JP2003083398A - 動力伝達用チェーンならびに動力伝達用チェーンおよびスプロケット組立体 - Google Patents

動力伝達用チェーンならびに動力伝達用チェーンおよびスプロケット組立体

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JP2003083398A
JP2003083398A JP2002203652A JP2002203652A JP2003083398A JP 2003083398 A JP2003083398 A JP 2003083398A JP 2002203652 A JP2002203652 A JP 2002203652A JP 2002203652 A JP2002203652 A JP 2002203652A JP 2003083398 A JP2003083398 A JP 2003083398A
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chain
drive
sprocket
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English (en)
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George L Markley
ジョージ・エル・マークレイ
Mark Macdonald Wigsten
マーク・マクドナルド・ウィグステン
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BorgWarner Inc
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/02Driving-chains
    • F16G13/04Toothed chains
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/30Chain-wheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長さ方向に沿って均一な強度および剛性を有
する動力伝達用チェーンを提供する。 【解決手段】 サイレントチェーン20は、チェーン方
向に隔てられかつ交互に配置された複数のリンク列3
6,46からなる第1および第2の組34,44を備え
ている。各リンク列36,46は、駆動リンク24と、
駆動リンク24から第1または第2の横方向に隔てら
れ、駆動リンク24と実質的に同じ長さを有するガイド
リンク22とから構成されている。第1の組34の各リ
ンク列36の駆動リンク24は、これと隣り合う第2の
組44の各リンク列46の駆動リンク24およびガイド
リンク22の間に配設され、第2の組44の各リンク列
46の駆動リンク24は、これと隣り合う第1の組34
の各リンク列36の駆動リンク24およびガイドリンク
22の間に配設されており、ガイドリンク22がチェー
ンの外側部に互い違いに配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガイドリンクを備
えた動力伝達用チェーンに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】動力伝達用チェーンは、
スプロケットの歯に巻き付いて噛み合う無端状ループを
形成することによって、ドライブスプロケットから一つ
またはそれ以上のドリブンスプロケットに動力を伝達す
る。ドライブスプロケットの回転により、チェーンが走
行し、これにより、チェーンを介して動力が伝達され
て、チェーンと噛み合うドリブンスプロケットが回転す
る。
【0003】動力伝達用チェーンは、自動車産業におい
て広く用いられている。エンジンタイミング用のアプリ
ケーションにおいては、クランクシャフトに配置された
少なくとも一つのドライブスプロケットから、カムシャ
フトに配置された少なくとも一つのドリブンスプロケッ
トに、チェーンが動力を伝達する。
【0004】自動車用のその他のアプリケーションは、
トルクコンバータからトランスミッションに動力を伝達
することや、四輪駆動車両のトランスファケース内で動
力を伝達することを含んでいる。動力伝達用チェーン
は、一般産業用のアプリケーションにおいても広く用い
られている。
【0005】動力伝達用チェーンの一つの形式は、「サ
イレントチェーン」として知られている。典型的なサイ
レントチェーンは、チェーンに沿って互いに隣り合って
配置されかつ隣り合うリンクに回動可能に連結されたリ
ンクの組からなる無端状ループを有している。
【0006】各リンクは、隣り合うリンクに回動可能に
連結された各位置の間の距離だけチェーン方向に延びる
とともに、リンクのチェーン方向に沿って互いに隣り合
う2枚の歯を有している。リンクの歯は、スプロケット
の歯と噛み合うように形成されており、チェーン方向と
直交する前面方向に延びている。
【0007】サイレントチェーンのリンクはまた、チェ
ーン方向に沿ったリンク各端部の近傍に二つの開孔を有
している。開孔は、チェーン方向およびリンク前面方向
と直交する横方向において、リンク内に延びている。サ
イレントチェーンのリンクは、典型的には、実質的に同
一の平坦状リンクの列から構成されており、総体的にチ
ェーンのリンクを構成するように、横方向に互いに隣り
合って配置されている。
【0008】サイレントチェーンは、平坦状リンクの列
を互いに隣り合うように配置するとともに、隣り合うリ
ンク端部の開孔が整列するように平坦状リンクの列をチ
ェーン方向に沿って一部オーバラップさせることによっ
て、構成されている。ピンのような枢支部材が、隣り合
うリンクを回動可能に連結するように、整列した開孔内
に延びている。
【0009】リンクの列は、このようにして連結されて
おり、リンク前面方向(つまり、リンク歯がチェーンリ
ンクから延びる方向)がその領域に向かって配置される
ような無端状ループを形成している。ループ内部の領域
内に延びるような歯を有するリンクは、内向き歯付リン
クと称される。
【0010】リンク歯が沿いつつ延びるチェーンの面
は、チェーン前面側と称される。チェーン前面側と逆側
において、無端状ループ内の領域から外方に対向するチ
ェーンの面は、チェーン背面側と称される。
【0011】ドライブスプロケットとも称されることが
ある内向き歯付リンクは、チェーンおよびスプロケット
間でチェーン方向に沿って動力を伝達する。リンクの各
歯は、概略チェーン方向に沿ってリンクの隣の歯と対向
する内側フランクと、該内側フランクから離れて配置さ
れた外側フランクとを限定している。
【0012】内向き歯付リンクの歯の各内側フランク
は、隣り合う各歯の間のクロッチ部で結合されている。
リンクの歯は、内側フランクに沿って、または外側フラ
ンクに沿って、あるいは双方のフランクに沿って、スプ
