JP5456581B2 - 測定装置および経過時間表示方法 - Google Patents

測定装置および経過時間表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5456581B2
JP5456581B2 JP2010125747A JP2010125747A JP5456581B2 JP 5456581 B2 JP5456581 B2 JP 5456581B2 JP 2010125747 A JP2010125747 A JP 2010125747A JP 2010125747 A JP2010125747 A JP 2010125747A JP 5456581 B2 JP5456581 B2 JP 5456581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
unit
display
scale
notation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010125747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011252750A (ja
Inventor
健司 永井
真 工藤
雅明 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2010125747A priority Critical patent/JP5456581B2/ja
Publication of JP2011252750A publication Critical patent/JP2011252750A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5456581B2 publication Critical patent/JP5456581B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Recording Measured Values (AREA)

Description

本発明は、測定した物理量の経時変化を示すグラフを表示部に表示させると共に、測定開始時点からの経過時間を示す目盛およびその目盛に対応する経過時間情報を表示部に表示させる測定装置および経過時間表示方法に関するものである。
この種の装置として、特開2009−145142号公報において出願人が開示した測定データ記録装置が知られている。この測定データ記録装置は、入力信号の電気的パラメータを測定して、その測定値に基づく信号波形を表示部に表示可能に構成されている。また、この測定データ記録装置では、信号波形におけるカーソル表示が重ねられている部位の値、およびその部位における測定開始時点からの経過時間を予め指定した単位を用いた文字列で表示させることが可能となっている。また、この測定データ記録装置では、同公報の図2に示すように、時間軸に沿って目盛を表示すると共に、その目盛に対応する経過時間を、予め指定された単位で小数表示した文字列によって表示している。
特開2009−145142号公報(第17頁、第2図)
ところが、上記の測定データ記録装置には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この測定データ記録装置では、時間軸の目盛に対応する経過時間が、指定された単位で小数表示した文字列によって表示される。この場合、例えば、測定時間が数日に亘る信号波形の全体を時間軸の目盛および経過時間を示す文字列と共に表示させる際に、時間を示す単位が短い単位(例えば、秒)に指定されているときには、経過時間を示す文字列における小数点よりも上位の桁数が多くなるため、経過時間を一目で把握するのが困難となったり、隣接する目盛の間隔(その間隔に対応する時間)を即座に把握するのが困難となったりすることがある。また、数秒分の信号波形を時間軸の目盛および経過時間を示す文字列と共に表示させる際に、時間を示す単位が長い単位(例えば、時間)に指定されているときには、経過時間を示す文字列における小数点以下の桁数が多くなるため、この場合においても、経過時間を一目で把握するのが困難となったり、隣接する目盛の間隔を即座に把握するのが困難となったりすることがある。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、時間軸に沿った目盛に対応する経過時間を示す経過時間情報を見易く表示し得る測定装置および経過時間表示方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、測定した物理量の経時変化を示すグラフを時間軸方向に拡縮して表示部に表示させると共に、前記物理量の測定開始時点からの経過時間を示す目盛、および時間の単位を表す時間単位表記と当該時間単位表記に対応する時間の長さを表す整数とを用いて前記目盛に対応する前記経過時間を示す経過時間情報を前記表示部に表示させる表示制御部を備え、前記表示制御部は、前記経過時間情報に用いる最小の前記時間単位表記を前記表示部に表示されている前記時間軸の時間長が長いほど長い時間を示す時間単位表記に設定する設定処理を実行し、当該最小の時間単位表記よりも短い時間を示す時間単位表記および当該時間単位表記に対応する前記整数を除外した前記経過時間情報を表示させる。
