JP5357960B2 - サイレントチェーン伝動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば内燃機関の動力伝達装置として用いられるサイレントチェーン伝動装置に関する。
はじめに、チェーンを用いた伝動装置において、騒音が発生する原理について、図10を参照して説明する。
図10は、従来のチェーンとスプロケットホイールの噛み合い状態を模式的に示した側面図である。
この例では、スプロケットホイール302は、6箇所の歯部303と6箇所の谷部304とを有している。そして、この谷部304にチェーン301(ローラ)が着座するようになっている。
ここで、距離Rは、谷部304に着座したチェーン301の中心からスプロケットホイール302の回転中心Oまでの距離を現しており、距離rは、谷部304に着座したチェーン301の中心同士を結んだ直線qからスプロケットホイール302の回転中心Oまでの距離を現している。また、スプロケットホイール302は、角速度ωで回転している。
図10(a)に示すように、スプロケットホイール302の歯部303が回転中心Oの真上に位置している状態では、チェーン301の速度Vは、最小値Vmin=rωとなる。
一方、図10(b)に示すように、スプロケットホイール302の谷部304が回転中心Oの真上に位置している状態では、チェーン301の速度Vは、最大値Vmax=Rωとなる。
つまり、チェーン301の速度Vは、一定の速度Vを保っているのではなく、スプロケットホイール302の回転に伴い、スプロケットホイール302の歯部303のピッチ毎に最小値Vmin=rωから最大値Vmax=Rωの範囲で繰り返し変動している。
このようなスプロケットホイールの多角形運動に伴うチェーン301の速度Vの変動(「弦変位」ともいう。)が起振力となり、スプロケットホイール302の軸受や伝動装置のカバーなどを加振し、騒音発生の原因の一つとなっている。
また、距離Rと距離rの差(R−r)によって、スプロケットホイール302とチェーン301の衝突が大きくなり、打音が発生するとともに、スプロケットホイール302の軸受を加振するため、騒音が発生することとなる。
このような原理で発生する騒音を低減するべく、例えば、文献(1)には、サイレントチェーンのリンクプレートが、スプロケットホイールの歯部を創成するホブ・カッターのホブ軸方向に輪郭形成された断面歯形と同一形状の内股部(内側フランク面)と外股部(外側フランク面)を備えているとともに、スプロケットホイールの歯先部が、リンクプレートの内股部との接触干渉を回避するように構成されているサイレントチェーン伝動装置が開示されている。
(1)特許第3585463号公報
図11は、従来のサイレントチェーン伝動装置の噛み合い状態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、である。
なお、図11(a)において、各リンクプレート105の外股部151aがスプロケットホイール200の歯部201に接触する部分を黒丸印で描くとともに、リンクプレート105の内股部151bがスプロケットホイール200の歯部201に接触する部分を黒三角印で描いている。また、各リンクプレート105を区別するために、符号105にA乃至Eの添字を付している。また、図11(b)においては、ガイドプレート107を省略して描いている。
文献(1)に記載のサイレントチェーン伝動装置は、スプロケットホイール200の回転に伴い噛み合い位置がリンクプレート105の内股部151bから外股部151aに移行するようになっている。
具体的には、図11(a),(b)に示すように、従来のサイレントチェーン伝動装置は、スプロケットホイール200の回転中心から、サイレントチェーン100の直線状部分に対して直交する方向に引いた基準線Lに対して回転方向Xと反対方向に角度θ(例えば、角度θ=約20°)だけ手前の位置において、リンク列131を構成する2枚のリンクプレート105Aの前側の歯部151の内股部151b,151bが、スプロケットホイール200の歯部201Aの内股着座部に滑り込みながら接触を開始する(図11(a)の黒三角印参照)。このとき、ガイド列132を構成する2枚のリンクプレート105Bの歯部151の外股部151aは、スプロケットホイール200の歯部201Aに接触していない。
そして、図示は省略するが、スプロケットホイール200が回転すると、サイレントチェーン100が移動し、リンクプレート105Aよりも半駒だけ進行方向前方に位置するガイド列132の2枚のリンクプレート105Bの後側の歯部151の外股部151a,151aが、スプロケットホイール200の歯部201Aの外股着座部に接触を開始する(図11(a)の黒丸印参照)とともに、リンクプレート105Aの歯部151の内股部151bが、スプロケットホイール200の歯部201Aから浮き上がることとなる。