ロケット歯と接触する。
【0013】リンク歯のフランクとスプロケット歯との
間の接触は、動力を伝達する接触か、または付随的な接
触である。内向き歯付リンクの歯は、スプロケット歯の
フランク上において、または隣り合うスプロケット歯間
の歯元部において、スプロケットと接触する。
【0014】内向き歯付リンクは、3枚のスプロケット
歯との接触、すなわち、チェーン方向に沿ったリンク各
端部での接触およびリンク歯間の接触によって、スプロ
ケット上に配置される。
【0015】リンク列は、該リンク列を構成するリンク
の歯がスプロケット歯と接触することによって、隣り合
うリンク列のリンクの歯の外側フランクによる接触によ
って、またはこれら双方の接触によって、スプロケット
上に配置される。チェーン方向に沿った三つの位置でス
プロケットと接触することは、スプロケット歯に沿った
リンク列の動きを制限する。
【0016】サイレントチェーンは、ガイドリンクを含
むことが多い。一般に、ガイドリンクは、一つ置きの内
向き歯付リンク列の横方向外側縁部に配置された平坦状
リンクである。ガイドリンクは、歯を有しておらず、一
般に、内向き歯付リンク列と隣り合っている。ガイドリ
ンクは、内向き歯付リンクの歯の間の領域に隣接して延
びている。
【0017】列の横方向逆側端におけるガイドリンク
は、リンク列の歯の間に延びるスプロケット歯のほぼ横
幅によって隔てられている。これにより、ガイドリンク
は、チェーンをスプロケット上で横方向に位置決めする
(すなわち、チェーンをスプロケット中心に維持する)
ように作用するが、スプロケット歯間でスプロケットと
は噛み合わない。ガイドリンクはまた、チェーンの強度
および剛性を向上させる。
【0018】一般に、サイレントチェーンの横方向逆側
端におけるガイドリンクは、整列している。横方向に整
列したガイドリンクを有するチェーンは、ガイドリンク
が配置されたチェーン方向位置において、ガイドリンク
がない位置におけるよりも、一般に剛性が高く、強度が
高い。チェーンは、ガイドリンクのない低強度の部分に
ついても十分な強度が保証されるように設計されていな
ければならない。
【0019】ガイドリンクを含む断面は、ガイドリンク
のない断面よりも強度が高く、このため、必要以上に強
くなっている。ガイドリンクを有する断面は、必要以上
に多くの材料を有しており、このため、チェーンを必要
以上に重くしている。
【0020】一般的なサイレントチェーン駆動装置は、
少なくとも二つのスプロケットに巻き付けられる無端状
サイレントチェーンから構成されている。各スプロケッ
トは、軸に取り付けられている。
【0021】ドライブスプロケットが取り付けられた軸
の回転は、ドライブスプロケットからチェーンを介して
動力を伝達し、ドリブンスプロケットおよび該ドリブン
スプロケットの取付軸を回転させる。図1は、このよう
な基本的な装置を示している。
【0022】図1において、チェーン3は、無端状ルー
プを形成しており、ループ内に配置されたドライブスプ
ロケット1およびドリブンスプロケット2に巻き付いて
いる。チェーン3の前面側4は、チェーン3によって形
成された無端状ループ内の領域に隣接している。リンク
歯は、ドライブスプロケット1およびドリブンスプロケ
ット2の双方の歯と噛み合うように、前面側4に沿って
内方に延びている。
【0023】チェーン3の背面側5は、前面側4と逆側
に配置されており、チェーンループから外方に対向して
いる。ドライブスプロケット1およびドリブンスプロケ
ット2はいずれも同じ方向(図1では反時計方向)に回
転する。
【0024】サイレントチェーンはまた、チェーンの背
面側と噛み合うスプロケットを駆動する。サイレントチ
ェーンの背面側で駆動される(すなわち、背面駆動の)
装置の例は、ウォータポンプ、インジェクターポンプお
よびカウンターシャフトである。
【0025】図1はまた、チェーン3によって背面駆動
されるスプロケット6を示している。ドリブンスプロケ
ット2は、チェーン3の前面側4の歯と噛み合い、ドラ
イブスプロケット1と同じ方向(図1の反時計方向)に
回転する。背面駆動スプロケット6の歯は、チェーン3
の背面側5と噛み合う。背面駆動スプロケット6は、ド
リブンスプロケット2と逆方向に回転する。
【0026】スプロケットと噛み合ってこれを駆動する
チェーンリンクの背面側は、隣り合う2枚のスプロケッ
ト歯間で単一の歯としてスプロケットを噛み合うように
形成されていることが多い。このようなリンクの背面側
と噛み合うスプロケット歯は、チェーンリンクの長さ分
だけ隔てられている。
【0027】このため、これらのスプロケット歯は、前
面駆動スプロケットの場合よりも隔てられた少ない位置
でチェーンリンクと噛み合うことになる。このことは、
背面駆動スプロケットによる動力伝達容量の低下に帰着
する。
【0028】いくつかのアプリケーションにおいては、
動力伝達容量が低いことは許容できる。なぜなら、背面
駆動スプロケットが、チェーンの弛み側に配置されるこ
とが多いからであり、また、背面駆動スプロケットにお
いては、サイレントチェーンの前面側により伝達し得る
ような大きな力を伝達することが要求されないからであ
る。
【0029】サイレントチェーン駆動装置は、種々の発
生源からノイズを発生する。重要なノイズ発生源の一つ
は、チェーン歯によるスプロケットとの噛合開始時にお
いてチェーン歯に対するスプロケット歯の衝突である。
【0030】このような衝突により発生するノイズレベ
ルに影響を与える要因の中には、チェーンおよびスプロ
ケット間の衝突速度と、スプロケットと接触するチェー
ンリンクの質量とがある。
【0031】サイレントチェーン駆動装置において噛合
衝突により発生するノイズは、スプロケット歯と噛み合
うチェーン歯の周波数に概略対応する周波数において一
般に周期的である。この周波数は、スプロケット歯の歯
数とスプロケット速度に関係している。衝突は、不快な
純音成分を含む音を発生させる。
【0032】チェーンの弦運動(chordal motion)は、サ
イレントチェーン駆動装置を含む動力伝達用チェーン駆
動装置において、チェーンおよびスプロケット間の噛合
いに関係しているもう一つのノイズ発生源である。弦運
動は、チェーンリンクがスプロケットと最初に噛み合っ
てスプロケットとともに移動し始めるときに発生する。
【0033】スプロケットは、チェーンの前面方向から
背面方向に沿ってスプロケットに接近するチェーンのフ
リースパンの動きを生じさせる。弦下降運動(chordal f
all)として知られた、このような振動性の運動もまた、
チェーン噛合周波数の周波数またはその倍数において、
不快な純音成分を含む音を発生させる。
【0034】図2は、弦下降運動を示している。上述し
たように、チェーンは、枢支可能に連結された一組の堅
いリンクから構成されている。このため、チェーンは、
連続した可撓性を有しておらず、スプロケットに円弧状
