JP2014163931A - 計測制御装置 - Google Patents

計測制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014163931A
JP2014163931A JP2014029234A JP2014029234A JP2014163931A JP 2014163931 A JP2014163931 A JP 2014163931A JP 2014029234 A JP2014029234 A JP 2014029234A JP 2014029234 A JP2014029234 A JP 2014029234A JP 2014163931 A JP2014163931 A JP 2014163931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
control data
measurement control
column
matrix
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2014029234A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Taira
豊 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PERITEC KK
Original Assignee
PERITEC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PERITEC KK filed Critical PERITEC KK
Priority to JP2014029234A priority Critical patent/JP2014163931A/ja
Publication of JP2014163931A publication Critical patent/JP2014163931A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】計測制御の操作性や認識性に優れた計測制御装置を提供する。
【解決手段】表計算プログラムによって作成された行列形式の計測制御データを取得する制御データ取得部と、上記制御データ取得部によって取得された計測制御データに従って計測を実行する計測実行部とを備えている。更に、上記制御データ取得部は、上記計測制御データとして、行列の各行が、繰り返し計測の各回に対応し、行列の各列が、計測に伴って実行される一連の過程それぞれに対応し少なくとも1つの列は計測値取得の過程に対応した行列形式のデータを取得するものであり、上記計測実行部は、上記行列形式の計測制御データに従って1行ずつ計測を実行し、1行分の計測については各列の過程を順次に実行するものである。
【選択図】図1

Description

本件開示は、計測制御装置に関する。
従来より、電子装置の開発、実験、評価などを行う際に各種の計測を行っている。計測の種類としては、例えば、電圧や電流、パルス信号、周波数等を計測するいわゆる電気信号計測や、オシロスコープやスペクトルアナライザや電源装置などに代表される箱形測定器からの出力値を計測値として取得する広義の計測や、温度や圧力や加速度などといった各種センサによる計測などが存在する。そして、これらの計測に際しては、最終的に計測データをコンピュータ(典型的にはパーソナルコンピュータ)上に集約することが望ましい。
このため、パーソナルコンピュータを計測制御装置として動作させて、上述したような各種の計測について、条件制御やタイミング制御や分析や表示などを行わせる技術が知られている。
このような計測制御装置における計測の管理や設定などを行うためのユーザインタフェースとしては、条件制御用の管理画面や分析用の設定画面などが用意されることが一般的である。
しかしながら、上述したユーザインタフェースの管理画面や設定画面は、計測制御装置毎の特別な設計であることが多く、ユーザは、計測機器の機能などを理解していても、ユーザインタフェースの設計を理解しないと操作ができないし、往々にしてその設計思想は汎用的でないので操作性が悪い。
また、上述した各種の計測では、多くの場合、同一条件下や順次変更される条件下で繰り返し計測が行われるという計測形態が求められる。そして、そのような計測形態について、上述した一般的なユーザインタフェースで管理を行うと、1回の計測に関係した一連の手順をイメージしにくく、計測の繰り返しをリアルタイムで監視するようなニーズにも対応が難しい。
上記事情に鑑み、本発明は、計測制御の操作性や認識性に優れた計測制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の計測制御装置は、