また、請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記時間軸の時間長の長短を判定するための複数の判定範囲が規定されると共に、前記各判定範囲に前記時間単位表記が1つずつ対応付けて規定され、前記表示制御部は、前記設定処理において、前記表示部に表示されている前記時間軸の時間長が属する前記判定範囲を特定すると共に、当該特定した判定範囲に対応付けられている前記時間単位表記を前記経過時間情報に用いる前記最小の時間単位表記として設定する。
また、請求項3記載の測定装置は、請求項1または2記載の測定装置において、前記表示制御部は、前記目盛として前記時間軸に直交する複数の目盛線を前記表示部に表示させると共に、当該目盛線の数が予め決められた数以下のときに隣接する当該目盛線の間に当該目盛線に平行な目盛補助線を前記表示部に表示させる。
また、請求項4記載の経過時間表示方法は、測定した物理量の経時変化を示すグラフを時間軸方向に拡縮して表示部に表示させると共に、前記物理量の測定開始時点からの経過時間を示す目盛、および時間の単位を表す時間単位表記と当該時間単位表記に対応する時間の長さを表す整数とを用いて前記目盛に対応する前記経過時間を示す経過時間情報を前記表示部に表示させる際に、前記経過時間情報に用いる最小の前記時間単位表記を前記表示部に表示されている前記時間軸の時間長が長いほど長い時間を示す時間単位表記に設定する設定処理を実行し、当該最小の時間単位表記よりも短い時間を示す時間単位表記および当該時間単位表記に対応する前記整数を除外した前記経過時間情報を表示させる。
また、請求項5記載の経過時間表示方法は、請求項4記載の経過時間表示方法において、前記時間軸の時間長の長短を判定するための複数の判定範囲を規定すると共に、前記各判定範囲に前記時間単位表記を1つずつ対応付けて規定し、前記設定処理において、前記表示部に表示されている前記時間軸の時間長が属する前記判定範囲を特定すると共に、当該特定した判定範囲に対応付けている前記時間単位表記を前記経過時間情報に用いる前記最小の時間単位表記として設定する。
また、請求項6記載の経過時間表示方法は、請求項4または5記載の経過時間表示方法において、前記目盛として前記時間軸に直交する複数の目盛線を前記表示部に表示させると共に、当該目盛線の数が予め決められた数以下のときに隣接する当該目盛線の間に当該目盛線に平行な目盛補助線を前記表示部に表示させる。
請求項1記載の測定装置および請求項4記載の経過時間表示方法によれば、経過時間情報に用いる最小の時間単位表記を、時間軸の時間長が長いほど長い時間を示す時間単位表記に設定し、設定した最小の時間単位表記よりも短い時間を示す時間単位表記およびその時間単位表記に対応する時間の長さを表す整数を除外した形態での経過時間情報を表示させることにより、時間軸の時間長が数日に及ぶほど長いときには、長い時間を示す時間単位表記を最小の時間単位表記として用いた短い桁数の経過時間情報を表示させ、時間軸の時間長が数秒程度の短いときには、短い時間を示す時間単位表記を用いて小数点以下の表示を除外した経過時間情報を表示させることができる。したがって、この測定装置および経過時間表示方法によれば、時間軸の時間長の長短に拘わらず経過時間情報の見易さを十分に向上させることができるため、経過時間を一目で把握させることができると共に、隣接する目盛の間隔(その間隔に対応する時間)を即座に把握させることができる。また、この測定装置によれば、最小の時間単位表記を設定する設定処理を表示制御部が行うことにより、設定作業を手動で行う必要がないため、例えば、表示倍率を頻繁に変更する使用形態における操作性を十分に向上することができる。
また、請求項2記載の測定装置および請求項5記載の経過時間表示方法によれば、時間軸の時間長が属する判定範囲を特定すると共に、特定した判定範囲に対応付けられている時間単位表記を経過時間情報に用いる最小の時間単位表記として設定することにより、例えば、判定範囲、および判定範囲に対応付ける時間単位表記を使用形態に応じて予め規定しておくことで、使用形態に応じて最適な時間単位表記を自動的に設定することができるため、利便性を十分に高めることができる。