しかし、文献(1)に記載のサイレントチェーン伝動装置では、スプロケットホイール200の回転に伴い、噛み合い位置が、一のリンクプレート105Aの内股部151bから、半駒だけ先行する他のリンクプレート105Bの外股部151aに移行するものの、サイレントチェーン100の幅方向の同一位置にある4つの歯部151のうち、内股部151bと外股部151aのどちらか一方のみが、スプロケットホイール200に接触あるいは着座する状態となっているため、歯部151(201)に掛かる接触面圧が大きく、スプロケットホイール200及びリンクプレート105の早期磨耗を招いていた。
本発明は、これらの問題を解決するために成されたものであり、歯部の磨耗を抑制することができるサイレントチェーン伝動装置を提供することを課題とする。
本発明に係るサイレントチェーン伝動装置は、駆動前後方向に、一対の歯部と、連結ピンが遊嵌される一対のピン孔とが形成された複数のリンクプレートを、前記連結ピンにより連鎖状に連結して形成されるサイレントチェーンと、前記サイレントチェーンの歯部と噛み合う歯部を外周部に複数有するスプロケットホイールと、からなるサイレントチェーン伝動装置であって、一の前記リンクプレートの前側の歯部の内股部と前記一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部とが前記スプロケットホイールの一の歯部の同一噛合い面に同時に接触することで、前記リンクプレートと前記スプロケットホイールとの噛み合いが開始され、前記スプロケットホイールの回転に伴い、前記一のリンクプレートの前側の歯部の内股部と前記一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部と、前記スプロケットホイールの一の歯部の同一噛合い面との接触を維持したまま、前記一のリンクプレートの後側の歯部の外股部と前記一のリンクプレートに後行する他のリンクプレートの前側の歯部の内股部とが、前記スプロケットホイールの前記一の歯部よりも後行する他の歯部に、同時に接触することで、前記一のリンクプレートが着座するように、前記リンクプレートのピン孔中心を結ぶ直線と内股中央部までの長さαと、前記リンクプレートのピン孔中心を結ぶ直線と前記歯部先端までの長さβが、3.5α≦β≦3.8αの関係を満足することを特徴とする。
ここで、スプロケットホイールの歯部の同一噛合い面とは、スプロケットホイールの中心と各歯部の先端とを結ぶ直線に対して、スプロケットの回転方向前側の面のことである。
かかる構成によれば、一のリンクプレートの前側の歯部の内股部、及び、この一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部が、スプロケットホイールの一の歯部に対して同時に接触を開始する。つまり、サイレントチェーンの幅方向に重なるすべてのリンクプレートの歯部が、スプロケットホイールの歯部に同時に接触を開始する。そして、その状態を維持したままリンクプレートが着座するので、従来のサイレントチェーン伝動装置に比較して、スプロケットホイールの歯部に掛かる荷重が分散されることとなる。そのため、歯部の磨耗を低減することができるとともに、偏磨耗を防止することができる。
また、前記サイレントチェーンが前記スプロケットホイールによって屈曲される前に、前記一のリンクプレートの前側の歯部の内股部と前記一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部とが、前記スプロケットホイールの一の歯部に同時に接触するのが好ましい。
かかる構成によれば、サイレントチェーンがスプロケットホイールと噛み合う際に多角形運動を生じるのを抑制することができる。
また、かかる構成によれば、一のリンクプレートについて、前側の歯部の内股部の接触を維持した状態のまま、後側の歯部の外股部がスプロケットホイールの歯部に接触するので、当該リンクプレートを回転方向に押すような力が作用することになる。この力が、スプロケットホイールにサイレントチェーンが巻き付く際のスプロケットホイールの歯部の噛合面に作用する噛合荷重を軽減するように働くため、スプロケットホイールとサイレントチェーンの長寿命化をはかり、かつ、騒音を一層軽減することができる。
また、前記サイレントチェーンは、2枚以下のリンクプレートをそれぞれ有する複数のリンク列と、2枚のガイドプレートおよび2枚以上のリンクプレートをそれぞれ有する複数のガイド列と、を備え、前記複数のリンク列と前記複数のガイド列が、ピンを介して交互に連鎖状に連結されているのが好ましい。
また、前記サイレントチェーンのリンク列のリンクプレートの板厚は、前記ガイド列のガイドプレートの板厚よりも厚く、かつ、リンクプレートの板厚よりも厚いのが好ましい。
また、前記リンク列のリンクプレートの板厚の総和が、前記ガイド列のガイドプレートおよびリンクプレートの板厚の総和と等しいのが好ましい。