に巻き付かない。むしろ、チェーンは、スプロケットの
回りに一連の線分つまり弦として巻き付く。
【0035】サイレントチェーンがスプロケットに噛み
合うとき、個々のリンク歯は、スプロケット歯面と接触
して、スプロケットの隣り合う歯の間に延設される。こ
のような接触は、リンクを隣のリンクに対して枢支連結
部の回りに回転させる。これにより、チェーンは、スプ
ロケットと噛み合ってスプロケットの回りに巻き付くと
き、隣り合うリンク間において枢支連結部で曲がること
になる。
【0036】図2は、枢支点Aがチェーンのフリースパ
ンからF方向に沿ってスプロケットと噛み合う位置にお
いて、チェーンリンクの枢支点A,Bを連結する弦Cを
示している。弦C′は、点Aが点A,B間の中間位置の
点A′までスプロケットとともに移動した場合において
枢支点A′,B′を連結している。
【0037】図示されるように、点Aの位置から点A′
の位置まで移動することによって、点Aは、チェーンの
フリースパンに沿ってF方向と直交するT方向に距離R
だけ移動する。この距離Rが、チェーンの弦下降量であ
る。
【0038】上述したように、チェーンはスプロケット
歯と繰り返し噛み合うので、スプロケットとの繰り返し
噛合いの間のチェーンの位置の変化が、弦下降を生じさ
せる。弦下降量は、枢支点間の長さCに比例するととも
に、スプロケット中心回りにおいて点A,Bによる円弧
状の走行路の半径に逆比例する。
【0039】スプロケットと噛み合うチェーンの枢支点
間の距離つまりチェーンピッチが長くなるほど、弦下降
量が大きくなる。スプロケット中心回りにおいて点A,
Bによる円弧状走行路の半径が小さくなるほど、弦下降
量は大きくなる。
【0040】たとえば、相対的に小径のスプロケットと
噛み合う長ピッチのチェーンは、非常に大きな弦下降量
を生じる。これに対して、滑らかなプーリと連続して噛
み合う理想的な歯無ベルトについては、弦Cの長さが非
常に小さく、したがって、ベルトは弦下降量を生じな
い。
【0041】背面駆動チェーンとスプロケットとの噛合
いは、前面駆動スプロケットにおけるよりも大きな弦下
降運動を許容することによって、スプロケット上におけ
るチェーンの弦下降の問題を悪化させる。前面駆動スプ
ロケットの或る歯は、チェーンの前面側における或るリ
ンクの歯の間に配設され、前記スプロケット歯と隣り合
う2枚のスプロケット歯は、チェーン方向各端部の外側
フランクにおいてリンクと噛み合う。
【0042】背面駆動スプロケットの歯は、チェーン方
向に沿ったリンク間でチェーン背面側と噛み合うだけで
ある。背面駆動スプロケットは、前面駆動スプロケット
よりも大きく隔てられた少ない位置でチェーンと噛み合
うので、チェーンおよびスプロケット間の接触が弦下降
運動を制御できないことにより、弦下降運動が増加す
る。
【0043】背面駆動スプロケットにおいて弦下降運動
を減少させるための一つの方法は、交互に配置された平
坦状リンクにより構成されたチェーンを使用することで
ある。この平坦状リンクは、チェーン方向に沿って互い
に隣接しかつ整列した2枚のリンクの端部と横方向に隣
り合っている。
【0044】スプロケット歯は、チェーンの背面側にお
いて横方向に隣り合うリンク列の歯の間に交互に延びる
ことによって、リンクの半分の長さの距離だけ延びてい
る。スプロケット歯は、スプロケットの回りに延びる一
連の歯を有していなければならない。隣り合う組の歯
は、スプロケット外周に沿って互いにオフセットされて
いなければならない。
【0045】図3は、オフセットされた歯の組を有する
(すなわち、歯が横方向に整列していない)背面駆動ス
プロケットを示している。この装置では、スプロケット
歯は、各リンク間においてチェーン背面側に延びている
が、チェーンが背面駆動スプロケットと連続して噛み合
うチェーン方向距離は、チェーンリンクの長さの約半分
である。したがって、背面駆動スプロケットは、各リン
ク列についてチェーン方向に沿った三つの位置でチェー
ンと噛み合うことになる。
【0046】しかしながら、図3に示すように、三組の
オフセットされたスプロケット歯は、スプロケットの製
造コストを増加させる。また、背面駆動スプロケットが
大荷重を伝達することを要求されない場合には、オフセ
ットされたスプロケット歯の組についての余分なコスト
は、十分な動力伝達を保証する必要がない。
【0047】このため、低荷重のアプリケーションにお
いては、弦下降運動を制限するためのより費用効率の高
い方法を提供することが望ましい。したがって、これま
で知られているよりも長さ方向に沿ってより均一な強度
を有する動力伝達用チェーンに対する必要性が存在して
いる。
【0048】さらに、チェーンの背面側と噛み合うのに
高価で製造の困難なスプロケットを要求することなく、
弦下降運動の制御を維持しつつ前面側および背面側の双
方でスプロケットと噛み合う動力伝達用チェーンに対す
る必要性もまた残っている。
【0049】このように本発明は、長さ方向に沿って均
一な強度および剛性を有する動力伝達用チェーンを提供
することを目的とする。また、本発明の他の目的は、背
面駆動のサイレントチェーンと噛み合う低コストのスプ
ロケットを提供することにある。本発明のさらに他の目
的は、弦下降運動を制御しつつ、前面側および背面側の
双方でスプロケットと噛み合う動力伝達用チェーンを提
供することにある。
【0050】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る動
力伝達用チェーンは、互いに並設されかつチェーン方向
に隔てられた複数のリンク列からなる第1および第2の
組を備えている。第1の組のリンク列は、ガイドリンク
および駆動リンクを有しており、ガイドリンクは、チェ
ーン方向と直交する第1の横方向において駆動リンクか
ら隔てられており、ガイドリンクおよび駆動リンクはチ
ェーン方向に沿って実質的に同じ長さを有している。第
2の組のリンク列は、ガイドリンクおよび駆動リンクを
有しており、ガイドリンクは、チェーン方向と直交しか
つ第1の横方向と逆方向の第2の横方向において駆動リ
ンクから隔てられており、ガイドリンクおよび駆動リン
クはチェーン方向に沿って実質的に同じ長さを有してい
る。また、第1の組のリンク列は、第2の組のリンクの
チェーン方向に沿った長さよりも短い距離の分だけ、チ
ェーン方向に沿って隔てられており、第2の組のリンク
列は、第1の組のリンクのチェーン方向に沿った長さよ
りも短い距離の分だけ、チェーン方向に沿って隔てられ
ている。さらに、第2の組のリンク列が第1の組の隣り
合う各リンク列の間に配置され、第1の組のリンク列が
第2の組の隣り合う各リンク列の間に配置されるよう
に、第1の組および第2の組はチェーン方向に沿って交
互に配置されている。第1の組の各リンク列の駆動リン
クは、これと隣り合う第2の組の各リンク列の駆動リン
クおよびガイドリンクの間に配設されるとともに、第2
