JP2830387B2 - タイヤ有効半径測定方法 - Google Patents

タイヤ有効半径測定方法

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JP2830387B2
JP2830387B2 JP2150185A JP15018590A JP2830387B2 JP 2830387 B2 JP2830387 B2 JP 2830387B2 JP 2150185 A JP2150185 A JP 2150185A JP 15018590 A JP15018590 A JP 15018590A JP 2830387 B2 JP2830387 B2 JP 2830387B2
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tire
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正喜 村上
勝 黒川
伸司 河口
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Meidensha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、車両試験で自動者用タイヤの車速に対応し
た有効半径の測定方法に関し、特に、許容誤差を変更可
能な測定方法に関する。
B.発明の概要 本発明は、車両試験で自動車用タイヤの車速に対応し
た有効半径の測定方法において、 前記タイヤとローラの回転数をパルスセンサで検出
し、前記タイヤ回転のパルスを所望の分周数Mに設定
し、測定開始時のカウンタ値N1を読み込み、次にタイヤ
が所定回転した測定終了時の累積カウンタ値N2を計測
し、これらのカウンタ値から、次式でタイヤ有効半径R
を演算して求めることにより R={(N2−N1)×φ)/2KM (但し、φはローラ直径、Kはローラ1回転当たりのパ
ルス数) 許容誤差を所望の段階に変更可能な技術を提供するもの
である。
C.従来の技術 自動車用タイヤの半径は走行車速によって5〜40mm程
度変化するので、タイヤの有効半径を測定することはタ
イヤ周りを設計する上で極めて重要である。そこで、車
両試験でも車速に対応した有効半径を測定する必要があ
り、通常はシャーシーダイナモメータ上に車両を載置
し、ある単位時間のタイヤの回転とローラの回転とから
演算を行っている。第4図は、そのような一従来例の構
成図で、図中41は演算装置、42は自動車、43はローラ、
44は周波数変換器である。自動車42のタイヤとローラ43
とは対接して回転するようになっていて、パルスセンサ
(P/P)により検出されたタイヤ回転周波数とローラ回
転周波数とは周波数変換器44でディジタル値に変換さ
れ、演算装置41に入力される。演算装置41は、タイヤ回
転数n1及びローラ回転数n2と既知のローラ半径rとか
ら、下記の演算によりタイヤ半径Rを算出する。
因みに、ローラ半径rが795.77mmの場合、タイヤ回転
数n1が0〜3100rpmで、ローラ回転数n2が0〜833rpmと
なる。乗用車用タイヤの標準の半径Rは220〜318mmであ
る。
D.発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のタイヤ有効半径測定方法では、
測定誤差が限定されてしまうという課題がある。
誤差を少なくするためには、ローラよりパルスピック
アップする際の1パルス当たりの走行距離の最小分解能
を上げればよいのであるが、コスト面もあって、通常は
ローラ1回転当たり600パルスが使用され、一方でタイ
ヤ回転側では、タイヤに反射シールを貼り付ける関係
上、1回転1パルスが普通である。ここで、ローラ直径
1591.5mmとすると、タイヤ半径は、 で、ローラ回転数n2に±1の誤差が存在するとタイヤ半
径の誤差は1.326mmになる。タイヤ半径の許容誤差は1mm
とすると、この数値は不合格であるが、仮にタイヤ回転
が2倍であれば、 になり、タイヤ半径の誤差は0.663mmとなって、合格で
ある。しかしながら、従来の測定方法ではタイヤ回転の
パルスを分周して2倍にすることはできず、タイヤとロ
ーラの回転比の異なる別装置を使用するしかなった。
本発明は、このような課題に鑑みて創案されたもの
で、許容誤差を所望の段階に変更可能なタイヤ有効半径
測定方法を提供することを目的としている。
E.課題を解決するための手段 本発明における上記課題を解決するための手段は、車
両用のタイヤと測定用のローラとを対接して回転させ、
それらの回転数の比をローラの半径に乗算することでタ
イヤの有効半径を測定する測定方法において、前記タイ
ヤとローラの回転数をパルスセンサで検出し、前記タイ
ヤ回転のパルスを所望の分周数Mに設定し、測定開始時
のカウンタ値N1を読み込み、次にタイヤが所定回転した
測定終了時の累積カウンタ値N2を計測し、これらのカウ
ンタ値から、次式でタイヤ有効半径Rを演算して求め
る。
R={(N2−N1)×φ)/2KM (但し、φはローラ直径、Kはローラ1回転当たりのパ
ルス数) F.作用 本発明は、タイヤとローラとを対接させて回転し、そ
れらの回転数の比よりタイヤの有効半径を測定する方法
において、所望の分周数を設定し、その分周数だけタイ
ヤが回転する間のローラ回転パルスを計数することで分
解能を段階的に高め、所望の許容誤差に対応させるもの