また、前記スプロケットホイールの各歯部には、前記一のリンクプレートの前側の歯部の内股部が着座する内股着座部と、前記一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部が着座する外股着座部と、が形成されているのが好ましい。
かかる構成によれば、スプロケットホイールの各歯部に形成された内股着座部に、リンクプレートの内股部が着座するとともに、同じ歯部の外股着座部に、先行するリンクプレートの外股部が着座することとなるので、リンクプレートとの噛み合いが滑らかにかつ正確に行え、接触時の衝撃を吸収して騒音を低減することができる。
また、一のリンクプレートの外股部が、スプロケットホイールの歯部の外股着座部で支持されるとともに、同じリンクプレートの内股部が、スプロケットホイールの先行する歯部の内股着座部に支持されることとなるので、リンクプレート及びスプロケットホイールの各歯部に係る荷重が分散され、スプロケットホイール及びリンクプレートの歯部の磨耗を抑制することができる。
また、前記スプロケットホイールの前記外股着座部は、内股部及び外股部の形状を前記リンクプレートの外股部と同一形状に形成した仮想の外股リンクプレートを直線状に並べた際の歯部外形形状と同一形状を有する外股用ラックを用いて創成された形状を有し、前記内股着座部は、内股部及び外股部の形状を前記リンクプレートの内股部と同一形状に形成した仮想の内股リンクプレートを直線状に並べた際の歯部外形形状と同一形状を有する内股用ラックを用いて創成された形状を有するのが好ましい。
本発明によれば、歯部の磨耗を抑制することができるサイレントチェーン伝動装置を提供することができる。
本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置を模式的に示した側面図である。 サイレントチェーンの構造図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は分解斜視図である。 リンクプレートの側面図である。 スプロケットホイールの拡大側面図である。 スプロケットホイールの歯部を創成するための工具の説明図であり、(a)は仮想の外股リンクプレートの側面図、(b)は仮想の外股リンクプレートを直線状に並べた状態の側面図、(c)は外股用ラックの側面図、である。 スプロケットホイールの歯部を創成するための工具の説明図であり、(a)は仮想の内股リンクプレートの側面図、(b)は仮想の内股リンクプレートを直線状に並べた状態の側面図、(c)は内股用ラックの側面図、である。 本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置の噛み合い状態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のA部拡大図、である。 リンクプレートの歯部とスプロケットホイールの歯部の間に作用する噛合い荷重の推移を示すグラフであり、(a)は本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置、(b)は従来(文献(1))のサイレントチェーン伝動装置、の計測値である。 サイレントチェーンの弦振動量とスプロケット角度との関係を示すグラフであり、(a)は本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置、(b)は従来(文献(1))のサイレントチェーン伝動装置、の計測値である。 従来のチェーンとスプロケットホイールの噛み合い状態を模式的に示した側面図である。 従来のサイレントチェーン伝動装置の噛み合い状態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、である。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置を模式的に示した側面図である。図2は、サイレントチェーンの構造図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は分解斜視図である。図3は、リンクプレートの側面図である。図4は、スプロケットホイールの拡大側面図である。なお、図1においては、サイレントチェーンのガイドプレートを省略して描いている。
図1に示すように、本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置1は、例えば、自動車や汎用機械の内燃機関のタイミングチェーンやオイルポンプなどの補機駆動用チェーンとして用いられる装置である。サイレントチェーン伝動装置1は、駆動側スプロケットホイール2と、この駆動側スプロケットホイール2と離間して配置された従動側スプロケットホイール(図示せず)と、駆動側スプロケットホイール2及び従動側スプロケットホイールに巻き掛けられた無端状のサイレントチェーン3と、から構成されている。
