JPH0979333A - 高速伝動用チェーンパスガイド - Google Patents
高速伝動用チェーンパスガイドInfo
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- JPH0979333A JPH0979333A JP23998595A JP23998595A JPH0979333A JP H0979333 A JPH0979333 A JP H0979333A JP 23998595 A JP23998595 A JP 23998595A JP 23998595 A JP23998595 A JP 23998595A JP H0979333 A JPH0979333 A JP H0979333A
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- sprocket
- roller
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- guide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スプロケットがローラと噛み合う際の衝撃を
減少させることにより、ローラチェーンのローラやブシ
ュの疲労破壊を防止するとともに運転騒音を減少し、且
つ伝動効率を向上させる。 【構成】 チェーンパスガイド１は、チェーン３がスプ
ロケット２に噛み込まれる位置の近傍に前記チェーン３
の走行方向に沿って配置され、スプロケット２へ進入す
る部分のチェーンの重量が前記スプロケット２の歯面に
可及的に加わらないように、チェーン３のローラ４を支
持する案内面１Ａを備えている。チェーン３のスプロケ
ット２への進入位置の変動によって引き起こされるチェ
ーン３の振動は、前記案内面１Ａで抑制され、スプロケ
ット２へローラ４が噛み合う際の衝撃を減少させること
ができる。
減少させることにより、ローラチェーンのローラやブシ
ュの疲労破壊を防止するとともに運転騒音を減少し、且
つ伝動効率を向上させる。 【構成】 チェーンパスガイド１は、チェーン３がスプ
ロケット２に噛み込まれる位置の近傍に前記チェーン３
の走行方向に沿って配置され、スプロケット２へ進入す
る部分のチェーンの重量が前記スプロケット２の歯面に
可及的に加わらないように、チェーン３のローラ４を支
持する案内面１Ａを備えている。チェーン３のスプロケ
ット２への進入位置の変動によって引き起こされるチェ
ーン３の振動は、前記案内面１Ａで抑制され、スプロケ
ット２へローラ４が噛み合う際の衝撃を減少させること
ができる。
Description
【０００１】
【発明の属するの技術分野】本発明は、高速回転される
スプロケット間で動力伝動が行われるチェーン伝動装置
に発生する振動や騒音を抑制するための高速伝動用チェ
ーンパスガイドに関する。
スプロケット間で動力伝動が行われるチェーン伝動装置
に発生する振動や騒音を抑制するための高速伝動用チェ
ーンパスガイドに関する。
【０００２】
【従来の技術】ローラチェーンを用いたチェーン伝動装
置は、離間した軸間で滑りを生じることなく動力伝動を
行う手段として従来より種々の産業分野において広く用
いられている。従来のチェーン伝動装置は、図７に示す
ように、スプロケット１０とスプロケット１１間に多数
のローラ１３を有するローラチェーン１２が掛け渡され
て構成されている。前記２つのスプロケット１０，１１
間のローラチェーン１２は、自重によって、カテナリー
曲線状に中央がやや垂れ下がった状態で動力伝動を行っ
ている。
置は、離間した軸間で滑りを生じることなく動力伝動を
行う手段として従来より種々の産業分野において広く用
いられている。従来のチェーン伝動装置は、図７に示す
ように、スプロケット１０とスプロケット１１間に多数
のローラ１３を有するローラチェーン１２が掛け渡され
て構成されている。前記２つのスプロケット１０，１１
間のローラチェーン１２は、自重によって、カテナリー
曲線状に中央がやや垂れ下がった状態で動力伝動を行っ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】スプロケット１０，１
１間に掛け渡されたローラチェーン１２は、ローラ１３
がスプロケット１０の歯と噛み合う際に、既にスプロケ
ット１０歯面へ噛み合った先行するローラの中心を貫通
しているピン周りのプレートの揺動運動によって、スプ
ロケット１０の歯面に対して噛み合うローラ１３が円弧
状軌跡を描いてスプロケット１０の歯面に衝突し、従来
は、これがチェーン伝動における騒音や振動の生じる一
因とされてきた。
１間に掛け渡されたローラチェーン１２は、ローラ１３
がスプロケット１０の歯と噛み合う際に、既にスプロケ
ット１０歯面へ噛み合った先行するローラの中心を貫通
しているピン周りのプレートの揺動運動によって、スプ
ロケット１０の歯面に対して噛み合うローラ１３が円弧
状軌跡を描いてスプロケット１０の歯面に衝突し、従来
は、これがチェーン伝動における騒音や振動の生じる一
因とされてきた。
【０００４】前記衝突の速度はスプロケット１０の回転
数に比例すると考えられており、その衝突エネルギーは
前記衝突の速度の２乗に比例するとされている。そこ
で、従来は、前記衝突エネルギーは、ローラチェーン１
２の１ピッチ当たりの質量が駆動側のスプロケットへの
