JP2002316520A - タイヤ空気圧監視装置 - Google Patents

タイヤ空気圧監視装置

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JP2002316520A
JP2002316520A JP2001122124A JP2001122124A JP2002316520A JP 2002316520 A JP2002316520 A JP 2002316520A JP 2001122124 A JP2001122124 A JP 2001122124A JP 2001122124 A JP2001122124 A JP 2001122124A JP 2002316520 A JP2002316520 A JP 2002316520A
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air pressure
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tire
vehicle
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Shigeaki Tamura
繁明 田村
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0401Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre characterised by the type of alarm

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両内の美観を損ねることなく、低コスト化
を実現できるタイヤ空気圧監視装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 送信データを受信する受信ユニット(送
信手段)6と、送信データに基づいて空気圧の判定を行
う制御部(制御手段)8と、前記空気圧の表示を行う表
示部(表示手段)10とから構成され、表示部10を車
両に搭載される既存の表示手段にて兼用してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のタイヤの空
気圧を監視するタイヤ空気圧監視装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、タイヤの空気圧が低下してい
ることを車両の運転者に速やかに認識させるためのタイ
ヤ空気圧監視装置が知られている。
【0003】このタイヤ空気圧監視装置は、ホイールに
組み付けられたタイヤの内圧(以下、タイヤの圧力とい
う)を検出する圧力センサ、前記圧力センサからの空気
圧データを送信する送信部、及びバッテリー(電池)等
を単一のケース体に収納するとともに、前記ケース体を
前記ホイールに取り付けられてなるタイヤ単位で設けら
れる複数の送信ユニットと、前記各送信ユニットから送
信される空気圧データを判定する制御部と、前記制御部
による空気圧の判定結果及び空気圧を表示する液晶表示
装置等からなる表示器とから構成されるもので、例えば
特表平8−505939号公報に開示されるものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかるタイヤ空気圧監
視装置は、専用に設けられる前記表示器に電源を供給す
るため、シガーライタのシガーソケットに電源プラグを
差し込むための配線が必要だったり、車両のインストル
メントパネルの裏面側に配設される電源ラインに専用端
子を用いて接続するための配線が必要であるため、前記
電源から前記表示器までの間の配線によって車両内の美
観を損ねてしまうといった問題点を有していた。
【0005】また、空気圧監視装置の普及が見込まれる
近年において、低コスト化が必要不可欠であり、このよ
うに低コスト化を実現するための構造が望まれている。
【0006】そこで、本発明は前述した問題点に着目
し、車両内の美観を損ねることなく、低コスト化を実現
できるタイヤ空気圧監視装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、車両のタイヤの空気圧を検出する圧力検出
手段からの空気圧データを少なくとも送信データとして
送信する送信ユニットを備え、前記送信ユニットからの
前記送信データに基づいて前記空気圧の表示もしくは前
記空気圧の警告表示の少なくとも一方の表示をなすタイ
ヤ空気圧監視装置であって、前記送信データを受信する
受信手段と、前記送信データに基づいて前記空気圧の判
定を行う制御手段と、前記空気圧の表示もしくは前記空
気圧の警告表示の少なくとも一方の表示をなす表示手段
とから構成され、前記表示手段を前記車両に搭載される
