JPH1172144A - チェーン組立体およびチェーン・スプロケット組立体 - Google Patents
チェーン組立体およびチェーン・スプロケット組立体Info
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- JPH1172144A JPH1172144A JP10137753A JP13775398A JPH1172144A JP H1172144 A JPH1172144 A JP H1172144A JP 10137753 A JP10137753 A JP 10137753A JP 13775398 A JP13775398 A JP 13775398A JP H1172144 A JPH1172144 A JP H1172144A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G13/00—Chains
- F16G13/02—Driving-chains
- F16G13/04—Toothed chains
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G13/00—Chains
- F16G13/02—Driving-chains
- F16G13/06—Driving-chains with links connected by parallel driving-pins with or without rollers so called open links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 サイレントチェーンの優れたノイズ・振動特
性を有するとともに、高剛性および小質量といったロー
ラチェーンの利点を有するハイブリッドチェーンを提供
する。 【解決手段】 それぞれ内側リンクプレート６８，６９
および外側リンクプレート６６，６７から構成された複
数の内側リンク６４および外側リンク６２を設けるとと
もに、ピン部材７０，７２を外側リンクプレート６６，
６７に固定し、ピン部材７０，７２の回りを回転自在な
ブシュ７４，７６を内側リンクプレート６８，６９に固
定する。間隔を隔てた一対のつま先部８６，８７を有す
る成形ブシュ８０をブシュ７４，７６の回りに設ける。
性を有するとともに、高剛性および小質量といったロー
ラチェーンの利点を有するハイブリッドチェーンを提供
する。 【解決手段】 それぞれ内側リンクプレート６８，６９
および外側リンクプレート６６，６７から構成された複
数の内側リンク６４および外側リンク６２を設けるとと
もに、ピン部材７０，７２を外側リンクプレート６６，
６７に固定し、ピン部材７０，７２の回りを回転自在な
ブシュ７４，７６を内側リンクプレート６８，６９に固
定する。間隔を隔てた一対のつま先部８６，８７を有す
る成形ブシュ８０をブシュ７４，７６の回りに設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、動力伝達
用チェーンに関する。本発明は、とくにサイレントチェ
ーンやローラチェーンのような動力伝達用チェーンに適
用される。これらのチェーンは、産業用のアプリケーシ
ョンばかりでなく、エンジンタイミング用のアプリケー
ションに用いられている。
用チェーンに関する。本発明は、とくにサイレントチェ
ーンやローラチェーンのような動力伝達用チェーンに適
用される。これらのチェーンは、産業用のアプリケーシ
ョンばかりでなく、エンジンタイミング用のアプリケー
ションに用いられている。
【０００２】
【従来の技術およびその課題】従来技術の説明 自動車産業において、動力伝達用チェーンが広く用いら
れている。動力伝達用チェーンは、エンジンからトラン
スミッションへの動力伝達やトランスファケース内の動
力伝達の場合ばかりでなく、エンジンタイミング駆動装
置に用いられている。動力伝達用チェーンはまた一般産
業用にも広く用いられている。
れている。動力伝達用チェーンは、エンジンからトラン
スミッションへの動力伝達やトランスファケース内の動
力伝達の場合ばかりでなく、エンジンタイミング駆動装
置に用いられている。動力伝達用チェーンはまた一般産
業用にも広く用いられている。
【０００３】チェーンの一つの型式は「サイレントチェ
ーン」として知られている。サイレントチェーンは、一
般に、交互に配置された内向き歯付リンクの組から構成
されている。リンクの組または列は、互いに並んでまた
は隣接して配置された数枚のリンクから組み立てられて
いる。リンクは枢支手段によって連結されており、該枢
支手段は、典型的には、一対の開孔内に受け入れられた
丸ピンである。サイレントチェーンの一例は、米国特許
第 4,342,560号に見出され、該特許は、引用することに
よって本明細書の中に含まれる。
ーン」として知られている。サイレントチェーンは、一
般に、交互に配置された内向き歯付リンクの組から構成
されている。リンクの組または列は、互いに並んでまた
は隣接して配置された数枚のリンクから組み立てられて
いる。リンクは枢支手段によって連結されており、該枢
支手段は、典型的には、一対の開孔内に受け入れられた
丸ピンである。サイレントチェーンの一例は、米国特許
第 4,342,560号に見出され、該特許は、引用することに
よって本明細書の中に含まれる。
【０００４】従来のサイレントチェーンは、一般に、内
向き歯付リンクおよびガイドリンクの双方を有してい
る。ガイドリンクは、一つおきのリンクの組の最外縁部
に配置されている。ガイドリンクは、一般に、チェーン
をスプロケット上の横方向に配置するように作用し、ス
プロケットとは噛み合わない。
向き歯付リンクおよびガイドリンクの双方を有してい
る。ガイドリンクは、一つおきのリンクの組の最外縁部
に配置されている。ガイドリンクは、一般に、チェーン
をスプロケット上の横方向に配置するように作用し、ス
プロケットとは噛み合わない。
【０００５】内向き歯付リンクつまりスプロケット噛合
リンクは、チェーンおよびスプロケット間で動力の伝達
を行う。典型的な内向き歯付リンクは、一対の開孔と、
一対の垂れ下がったつま先部とを有している。各つま先
部は、内側フランク面および外側フランク面によって限
定されている。内側フランク面はクロッチ部で連結され
ている。内向き歯付リンクは、一般に、スプロケット歯
と接触してチェーン組立体およびスプロケット歯間で動
力を伝達するように、設計されている。
リンクは、チェーンおよびスプロケット間で動力の伝達
を行う。典型的な内向き歯付リンクは、一対の開孔と、
一対の垂れ下がったつま先部とを有している。各つま先
部は、内側フランク面および外側フランク面によって限
定されている。内側フランク面はクロッチ部で連結され
ている。内向き歯付リンクは、一般に、スプロケット歯
と接触してチェーン組立体およびスプロケット歯間で動
力を伝達するように、設計されている。
【０００６】内向き歯付リンクつまり駆動リンクは、そ
の内側フランク面に沿ってあるいは外側フランク面に沿
ってまたは両フランク面に沿って、スプロケット歯と接
触する。リンクおよびスプロケット歯間の接触は、動力
伝達を行う型式または付随的接触の性質を有しており、
あるいは歯元接触や側面接触を有している。
の内側フランク面に沿ってあるいは外側フランク面に沿
ってまたは両フランク面に沿って、スプロケット歯と接
触する。リンクおよびスプロケット歯間の接触は、動力
伝達を行う型式または付随的接触の性質を有しており、
あるいは歯元接触や側面接触を有している。
【０００７】従来のサイレントチェーン駆動装置は、軸
