JP3381825B2 - ペーパーレスレコーダ - Google Patents

ペーパーレスレコーダ

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JP3381825B2
JP3381825B2 JP05634097A JP5634097A JP3381825B2 JP 3381825 B2 JP3381825 B2 JP 3381825B2 JP 05634097 A JP05634097 A JP 05634097A JP 5634097 A JP5634097 A JP 5634097A JP 3381825 B2 JP3381825 B2 JP 3381825B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録紙の代わりに2
次元表示器を用いるペーパーレスレコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レコーダは、加熱冷却処理工
程の温度履歴管理、発電機タービンの運転状態監視、気
象測定などの各種の分野において、温度・圧力・ガス成
分などの各種の物理量をそれぞれの測定対象に適合した
測定センサで電圧や電流の電気信号に変換し、これら変
換された電気信号の測定時間の経過に伴う変化の状態を
記録紙上に線分の変化として記録する装置として広く用
いられている。
【0003】図13はこのような従来のサーボレコーダの
一例を示す構成図であり、4系統の信号を測定記録でき
る4チャンネル形の例を示している。図において、1は測
定信号の入力端子であり、それぞれに対応した測定部2
に接続されている。測定部2は温度、圧力などの各種の
物理量に関連したアナログ信号をデジタル信号として取
り込むものであり、その出力端子は内部バス3に接続さ
れている。内部バス3には、測定記録のための各種の演
算制御を行うマイクロプロセッサよりなる演算制御部
4、記録紙送り速度・測定レンジなどの測定条件や測定
記録に伴う種々の操作設定を行うキーボードよりなる操
作設定部5、操作設定部5で設定された測定条件や測定デ
ータを一時的に記憶するRAM6、演算制御部4の測定記録
動作に必要なプログラムやパラメータなどが書き込まれ
たROM7、操作設定部5で設定された設定値や測定データ
を表示する表示部8、各系統毎に測定信号の変化に応じ
て記録ペンをそれぞれサーボ機構により追従移動させる
ように構成され各測定部2で測定された測定信号の変化
状態を記録紙に記録する記録部9、測定記録に関連した
各種の文字記録を行うX-Yプロッタ10などが接続されて
いる。
【0004】図14は測定部2の具体例図であり、熱電対
・電圧入力の例を示している。分圧器11はスイッチ12を
介して可変ゲインの増幅器13に接続され、冷接点補償温
度センサ14はスイッチ15を介して増幅器13に接続されて
いる。分圧器11と可変ゲインの増幅器13は例えば20mVか
ら20Vまでの6種類のレンジを構成している。入力端子1
に入力される測定信号は分圧器11と増幅器13によりA/D
変換器16の入力範囲に応じた適切な値に調整されてA/D
変換器16に入力され、デジタル信号に変換される。A/D
変換器16としては例えば帰還パルス幅変調方式積分形を
用いる。このA/D変換器16のパルス幅出力はフォトカプ
ラ17で内部バス3に絶縁伝送され、演算制御部4に入力さ
れる。演算制御部4は各レンジ毎の零校正、A/D変換器16
の零・フルスケール校正を行う。演算制御部4からの制
御信号はフォトカプラ18を介してシリアル形式で測定部
2に加えられ、シリアル/パラレル変換部19でパラレル形
式に変換されて分圧器11、スイッチ12・15、増幅器13に
制御信号として加えられる。
【0005】図15は記録部9の具体例図であり、各系統
で共用する記録紙送り機構部分と各系統毎に個別に設け
られているサーボ機構部分とで構成されている。破線で
囲まれた部分が記録紙送り機構であり、内部バス3に接
続されたパルスモータ駆動回路20と、このパルスモータ