既存の表示手段にて兼用してなるものである。
【0008】また、車両のタイヤの空気圧を検出する圧
力検出手段からの空気圧データと前記タイヤの位置に関
するIDデータとを少なくとも送信データとして送信す
る送信ユニットを備え、前記送信ユニットからの送信デ
ータに基づいて前記空気圧の表示もしくは前記空気圧の
警告表示の少なくとも一方の表示をなすタイヤ空気圧監
視装置であって、複数の前記送信ユニットからそれぞれ
送信される前記送信データを受信する受信手段と、前記
送信データに基づいて空気圧及びIDの判定を行う制御
手段と、前記IDに応じた前記タイヤの前記空気圧の表
示もしくは前記空気圧の警告表示の少なくとも一方の表
示をなす表示手段と、前記タイヤの前記IDの割り付け
を変更するための操作手段とから構成され、前記表示手
段と前記操作手段とを前記車両に搭載される既存の表示
手段及び操作手段にて兼用してなるものである。
【0009】また、前記車両に搭載される前記既存の表
示手段は、前記車両に搭載される、車両用計器ユニッ
ト、ナビゲーションユニット、オーディオユニットもし
くはエアーコンディショナーユニットの何れかの表示手
段が用いられてなるものである。
【0010】また、固有の識別コードが含まれる信号を
送信する電子キーからの前記信号を受信する受信装置を
既存のユニットに設け、前記受信装置によって前記受信
手段を共用してなるものである。
【0011】また、前記制御手段として第1,第2の制
御部を設け、一方の制御部によって既存のユニットを制
御し、他方の制御部によって前記空気圧の判定を行うも
のである。
【0012】また、前記他方の制御部によって前記電子
キーから送信される前記識別コードを判定してなるもの
である。
【0013】また、前記送信ユニットから送信される前
記空気圧データを時系列的に記憶する記憶手段を備えて
なるものである。
【0014】また、前記制御手段は、前記記憶手段への
前記空気圧データの記憶動作を、タイヤ空気圧の異常発
生時、事故発生検出時あるいは車両の停止検出時の少な
くとも一つの条件で停止してなるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき説明する。
【0016】図1及び図2は本発明の第1の実施形態を
示すもので、タイヤ空気圧監視装置Aは、速度計(S
P)1、回転計(TA)2、燃料計(Fu)3及び水温
計(Te)4等を備えた車両用計器ユニット(既存のユ
ニット)5によって兼用されてなるものである。
【0017】タイヤ空気圧監視装置Aは、図2に示すよ
うに、車両のタイヤ単位に設けられた複数の送信ユニッ
ト6と、受信部7と、制御部8と、記憶部(記憶手段)
9と、表示部(表示手段)10と、ワーニング表示部1
1と、ブザー(BZ)12と、操作部(操作手段)13
とから主に構成されるものである。
【0018】送信ユニット6は、タイヤの圧力を検出す
る圧力センサと、前記圧力センサへ圧力計測指示を送
り、この指示の基に前記圧力センサからの空気圧データ
を入手するとともに、車両におけるタイヤ位置(前輪の
左右や後輪の左右)に関するIDデータを送信アンテナ
6aを介して送信するマイクロコンピュータ(以下、マ
イコンという)と、前記圧力センサ及び前記マイコンに
電力を供給するバッテリー(電池)とから主に構成さ
れ、前述した各部を単一のケース体に収納して前記タイ
ヤのホイールに装着することで、前記タイヤの圧力を外
部に伝達するものである。尚、送信ユニット6は、前記
ケース内にサーミスタや半導体式温度センサ等の温度検
出手段を備えることで、空気圧データとともに温度デー
タも送信することが可能となる。
【0019】受信部7は、受信アンテナ7aによって空
気圧データ及びIDデータ等に関する電波を受信し、こ
の受信した電波をRF回路によってデジタル信号変換
し、このデジタル信号を制御部8に出力する。
【0020】制御部8は、マイコンからなり、車両に搭
載される回転センサやイグニッションコイル、燃料セン
サ及び温度センサ等の車両状態検出手段から車両インタ
ーフェイス(I/F)14を介し入力される各種情報に
基づいて、図1で示す速度計1、回転計2、燃料計3及
び水温計4等の各駆動計器を動作させるための制御プロ
グラムが記憶されるとともに、受信部7から供給される
空気圧データ及びIDデータ等の内容に応じたデジタル
信号に基づいて空気圧やID等の判定を行う制御プログ
ラムが記憶され、前記各種情報に基づいて前記各駆動計
器を駆動回路15を介して動作させ、また前記空気圧デ
ータ及び前記IDデータの判定によって表示部10,ワ
ーニング表示部11及びブザー(BZ)12を駆動回路
15を介して動作させるものである。
【0021】記憶部9は、EEPROM等の不揮発的な
記憶媒体から構成されるもので、車両用計器ユニット5
に従来から存在する走行距離の積算値(オド値/トリッ
