第1の演算パラメータJを演算パラメータ保持領域2
35に格納して、このステップS140の処理を終了す
る。
【0040】引き続くステップS141では、新たな第
2の演算パラメータIを生成する。すなわち、このステ
ップS141では、RAM23の演算パラメータ保持領
域235の保持内容を参照して第2の演算パラメータI
を読み込み、この第2の演算パラメータIを値「1」減
算(−1)することすなわちカウントダウンすることに
より新たな第2の演算パラメータIを算出する。そし
て、算出した新たな第2の演算パラメータIを演算パラ
メータ保持領域235に格納してこのステップS141
の処理を終了し、ステップS150に移行する。
【0041】ステップS150では、上述した第2の演
算パラメータIの内容を参照してこの第2の演算パラメ
ータIが値「0」であるか否かを判定する。そして、第
2の演算パラメータIの値が値「0」以外であった場合
(N)には、ステップS110の初期設定処理にて設定
した間引きパルス数PSD分の間引き処理が終了してい
ないと判断してステップS120に移行し、再度、上述
した一連の処理を実行する。また、第2の演算パラメー
タIの値が値「0」であった場合(Y)には、ステップ
S110の初期設定処理にて設定した間引きパルス数P
SD分の間引き処理が終了したと判断してステップS1
10に移行し、この初期設定処理を含めた一連の処理を
再度実行する。
【0042】そして、上述した一連の処理の実行によ
り、パルス信号発生部11からのパルス信号PSAは、
無効パルスカウント値C1にて規定されるパルス数毎に
無効化(間引き)され、タイヤ径の差に起因する誤差が
補正された補正パルス信号PSBとなる。この補正パル
ス信号PSBに関し、この補正パルス信号PSBの制御
部2への入力数をRAM23の積算パルス情報保持領域
237にて積算することにより車両の走行距離データが
生成される。同時にこの補正パルス信号PSB並びに走
行距離データを表示部3の距離表示部31すなわち機械
式オドメータ311及びトリップコンピュータ312に
供給することにより、タイヤ径の差に起因する誤差が補
正された積算走行距離情報及び区間走行距離情報が表示
される。
【0043】また、この補正パルス信号PSBに関し、
最新の補正パルス信号PSBから所定数過去のに補正パ
ルス信号PSBついてその平均パルス周期を算出し、こ
の平均パルス周期を車両の走行速度情報としてRAM2
3の平均パルス周期情報保持領域238に格納する。そ
して、この平均パルス周期を速度表示部32のクロスコ
イルドライバ322に供給することにより、タイヤ径の
差に起因する誤差が補正された車両の速度情報が表示さ
れる。
【0044】以上の説明から明らかなように、本発明の
基本構成と具体例のフローチャートとは次の対応関係を
有している。すなわち、本発明の基本構成におけるパル
ス信号間引き手段21aは、図5のフローチャートにお
けるステップS130乃至133に対応し、規定走行パ
ルス数選択手段21bは、図6のフローチャートにおけ
るステップS210及びS211に対応し、補正データ
生成手段21cは、図6のフローチャートにおけるステ
ップS212乃至231と図5のフローチャートにおけ
るステップS140及び141に対応している。
【0045】次に、この具体例における実際の処理動作
ついて図を参照して説明する。図7及び図8は、この具
体例における実際の処理動作を説明する模式図で、図7
はRAM23及びNVM24の保持内容を示した図、図
8はパルス信号PSAと補正パルス信号PSBの関係を
示すタイミングチャートである。まず、図7を参照し、
この具体例における各種値の算出動作について説明す
る。なお、この説明において、基準走行パルス数PSC
1を「100」、装着走行パルス数PSC2を「11
8」とし、基準走行パルス数PSC1がNVM24の第
1の規定パルス情報保持領域241aに保持され、装着
走行パルス数PSC2が第3の規定パルス情報保持領域
241cに保持されているものとして説明することとす
る。
【0046】この具体例においては、まず初期設定処理
(S110)を行う。この初期設定処理では、NVM2
4の第1の規定パルス情報保持領域241aより基準走
行パルス数「100」を読み込むとともにこの読み込ん
だ基準走行パルス数をRAM23の基準走行パルス情報
保持領域231に格納する(S210)。次に、タイヤ
サイズ設定スイッチ12からのタイヤ径情報に基づき、
NVM24の第3の規定パルス情報保持領域241cを
参照し、この領域より装着走行パルス数「118」を読
み込む。そして、この読み込んだ装着走行パルス数をR
AM23の装着走行パルス情報保持領域232に格納す
る(S211)。そして、装着走行パルス数「118」
と基準走行パルス数「100」の差分値「18」を算出
し、この差分値「18」を間引きパルス数としてRAM
23の間引きパルス情報保持領域233に格納する(S
212)。
【0047】次に、装着走行パルス数「118」と間引
きパルス数「18」との最大公約数「2」を算出し、こ
の最大公約数をRAM23の最大公約数情報保持領域2
34に格納する(S220)。そして、この最大公約数
「2」に基づき、装着走行パルス数「118」をこの最
大公約数「2」にて除算することにより第1の演算パラ
メータ「59」を算出するとともにこの第1の演算パラ
メータを演算パラメータ保持領域235に格納する(S
230)。同様に、間引きパルス数「18」をこの最大
公約数「2」にて除算することにより第2の演算パラメ