また、請求項3記載の測定装置、および請求項6記載の経過時間表示方法によれば、目盛線の数が予め決められた数以下のときに、隣接する目盛線の間に目盛線に平行な目盛補助線を表示させることにより、例えば、グラフの極大点が現れる経過時間を特定する作業を行う作業形態において、目盛線の数が少ないことに起因してその特定作業が困難な場合においても、目盛補助線を目安とすることで、その特定作業を容易に行うことができる。
波形表示装置1の正面図である。 波形表示装置1の構成を示すブロック図である。 波形描画処理の方法を説明する第1の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第2の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第3の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第4の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第5の説明図である。
以下、測定装置および経過時間表示方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置の一例としての波形表示装置1の構成について、図面を参照して説明する。図1に示す波形表示装置1は、同図および図2に示すように、測定部11、表示部12、操作部13、制御部14および記録部15を備えて構成されている。
測定部11は、制御部14の制御に従い、入力した電気信号Se(一例として、電圧信号)の物理量(この例では、電圧)を測定して測定データDwを出力する。表示部12は、一例として、液晶パネルで構成されて、制御部14の制御に従い、制御部14によって生成される表示用データDdに基づく画像(後述するグラフG、目盛線L1および経過時間情報Itなど)を表示する。操作部13は、モード切替えキー、記録開始キーおよび記録終了キーなどを備えて構成され、これらが操作されたときに操作信号So(図2参照)を出力する。
制御部14は、操作部13から出力される操作信号Soに従って波形表示装置1を構成する各部に対する制御や、各種の処理を実行する。具体的には、制御部14は、測定部11による物理量の測定(測定処理)を制御すると共に、記録部15への測定データDwの記録や、記録部15からの測定データDwの読み出しを行う。
また、制御部14は、表示制御部として機能し、表示用データDdを生成して表示部12に出力することにより、各種の画像を表示部12に表示させる。具体的には、制御部14は、図3に示すように、時間軸Ax(同図では横軸)および電圧軸Ay(同図では縦軸)を表示させる。また、制御部14は、測定部11による電圧の測定開始時点からの経過時間Tを示す目盛(スケール)としての目盛線L1を時間軸Axに直交するようにして複数表示させる。また、制御部14は、隣接する2つの目盛線L1の間隔に対応する時間が区切りのよい時間となるように目盛線L1を表示させる。この場合、時間軸Axの長さ(時間軸Axの一端から他端までに対応する時間の長短)によっては、目盛線L1の数が少な過ぎて、目盛線L1が有効に機能しないことがある。このため、制御部14は、図7に示すように、目盛線L1の数が予め決められた数(例えば4本)以下のときには、隣接する目盛線L1の間(具体的には、隣接する目盛線L1の真中)に目盛線L1に平行な目盛補助線L2を表示させる。また、制御部14は、電圧値を示す文字情報Ivを電圧軸Ayに沿って表示させる
また、制御部14は、図3〜図7に示すように、測定部11によって測定された電気信号Seにおける電圧の経時変化を示すグラフG(言い替えると、電気信号Seの波形)を表示させる。また、この波形表示装置1では、時間軸Ax方向(各図における横方向)および電圧軸Ay方向(各図における縦方向)にグラフGを任意に拡縮(拡大および縮小)して表示させることが可能となっている。この場合、グラフGを拡縮して表示させる際の操作方法としては、表示されているグラフGの一部の範囲を図外のポインティングデバイスを用いて指定したり、2つの経過時間Tを入力して範囲を指定したりして、制御部14が指定した部分を画面一杯に表示させる方法などを採用することができる。
また、制御部14は、図3〜図7に示すように、各目盛線L1に対応する経過時間Tを示す経過時間情報Itを表示させる。この場合、経過時間情報Itは、各図に示すように、時間の単位を表す時間単位表記(これらの例では、「日」を表す「d」、「時間」を表す「h」、「分」を表す「m」、「秒」を表す「s」)と、これらの時間単位表記に対応する時間の長さを表す整数(小数点以下を含まない数)とを用いて構成されている。また、制御部14は、経過時間情報Itを表示させる際に、後述する設定処理を実行することにより、経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記(最も短い時間を表す時間単位表記)を時間軸Axの時間長Tm(表示部12に表示されている時間軸Axの一端から他端までに対応する時間の長さ)に応じて設定(変更)する。