表計算プログラムによって作成された行列形式の計測制御データを取得する制御データ取得部と、
上記制御データ取得部によって取得された計測制御データに従って計測を実行する計測実行部とを備えている。更に、
上記制御データ取得部は、上記計測制御データとして、行列の各行が、繰り返し計測の各回に対応し、行列の各列が、計測に伴って実行される一連の過程それぞれに対応し少なくとも1つの列は計測値取得の過程に対応した行列形式のデータを取得するものであり、
上記計測実行部は、上記行列形式の計測制御データに従って1行ずつ計測を実行し、1行分の計測については各列の過程を順次に実行するものである。
このような計測制御装置によれば、計測における一連の過程を表計算プログラムによって行列形式で設定することが出来る。このため、測定に関する一連の過程が一目で確認できるため、認識性に優れているとともに設定作業の操作性も高い。また、表計算プログラムという汎用性の高いツールを用いるので操作の理解が容易であるという面でも操作性が高い。なお、各行が各回の計測に対応し、各列が計測の各手順に対応するという限定はそれほど大きな限定ではなく、特に、表計算プログラムに用意されているデータ入力支援のための汎用的機能などを考慮するならば、上記限定を満たす行列形式の計測制御データであっても多くの種類の計測について汎用的に適用可能と言える。
上述した本発明の計測制御装置は、コンピュータに組み込まれる計測制御プログラムによって当該コンピュータ上で実現されるものであることが好ましい。このような好ましい形態の計測制御装置によれば、同一のコンピュータに組み込まれた表計算プログラムから計測制御データを取得することができ、計測制御データの取得が容易である。このような好ましい形態の計測制御装置を実現する計測制御プログラムは、コンピュータに着脱自在に装填される可搬型の記録媒体に記憶されたものであっても良く、コンピュータ内に固定された記憶素子に記憶されたものであっても良く、あるいは、有線や無線の電気通信網を介してコンピュータに供給されるものであっても良い。
また、本発明の計測制御装置は、上記計測実行部が、上記計測制御データの各行の実行によって取得した計測値を取得の度に計測制御データ中の当該行に格納するものであることも望ましい。このような望ましい形態の計測制御装置によれば、計測制御データの行列上で計測の進行を容易に確認することが出来る。
また、本発明の計測制御装置は、上記計測実行部によって取得された計測値を取得の度にグラフ化して表示する表示部を備えることも好適である。この好適な形態の計測制御装置によれば、計測結果をリアルタイムで確認することが出来る。
本発明によれば、計測制御の操作性や認識性に優れている。
本発明の計測制御装置の一実施形態が組み込まれた計測システムを示す図である。 本実施形態の計測制御装置のハードウェア構成およびソフトウェア構成を示す図である。 計測制御装置のメイン画面を示す図である。 計測制御データの具体的な第1例を示す図である。 計測制御データの具体的な第2例を示す図である。
本発明の計測制御装置の具体的な実施形態を、以下図面を参照して説明する。
図1は、本発明の計測制御装置の一実施形態が組み込まれた計測システムを示す図である。
この図1には、計測制御装置として動作しているノート型のパーソナルコンピュータ100が示されており、このパーソナルコンピュータ100に接続されたマルチメータ210とデジタルオシロスコープ220も示されている。これらパーソナルコンピュータ100、マルチメータ210、およびデジタルオシロスコープ220は、計測システムの一例を構成している。なお、マルチメータ210やデジタルオシロスコープ220から大元の計測対象へと接続されるケーブルなどについては図示が省略されている。
パーソナルコンピュータ100は、CPU、RAMメモリ、ハードディスク等を内蔵した本体部101と、本体部101からの指示により液晶画面102aに画面表示を行う表示部(ディスプレイ)102とを備えており、表示部102は本体部101に対して開閉自在となっている。また、本体部101の上面には、パーソナルコンピュータ100に対してユーザの指示や文字情報などを入力するためのキーボード103と、液晶画面102a上の任意の位置を指定することによりその位置に応じた指示を入力するポインティングデバイス104が設けられている。更に、本体部101には、本体部101の側面から装填されるCDやDVDなどの可搬型媒体にアクセスするドライブも内蔵されている。本実施形態では、このように本体部101に装填される可搬型媒体に、パーソナルコンピュータ100を計測制御装置として動作させる計測制御プログラムが記憶されていて、この計測制御プログラムがドライブによって読み込まれてパーソナルコンピュータ100内にインストールされているものとする。また、パーソナルコンピュータ100内には表計算プログラムもインストールされている。