駆動回路20により回転駆動されるパルスモータ21と、こ
のパルスモータ21の回転に連動して回転駆動されるプラ
テン22と、プラテン22の回転に応じて所定の速度で走行
する記録紙23とで構成されている。サーボ機構は、内部
バス3に接続されデジタル記録位置信号をアナログ信号
に変換するD/A変換器24と、2個の入力端子を有し一方の
入力端子にこのD/A変換器24の出力信号が入力されるサ
ーボ増幅器25と、このサーボ増幅器25の他方の入力端子
に位置帰還信号を加える例えば超音波形の位置帰還素子
26と、サーボ増幅器25の出力端子に接続されたDCモータ
駆動回路27と、このDCモータ駆動回路27により正逆方向
に回転駆動されるDCモータ28と、このDCモータ28の回転
に連動し案内軸29に沿って移動する可動体30と、この可
動体30に着脱可能に取付けられ記録紙23に記録を行う記
録ペン31とで構成されている。これらサーボ機構は測定
部2とともに各系統毎に1枚のプリント基板に積み重ね可
能なように薄形に組み込まれている。
【0006】このように構成することにより、記録ペン
31は測定信号の変化に応じて追従移動することになり、
記録紙23には測定信号の変化状態が記録されることにな
る。ところが、このような従来のサーボレコーダによれ
ば、記録ペン、サーボ機構、記録紙送り機構などの可動
機構部品が必要であり、構成が複雑化するという問題点
がある。
【0007】また、これらの機械的構成要素の磨耗など
の経時変化によって記録動作が不安定になることを防止
するために高性能部品・材料を採用しなければならない
という問題もある。また、記録ペンや記録紙などの消耗
品がなくなると記録が中断してしまい、連続測定性が損
なわれてしまう。
【0008】そして、これら消耗品の補充保守交換に伴
って工数とコストが発生するという問題もある。また、
測定結果をコンピュータ処理したい場合には記録紙上の
記録結果を改めてデジタルデータとして読み取って入力
しなければならず、現実的ではない。そこで、これらの
諸問題を解決するものとして、記録紙の代わりに2次元
表示器を用いたペーパーレスレコーダが実用化されつつ
ある。
【0009】これは液晶表示器のような2次元表示器を
記録紙に見立てて測定信号の変化状況をグラフ的に表示
するように構成されたものであって、概念的には測定信
号をデジタル化してメモリに格納し、このメモリに格納
された測定データを読み出して測定時間の経過に伴う変
化の状態を2次元表示器にグラフ的にスクロール表示す
る。
【0010】具体的には、複数測定系統の測定信号をサ
ンプリング周期TSでデジタル化してメモリに格納し、こ
のメモリに格納された測定データを各測定系統毎に表示
周期TD(>TS)で順次読み出しその表示周期TD内の測定デ
ータの最大値と最小値を各測定系統毎に線分として2次
元表示器にグラフ的に表示するように構成されたものが
ある。
【0011】これらにより、従来のサーボレコーダにお
ける記録紙に起因する不都合はほぼ解消されたといえ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2次元表示器
を用いた現状のペーパーレスレコーダは、表示画面の時
間軸のスクロール方向はレコーダの配置位置に対して水
平方向または垂直方向のみであり、購入後に時間軸のス
クロール方向を変更するためにはメーカーに改造依頼し
なければならず自由度がない。
【0013】また、複数チャンネル形の場合、測定信号
波形の現在値を指し示すように波形と同色のポインタが
設けられてはいるが、予め表示色とチャンネル番号との
対応関係を把握していないと表示画面を見るだけでポイ
ンタと測定チャンネル番号との対応関係を判断すること
はできない。また、表示周期TD内の測定データの最大値
と最小値が等しい場合の表示画面上における測定信号の
表示線幅は1ドットに固定化されているので、最大値と
最小値が等しい状態の画面を離れた距離から観察した場
合には線分の識別性が低下することになる。
【0014】本発明は、従来のサーボレコーダの問題点
のみならずこれら現状のペーパーレスレコーダの問題点