記録部15は、制御部14の制御に従い、測定部11から出力された測定データDwを記録する。また、記録部15には、制御部14によって実行される設定処理において用いられる複数の判定範囲Rについてのデータ、および各判定範囲Rに1つずつ対応付けられた時間単位表記についてのデータが記録されている。この場合、判定範囲Rは時間軸Axの時間長Tmの長短を判定するために時間長Tmの上限値および下限値の少なくとも一方で規定された範囲であって、この波形表示装置1では、4つの判定範囲R1〜R4が規定されている。
具体的には、この波形表示装置1では、一例として、判定範囲R1として0秒〜3分(180秒)が設定され、判定範囲R2として3分〜3時間(180分)が設定され、判定範囲R3として3時間〜3日(72時間)が設定され、判定範囲R4として3日以上が設定されている。また、この波形表示装置1では、「日」を表す時間単位表記としての「d」が判定範囲R4に対応付けられ、「時間」を表す時間単位表記としての「h」が判定範囲R3に対応付けられて、「分」を表す時間単位表記としての「m」が判定範囲R2に対応付けられ、「秒」を表す時間単位表記としての「s」が判定範囲R1に対応付けられている。
次に、波形表示装置1を用いて電気信号Seにおける電圧の経時変化を示すグラフGを表示させる方法、およびその際の波形表示装置1の動作について、図面を参照して説明する。
まず、操作部13のモード切替えキーを操作して、波形表示装置1を記録モードに切り替えた後に、操作部13の記録開始キーを操作する。この際に、制御部14が、操作部13から出力された操作信号Soに従って測定部11を制御し、測定部11が、制御部14の制御に従い、入力した電気信号Se(一例として、電圧信号)の物理量(この例では、電圧)を測定して測定データDwを出力する測定処理を開始する。
次いで、制御部14は、測定部11から出力された測定データDwを記録部15に記録させる。続いて、電気信号Seの記録を終了する際には、操作部13の記録終了キーを操作する。これに応じて、制御部14は、測定部11を制御して測定処理を停止させると共に、記録部15を制御して測定データDwの記録を終了させる。
次に、記録部15に記録した測定データDwに基づく電気信号Seにおける電圧の経時変化を示すグラフG(電気信号Seの波形)を表示させる。具体的には、操作部13のモード切替えキーを操作して、波形表示装置1を波形表示モードに切り替える。この際に、制御部14は、操作部13から出力された操作信号Soに従い、記録部15から測定データDwを読み出す。次いで、制御部14は、読み出した測定データDwに基づき、記録開始時点から記録終了時点までに亘る電圧の経時変化を示すグラフG(以下、このグラフGを「グラフG1」ともいう)を表示させるための表示用データDdを生成して表示部12に出力する。また、制御部14は、時間軸Ax、電圧軸Ay、文字情報Iv、目盛線L1および経過時間情報Itを表示させるための表示用データDdを生成して表示部12に出力する。これにより、図3に示すように、グラフG1、時間軸Ax、電圧軸Ay、文字情報Iv、目盛線L1および経過時間情報Itが表示部12に表示される。
ここで、制御部14は、経過時間情報Itを表示させるための表示用データDdの生成に当たり、経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記を時間軸Axの時間長Tmに応じて設定する設定処理を実行する。この設定処理では、制御部14は、時間軸Axの時間長Tmが、上記した4つの判定範囲R1〜R4のうちのどの判定範囲Rに属するかを特定し、特定した判定範囲Rに対応付けられている時間単位表記を経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記として設定する。
この例では、記録開始時点から記録終了時点までの経過時間Tが7日程度であるため(図3参照)、制御部14は、設定処理において、時間軸Axの時間長Tmが判定範囲R4に属していると特定し、特定した判定範囲R4に対応付けられている「d」を経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記として設定する。また、制御部14は、同図に示すように、設定した最小の時間単位表記である「d」よりも短い時間を示す時間単位表記である「h」、「m」および「s」、並びに「h」、「m」および「s」に対応する時間の長さを表す整数を除外した(つまり、「日」よりも短い時間を切り捨てた)形態での経過時間情報Itを各目盛線L1の下部に表示させる。
