JP2003149008A - ペーバーレスレコーダ - Google Patents

ペーバーレスレコーダ

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JP2003149008A JP2002250445A JP2002250445A JP2003149008A JP 2003149008 A JP2003149008 A JP 2003149008A JP 2002250445 A JP2002250445 A JP 2002250445A JP 2002250445 A JP2002250445 A JP 2002250445A JP 2003149008 A JP2003149008 A JP 2003149008A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高い画面の識別性を有するペーパーレス
レコーダを提供する。 【解決手段】 本発明は、測定信号をサンプリング周期
TSでデジタル化してメモリに格納し、このメモリに格
納された測定データに基づき各測定系統毎に表示周期T
D(≧TS)内の測定データの最大値と最小値を線分と
して2次元表示器にグラフ的に表示するように構成され
たペーパーレスレコーダにおいて、表示すべき測定値の
最小値と最大値を比較し、両者の差が指定表示線幅より
も狭い場合は線幅を増やすように処理する線幅処理部を
設けたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録紙の代わりに2
次元表示器を用いるペーパーレスレコーダに関しする。
【0002】
【従来の技術】従来から、レコーダは、加熱冷却処理工
程の温度履歴管理、発電機タービンの運転状態監視、気
象測定などの各種の分野において、温度・圧力・ガス成
分などの各種の物理量をそれぞれの測定対象に適合した
測定センサで電圧や電流の電気信号に変換し、これら変
換された電気信号の測定時間の経過に伴う変化の状態を
記録紙上に線分の変化として記録する装置として広く用
いられている。
【0003】図13はこのような従来のサーボレコーダ
の一例を示す構成図であり、4系統の信号を測定記録で
きる4チャンネル形の例を示している。図において、1
は測定信号の入力端子であり、それぞれに対応した測定
部2に接続されている。測定部2は温度、圧力などの各
種の物理量に関連したアナログ信号をデジタル信号とし
て取り込むものであり、その出力端子は内部バス3に接
続されている。内部バス3には、測定記録のための各種
の演算制御を行うマイクロプロセッサよりなる演算制御
部4、記録紙送り速度・測定レンジなどの測定条件や測
定記録に伴う種々の操作設定を行うキーボードよりなる
操作設定部5、操作設定部5で設定された測定条件や測
定データを一時的に記憶するRAM6、演算制御部4の
測定記録動作に必要なプログラムやパラメータなどが書
き込まれたROM7、操作設定部5で設定された設定値
や測定データを表示する表示部8、各系統毎に測定信号
の変化に応じて記録ペンをそれぞれサーボ機構により追
従移動させるように構成され各測定部2で測定された測
定信号の変化状態を記録紙に記録する記録部9、測定記
録に関連した各種の文字記録を行うX−Yプロッタ10
などが接続されている。
【0004】図14は測定部2の具体例図であり、熱電
対・電圧入力の例を示している。分圧器11はスイッチ
12を介して可変ゲインの増幅器13に接続され、冷接
点補償温度センサ14はスイッチ15を介して増幅器1
3に接続されている。分圧器11と可変ゲインの増幅器
13は例えば20mVから20Vまでの6種類のレンジ
を構成している。入力端子1に入力される測定信号は分
圧器11と増幅器13によりA/D変換器16の入力範
囲に応じた適切な値に調整されてA/D変換器16に入
力され、デジタル信号に変換される。A/D変換器16
としては例えば帰還パルス幅変調方式積分形を用いる。
このA/D変換器16のパルス幅出力はフォトカプラ1
7で内部バス3に絶縁伝送され、演算制御部4に入力さ
れる。演算制御部4は各レンジ毎の零校正、A/D変換
器16の零・フルスケール校正を行う。演算制御部4か
らの制御信号はフォトカプラ18を介してシリアル形式
で測定部2に加えられ、シリアル/パラレル変換部19
でパラレル形式に変換されて分圧器11、スイッチ12