ータ「9」を算出し、この第2の演算パラメータを演算
パラメータ保持領域235に格納する(S231)。
【0048】次に、第1の演算パラメータ「59」を第
2の演算パラメータ「9」で除算し除算値(同図におけ
るJ/I欄)の小数点以下を四捨五入することにより整
数値「7」を算出し、この整数値「7」から値「1」減
算して無効パルスカウント値「6」を算出する。この算
出した無効パルスカウント値「6」についてはRAM2
3の無効パルスカウント情報保持領域236に格納する
(S120)。そして、無効パルスカウント情報保持領
域239のカウント値が「0」となったことを判定して
(S130)、次に入力されるパルス信号PSAを無効
とし(S131)、次周期における無効パルスカウント
値「6」をRAM23の無効パルスカウント領域239
にセットする(S132)とともにパルス信号PSAの
入力に伴うカウントダウン動作を行う(S133)。
【0049】そして、第1の演算パラメータ「59」か
ら整数値「7」を減算(J−S)することにより次周期
にて使用する新たな第1の演算パラメータ「52」を算
出するとともにこの第1の演算パラメータを演算パラメ
ータ保持領域235に格納する(S140)。同様に、
第2の演算パラメータ「9」から値「1」減算して新た
な第2の演算パラメータ「8」を算出し、この第2の演
算パラメータを演算パラメータ保持領域235に格納す
る(S141)。次いで、この第2の演算パラメータの
値に基づき、この第2の演算パラメータが値「0」であ
るか否かを判定する。そして、値「0」でない場合には
新たな第1の演算パラメータ及び新たな第2の演算パラ
メータ(この場合には値「52」と値「8」)を使用し
て次周期におけるパルス信号PSAの無効化処理を行
う。
【0050】このような処理を第2の演算パラメータが
値「0」になるまで繰り返し実行することにより、図7
(b)に示すような演算結果が得られる。そして、第2
の演算パラメータが値「0」となった場合には、初期設
定処理からの処理を再度実行することにより、この処理
動作を継続させる。
【0051】次に、図8を参照し、無効パルスカウント
値C1が与えられた場合におけるパルス信号PSAの間
引き処理すなわち図5フローチャートにおけるステップ
S130乃至ステップS133の処理について説明す
る。この図8の説明に際し、無効パルスカウント値C1
は、図7(b)に示すように、「6」、「6」、「5」
・・・・、「5」、「6」、「5」として与えられているも
のとする。
【0052】この場合、第1のパルス信号PS1の入力
時点より前に、RAM23の無効パルスカウント領域2
39には第2の演算パラメータIとして値「9」の時点
に対応する無効パルスカウント値「6」がセットされ
る。そして、第1のパルス信号PS1が入力されると無
効パルスカウント領域239の保持内容は「1」減算さ
れて値「5」となり、第2のパルス信号PS2が入力さ
れると無効パルスカウント領域239の保持内容はさら
に「1」減算されて値「4」となる。
【0053】以下、パルス信号が順次入力されることに
より、無効パルスカウント領域239の保持内容は
「1」づつ減算され、第6のパルス信号PS6が入力さ
れると無効パルスカウント領域239の保持内容は値
「0」となる。この無効パルスカウント領域239の保
持内容が値「0」となったことにより、次に入力される
第7のパルス信号PSは無効化される。
【0054】また、RAM23の無効パルスカウント領
域239には次周期における無効パルスカウント値
「6」がセットされる。この周期における無効パルスカ
ウント値は、第13のパルス信号PS13が入力される
と値「0」となり、これにより次に入力される第14の
パルス信号PS14は無効化される。そして同様に、次
周期における無効パルスカウント値「5」がセットさ
れ、これにより、第19のパルス信号PS19が入力さ
れるとカウント領域239の保持内容は値「0」とな
り、次に入力される第20のパルス信号PS20が無効
化される。
【0055】このように無効パルスカウント値C1とし
て「6」、「6」、「5」、・・・・と与えられた場合、整
数値Sにより規定される入力順のパルス信号すなわち7
番目のパルス信号(PS7)、PS7から7パルス後の
14番目のパルス信号(PS14)、PS14から6パ
ルス後の20番目のパルス信号(PS20)、・・・・が無
効化され、これにより装着走行パルス数「118」から
18パルスを略均一に間引いた基準走行パルス数「10
0」を生成することができる。また、基準走行パルス数
「100」を生成した後には、再度上述した一連の処理
を実行することにより継続的に処理を行う。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。すなわち、基準となるタイヤの径と
実際に装着されているタイヤの径により生成された補正
データに基づき、パルス信号発生手段からのパルス信号
を所定数毎に無効とする間引き動作を実行するように構
成したので、補正データにより規定された所定数毎にパ
ルス信号を無効にする動作のみで誤差の補正を行うこと
ができる。そして、このパルス信号を無効にする動作
は、走行検出装置のパルス信号入力部にて行うことがで
きるので、専用の装置を必要とせず装置を安価に構成す
ることができる。
【0057】また、基準となるタイヤの径を含む複数の
タイヤの径に関する情報を保持する手段と、この保持情
報の中から基準となるタイヤの径と実際に装着されてい
るタイヤの径に関する情報とを選択する選択手段とを設
けたので、複数種類のタイヤについての選択動作を容易