続いて、グラフG1の一部を拡大して表示させる際には、図外のポインティングデバイスを用いて、図3に示すように、表示部12に表示されているグラフG1における拡縮させる範囲を指定し、次いで、その指定した範囲を拡大させるようにドラッグ操作を行う。これに応じて、制御部14は、指定した範囲に対応する測定データDwに基づき、その範囲を拡大して表示させるための表示用データDdを生成して表示部12に出力する。また、制御部14は、時間軸Ax、電圧軸Ay、文字情報Ivおよび目盛線L1および経過時間情報Itを表示させるための表示用データDdを生成して表示部12に出力する。これにより、図4に示すように、グラフG1における指定範囲を拡大したグラフG(以下このグラフGを「グラフG2」ともいう)が、時間軸Ax、電圧軸Ay、文字情報Iv、目盛線L1および経過時間情報Itと共に表示される。
この場合、制御部14は、グラフGの拡大に伴って時間軸Axの時間長Tmが変化するため、設定処理を実行して経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記を新たに設定(変更)する。この例では、時間軸Axの経過時間Tが7時間程度であるため(図4参照)、制御部14は、設定処理において、時間軸Axの時間長Tmが判定範囲R3に属していると特定し、特定した判定範囲R3に対応付けられている「h」を経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記として設定する。また、制御部14は、同図に示すように、設定した最小の時間単位表記である「h」よりも短い時間を示す時間単位表記である「m」および「s」、並びに「m」および「s」に対応する時間の長さを表す整数を除外した(つまり、「時間」よりも短い時間を切り捨てた)形態での経過時間情報Itを各目盛線L1の下部に表示させる。
続いて、さらにグラフG2の一部を拡大して表示させる際には、図4に示すように、グラフG2における拡縮させる範囲を指定してドラッグ操作を行う。これに応じて、制御部14が表示用データDdを表示部12に出力することにより、図5に示すように、グラフG2における指定範囲を拡大したグラフG(以下このグラフGを「グラフG3」ともいう)が時間軸Ax、電圧軸Ay、文字情報Iv、目盛線L1および経過時間情報Itと共に表示される。
この場合、時間軸Axの経過時間Tが7分程度であるため(図5参照)、制御部14は、設定処理において、時間軸Axの時間長Tmが判定範囲R2に属していると特定し、特定した判定範囲R2に対応付けられている「m」を経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記として設定する。また、制御部14は、同図に示すように、設定した最小の時間単位表記である「m」よりも短い時間を示す時間単位表記である「s」、および「s」に対応する時間の長さを表す整数を除外した(つまり、「分」よりも短い時間を切り捨てた)形態での経過時間情報Itを各目盛線L1の下部に表示させる。
次いで、さらにグラフG3の一部を拡大して表示させる際には、図5に示すように、グラフG3における拡縮させる範囲を指定してドラッグ操作を行う。これに応じて、制御部14が表示用データDdを表示部12に出力することにより、図6に示すように、グラフG3における指定範囲を拡大したグラフG(以下このグラフGを「グラフG4」ともいう)が時間軸Ax、電圧軸Ay、文字情報Iv、目盛線L1および経過時間情報Itと共に表示される。
この場合、時間軸Axの経過時間Tが35秒程度であるため(図6参照)、制御部14は、設定処理において、時間軸Axの時間長Tmが判定範囲R1に属していると特定し、特定した判定範囲R1に対応付けられている「s」を経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記として設定し、同図に示すように、「s」、「m」、「h」、および「s」、「m」、「h」にそれぞれ対応する時間の長さを表す整数を用いて表した経過時間情報Itを各目盛線L1の下部に表示させる。
上記したように、この波形表示装置1では、経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記が、時間軸Axの時間長Tmが長いほど長い時間を示す時間単位表記に設定され、時間長Tmが短いほど短い時間を示す時間単位表記に設定される。また、設定した最小の時間単位表記よりも短い時間を示す時間単位表記およびその時間単位表記に対応する時間の長さを表す整数を除外した(つまり、その時間単位表記よりも短い時間を切り捨てた)形態での経過時間情報Itが表示される。これにより、時間軸Axの時間長Tmが長いときおよび短いときのいずれのときにおいても、短い桁数の経過時間情報Itが表示される。このため、この波形表示装置1では、時間軸Axの時間長Tmの長短に拘わらず経過時間情報Itの見易さが十分に向上されている。
