JP3277813B2 - 数値指示装置 - Google Patents

数値指示装置

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JP3277813B2
JP3277813B2 JP15870896A JP15870896A JP3277813B2 JP 3277813 B2 JP3277813 B2 JP 3277813B2 JP 15870896 A JP15870896 A JP 15870896A JP 15870896 A JP15870896 A JP 15870896A JP 3277813 B2 JP3277813 B2 JP 3277813B2
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範夫 関
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Nippon Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサ等の測定手
段からの測定値に基づき表示手段を制御する駆動制御手
段へ出力値を出力する数値指示装置に関し、例えば、交
差コイル式計器である表示手段で車両の走行速度やエン
ジン回転数等の指示値を指示するものに関する。
【0002】
【従来の技術】特公平8- 33416号公報には、交差コイル
式計器(直交磁界型の駆動手段を備えたメータ)におい
て、メータの指示変動の激しい範囲についてメータの指
針の振れを抑制して指示を読み取り易くする技術が開示
されている。すなわち、測定値の範囲に応じて、メータ
の指示変動を抑制すべく今回測定値を含め従前の新しい
1つ以上の測定値に基づき演算を施し測定値の変換を行
うことにより、予めメータの指示変動が激しいと分かっ
ている範囲について、指示変動を抑制することで、指針
の振れを抑え、指示の読み取りが容易な見やすいメータ
を実現できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
技術で開示されている指示変動を抑制するための演算
は、従前の測定値に、今回の測定値と従前の測定値との
変動分(差)の3分の1を加え、この値を以って表示さ
せるものである。
【0004】このため、前記従来の技術をエンジン回転
数を指示するものに適用すると、測定値が小さな変動を
繰り返している場合(例えば、アイドリング時)では、
指針の振れを小さくして読み取り易くし大略の回転数を
認知することができるものの、測定値が毎分100回転
程度の差の変動をした場合にも前記演算により指針が遅
れて指示することとなり、実際の感覚と指示との間に違
和感を感じることがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、測定手段からの測定値から指示値を求め
る指示値検出手段と、前記指示値検出手段で求めた最新
指示値が変動吸収範囲内にあるか否かを判断する変動範
囲判定手段と、前記変動範囲判定手段で前記最新指示値
が変動吸収範囲内にある場合に前記最新指示値とこれよ
り1つ前の指示値との変動状態が従前の変動状態と異な
るか否かを判定する変動状態検出手段と、前記変動範囲
判定手段で前記最新指示値が変動吸収範囲内にない場合
又は前記変動状態検出手段で前記最新指示値とこれより
1つ前の指示値との変動状態が従前の変動状態と異なら
ない場合には前記1つ前の指示値に第1の演算を施した
値を出力し、前記変動状態検出手段で前記最新指示値と
これより1つ前の指示値との変動状態が従前の変動状態
と異なる場合には前記最新指示値とこれより1つ前の指
示値との差を求めてこの差が所定範囲内にある場合には
前記1つ前の指示値を出力し、前記差が所定範囲内にな
い場合には前記1つ前の指示値に第2の演算を施した値
を出力する演算手段と、前記演算手段からの出力値に基
づいて前記指示値を表示する表示手段を制御する駆動制
御手段と、を有するものである。
【0006】
【0007】
【発明の実施の形態】変動範囲判定手段3で最新指示値
Nが変動吸収範囲内にない場合又は変動状態検出手段4
で最新指示値Bとこれより1つ前の指示値Aとの変動状
態が従前の変動状態と異ならない場合には前記1つ前の
指示値Bに第1の演算を施した値を最新指示値Bとする
と共に指針の角度データ等の出力値Cとして出力し、変
動状態検出手段4で最新指示値Bとこれより1つ前の指
示値Aとの変動状態が従前の変動状態と異なる場合には
最新指示値Bとこれより1つ前の指示値Aとの差を求め
てこの差が所定範囲内(例えば、指示誤差程度の毎分5
0回転未満)にある場合には1つ前の指示値Aを最新指
示値Bとすると共に指針の角度データ等の出力値Cとし
て出力し、前記差が所定範囲内にない場合には1つ前の
指示値Aに第2の演算を施した値を最新指示値Bとする