表計算プログラムは、パーソナルコンピュータ100によって実行されることで、図1に示すような表入力画面310を表示する。表計算プログラムは、この表入力画面310上でのデータ入力を、上述したキーボード103やポインティングデバイス104などの操作によって受け付ける。データ入力のための具体的な操作方法については周知であるので、ここでの詳細な説明は省略する。表計算プログラムの表入力画面310上では、パーソナルコンピュータ100の計測制御装置としての動作によって取得される行列形式の計測制御データが入力される。この図1に示す例では、2つの列を有する計測制御データが示されている。1番目の列311には、外部計測器(マルチメータ210やデジタルオシロスコープ220)へと送信されるコマンドが記載されており、2番目の列312には、その外部計測器から受信したデータ(計測値を含む)が格納されるセルが並んでいる。言い換えると、1番目の列311は、「コマンドを送信する」という過程(イベント)を表しており、2番目の列312は、「出力値を受信する」という過程(イベント)を表している。2番目の列312が表す過程では、出力値の一部が計測値に相当するので、2番目の列312は測定値を取得する過程を表していることにもなっている。また、ここに示す例では、計測制御データの先頭行314に、このような対応過程を表した記述「データ送信」「データ受信」が記載されている。そして、計測制御データの2番目以降の各行313は、繰り返し実行される計測の各回に対応している。
計測制御データの各列として記載されて計測制御に用いられる過程(イベント)としては、上記例の他に、計測値取得タイミングを他の装置の出力タイミングやパーソナルコンピュータ100内のクロックなどに同期させる過程や、取得された計測値を使って解析などのために計算する過程などが有る。つまり、計測制御データの各列は、計測に伴って実行される一連の過程それぞれに対応し、少なくとも1つの列は、計測値を取得する過程を表している。
パーソナルコンピュータ100による本実施形態の計測制御装置としての動作には、このような計測制御データを取得する制御データ取得部の一例としての動作と、その取得された計測制御データに従って計測を実行する計測実行部の一例としての動作が含まれている。即ち、本実施形態の計測制御装置は、制御データ取得部の一例と計測実行部の一例とを備えていることとなる。具体的には、本実施形態の制御データ取得部は、計測制御データを構成している各列311,312、各行313のデータを表計算プログラムから取得する。そして、上述したように、ここに示す例では各列311,312の対応過程が先頭行314に記載されているので、本実施形態の計測実行部は先頭行314の記載を参照することで一連の過程を認識する。そして本実施形態の計測実行部は、各行313を上から順に実行し、1行内の各列311,312は左から順に実行する。図1に示す例の場合、計測の各回に対応した各行313のうち最初の行では、外部計測器へと送信されるコマンドは計測器の設定条件を表しており、そのコマンドに対して外部計測器から出力される出力値は計測値とは異なるので2番目の列312のセルは空欄となっている。そして、計測の各回に対応した各行313のうち2番目以降の行では、外部計測器へと送信されるコマンドは計測値の出力を表しており、そのコマンドに対して外部計測器から出力された計測値が2番目の列312の各セルに格納されている。計測実行部は、このように各行313に対応した各計測を繰り返し実行する。
ここで、計測制御データに一連の過程として、上述した同期の過程や計算の過程が含まれていた場合には、計測実行部はそのような過程も実行することになる。また、一連過程の繰り返しのバリエーションとして、例えば、各行で計測の条件設定が異なる場合もあり得る。その場合であっても各列は各イベントに対応しており、計測実行部が対応イベントを認識することで各行について各イベントを繰り返すことになる。
このような計測実行部の実行手順は、図1に一例が示された行列形式の計測制御データから直感的に理解できるので、ユーザは、計測の実行内容の認識が容易である。また、そのように直感的に理解できる形式は、計測制御データを作成する作業の面から見ると操作性が高いと言える。さらに、表計算プログラムという汎用性の高いツールを用いるので操作理解が容易であるという面でも操作性が高い。
さらに、本実施形態の例の計測実行部では、上述したように、計測値が取得の度に計測制御データ中の当該行に格納される。このためユーザは、計測制御データの行列上で計測の進行を容易に確認することが出来る。例えば図1に示す例では、計測値が4つまで取得されていることが表入力画面310上で確認できる。