一方、例えば、隣接する2つの目盛線L1の間の時間を5秒とするように規定されている場合において、図7に示すように、グラフG5を拡大表示させた結果、時間軸Axの時間長Tmが15秒程度となったときには、表示部12には、目盛線L1が4本だけ表示されることとなる。このように目盛線L1の数が少ないときには、例えば、グラフG5の極大点が現れる経過時間Tを、目盛線L1を目安にして特定するような態様において、目盛線L1が有効に機能しないことがある。このため、制御部14は、目盛線L1の数が予め決められた本数としての4本以下のときには、同図に示すように、隣接する目盛線L1の間(具体的には、隣接する目盛線L1の真中)に目盛線L1に平行な目盛補助線L2を表示させる。この波形表示装置1では、この機能を備えているため、目盛線L1の数が少ない場合においても、目盛補助線L2を目安として用いることで上記のような特定作業を容易に行うことが可能となっている。
このように、この波形表示装置1および経過時間表示方法によれば、経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記を、時間軸Axの時間長Tmが長いほど長い時間を示す時間単位表記に設定し、設定した最小の時間単位表記よりも短い時間を示す時間単位表記およびその時間単位表記に対応する時間の長さを表す整数を除外した形態での経過時間情報Itを表示させることにより、時間軸Axの時間長Tmが数日に及ぶほど長いときには、長い時間を示す時間単位表記を最小の時間単位表記として用いた短い桁数の経過時間情報Itを表示させ、時間軸Axの時間長Tmが数秒程度の短いときには、短い時間を示す時間単位表記を用いて小数点以下の表示を除外した経過時間情報Itを表示させることができる。したがって、この波形表示装置1および経過時間表示方法によれば、時間軸Axの時間長Tmの長短に拘わらず経過時間情報Itの見易さを十分に向上させることができるため、経過時間Tを一目で把握させることができると共に、隣接する目盛線L1の間隔(その間隔に対応する時間)を即座に把握させることができる。また、この波形表示装置1によれば、最小の時間単位表記を設定する設定処理を制御部14が行うことにより、設定作業を手動で行う必要がないため、例えば、表示倍率を頻繁に変更する使用形態における操作性を十分に向上することができる。
また、この波形表示装置1および経過時間表示方法によれば、時間軸Axの時間長Tmが属する判定範囲Rを特定すると共に、特定した判定範囲Rに対応付けられている時間単位表記を経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記として設定することにより、例えば、判定範囲R、および判定範囲Rに対応付ける時間単位表記を使用形態に応じて予め規定しておくことで、使用形態に応じて最適な最小の時間単位表記を自動的に設定することができるため、利便性を十分に高めることができる。
また、この波形表示装置1および経過時間表示方法によれば、目盛線L1の数が予め決められた数以下のときに、隣接する目盛線L1の間(上記の例では、隣接する目盛線L1の真中)に目盛線L1に平行な目盛補助線L2を表示させることにより、例えば、グラフG5の極大点が現れる経過時間Tを特定する作業を行う作業形態において、目盛線L1の数が少ないことに起因してその特定作業が困難な場合においても、目盛補助線L2を目安とすることで、その特定作業を容易に行うことができる。
なお、波形表示装置1および経過時間表示方法は上記の構成および方法に限定されない。例えば、時間の単位を表す時間単位表記として、「d」、「h」、「m」、「s」を用いる例について上記したが、「月」を表す時間単位表記や、「年」表す時間単位表記を用いる構成および方法を採用することができる。また、1/1000を表す「m」や1/1000000を表す「μ」などのSI接頭辞を上記「s」に付した時間単位表記(「ms」や「μs」)を用いる構成および方法を採用することもできる。
また、制御部14が設定処理を行う構成例、つまり経過時間情報Itに用いる最小の時間単位表記を自動的に設定する構成例について上記したが、最小の時間単位表記を手動で設定する構成を採用することができる。この場合、この構成によれば、表示部12に表示されている時間軸Axの時間長Tmの長短に拘わらず、手動で設定した時間単位表記を最小の時間単位表記として用いた経過時間情報Itを表示させることができる。