駆動側スプロケットホイール2(以下、単に「スプロケットホイール2」という。)は、その周囲に、サイレントチェーン3の歯部と噛み合う複数の歯部21を有している。スプロケットホイール2は、例えば、内燃機関のクランクシャフトに連結されており、内燃機関の運転に伴い回転するようになっている。スプロケットホイール2の各歯部21の形状については、図3を参照して後に詳しく説明する。
なお、従動側スプロケットホイールは、スプロケットホイール2と略同一の構造であるので、詳細な説明を省略する。
サイレントチェーン3は、図2に示すように、複数のリンクプレート5を、連結ピン6によって連鎖状かつ無端状に連結して形成されている。具体的には、2枚のリンクプレート5,5を隣接配置してリンク列31を形成するとともに、リンク列31の両外側に1枚のリンクプレート5と1枚のガイドプレート7とをそれぞれ配置してガイド列32を形成し、これらのリンク列31とガイド列32を連結ピン6で連鎖状かつ無端状に連結することにより、サイレントチェーン3が構成されている。
また、本実施形態におけるサイレントチェーン3は、リンク列31のリンクプレート5の板厚が、前記ガイド列32のガイドプレート7およびリンクプレート5の板厚よりも厚く構成されるのがより望ましい。
これは、リンク列31の各プレート(リンクプレート5)の板厚が、リンク列31よりも枚数の多いガイド列32の各プレート(ガイドプレート7およびリンクプレート5)の板厚よりも厚いので、リンク列31およびガイド列32の各プレートの板厚を同じにする場合に比べて、チェーンの作動時に作用する引張り荷重を各プレートにバランス良く分布させることができ、それにより、チェーンの伸びを抑制することができるためである。
さらに望ましくは、リンク列31のリンクプレート5の板厚の総和が、ガイド列32のガイドプレート7およびリンクプレート5の板厚の総和と等しくなるように構成するのが好ましい。
これは、チェーンの作動時に作用する引張り荷重を、リンク列31のリンクプレートと、ガイド列32のリンクプレート5およびガイドプレート7にほぼ均等に分布させることができ、それにより、チェーンの伸びを一層抑制することができるためである。
図2(c)に示すように、ガイドプレート7は、連結ピン6の両端部に装着されている。ガイドプレート7は、サイレントチェーン3の駆動前後方向に離間して、一対のピン孔71,71を有している。ピン孔71の内径は、連結ピン6に対して締まり嵌めとなるように、連結ピン6の外径よりも若干小さく構成されている。なお、ガイドプレート7は、歯部を有していない。
図3に示すように、リンクプレート5は、サイレントチェーン3の駆動前後方向に離間して、側面視で略三角形状の一対の歯部51,51を有している。歯部51の外股部(外側フランク面)51aは、特に限定されるものではないが、例えば直線状や外側に凹となる円弧状に形成されている。歯部51の内股部(内側フランク面)51bは、特に限定されるものではないが、たとえば外側に凸となる円弧状やインボリュート曲線状に形成されている。
また、各リンクプレート5は、サイレントチェーン3の駆動前後方向に離間して、一対のピン孔52,52を有している。ピン孔52の内径は、連結ピン6を遊嵌できるように、連結ピン6の外径よりも若干大きく構成されている。
なお、ガイド列32のリンクプレート5は、リンク列31のリンクプレート5よりも厚さ寸法が小さく形成されている。
各リンクプレート5は、歯部51を内側に向けた状態で、連結ピン6により、連鎖状かつ無端状に連結されている。
図3に示されるように、リンクプレート5のピン孔52の中心p,p同士を結ぶ直線Kから内股部51cまでの長さαと、前記直線Kから歯部51の先端51dまでの長さβとは、下式(1)の関係を満足するように構成されている。
3.5α≦β≦3.8α・・・式(1)
つまり、リンクプレート5の歯部51の寸法を式(1)のように設定することにより、従来のサイレントチェーンに比較して、外股部51aの着座タイミングを早めることができる。
なお、βの範囲は、3.5α≦β≦3.8αが好ましく、3.65α≦β≦3.74αがさらに好ましい。
スプロケットホイール2は、図4に示すように、その外周面に複数の歯部21を有している。本実施形態においては、スプロケットホイール2の歯部21のピッチを、リンクプレート5の歯部51のピッチよりも小さく設定している。
スプロケットホイール2の歯部21の噛合面には、リンクプレート5の外股部51a(図3参照)とすべり接触する外股着座部21aが歯元側に形成されている。また、外股着座部21aに連続して、リンクプレート5の内股部51b(図3参照)とすべり接触する内股着座部21bが歯先側に形成されている。