支された少なくとも二つのスプロケットの回りに巻き掛
けられた無端状サイレントチェーンから構成されてい
る。駆動スプロケットが回転すると、チェーンを通じて
動力の伝達が起こり、続いて従動スプロケットが回転す
る。エンジンタイミング駆動装置への適用においては、
駆動スプロケットがクランクシャフトに取り付けられ、
従動スプロケットがカムシャフトに取り付けられる。し
たがって、カムシャフトの回転は、チェーンを通じてク
ランクシャフトの回転により制御され左右される。エン
ジンタイミング駆動装置用のチェーンは、米国特許第
4,738,210号に示されており、該特許は、引用すること
によって本明細書の中に含まれる。
支された少なくとも二つのスプロケットの回りに巻き掛
けられた無端状サイレントチェーンから構成されてい
る。駆動スプロケットが回転すると、チェーンを通じて
動力の伝達が起こり、続いて従動スプロケットが回転す
る。エンジンタイミング駆動装置への適用においては、
駆動スプロケットがクランクシャフトに取り付けられ、
従動スプロケットがカムシャフトに取り付けられる。し
たがって、カムシャフトの回転は、チェーンを通じてク
ランクシャフトの回転により制御され左右される。エン
ジンタイミング駆動装置用のチェーンは、米国特許第
4,738,210号に示されており、該特許は、引用すること
によって本明細書の中に含まれる。
【０００８】チェーンのもう一つの型式は、「ローラチ
ェーン」として知られている。典型的なローラチェーン
は、交互に配置された内側リンクおよび外側リンクから
構成されている。「ブシュ」リンクとしても知られる内
側リンクは、間隔を隔てて配置されたリンクプレートか
ら構成されており、該リンクプレートの各端部の開孔内
にはブシュが圧入されている。「ガイド」リンクとして
も知られる外側リンクは、間隔を隔てて配置されたリン
クプレートから構成されており、該リンクプレートの各
端部の開孔内にはピンが圧入されている。外側リンクを
内側リンクに枢支可能に交互に連結するために、ブシュ
はピンの回りを自由に回転するようになっている。ブシ
ュの回りにはローラが設けられていてもよい。
ェーン」として知られている。典型的なローラチェーン
は、交互に配置された内側リンクおよび外側リンクから
構成されている。「ブシュ」リンクとしても知られる内
側リンクは、間隔を隔てて配置されたリンクプレートか
ら構成されており、該リンクプレートの各端部の開孔内
にはブシュが圧入されている。「ガイド」リンクとして
も知られる外側リンクは、間隔を隔てて配置されたリン
クプレートから構成されており、該リンクプレートの各
端部の開孔内にはピンが圧入されている。外側リンクを
内側リンクに枢支可能に交互に連結するために、ブシュ
はピンの回りを自由に回転するようになっている。ブシ
ュの回りにはローラが設けられていてもよい。
【０００９】ローラチェーンがスプロケットの回りに巻
き掛けられるとき、スプロケット歯は、チェーン幅方向
に間隔を隔てたリンクプレート間、およびチェーン長手
方向に間隔を隔てたローラ間に受け入れられる。ローラ
チェーンの例は米国特許第 4,186,617号および米国特許
第 5,226,856号の中に見出され、これらの特許は引用す
ることによって本明細書の中に含まれる。
き掛けられるとき、スプロケット歯は、チェーン幅方向
に間隔を隔てたリンクプレート間、およびチェーン長手
方向に間隔を隔てたローラ間に受け入れられる。ローラ
チェーンの例は米国特許第 4,186,617号および米国特許
第 5,226,856号の中に見出され、これらの特許は引用す
ることによって本明細書の中に含まれる。
【００１０】従来のローラチェーン駆動装置は、軸支さ
れた少なくとも二つのスプロケットの回りに巻き掛けら
れた無端状のローラチェーンから構成されている。駆動
スプロケットが回転すると、チェーンを通じて動力の伝
達が起こり、続いて従動スプロケットが回転する。エン
ジンタイミング駆動装置のアプリケーションにおいて
は、駆動スプロケットはエンジンのクランクシャフト上
に取り付けられ、従動スプロケットはカムシャフト上に
取り付けられている。したがって、カムシャフトの回転
は、チェーンを通じてクランクシャフトの回転により制
御され左右される。
れた少なくとも二つのスプロケットの回りに巻き掛けら
れた無端状のローラチェーンから構成されている。駆動
スプロケットが回転すると、チェーンを通じて動力の伝
達が起こり、続いて従動スプロケットが回転する。エン
ジンタイミング駆動装置のアプリケーションにおいて
は、駆動スプロケットはエンジンのクランクシャフト上
に取り付けられ、従動スプロケットはカムシャフト上に
取り付けられている。したがって、カムシャフトの回転
は、チェーンを通じてクランクシャフトの回転により制
御され左右される。
【００１１】ローラチェーンおよび内向き歯付チェーン
組立体に適したエンジンタイミングシステムの種々の型
式および構成は、引用することによって本明細書の中に
含まれる米国特許第 5,427,580号に示されている。
組立体に適したエンジンタイミングシステムの種々の型
式および構成は、引用することによって本明細書の中に
含まれる米国特許第 5,427,580号に示されている。
【００１２】ノイズは主としてチェーン駆動装置につき
ものである。ノイズは種々の発生源によって発生する
が、ローラチェーン駆動装置においては、ノイズは、噛
合い開始時のチェーンとスプロケットとの衝突により発
生する衝突音によって引き起こされる。衝突音の大きさ
は、とりわけ、チェーンおよびスプロケット間の衝突速
度により影響を受けるが、鋼製ローラまたはブシュと、
鋼製または焼結合金製スプロケットとの衝突による影響
が大きい。
ものである。ノイズは種々の発生源によって発生する
が、ローラチェーン駆動装置においては、ノイズは、噛
合い開始時のチェーンとスプロケットとの衝突により発
生する衝突音によって引き起こされる。衝突音の大きさ
は、とりわけ、チェーンおよびスプロケット間の衝突速
度により影響を受けるが、鋼製ローラまたはブシュと、
鋼製または焼結合金製スプロケットとの衝突による影響
が大きい。
【００１３】ローラチェーンもまた自動車用アプリケー
ションに用いられているが、ノイズの問題がそれほど重
要でないアプリケーションに通常限られている。ローラ
チェーンの特徴は、構成部品によって示される摩耗しに
くい点にある。
ションに用いられているが、ノイズの問題がそれほど重
要でないアプリケーションに通常限られている。ローラ
チェーンの特徴は、構成部品によって示される摩耗しに
くい点にある。
【００１４】ノイズおよび振動特性に関しては、サイレ
ントチェーンの方がローラチェーンよりも優れている。
しかしながら、サイレントチェーンは、一般に、質量、
コスト、ピンやリンクの摩耗、ガイドの摩耗、効率およ
びスプロケットの摩耗から生じるサイレントチェーン本
来の設計上の弱点を有している。
ントチェーンの方がローラチェーンよりも優れている。
しかしながら、サイレントチェーンは、一般に、質量、
コスト、ピンやリンクの摩耗、ガイドの摩耗、効率およ
びスプロケットの摩耗から生じるサイレントチェーン本
来の設計上の弱点を有している。
【００１５】サイレントチェーンは、一般に、ローラチ
ェーンよりも質量が大きく、したがって、製造コストが
高い。ピンおよびリンクは不規則に接触し、その結果、
不快な環境下で大きな摩耗が生じやすい不均一な接触面
がもたらされる。ピンおよびリンクの接触面と同様に、
スプロケットと噛み合うリンク面もまた不規則である。
このため、噛合時には高い接触圧が発生して、スポーリ