・15、増幅器13に制御信号として加えられる。
【0005】図15は記録部9の具体例図であり、各系
統で共用する記録紙送り機構部分と各系統毎に個別に設
けられているサーボ機構部分とで構成されている。破線
で囲まれた部分が記録紙送り機構であり、内部バス3に
接続されたパルスモータ駆動回路20と、このパルスモ
ータ駆動回路20により回転駆動されるパルスモータ2
1と、このパルスモータ21の回転に連動して回転駆動
されるプラテン22と、プラテン22の回転に応じて所
定の速度で走行する記録紙23とで構成されている。サ
ーボ機構は、内部バス3に接続されデジタル記録位置信
号をアナログ信号に変換するD/A変換器24と、2個
の入力端子を有し一方の入力端子にこのD/A変換器2
4の出力信号が入力されるサーボ増幅器25と、このサ
ーボ増幅器25の他方の入力端子に位置帰還信号を加え
る例えば超音波形の位置帰還素子26と、サーボ増幅器
25の出力端子に接続されたDCモータ駆動回路27
と、このDCモータ駆動回路27により正逆方向に回転
駆動されるDCモータ28と、このDCモータ28の回
転に連動し案内軸29に沿って移動する可動体30と、
この可動体30に着脱可能に取付けられ記録紙23に記
録を行う記録ペン31とで構成されている。これらサー
ボ機構は測定部2とともに各系統毎に1枚のプリント基
板に積み重ね可能なように薄形に組み込まれている。
【0006】このように構成することにより、記録ペン
31は測定信号の変化に応じて追従移動することにな
り、記録紙23には測定信号の変化状態が記録されるこ
とになる。ところが、このような従来のサーボレコーダ
によれば、記録ペン、サーボ機構、記録紙送り機構など
の可動機構部品が必要であり、構成が複雑化するという
問題点がある。
【0007】また、これらの機械的構成要素の磨耗など
の経時変化によって記録動作が不安定になることを防止
するために高性能部品・材料を採用しなければならない
という問題もある。また、記録ペンや記録紙などの消耗
品がなくなると記録が中断してしまい、連続測定性が損
なわれてしまう。
【0008】そして、これら消耗品の補充保守交換に伴
って工数とコストが発生するという問題もある。また、
測定結果をコンピュータ処理したい場合には記録紙上の
記録結果を改めてデジタルデータとして読み取って入力
しなければならず、現実的ではない。そこで、これらの
諸問題を解決するものとして、記録紙の代わりに2次元
表示器を用いたペーパーレスレコーダが実用化されつつ
ある。
【0009】これは液晶表示器のような2次元表示器を
記録紙に見立てて測定信号の変化状況をグラフ的に表示
するように構成されたものであって、概念的には測定信
号をデジタル化してメモリに格納し、このメモリに格納
された測定データを読み出して測定時間の経過に伴う変
化の状態を2次元表示器にグラフ的にスクロール表示す
る。
【0010】具体的には、複数測定系統の測定信号をサ
ンプリング周期TSでデジタル化してメモリに格納し、
このメモリに格納された測定データを各測定系統毎に表
示周期TD(>TS)で順次読み出しその表示周期TD
内の測定データの最大値と最小値を各測定系統毎に線分
として2次元表示器にグラフ的に表示するように構成さ
れたものがある。
【0011】これらにより、従来のサーボレコーダにお
ける記録紙に起因する不都合はほぼ解消されたといえ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2次元表示器
を用いた現状のペーパーレスレコーダは、表示画面の時
間軸のスクロール方向はレコーダの配置位置に対して水
平方向または垂直方向のみであり、購入後に時間軸のス
クロール方向を変更するためにはメーカーに改造依頼し
なければならず自由度がない。
【0013】また、複数チャンネル形の場合、測定信号
波形の現在値を指し示すように波形と同色のポインタが
設けられてはいるが、予め表示色とチャンネル番号との
対応関係を把握していないと表示画面を見るだけでポイ
ンタと測定チャンネル番号との対応関係を判断すること
はできない。また、表示周期TD内の測定データの最大
値と最小値が等しい場合の表示画面上における測定信号
の表示線幅は1ドットに固定化されているので、最大値
と最小値が等しい状態の画面を離れた距離から観察した
場合には線分の識別性が低下することになる。
【0014】本発明は、従来のサーボレコーダの問題点
