JPH0979868A

JPH0979868A - 計器

Info

Publication number: JPH0979868A
Application number: JP26350195A
Authority: JP
Inventors: Isao Hishikari; 功菱刈; Yukikoto Hosoya; 幸言細矢
Original assignee: Chino Corp
Current assignee: Chino Corp
Priority date: 1995-09-18
Filing date: 1995-09-18
Publication date: 1997-03-28

Abstract

(57)【要約】【課題】簡易な構成で、種々の要請にフレキシブルに対
応できる計器を提供することである。【解決手段】測定データ等のデジタル表示画面２Ａ及び
アナログ表示画面２Ｂが表示可能な表示手段２と、この
表示手段のウインドウ領域において測定条件等を設定で
きる操作手段３と、前記測定データを格納する記憶媒体
４とを備えるようにした計器である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、測定データ等の
表示記録が可能な計器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば計器としての記録計は、端
子板に接続された熱電対等からの測定入力信号を取り込
み、温度等に換算する処理を行い、記録手段で記録紙の
記録位置に記録している。そして、打点式記録計では、
打点機構を用いて、記録紙に記録し、また、ペン書き式
の記録計では、ペン装置やサーボユニットをチャンネル
数分設け、記録紙に記録している。また、計器としての
調節計では、調節機能に応じた表示部、端子部等を設
け、調節制御を行うようにしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来の記
録計には、記録計の種類に応じた、記録手段等の多くの
要素が、一体的に組み込まれ、しかも記録計としての種
々の機能をあらかじめ組み込んであるので、大型で、コ
スト高を招いていた。また、記録計の機種、測定入力信
号の種類等が変更となると、新たに記録計の上記要素の
ハード及びソフトを変更しなければならず、標準化が困
難で、取扱いも煩雑となる問題点があった。また、調節
計においても、機種、機能が異なるごとに、表示部、端
子板等を変更しなければならず、標準化が困難で、取扱
いも煩雑となる問題点があった。このように、記録計、
調節計等の計器の種類毎に、その機能に応じてハード、
ソフトとも用意しなければならず、不便であった。

【０００４】この発明の目的は、以上の点に鑑み、簡易
な構成で、種々の要請にフレキシブルに対応できる計器
を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は、測定データ
等のデジタル表示画面及びアナログ表示画面が表示可能
な表示手段と、この表示手段のウインドウ領域において
測定条件等を設定できる操作手段と、前記測定データを
格納する記憶媒体とを備えるようにした計器である。

【０００６】

【発明の実施の形態】図１は、この発明の一実施例を示
す構成説明図である。図１（ａ）において、１は計器
で、この計器１の正面の表示手段２は、例えば平面形の
液晶表示装置とされ、測定データのデジタル表示画面２
Ａ及びアナログ表示画面２Ｂとされている。アナログ表
示画面２Ｂにはスケール２Ｃ、記録波形２Ｄ等が形成さ
れる。そして、表示手段１の所要部分にウインドウ領域
２Ｅを設け、ここで必要な測定条件等を表示させ、操作
手段３を操作して測定範囲等の各種設定ができる。ま
た、記憶媒体４において測定データや各種設定データの
格納を行うことができる。なお、操作手段３は表示手段
２においてタッチパネルで構成してもよい。

【０００７】つまり、取込んだ複数の測定データを順
次、表示手段２のアナログ表示画面２Ｂに複数のアナロ
グ的な記録波形２Ｄとして表示する。また、デジタル表
示画面２Ａに複数のチャンネル番号と測定値をデジタル
表示でき、デジタル的に把握もできる。また、操作手段
３によりデジタル表示画面２Ａとアナログ表示画面２Ｂ
の大きさは任意とすることができ、すべてデジタル表示
画面２Ａとして、複数の全チャンネルのデジタル測定値
を表示してもよく、あるいは、すべてアナログ表示画面
２Ｂとしてもよい。また、警報発生時等、特定のチャン
ネル番号と測定値を色を変えたり、その部分のみ拡大し
て表示するようにしてもよい。また、表示画面を分割し
て測定グループ毎に複数の画面で表示したり、重ねて複
数の表示画面を表示するようにしてもよい。このよう
に、記録機構、インク、記録紙が不要な、ノーペン、ノ
ーインク、ノーペーパーの記録装置とすることができ
る。