ングタイプの摩耗が生じることになる。
ェーンよりも質量が大きく、したがって、製造コストが
高い。ピンおよびリンクは不規則に接触し、その結果、
不快な環境下で大きな摩耗が生じやすい不均一な接触面
がもたらされる。ピンおよびリンクの接触面と同様に、
スプロケットと噛み合うリンク面もまた不規則である。
このため、噛合時には高い接触圧が発生して、スポーリ
ングタイプの摩耗が生じることになる。
【００１６】典型的なサイレントチェーンでは、リンク
プレートを交互に配置することにより、隣り合うリンク
プレート間の装着状態がきつくなっている。その結果、
ガイド摩耗面と接触するチェーン背面側に油膜を形成す
るのが難しい。このため、オイルがチェーン内部に容易
に入り込めず、接触面が潤滑されない。
プレートを交互に配置することにより、隣り合うリンク
プレート間の装着状態がきつくなっている。その結果、
ガイド摩耗面と接触するチェーン背面側に油膜を形成す
るのが難しい。このため、オイルがチェーン内部に容易
に入り込めず、接触面が潤滑されない。
【００１７】本発明の目的は、サイレントチェーンの優
れたノイズ・振動特性を有するとともに、高剛性および
小質量といったローラチェーンの利点を有するハイブリ
ッドチェーンを提供することにある。
れたノイズ・振動特性を有するとともに、高剛性および
小質量といったローラチェーンの利点を有するハイブリ
ッドチェーンを提供することにある。
【００１８】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係るチ
ェーン組立体は、交互に配置された複数の内側および外
側リンクを備え、前記各内側リンクが一対の内側リンク
プレートから構成されるとともに、前記各外側リンクが
一対の外側リンクプレートから構成されており、一対の
ピン部材が前記外側リンクプレートに固定されるととも
に、複数の第１のブシュが前記内側リンクプレートに固
定され、前記ピン部材の回りを回転自在に設けられてお
り、複数の第２のブシュが前記第１のブシュの回りに設
けられるとともに、間隔を隔てた一対のつま先部をそれ
ぞれ有していることを特徴としている。
ェーン組立体は、交互に配置された複数の内側および外
側リンクを備え、前記各内側リンクが一対の内側リンク
プレートから構成されるとともに、前記各外側リンクが
一対の外側リンクプレートから構成されており、一対の
ピン部材が前記外側リンクプレートに固定されるととも
に、複数の第１のブシュが前記内側リンクプレートに固
定され、前記ピン部材の回りを回転自在に設けられてお
り、複数の第２のブシュが前記第１のブシュの回りに設
けられるとともに、間隔を隔てた一対のつま先部をそれ
ぞれ有していることを特徴としている。
【００１９】請求項２の発明に係るチェーン組立体は、
請求項１において、前記第２のブシュがそれぞれ上縁部
を有し、前記各つま先部が前記上縁部から下方に延びて
いることを特徴としている。
請求項１において、前記第２のブシュがそれぞれ上縁部
を有し、前記各つま先部が前記上縁部から下方に延びて
いることを特徴としている。
【００２０】請求項３の発明に係るチェーン組立体は、
請求項２において、前記つま先部および上縁部により、
前記第２のブシュの内部に開孔が限定されており、前記
第１のブシュが前記開孔内に固定されていることを特徴
としている。
請求項２において、前記つま先部および上縁部により、
前記第２のブシュの内部に開孔が限定されており、前記
第１のブシュが前記開孔内に固定されていることを特徴
としている。
【００２１】請求項４の発明に係るチェーン組立体は、
請求項３において、前記各つま先部の間にクロッチ部が
形成され、前記クロッチ部が前記開孔を二つの分離され
た開孔部分に分割しており、前記第１のブシュが前記開
孔部分の一つにそれぞれ固定されていることを特徴とし
ている。
請求項３において、前記各つま先部の間にクロッチ部が
形成され、前記クロッチ部が前記開孔を二つの分離され
た開孔部分に分割しており、前記第１のブシュが前記開
孔部分の一つにそれぞれ固定されていることを特徴とし
ている。
【００２２】請求項５の発明に係るチェーン組立体は、
請求項１において、前記第２のブシュが二つの上縁部を
それぞれ有しており、前記上縁部が互いに離れて配置さ
れるとともに、下方に延びるつま先部を有していること
を特徴としている。
請求項１において、前記第２のブシュが二つの上縁部を
それぞれ有しており、前記上縁部が互いに離れて配置さ
れるとともに、下方に延びるつま先部を有していること
を特徴としている。
【００２３】請求項６の発明に係るチェーン組立体は、
請求項５において、前記つま先部および上縁部が前記第
２のブシュの開孔を限定しており、前記第１のブシュが
前記開孔内に固定されていることを特徴としている。
請求項５において、前記つま先部および上縁部が前記第
２のブシュの開孔を限定しており、前記第１のブシュが
前記開孔内に固定されていることを特徴としている。
【００２４】請求項７の発明に係るチェーン組立体は、
請求項６において、前記第１のブシュが前記開孔部分の
一つにそれぞれ固定されていることを特徴としている。
請求項６において、前記第１のブシュが前記開孔部分の
一つにそれぞれ固定されていることを特徴としている。
【００２５】請求項８の発明に係るチェーン・スプロケ
ット組立体は、チェーン組立体を有しており、前記チェ
ーン組立体が交互に配置された複数の内側リンクおよび
外側リンクを有し、前記内側リンクが一対の内側リンク
プレートから構成され、前記外側リンクが一対の外側リ
ンクプレートから構成されるとともに、前記外側リンク
プレートに一対のピン部材が固定され、複数の第１のブ
シュが前記内側リンクプレートに固定されるとともに、
前記ピン部材の回りを回転自在に設けられ、複数の第２
のブシュが前記第１のブシュの回りに設けられるととも
に、間隔を隔てた一対のつま先部をそれぞれ有してお
り、さらに、前記チェーン・スプロケット組立体は、複
数のスプロケットを有し、前記スプロケットがそれぞれ
複数の歯を有するとともに、前記スプロケットの歯が前
記第２のブシュのつま先部と接触して、動力の伝達を行
うようになっていることを特徴としている。
ット組立体は、チェーン組立体を有しており、前記チェ
ーン組立体が交互に配置された複数の内側リンクおよび
外側リンクを有し、前記内側リンクが一対の内側リンク
プレートから構成され、前記外側リンクが一対の外側リ
ンクプレートから構成されるとともに、前記外側リンク
プレートに一対のピン部材が固定され、複数の第１のブ
シュが前記内側リンクプレートに固定されるとともに、
前記ピン部材の回りを回転自在に設けられ、複数の第２
のブシュが前記第１のブシュの回りに設けられるととも
に、間隔を隔てた一対のつま先部をそれぞれ有してお
り、さらに、前記チェーン・スプロケット組立体は、複
数のスプロケットを有し、前記スプロケットがそれぞれ
複数の歯を有するとともに、前記スプロケットの歯が前
記第２のブシュのつま先部と接触して、動力の伝達を行
うようになっていることを特徴としている。
【００２６】請求項９の発明に係るチェーン・スプロケ
ット組立体は、請求項８において、前記第２のブシュが
それぞれ上縁部を有しており、前記各つま先部が前記上
縁部から下方に延びていることを特徴としている。
ット組立体は、請求項８において、前記第２のブシュが
それぞれ上縁部を有しており、前記各つま先部が前記上
縁部から下方に延びていることを特徴としている。
【００２７】請求項１０の発明に係るチェーン・スプロ
ケット組立体は、請求項９において、前記つま先部およ