にも着目したものであり、その目的は、より高い画面の
識別性と、より高い画面自由度と、操作性のより優れた
ペーパーレスレコーダを提供することにある。
【0015】このような目的を達成するために、本発明
のうちで請求項1記載の発明は、複数測定系統の測定信
号をデジタル化してメモリに格納し、このメモリに格納
された測定データを読み出して測定時間の経過に伴う変
化の状態を2次元表示器にグラフ的にスクロール表示す
るように構成されたペーパーレスレコーダにおいて、時
間軸が水平方向にスクロールする画面を生成する横向き
画面処理部と、時間軸が垂直方向にスクロールする画面
を生成する縦向き画面処理部と、これら生成された画面
を格納する生成画面メモリと、これらいずれかの方向の
画面を選択する画面選択部と 各測定系統毎のチャンネ
ル番号付のポインタを格納するポインタメモリと、 表示
周期毎に各測定系統のチャンネル番号付ポインタの表示
位置を計算し、ポインタメモリから各ポインタを読み出
して計算位置に各ポインタを表示するポインタ位置処理
部とを設け、画面選択部で選択された画面を2次元表示
器に表示することを特徴とするものである。
【0016】ここで、時間軸のスクロール方向が異なる
画面は、常に並行して個別処理生成されている。従っ
て、画面選択に対して迅速に選択スクロール方向の画面
をリアルタイム的に表示させることができる。このよう
に時間軸のスクロール方向が簡単に選択指定できること
から、例えば複数台のレコーダが取付けられているパネ
ルに新たに本発明に係わるペーパーレスレコーダを取付
ける場合には、既に取付けられているレコーダの時間軸
のスクロール方向に合わせて時間軸のスクロール方向を
選択設定すればよくその自由度は大きい。
【0017】本発明のうちで請求項2記載の発明は、請
求項1記載の発明において、ポインタ位置処理部は、時
間軸上の基準の位置に対して、異なるオフセット量を各
ポインタに与えて表示することを特徴とするものであ
る。本発明のうちで請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の発明において、測定データを格納するメモ
リのメモリ残量表示を行う手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0018】ここで、各ポインタには割り当てられたチ
ャンネル番号が付けられているので、各ポインタを見る
だけで直ちにそのポインタに割り当てられているチャン
ネル番号を把握できる
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。図1および図2は本発明に係わるペーパー
レスレコーダの表示画面例図であって、説明のためにす
べての画面構成要素を表示させた状態を表している。図
1は時間軸が水平方向にスクロールする横向き画面であ
り、測定状態における表示画面の時間軸は矢印で示すよ
うに右から左に向かってスクロールする。図2は垂直方
向に時間軸がスクロールする縦向き画面であり、測定状
態における表示画面の時間軸は矢印で示すように上から
下に向かってスクロールする。なお、このような2次元
表示器としては例えばカラー液晶表示器を用いるが、CR
TやELやプラズマ表示装置などでもよい。
【0021】これら図1および図2において、Aは測定信
号の変化状態を線分としてグラフ的に表す波形であり、
6系統(6チャンネル)の測定結果を予め割り当てられた所
定の色で表示する例を示している。なお各波形の表示線
幅は所望の線幅が選択できるようになっている。Bは測
定データを格納する内部メモリの残り容量を測定可能時
間で表しているメモリ残量表示、Cは測定データを格納
する内部メモリの残り容量をバーグラフで表しているメ
モリ残量表示であり、これらの表示から現時点での残り
連続測定可能時間を視覚的に把握できる。Dは測定時刻
表示であり、時間目盛グリッドEおよびスケール目盛Fと
ともに測定時間の経過に応じてスクロール表示される。
Gは現在の時刻表示である。Hは5角形状のポインタであ
り、各波形の表示色と同色であって各ポインタHには割