の組の各リンク列の駆動リンクは、これと隣り合う第1
の組の各リンク列の駆動リンクおよびガイドリンクの間
に配設されている。第1の組の各リンク列は、第1の組
のリンクのチェーン方向端部近傍の位置において第2の
組の各リンク列に枢支可能に連結されるとともに、第2
の組の各リンク列は、第2の組のリンクのチェーン方向
端部近傍の位置において第1の組の各リンク列に枢支可
能に連結されている。第1の組において隣り合う各リン
ク列の駆動リンクの各端部間のチェーン方向に沿った分
離個所は、第2の組の駆動リンクと隣り合うとともに、
第2の組において隣り合う各リンク列の駆動リンクの各
端部間のチェーン方向に沿った分離個所は、第1の組の
駆動リンクと隣り合っており、ガイドリンクはチェーン
の外側部に互い違いに配置されている。
【0051】請求項2の発明に係る動力伝達用チェーン
は、請求項1において、各駆動リンクが、チェーン方向
ならびに第1および第2の横方向と直交する前面方向に
延びる二つの歯を有し、これらの歯がチェーン方向に隣
り合うとともに、これらの歯の間にスプロケット歯を受
け入れるための領域を限定している。
【0052】請求項3の発明に係る動力伝達用チェーン
は、請求項2において、ガイドリンクが、駆動リンクの
歯の間の領域に隣り合って延びている。
【0053】請求項4の発明に係る動力伝達用チェーン
は、請求項1において、交互に配置された各リンク列の
リンクが横方向に整列した開孔を有しており、交互に配
置された各リンクが、整列した開孔内に延びるピンによ
って枢支可能に連結されている。
【0054】請求項5の発明に係る動力伝達用チェーン
は、請求項2において、駆動リンクが歯と逆側に背面を
限定するとともに、少なくとも部分的にチェーン方向に
配向する一対の背側駆動フランクを背面が有しており、
一方の背側駆動フランクが駆動リンクのチェーン方向に
沿った第1の端部に配置され、他方の背側駆動フランク
が駆動リンクのチェーン方向に沿いかつ第1の端部と逆
側の第2の端部に配置されている。
【0055】請求項6の発明に係る動力伝達用チェーン
およびスプロケット組立体は、半径方向外方に延びるス
プロケット歯を外周に有するスプロケットと、交互に配
置されかつ枢支可能に連結された複数の組の駆動リンク
を有し、各駆動リンクがチェーン方向の各端部において
2枚の駆動リンクと隣り合って配置された動力伝達用チ
ェーンとを備えている。スプロケットのスプロケット歯
は、スプロケット外周に沿って複数の組の状態で配設さ
れるとともに、隣り合う組が、組と概略直交する方向に
沿って互いにオフセットされており、隣り合うスプロケ
ット歯間でチェーンの駆動リンクを受け入れるように、
各組のスプロケット歯が隣の組のスプロケット歯から隔
てられている。動力伝達用チェーンは、駆動リンクと横
方向に隣り合いかつ駆動リンクから隔てられたガイドリ
ンクを有しており、交互に配置された駆動リンクが、チ
ェーン方向に沿った駆動リンクの各端部においてガイド
リンクと駆動リンクの間に配置されている。スプロケッ
トと噛み合う動力伝達用チェーンは、スプロケット歯の
第1の組と噛み合う駆動リンクの第1の組と、スプロケ
ット歯の第2の組と噛み合う駆動リンクの第2の組とを
位置決めしている。
【0056】請求項7の発明に係る動力伝達用チェーン
およびスプロケット組立体は、請求項6において、スプ
ロケットが平行な二組のスプロケット歯を有している。
【0057】請求項8の発明に係る動力伝達用チェーン
およびスプロケット組立体は、請求項6において、チェ
ーンが、交互に配置された駆動リンクおよびガイドリン
クを枢支可能に連結するピンをさらに有している。
【0058】請求項9の発明に係る動力伝達用チェーン
およびスプロケット組立体は、請求項6において、駆動
リンクが前面側および背面側を限定するとともに、駆動
リンクの前面側が、前面駆動スプロケットと噛み合う二
つの内向き歯を限定しており、駆動リンクの背面側が、
背面駆動スプロケットとの噛合いのために背面駆動スプ
ロケットの或る組の隣り合うスプロケット歯間に受け入
れられるように構成されたフランクを限定している。
【0059】請求項10の発明に係る動力伝達用チェー
ンおよびスプロケット組立体は、請求項6において、駆
動リンクが前面側および背面側を有するとともに、駆動
リンクの前面側が、前面駆動スプロケットとの噛合いの
ために隣り合うスプロケット歯間に受け入れられるよう
に構成されたフランクを有しており、駆動リンクの背面
側が、背面駆動スプロケットとの噛合いのために隣り合
うスプロケット歯間に受け入れられるように構成された
フランクを有している。
【0060】本発明によれば、横方向に整列したガイド
リンクを有するチェーンの不利な点と、チェーンの前面
側および背面側の双方でスプロケットと噛み合うチェー
ンの不利な点とが解消された。
【0061】本発明によるチェーンは、チェーンに沿っ
て互いにオフセットされた、つまり互い違いに配置され
たガイドリンクを有しており、横方向に互いに隣り合う
ガイドリンクを有する従来のチェーンよりも、チェーン
に沿ってより均等な剛性を有している。さらに、オフセ
ットガイドリンクを有する本発明によるチェーンおよび
スプロケットは、背面駆動のアプリケーションにおいて
弦下降運動に対する制御を行う。
【0062】本発明によるチェーンは、チェーンに沿っ
て延びる第1および第2のリンクの組を有している。各
リンクの組は無端状ループを形成している。リンクに沿
う方向がチェーン方向であり、ループ内の領域に向かう
方向が前面方向である。
【0063】ループ内の領域から離れる方向である、前
面方向と逆側の方向が背面方向である。そして、チェー
ン方向と直交しかつ前面方向および背面方向と直交する
方向が、チェーンの横方向である。
【0064】第1および第2のリンクの組は、一方の組
のリンクが他方の組の或るリンクから隣のリンクまで延
びるように、チェーン方向に沿って互いにオフセットさ
れている。各リンクの組は、リンクの組を形成するよう
にチェーン方向に沿って配置されたリンク列から構成さ
れている。
【0065】各リンク列は、ガイドリンクと、一つまた
はそれ以上の駆動リンクとを有している。各列のガイド
リンクは、他の組の駆動リンクがガイドリンクと駆動リ
ンクとの間に配置されるのを許容する距離だけ、当該列
の駆動リンクから横方向に隔てられている。
【0066】第1の組のガイドリンクは、第1の組の駆
動リンクから第1の横方向にオフセットされている。第
2の組のガイドリンクは、第1の横方向と逆方向の第2
の横方向において第2の組の駆動リンクからオフセット
されている。
【0067】第1の組のリンクの列は、第2の組のリン
クの列からチェーン方向に沿ってオフセットされてい
る。本発明によるチェーンは、チェーン長さ方向に沿っ
て交互に配置された第1および第2の組のリンク列から
構成されている。第1の組の各リンク列における駆動リ