歯面へ噛み合うローラ１３に集中しているものとして計
算されてきた。
数に比例すると考えられており、その衝突エネルギーは
前記衝突の速度の２乗に比例するとされている。そこ
で、従来は、前記衝突エネルギーは、ローラチェーン１
２の１ピッチ当たりの質量が駆動側のスプロケットへの
歯面へ噛み合うローラ１３に集中しているものとして計
算されてきた。
【０００５】しかしながら、実際には、スプロケット１
０へ進入するローラチェーン１２は、多数のプレートが
連結されて構成されており、スプロケット１０へ噛み合
った直後のローラ１３の位置は、チェーン伝動特有のの
多角形運動によって、スプロケット１０の回転とともに
上下に変動する。そのため、駆動スプロケット１０に進
入するローラチェーン１２のチェーンラインは一定の経
路を通過せず、スプロケット１０の回転位置に応じて上
下に周期的な振動を生じる。
０へ進入するローラチェーン１２は、多数のプレートが
連結されて構成されており、スプロケット１０へ噛み合
った直後のローラ１３の位置は、チェーン伝動特有のの
多角形運動によって、スプロケット１０の回転とともに
上下に変動する。そのため、駆動スプロケット１０に進
入するローラチェーン１２のチェーンラインは一定の経
路を通過せず、スプロケット１０の回転位置に応じて上
下に周期的な振動を生じる。
【０００６】従来のチェーン伝動装置では、２つのスプ
ロケット１０，１１間にカテナリー曲線状に垂れ下がっ
ているローラチェーン１２の部分は、両端のスプロケッ
ト１０，１１のみで支持されて中間部が自由に振動する
ことができるため、前記チェーンラインの周期的な振動
は、前記スプロケット１０，１１間の部分のローラチェ
ーン１２に運動エネルギーを与えることとなる。前記チ
ェーンラインの振動は、直接スプロケット１０に噛み合
うローラ１３に伝達されるため、この運動エネルギーが
スプロケット歯面とローラとの間の衝突エネルギーに関
係していると考えることができる。
ロケット１０，１１間にカテナリー曲線状に垂れ下がっ
ているローラチェーン１２の部分は、両端のスプロケッ
ト１０，１１のみで支持されて中間部が自由に振動する
ことができるため、前記チェーンラインの周期的な振動
は、前記スプロケット１０，１１間の部分のローラチェ
ーン１２に運動エネルギーを与えることとなる。前記チ
ェーンラインの振動は、直接スプロケット１０に噛み合
うローラ１３に伝達されるため、この運動エネルギーが
スプロケット歯面とローラとの間の衝突エネルギーに関
係していると考えることができる。
【０００７】前述したように、チェーンラインの振動に
よるローラチェーンの運動エネルギーが関与していると
考えられる衝突エネルギーは、特にエンジンに用いられ
るタイミングチェーン等の高速伝動を行うものでは特に
大きくなり、ローラチェーンのブシュやローラが疲労破
壊を起こしたり、運転中に騒音を生じる原因となってい
た。また、スプロケットの歯面とローラとの衝突や、チ
ェーンラインの振動によってエネルギーが無駄に浪費さ
れ、動力伝動効率が低下する問題があった。
よるローラチェーンの運動エネルギーが関与していると
考えられる衝突エネルギーは、特にエンジンに用いられ
るタイミングチェーン等の高速伝動を行うものでは特に
大きくなり、ローラチェーンのブシュやローラが疲労破
壊を起こしたり、運転中に騒音を生じる原因となってい
た。また、スプロケットの歯面とローラとの衝突や、チ
ェーンラインの振動によってエネルギーが無駄に浪費さ
れ、動力伝動効率が低下する問題があった。
【０００８】一方、特開昭５４−５８１６３号公報に
は、スラットコンベヤ等の運転時の騒音の発生を防止す
るために、チェーンのスプロケットに噛み合う際の多角
形運動によって生じる、チェーンラインの振動を除去す
る技術が示されている。前記技術は、チェーンが回転体
へ進入する位置の下方から、チェーンの巻付ピッチ円に
接する接点近傍に亘って、チェーンを摺動可能に支持す
る案内具を配設してチェーンの走行ラインの上下変動を
抑えようとするものである。
は、スラットコンベヤ等の運転時の騒音の発生を防止す
るために、チェーンのスプロケットに噛み合う際の多角
形運動によって生じる、チェーンラインの振動を除去す
る技術が示されている。前記技術は、チェーンが回転体
へ進入する位置の下方から、チェーンの巻付ピッチ円に
接する接点近傍に亘って、チェーンを摺動可能に支持す
る案内具を配設してチェーンの走行ラインの上下変動を
抑えようとするものである。
【０００９】しかしながら、車両のエンジンに用いてい
るタイミングチェーン等の高速伝動チェーンでは、騒音
の発生だけでなく、スプロケットの歯面とローラとの間
の衝突によるブシュやローラの疲労破壊が問題であり、
スラットコンベヤ等に用いる比較的チェーンピッチが長
いものを対象としている前記公報に記載されている構造
の案内具では、高速走行するローラチェーンと小径のス
プロケットとが噛み合う部分に適用することができなか
った。
るタイミングチェーン等の高速伝動チェーンでは、騒音
の発生だけでなく、スプロケットの歯面とローラとの間
の衝突によるブシュやローラの疲労破壊が問題であり、
スラットコンベヤ等に用いる比較的チェーンピッチが長
いものを対象としている前記公報に記載されている構造
の案内具では、高速走行するローラチェーンと小径のス
プロケットとが噛み合う部分に適用することができなか