【０００８】また、指示計、調節計、プログラム調節計
等として動作させるときは、図１（ａ）の表示手段２の
ウインドウ領域２Ｅで設定値、各種パラメータ等の設定
を行い、設定値、測定値、操作出力値等をデジタル表示
画面２Ａやアナログ表示画面２Ｂに表示できる調節機能
を持たせ、例えばアナログ表示画面２Ｂに複数のチャン
ネルの設定値とともに測定値の記録波形２Ｄを表示すれ
ば、複数チャンネルの記録調節計となる。

【０００９】また、プログラム調節計の場合は、図１
（ｂ）のように、設定値、測定値、操作出力値等をデジ
タル表示画面２Ａに表示し、横軸の時間経過にしたがっ
てプログラムパターン２Ｆを表示手段２のアナログ表示
画面２Ｂに表示させ、ウインドウ領域２Ｅで必要なプロ
グラム設定値等を表示させ操作手段３で設定すればよ
い。また、アナログ表示画面２Ｂにデジタル測定値を適
宜混在表示させるようにして、ハイブリッド表示させて
もよい。

【００１０】図２は、この発明の一実施例を示すブロッ
ク構成説明図である。図において、入力手段５で取込ま
れた複数の測定データは、内部メモリ７を有するμＣＰ
Ｕのような処理手段６で、種々の処理が実行され、表示
手段２に所望のアナログ表示、デジタル表示、ウインド
ウ表示等がなされ、操作手段３で各種設定操作ができ
る。そして、調節計では処理手段６で測定データに基き
操作出力信号が出力手段８より出力され、操作端を駆動
して、測定制御対象を制御し、調節機能を持たせること
ができる。

【００１１】また、測定データや各種設定データはフレ
キシブルディスクＦＤ、光磁気ディスクＭＯその他の記
憶媒体４に記憶され、様々に利用できる。また、通信手
段９を介し、測定データを必要に応じてプリンタ等に出
力したりして外部に出力したり、外部から各種設定を行
うこともできる。つまり、記憶媒体や内部メモリのソフ
ト内容を変更することで、所望の種々の記録計、調節計
等の計器とすることができる。

【００１２】

【発明の効果】以上述べたように、この発明は、測定デ
ータ等のデジタル表示画面及びアナログ表示画面が表示
可能な表示手段と、この表示手段のウインドウ領域にお
いて測定条件等を設定できる設定手段と、前記測定デー
タを格納する記憶媒体とを備えるようにした計器であ
る。このため、デジタル表示画面、アナログ表示画面、
ウインドウ領域を種々に構成することで、種々の所望の
記録計、調節計、記録調節計等の計器を自由に構成とす
ることができ、記録計であれば記録機構、インク、記録
紙が不要な、ノーペン、ノーインク、ノーペーパーの記
録装置とすることができ、薄型で、大幅な小形化が図
れ、計器の機種毎に、構造、前面の表示部等を別々する
必要はなく、標準化が容易で、コストが低減でき、取扱
いも簡単であり、簡易な構成で、種々のものにフレキシ
ブルに対応できる計器となる。このように、記憶媒体や
内部メモリのソフト内容を変更するのみで、所望の種々
の記録計、調節計等の計器とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示す構成説明図である。

【図２】この発明の一実施例を示す構成説明図である。

【符号の説明】

１計器２表示手段２Ａデジタル表示画面２Ｂアナログ表示画面２Ｃスケール２Ｄ記録波形２Ｅウインドウ領域２Ｆプログラムパターン３操作手段４記憶媒体５入力手段６処理手段７内部メモリ８出力手段９通信手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】測定データ等のデジタル表示画面及びアナ
ログ表示画面が表示可能な表示手段と、この表示手段の
ウインドウ領域において測定条件等を設定できる操作手
段と、前記測定データを格納する記憶媒体とを備えたこ
とを特徴とする計器。
【請求項２】前記表示手段に設定値、測定値、操作出力
値等を表示し調節機能を持たせたことを特徴とする請求
項１記載の計器。