ンクは、第2の組の隣り合う二つのリンク列においてガ
イドリンクと駆動リンクの間に配置されている。
【0068】第2の組の各リンク列における駆動リンク
は、第1の組の隣り合う二つのリンク列においてガイド
リンクと駆動リンクの間に配置されている。交互に配置
された列は、互いに枢支可能に連結されている。
【0069】本発明によれば、半径方向外方に延びる歯
を外周に有するスプロケットが、スプロケット歯に沿っ
た所望の半径方向位置において、本発明によるチェーン
の背面側を支持している。スプロケット歯は、スプロケ
ットの外周に組の状態で配置されており、隣り合う組の
歯はスプロケット外周に沿ってオフセットされている。
【0070】各組のスプロケット歯は、チェーンの駆動
リンクのほぼ長さ分の距離だけ隣のスプロケット歯から
隔てられている。或る組のチェーンリンクの隣り合う各
駆動リンク間にスプロケット歯の或る組の隣り合う歯を
配置するとともに、他の組のチェーンリンクの隣り合う
各駆動リンク間にスプロケット歯の他の組の隣り合う歯
を配置することによって、スプロケットは本発明のチェ
ーンと噛み合う。
【0071】スプロケット歯は、チェーン方向に沿った
駆動リンク端部のリンク面で駆動接触して駆動リンクと
噛み合う。本発明による動力伝達用チェーンの記述から
明らかなように、スプロケット歯の或る組がチェーンリ
ンクの或る組と噛み合い、スプロケット歯の他の組がチ
ェーンリンクの他の組と噛み合うように、スプロケット
歯の或る組がスプロケット歯の他の組に対してスプロケ
ット外周に沿ってオフセットされている。
【0072】本発明の好ましい実施態様は、第1の組の
歯および第2の組の歯を有するスプロケットを含んでい
る。各組の歯は、チェーンの駆動リンクのほぼ長さ分の
距離だけ隣の組の歯から隔てられている。スプロケット
歯の各組は、スプロケット外周に沿いつつチェーンの横
方向に互いにオフセットされている。
【0073】駆動リンクおよびガイドリンクは、ピンを
受け入れるように設計された開孔をチェーン方向の各端
部近傍に有しており、これにより、駆動リンクおよびガ
イドリンクがピンの回りに屈曲運動するようになってい
る。
【0074】本発明の一実施態様は、2枚の内向き歯を
リンク前面側に有しかつチェーン方向に沿って互いに隣
り合って配置された駆動リンクを提供している。歯は、
一般的な前面駆動スプロケットに受け入れられるように
設計されている。
【0075】駆動リンクの背面側は、該背面側が背面駆
動スプロケットの隣り合うスプロケット歯の間に受け入
れられるように設計されたフランクをチェーン方向のリ
ンク各端部に有している。
【0076】本発明の他の実施態様は、隣り合うスプロ
ケット歯の間に駆動リンクが受け入れられるように設計
されたフランクを有する前面側および背面側をチェーン
方向のリンク各端部に備えた駆動リンクを提供してい
る。駆動リンクの前面側および背面側は、実質的に同一
である。
【0077】本発明の他の目的および利点は、好ましい
実施態様の詳細とともに、図面および以下の記述から十
分に理解されるだろう。
【0078】
【発明の実施の形態】図4は、本発明の一実施態様を示
しており、この実施態様では、スプロケット10がサイ
レントチェーン20と噛み合っている。サイレントチェ
ーン20は、前面側38と背面側40を有している。
【0079】図4および図5に示すように、スプロケッ
ト10は、概略円筒形状を有しており、スプロケット外
周から半径方向外方に延びる歯12を有している。スプ
ロケット10の歯12は、チェーン20の背面側40と
噛み合っている。
【0080】チェーン20の前面側と噛み合う前面駆動
スプロケットと比較すると、スプロケット10は、前面
駆動スプロケットの半分の歯間隔(歯溝幅)を有する歯
12を形成するように、一つ置きに半分の歯を取り除い
ている。歯12の歯溝幅は、図4に示すように、リンク
24が歯12と横方向に隣り合うことができるクリアラ
ンスを提供している。
【0081】スプロケット歯12は、第1の組14およ
び第2の組16という二つの平行な組となって、スプロ
ケット10の外周に間隔を隔てて配置されている。各組
14および16は、スプロケット10の外周に沿って延
びている。第1の組14は、第1および第2の組14,
16と直交するスプロケット軸方向に沿って第2の組1
6からオフセットされている。
【0082】第1の組14の各歯12が第2の組16の
隣り合う各歯12の間に配置されるように、第1の組1
4の歯12は、第2の組16の歯12に対してスプロケ
ット10の外周に沿ってオフセットされている。同様
に、第2の組16の各歯12は、第1の組14の隣り合
う各歯12の間においてスプロケット10の外周に沿っ
て配置されている。
【0083】スプロケット外周に沿って互いにオフセッ
トされた二組の歯12を有するスプロケット10は、さ
らに多くのオフセットされた組を有するスプロケットよ
りも安価に製造できる。というのは、スプロケット10
は、ツーピース金型で成形した後、比較的簡単に機械加
工できるからである。
【0084】図6および図7にもっともよく示されるよ
うに、チェーン20は、駆動リンク24およびガイドリ
ンク22の列から構成されている。第1の組34は、リ
ンク22および24の列36から構成されている。列3
6は、チェーン方向に沿って配置されており、先行する
列36および後続の列36から間隔を隔てて配置されて
いる。
【0085】各列36は、並設された3枚の駆動リンク
24と、チェーン方向と直交しかつ前面方向および背面
方向と直交する第1の横方向において各駆動リンク24
から隔てられたガイドリンク22とを有している。第2
の組44は、チェーン方向に沿って配置されかつ先行す
る列46および後続の列46から間隔を隔てて配置され
たリンク22,24の列46から構成されている。
【0086】各列46は、並設された3枚の駆動リンク
24と、第1の横方向と逆方向の第2の横方向において
各駆動リンク24から隔てられたガイドリンク22とを
有している。
【0087】第1および第2の組34,44は、チェー
ン方向に沿って列36,46を交互に配置することによ
って、チェーン20を構成している。図6および図7に
示すように、各列36は、チェーン方向に沿ったリンク
24,22の長さよりも短い距離だけ、チェーン方向に
沿って隣の列36から隔てられている。
【0088】同様に、各列46は、チェーン方向に沿っ
たリンク24,22の長さよりも短い距離だけ、チェー
ン方向に沿って隣の列36から隔てられている。列36
および46のガイドリンク22は、隣の列の各駆動リン
ク24をガイドリンク22および駆動リンク24間に配
置できるような距離だけ、当該各列内の駆動リンク24
から隔てられている。
【0089】各列36は、チェーン方向に隣り合う二つ
の列46の各駆動リンク24が当該列36のガイドリン
ク22および駆動リンク24間に延びるように、隣り合
う二つの列46の間に配置されている。列46のガイド