と共に指針の角度データ等の出力値Cとして出力するこ
とにより、測定値が毎分数十回転程度の差である小さな
変動を繰り返している場合では、指針の振れを止めて読
み取り易くし大略の回転数を認知することができ、測定
値が毎分100回転程度の差の変動をした場合には、実
際の感覚に近い変化で指針を移動させることができ、違
和感を生じにくくすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を交差コイル式計器である表示
手段で車両のエンジン回転数を指示値として指示するも
のについて説明示する。なお、図1は実施例のブロック
図、図2は同実施例の流れ図である。
【0009】図1において、1はエンジン回転数を検出
し測定値として出力するセンサからなる測定手段、2は
測定値からエンジン回転数である指示値Nを求める指示
値変換手段、3は指示値検出手段2で求めた最新指示値
N(=B)が変動吸収範囲内(例えば、アイドリング時
として毎分1000回転未満)にあるか否かを判断する
変動範囲判定手段、4は変動範囲判定手段3で最新指示
値Nが変動吸収範囲内にある場合に最新指示値Bとこれ
より1つ前の指示値Aとの変動状態が従前の変動状態と
等しいか否かを判定する変動状態検出手段、5は変動範
囲判定手段3で最新指示値Nが変動吸収範囲内にない場
合又は変動状態検出手段4で最新指示値Bとこれより1
つ前の指示値Aとの変動状態が従前の変動状態と異なら
ない場合には前記1つ前の指示値Bに第1の演算を施し
た値を最新指示値Bとすると共に指針の角度データ等の
出力値Cとして出力し、変動状態検出手段4で最新指示
値Bとこれより1つ前の指示値Aとの変動状態が従前の
変動状態と異なる場合には最新指示値Bとこれより1つ
前の指示値Aとの差を求めてこの差が所定範囲内(例え
ば、指示誤差程度の毎分50回転未満)にある場合には
1つ前の指示値Aを最新指示値Bとすると共に指針の角
度データ等の出力値Cとして出力し、前記差が所定範囲
内にない場合には1つ前の指示値Aに第2の演算を施し
た値を最新指示値Bとすると共に指針の角度データ等の
出力値Cとして出力する演算手段、6は演算手段5から
の出力値Cに基づいて指示値Nを表示する表示手段7を
制御する駆動制御手段である。
【0010】このような構成は、マイクロコンピュータ
にて実現可能であり、前記処理を行うため、測定手段1
からの測定値からエンジン回転数である指示値Nを求め
るステップ(図2のa)と、それまでの最新指示値Bを
1つ前の指示値Aとして移動させるステップ(図2の
b)と、指示値Nを最新指示値Bとして格納するステッ
プ(図2のc)と、最新指示値N=Bが変動吸収範囲内
にあるか否かを判断するステップ(図2のd)と、ステ
ップdで最新指示値Bが変動吸収範囲内にある場合に最
新指示値Bとこれより1つ前の指示値Aとの変動状態が
従前の変動状態と異なるか否かを判定するステップ(図
2のe)と、ステップdで最新指示値Bが変動吸収範囲
内にない場合又はステップeで最新指示値Bとこれより
1つ前の指示値Aとの変動状態が従前の変動状態と異な
らない場合には1つ前の指示値Aに第1の演算を施した
値を最新指示値Bとするステップ(図2のf)と、ステ
ップeで最新指示値Bとこれより1つ前の指示値Aとの
変動状態が従前の変動状態と異なる場合には最新指示値
Bとこれより1つ前の指示値Aとの差を求めてこの差が
所定範囲内にあるか否かを判断するステップ(図2の
g)と、ステップgにおいて前記差が所定範囲内にある
場合には1つ前の指示値Aを最新指示値Bとするステッ
プ(図2のh)と、前記差が所定範囲内にない場合には
1つ前の指示値Aに第2の演算を施した値を最新指示値
Bとするステップ(図2のi〜k)と、最新指示値Bを
指針の角度データ等の出力値Cとして出力するステップ
(図2のl)を有する。そして、マイクロコンピュータ
は、斯かる処理を200ミリ秒程度の周期で繰り返し行
うものである。
【0011】なお、変動状態検出手段4あるいはステッ
プeにおける変動状態の判定とは、指示値Nを検出する
以前の最新指示値Bが1つ前の指示値Aに対して増加
(減少)傾向に変動していた場合、指示値Nが最新指示
値Bに対して減少(増加)していれば変動状態が従前と
異なると判断し、それ以外は異ならないと判断する。
【0012】また、第1の演算は、1つ前の指示値A
に、最新指示値Bとこれより1つ前の指示値Aとの差を
所定値n(例えば、20)で除算したものを加算するも
のである。
【0013】また、第2の演算は、ステップiにおいて
最新指示値Bとこれより1つ前の指示値Aとの比較を行
い、前者が後者より増加している場合には、1つ前の指
示値Aに調整量D(例えば、毎分10回転)を加算して
最新指示値B(図2のj)とし、そうでない場合には、
1つ前の指示値Aから調整量Dを減算して最新指示値B