外股着座部は特に限定されるものではないが、例えばリンクプレート5の外股部51aと同形状のラック(つまり、図5に示す内股部8D及び外股部8Cの形状を前記リンクプレート5の外股部51aと同一形状に形成した仮想の外股リンクプレート8を直線状に並べた際の歯部外形形状と同一形状を有する外股用ラック80)を用いて創成されている。また、内股着座部21bは、特に限定されるものではないが、例えばリンクプレート5の内股部51bと同形状のラック(つまり、図6に示す内股部9D及び外股部9Cの形状を前記リンクプレート5の内股部51bと同一形状に形成した仮想の内股リンクプレート9を直線状に並べた際の歯部外形形状と同一形状を有する内股用ラック90)を用いて創成されている。
これにより、リンクプレート5の内股部51bがスプロケットホイールの内股着座部21bにすべり接触するとともに、リンクプレートの外股部51aがスプロケットホイールの外股着座部21aにすべり接触するので、リンクプレート5がスプロケットホイール2に着座する際の騒音を極めて小さくすることができる。
図5は、スプロケットホイールの歯部を創成するための工具の説明図であり、(a)は仮想の外股リンクプレートの側面図、(b)は仮想の外股リンクプレートを直線状に並べた状態の側面図、(c)は外股用ラックの側面図、である。また、図6は、スプロケットホイールの歯部を創成するための工具の説明図であり、(a)は仮想の内股リンクプレートの側面図、(b)は仮想の内股リンクプレートを直線状に並べた状態の側面図、(c)は内股用ラックの側面図、である。
スプロケットホイール2の歯部21の創成について、図5、図6を参照してより詳細に説明すると、スプロケットホイール2の歯部21は、外股用ラック80と内股用ラック90の2つの歯切り工具を用いて2段階で創成される。
図5に示すように、創成の第1段階において、スプロケットホイール2の歯部21は、所望の外形を有する仮想の外股リンクプレート8を基に創成される。この外股リンクプレート8は、一対の歯部8Aと一対のピン穴8Bとを備えるとともに、外股部8C及び内股部8Dを備えている。外股リンクプレート8の外股部8C及び内股部8Dは、リンクプレート5の外股部51aに等しい形状に形成されている。
このような外形を有する複数の仮想の外股リンクプレート8を、図5(b)に示すように直線状に並べた歯部外形形状と同一形状を有して形成されたのが外股用ラック80(図5(c)参照)である。
これにより、スプロケットホイール2の歯部21は、創成の第1段階において、外股用ラック80で歯切りして得られる歯部形状に形成されることとなる。
外股用ラック80による歯切りは、外股用ラック80と平行で、外股用ラック80の歯部厚さと外股用ラック80の歯部間距離が等しくなる直線上の外股用ラック80の歯部間距離の中点Cを外股用ラック80の回転中心として行われる。
図6に示すように、創成の第2段階において、スプロケットホイール2の歯部21は、所望の外形を有する仮想の内股リンクプレート9を基に創成される。この内股リンクプレート9は、一対の歯部9Aと一対のピン穴9Bとを備えるとともに、外股部9C及び内股部9Dを備えている。内股リンクプレート9の外股部9C及び内股部9Dは、リンクプレート5の内股部51bに等しい形状に形成されている。
そして、創成の第2段階においてスプロケットホイール2を創成する内股用ラック90は、図6(b)に示すように内股リンクプレート9を直線状に並べた際の歯部外形形状と同一形状を有している(図6(c)参照)。
これにより、スプロケットホイール2の歯部21は、創成の第2段階において、歯部21の歯先側が、内股用ラック90で歯切りして得られる歯部形状に形成されることとなる。
内股用ラックによる歯切りは、内股用ラック90と平行で、内股用ラック90の歯部厚さと内股用ラック90の歯部間距離が等しくなる直線上の内股用ラックの歯部間距離の中点Cを内股用ラック90の回転中心として行われる。
このような2段階の創成により、スプロケットホイール2の歯部21の噛合面には、図7に示すように、リンクプレート5の外股部51aとすべり接触する外股着座部21aが歯元側に形成されるとともに、これに連続して同一噛合い面に、リンクプレート5の内股部51bとすべり接触する内股着座部21bが歯先側に形成されることとなる。
つづいて、図7を参照して、スプロケットホイール2とサイレントチェーン3との噛み合い動作について説明する。
図7は、本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置の噛み合い状態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のA部拡大図、である。
なお各リンクプレート5の外股部51aがスプロケットホイール2の歯部21に接触する部分を黒丸印で描くとともに、リンクプレート5の内股部51bがスプロケットホイール2の歯部21に接触する部分を黒三角印で描いている。また、各リンクプレート5を区別するために、符号5にA乃至Eの添字を付している。また、図7(b)においては、ガイドプレート7を省略して描いている。
本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置1は、図7(b)に示すように、サイレントチェーン3がスプロケットホイール2によって屈曲される前に、リンクプレート5の歯部51とスプロケットホイール2の歯部21との噛み合いが開始される。