のみならずこれら現状のペーパーレスレコーダの問題点
にも着目したものであり、その目的は、より高い画面の
識別性をもつペーパーレスレコーダを提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、複数
測定系統の測定信号をサンプリング周期TSでデジタル
化してメモリに格納し、このメモリに格納された測定デ
ータに基づき各測定系統毎に表示周期TD(≧TS)内
の測定データの最大値と最小値を線分として2次元表示
器にグラフ的に表示するように構成されたペーパーレス
レコーダにおいて、表示すべき測定値の最小値と最大値
を比較し、両者の差が指定表示線幅よりも狭い場合は線
幅を増やすように処理する線幅処理部を設けたことを特
徴とするものである。
【0016】本発明のうちで請求項2記載の発明は、請
求項1記載の発明において、表示線幅を指定する線幅指
定部を設けたことを特徴とするものである。
【0017】ここで、表示すべき測定値の最小値と最大
値との差が指定表示線幅よりも狭い場合には指定された
線幅まで線幅を増やすので、表示すべき測定値の最小値
と最大値の大きさにかかわらず常に指定表示線幅が確保
できることになり、高い識別性が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。図1および図2は本発明に係わるペーパ
ーレスレコーダの表示画面例図であって、説明のために
すべての画面構成要素を表示させた状態を表している。
図1は時間軸が水平方向にスクロールする横向き画面で
あり、測定状態における表示画面の時間軸は矢印で示す
ように右から左に向かってスクロールする。図2は垂直
方向に時間軸がスクロールする縦向き画面であり、測定
状態における表示画面の時間軸は矢印で示すように上か
ら下に向かってスクロールする。なお、このような2次
元表示器としては例えばカラー液晶表示器を用いるが、
CRTやELやプラズマ表示装置などでもよい。
【0019】これら図1および図2において、Aは測定
信号の変化状態を線分としてグラフ的に表す波形であ
り、6系統(6チャンネル)の測定結果を予め割り当て
られた所定の色で表示する例を示している。なお各波形
の表示線幅は所望の線幅が選択できるようになってい
る。Bは測定データを格納する内部メモリの残り容量を
測定可能時間で表しているメモリ残量表示、Cは測定デ
ータを格納する内部メモリの残り容量をバーグラフで表
しているメモリ残量表示であり、これらの表示から現時
点での残り連続測定可能時間を視覚的に把握できる。D
は測定時刻表示であり、時間目盛グリッドEおよびスケ
ール目盛Fとともに測定時間の経過に応じてスクロール
表示される。Gは現在の時刻表示である。Hは5角形状
のポインタであり、各波形の表示色と同色であって各ポ
インタHには割り当てられたチャンネル番号が付けられ
ている。これらポインタHは波形の変化に連動して移動
する。なおポインタHは複数個が同一位置に重なった場
合にも一部が識別できるように時間軸上の基準位置に対
して互いに異なるオフセット量が与えられている。Iは
表示画面上の各チャンネル毎の最新測定値であり、各領
域の背景色は各波形の表示色と同色になっている。Jは
各チャンネルの下・左スケール値、Kは各チャンネルの
上・右スケール値であり、これらスケール値の表示色は
各波形の表示色と同色になっている。Lは測定値が警報
設定値に対して異常状態になったときに点灯表示される
アラーム表示である。
【0020】さらに図2において、Mは各チャンネル番
号表示、Nは各チャンネルの測定値の単位表示である。
これらチャンネル番号表示Mおよび単位表示Nは、スケ
ール値J、Kとともに測定時刻表示D毎に1チャンネル
分ずつ更新表示される。このような表示画面構成にする
ことにより、表示画面の時間軸は従来のサーボレコーダ
における記録紙と同様な形態で水平方向または垂直方向
にスクロールし、各チャンネルのポインタHは測定信号
の変化に連動して移動するので、従来のサーボレコーダ
との違和感は小さくなる。
【0021】そして、表示画面の時間軸のスクロール方
向を測定対象や測定目的などに応じた適切な方向に選択
設定できるので、例えば既存のレコーダと組み合わせて
使う場合には時間軸方向を瞬時に一致させることがで
き、記録紙の送り方向が固定化されている従来のサーボ
レコーダや時間軸のスクロール方向が固定化されている