び上縁部により、前記第２のブシュの内部に開孔が限定
されており、前記第１のブシュが前記開孔内に固定され
ていることを特徴としている。
ケット組立体は、請求項９において、前記つま先部およ
び上縁部により、前記第２のブシュの内部に開孔が限定
されており、前記第１のブシュが前記開孔内に固定され
ていることを特徴としている。
【００２８】請求項１１の発明に係るチェーン・スプロ
ケット組立体は、請求項１０において、前記各つま先部
の間にクロッチ部が形成され、前記クロッチ部が前記開
孔を二つの分離された開孔部分に分割しており、前記第
１のブシュが前記開孔部分の一つにそれぞれ固定されて
いることを特徴としている。
ケット組立体は、請求項１０において、前記各つま先部
の間にクロッチ部が形成され、前記クロッチ部が前記開
孔を二つの分離された開孔部分に分割しており、前記第
１のブシュが前記開孔部分の一つにそれぞれ固定されて
いることを特徴としている。
【００２９】請求項１２の発明に係るチェーン・スプロ
ケット組立体は、請求項８において、前記第２のブシュ
が二つの上縁部をそれぞれ有し、前記上縁部が互いに離
れて配置されるとともに、下方に延びるつま先部を有し
ていることを特徴としている。
ケット組立体は、請求項８において、前記第２のブシュ
が二つの上縁部をそれぞれ有し、前記上縁部が互いに離
れて配置されるとともに、下方に延びるつま先部を有し
ていることを特徴としている。
【００３０】請求項１３の発明に係るチェーン・スプロ
ケット組立体は、請求項１２において、前記つま先部お
よび上縁部により前記第２のブシュの内部に開孔が限定
されており、前記第１のブシュが前記開孔内に固定され
ていることを特徴としている。
ケット組立体は、請求項１２において、前記つま先部お
よび上縁部により前記第２のブシュの内部に開孔が限定
されており、前記第１のブシュが前記開孔内に固定され
ていることを特徴としている。
【００３１】請求項１４の発明に係るチェーン・スプロ
ケット組立体は、請求項１２において、前記各つま先部
の間にクロッチ部が形成され、前記クロッチ部が前記開
孔を二つの分離された開孔部分に分割しており、前記第
１のブシュが前記開孔部分の一つにそれぞれ固定されて
いることを特徴としている。
ケット組立体は、請求項１２において、前記各つま先部
の間にクロッチ部が形成され、前記クロッチ部が前記開
孔を二つの分離された開孔部分に分割しており、前記第
１のブシュが前記開孔部分の一つにそれぞれ固定されて
いることを特徴としている。
【００３２】本発明においては、外側リンクプレートに
ピン部材が固定されるとともに、ピン部材の回りを回転
自在な第１のブシュが内側リンクプレートに固定されて
おり、さらに、一対のつま先部を有する第２のブシュが
第１のブシュの回りに設けられている。そして、スプロ
ケットとの噛合時には、この第２のブシュの各つま先部
がスプロケット歯と接触する。これにより、サイレント
チェーンと同様の噛合特性が得られる。また、第２のブ
シュが中空部材であることから、リンクプレートを積層
してなるサイレントチェーンに比べて重量を低減でき
る。
ピン部材が固定されるとともに、ピン部材の回りを回転
自在な第１のブシュが内側リンクプレートに固定されて
おり、さらに、一対のつま先部を有する第２のブシュが
第１のブシュの回りに設けられている。そして、スプロ
ケットとの噛合時には、この第２のブシュの各つま先部
がスプロケット歯と接触する。これにより、サイレント
チェーンと同様の噛合特性が得られる。また、第２のブ
シュが中空部材であることから、リンクプレートを積層
してなるサイレントチェーンに比べて重量を低減でき
る。
【００３３】このようにして、本発明によれば、サイレ
ントチェーンの優れたノイズ・振動特性を有するととも
に、高剛性および小質量といったローラチェーンの利点
を有するハイブリッドチェーンを実現できる。
ントチェーンの優れたノイズ・振動特性を有するととも
に、高剛性および小質量といったローラチェーンの利点
を有するハイブリッドチェーンを実現できる。
【００３４】
【発明の実施の形態】発明の概要 本発明は、サイレントチェーンのリンク形状を有するブ
シュを採用することにより、サイレントチェーンの噛合
特性を備えた新規なローラチェーン組立体を提供する。
本発明によるハイブリッドチェーンは、サイレントチェ
ーンの優れたノイズ・振動特性を有するとともに、高剛
性および小質量を含むローラチェーンの利点を有してい
る。
シュを採用することにより、サイレントチェーンの噛合
特性を備えた新規なローラチェーン組立体を提供する。
本発明によるハイブリッドチェーンは、サイレントチェ
ーンの優れたノイズ・振動特性を有するとともに、高剛
性および小質量を含むローラチェーンの利点を有してい
る。
【００３５】本発明の一実施態様においては、チェーン
組立体は、交互に配置された一連の外側リンクおよび内
側リンクを有している。各外側リンクは、一対の外側リ
ンクプレートを有している。各外側リンクプレートは、
間隔を隔てた一対のピン部材に固定されており、ピン部
材を受け入れるための一対の開孔を有している。各内側
リンクは、同様に一対の内側リンクプレートを有してい
る。
組立体は、交互に配置された一連の外側リンクおよび内
側リンクを有している。各外側リンクは、一対の外側リ
ンクプレートを有している。各外側リンクプレートは、
間隔を隔てた一対のピン部材に固定されており、ピン部
材を受け入れるための一対の開孔を有している。各内側
リンクは、同様に一対の内側リンクプレートを有してい
る。
【００３６】各内側リンクプレートは、一対の丸いブシ
ュに固定されており、ブシュを受け入れるための一対の
開孔を有している。各ブシュは、各ピン部材の回りに回
転自在に設けられている。従来のローラチェーンと異な
り、本発明によるチェーンは、丸いブシュの回りに回転
自在に設けられた成形ブシュを有している。各成形ブシ
ュは、垂れ下がった一対の歯部またはつま先部を有して
おり、これらはスプロケット歯と噛み合って動力を伝達
する。
ュに固定されており、ブシュを受け入れるための一対の
開孔を有している。各ブシュは、各ピン部材の回りに回
転自在に設けられている。従来のローラチェーンと異な
り、本発明によるチェーンは、丸いブシュの回りに回転
自在に設けられた成形ブシュを有している。各成形ブシ
ュは、垂れ下がった一対の歯部またはつま先部を有して
おり、これらはスプロケット歯と噛み合って動力を伝達
する。
【００３７】一実施態様においては、本発明は、チェー
ン・スプロケット組立体を備えている。スプロケット組
立体は、チェーン組立体の成形ブシュのつま先部と噛み
合うように構成されたスプロケット歯を有している。
ン・スプロケット組立体を備えている。スプロケット組
立体は、チェーン組立体の成形ブシュのつま先部と噛み
合うように構成されたスプロケット歯を有している。
【００３８】本発明は、ローラチェーンの形態をとって
いることにより、質量に対する強度比および剛性比が高
いチェーンを提供する。本発明はまた、質量が小さいこ
とで特徴付けられるが、この小質量により高速仕様への
適応性が向上する。さらに、本発明は、従来のローラチ
ェーンよりも構成部品が少なくて済み、これにより、質
量が小さくなるとともにコストが低減する。
いることにより、質量に対する強度比および剛性比が高
いチェーンを提供する。本発明はまた、質量が小さいこ
とで特徴付けられるが、この小質量により高速仕様への
適応性が向上する。さらに、本発明は、従来のローラチ
ェーンよりも構成部品が少なくて済み、これにより、質
量が小さくなるとともにコストが低減する。