り当てられたチャンネル番号が付けられている。これら
ポインタHは波形の変化に連動して移動する。なおポイ
ンタHは複数個が同一位置に重なった場合にも一部が識
別できるように時間軸上の基準位置に対して互いに異な
るオフセット量が与えられている。Iは表示画面上の各
チャンネル毎の最新測定値であり、各領域の背景色は各
波形の表示色と同色になっている。Jは各チャンネルの
下・左スケール値、Kは各チャンネルの上・右スケール値
であり、これらスケール値の表示色は各波形の表示色と
同色になっている。Lは測定値が警報設定値に対して異
常状態になったときに点灯表示されるアラーム表示であ
る。
【0022】さらに図2において、Mは各チャンネル番号
表示、Nは各チャンネルの測定値の単位表示である。こ
れらチャンネル番号表示Mおよび単位表示Nは、スケール
値J,Kとともに測定時刻表示D毎に1チャンネル分ずつ更
新表示される。このような表示画面構成にすることによ
り、表示画面の時間軸は従来のサーボレコーダにおける
記録紙と同様な形態で水平方向または垂直方向にスクロ
ールし、各チャンネルのポインタHは測定信号の変化に
連動して移動するので、従来のサーボレコーダとの違和
感は小さくなる。
【0023】そして、表示画面の時間軸のスクロール方
向を測定対象や測定目的などに応じた適切な方向に選択
設定できるので、例えば既存のレコーダと組み合わせて
使う場合には時間軸方向を瞬時に一致させることがで
き、記録紙の送り方向が固定化されている従来のサーボ
レコーダや時間軸のスクロール方向が固定化されている
従来のペーパーレスレコーダのような組み合わせの制限
を生じることはない。
【0024】図3は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、図13と共通する部分には同一の符号を付けてそ
の説明は省略する。32は図1および図2に示したような表
示画面を作成する表示画面生成部であって内部バス3に
接続されており、図4に示すように、表示線幅処理部3
3、ポインタ位置処理部34、グリッド処理部36、トリッ
プライン処理部37、時刻・スケール等処理部38、横向き
画面処理部39、縦向き画面処理部40などを含んでいる。
なおトリップラインは上下限値設定時など必要に応じて
表示画面の時間軸の所望の位置に時間軸と直交する方向
に予め指定した色で表示させるものであり、図1,2の画
面例では図示していない。41は画面生成用メモリであっ
て内部バス3に接続されており、表示画面生成部32での
表示画面生成処理に関連する各種のデータや画面を格納
するものであり、図5に示すように、図1および図2に示
すようなチャンネル番号付きポインタデータを格納する
チャンネル番号付きポインタメモリ42、図1のような横
向き画面を構成するための要素データを格納する横向き
画面構成要素メモリ43、図2のような縦向き画面を構成
するための要素データを格納する縦向き画面構成要素メ
モリ44、生成画面メモリ45などを含んでいる。なお生成
画面メモリ45には完成された表示画面を格納する領域の
他に各段階で完成表示画面を構成するために作成される
複数の表示画面を格納する裏作業用領域が設けられてい
る。46はアクイジションメモリであって内部バス3に接
続されており、図6に示すように、各測定部2において測
定信号がサンプリング周期TSでデジタル化された複数測
定系統の測定データを順次格納する領域と表示周期TD
(≧TS)内の測定データの最大値と最小値を格納する領域
を有する測定データメモリ47、この測定データメモリ47
に格納された測定データに基づき各測定系統毎に表示周
期TD内の測定データの最大値と最小値を線分として2次
元表示器にグラフ的に表示するための表示データを格納
する表示データメモリ48などを含んでいる。49は図1お
よび図2に示したような2次元のグラフ表示画面の表示動
作を制御するグラフ表示制御部であって内部バス3に接
続されている。このグラフ表示制御部49にはカラーパレ
ット50を介して2次元表示器よりなるグラフ表示部51が