った。
【００１０】そこで、本発明は、前述したような従来の
チェーン伝動技術における問題点を解消し、スプロケッ
トがローラと噛み合う際の衝撃を減少させることによ
り、ローラチェーンのローラやブシュの疲労破壊を防止
するとともに運転騒音を減少し、且つ伝動効率を向上さ
せることのできる高速伝動用チェーンパスガイドを提供
することを目的とする。
チェーン伝動技術における問題点を解消し、スプロケッ
トがローラと噛み合う際の衝撃を減少させることによ
り、ローラチェーンのローラやブシュの疲労破壊を防止
するとともに運転騒音を減少し、且つ伝動効率を向上さ
せることのできる高速伝動用チェーンパスガイドを提供
することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】そこで、前記目的を達成
するために提供される本発明の高速伝動用チェーンパス
ガイドは、第１に、チェーンがスプロケットに噛み込ま
れる位置の近傍に前記チェーンの走行方向に沿って配置
され、前記スプロケットへ進入する部分のチェーンの重
量が前記スプロケット歯面に可及的に加わらないよう
に、チェーンのローラを支持する案内面を備えたもので
ある。
するために提供される本発明の高速伝動用チェーンパス
ガイドは、第１に、チェーンがスプロケットに噛み込ま
れる位置の近傍に前記チェーンの走行方向に沿って配置
され、前記スプロケットへ進入する部分のチェーンの重
量が前記スプロケット歯面に可及的に加わらないよう
に、チェーンのローラを支持する案内面を備えたもので
ある。
【００１２】また、本発明の高速伝動用チェーンは、第
２に、チェーンがスプロケットに噛み込まれる位置の近
傍に前記チェーンの走行方向に沿って配置され、前記ス
プロケットへ進入する部分のチェーンの重量が前記スプ
ロケット歯面に可及的に加わらないように、チェーンの
プレートの側縁を支持する案内面を備えたものである。
２に、チェーンがスプロケットに噛み込まれる位置の近
傍に前記チェーンの走行方向に沿って配置され、前記ス
プロケットへ進入する部分のチェーンの重量が前記スプ
ロケット歯面に可及的に加わらないように、チェーンの
プレートの側縁を支持する案内面を備えたものである。
【００１３】前記第１又は第２のものにおいては、前記
案内面は、前記スプロケットに巻き掛けられるチェーン
の内周側で、且つ、その先端がスプロケット歯先に接近
して設けられていることが好ましく、また、前記案内面
は、前記スプロケットに巻き掛けられるチェーンを外周
側から支持するように設けられていることも好ましい。
案内面は、前記スプロケットに巻き掛けられるチェーン
の内周側で、且つ、その先端がスプロケット歯先に接近
して設けられていることが好ましく、また、前記案内面
は、前記スプロケットに巻き掛けられるチェーンを外周
側から支持するように設けられていることも好ましい。
【００１４】
【作用】チェーンパスガイドを設けていない場合には、
スプロケットへ進入するチェーンラインは、チェーン伝
動特有の多角形運動によって、前記スプロケットの回転
とともに上下に周期的に変動し、駆動側のスプロケット
と従動側のスプロケットとの間に掛け渡されている部分
のチェーンの質量は、スプロケットに噛み合ったローラ
に引っ張られて、前記ローラ位置でのスプロケットのピ
ッチ円の接線方向へ向かう運動量を有している。
スプロケットへ進入するチェーンラインは、チェーン伝
動特有の多角形運動によって、前記スプロケットの回転
とともに上下に周期的に変動し、駆動側のスプロケット
と従動側のスプロケットとの間に掛け渡されている部分
のチェーンの質量は、スプロケットに噛み合ったローラ
に引っ張られて、前記ローラ位置でのスプロケットのピ
ッチ円の接線方向へ向かう運動量を有している。
【００１５】そして、後続のローラがスプロケットの歯
面と噛み合った瞬間に、前記後続のローラは、その噛み
合い位置での前記ピッチ円の接線方向に急激に運動の方
向が変えられるため、このローラと連続しているスプロ
ケットへ進入する部分のチェーンの質量のもつ運動量が
ローラとスプロケット歯面との間に噛み合い時に大きな
衝撃力が作用する。
面と噛み合った瞬間に、前記後続のローラは、その噛み
合い位置での前記ピッチ円の接線方向に急激に運動の方
向が変えられるため、このローラと連続しているスプロ
ケットへ進入する部分のチェーンの質量のもつ運動量が
ローラとスプロケット歯面との間に噛み合い時に大きな
衝撃力が作用する。
【００１６】しかし、チェーンがスプロケットに噛み込
まれる位置の近傍において、ローラ又はプレート側縁を
チェーンパスガイドの案内面で支持することによって、
スプロケットへ進入するチェーン部分全体の前記多角形
運動による上下の運動が規制され、スプロケットへロー
ラが噛み合う際のチェーンの運動量の変化が少なくなっ
て、衝撃力が低減される。
まれる位置の近傍において、ローラ又はプレート側縁を
チェーンパスガイドの案内面で支持することによって、
スプロケットへ進入するチェーン部分全体の前記多角形
運動による上下の運動が規制され、スプロケットへロー
ラが噛み合う際のチェーンの運動量の変化が少なくなっ
て、衝撃力が低減される。
【００１７】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図１は、本発明の高速伝動用チェーンパスガイ