【００３９】本発明におけるチェーンおよびスプロケッ
トの噛合いは、サイレントチェーンに通常つきものの低
ノイズおよび低振動に帰着する。本発明によるチェーン
は、大きさの変化するいくつかの面ではなく、連続する
噛合面を有しているので、スプロケット歯面との接触圧
が典型的なサイレントチェーンよりも低くなる。接触時
に発生する衝突ベクトルはまた、ローラチェーンにつき
ものの衝突不良の可能性を減少させる。
トの噛合いは、サイレントチェーンに通常つきものの低
ノイズおよび低振動に帰着する。本発明によるチェーン
は、大きさの変化するいくつかの面ではなく、連続する
噛合面を有しているので、スプロケット歯面との接触圧
が典型的なサイレントチェーンよりも低くなる。接触時
に発生する衝突ベクトルはまた、ローラチェーンにつき
ものの衝突不良の可能性を減少させる。
【００４０】本発明はまた、潤滑油がチェーン内部に入
り込んでガイド面のための油膜を形成するように、チェ
ーンの背面側により大きな空間を提供する。潤滑油がチ
ェーン内部に容易に入り込めることにより、各リンクプ
レートが密着配置された典型的なサイレントチェーンよ
りも効率が向上する。
り込んでガイド面のための油膜を形成するように、チェ
ーンの背面側により大きな空間を提供する。潤滑油がチ
ェーン内部に容易に入り込めることにより、各リンクプ
レートが密着配置された典型的なサイレントチェーンよ
りも効率が向上する。
【００４１】本発明のこれらおよびその他の特徴・目的
をよく理解するためには、添付図面に関連して以下の詳
細な記述が参照されるべきである。
をよく理解するためには、添付図面に関連して以下の詳
細な記述が参照されるべきである。
【００４２】好ましい実施態様の詳細な説明 図１は、従来のローラチェーンの一部を参照数字２０で
示している。チェーン２０は、一連のリンク、ピン、ブ
シュおよびローラによって構成されている。チェーン２
０は、交互に配置された一連の外側リンク２２および内
側リンク２４を有している。外側リンク２２は、一対の
外側リンクプレート２６，２７によって構成されてい
る。内側リンク２４は、一対の内側リンクプレート２
８，２９によって構成されている。
示している。チェーン２０は、一連のリンク、ピン、ブ
シュおよびローラによって構成されている。チェーン２
０は、交互に配置された一連の外側リンク２２および内
側リンク２４を有している。外側リンク２２は、一対の
外側リンクプレート２６，２７によって構成されてい
る。内側リンク２４は、一対の内側リンクプレート２
８，２９によって構成されている。
【００４３】外側リンクプレート２６，２７は、一対の
ピン部材３０，３２に固定されている。これらのピン部
材３０，３２は、間隔を隔てて配置されるとともに、外
側リンクプレート２６，２７の開孔３１内に装着されて
いる。内側リンクプレート２８，２９は、概略円筒形状
の一対のブシュ３４，３６に固定されている。
ピン部材３０，３２に固定されている。これらのピン部
材３０，３２は、間隔を隔てて配置されるとともに、外
側リンクプレート２６，２７の開孔３１内に装着されて
いる。内側リンクプレート２８，２９は、概略円筒形状
の一対のブシュ３４，３６に固定されている。
【００４４】ブシュ３４，３６は、間隔を隔てて配置さ
れるとともに、内側リンクプレート２８，２９の開孔３
８内に装着されている。またブシュ３４，３６は、圧
入、溶接あるいはかしめ、または当該分野で知られる任
意の手段によって、内側リンクプレート２８，２９に固
定されている。
れるとともに、内側リンクプレート２８，２９の開孔３
８内に装着されている。またブシュ３４，３６は、圧
入、溶接あるいはかしめ、または当該分野で知られる任
意の手段によって、内側リンクプレート２８，２９に固
定されている。
【００４５】ブシュ３４，３６は、ピン部材３０，３２
の回りに取り付けられており、ピン部材３０，３２の回
りを自由に回転し得るようになっている。ブシュ３４，
３６がピン部材３０，３２の回りに回転できることによ
り、外側リンク２２が内側リンク２４に対して枢支可能
になっている。
の回りに取り付けられており、ピン部材３０，３２の回
りを自由に回転し得るようになっている。ブシュ３４，
３６がピン部材３０，３２の回りに回転できることによ
り、外側リンク２２が内側リンク２４に対して枢支可能
になっている。
【００４６】図１に示す従来のチェーンにおいては、ロ
ーラ３９がブシュ３４，３６の回りに設けられており、
ブシュ３４，３６の回りを自由に回転し得るようになっ
ている。ローラ３９は、概略円筒形状をしており、図示
しないスプロケット組立体のスプロケット歯と接触す
る。
ーラ３９がブシュ３４，３６の回りに設けられており、
ブシュ３４，３６の回りを自由に回転し得るようになっ
ている。ローラ３９は、概略円筒形状をしており、図示
しないスプロケット組立体のスプロケット歯と接触す
る。
【００４７】このように、図１のチェーンは、ピン部材
をブシュに挿入し、ブシュをローラに挿入することによ
って構成されている。ブシュは一対の内側リンクプレー
トに固定されており、ピンは一対の外側リンクプレート
に固定されている。内側リンクおよび外側リンクは、無
端状のチェーンを構成するように、交互に連続して配意
されている。チェーンの長さおよびリンクの正確な枚数
は、とりわけアプリケーションおよびスプロケット間の
心間距離によって決定される。
をブシュに挿入し、ブシュをローラに挿入することによ
って構成されている。ブシュは一対の内側リンクプレー
トに固定されており、ピンは一対の外側リンクプレート
に固定されている。内側リンクおよび外側リンクは、無
端状のチェーンを構成するように、交互に連続して配意
されている。チェーンの長さおよびリンクの正確な枚数
は、とりわけアプリケーションおよびスプロケット間の
心間距離によって決定される。
【００４８】図２は、従来のサイレントチェーンを参照
数字４０で示している。チェーン４０は、一連のリンク
および枢支手段によって構成されている。チェーン４０
は、交互に配置された一連のガイドリンク列４２および
内側リンク列４４を有している。ガイドリンク列４２
は、一対のガイドリンクプレート４６，４７によって構
成されている。内側リンク列４４は、一連の内側リンク
プレート４８によって構成されている。各内側リンク列
４４は、隣り合うガイドリンク列４２内の内側リンクプ
レート４８に交互に組み合わされている。
数字４０で示している。チェーン４０は、一連のリンク
および枢支手段によって構成されている。チェーン４０
は、交互に配置された一連のガイドリンク列４２および
内側リンク列４４を有している。ガイドリンク列４２
は、一対のガイドリンクプレート４６，４７によって構
成されている。内側リンク列４４は、一連の内側リンク
プレート４８によって構成されている。各内側リンク列
４４は、隣り合うガイドリンク列４２内の内側リンクプ
レート４８に交互に組み合わされている。
【００４９】ガイドリンクプレート４６，４７は、一対
の枢支部材５０に圧入されている。枢支部材５０は、ガ
イドリンクプレート４６，４７の開孔５４内に圧入する
ことによって、ガイドリンクプレート４６，４７に固定
されている。枢支部材５０は、内側リンクプレート４８
の開孔５６内に回転自在に受け入れられている。各内側
リンクプレート４８は、間隔を隔てた一対のつま先部５
８，５９によって限定されている。各つま先部５８，５
９は、図示しないスプロケット組立体のスプロケット歯
と接触して噛合する。
の枢支部材５０に圧入されている。枢支部材５０は、ガ
イドリンクプレート４６，４７の開孔５４内に圧入する