本実施形態の計測制御装置としての動作には、上述した制御データ取得部および計測実行部としての動作の他に、取得された計測値を取得の度にグラフ化して表示する表示部の一例としての動作も含まれている。つまり、本実施形態の例では、計測制御装置は表示部の一例も備えていることとなる。具体的には、本実施形態の表示部は、図1に示すようなグラフ画面410を表示する。このグラフ画面410には、計測制御データの第2の列312が表すイベントで計測値が取得される度にその計測値がグラフ上にプロットされる。このようなグラフ表示によってユーザは、計測結果をリアルタイムで視覚的に確認することができる。
以下、本実施形態の計測制御装置について更に詳しく説明する。
図2は、本実施形態の計測制御装置のハードウェア構成およびソフトウェア構成を示す図である。
上述したように、パーソナルコンピュータ100には、CPU113、RAMである主メモリ114、ハードディスク装置115が内蔵されており、CDやDVDなどの可搬型媒体150にアクセスする光ディスクドライブ117も内蔵されている。また、パーソナルコンピュータ100には外部計測器との送受信を担う通信ボード118も内蔵されている。更に、パーソナルコンピュータ100には、図1にも示す表示部(ディスプレイ)102、キーボード103、ポインティングデバイス104が備えられていて、バス119によってこれらの構成要素が互いに接続されている。
このようなハードウェア構成のパーソナルコンピュータ100に対し、可搬型媒体150に記憶された計測制御プログラム500がインストールされることで、パーソナルコンピュータ100は計測制御装置600として動作する。計測制御プログラム500は、制御データ取得部510と計測実行部520と表示部530とを備えており、これら制御データ取得部510、計測実行部520、表示部530のそれぞれがパーソナルコンピュータ100を計測制御装置600の制御データ取得部610、計測実行部620、表示部630として動作させる。
計測制御装置600の制御データ取得部610は、行列形式の計測制御データを読み込むことで、計測制御データを構成している各列、各行のデータを取得するものである。
計測制御装置600の計測実行部620は、計測制御データの各行に対応した計測の各回を1行ずつ実行し、1行分の計測については各列の過程を順次に実行するものである。
計測制御装置600の表示部630は、計測実行部620による計測の実行によって得られる計測値をグラフ化して表示するものである。
このような計測制御装置600としてパーソナルコンピュータ100が動作すると、以下説明するメイン画面が表示される。
図3は、計測制御装置のメイン画面を示す図である。
このメイン画面700には、上述した表入力画面310を介して作成された行列形式の計測制御データが取り込まれて表示される行列表示欄710と、計測制御データに従って外部計測器とやりとりしたデータ値のグラフが表示されるグラフ表示欄720を有している。行列表示欄710には、上述した表入力画面310における行列表示と同様の行列表示で計測制御データが表示される。また、グラフ表示欄720におけるグラフ表示は、上述したグラフ画面410におけるグラフ表示と同様である。
メイン画面700の上部には、実行ボタン731、中止ボタン732、終了ボタン733が設けられている。実行ボタン731は、行列表示欄710に表示されている計測制御データに従った計測の実行を指示するボタンである。中止ボタン732は実行中の計測を中止するボタンであり、終了ボタン733は計測制御装置の動作を終了してメイン画面700を閉じるボタンである。
また、メイン画面700には、計測制御データの読み込みを指示するロードボタン741と、計測によって得られた計測値などが格納された計測制御データの保存を指示するセーブボタン742が備えられている。読み込みや保存の対象となるファイルは、パス欄743に記載されたファイルパスで特定されるファイルである。
さらに、メイン画面700には、各種のコマンドボタン750が用意されている。これらのコマンドボタン750は、上述した表入力画面310を介した表計算プログラムによる計測制御データの作成に換えて、行列表示欄710で簡易的に計測制御データの各列を作成するためのボタンである。作成操作の詳細については説明を省略する。
次に、計測制御データの具体例について説明する。
図4は、計測制御データの具体的な第1例を示す図である。
この図4に示す計測制御データ800は5つの列810,820,830,840,850を有している。
第1列810と第2列820は、アナログ信号を出力する出力過程に対応した列であり、1つの列が1つの出力チャンネルに対応している。一方、第4列840と第5列850は、アナログ信号を入力(受信)する入力過程に対応した列であり、1つの列が1つの入力チャンネルに対応している。即ち、この図4に示す計測制御データ800は2チャンネルのアナログ計測を表している。