接続されている。52は外部メモリ制御部であり、内部バ
ス3に接続されている。この外部メモリ制御部52には外
部メモリ53として例えばフロッピーディスクが接続され
るが、ICメモリカードや光磁気ディスクなどであっても
よい。54はパソコンなどの図示しない外部装置との間で
データの授受を行うための通信インタフェースであり、
内部バス3に接続されている。
【0025】なお図3では4系統それぞれに測定部2を設
ける例を示しているが、例えば図7に示すように複数の
測定信号をスキャナ55を介して共通の測定部2に加える
ようにしてもよい。この場合には各チャンネルの測定周
期は多少長くなるが、測定部2が1系統ですむことから装
置全体の構成を簡略化できる。図8は本発明のペーパー
レスレコーダの測定タスクから表示タスクまでの基本動
作の流れを示すフローチャートである。測定タスクにお
いて、まずサンプリング周期毎の割り込み発生の有無を
チェックする(ステップ1)。割り込みが発生していなけ
れば続いて表示更新タイミングかどうかをチェックする
(ステップ2)。表示更新タイミングでなければステップ
1に戻って処理を繰り返し実行する。一方、ステップ1
で割り込みが発生していると、アクイジションメモリ4
6の測定データメモリ47の所定領域に順次測定データ
を書き込むとともに(ステップ3)、表示周期内における
測定データの大小関係を逐次比較して最大値と最小値を
検出する毎に測定データメモリ47の所定領域に格納さ
れている表示用の最大値データと最小値データを更新格
納する(ステップ4)。そして、ステップ2で表示更新タ
イミングになっていると、まずメモリ残量表示のための
表示内容を作成し(ステップ5)、続いて表示タスクに表
示更新通知を行う(ステップ6)。その後測定データメモ
リ47から表示データメモリ48に表示用の最大値デー
タと最小値データを書き込み(ステップ7)、測定データ
メモリ47の表示用の最大値データと最小値データをク
リアする(ステップ8)。
【0026】表示タスクでは、表示通知の有無をチェッ
クし(ステップ1)、通知がなければ待機する。通知があ
ったら各種の画面構成要素の表示位置計算を実行し(ス
テップ2)、続いて表示線幅処理を行い(ステップ3)、表
示処理を実行した後(ステップ4)、ステップ1に戻る。
図9は縦・横表示タスクの処理手順を示すフローチャー
トであって、図8のフローチャートの表示タスクにおけ
るステップ2とステップ4の詳細を表している。はじめ
に表示のための計算等の前処理を行う(ステップ1)。そ
の後、以下に説明する手順を縦・横のそれぞれについて
画面生成用メモリ41の各メモリ領域42,43,44
に格納されている画面構成要素データを必要に応じて読
み出しながら個別に実行する。すなわち、まず各画面処
理部39,40において表示波形をスクロール方向に1ド
ットずらし(ステップ2)、最新の最大値データと最小値
データに基づいて最新波形を作成する(ステップ3)。続
いてグリッド処理部36においてグリッドイメージを作
成し(ステップ4)、トリップライン処理部37において
トリップラインを作成し(ステップ5)、メモリ残量表示
処理部35でメモリ残量表示を作成し(ステップ6)、時
刻・スケール等処理部38においてグリッドを基準にし
て時刻表示を作成するとともに(ステップ7)、さらにグ
リッドを基準にチャンネル・単位・スケール等の表示も
作成する(ステップ8)。その後、グリッド処理部36は
グリッド表示位置変数を次回グリッドイメージ表示のた
めに更新する(ステップ9)。以上の各表示処理ステップ
で生成される各表示画面は画面生成用メモリ41の中の
生成画面メモリ45の裏作業用領域に逐次格納され、こ
れら裏作業で作成した複数の画面を合成して生成される
最終的な表示画面は画面生成用メモリ41の中の生成画
面メモリ45の完成表示画面領域に格納される。
【0027】図10はポインタ位置処理部34におけるポ
インタ表示タスクの処理の流れを示すフローチャートで
ある。はじめに表示位置計算のためのデータを取得する
(ステップ1)。続いてポインタの5角形の頂点に表示位