従来のペーパーレスレコーダのような組み合わせの制限
を生じることはない。
【0022】図3は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、図13と共通する部分には同一の符号を付けて
その説明は省略する。32は図1および図2に示したよ
うな表示画面を作成する表示画面生成部であって内部バ
ス3に接続されており、図4に示すように、表示線幅処
理部33、ポインタ位置処理部34、グリッド処理部3
6、トリップライン処理部37、時刻・スケール等処理
部38、横向き画面処理部39、縦向き画面処理部40
などを含んでいる。なおトリップラインは上下限値設定
時など必要に応じて表示画面の時間軸の所望の位置に時
間軸と直交する方向に予め指定した色で表示させるもの
であり、図1、2の画面例では図示していない。41は
画面生成用メモリであって内部バス3に接続されてお
り、表示画面生成部32での表示画面生成処理に関連す
る各種のデータや画面を格納するものであり、図5に示
すように、図1および図2に示すようなチャンネル番号
付きポインタデータを格納するチャンネル番号付きポイ
ンタメモリ42、図1のような横向き画面を構成するた
めの要素データを格納する横向き画面構成要素メモリ4
3、図2のような縦向き画面を構成するための要素デー
タを格納する縦向き画面構成要素メモリ44、生成画面
メモリ45などを含んでいる。なお生成画面メモリ45
には完成された表示画面を格納する領域の他に各段階で
完成表示画面を構成するために作成される複数の表示画
面を格納する裏作業用領域が設けられている。46はア
クイジションメモリであって内部バス3に接続されてお
り、図6に示すように、各測定部2において測定信号が
サンプリング周期TSでデジタル化された複数測定系統
の測定データを順次格納する領域と表示周期TD(≧T
S)内の測定データの最大値と最小値を格納する領域を
有する測定データメモリ47、この測定データメモリ4
7に格納された測定データに基づき各測定系統毎に表示
周期TD内の測定データの最大値と最小値を線分として
2次元表示器にグラフ的に表示するための表示データを
格納する表示データメモリ48などを含んでいる。49
は図1および図2に示したような2次元のグラフ表示画
面の表示動作を制御するグラフ表示制御部であって内部
バス3に接続されている。このグラフ表示制御部49に
はカラーパレット50を介して2次元表示器よりなるグ
ラフ表示部51が接続されている。52は外部メモリ制
御部であり、内部バス3に接続されている。この外部メ
モリ制御部52には外部メモリ53として例えばフロッ
ピー(登録商標)ディスクが接続されるが、ICメモリ
カードや光磁気ディスクなどであってもよい。54はパ
ソコンなどの図示しない外部装置との間でデータの授受
を行うための通信インタフェースであり、内部バス3に
接続されている。
【0023】なお図3では4系統それぞれに測定部2を
設ける例を示しているが、例えば図7に示すように複数
の測定信号をスキャナ55を介して共通の測定部2に加
えるようにしてもよい。この場合には各チャンネルの測
定周期は多少長くなるが、測定部2が1系統ですむこと
から装置全体の構成を簡略化できる。図8は本発明のペ
ーパーレスレコーダの測定タスクから表示タスクまでの
基本動作の流れを示すフローチャートである。測定タス
クにおいて、まずサンプリング周期毎の割り込み発生の
有無をチェックする(ステップ1)。割り込みが発生し
ていなければ続いて表示更新タイミングかどうかをチェ
ックする(ステップ2)。表示更新タイミングでなけれ
ばステップ1に戻って処理を繰り返し実行する。一方、
ステップ1で割り込みが発生していると、アクイジショ
ンメモリ46の測定データメモリ47の所定領域に順次
測定データを書き込むとともに(ステップ3)、表示周
期内における測定データの大小関係を逐次比較して最大
値と最小値を検出する毎に測定データメモリ47の所定
領域に格納されている表示用の最大値データと最小値デ
ータを更新格納する(ステップ4)。そして、ステップ
2で表示更新タイミングになっていると、まずメモリ残
量表示のための表示内容を作成し(ステップ5)、続い
て表示タスクに表示更新通知を行う(ステップ6)。そ
の後測定データメモリ47から表示データメモリ48に
表示用の最大値データと最小値データを書き込み(ステ