ドの第１の実施例を示すもので、チェーンパスガイド１
は、駆動側のスプロケット２に巻き掛けられたチェーン
３の内周側に配置され、チェーン３に設けられているロ
ーラ４の下面を支持する案内面１Ａを備えている。チェ
ーンパスガイド１の先端部１Ｂは、スプロケット２の歯
先２Ａに近接して配置され、スプロケット２の歯先２Ａ
の移動軌跡に沿うように楔状に形成されている。
明する。図１は、本発明の高速伝動用チェーンパスガイ
ドの第１の実施例を示すもので、チェーンパスガイド１
は、駆動側のスプロケット２に巻き掛けられたチェーン
３の内周側に配置され、チェーン３に設けられているロ
ーラ４の下面を支持する案内面１Ａを備えている。チェ
ーンパスガイド１の先端部１Ｂは、スプロケット２の歯
先２Ａに近接して配置され、スプロケット２の歯先２Ａ
の移動軌跡に沿うように楔状に形成されている。
【００１８】チェーンパスガイド１の案内面１Ａは、チ
ェーン３のローラ４を水平に支持してチェーン３の自重
による垂れ下がりを防止しており、同図のように、案内
面１Ａ上に支持された各ローラ４の中心Ｏが通過する直
線Ｘが、スプロケット２の中心点Ｏ1 直上位置における
ピッチ円Ｐ上の点Ｑにおける前記ピッチ円Ｐの接線とな
るように、チェーンパスガイド１の位置が設定されてい
る。
ェーン３のローラ４を水平に支持してチェーン３の自重
による垂れ下がりを防止しており、同図のように、案内
面１Ａ上に支持された各ローラ４の中心Ｏが通過する直
線Ｘが、スプロケット２の中心点Ｏ1 直上位置における
ピッチ円Ｐ上の点Ｑにおける前記ピッチ円Ｐの接線とな
るように、チェーンパスガイド１の位置が設定されてい
る。
【００１９】同図に示しているスプロケット２の位置で
は、チェーン３に設けられているローラ４のうち、スプ
ロケット２の直上に位置する歯底２Ｂに支持されている
ローラ４Ａとチェーンパスガイド１の先端部１Ｂに支持
されているローラ４Ｃとの間に位置する、ローラ４Ｂの
みがチェーン３に加わる張力によって宙に浮いた状態と
なっている。
は、チェーン３に設けられているローラ４のうち、スプ
ロケット２の直上に位置する歯底２Ｂに支持されている
ローラ４Ａとチェーンパスガイド１の先端部１Ｂに支持
されているローラ４Ｃとの間に位置する、ローラ４Ｂの
みがチェーン３に加わる張力によって宙に浮いた状態と
なっている。
【００２０】図２は、図１の位置からスプロケット２が
半ピッチだけ、同図における反時計方向に回転した状態
を示している。図２では、スプロケット２の中心点Ｏ1
直上位置に歯先２Ａの中央が位置しているため、前記歯
先２Ａの前後に位置するローラ４Ａとローラ４Ｂの中心
は、ピッチ円Ｐのスプロケット２直上の通過点Ｑよりも
低い位置となる。
半ピッチだけ、同図における反時計方向に回転した状態
を示している。図２では、スプロケット２の中心点Ｏ1
直上位置に歯先２Ａの中央が位置しているため、前記歯
先２Ａの前後に位置するローラ４Ａとローラ４Ｂの中心
は、ピッチ円Ｐのスプロケット２直上の通過点Ｑよりも
低い位置となる。
【００２１】ローラ４Ａ、ローラ４Ｂ、ローラ４Ｃ、ロ
ーラ４Ｄは、図示していないチェーン３のプレートによ
って相互に連結されているため、チェーンパスガイド１
の案内面１Ａ上に支持されているローラ４Ｄより先行す
るローラ４Ａ、ローラ４Ｂ、ローラ４Ｃの各中心Ｏが通
過する直線Ｙは、前記直線Ｘに対してローラ４Ｄの中心
Ｏから前方に僅かに下向きに傾斜した状態となってい
る。
ーラ４Ｄは、図示していないチェーン３のプレートによ
って相互に連結されているため、チェーンパスガイド１
の案内面１Ａ上に支持されているローラ４Ｄより先行す
るローラ４Ａ、ローラ４Ｂ、ローラ４Ｃの各中心Ｏが通
過する直線Ｙは、前記直線Ｘに対してローラ４Ｄの中心
Ｏから前方に僅かに下向きに傾斜した状態となってい
る。
【００２２】前記状態では、ローラ４Ｂは、歯底２Ｂと
の間に僅かな隙間が生じており、結局ローラ４Ｂとロー
ラ４Ｃとが宙に浮いた状態となっている。前記ローラ４
Ｂと歯底２Ｂとは、スプロケット２がさらに反時計方向
に回転すると密着する。したがって、本実施例のよう
に、チェーンパスガイド１の先端部１Ｂを歯先２Ａの通
過軌跡位置近傍に接近させて設けている場合には、スプ
ロケット２とチェーンパスガイド１の何れにも直接支持
されずに宙に浮いた状態となるローラ４は、最大で２つ
となり、前記宙に浮いたローラ４Ｂとローラ４Ｃが取り
付けられているチェーン３のプレート３つ分の重量が、
スプロケット２とチェーンパスガイド１との間に掛け渡
された状態で支持されている。そして、スプロケット２
が回転すると、チェーン３のスプロケット２への進入方
向が、前記直線Ｘ方向と直線Ｙ方向との間で周期的に変
動するが、前記変動によって引き起こされるチェーン３
の振動は、プレート３つ分の範囲内に抑えられている。
の間に僅かな隙間が生じており、結局ローラ４Ｂとロー
ラ４Ｃとが宙に浮いた状態となっている。前記ローラ４
Ｂと歯底２Ｂとは、スプロケット２がさらに反時計方向
に回転すると密着する。したがって、本実施例のよう
に、チェーンパスガイド１の先端部１Ｂを歯先２Ａの通
過軌跡位置近傍に接近させて設けている場合には、スプ
ロケット２とチェーンパスガイド１の何れにも直接支持
されずに宙に浮いた状態となるローラ４は、最大で２つ
となり、前記宙に浮いたローラ４Ｂとローラ４Ｃが取り