ことによって、ガイドリンクプレート４６，４７に固定
されている。枢支部材５０は、内側リンクプレート４８
の開孔５６内に回転自在に受け入れられている。各内側
リンクプレート４８は、間隔を隔てた一対のつま先部５
８，５９によって限定されている。各つま先部５８，５
９は、図示しないスプロケット組立体のスプロケット歯
と接触して噛合する。
【００５０】このように、図２のチェーンは、枢支部材
を内側リンクプレートの開孔内に挿入するとともに、該
枢支部材をガイドリンクプレートの開孔内に固定するこ
とによって、構成されている。ガイドリンクプレート
は、スプロケット上におけるチェーンの横方向の配置を
維持し、内側リンクプレートはスプロケット歯と噛み合
う。ガイドリンク列は内側リンク列と交互に組み合わさ
れており、内側リンク列は無端状のチェーンを構成する
ように互いに組み合わされている。チェーンの長さおよ
びリンク列の正確な枚数は、とりわけアプリケーション
およびスプロケット間の心間距離によって決定される。
を内側リンクプレートの開孔内に挿入するとともに、該
枢支部材をガイドリンクプレートの開孔内に固定するこ
とによって、構成されている。ガイドリンクプレート
は、スプロケット上におけるチェーンの横方向の配置を
維持し、内側リンクプレートはスプロケット歯と噛み合
う。ガイドリンク列は内側リンク列と交互に組み合わさ
れており、内側リンク列は無端状のチェーンを構成する
ように互いに組み合わされている。チェーンの長さおよ
びリンク列の正確な枚数は、とりわけアプリケーション
およびスプロケット間の心間距離によって決定される。
【００５１】一方、本発明は、サイレントチェーンが通
常具備するノイズ低減の利点を備えるとともに、ローラ
チェーンが通常具備する優れた耐摩耗性の部品を備えた
チェーン組立体を提供しようとしている。
常具備するノイズ低減の利点を備えるとともに、ローラ
チェーンが通常具備する優れた耐摩耗性の部品を備えた
チェーン組立体を提供しようとしている。
【００５２】図３は、本発明による成形ブシュの特徴を
有するチェーン組立体を参照番号６０で示している。チ
ェーン組立体６０は、一連のリンク、ピンおよびブシュ
によって構成されている。
有するチェーン組立体を参照番号６０で示している。チ
ェーン組立体６０は、一連のリンク、ピンおよびブシュ
によって構成されている。
【００５３】完全なチェーン・スプロケット組立体は、
図示されていないが、少なくとも一対のスプロケット組
立体の回りに巻き掛けられかつ無端状に連結されたチェ
ーン６０を有している。スプロケット組立体は、エンジ
ンクランクシャフトまたはエンジンカムシャフトのよう
な軸に取り付けられている。スプロケット組立体は、異
なる直径を有しており、種々の形状の異なる枚数の歯を
有している。チェーン・スプロケット組立体はまたアイ
ドラースプロケットを含み得る。
図示されていないが、少なくとも一対のスプロケット組
立体の回りに巻き掛けられかつ無端状に連結されたチェ
ーン６０を有している。スプロケット組立体は、エンジ
ンクランクシャフトまたはエンジンカムシャフトのよう
な軸に取り付けられている。スプロケット組立体は、異
なる直径を有しており、種々の形状の異なる枚数の歯を
有している。チェーン・スプロケット組立体はまたアイ
ドラースプロケットを含み得る。
【００５４】チェーン６０は、交互に配置された一連の
外側リンク６２および内側リンク６４を有している。外
側リンク６２は、一対の外側リンクプレート６６，６７
によって構成されており、内側リンク６４は、一対の内
側リンクプレート６８，６９によって構成されている。
外側リンク６２および内側リンク６４を有している。外
側リンク６２は、一対の外側リンクプレート６６，６７
によって構成されており、内側リンク６４は、一対の内
側リンクプレート６８，６９によって構成されている。
【００５５】外側リンクプレート６６，６７は、圧入に
よって、あるいは溶接、かしめまたは当該分野で知られ
る他の任意の手段によって、一対のピン部材７０，７２
に固定されている。各ピン部材７０，７２は、間隔を隔
てて配置されており、外側リンクプレート６６，６７の
開孔７８内に取り付けられている。
よって、あるいは溶接、かしめまたは当該分野で知られ
る他の任意の手段によって、一対のピン部材７０，７２
に固定されている。各ピン部材７０，７２は、間隔を隔
てて配置されており、外側リンクプレート６６，６７の
開孔７８内に取り付けられている。
【００５６】内側リンクプレート６８，６９は、圧入に
よって、あるいは溶接、かしめ、または当該分野で知ら
れる他の任意の手段によって、一対の丸いブシュ７４，
７６に固定されている。各ブシュ７４，７６は、間隔を
隔てて配置されており、内側リンクプレート６８，６９
の開孔７９内に取り付けられている。
よって、あるいは溶接、かしめ、または当該分野で知ら
れる他の任意の手段によって、一対の丸いブシュ７４，
７６に固定されている。各ブシュ７４，７６は、間隔を
隔てて配置されており、内側リンクプレート６８，６９
の開孔７９内に取り付けられている。
【００５７】ブシュ７４，７６は、ピン部材７０，７２
の回りに設けられており、自由に回転し得るようになっ
ている。このように、ブシュ７４，７６がピン部材７
０，７２の回りに回転できることにより、外側リンク６
２が内側リンク６４に対して枢支可能になっている。
の回りに設けられており、自由に回転し得るようになっ
ている。このように、ブシュ７４，７６がピン部材７
０，７２の回りに回転できることにより、外側リンク６
２が内側リンク６４に対して枢支可能になっている。
【００５８】成形ブシュ８０は、丸いブシュ７４，７６
の回りに設けられており、各ブシュ７４，７６の回りを
自由に回転し得るようになっている。また、丸いブシュ
７４，７６は、成形ブシュ８０に強固に装着されていて
もよい。
の回りに設けられており、各ブシュ７４，７６の回りを
自由に回転し得るようになっている。また、丸いブシュ
７４，７６は、成形ブシュ８０に強固に装着されていて
もよい。
【００５９】図４に示されるように、成形ブシュ８０
は、連続する上縁部８４と、一対の内向き歯つまり垂れ
下がったつま先部８６，８７とを有している。一実施態
様においては、垂れ下がったつま先部８６，８７は、成
形ブシュ８０の上縁部８４から下方に延びている。垂れ
下がったつま先部８６，８７および上縁部８４は、丸い
ブシュ７４，７６が取り付けられる開孔８２を限定して
いる。
は、連続する上縁部８４と、一対の内向き歯つまり垂れ
下がったつま先部８６，８７とを有している。一実施態
様においては、垂れ下がったつま先部８６，８７は、成
形ブシュ８０の上縁部８４から下方に延びている。垂れ
下がったつま先部８６，８７および上縁部８４は、丸い
ブシュ７４，７６が取り付けられる開孔８２を限定して
いる。
【００６０】他の実施態様においては、垂れ下がったつ
ま先部８６，８７は、それらの間にクロッチ部８８を限
定している。クロッチ部８８は、開孔８２を少なくとも
二つの開孔部分９０，９２に分割している。丸いブシュ
７４，７６は、二つの開孔部分９０，９２の一つにそれ
ぞれ回転可能に取り付けられている。
ま先部８６，８７は、それらの間にクロッチ部８８を限
定している。クロッチ部８８は、開孔８２を少なくとも
二つの開孔部分９０，９２に分割している。丸いブシュ
７４，７６は、二つの開孔部分９０，９２の一つにそれ
ぞれ回転可能に取り付けられている。
【００６１】図４はまた、内側フランク面９４および外
側フランク面９６によって限定された、垂れ下がったつ
ま先部８６，８７を示している。内側フランク面９４の