リンク22は、列36のチェーン方向に沿った端部にお
いて、列36の駆動リンク24に隣接して延びている。
【0090】列46のガイドリンク22が列36のガイ
ドリンク22に対してチェーン横方向逆側に配置されて
いることにより、ガイドリンク22は、チェーン方向に
沿って隣り合う各列36,46において、チェーン20
の側面に互い違いに配置されている。
【0091】各列36,46が同じ枚数のガイドリンク
22および駆動リンク24を有していることにより、本
発明によるチェーンは、各列に異なる枚数および形式の
リンクを有するチェーンよりも、その長さ方向に沿って
さらに均一な剛性および強度を有している。
【0092】図8に示すように、チェーン20の駆動リ
ンク24は、概略平坦状のプレートである。駆動リンク
24は、チェーン方向に隔てられた開孔50を限定して
いる。サイレントチェーンのリンクとして一般的なこと
であるが、開孔50は、チェーン方向のリンク端部近傍
に配置されている。
【0093】サイレントチェーンのリンクとしてこれも
一般的なことであるが、図4および図6に示された実施
態様における駆動リンク24は、チェーン方向に沿って
互いに隣り合いかつ前面方向に延びる二つの歯52を限
定している。
【0094】各歯52は、リンク24のチェーン方向端
部において隣の歯52から離れて一部チェーン方向に沿
って延びる外側フランク57を限定している。各歯52
は、隣の歯52に向かって一部チェーン方向に沿って延
びる内側フランク54を限定している。駆動リンク24
は、歯52の各内側フランク54間においてクロッチ5
6を限定している。
【0095】クロッチ56は、各開孔50の間に配置さ
れている。駆動リンク24の背面側は、チェーン方向リ
ンク各端部に二つの背側フランク58を有している。背
側フランク58は、一部チェーン方向に沿いつつ駆動リ
ンク24から離れる側に延びている。背面60は、各フ
ランク58の間に延設されている。
【0096】ガイドリンク22は、駆動リンク24の開
孔50が隔てられたのと同じ距離だけチェーン方向に互
いに隔てられた二つの開孔62を限定する平坦状プレー
トである。一般的なことであるが、ガイドリンク22
は、前面側縁部66および背面側縁部64を有してい
る。前面側縁部66および背面側縁部64は、前面方向
および背面方向において開孔62から隔てられている。
【0097】図4に示されるように、駆動リンク24と
横方向に隣り合うガイドリンク22は、駆動リンク24
の各内側フランク54間の領域に隣接して延びている。
ガイドリンク22は、駆動リンク24の背面60の近傍
で背面側縁部64を位置決めするように、背面方向に延
びている。
【0098】図6および図7にもっともよく示されるよ
うに、駆動リンク24およびガイドリンク22は、駆動
リンク24の開孔50がガイドリンク22の開孔62と
整列するように、横方向に隣り合って配置されている。
列36,46は、各列の開孔が横方向に整列するよう
に、交互に配置されている。
【0099】ピン26は、整列した開孔50,62を挿
通するとともに、チェーン横方向の逆側端においてガイ
ドリンク22を越えて延びるように配置されている。ワ
ッシャー28は、開孔68を限定する平坦状プレートで
ある(図8参照)。ワッシャー28は、ガイドリンク2
2を越えて横方向に延びるピン26の端部に配置されて
いる。
【0100】ピン26は、たとえば圧入によって、ワッ
シャー28の端面近傍に固定されている。駆動リンク2
4の開孔50およびガイドリンク22の開孔62は、駆
動リンク24およびガイドリンク22がピン26の回り
を屈曲運動できるような大きさに形成されている。ある
いは、ロッカージョイントのような枢支連結の異なる形
態が、チェーン20の列36,46を枢支可能に連結す
るのに用いられ得る。
【0101】チェーン20は、リンク24の歯52がル
ープ内の領域に向かって延びている無端状ループを形成
している。ループの内面を形成するチェーン20の面
が、チェーン20の前面側38である。チェーン20の
前面側38と逆側に配置されかつ無端状ループ内の領域
から外方に延びる面が、チェーン20の背面側40であ
る。
【0102】図9に示すように、チェーン20の前面側
38に沿う歯52は、前面駆動のサイレントチェーンお
よびスプロケットの噛合いにおいて一般的な方法で、チ
ェーン20によって形成された無端状ループ内でスプロ
ケット74と噛み合う。
【0103】チェーン20がスプロケット74の回りに
巻き付くとき、前面駆動スプロケット74は、チェーン
20の第1の組34および第2の組44において各駆動
リンク24の歯52の間にスプロケット歯76を配置す
る。
【0104】これにより、各駆動リンク24は、チェー
ン方向に沿った各端部において歯52の間でスプロケッ
ト74の歯76と噛み合う。チェーン20の前面側38
およびスプロケット74の噛合いは、単一歯間隔と解釈
される。
【0105】図5は、スプロケット10の斜視図であ
る。各組14,16の歯12は、当該各組の隣の歯12
との間で駆動リンク24の背面側を受け入れて駆動リン
ク24の背側フランク58と噛み合うように、隣の歯1
2から隔てられている。
【0106】組14の歯12が組34の駆動リンク24
の間に延びるとともに、組16の歯12が組44の駆動
リンク24の間に延びるように、二つの組14,16の
歯12は、スプロケット10の周方向に沿って互いにオ
フセットされている。
【0107】図4は、スプロケット10の歯12と噛み
合うサイレントチェーン20の背面側40を示してい
る。第1の組14および第2の組16のスプロケット歯
12は、チェーン方向に沿って駆動リンク24の長さ分
だけ、同じ組の隣の歯から隔てられている。
【0108】第1の組14および第2の組16の歯12
は、横方向に整列していない。チェーン20の背面側4
0がスプロケット10の回りに巻き付くとき、第1の組
14の歯12が第1の組34の駆動リンク24の間に延
びるとともに、第2の組16の歯12が第2の組44の
駆動リンク24の間に延びるように、第1の組14およ
び第2の組16の歯12は、スプロケットに沿ってオフ
セットされている。スプロケット歯12の面18は、駆
動リンク24の背側フランク58と隣り合っている。
【0109】スプロケット歯12は、第1の組34およ
び第2の組44の駆動リンク24の間に互い違いに延び
ることによって、駆動リンク24のわずか半分の長さ分
の距離だけ、チェーン20の背面側40に延びている。
これにより、スプロケット10がチェーン20の背面側
40と単一歯間隔で噛み合うので、背面駆動サイレント
チェーンのアプリケーションに関連する弦下降運動が減
少する。
【0110】単一歯間隔の噛合いはまた、あるアプリケ
ーションにおいて肩部を使用することにともなう、チェ
ーンガイドのような他の構成部品の摩耗の問題や非効率
性を解消する。