ップ7)、測定データメモリ47の表示用の最大値デー
タと最小値データをクリアする(ステップ8)。
【0024】表示タスクでは、表示通知の有無をチェッ
クし(ステップ1)、通知がなければ待機する。通知が
あったら各種の画面構成要素の表示位置計算を実行し
(ステップ2)、続いて表示線幅処理を行い(ステップ
3)、表示処理を実行した後(ステップ4)、ステップ
1に戻る。図9は縦・横表示タスクの処理手順を示すフ
ローチャートであって、図8のフローチャートの表示タ
スクにおけるステップ2とステップ4の詳細を表してい
る。はじめに表示のための計算等の前処理を行う(ステ
ップ1)。その後、以下に説明する手順を縦・横のそれ
ぞれについて画面生成用メモリ41の各メモリ領域4
2,43,44に格納されている画面構成要素データを
必要に応じて読み出しながら個別に実行する。すなわ
ち、まず各画面処理部39,40において表示波形をス
クロール方向に1ドットずらし(ステップ2)、最新の
最大値データと最小値データに基づいて最新波形を作成
する(ステップ3)。続いてグリッド処理部36におい
てグリッドイメージを作成し(ステップ4)、トリップ
ライン処理部37においてトリップラインを作成し(ス
テップ5)、メモリ残量表示処理部35でメモリ残量表
示を作成し(ステップ6)、時刻・スケール等処理部3
8においてグリッドを基準にして時刻表示を作成すると
ともに(ステップ7)、さらにグリッドを基準にチャン
ネル・単位・スケール等の表示も作成する(ステップ
8)。その後、グリッド処理部36はグリッド表示位置
変数を次回グリッドイメージ表示のために更新する(ス
テップ9)。以上の各表示処理ステップで生成される各
表示画面は画面生成用メモリ41の中の生成画面メモリ
45の裏作業用領域に逐次格納され、これら裏作業で作
成した複数の画面を合成して生成される最終的な表示画
面は画面生成用メモリ41の中の生成画面メモリ45の
完成表示画面領域に格納される。
【0025】図10はポインタ位置処理部34における
ポインタ表示タスクの処理の流れを示すフローチャート
である。はじめに表示位置計算のためのデータを取得す
る(ステップ1)。続いてポインタの5角形の頂点に表
示位置を合わせるための位置補正を行う(ステップ
2)。その後、チャンネル番号付きポインタメモリ42
からポインタデータを取り込む(ステップ3)。そして
表示にあたっては表示データをグラフ表示制御部49を
介してカラーパレット50に加えることにより色指定が
行われ(ステップ4)、グラフ表示部51上に各チャン
ネル毎に割り当てられている所定の色によるポインタ表
示が行われる(ステップ5)。このようなステップ1か
らステップ5までの手順をチャンネル数分繰り返して実
行する。
【0026】図11は表示画面生成部32の縦向き画面
生成部40における図2に示した縦向き画面をスクロー
ル表示するためのタスクの処理の流れを示すフローチャ
ートである。まず縦向き画面構成要素メモリ44からグ
リッドラインの最新位置データを取り込む(ステップ
1)。そしてグリッドラインの最新位置データに基づい
て最新グリッドライン(図2のイ)の近傍の時刻表示位
置を計算し(ステップ2)、縦向き画面構成要素メモリ
44から現在時刻を表示するための文字列要素を読み出
し時刻表示文字列を作成して(ステップ3)、作成した
時刻表示画面を画面生成用メモリ41の中の生成画面メ
モリ45の裏作業用領域に格納する(ステップ4)。続
いて縦向き画面構成要素メモリ44からチャンネル番号
・単位・スケールなどのデータを取り込み(ステップ
5)、ステップ1で取得したグリッドラインの最新位置
データに基づいて最新グリッドライン(図2のイ)の近
傍におけるチャンネル番号・単位・スケールなどの表示
位置を計算し(ステップ6)、これらチャンネル番号・
単位・スケールなどの表示画面を作成して画面生成用メ
モリ41の中の生成画面メモリ45の裏作業用領域に格
納する(ステップ7)。このようにして1本のグリッド
に関連した画面作成を終えたら次のグリッド(図2の
ロ)の位置データを取り込み(ステップ8)、そのグリ
ッド位置が画面の外かどうかをチェックする(ステップ
9)。グリッド位置が画面の外であれば一連のスクロー
ル表示タスクは終了し、グリッド位置が画面の外でなけ
ればステップ2以降の処理を繰り返して実行する。なお
図2の表示画面例ではグリッドライン1本おきにこのよ