大部分はわずかに湾曲しており、外側フランク面９６の
大部分は概略曲面状になっている。他の実施態様におい
ては、内側フランク面９４および外側フランク面９６
は、曲面でも平坦面でもよく、あるいは曲面および平坦
面のどのような組合せであってもよい。
側フランク面９６によって限定された、垂れ下がったつ
ま先部８６，８７を示している。内側フランク面９４の
大部分はわずかに湾曲しており、外側フランク面９６の
大部分は概略曲面状になっている。他の実施態様におい
ては、内側フランク面９４および外側フランク面９６
は、曲面でも平坦面でもよく、あるいは曲面および平坦
面のどのような組合せであってもよい。
【００６２】図７は、本発明の他の実施態様を示してお
り、ここでは、各成形ブシュ１２０が、隙間１２５によ
って隔てられた割れ面を有する上縁部１２４を備えてい
る。
り、ここでは、各成形ブシュ１２０が、隙間１２５によ
って隔てられた割れ面を有する上縁部１２４を備えてい
る。
【００６３】図８に示すように、成形ブシュ１２０は、
一対の内向き歯または垂れ下がったつま先部１２６，１
２７を有している。垂れ下がったつま先部１２６，１２
７は、成形ブシュ１２０の割れ面付上縁部１２４から下
方に延びている。垂れ下がったつま先部１２６，１２７
は、それらの間にクロッチ部１２８を限定しており、該
クロッチ部１２８は、開孔１２２を少なくとも二つの開
孔部分１３０，１３２に分割している。
一対の内向き歯または垂れ下がったつま先部１２６，１
２７を有している。垂れ下がったつま先部１２６，１２
７は、成形ブシュ１２０の割れ面付上縁部１２４から下
方に延びている。垂れ下がったつま先部１２６，１２７
は、それらの間にクロッチ部１２８を限定しており、該
クロッチ部１２８は、開孔１２２を少なくとも二つの開
孔部分１３０，１３２に分割している。
【００６４】図９に示すように、成形ブシュ１２０は、
内側リンクプレート６８と整列しており、該内側リンク
プレート６８に固定されている。丸いブシュ１１４，１
１６は、二つの開孔部分１３０，１３２の一つにそれぞ
れ回転可能に取り付けられている。丸いブシュ１１４，
１１６はまた、成形ブシュ１２０に強固に装着されてい
てもよい。
内側リンクプレート６８と整列しており、該内側リンク
プレート６８に固定されている。丸いブシュ１１４，１
１６は、二つの開孔部分１３０，１３２の一つにそれぞ
れ回転可能に取り付けられている。丸いブシュ１１４，
１１６はまた、成形ブシュ１２０に強固に装着されてい
てもよい。
【００６５】このようにして、チェーン組立体６０が、
図５に示すように、丸いブシュ７４，７６を一対の内側
リンクプレート６８，６９に固定することによって、構
成されている。ピン部材７０，７２は、丸いブシュ７
４，７６内に挿入されており、一対の外側リンクプレー
ト６６，６７に固定されている。各ブシュ７４，７６
は、成形ブシュ８０の開孔８２内において回転可能に受
け入れられている。外側リンク６２および内側リンク６
４は、無端状のチェーンを構成するように交互に連続し
て配置されている。チェーンの長さおよびリンクの正確
な枚数は、とりわけ、アプリケーションおよびスプロケ
ット組立体の心間距離によって決定される。
図５に示すように、丸いブシュ７４，７６を一対の内側
リンクプレート６８，６９に固定することによって、構
成されている。ピン部材７０，７２は、丸いブシュ７
４，７６内に挿入されており、一対の外側リンクプレー
ト６６，６７に固定されている。各ブシュ７４，７６
は、成形ブシュ８０の開孔８２内において回転可能に受
け入れられている。外側リンク６２および内側リンク６
４は、無端状のチェーンを構成するように交互に連続し
て配置されている。チェーンの長さおよびリンクの正確
な枚数は、とりわけ、アプリケーションおよびスプロケ
ット組立体の心間距離によって決定される。
【００６６】図６は、本発明による成形ブシュを有する
チェーン６０およびスプロケット組立体１０２を備えた
サイレントチェーン・スプロケット組立体１００を示し
ている。運転時には、チェーン６０の成形ブシュ８０が
スプロケット組立体１０２のスプロケット歯１０４と接
触して噛み合う。一実施態様においては、成形ブシュ８
０が、クロッチ部８８を限定する一対の垂れ下がったつ
ま先部８６，８７を有している。成形ブシュ８０のクロ
ッチ部８８は、スプロケット組立体１０２のスプロケッ
ト歯１０４を受け入れている。
チェーン６０およびスプロケット組立体１０２を備えた
サイレントチェーン・スプロケット組立体１００を示し
ている。運転時には、チェーン６０の成形ブシュ８０が
スプロケット組立体１０２のスプロケット歯１０４と接
触して噛み合う。一実施態様においては、成形ブシュ８
０が、クロッチ部８８を限定する一対の垂れ下がったつ
ま先部８６，８７を有している。成形ブシュ８０のクロ
ッチ部８８は、スプロケット組立体１０２のスプロケッ
ト歯１０４を受け入れている。
【００６７】本発明が関連する技術分野の当業者は、と
くに上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神ある
いは本質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を
採用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得
る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としての
みみなされるべきものであり、限定的なものではない。
くに上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神ある
いは本質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を
採用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得
る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としての
みみなされるべきものであり、限定的なものではない。
【００６８】それゆえ、本発明の範囲は、上記記述内容
よりもむしろ添付の請求の範囲に示されている。したが
って、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてき
たものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の
範囲内においてではあるが、当該分野の当業者にとって
明らかであろう。
よりもむしろ添付の請求の範囲に示されている。したが
って、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてき
たものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の
範囲内においてではあるが、当該分野の当業者にとって
明らかであろう。
【００６９】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
サイレントチェーンの優れたノイズ・振動特性を有する
とともに、高剛性および小質量といったローラチェーン
の利点を有するハイブリッドチェーンを実現できる効果
がある。
サイレントチェーンの優れたノイズ・振動特性を有する
とともに、高剛性および小質量といったローラチェーン
の利点を有するハイブリッドチェーンを実現できる効果
がある。
【図１】一部分解組立図で示す従来のローラチェーンの