プ値)を記憶するものであり、前記積算値とは別に、後
で詳述するタイヤのIDデータに応じた空気圧データの
履歴を記憶するものでもある。
【0022】尚、制御部8は、車両の各タイヤに配設さ
れた各送信ユニット6から送信される各IDデータと、
記憶部9に予め登録されている登録IDとを比較し、前
記IDデータとともに送信される空気圧データが車両の
何処のタイヤ位置に対応しているかを判定し、この判定
結果に基づいて、前記空気圧データを表示部10で表示
するものである。
【0023】表示部10は、図1で示すような速度計1
の表示領域の一部分に設けられ、車両用計器ユニット5
に従来から存在する車両の積算距離等を表示する、ドッ
トマトリクス型やセグメント式等の液晶表示装置から構
成されるもので、制御部8による空気圧データ及びID
データ等の判定結果に基づいて、タイヤ位置に応じた空
気圧データをそのまま表示したり、あるいは前記空気圧
データが異常である場合には、例えば「空気圧エラー」
なる警告表示がなされる。
【0024】ワーニング表示部11は、図1に示すよう
にシートベルト、バッテリーチェック、ABS等の従来
から存在する他のワーニング表示部16と同様に車両用
計器ユニット5に設けられるものであり、制御部8の空
気圧データの判定処理で空気圧異常が発生した際に、空
気圧が異常であることを報知する。
【0025】ブザー12は、車両用計器ユニット5に従
来から存在する速度警報、キー抜き忘れ警報及びライト
消し忘れ警報等で用いられる報知手段であって、制御部
8の空気圧データの判定処理で空気圧異常が発生した際
に、速度警報やキー抜き忘れ警報等とは異なる警報パタ
ーンによって報知することで、空気圧異常であることを
知らせる。
【0026】操作部13は、車両用計器ユニット5に従
来から存在する積算計におけるオド/トリップ機能の切
換、トリップリセット、時間表示や外気温度表示等の機
能切換、リセット操作等を行うための操作スイッチから
なるものであり、表示部10の空気圧異常時のリセット
やタイヤローテーション時のID登録(記憶部9におけ
るID変更)の際に使用される。
【0027】以上の各部によってタイヤ空気圧監視装置
Aが構成されるものであるが、前述した第1の実施形態
で説明したタイヤ空気圧監視装置Aで特徴となる点は、
車両に存在する車両用計器ユニット5に、送信ユニット
6からの送信データ(空気圧データ及びIDデータ)を
受信可能な受信部7を配設するとともに、車両用計器ユ
ニット5に既存の制御部8と記憶部9と表示部10とブ
ザー12と操作部13とをタイヤ空気圧監視装置Aの構
成部品として兼用した点に特徴を有するものである。
【0028】具体的に説明すると、制御部8は、速度計
1、回転計2、燃料計3及び水温計4等の各駆動計器等
を動作させるためのマイコンであり、また記憶部9は、
オド/トリップ値等の車両用計器ユニット5の関連情報
の記憶用のものであり、また表示部10はオド/トリッ
プ表示用の液晶表示装置であり、また、ブザー12は、
速度警報やキー抜き忘れ警報等の各種警報用のものであ
り、操作部13は、オド/トリップ機能の切り換え等の
ものであり、これらは、車両用計器ユニット5に既存の
ものである。
【0029】次に、図3を用いて、表示部10による具
体的な表示及び操作内容について説明する。尚、表示部
10としては、ドットマトリクス型の液晶表示素子が用
いられているものとして説明する。
【0030】図3(a)は、表示部10の通常のオド/
トリップ値の表示を示すものである(以下、通常表示と
いう)。この通常表示の際に、制御部8によって空気圧
異常が発生したと判断すると、図3(b)に示すよう
に、「TIRE」「P 1.2」「D」なる表示がなさ
れる。「P 1.2」は、タイヤの空気圧(kg/cm
↑2)を示し、「D」は、空気圧異常のタイヤ位置を示
す。よって、タイヤ位置は、例えば「D」:ドライバ位
置、「A」:アシスタント(助手)位置、「RR」:右
リア、「LR」:左リアのように表示されることにな
る。
【0031】尚、制御部8は、空気圧異常であると判断
すると、表示部10によって前述した表示を行うととも
に、ワーニング表示部11を点灯もしくは点滅させ、ま
たブザー12を動作させて車両運転者に空気圧異常であ
ることを知らせる。また制御部8は、前記車両運転手に
よる確認操作である操作部13の所定操作の入力を確認
すると、表示部10の表示内容を図3(a)で示す通常
の表示に戻す処理を行うとともに、ブザー12の動作を
停止するが、正常な空気圧データを受け取るまではワー
ニング表示部11を点灯させたままとする。
【0032】図3(c),(d)は、タイヤローテーシ
ョン時の表示内容を示すものであり、ここではドライバ
ー位置とアシスタント位置の2本のタイヤ位置を示して
いる。図3(c),(d)において、ドライバ位置を示
す「D」,「A」表示と、送信ユニット6のIDコード