うな一連の処理を実行する例を示している。
【0027】図12は表示画面生成部32の表示線幅処
理部33における線幅処理タスクすなわち図8の表示タ
スクにおけるステップ3の線幅処理の流れを示すフロー
チャートである。図12では線幅として2ドットまたは
3ドットを選択指定した例を示しているが線幅は4ドッ
ト以上であってもよい。まず指定線幅が2ドットである
か否かをチェックする(ステップ1)。2ドットでなけ
れば続いて3ドットであるか否かをチェックする(ステ
ップ2)。3ドットでなければこの例では線幅処理タス
クを終了する。一方、ステップ1において指定線幅が2
ドットであればその時点における表示データの最小値と
最大値を比較し(ステップ3)、両者が等しくなければ
その差分をそのまま画面に表示させるので線幅処理タス
クを終了するが、両者が等しい場合には線幅ドットを1
ドット増やして2ドットにする(ステップ4)。同様
に、ステップ2において指定線幅が3ドットであればそ
の時点における表示データの最小値と最大値を比較し
(ステップ5)、両者が等しくなければその差分をその
まま画面に表示させることにして線幅処理タスクを終了
するが、両者が等しい場合には線幅ドットを2ドット増
やして3ドットにする(ステップ6)。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、表示す
べき測定値の最小値と最大値との差が指定表示線幅より
も狭い場合には線幅を増やすので、表示すべき測定値の
最小値と最大値の大きさにかかわらず常に指定表示線幅
が確保できることになり、レコーダからある程度離れた
距離からでも高い識別性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペーパーレスレコーダの表示画面の一
形態例図
【図2】本発明のペーパーレスレコーダの表示画面の他
の形態例図
【図3】本発明のペーパーレスレコーダの構成の一形態
を示すブロック図
【図4】図3における表示画面生成部32の機能ブロッ
ク図
【図5】図3における画面生成用メモリ41の機能ブロ
ック図
【図6】図3におけるアクイジションメモリ46の機能
ブロック図
【図7】本発明の測定部周辺の他の形態図
【図8】本発明のペーパーレスレコーダにおける測定タ
スクおよび表示タスクの処理の流れを説明するフローチ
ャート
【図9】本発明のペーパーレスレコーダにおける縦・横
表示タスクの処理の流れを説明するフローチャート
【図10】本発明のペーパーレスレコーダにおけるポイ
ンタ表示タスクの処理の流れを説明するフローチャート
【図11】本発明のペーパーレスレコーダにおけるスク
ロール表示タスクの処理の流れを説明するフローチャー
【図12】本発明のペーパーレスレコーダにおける線幅
処理タスクの処理の流れを説明するフローチャート
【図13】従来のサーボレコーダの一例を示す構成図
【図14】従来のサーボレコーダおよび本発明のペーパ
ーレスレコーダにおける測定部2の具体的構成図
【図15】従来のサーボレコーダにおける記録部9の具
体的構成図
【符号の説明】
1 入力端子 2 測定部 3 内部バス 4 演算制御部(CPU) 5 操作設定部(キーボード) 32 表示画面生成部 41 画面生成用メモリ 46 アクイジションメモリ 49 グラフ表示制御部 50 カラーパレット 51 グラフ表示部(2次元表示器)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定信号をサンプリング周期TSでデジ
    タル化してメモリに格納し、このメモリに格納された測
    定データに基づき各測定系統毎に表示周期TD(≧T
    S)内の測定データの最大値と最小値を線分として2次
    元表示器にグラフ的に表示するように構成されたペーパ
    ーレスレコーダにおいて、 表示すべき測定値の最小値と最大値を比較し、両者の差
    が指定表示線幅よりも狭い場合は線幅を増やすように処
    理する線幅処理部を設けたことを特徴とするペーパーレ
    スレコーダ。
  2. 【請求項2】表示線幅を指定する線幅指定部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のペーパーレスレコーダ。
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