また、表示部12を備えた波形表示装置1に適用した例について上記したが、表示部12を備えていない測定装置に適用することができる。この場合、パーソナルコンピュータ(例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ)の表示部に表示用データDdに基づくグラフG、目盛線L1および経過時間情報Itなどの画像を表示させる構成を採用することができる。また、パーソナルコンピュータを制御部14として機能させる構成や、パーソナルコンピュータを制御部14および記録部15として機能させる構成を採用することもできる。
また、電気信号Seとしての電圧信号における電圧の経時変化を示すグラフG(電気信号Seの波形)を表示させる例について上記したが、電圧に限らず、電流、電力、抵抗、インピーダンスおよび温度などの各種の物理量の経時変化を示すグラフGを表示させる際に適用することができるのは勿論である。
また、2つの以上の時間単位表記を用いて経過時間情報Itを構成する場合において、最小の時間単位表記よりも長い時間を示す時間単位表記に対応する時間の長さを表す整数が「0」のときには、その時間単位表記およびその「0」を除外した態様で経過時間情報Itを表示する構成および方法を採用することもできる。この構成および方法を採用したときには、例えば、時間単位表記として「時間」「分」「秒」を用いる場合において、経過時間Tが3時間0分21秒のときには、「分」および「0」が除外された「3時間21秒」との経過時間情報Itを表示させることができるため、経過時間情報Itを十分に見易く表示することができる。
1 波形表示装置
11 測定部
13 表示部
14 制御部
Ax 時間軸
G1〜G5 グラフ
It 経過時間情報
L1 目盛線
L2 目盛補助線
R1〜R4 判定範囲

Claims (6)

  1. 測定した物理量の経時変化を示すグラフを時間軸方向に拡縮して表示部に表示させると共に、前記物理量の測定開始時点からの経過時間を示す目盛、および時間の単位を表す時間単位表記と当該時間単位表記に対応する時間の長さを表す整数とを用いて前記目盛に対応する前記経過時間を示す経過時間情報を前記表示部に表示させる表示制御部を備え、
    前記表示制御部は、前記経過時間情報に用いる最小の前記時間単位表記を前記表示部に表示されている前記時間軸の時間長が長いほど長い時間を示す時間単位表記に設定する設定処理を実行し、当該最小の時間単位表記よりも短い時間を示す時間単位表記および当該時間単位表記に対応する前記整数を除外した前記経過時間情報を表示させる測定装置。
  2. 前記時間軸の時間長の長短を判定するための複数の判定範囲が規定されると共に、前記各判定範囲に前記時間単位表記が1つずつ対応付けて規定され、
    前記表示制御部は、前記設定処理において、前記表示部に表示されている前記時間軸の時間長が属する前記判定範囲を特定すると共に、当該特定した判定範囲に対応付けられている前記時間単位表記を前記経過時間情報に用いる前記最小の時間単位表記として設定する請求項1記載の測定装置。
  3. 前記表示制御部は、前記目盛として前記時間軸に直交する複数の目盛線を前記表示部に表示させると共に、当該目盛線の数が予め決められた数以下のときに隣接する当該目盛線の間に当該目盛線に平行な目盛補助線を前記表示部に表示させる請求項1または2記載の測定装置。
  4. 測定した物理量の経時変化を示すグラフを時間軸方向に拡縮して表示部に表示させると共に、前記物理量の測定開始時点からの経過時間を示す目盛、および時間の単位を表す時間単位表記と当該時間単位表記に対応する時間の長さを表す整数とを用いて前記目盛に対応する前記経過時間を示す経過時間情報を前記表示部に表示させる際に、
    前記経過時間情報に用いる最小の前記時間単位表記を前記表示部に表示されている前記時間軸の時間長が長いほど長い時間を示す時間単位表記に設定する設定処理を実行し、当該最小の時間単位表記よりも短い時間を示す時間単位表記および当該時間単位表記に対応する前記整数を除外した前記経過時間情報を表示させる経過時間表示方法。
  5. 前記時間軸の時間長の長短を判定するための複数の判定範囲を規定すると共に、前記各判定範囲に前記時間単位表記を1つずつ対応付けて規定し、
    前記設定処理において、前記表示部に表示されている前記時間軸の時間長が属する前記判定範囲を特定すると共に、当該特定した判定範囲に対応付けている前記時間単位表記を前記経過時間情報に用いる前記最小の時間単位表記として設定する請求項4記載の経過時間表示方法。
  6. 前記目盛として前記時間軸に直交する複数の目盛線を前記表示部に表示させると共に、当該目盛線の数が予め決められた数以下のときに隣接する当該目盛線の間に当該目盛線に平行な目盛補助線を前記表示部に表示させる請求項4または5記載の経過時間表示方法。