を示す「0003」,「0004」とを表示している。
【0033】ここで、操作部13の所定操作により、通
常のオド/トリップ値の表示からIDコードの登録モー
ドに移行させ、操作部13の所定操作によって、例えば
ドライバー位置であったIDコード「0001」から右
リア(RR)の位置のIDコードである「0003」を
記憶部9に記憶させるとともに、次なる登録モードの表
示に切り換えられた後、操作部13の所定操作によっ
て、アシスタント位置であったIDコード「0002」
から左リア(LR)の位置のIDコードである「000
4」を記憶部9に記憶させる。
【0034】そして、IDコードの登録が終了したとす
る所定操作が操作部13によってなされると、図3
(a)で示されるオド/トリップ値の表示をなす通常表
示がなされる。
【0035】次に図4を用いて記憶部9について説明す
る。ここで示される記憶部9の内容は、各タイヤに配設
された送信ユニット毎に定められるIDコード「000
1」,「0002」,「0003」,「0004」単位
で記憶されたタイヤ空気圧データP11,P12,P1
3,P14・・・及びタイヤ温度データT11,T1
2,T13,T14・・・を時系列的に記憶したもので
ある。制御部8は、各データを時系列的に記憶部9に記
憶させるものであるが、予め定められた記憶部9のアド
レスに前記各データを所定の回数分、記憶させた後、次
なる前記各データの記憶の際は、すでに各データが記憶
されている最初のアドレスに戻り、上書き処理(ラップ
アラウンド処理)がなされる。
【0036】尚、記憶部9の前記上書き処理は、タイヤ
空気圧の異常発生時、車両事故の発生時、車両の停止時
の場合に停止される。即ち制御部8は、各タイヤに配設
された送信ユニットから送信される空気圧データが異常
であると判断した場合に前記上書き処理を停止したり、
例えばエアーバックセンサの作動信号の確認を行って車
両事故を判定した場合に前記上書き処理を停止したり、
また車両に搭載される速度センサからのスピードパルス
入力を確認して車両の停止を判断した場合に前記上書き
処理を停止するものである。
【0037】従って制御部8は、タイヤ空気圧の警報を
単に発するだけでなく、過去のタイヤ空気圧の履歴を見
ることが可能となり、事故原因の解明に役立たせること
が可能となる。
【0038】図5は、車両用計器ユニット5の表示部1
0に、記憶部9により記憶されているタイヤ空気圧デー
タ及び温度データがIDコード毎に読み出されている場
合を示している。制御部8は、操作部13の所定操作の
入力に応じて上記記憶データを記憶部9から順次読み出
し、表示部10によって前記記憶データを表示させる処
理を実行する。
【0039】かかる第1の実施形態で説明したタイヤ空
気圧監視装置Aは、車両用計器ユニット5に予め備えら
れている制御部8、記憶部9、表示部10、ブザー12
及び操作部13をタイヤ空気圧監視装置の構成部品とし
て兼用することから、従来のタイヤ空気圧監視装置のよ
うに専用の表示器を設けるものと比べ、シガーライタの
シガーソケットに電源プラグを差し込むための配線や、
車両のインストルメントパネルの裏面側に配設される電
源ラインに専用端子を用いて接続するための配線が不要
となり、電源から表示器までの間の配線によって車両内
の美観を損ねてしまうといった不具合を生じさせない。
【0040】また、専用の制御部8、記憶部9、表示部
10、ブザー12及び操作部13を備えなくとも良いこ
とから、装置の低コスト化を実現することが可能とな
る。
【0041】次に図6を用いて本発明の第2の実施形態
を説明するが、前述した第1の実施形態と同様もしくは
相当箇所には同一符号を付してその詳細な説明は省く。
【0042】前述した第1の実施形態に比べ第2の実施
形態が異なる点は、受信部7が送信ユニット6からの送
信データと、キーレスエントリシステムにおける電子キ
ー17からの固有の識別コードが含まれる送信信号とを
受信する機能を有する点、及び制御部8として第1の制
御部8aと第2の制御部8bとを有する点にある。
【0043】第2の実施形態は、電子キー17からの前
記送信信号を受信する受信部を車両用計器ユニット5’
に備え、この車両用計器ユニット5’に既存の受信部7
及びアンテナ7aを、タイヤ空気圧監視用の送信データ
(IDコード、タイヤ空気圧データ及び温度データ)を
受信する受信部として共用させるものである。
【0044】尚、電子キー17からの送信信号を受信す
る受信部を車両用計器ユニット5’に設ける場合は、タ
イヤ空気圧監視用の送信ユニット6と電子キー17との
使用周波数及び変調方式を同じものとすることにより実
現でき、しかもタイヤ空気圧監視用の受信部を専用に設
ける必要がない。
【0045】また、第2の実施形態は、車両用計器ユニ
ット5’の既存のユニットである速度計、回転計、燃料
計及び水温計の駆動制御やオド/トリップ値の表示制御