付けられているチェーン３のプレート３つ分の重量が、
スプロケット２とチェーンパスガイド１との間に掛け渡
された状態で支持されている。そして、スプロケット２
が回転すると、チェーン３のスプロケット２への進入方
向が、前記直線Ｘ方向と直線Ｙ方向との間で周期的に変
動するが、前記変動によって引き起こされるチェーン３
の振動は、プレート３つ分の範囲内に抑えられている。
【００２３】次に図３は、前述したチェーンパスガイド
１の働きを説明した図であって、同図は、駆動側のスプ
ロケット２と従動側スプロケット２’との間に掛け渡さ
れたチェーン３のローラ４Ｂがスプロケット２の歯底２
Ｂに噛み合う瞬間の状態を示している。前記ローラ４Ｂ
が歯底２Ｂに噛み合う直前には、ローラ４Ｂは既にスプ
ロケット２と噛み合っている先行したローラ４Ａに図示
していないプレートを介して引っ張られているので、ロ
ーラ４Ａのスプロケット２上での速度ＶCと同一の速度
で動いている。また、図中に破線で示しているチェーン
パスガイド１が設けられていない場合には、スプロケッ
ト２側へ進入するスプロケット２とスプロケット２'と
の間のチェーン３の部分の各ローラ４は、すべてＶCの
速度を有しており、また、この部分のチェーンの重量に
対応した運動量を有している。
１の働きを説明した図であって、同図は、駆動側のスプ
ロケット２と従動側スプロケット２’との間に掛け渡さ
れたチェーン３のローラ４Ｂがスプロケット２の歯底２
Ｂに噛み合う瞬間の状態を示している。前記ローラ４Ｂ
が歯底２Ｂに噛み合う直前には、ローラ４Ｂは既にスプ
ロケット２と噛み合っている先行したローラ４Ａに図示
していないプレートを介して引っ張られているので、ロ
ーラ４Ａのスプロケット２上での速度ＶCと同一の速度
で動いている。また、図中に破線で示しているチェーン
パスガイド１が設けられていない場合には、スプロケッ
ト２側へ進入するスプロケット２とスプロケット２'と
の間のチェーン３の部分の各ローラ４は、すべてＶCの
速度を有しており、また、この部分のチェーンの重量に
対応した運動量を有している。
【００２４】ローラ４Ｂが歯底２Ｂに衝突した瞬間にロ
ーラ４Ｂの速度はスプロケット２のピッチ円Ｐの接線方
向の速度ＶSに変化する。前記速度ＶC及びＶSの大きさ
は,スプロケット２のピッチ円Ｐの半径をｒ、スプロケ
ット２の回転角速度をωとすると、｜ＶC｜＝｜ＶS｜＝
ｒωであり、ＶSとＶCとの間の速度差Ｖは、スプロケッ
ト２の歯のピッチ角をαとすると、Ｖ＝ＶC−ＶS＝２ｒ
sin（α／２）となる。その結果、前記スプロケット２
とスプロケット２’との間のチェーン３の部分は、ロー
ラ４Ｂが歯底２Ｂに衝突した瞬間に、前記速度差Ｖに比
例した運動量の変化を生じ、前記運動量の変化に比例し
た大きさの衝撃力がローラ４Ｂと歯底２Ｂとの間に作用
することになる。
ーラ４Ｂの速度はスプロケット２のピッチ円Ｐの接線方
向の速度ＶSに変化する。前記速度ＶC及びＶSの大きさ
は,スプロケット２のピッチ円Ｐの半径をｒ、スプロケ
ット２の回転角速度をωとすると、｜ＶC｜＝｜ＶS｜＝
ｒωであり、ＶSとＶCとの間の速度差Ｖは、スプロケッ
ト２の歯のピッチ角をαとすると、Ｖ＝ＶC−ＶS＝２ｒ
sin（α／２）となる。その結果、前記スプロケット２
とスプロケット２’との間のチェーン３の部分は、ロー
ラ４Ｂが歯底２Ｂに衝突した瞬間に、前記速度差Ｖに比
例した運動量の変化を生じ、前記運動量の変化に比例し
た大きさの衝撃力がローラ４Ｂと歯底２Ｂとの間に作用
することになる。
【００２５】そこで、図３に一点鎖線で示す位置にチェ
ーンパスガイド１を配置した場合には、チェーンパスガ
イド１の案内面１Ａがローラ４Ｄ，４Ｅ，４Ｆの下面に
当接して支持するため、案内面１Ａを走行するチェーン
３の部分の運動量の変化は阻止され、結局、先端部１Ｂ
とスプロケット２に噛み合う直前にあるローラ４Ｂ，４
Ｃのみの運動量の変化分に比例した大きさの衝撃力のみ
がローラ４Ｂと歯底２Ｂとの間に作用することになり、
衝撃エネルギーはチェーンパスガイド１を設けていない
場合と比較して大幅に低減される。
ーンパスガイド１を配置した場合には、チェーンパスガ
イド１の案内面１Ａがローラ４Ｄ，４Ｅ，４Ｆの下面に
当接して支持するため、案内面１Ａを走行するチェーン
３の部分の運動量の変化は阻止され、結局、先端部１Ｂ
とスプロケット２に噛み合う直前にあるローラ４Ｂ，４
Ｃのみの運動量の変化分に比例した大きさの衝撃力のみ
がローラ４Ｂと歯底２Ｂとの間に作用することになり、
衝撃エネルギーはチェーンパスガイド１を設けていない
場合と比較して大幅に低減される。
【００２６】次に、図４は、本発明のチェーンパスガイ
ドの第２の実施例を示すもので、この実施例では、チェ
ーン３を支持しているチェーンパスガイド１の案内面１
Ａは、チェーン３のプレートの内周側の側縁３Ａを摺動
自在に保持しており、駆動側のスプロケット２と従動側
のスプロケット２’との間のチェーン３の部分の重量が
ローラ４Ｂと噛み合うスプロケット２の歯底２Ｂに加わ
らないようにしている。チェーンパスガイド１の先端部
１Ｂは、前述した実施例と同様に、図示を省略している
スプロケット２の歯先に近接して配置され、前記歯先の
移動軌跡に沿うように楔状に形成されている。
ドの第２の実施例を示すもので、この実施例では、チェ
ーン３を支持しているチェーンパスガイド１の案内面１