【0111】本発明によるチェーンを内向き歯付サイレ
ントチェーンの背面駆動に使用することに関連してこれ
まで説明されてきたが、本発明の他の実施態様は、前面
駆動および背面駆動を含むその他のアプリケーション、
または前面駆動のみを含むその他のアプリケーションに
用いられてもよい。
【0112】各リンク列には、もっと多くの駆動リンク
が含まれていてもよい。リンク列は、図6および図7に
示されるように並設されたリンクの単一のグループでは
なく、ガイドリンクから離れるチェーン横方向におい
て、図6および図7に示された駆動リンクのグループか
ら隔てられたもう一つの駆動リンクのグループを有して
いてもよい。
【0113】その場合、交互に配置される各組は、隣り
合うリンク列の駆動リンクのグループ間に交互に配置さ
れる駆動リンクの一つまたはそれ以上のグループを含む
ことになるだろう。さらに、駆動リンクの前面側および
背面側は、実質的に同一形状でもよく、または、適切に
噛み合うその他の任意の形状でもよい。
【0114】図10は、実質的に同一の前面側および背
面側を有する駆動リンク80を含む本発明の他の実施態
様を示している。図11に示すように、駆動リンク80
は、二つの前側フランク84と隣り合う前面82を有し
ている。駆動リンク80の前面82の逆側は、背面86
である。背面86とチェーン方向端部で隣り合っている
のは、背側フランク88である。
【0115】駆動リンク80はまた、ピンのような枢支
部材を受け入れる大きさに形成された二つの開孔90を
限定している。図示された実施態様では、駆動リンク8
0の前面側および背面側は、二つの開孔90の中心を含
む線に関して対称である。
【0116】これにより、実質的に同一の前面側および
背面側を有する駆動リンク80からなるチェーンは、前
面駆動および背面駆動の双方の駆動のために、図5のス
プロケット10のような同種のスプロケットの回りに巻
き付く。
【0117】駆動リンク80は、内向き歯に典型的なク
ロッチや切欠きを有していない。切欠きを取り除くこと
は、リンクの強度および剛性を増加させ、対等荷重伝達
容量のための質量を減少させる。
【0118】図5に示されるようなオフセット歯のスプ
ロケットにこのような設計手法を用いるとともに、より
均等な剛性のチェーンを容易にするガイドリンクを交互
に配置することによって、二つ歯間隔に関連した弦下降
を生じることのない効率のよいチェーンが提供される。
【0119】本発明が関連する分野の当業者は、上述の
教示内容を考慮するとき、本発明の精神および本質的な
特徴部分から外れることなく、本発明の原理を採用する
種々の変形例やその他の実施態様を構築し得る。上述の
実施態様はあらゆる点で単なる例示としてのみみなされ
るべきものであり、限定的なものではない。
【0120】それゆえ、本発明の範囲は、上記記述内容
よりもむしろ添付の請求の範囲に示されている。したが
って、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてき
たものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の
範囲内においてではあるが、当該技術分野の当業者にと
って明らかであろう。
【0121】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、長さ方向
に沿って均一な強度および剛性を有する動力伝達用チェ
ーンを実現できる効果がある。また、本発明によれば、
スプロケットの製造コストを低減できる。さらに、本発
明によれば、弦下降運動を制御しつつ、前面側および背
面側の双方でスプロケットと噛み合う動力伝達用チェー
ンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前面駆動スプロケットおよび背面駆動スプロケ
ットと噛み合う動力伝達用チェーンの側面図である。
【図2】スプロケットと噛み合う動力伝達用チェーンの
弦下降運動を模式的に示す側面図である。
【図3】スプロケット外周に沿って隣の組と互い違いに
配置された三組の歯を有するスプロケットの斜視図であ
る。
【図4】背面駆動噛合いにおける本発明のサイレントチ
ェーンの一部およびスプロケットの側面図である。
【図5】図4のスプロケットの斜視図である。
【図6】図4の動力伝達用チェーンの斜視部分図であ
る。
【図7】図4の動力伝達用チェーンの平面部分図であ
る。
【図8】図4に示された動力伝達用チェーンの駆動リン
ク、ガイドリンクおよびワッシャーの側面図である。
【図9】スプロケットとの前面側噛合いにおいて、図4
のチェーンの側面部分図である。
【図10】本発明の他の実施態様による動力伝達用チェ
ーンの斜視部分図である。
【図11】図10に示された動力伝達用チェーンの駆動
リンクの側面図である。
【符号の説明】
10: スプロケット 12: 歯 20: サイレントチェーン 38: 前面側 40: 背面側 24: 駆動リンク 50: 開孔 54: 内側フランク 56: クロッチ 57: 外側フランク 58: 背側フランク 60: 背面 22: ガイドリンク 62: 開孔 34: 第1の組 36: 列 44: 第2の組 46: 列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500124378 Powetrain Technical Center 3800 Automati on Avenue Suite 100, Auburn Hills,Michig an 48326−1782 U.S.A (72)発明者 ジョージ・エル・マークレイ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14865 モントア・フォールズ ギャノ・ロード 2091 (72)発明者 マーク・マクドナルド・ウィグステン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14882 ランシング バック・ロード 190 Fターム(参考) 3J030 AC10 BA07 BB06 CA10 3J049 AA08 BH01 BH04 CA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力伝達用チェーンであって、 互いに並設されかつチェーン方向に隔てられた複数のリ
    ンク列からなる第1の組を備え、 第1の組のリンク列が、ガイドリンクおよび駆動リンク
    を有し、ガイドリンクが、チェーン方向と直交する第1
    の横方向において駆動リンクから隔てられており、ガイ
    ドリンクおよび駆動リンクがチェーン方向に沿って実質
    的に同じ長さを有しており、 互いに並設されかつチェーン方向に隔てられた複数のリ
    ンク列からなる第2の組を備え、 第2の組のリンク列が、ガイドリンクおよび駆動リンク
    を有し、ガイドリンクが、チェーン方向と直交しかつ第