第1列810と第2列820の各セル811,821には数値が格納されており、各セル811,821の数値は出力チャンネルから出力される出力値を表している。計測制御装置は各セル811,821の数値を読み取って、各数値に従った出力値を対応する出力チャンネルから出力させる。
また、第4列840と第5列850の各セル841,851には、各入力チャンネルを介して受信されたアナログ信号値が計測制御装置によって格納されている。
なお、アナログ出力を表した2列810,820に従う出力過程は、2つの出力チャンネルに対して同時に実行され、アナログ入力を表した2列840,850に従う入力過程は、2つの入力チャンネルに対して同時に実行される。
図4に示す計測制御データ800では、これらアナログ出力の2列とアナログ入力の2列との間にはタイミングコマンドの列830が設けられており、このタイミングコマンドの列830は、前後の列820,840それぞれに対応した過程の実行タイミングを調整する調整過程に対応している。計測制御装置は、タイミングコマンドの列830の前列820と後列840それぞれに対応した各過程(ここではアナログ出力の過程とアナログ入力の過程)を、タイミングコマンドの列830の各セル831に格納された数値に従う時間間隔だけ空けて実行する。このようなタイミングコマンドの列830が設けられることにより、計測処理に含まれる一連の過程同士のタイミング調整が容易に実現する。
なお、図4に示す計測制御データ800では、先頭行860に、各列810,820,830,840,850が対応している過程の内容を定義する定義文が格納されているが、図4ではその一部分のみが示されている。定義文はテキスト文であり、定義文の全文の一例を示すと「A_OUT;Dev1/ao0:1;セル;5.00;0.00;単;1k;5000;GOFF;」となっている。この定義文の場合、各種の項目内容が「;」で区切られて並べられている。最初の項目の「A_OUT」は、アナログ出力の過程であることを示している。次の項目の「Dev1/ao0:1」は、使用する入出力機器の番号とアナログ出力チャンネルの番号を示しており、「Dev1」が入出力機器の番号を表し、「ao0:1」がアナログ出力チャンネルの0番から1番までが使用されることを表している。次の項目は、出力される電圧値の種類を示しており、「セル」はセルに記載された数値が電圧値として出力されることを表している。なお、電圧値の種類としては「ファイル」も選択可能であり、その場合には、後述する例のように、セルに記載されたファイル名のファイルから読み込まれた一連数値が電圧値として出力される。次の2つの項目は出力電圧値の最大値と最小値を示しており、上記例では最大値は「5.00」で最小値が「0.00」である。次の項目は電圧値の種類が「ファイル」であるときの出力種類を示し、「単」ならファイルから読み込まれた一連数値が1回のみ出力され、「連」なら次の行へ移るまで一連数値が連続して出力される。次の項目の「1k」はサンプリングレートを示し、次の項目の「5000」は、タイムアウト時間が5000msであることを示している。最後の項目は出力電圧値のグラフ表示を指示しており、「GON」ならグラフが表示され「GOFF」ならグラフは非表示となる。このように定義文がテキスト文で記述されて先頭行860に格納されていることにより、定義文も行列形式の計測制御データ800の一部に組み込まれる。その結果、計測制御データ800がファイルとして保存される場合には、定義文も一緒に保存されることとなり、計測制御データ800がファイルから読み出される場合には、定義文も一緒に読み出されることとなる。このように計測制御データ800中に定義文が組み込まれていると計測制御装置は計測制御データ800のみから計測の一連過程を認識して実行することができる。
図5は、計測制御データの具体的な第2例を示す図である。
この図5に示す計測制御データ900は3つの列910,920,930を有している。
第1列910はアナログ信号を出力する出力過程に対応した列であり、第3列は930は、アナログ信号を入力(受信)する入力過程に対応した列である。即ち、図5に示す計測制御データ900は、1チャンネルのアナログ計測を表している。
図5に示す計測制御データ900の場合は、第1列910の各セル911にファイル名が格納されている。上述したように、セルにファイル名が格納されていると、そのファイル名のファイルに記録されている一連の数値が読み込まれて出力値(電圧値)として用いられる。ここに示す例では、Sin波の波形を表した一連の数値が記録された「Sin波.csv」というファイル名のファイルと、矩形波の波形を表した一連の数値が記録された「矩形波.csv」というファイル名のファイルが交互に用いられている。このようにファイル名が用いられることにより、計測制御装置に信号波形などを容易に付与することが出来る。
一方、第3列930の各セル931にもファイル名が格納されていて、このファイル名のファイルは、入力値の保存用ファイルとして用いられる。ここに示す例では、6回の計測それぞれに対応した6つのファイルが保存用に用いられることとなる。