Ａは、チェーン３のプレートの内周側の側縁３Ａを摺動
自在に保持しており、駆動側のスプロケット２と従動側
のスプロケット２’との間のチェーン３の部分の重量が
ローラ４Ｂと噛み合うスプロケット２の歯底２Ｂに加わ
らないようにしている。チェーンパスガイド１の先端部
１Ｂは、前述した実施例と同様に、図示を省略している
スプロケット２の歯先に近接して配置され、前記歯先の
移動軌跡に沿うように楔状に形成されている。
【００２７】図５は、本発明の高速伝動用チェーンパス
ガイドの第３の実施例を示すもので、チェーンパスガイ
ド１は、駆動側のスプロケット２に巻き掛けられたチェ
ーン３の外周側に配置され、前述した第１実施例と同様
に、チェーン３のローラの下面を支持する案内面１Ａを
備えている。チェーンパスガイド１の案内面１Ａは、チ
ェーン３のローラ４を水平に支持してチェーン３の自重
による垂れ下がりを防止しており、同図のように、案内
面１Ａ上に支持されたローラ４のうち、ローラ４Ｃ、ロ
ーラ４Ｄの各中心Ｏが通過する直線Ｘ’が、ピッチ円Ｐ
のスプロケット２の中心点直下位置Ｑ’におけるの接線
Ｘより上方に距離ｈだけ上方に平行移動した位置にくる
ように、チェーンパスガイド１の位置が設定されてい
る。なお、前記距離ｈは、チェーン３の走行が円滑に行
える範囲内でさらに大きくすることもできる。
ガイドの第３の実施例を示すもので、チェーンパスガイ
ド１は、駆動側のスプロケット２に巻き掛けられたチェ
ーン３の外周側に配置され、前述した第１実施例と同様
に、チェーン３のローラの下面を支持する案内面１Ａを
備えている。チェーンパスガイド１の案内面１Ａは、チ
ェーン３のローラ４を水平に支持してチェーン３の自重
による垂れ下がりを防止しており、同図のように、案内
面１Ａ上に支持されたローラ４のうち、ローラ４Ｃ、ロ
ーラ４Ｄの各中心Ｏが通過する直線Ｘ’が、ピッチ円Ｐ
のスプロケット２の中心点直下位置Ｑ’におけるの接線
Ｘより上方に距離ｈだけ上方に平行移動した位置にくる
ように、チェーンパスガイド１の位置が設定されてい
る。なお、前記距離ｈは、チェーン３の走行が円滑に行
える範囲内でさらに大きくすることもできる。
【００２８】同図では、スプロケット２の中心点Ｏ1 の
直下に位置する歯底２Ｂに噛み合っているローラ４Ａの
中心Ｏは、ピッチ円Ｐ上に位置しているので、ローラ４
Ｃより先行するローラ４Ａ、ローラ４Ｂの各中心Ｏが通
過する直線Ｙは、前記直線Ｘ’に対してローラ４Ｃの中
心Ｏから前方に、僅かに下向きに傾斜した状態となって
いる。
直下に位置する歯底２Ｂに噛み合っているローラ４Ａの
中心Ｏは、ピッチ円Ｐ上に位置しているので、ローラ４
Ｃより先行するローラ４Ａ、ローラ４Ｂの各中心Ｏが通
過する直線Ｙは、前記直線Ｘ’に対してローラ４Ｃの中
心Ｏから前方に、僅かに下向きに傾斜した状態となって
いる。
【００２９】図６は、図５の位置からスプロケット２が
半ピッチだけ、同図における反時計方向に回転して、ス
プロケット２の中心点の直下に歯先２Ａが位置した状態
を示したものである。本実施例では、前記距離ｈが、ス
プロケット２の直下に位置する歯先２Ａに対してその前
後のローラ４Ａ、ローラ４Ｂの各中心Ｏが直線Ｘ’上に
位置するように設定されており、ローラ４Ｂの位置で、
スプロケット２の歯底２Ｂと噛み合いが完了する。チェ
ーンパスガイド１の先端部１Ｂは、前方に延長しても、
スプロケット２の歯先２Ａの移動軌跡とは干渉すること
がないので、前述した図１〜図３に示す実施例よりも、
スプロケット２へより接近させることができるが、図５
に示すように、ローラ４Ａとローラ４Ｂとが、直線Ｙに
沿って前下がりに傾斜する軌跡を通るため、これらのロ
ーラの移動軌跡とは干渉しないようにする必要がある。
半ピッチだけ、同図における反時計方向に回転して、ス
プロケット２の中心点の直下に歯先２Ａが位置した状態
を示したものである。本実施例では、前記距離ｈが、ス
プロケット２の直下に位置する歯先２Ａに対してその前
後のローラ４Ａ、ローラ４Ｂの各中心Ｏが直線Ｘ’上に
位置するように設定されており、ローラ４Ｂの位置で、
スプロケット２の歯底２Ｂと噛み合いが完了する。チェ
ーンパスガイド１の先端部１Ｂは、前方に延長しても、
スプロケット２の歯先２Ａの移動軌跡とは干渉すること
がないので、前述した図１〜図３に示す実施例よりも、
スプロケット２へより接近させることができるが、図５
に示すように、ローラ４Ａとローラ４Ｂとが、直線Ｙに
沿って前下がりに傾斜する軌跡を通るため、これらのロ
ーラの移動軌跡とは干渉しないようにする必要がある。
【００３０】なお、図５及び図６の実施例は、駆動側の
スプロケット２に下側からチェーン３が進入する場合の
チェーン３の重量をチェーンパスガイド１で支持してい
る例を示したものであるが、本発明はチェーンが水平方
向から駆動側のスプロケットへ進入する場合に限定され
るものではなく、例えば、駆動側の歯数の少ないスプロ
ケットと従動側の歯数の多いスプロケットとを上下に配
置している場合に、両方のスプロケット間のチェーンの
走行ラインが斜めになるため、チェーンの重量が駆動ス
プロケットの噛み合い位置から外側へチェーン離間させ
る方向の離脱荷重として作用するが、この場合にも前述
した実施例と同様にチェーンパスガイドによって、チェ
ーンの離脱荷重を支持して、スプロケットの回転時の走
行ラインの変動によって生じるチェーンの振動を抑制す