(図2のk)とするものであり、この第2の演算は、第
1の演算に比べて演算結果の変化が大きくなる。
【0014】従って、通常の測定値の変化に対しては、
第1の演算により指針の振れを小さくして読み取り易く
し大略の回転数を認知することができ(ステップf)、
測定値が毎分100回転程度の差の変動をした場合に
は、第1の演算よりも変化が大きい第2の演算により実
際の感覚に近い変化で指針を変動させることにより違和
感を生じにくくすることができ(ステップi〜k)、更
に、測定値が指示誤差程度の毎分数十回転程度の差であ
る小さな変動を繰り返している場合では、指針の変動は
なく(ステップh)、測定値の夫々の状況に応じた適切
な指示を表示手段7で行うことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、測定手段からの測定値から指
示値を求める指示値検出手段と、前記指示値検出手段で
求めた最新指示値が変動吸収範囲内にあるか否かを判断
する変動範囲判定手段と、前記変動範囲判定手段で前記
最新指示値が変動吸収範囲内にある場合に前記最新指示
値とこれより1つ前の指示値との変動状態が従前の変動
状態と異なるか否かを判定する変動状態検出手段と、前
記変動範囲判定手段で前記最新指示値が変動吸収範囲内
にない場合又は前記変動状態検出手段で前記最新指示値
とこれより1つ前の指示値との変動状態が従前の変動状
態と異ならない場合には前記1つ前の指示値に第1の演
算を施した値を出力し、前記変動状態検出手段で前記最
新指示値とこれより1つ前の指示値との変動状態が従前
の変動状態と異なる場合には前記最新指示値とこれより
1つ前の指示値との差を求めてこの差が所定範囲内にあ
る場合には前記1つ前の指示値を出力し、前記差が所定
範囲内にない場合には前記1つ前の指示値に第2の演算
を施した値を出力する演算手段と、前記演算手段からの
出力値に基づいて前記指示値を表示する表示手段を制御
する駆動制御手段と、を有するものであり、演算手段に
より、通常の測定値の変化に対しては、第1の演算によ
り指針の振れを小さくして読み取り易くし大略の指示値
を認知することができ、測定値がある程度大きな変動を
した場合には、第1の演算よりも変化が大きい第2の演
算により実際の感覚に近い変化で指針を変動させること
により違和感を生じにくくすることができ、更に、測定
値が指示誤差程度の小さな変動を繰り返している場合で
は、指針の変動はなく、このように測定値の夫々の状況
に応じた適切な指示を表示手段7で行うことができる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を説明するブロック図。
【図2】 同上実施例を説明する流れ図。
【符号の説明】
1 測定手段 2 指示値変換手段 3 変動範囲判定手段 4 変動状態検出手段 5 演算手段 6 駆動制御手段 7 表示手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定手段からの測定値から指示値を求め
    る指示値検出手段と、前記指示値検出手段で求めた最新
    指示値が変動吸収範囲内にあるか否かを判断する変動範
    囲判定手段と、前記変動範囲判定手段で前記最新指示値
    が変動吸収範囲内にある場合に前記最新指示値とこれよ
    り1つ前の指示値との変動状態が従前の変動状態と異な
    るか否かを判定する変動状態検出手段と、前記変動範囲
    判定手段で前記最新指示値が変動吸収範囲内にない場合
    又は前記変動状態検出手段で前記最新指示値とこれより
    1つ前の指示値との変動状態が従前の変動状態と異なら
    ない場合には前記1つ前の指示値に第1の演算を施した
    値を出力し、前記変動状態検出手段で前記最新指示値と
    これより1つ前の指示値との変動状態が従前の変動状態
    と異なる場合には前記最新指示値とこれより1つ前の指
    示値との差を求めてこの差が所定範囲内にある場合には
    前記1つ前の指示値を出力し、前記差が所定範囲内にな
    い場合には前記1つ前の指示値に第2の演算を施した値
    を出力する演算手段と、前記演算手段からの出力値に基
    づいて前記指示値を表示する表示手段を制御する駆動制
    御手段と、を有することを特徴とする数値指示装置。
JP15870896A 1996-06-20 1996-06-20 数値指示装置 Expired - Lifetime JP3277813B2 (ja)

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JPH1010158A JPH1010158A (ja) 1998-01-16
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