置を合わせるための位置補正を行う(ステップ2)。その
後、チャンネル番号付きポインタメモリ42からポイン
タデータを取り込む(ステップ3)。そして表示にあたっ
ては表示データをグラフ表示制御部49を介してカラー
パレット50に加えることにより色指定が行われ(ステ
ップ4)、グラフ表示部51上に各チャンネル毎に割り
当てられている所定の色によるポインタ表示が行われる
(ステップ5)。このようなステップ1からステップ5ま
での手順をチャンネル数分繰り返して実行する。
【0028】図11は表示画面生成部32の縦向き画面生
成部40における図2に示した縦向き画面をスクロール
表示するためのタスクの処理の流れを示すフローチャー
トである。まず縦向き画面構成要素メモリ44からグリ
ッドラインの最新位置データを取り込む(ステップ1)。
そしてグリッドラインの最新位置データに基づいて最新
グリッドライン(図2のイ)の近傍の時刻表示位置を計算
し(ステップ2)、縦向き画面構成要素メモリ44から現在
時刻を表示するための文字列要素を読み出し時刻表示文
字列を作成して(ステップ3)、作成した時刻表示画面を
画面生成用メモリ41の中の生成画面メモリ45の裏作
業用領域に格納する(ステップ4)。続いて縦向き画面構
成要素メモリ44からチャンネル番号・単位・スケール
などのデータを取り込み(ステップ5)、ステップ1で取得
したグリッドラインの最新位置データに基づいて最新グ
リッドライン(図2のイ)の近傍におけるチャンネル番号
・単位・スケールなどの表示位置を計算し(ステップ
6)、これらチャンネル番号・単位・スケールなどの表示
画面を作成して画面生成用メモリ41の中の生成画面メ
モリ45の裏作業用領域に格納する(ステップ7)。この
ようにして1本のグリッドに関連した画面作成を終えた
ら次のグリッド(図2のロ)の位置データを取り込み(ステ
ップ8)、そのグリッド位置が画面の外かどうかをチェッ
クする(ステップ9)。グリッド位置が画面の外であれば
一連のスクロール表示タスクは終了し、グリッド位置が
画面の外でなければステップ2以降の処理を繰り返して
実行する。なお図2の表示画面例ではグリッドライン1
本おきにこのような一連の処理を実行する例を示してい
る。
【0029】図12は表示画面生成部32の表示線幅処理部
33における線幅処理タスクすなわち図8の表示タスクに
おけるステップ3の線幅処理の流れを示すフローチャー
トである。図12では線幅として2ドットまたは3ドットを
選択指定した例を示しているが線幅は4ドット以上であ
ってもよい。まず指定線幅が2ドットであるか否かをチ
ェックする(ステップ1)。2ドットでなければ続いて3ド
ットであるか否かをチェックする(ステップ2)。3ドット
でなければこの例では線幅処理タスクを終了する。一
方、ステップ1において指定線幅が2ドットであればその
時点における表示データの最小値と最大値を比較し(ス
テップ3)、両者が等しくなければその差分をそのまま画
面に表示させるので線幅処理タスクを終了するが、両者
が等しい場合には線幅ドットを1ドット増やして2ドット
にする(ステップ4)。同様に、ステップ2において指定線
幅が3ドットであればその時点における表示データの最
小値と最大値を比較し(ステップ5)、両者が等しくなけ
ればその差分をそのまま画面に表示させることにして線
幅処理タスクを終了するが、両者が等しい場合には線幅
ドットを2ドット増やして3ドットにする(ステップ6)。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、時間軸が水平方向にスクロールする
画面と時間軸が垂直方向にスクロールする画面のいずれ
かを容易に選択的に表示できるので、測定使用時の自由
度を大幅に改善できる。そして、時間軸のスクロール方
向が異なる画面は常に並行して個別処理生成されている
ので、画面選択に対して迅速に選択スクロール方向の画
面をリアルタイム的に表示させることができる。
【0031】本発明のうちで請求項1〜3記載の発明
は、測定値の現在値を表示する各ポインタに割り当てら
れたチャンネル番号が付けられているので、各ポインタ