ることができる。
スプロケット２に下側からチェーン３が進入する場合の
チェーン３の重量をチェーンパスガイド１で支持してい
る例を示したものであるが、本発明はチェーンが水平方
向から駆動側のスプロケットへ進入する場合に限定され
るものではなく、例えば、駆動側の歯数の少ないスプロ
ケットと従動側の歯数の多いスプロケットとを上下に配
置している場合に、両方のスプロケット間のチェーンの
走行ラインが斜めになるため、チェーンの重量が駆動ス
プロケットの噛み合い位置から外側へチェーン離間させ
る方向の離脱荷重として作用するが、この場合にも前述
した実施例と同様にチェーンパスガイドによって、チェ
ーンの離脱荷重を支持して、スプロケットの回転時の走
行ラインの変動によって生じるチェーンの振動を抑制す
ることができる。
【００３１】さらに、図５及び図６に示すように、チェ
ーンパスガイドを駆動側のスプロケットに巻き掛けられ
たチェーンの外周側に配置している場合にも、前述した
図４に示した実施例のように、チェーンパスガイドの案
内面１Ａをチェーン３のプレートの側縁に当接させてチ
ェーンの自重を支持するように構成できる。なお、前述
した各実施例に示したチェーンパスガイドは、駆動側の
スプロケットと従動側のスプロケットの間の区間全体に
亘って設ける必要はなく、チェーンのローラとスプロケ
ットとの噛み合い位置近傍にのみ設置してあればよい。
ーンパスガイドを駆動側のスプロケットに巻き掛けられ
たチェーンの外周側に配置している場合にも、前述した
図４に示した実施例のように、チェーンパスガイドの案
内面１Ａをチェーン３のプレートの側縁に当接させてチ
ェーンの自重を支持するように構成できる。なお、前述
した各実施例に示したチェーンパスガイドは、駆動側の
スプロケットと従動側のスプロケットの間の区間全体に
亘って設ける必要はなく、チェーンのローラとスプロケ
ットとの噛み合い位置近傍にのみ設置してあればよい。
【００３２】また、前述した各実施例においては、チェ
ーンが駆動側のスプロケットに噛み込まれる位置の近傍
にチェーンパスガイドを配置した例を示したが、従動側
スプロケットのチェーンが噛み込まれる位置の近傍に配
置してもよく、さらに、両方のスプロケットのチェーン
の噛み込まれる位置の近傍に配置してもよい。
ーンが駆動側のスプロケットに噛み込まれる位置の近傍
にチェーンパスガイドを配置した例を示したが、従動側
スプロケットのチェーンが噛み込まれる位置の近傍に配
置してもよく、さらに、両方のスプロケットのチェーン
の噛み込まれる位置の近傍に配置してもよい。
【００３３】また、チェーンの重量を支持しているチェ
ーンパスガイドと並行して、もう一つのチェーンパスガ
イドをチェーンの上側の側縁と僅かな隙間をあけて対向
配置し、チェーンの上方への変動を抑えるようにすれ
ば、チェーンの振動がより一層少なくなり、スプロケッ
トの歯面へローラが噛み合う際の衝撃をより小さくする
ことができる。
ーンパスガイドと並行して、もう一つのチェーンパスガ
イドをチェーンの上側の側縁と僅かな隙間をあけて対向
配置し、チェーンの上方への変動を抑えるようにすれ
ば、チェーンの振動がより一層少なくなり、スプロケッ
トの歯面へローラが噛み合う際の衝撃をより小さくする
ことができる。
【００３４】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、チェーンがスプロケットに噛み込まれる位置の近傍
で、前記チェーンのローラまたはプレートの側縁が、チ
ェーンパスガイドの案内面で支持されるため、前記チェ
ーンのスプロケットへの進入位置の変動によって引き起
こされるチェーンの振動は規制され、スプロケットの歯
面へローラが噛み合う際の衝撃が緩和される。その結
果、前記衝突によって引き起こされるローラとブシュの
疲労破壊が防止され、チェーンの耐久性を向上させるこ
とができるとともに、伝動騒音を低減することができ
る。また、スプロケットの歯面とローラとの間の噛み合
い時の衝突によって損失されるエネルギーが減少するの
で、伝動効率を向上させることができる。
ば、チェーンがスプロケットに噛み込まれる位置の近傍
で、前記チェーンのローラまたはプレートの側縁が、チ
ェーンパスガイドの案内面で支持されるため、前記チェ
ーンのスプロケットへの進入位置の変動によって引き起
こされるチェーンの振動は規制され、スプロケットの歯
面へローラが噛み合う際の衝撃が緩和される。その結
果、前記衝突によって引き起こされるローラとブシュの
疲労破壊が防止され、チェーンの耐久性を向上させるこ
とができるとともに、伝動騒音を低減することができ
る。また、スプロケットの歯面とローラとの間の噛み合
い時の衝突によって損失されるエネルギーが減少するの
で、伝動効率を向上させることができる。
【図１】 本発明の高速伝動用チェーンパスガイドの第
１の実施例を示す図である。
１の実施例を示す図である。
【図２】 図１に示す位置からスプロケットが半ピッチ
回転した状態を示す図である。
回転した状態を示す図である。
【図３】 本発明の高速伝動用チェーンパスガイドのの
働きを説明した図である。
働きを説明した図である。
【図４】 本発明の高速伝動用チェーンパスガイドの第
２の実施例を示す図である。
２の実施例を示す図である。
【図５】 本発明の高速伝動用チェーンパスガイドの第
３の実施例を示す図である。
３の実施例を示す図である。