である。
第1図は、実施例を兼ねて本発明の原理を示す説明図
である。同図において、演算装置1はカウンタ11を内蔵
していて、前記ローラ回転パルス(例えば1回転当たり
600パルス)を計数する。ローラ回転パルスの取り込み
ミスを±1とすると、分周数Mを例えば2と設定し、タ
イヤ回転パルス(例えば1回転当たり1パルス)を2倍
にすれば、誤差は1/2になる。そこで、タイヤ回転パル
スの周期をM倍に拡大し、その立ち上がり時t1及びt2
カウンタ11より計数値(N1及びN2)を取り出し、下記の
如くタイヤ有効半径R(m)及び走行車速V(km/h)を
演算する。但し、φはローラ直径、kはローラ1回転当
たりのパルス数である。
R=(N2−N1)×φ/(2×k×M) V=(N2−N1)×φ×3.6/{k×(t2−t1) これは、タイヤ回転のMパルス間のローラ回転パルス
を計数することで、ローラ回転の分解能はM倍になり、
許容誤差はM分の1でよくなる。
G.実施例 以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明
する。
第2図は、本発明の一実施例の構成図である。同図に
おいて、21は演算装置を兼ねたCPU、22は各データを格
納するRAM、23はCRTディスプレイ、24はキーボード、25
はタイヤ回転パルスの入力ポート、26はローラ回転パル
スのカウンタ、27はバスである。CRTディスプレイ23
は、CRTインターフェイス23aを介してバス27に接続さ
れ、キーボード24は、キーボードインターフェイス24a
を介してバス27に接続されている。
第3図は、上記の実施例を第1図に示す如く動作させ
る処理のフローチャートである。第2図の入力ポート25
及びカウンタ26にはタイヤ回転パルス及びローラ回転パ
ルスが絶えず検出されているが、CPU21に割り込みがか
からない限り、タイヤ有効半径の測定演算は起動され
ず、CPU21は他の処理を行っている。第3図において、
フローは、割り込み禁止の状態でタイヤ回転パルスの割
り込み数mを初期化しておき、キーボード24より所望の
分周数Mを設定する。そして、割り込み禁止を解除する
とタイヤ回転パルスにより割り込みがかけられ、その最
初の立ち上がりt1秒でカウンタ26にカウントされている
カウントN1(カウンタが0に戻せない場合)を読み込
む。タイヤ回転パルスの検出は更に続けられるが、割り
込み数mが分周Mの設定数になって初めて次のカウンタ
値N2を読み込む。そして、第1図に示したタイヤ有効半
径R(m)の演算を行う。演算後は割り込み禁止の状態
に戻る。
本実施例の方法で、下記のデータよりタイヤの有効半
径Rを演算すると、測定誤差は下表の如くになる。
ローラ直径 1591.5(mm) ローラパルス 600(P/R) タイヤパルス 1(P/R) 上表でも明らかな如く、タイヤ回転(分周数M)を多
くすることにより誤差を小さくすることができる。許容
誤差が1mm以下の場合はM=2にすればよいし、0.5mm以
下の場合はM=3を選択すればよく、分周数Mの選択に
より所望の許容誤差に変更することができる。
H.発明の効果 以上、説明したとおり、本発明によれば、許容誤差を
所望の段階に変更可能なタイヤ有効半径の測定方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本原理の説明図、第2図は本発明の
一実施例の構成図、第3図は本実施例の動作のフローチ
ャート、第4図は従来例の構成図である。 1……CPU、2……RAM、3……CRT、4……キーボー
ド、5……入力ポート、6……カウンタ、41……演算装
置、42……自動車、43……ローラ、44……周波数変換
器。
フロントページの続き (72)発明者 石塚 隆司 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (56)参考文献 特開 昭59−153122(JP,A) 特開 昭49−61181(JP,A) 特開 昭63−42415(JP,A) 特公 昭61−56840(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用のタイヤと測定用のローラとを対接
    して回転させ、それらの回転数の比をローラの半径に乗
    算することでタイヤの有効半径を測定する測定方法にお
    いて、 前記タイヤとローラの回転数をパルスセンサで検出し、
    前記タイヤ回転のパルスを所望の分周数Mに設定し、測
    定開始時のカウンタ値N1を読み込み、次にタイヤが所定
    回転した測定終了時の累積カウンタ値N2を計測し、これ
    らのカウンタ値から、次式でタイヤ有効半径Rを演算し
    て求めることを特徴としたタイヤ有効半径測定方法。 R={(N2−N1)×φ)/2KM (但し、φはローラ直径、Kはローラ1回転当たりのパ
    ルス数)
JP2150185A 1990-06-08 1990-06-08 タイヤ有効半径測定方法 Expired - Lifetime JP2830387B2 (ja)

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JPH0442013A JPH0442013A (ja) 1992-02-12
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