図5に示す計測制御データ900の場合も、出力過程に対応した第1列910と入力過程に対応した第3列は930との間に、タイミングコマンドの列920が設けられている。そして、タイミングコマンドの列920の各セル921には、前後の列910,930の過程を同時に実行することを示す値「s」が格納されている。このように値「s」が格納されている場合、計測制御装置は、前後の列910,930の過程(ここの例では出力過程と入力過程)を同時に実行させる。図5に示す例の場合には、Sin波や矩形波のアナログ信号の出力に同期して、波形信号の計測および入力(受信)が行われることとなる。このような同期実行を行う調整過程も列に対応させることが出来るため、複数の過程の同期実行が容易に実現できるとともに、同期制御の状態理解も容易である。
100 パーソナルコンピュータ(計測制御装置)
210 マルチメータ
220 デジタルオシロスコープ
310 表入力画面
410 グラフ画面
500 計測制御プログラム
600 計測制御装置
800,900 計測制御データ

Claims (6)

  1. 表計算プログラムによって作成された行列形式の計測制御データを取得する制御データ取得部と、
    前記制御データ取得部によって取得された計測制御データに従って計測を実行する計測実行部とを備え、
    前記制御データ取得部は、前記計測制御データとして、行列の各行が、繰り返し計測の各回に対応し、行列の各列が、計測に伴って実行される一連の過程それぞれに対応し少なくとも1つの列は計測値取得の過程に対応した行列形式のデータを取得するものであり、
    前記計測実行部は、前記行列形式の計測制御データに従って1行ずつ計測を実行し、1行分の計測については各列の過程を順次に実行するものであることを特徴とする計測制御装置。
  2. 前記計測実行部は、前記計測制御データが、行列中の2列に挟まれた間の列に、該2列それぞれに対応した2過程の実行タイミングを決める調整過程が対応づけられている計測制御データである場合に、該調整過程で決められた実行タイミングで該2過程を実行するものであることを特徴とする請求項1記載の計測制御装置。
  3. 前記調整過程で決められる実行タイミングとして、前記2過程を同時に実行する同期実行が含まれ得ることを特徴とする請求項2記載の計測制御装置。
  4. 前記計測実行部は、列に対応した過程を実行するに当たり、実行する行の該列の位置(セル)に値が格納されている場合にはその値で該過程を実行し、該位置(セル)にファイル名が格納されている場合には、そのファイル名のファイルに記録されている1つ以上の値それぞれで該過程を実行するものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の計測制御装置。
  5. 前記計測制御データが、各列に対応した過程の内容を定義した定義文を行列の一部として含んだものであり、
    前記計測実行部は、列に対応した過程を実行するに当たり、前記定義文によって定義された内容の過程を実行するものであることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載の計測制御装置。
  6. コンピュータに組み込まれて該コンピュータを、
    表計算プログラムによって作成された行列形式の計測制御データを取得する制御データ取得部と、
    前記制御データ取得部によって取得された計測制御データに従って計測を実行する計測実行部とを備え、
    前記制御データ取得部は、前記計測制御データとして、行列の各行が、繰り返し計測の各回に対応し、行列の各列が、計測に伴って実行される一連の過程それぞれに対応し少なくとも1つの列は計測値取得の過程に対応した行列形式のデータを取得するものであり、
    前記計測実行部は、前記行列形式の計測制御データに従って1行ずつ計測を実行し、1行分の計測については各列の過程を順次に実行する計測制御装置として動作させることを特徴とする計測制御プログラム。
JP2014029234A 2014-02-19 2014-02-19 計測制御装置 Withdrawn JP2014163931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014029234A JP2014163931A (ja) 2014-02-19 2014-02-19 計測制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014029234A JP2014163931A (ja) 2014-02-19 2014-02-19 計測制御装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013031784A Division JP5650261B2 (ja) 2013-02-21 2013-02-21 計測制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014163931A true JP2014163931A (ja) 2014-09-08