    1の横方向と逆方向の第2の横方向において駆動リンク
    から隔てられており、ガイドリンクおよび駆動リンクが
    チェーン方向に沿って実質的に同じ長さを有しており、 第1の組のリンク列が、第2の組のリンクのチェーン方
    向に沿った長さよりも短い距離の分だけ、チェーン方向
    に沿って隔てられるとともに、 第2の組のリンク列が、第1の組のリンクのチェーン方
    向に沿った長さよりも短い距離の分だけ、チェーン方向
    に沿って隔てられており、 第2の組のリンク列が第1の組の隣り合う各リンク列の
    間に配置されるとともに、第1の組のリンク列が第2の
    組の隣り合う各リンク列の間に配置されるように、第1
    の組および第2の組がチェーン方向に沿って交互に配置
    されており、 第1の組の各リンク列の駆動リンクが、これと隣り合う
    第2の組の各リンク列の駆動リンクおよびガイドリンク
    の間に配設されるとともに、 第2の組の各リンク列の駆動リンクが、これと隣り合う
    第1の組の各リンク列の駆動リンクおよびガイドリンク
    の間に配設されており、 第1の組の各リンク列が、第1の組のリンクのチェーン
    方向端部近傍の位置において第2の組の各リンク列に枢
    支可能に連結されるとともに、 第2の組の各リンク列が、第2の組のリンクのチェーン
    方向端部近傍の位置において第1の組の各リンク列に枢
    支可能に連結されており、 第1の組において隣り合う各リンク列の駆動リンクの各
    端部間のチェーン方向に沿った分離個所が、第2の組の
    駆動リンクと隣り合うとともに、第2の組において隣り
    合う各リンク列の駆動リンクの各端部間のチェーン方向
    に沿った分離個所が、第1の組の駆動リンクと隣り合っ
    ており、ガイドリンクがチェーンの外側部に互い違いに
    配置されている、ことを特徴とする動力伝達用チェー
    ン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 各駆動リンクが、チェーン方向ならびに第1および第2
    の横方向と直交する前面方向に延びる二つの歯を有し、
    これらの歯がチェーン方向に隣り合うとともに、これら
    の歯の間にスプロケット歯を受け入れるための領域を限
    定している、ことを特徴とする動力伝達用チェーン。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 ガイドリンクが、駆動リンクの歯の間の領域に隣り合っ
    て延びている、ことを特徴とする動力伝達用チェーン。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 交互に配置された各リンク列のリンクが横方向に整列し
    た開孔を有しており、交互に配置された各リンクが、整
    列した開孔内に延びるピンによって枢支可能に連結され
    ている、ことを特徴とする動力伝達用チェーン。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 駆動リンクが歯と逆側に背面を限定するとともに、少な
    くとも部分的にチェーン方向に配向する一対の背側駆動
    フランクを背面が有しており、一方の背側駆動フランク
    が駆動リンクのチェーン方向に沿った第1の端部に配置
    され、他方の背側駆動フランクが駆動リンクのチェーン
    方向に沿いかつ第1の端部と逆側の第2の端部に配置さ
    れている、ことを特徴とする動力伝達用チェーン。
  6. 【請求項6】 動力伝達用チェーンおよびスプロケット
    組立体であって、 半径方向外方に延びるスプロケット歯を外周に有するス
    プロケットを備え、 スプロケット歯が、スプロケット外周に沿って複数の組
    の状態で配設されるとともに、隣り合う組が、組と概略
    直交する方向に沿って互いにオフセットされており、 隣り合うスプロケット歯間でチェーンの駆動リンクを受
    け入れるように、各組のスプロケット歯が隣の組のスプ
    ロケット歯から隔てられており、 交互に配置されかつ枢支可能に連結された複数の組の駆
    動リンクを有するとともに、各駆動リンクがチェーン方
    向の各端部において2枚の駆動リンクと隣り合って配置
    されている動力伝達用チェーンを備え、 チェーンが、駆動リンクと横方向に隣り合いかつ駆動リ
    ンクから隔てられたガイドリンクを有しており、交互に
    配置された駆動リンクが、チェーン方向に沿った駆動リ
    ンクの各端部においてガイドリンクと駆動リンクの間に
    配置されており、 スプロケットと噛み合うチェーンが、スプロケット歯の
    第1の組と噛み合う駆動リンクの第1の組と、スプロケ
    ット歯の第2の組と噛み合う駆動リンクの第2の組とを
    位置決めしている、ことを特徴とする動力伝達用チェー
    ンおよびスプロケット組立体。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 スプロケットが平行な二組のスプロケット歯を有してい
    る、ことを特徴とする動力伝達用チェーンおよびスプロ
    ケット組立体。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 チェーンが、交互に配置された駆動リンクおよびガイド
    リンクを枢支可能に連結するピンをさらに有している、
    ことを特徴とする動力伝達用チェーンおよびスプロケッ
    ト組立体。
  9. 【請求項9】 請求項6において、 駆動リンクが前面側および背面側を限定するとともに、
    駆動リンクの前面側が、前面駆動スプロケットと噛み合
    う二つの内向き歯を限定しており、駆動リンクの背面側
    が、背面駆動スプロケットとの噛合いのために背面駆動
    スプロケットの或る組の隣り合うスプロケット歯間に受
    け入れられるように構成されたフランクを限定してい
    る、ことを特徴とする動力伝達用チェーンおよびスプロ
    ケット組立体。
  10. 【請求項10】 請求項6において、 駆動リンクが前面側および背面側を有するとともに、駆
    動リンクの前面側が、前面駆動スプロケットとの噛合い
    のために隣り合うスプロケット歯間に受け入れられるよ
    うに構成されたフランクを有しており、駆動リンクの背
    面側が、背面駆動スプロケットとの噛合いのために隣り
    合うスプロケット歯間に受け入れられるように構成され
    たフランクを有している、ことを特徴とする動力伝達用
    チェーンおよびスプロケット組立体。
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