さらに詳しく説明すると、本実施形態では、図7(a),(b),(c)に示すように、サイレントチェーン3は、スプロケットホイール2の回転中心から、サイレントチェーン3の直線状部分に対して直交する方向に引いた基準線Lに対して回転方向Xと反対方向に角度θ(例えば角度θ=約4°)だけ手前の位置において、リンク列31を構成する2枚のリンクプレート5Aの前側の歯部51の内股部51b,51bが、スプロケットホイール2の歯部21Aの内股着座部21b(図4参照)に接触を開始する。これと同時に、リンクプレート5Aよりも半駒だけ進行方向前方に位置するガイド列32の2枚のリンクプレート5Bの後側の歯部51の外股部51a,51aが、同じ歯部21Aの同一噛合い面に形成された外股着座部21a(図4参照)に接触を開始する。
つまり、サイレントチェーン3の幅方向に重なる4枚のリンクプレート5A,5A,5B,5Bの歯部51が、スプロケットホイール2の一つの歯部21Aに同時に接触する。
そして、図示は省略するが、スプロケットホイール2が回転すると、サイレントチェーン3の幅方向に重なる4枚のリンクプレート5A,5A,5B,5Bの歯部51とスプロケットホイール2の歯部21Aの同一噛合い面との接触状態を維持したまま、サイレントチェーン3が移動し、リンク列31を構成する2枚のリンクプレート5Aの後側の歯部51の外股部51aが、前記したスプロケットホイール2の歯部21Aよりも一つ後行する他の歯部21Bに接触する。これにより、リンクプレート5Aが着座することとなる。
同時に、前記スプロケットホイール21Bの同一噛合い面に形成された内股着座部21bにはリンクプレート5Aよりも半駒だけ進行方向後方に位置するリンクプレート5の前側の歯部の内股部51bが接触を開始することは言うまでもない。
なお、スプロケットホイール2の歯部21の同一噛合い面とは、スプロケットホイールの中心と各歯部の先端とを結ぶ直線で見て、スプロケットの回転方向前側の面のことである。
このように、サイレントチェーン3の幅方向に重なるすべてのリンクプレート5の歯部51が、スプロケットホイール2の歯部21と接触するので、スプロケットホイール2の各歯部21及びリンクプレート5の各歯部51に掛かる荷重が分散され、歯部21,51の磨耗を低減することができるとともに、偏磨耗を防止することができる。
図8は、リンクプレートの歯部とスプロケットホイールの歯部の間に作用する噛合い荷重の推移を示すグラフであり、(a)は本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置、(b)は従来(文献(1))のサイレントチェーン伝動装置、の計測値である。
なお、グラフ横軸のスプロケット角度は、着目するスプロケットホイール2(200)の歯部21(201)の中心が、図7に示す基準線Lに重なる状態を0°として右回りに増加するものとしている。また、両者の材質、寸法、張力などの実験条件は、リンクプレート5の歯部51及びスプロケットホイール2の歯部21の形状以外、等しく設定している。
図8(b)に示すように、従来のサイレントチェーン伝動装置は、スプロケットホイール200(図11参照)の回転角度が356°の位置において、リンクプレート105の歯部151の内股部151bが、スプロケットホイール200の歯部201に接触する。そして、回転角度が16°となるまで噛合い荷重が増加する。そして、回転角度が16°の位置で、内股部151bが接触しているリンクプレート105よりも半駒だけ先行しているリンクプレート105の歯部151の外股部151aがスプロケットホイール200の歯部201に接触するとともに、内股部151bが歯部201から浮き上がることにより、噛合い荷重が内股部151bから外股部151aに受け渡されることとなる。
なお、このときの最大荷重は内股部151bでは300Nを超え、外股部151aでは約400Nであった。
これに対して、図8(a)に示すように、本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置1は、スプロケットホイール2の回転角度が356°の位置において、サイレントチェーン3の幅方向に重なる4つの歯部51とスプロケットホイール2の歯部21とが同時に接触を開始する。
スプロケットホイール2の回転角度が356°から16°までは、外股部51aに作用する噛み合い荷重の方が大きいが、内股部51bに作用する噛合い荷重が徐々に大きくなり、回転角度が16°以降は、内股部51bに作用する噛合い荷重の方が大きくなる。
噛合い荷重の最大値は約200Nであり、従来に比べて小さくなっていることがわかる。また、噛合い荷重の急激な受け渡しが行われていないため、騒音が小さく、磨耗し難いことがわかる。