にすることができる。
【0058】また、規定走行距離あたりの発生パルス数
が最も少ない最大タイヤ径の規定走行パルス数を基準と
なる第1の規定走行パルス数とし、間引きパルス数をこ
の第1の規定走行パルス数と、実際のタイヤの径の走行
パルス数として規定される第2の規定走行パルス数との
差分値として算出し、この間引きパルス数から無効パル
スカウント値を生成し、この無効パルスカウント値に基
づいてパルス信号を無効にするように構成したので、第
2の規定走行パルス数の全域(総数)から略均一にパル
ス信号を間引いた第1の規定走行パルス数のパルス信号
列を生成することができる。
【0059】また、上述した走行検出装置に、当該走行
検出装置からの補正パルス信号に基づき、車両の走行速
度及び距離データの少なくとも一方を生成し、当該走行
速度及び走行距離データの少なくとも一方を表示する表
示手段を設けて速度距離表示装置を構成したので、タイ
ヤ径の差異が補正された正確な速度・距離表示を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】具体例の構成を説明するブロック図である。
【図3】RAM23の領域を説明する図である。
【図4】NVM24の領域を説明する図である。
【図5】具体例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図6】初期設定処理を説明するフローチャートであ
る。
【図7】RAM23及びNVM24の保持内容を示した
模式図である。
【図8】パルス信号PSAと補正パルス信号PSBの関
係を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 入力部 11 パルス信号発生部 111 回転検出センサ 112 トランスミッションシャフト 12 タイヤサイズ設定スイッチ 2 制御部 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 不揮発メモリ(NVM) 3 表示部 31 距離表示部 32 速度表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行速度に応じて周期が変化する
    パルス信号により車両の走行を検出する走行検出装置に
    おいて、 車両の走行速度に応じて周期が変化するパルス信号を発
    生するパルス信号発生手段と、 基準となるタイヤの径と実際に装着されているタイヤの
    径に基づき生成された補正データと、 前記補正データに応じて、前記パルス信号発生手段が発
    生したパルス信号を所定数毎に無効とするパルス信号間
    引き手段とを有し、 タイヤ径の差に起因して発生するパルス信号の誤差を補
    正した補正パルス信号を生成するように構成したことを
    特徴とする走行検出装置。
  2. 【請求項2】 複数のタイヤ径毎に規定され、規定走行
    距離を走行した際の発生パルス数として与えられる規定
    走行パルス数を保持する規定走行パルス数保持手段と、 車両に装着されているタイヤの径を示すタイヤ径情報に
    基づいて前記規定走行パルス数保持手段に保持された複
    数の規定走行パルス数の内の前記装着されているタイヤ
    の径に対応した第1の規定走行パルス数を選択し、また
    基準となるタイヤの径に対応した第2の規定走行パルス
    数を選択する規定走行パルス数選択手段と、 前記第1の規定走行パルス数及び第2の規定走行パルス
    数に基づき、前記補正データを生成する補正データ生成
    手段とを有することを特徴とする請求項1記載の走行検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記基準となるタイヤの径は、前記車両
    に装着可能な最大タイヤ径として設定され、 前記補正データ生成手段は、前記第1の規定走行パルス
    数と前記第2の規定走行パルス数の差分値として与えら
    れる間引きパルス数を算出し、前記第1の規定走行パル
    ス数から前記間引きパルス数を均一に間引くための無効
    パルスカウント値を前記補正データとして生成し、 前記パルス信号間引き手段は、前記パルス信号発生手段
    が発生したパルス信号を前記無効パルスカウント値毎に
    無効にすることを特徴とする請求項2記載の走行検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記パルス信号発生手段は、車両のトラ
    ンスミッションシャフトの回転を検出し、当該トランス
    ミッションシャフトの所定回転角度毎にパルス信号を発
    生する回転検出センサであることを特徴とする請求項
    1、2または3記載の走行検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の走行検出装置と、 前記走行検出装置からの補正パルス信号に基づき車両の
    走行速度及び距離データの少なくとも一方を生成し、前
    記走行速度及び走行距離データの少なくとも一方を表示
    する表示手段とを有することを特徴とする車両用速度距
    離表示装置。
JP23276695A 1995-09-11 1995-09-11 走行検出装置及びそれを用いた車両用速度距離表示装置 Withdrawn JPH0980063A (ja)

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