等を第1の制御部8aによって行い、送信ユニット6及
び電子キー17からの送信データの判定処理を第2の制
御部8bによって行うようにしたものである。即ち、第
2の制御部8bは、電子キー17からの送信データに伴
って前記識別コードの判定を行い、予め記憶部9に記憶
されている識別コードに一致しているか否かを判定し、
一致している場合に車両のキーロック群に用いられてい
るモータM1,M2・・・Mnを第1の制御部8aを介
して動作させ、キーロックを解除する処理を実行すると
ともに、第1の実施形態で述べたIDデータ、空気圧デ
ータ及び温度データ等の判定処理を行うものである。
【0046】尚、第1,第2の制御部8a,8bは、何
れもマイコンからなり、第2の制御部8bは、第1制御
部8aに比べ回路規模や動作(クロック)周波数は小さ
いもので良い。
【0047】かかる第2の実施形態におけるタイヤ空気
圧監視装置A’は、第1の制御部8aと第2の制御部8
bとを分けることによって処理負荷を分担することがで
きることから、前述した第1の実施形態のように、メイ
ンとなる制御部単独で全ての処理を行う場合に比べ、処
理負荷の軽減を図ることができる。
【0048】また、車両のキースイッチが投入されてい
ない場合(車両エンジンが停止している場合)でもキー
レスエントリーシステムにおける処理動作を行う必要が
ある車両用計器ユニット5’において、第1の制御部8
aと第2の制御部8bとを分けることによって、回路規
模及び動作周波数が小さいものを用いることが可能な第
2制御部8bによって処理判定することができることか
ら、車両のエンジン停止時の消費電流(暗電流)を低減
することが可能となる。
【0049】尚、前述した各実施形態では、車両に搭載
される既存のユニットの表示手段として、車両用計器ユ
ニット5,5’に備えられる表示部10を用いて説明し
たが、他の既存のユニットにおける表示手段としては、
ナビゲーションユニット、オーディオユニットもしくは
エアーコンディショナーユニットに備えられている表示
手段を用いるものであっても良い。
【0050】また、本発明の第2の実施形態では、制御
部8を第1,第2の制御部8a,8bに分け、既存のユ
ニット制御を第1の制御部8aによって行い、送信ユニ
ット6及び電子キー17からの送信データの判定処理を
第2の制御部8bによって行うようにしたが、請求項4
に記載の本発明にあっては、必ずしも第1と制御部と第
2の制御部とに分けなくとも良い。
【0051】また、本発明の第2の実施形態では、キー
レスエントリシステムの判定結果に基づく前記キーロッ
ク群の各モータM1,M2・・・Mnの制御を第1制御
部8aを介して行うようにしているが、請求項4,5に
記載の本発明にあっては、第2の制御部8bによって直
接各モータM1,M2・・・Mnを制御するものであっ
て良い。
【0052】また、前述した各実施形態では、車両用計
器ユニット5,5’に予め備えられている制御部8、記
憶部9、表示部10、ブザー12及び操作部13をタイ
ヤ空気圧監視装置A,A’の構成部品として兼用するも
のであったが、請求項1に記載のタイヤ空気圧監視装置
にあっては、少なくとも表示部の兼用のものでよく、ま
た請求項2に記載のタイヤ空気圧監視装置にあっては、
少なくとも表示部及び操作部を兼用するものであれば良
い。
【0053】
【発明の効果】本発明は、車両のタイヤの空気圧を検出
する圧力検出手段からの空気圧データを少なくとも送信
する送信ユニットからの送信データに応じて前記空気圧
の表示もしくは前記空気圧の警告表示の少なくとも一方
の表示をなすタイヤ空気圧監視装置に関し、少なくとも
前記タイヤ空気圧監視装置における表示手段を、車両に
搭載される既存の表示手段によって兼用することで、車
両内の美観を損ねるいった不具合を生じさせず、かつ装
置の低コスト化を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の車両用計器ユニットを示
す平面図。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すタイヤ空気圧監
視装置のブロック図。
【図3】同上第1の実施形態における表示部による表示
形態を示す図。
【図4】同上第1の実施形態における記憶部の記憶内容
を示す図。
【図5】同上第1の実施形態における表示部の前記記憶
内容を示す図。
【図6】本発明の第2の実施形態を示すタイヤ空気圧監
視装置のブロック図。
【符号の説明】
A,A’ タイヤ空気圧監視装置 5,5’ 車両用計器ユニット 6 送信ユニット 6a 送信アンテナ 7 受信部 7a 受信アンテナ 8 制御部(制御手段) 8a,8b 第1,第2の制御部 9 記憶部(記憶手段) 10 表示部(表示手段) 13 操作部(操作手段) 17 電子キー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のタイヤの空気圧を検出する圧力検