図9は、サイレントチェーンの弦振動量とスプロケット角度との関係を示すグラフであり、(a)は本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置、(b)は従来(文献(1))のサイレントチェーン伝動装置、の計測値である。
なお、弦振動量は、コーダルアクションとリフトアップ量の合計値である。
図9(b)に示すように、従来のサイレントチェーン伝動装置の弦振動量の最大値(約0.47mm)と最小値(約0.31mm)の差である弦振動幅は、0.16mmである。
これに対し、図9(a)に示すように、本実施形態に係るサイレントチェーン伝動装置1の弦振動量の最大値(約0.43mm)と最小値(約0.24mm)の差である弦振動幅は、0.19mmである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、サイレントチェーン3の幅方向に配置するリンクプレート5の枚数は、特に限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すればよい。
図3に示すように、サイレントチェーン3を構成するリンクプレート5のピン孔52、52の中心p、p同士を結ぶ直線Kと内股中央部51cまでの長さαと、前記直線Kと歯
部51の先端51dまでの長さβと、を変化させて、スプロケットホイール2に対する噛合いのタイミングの変化を計測した。
表1に書く実施例および各比較例における長さαと長さβの組合わせと、噛み合わせのタイミングの結果を示す。
Figure 0005357960
表1に示すように、実施例1及び実施例2においては、リンクプレート5の内股部51bと外股部51aがスプロケットホイール2の歯部21に同時に噛合いを開始し、そのため、リンクプレート5とスプロケットホイール2との当接点が、内股部51bから外股部51aに(あるいはその逆に)スイッチすることが無いので、騒音を低減される。また、当接点が多いので、荷重が分散され、磨耗が抑制される。
一方、比較例2,3では、リンクプレート5の内股部51bが先行してスプロケットホイール2の歯部21に噛合い、その後、リンクプレート5の外股部51aでスプロケットホイール2に着座する。そのため、リンクプレート5とスプロケットホイール2との当接点が、内股部51bから外股部51スイッチするので(図8(b)参照)、騒音が発生する。また、実施例1,2に比較して当接点が少ないので、荷重が集中し、磨耗が大きい。
また、比較例1では、リンクプレート5の内股部51bが先行してスプロケットホイール2の歯部21に噛み合い、その後、リンクプレート5は、スプロケットホイール2に対して、2つの内股部51b、51bと2つの外股部51a,51aとで着座する。そのため、スプロケットホイール2に、内股部51bが噛み合うときと、外股部51aが着座するときの、2度のタイミングで騒音を発生するので、実施例1,2に比較して騒音の抑制効果が小さい。なお、比較例1では、内股部51bと外股部51aで着座するので、荷重は分散される。
以上のことから、リンクプレート5のピン孔52の中心p、p同士を結ぶ直線Kから内股中央部51cまでの長さαと、前記直線Kから歯部51の先端51dまでの長さβとは、3.5α≦β≦3.8αの関係を満足するように構成するのが好ましいことが分かる。
1 サイレントチェーン伝動装置
2 スプロケットホイール
21 歯部
21a 外股着座部
21b 内股着座部
3 サイレントチェーン
31 リンク列
32 ガイド列
5 リンクプレート
51 歯部
51a 外股部
51b 内股部
52 ピン孔
6 連結ピン
7 ガイドプレート
71 ピン孔

Claims (13)

  1. 駆動前後方向に、一対の歯部と、連結ピンが遊嵌される一対のピン孔とが形成された複数のリンクプレートを、前記連結ピンにより連鎖状に連結して形成されるサイレントチェーンと、
    前記サイレントチェーンの歯部と噛み合う歯部を外周部に複数有するスプロケットホイールと、からなるサイレントチェーン伝動装置であって、
    一の前記リンクプレートの前側の歯部の内股部と前記一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部とが前記スプロケットホイールの一の歯部の同一噛合い面に同時に接触することで、前記リンクプレートと前記スプロケットホイールとの噛み合いが開始され、前記スプロケットホイールの回転に伴い、前記一のリンクプレートの前側の歯部の内股部及び前記一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部と、前記スプロケットホイールの一の歯部の同一噛合い面との接触を維持したまま、前記一のリンクプレートの後側の歯部の外股部と前記一のリンクプレートに後行する他のリンクプレートの前側の歯部の内股部とが、前記スプロケットホイールの前記一の歯部よりも後行する他の歯部の同一噛合い面に同時に接触することで、前記一のリンクプレートが着座するように、