を見るだけで直ちにそのポインタに割り当てられている
チャンネル番号を把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペーパーレスレコーダの表示画面の一
形態例図
【図2】本発明のペーパーレスレコーダの表示画面の他
の形態例図
【図3】本発明のペーパーレスレコーダの構成の一形態
を示すブロック図
【図4】図3における表示画面生成部32の機能ブロック
【図5】図3における画面生成用メモリ41の機能ブロッ
ク図
【図6】図3におけるアクイジションメモリ46の機能ブ
ロック図
【図7】本発明の測定部周辺の他の形態図
【図8】本発明のペーパーレスレコーダにおける測定タ
スクおよび表示タスクの処理の流れを説明するフローチ
ャート
【図9】本発明のペーパーレスレコーダにおける縦・横
表示タスクの処理の流れを説明するフローチャート
【図10】本発明のペーパーレスレコーダにおけるポイン
タ表示タスクの処理の流れを説明するフローチャート
【図11】本発明のペーパーレスレコーダにおけるスクロ
ール表示タスクの処理の流れを説明するフローチャート
【図12】本発明のペーパーレスレコーダにおける線幅処
理タスクの処理の流れを説明するフローチャート
【図13】従来のサーボレコーダの一例を示す構成図
【図14】従来のサーボレコーダおよび本発明のペーパー
レスレコーダにおける測定部2の具体的構成図
【図15】従来のサーボレコーダにおける記録部9の具体
的構成図
【符号の説明】
1 入力端子 2 測定部 3 内部バス 4 演算制御部(CPU) 5 操作設定部(キーボード) 32 表示画面生成部 41 画面生成用メモリ 46 アクイジションメモリ 49 グラフ表示制御部 50 カラーパレット 51 グラフ表示部(2次元表示器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−292210(JP,A) 特開 平8−240448(JP,A) 特開 平6−274729(JP,A) 特開 平7−110244(JP,A) 特開 平5−19749(JP,A) 特開 昭61−209487(JP,A) 実開 昭55−133471(JP,U) 特公 平6−23790(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 9/00 G01D 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数測定系統の測定信号をデジタル化して
    メモリに格納し、このメモリに格納された測定データを
    読み出して測定時間の経過に伴う変化の状態を2次元表
    示器にグラフ的にスクロール表示するように構成された
    ペーパーレスレコーダにおいて、 時間軸が水平方向にスクロールする画面を生成する横向
    き画面処理部と、 時間軸が垂直方向にスクロールする画面を生成する縦向
    き画面処理部と、 これら生成された画面を格納する生成画面メモリと、 これらいずれかの方向の画面を選択する画面選択部と、 各測定系統毎のチャンネル番号付のポインタを格納する
    ポインタメモリと、 表示周期毎に各測定系統のチャンネル番号付ポインタの
    表示位置を計算し、ポインタメモリから各ポインタを読
    み出して計算位置に各ポインタを表示するポインタ位置
    処理部とを設け、画面選択部で選択された画面を2次元
    表示器に表示することを特徴とするペーパーレスレコー
    ダ。
  2. 【請求項2】ポインタ位置処理部は、時間軸上の基準の
    位置に対して、異なるオフセット量を各ポインタに与え
    て表示することを特徴とする請求項1記載のペーパーレ
    スレコーダ。
  3. 【請求項3】測定データを格納するメモリのメモリ残量
    表示を行う手段を設けたことを特徴とする請求項1また
    は2記載のペーパーレスレコーダ。
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