JP2010125747A 2010-06-01 2010-06-01 測定装置および経過時間表示方法 Active JP5456581B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010125747A JP5456581B2 (ja) 2010-06-01 2010-06-01 測定装置および経過時間表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010125747A JP5456581B2 (ja) 2010-06-01 2010-06-01 測定装置および経過時間表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011252750A JP2011252750A (ja) 2011-12-15
JP5456581B2 true JP5456581B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=45416804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010125747A Active JP5456581B2 (ja) 2010-06-01 2010-06-01 測定装置および経過時間表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5456581B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015232433A (ja) * 2014-05-14 2015-12-24 アイリスオーヤマ株式会社 空気清浄機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4764721A (en) * 1987-03-24 1988-08-16 Tektronix, Inc. Locking scales to waveform displays
JP4254193B2 (ja) * 2002-10-10 2009-04-15 横河電機株式会社 測定装置及び測定結果の表示方法
JP5165355B2 (ja) * 2007-12-13 2013-03-21 日置電機株式会社 測定データ記録装置および測定データの記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011252750A (ja) 2011-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6608579B2 (ja) 測定器
JP5135890B2 (ja) 波形測定装置
JP5456581B2 (ja) 測定装置および経過時間表示方法
JP5154236B2 (ja) 測定装置および設定画面の表示方法
JP4280998B2 (ja) 携帯型測定器およびその表示方法
JP2002082133A (ja) 波形表示装置
JP2011027673A (ja) 測定結果表示装置および測定結果表示方法
JP5599378B2 (ja) 表示制御装置
JP5025956B2 (ja) 表示制御装置
JP2011106854A (ja) 計測機器
JP5115786B2 (ja) 波形表示装置
CN107018673B (zh) 信息取得显示程序、信息取得显示装置及信息取得显示方法
JP4055204B2 (ja) 波形測定装置
JP2005300408A (ja) 波形表示装置
JP4665955B2 (ja) 表示装置
JP5496781B2 (ja) 波形表示装置および波形表示方法
JP5501869B2 (ja) 波形表示装置および波形表示方法
JP6656592B2 (ja) 波形表示装置
JP2007132672A (ja) 記録計
JP5362257B2 (ja) 波形記録装置
JPH11281405A (ja) 測定装置における表示方法および測定装置
JP2014163931A (ja) 計測制御装置
JPH11248870A (ja) スケジュール機能を有する情報処理装置における時刻表示方法及び情報処理装置並びに記録媒体
JP2000009759A (ja) 測定装置
JPH0682276A (ja) 測定器のスケーリング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5456581

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250