斜視図である。
斜視図である。
【図２】一部分解組立図で示す従来のサイレントチェー
ンの斜視図である。
ンの斜視図である。
【図３】一部分解組立図で示す、本発明による成形ブシ
ュを備えたサイレントチェーンの斜視図である。
ュを備えたサイレントチェーンの斜視図である。
【図４】本発明の一実施態様による成形ブシュの斜視図
である。
である。
【図５】図３の５−５線に沿った平面断面図である。
【図６】本発明による成形ブシュを備えたチェーンの一
部をスプロケットとともに示す側面図である。
部をスプロケットとともに示す側面図である。
【図７】本発明の一実施態様による成形ブシュの斜視図
である。
である。
【図８】本発明の一実施態様による成形ブシュの正面図
である。
である。
【図９】本発明の一実施態様による成形ブシュおよび内
側リンクプレートの側面断面図である。
側リンクプレートの側面断面図である。
６０ チェーン（組立体） ６２ 外側リンク ６６，６７ 外側リンクプレート ６４ 内側リンク ６８，６９ 内側リンクプレート ７０，７２ ピン部材 ７４，７６ （第１の）ブシュ ８０ 成形ブシュ（第２のブシュ） ８６，８７ つま先部
Claims (14)
- 【請求項１】 チェーン組立体において、 交互に配置された複数の内側および外側リンクを備え、
前記各内側リンクが一対の内側リンクプレートから構成
されるとともに、前記各外側リンクが一対の外側リンク
プレートから構成され、 一対のピン部材が前記外側リンクプレートに固定されて
おり、 複数の第１のブシュが前記内側リンクプレートに固定さ
れるとともに、前記ピン部材の回りを回転自在に設けら
れ、 複数の第２のブシュが前記第１のブシュの回りに設けら
れるとともに、間隔を隔てた一対のつま先部をそれぞれ
有している、ことを特徴とするチェーン組立体。 - 【請求項２】 請求項１記載のチェーン組立体におい
て、 前記第２のブシュがそれぞれ上縁部を有し、 前記各つま先部が前記上縁部から下方に延びている、こ
とを特徴とするチェーン組立体。 - 【請求項３】 請求項２記載のチェーン組立体におい
て、 前記つま先部および上縁部により、前記第２のブシュの
内部に開孔が限定されており、 前記第１のブシュが前記開孔内に固定されている、こと
を特徴とするチェーン組立体。 - 【請求項４】 請求項３記載のチェーン組立体におい
て、 前記各つま先部の間にクロッチ部が形成され、前記クロ
ッチ部が前記開孔を二つの分離された開孔部分に分割し
ており、 前記第１のブシュが前記開孔部分の一つにそれぞれ固定
されている、ことを特徴とするチェーン組立体。 - 【請求項５】 請求項１記載のチェーン組立体におい
て、 前記第２のブシュが二つの上縁部をそれぞれ有してお
り、前記上縁部が互いに離れて配置されるとともに、下
方に延びるつま先部を有している、ことを特徴とするチ
ェーン組立体。 - 【請求項６】 請求項５記載のチェーン組立体におい
て、 前記つま先部および上縁部が前記第２のブシュの開孔を
限定しており、前記第１のブシュが前記開孔内に固定さ
れている、ことを特徴とするチェーン組立体。 - 【請求項７】 請求項６記載のチェーン組立体におい
て、 前記第１のブシュが前記開孔部分の一つにそれぞれ固定
されている、ことを特徴とするチェーン組立体。 - 【請求項８】 チェーン・スプロケット組立体であっ
て、 チェーン組立体を有し、前記チェーン組立体が交互に配
置された複数の内側リンクおよび外側リンクを有し、前
記内側リンクが一対の内側リンクプレートから構成さ
れ、前記外側リンクが一対の外側リンクプレートから構
成されるとともに、 前記外側リンクプレートに一対のピン部材が固定され、 複数の第１のブシュが前記内側リンクプレートに固定さ
れるとともに、前記ピン部材の回りを回転自在に設けら
れ、 複数の第２のブシュが前記第１のブシュの回りに設けら
れるとともに、間隔を隔てた一対のつま先部をそれぞれ
有しており、 複数のスプロケットを有し、前記スプロケットがそれぞ
れ複数の歯を有するとともに、前記スプロケットの歯が
前記第２のブシュのつま先部と接触して、動力の伝達を
行うようになっている、ことを特徴とするチェーン・ス
プロケット組立体。 - 【請求項９】 請求項８記載のチェーン・スプロケット
組立体において、 前記第２のブシュがそれぞれ上縁部を有しており、 前記各つま先部が前記上縁部から下方に延びている、こ
とを特徴とするチェーン・スプロケット組立体。 - 【請求項１０】 請求項９記載のチェーン・スプロケッ
ト組立体において、 前記つま先部および上縁部により、前記第２のブシュの
内部に開孔が限定されており、 前記第１のブシュが前記開孔内に固定されている、こと
を特徴とするチェーン・スプロケット組立体。 - 【請求項１１】 請求項１０記載のチェーン・スプロケ
ット組立体において、 前記各つま先部の間にクロッチ部が形成され、前記クロ
ッチ部が前記開孔を二つの分離された開孔部分に分割し
ており、 前記第１のブシュが前記開孔部分の一つにそれぞれ固定
されている、ことを特徴とするチェーン・スプロケット
組立体。 - 【請求項１２】 請求項８記載のチェーン・スプロケッ
ト組立体において、 前記第２のブシュが二つの上縁部をそれぞれ有し、前記
上縁部が互いに離れて配置されるとともに、下方に延び
るつま先部を有している、ことを特徴とするチェーン・
スプロケット組立体。 - 【請求項１３】 請求項１２記載のチェーン・スプロケ
ット組立体において、 前記つま先部および上縁部により前記第２のブシュの内
部に開孔が限定されており、 前記第１のブシュが前記開孔内に固定されている、こと
を特徴とするチェーン・スプロケット組立体。 - 【請求項１４】 請求項１２記載のチェーン・スプロケ
ット組立体において、 前記各つま先部の間にクロッチ部が形成され、前記クロ
ッチ部が前記開孔を二つの分離された開孔部分に分割し
ており、前記第１のブシュが前記開孔部分の一つにそれ
ぞれ固定されている、ことを特徴とするチェーン・スプ
ロケット組立体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/853,835 | 1997-05-09 | ||
| US08/853,835 US5800301A (en) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | Chain assembly using formed bushings with inverted teeth |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1172144A true JPH1172144A (ja) | 1999-03-16 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10137753A Pending JPH1172144A (ja) | 1997-05-09 | 1998-04-30 | チェーン組立体およびチェーン・スプロケット組立体 |
Country Status (4)
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| US (1) | US5800301A (ja) |
| EP (1) | EP0877178B1 (ja) |
| JP (1) | JPH1172144A (ja) |
| DE (1) | DE69818902T2 (ja) |
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