    出手段からの空気圧データを少なくとも送信データとし
    て送信する送信ユニットを備え、前記送信ユニットから
    の前記送信データに基づいて前記空気圧の表示もしくは
    前記空気圧の警告表示の少なくとも一方の表示をなすタ
    イヤ空気圧監視装置であって、 前記送信データを受信する受信手段と、前記送信データ
    に基づいて前記空気圧の判定を行う制御手段と、前記空
    気圧の表示もしくは前記空気圧の警告表示の少なくとも
    一方の表示をなす表示手段とから構成され、 前記表示手段を前記車両に搭載される既存の表示手段に
    て兼用してなることを特徴とするタイヤ空気圧監視装
    置。
  2. 【請求項2】 車両のタイヤの空気圧を検出する圧力検
    出手段からの空気圧データと前記タイヤの位置に関する
    IDデータとを少なくとも送信データとして送信する送
    信ユニットを備え、前記送信ユニットからの送信データ
    に基づいて前記空気圧の表示もしくは前記空気圧の警告
    表示の少なくとも一方の表示をなすタイヤ空気圧監視装
    置であって、 複数の前記送信ユニットからそれぞれ送信される前記送
    信データを受信する受信手段と、前記送信データに基づ
    いて空気圧及びIDの判定を行う制御手段と、前記ID
    に応じた前記タイヤの前記空気圧の表示もしくは前記空
    気圧の警告表示の少なくとも一方の表示をなす表示手段
    と、前記タイヤの前記IDの割り付けを変更するための
    操作手段とから構成され、 前記表示手段と前記操作手段とを前記車両に搭載される
    既存の表示手段及び操作手段にて兼用してなることを特
    徴とするタイヤ空気圧監視装置
  3. 【請求項3】 前記車両に搭載される前記既存の表示手
    段は、前記車両に搭載される、車両用計器ユニット、ナ
    ビゲーションユニット、オーディオユニットもしくはエ
    アーコンディショナーユニットの何れかの表示手段が用
    いられてなることを特徴する請求項1もしくは請求項2
    に記載のタイヤ空気圧監視装置。
  4. 【請求項4】 固有の識別コードが含まれる信号を送信
    する電子キーからの前記信号を受信する受信装置を既存
    のユニットに設け、前記受信装置によって前記受信手段
    を共用してなることを特徴とする請求項1もしくは請求
    項2に記載のタイヤ空気圧監視装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段として第1,第2の制御部
    を設け、一方の制御部によって既存のユニットを制御
    し、他方の制御部によって前記空気圧の判定を行うこと
    を特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のタイヤ
    空気圧監視装置。
  6. 【請求項6】 前記他方の制御部によって前記電子キー
    から送信される前記識別コードを判定してなることを特
    徴とする請求項5に記載のタイヤ空気圧監視装置。
  7. 【請求項7】 前記送信ユニットから送信される前記空
    気圧データを時系列的に記憶する記憶手段を備えてなる
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載
    のタイヤ空気圧監視装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記記憶手段への前記
    空気圧データの記憶動作を、タイヤ空気圧の異常発生
    時、事故発生検出時あるいは車両の停止検出時の少なく
    とも一つの条件で停止してなることを特徴とする請求項
    7に記載のタイヤ空気圧監視装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004098929A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Alps Electric Co Ltd タイヤ空気圧異常の警告装置及び方法
JP2004189072A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Alps Electric Co Ltd 双方向通信でタイヤ空気圧監視を行うパッシブキーレスエントリ装置
JP2007038755A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Tokai Rika Co Ltd オートアラーム装置
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