    前記リンクプレートのピン孔中心を結ぶ直線と内股中央部までの長さαと、
    前記リンクプレートのピン孔中心を結ぶ直線と前記歯部先端までの長さβが、
    3.5α≦β≦3.8αの関係を満足することを特徴とするサイレントチェーン伝動装置。
  2. 前記サイレントチェーンが前記スプロケットホイールによって屈曲される前に、前記一のリンクプレートの前側の歯部の内股部と前記一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部とが、前記スプロケットホイールの一の歯部に同時に接触することを特徴とする請求項1に記載のサイレントチェーン伝動装置。
  3. 前記サイレントチェーンが、2枚以下のリンクプレートをそれぞれ有する複数のリンク列と、2枚のガイドプレートおよび2枚以上のリンクプレートをそれぞれ有する複数のガイド列と、を備え、
    前記複数のリンク列と前記複数のガイド列が、ピンを介して交互に連鎖状に連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサイレントチェーン伝動装置。
  4. 前記サイレントチェーンのリンク列のリンクプレートの板厚が、前記ガイド列のガイドプレートの板厚よりも厚く、かつ、リンクプレートの板厚よりも厚いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサイレントチェーン伝動装置。
  5. 前記サイレントチェーンのリンク列のリンクプレートの板厚が、前記ガイド列のガイドプレートの板厚よりも厚く、かつ、リンクプレートの板厚よりも厚いことを特徴とする請求項3に記載のサイレントチェーン伝動装置。
  6. 前記リンク列のリンクプレートの板厚の総和が、前記ガイド列のガイドプレートおよびリンクプレートの板厚の総和と等しいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサイレントチェーン伝動装置。
  7. 前記リンク列のリンクプレートの板厚の総和が、前記ガイド列のガイドプレートおよびリンクプレートの板厚の総和と等しいことを特徴とする請求項3に記載のサイレントチェーン伝動装置。
  8. 前記リンク列のリンクプレートの板厚の総和が、前記ガイド列のガイドプレートおよびリンクプレートの板厚の総和と等しいことを特徴とする請求項4に記載のサイレントチェーン伝動装置。
  9. 前記スプロケットホイールの各歯部の同一噛合い面には、前記一のリンクプレートの前側の歯部の内股部が着座する内股着座部と、前記一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部が着座する外股着座部と、が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサイレントチェーン伝動装置。
  10. 前記スプロケットホイールの各歯部の同一噛合い面には、前記一のリンクプレートの前側の歯部の内股部が着座する内股着座部と、前記一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部が着座する外股着座部と、が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のサイレントチェーン伝動装置。
  11. 前記スプロケットホイールの各歯部の同一噛合い面には、前記一のリンクプレートの前側の歯部の内股部が着座する内股着座部と、前記一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部が着座する外股着座部と、が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のサイレントチェーン伝動装置。
  12. 前記スプロケットホイールの各歯部の同一噛合い面には、前記一のリンクプレートの前側の歯部の内股部が着座する内股着座部と、前記一のリンクプレートに先行する他のリンクプレートの後側の歯部の外股部が着座する外股着座部と、が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のサイレントチェーン伝動装置。
  13. 前記スプロケットホイールの前記外股着座部は、内股部及び外股部の形状を前記リンクプレートの外股部と同一形状に形成した仮想の外股リンクプレートを直線状に並べた際の歯部外形形状と同一形状を有する外股用ラックを用いて創成された形状を有し、
    前記内股着座部は、内股部及び外股部の形状を前記リンクプレートの内股部と同一形状に形成した仮想の内股リンクプレートを直線状に並べた際の歯部外形形状と同一形状を有する内股用ラックを用いて創成された形状を有することを特徴とする請求項9に記載のサイレントチェーン伝動装置。
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