Family

ID=51614639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014029234A Withdrawn JP2014163931A (ja) 2014-02-19 2014-02-19 計測制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014163931A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018067145A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 ファナック株式会社 修理システム、サーバ、端末装置、修理方法及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018067145A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 ファナック株式会社 修理システム、サーバ、端末装置、修理方法及びプログラム
CN107977767A (zh) * 2016-10-19 2018-05-01 发那科株式会社 修理系统、服务器、终端装置、修理方法以及记录介质
US10289474B2 (en) 2016-10-19 2019-05-14 Fanuc Corporation Fixing system, server, terminal device, fixing method, and recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8978263B2 (en) Handheld measurement tool with user defined display
JP5135890B2 (ja) 波形測定装置
US9547479B2 (en) Method for adapting GUI-based instrument components in a visual programming language
JP2014163931A (ja) 計測制御装置
JP5154236B2 (ja) 測定装置および設定画面の表示方法
JP5650261B2 (ja) 計測制御装置
JP2019061390A (ja) 電子機器、測定モード設定方法、およびプログラム
US9329967B2 (en) Methods and systems for aiding the analysis of a signal
JP6081018B1 (ja) 位置決め制御装置
JP5440044B2 (ja) 波形表示装置
JP2005300408A (ja) 波形表示装置
US20230385006A1 (en) Auxiliary measurement display device, computer program product, measurement server, measurement system and method
Stamps Learn labview 2010/2011 fast: a primer for automatic data acquisition
EP3301459B1 (en) Measurement device and configuration method
JP2007147337A (ja) 信号発生装置に用いる表示方法
JP4893946B2 (ja) デバイステストデータ表示装置
JP4883347B2 (ja) Xy波形表示装置
JPS6276410A (ja) 測定機器における表示装置
JP2016170470A (ja) プラントのデータ処理装置
JP2014052201A (ja) 測定装置
Cao Controlling telecom instruments using Matlab
JP5071734B2 (ja) データ処理装置およびそれを用いた半導体試験装置
JP2011252750A (ja) 測定装置および経過時間表示方法
JP5362257B2 (ja) 波形記録装置
Stamps Learn LabVIEW 2013/2014 Fast: A Primer for Automatic Data Acquisition

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20141208