【図６】 図５に示す位置からスプロケットが半ピッチ
回転した状態を示す図である。
回転した状態を示す図である。
【図７】 従来のチェーン伝動装置における、スプロケ
ット間にチェーンが掛け渡された状態を示す図である。
ット間にチェーンが掛け渡された状態を示す図である。
１ チェーンパスガイド １Ａ 案内面 １Ｂ 先端部 ２ スプロケット ２Ａ 歯先 ２Ｂ 歯底 ３ チェーン ３Ａ プレート側縁 ４，４Ａ，４Ｂ，４Ｃ，４Ｄ ローラ
Claims (4)
- 【請求項１】 チェーンがスプロケットに噛み込まれる
位置の近傍に前記チェーンの走行方向に沿って配置さ
れ、前記スプロケットへ進入する部分のチェーンの重量
が前記スプロケット歯面に可及的に加わらないように、
チェーンのローラを支持する案内面を備えたことを特徴
とする高速伝動用チェーンパスガイド。 - 【請求項２】 チェーンがスプロケットに噛み込まれる
位置の近傍に前記チェーンの走行方向に沿って配置さ
れ、前記スプロケットへ進入する部分のチェーンの重量
が前記スプロケット歯面に可及的に加わらないように、
チェーンのプレートの側縁を支持する案内面を備えたこ
とを特徴とする高速伝動用チェーンパスガイド。 - 【請求項３】 前記案内面が、前記スプロケットに巻き
掛けられるチェーンの内周側で、且つ、その先端がスプ
ロケット歯先に接近して設けられていることを特徴とす
る請求項１又は２記載の高速伝動用チェーンパスガイ
ド。 - 【請求項４】 前記案内面が前記スプロケットに巻き掛
けられるチェーンを外周側から支持するように設けられ
ていることを特徴とする請求項１又は２記載の高速伝動
用チェーンパスガイド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23998595A JPH0979333A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 高速伝動用チェーンパスガイド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23998595A JPH0979333A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 高速伝動用チェーンパスガイド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0979333A true JPH0979333A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17052768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23998595A Pending JPH0979333A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 高速伝動用チェーンパスガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0979333A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7264565B2 (en) | 2003-01-28 | 2007-09-04 | Tsubakimoto Chain Co. | Transfer guide for high-speed power transmission |
| EP2530357A1 (en) | 2011-06-02 | 2012-12-05 | VÚTS, a.s. | Method for the guidance of the drive chain to the chain wheel and the guidance means |
| JP2021080750A (ja) * | 2019-11-20 | 2021-05-27 | 宇部興産機械株式会社 | 除塵装置 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP23998595A patent/JPH0979333A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7264565B2 (en) | 2003-01-28 | 2007-09-04 | Tsubakimoto Chain Co. | Transfer guide for high-speed power transmission |
| CN100406774C (zh) * | 2003-01-28 | 2008-07-30 | 株式会社椿本链索 | 高速传动用配合衔接导向装置 |
| EP2530357A1 (en) | 2011-06-02 | 2012-12-05 | VÚTS, a.s. | Method for the guidance of the drive chain to the chain wheel and the guidance means |
| JP2021080750A (ja) * | 2019-11-20 | 2021-05-27 | 宇部興産機械株式会社 | 除塵装置 |
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